JP3460354B2 - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御装置

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JP3460354B2
JP3460354B2 JP01324695A JP1324695A JP3460354B2 JP 3460354 B2 JP3460354 B2 JP 3460354B2 JP 01324695 A JP01324695 A JP 01324695A JP 1324695 A JP1324695 A JP 1324695A JP 3460354 B2 JP3460354 B2 JP 3460354B2
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純 長谷川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の空燃比制御
装置に関するもので、特に、触媒の上流側に排気ガスの
空燃比を検出するセンサを設けて空燃比フィードバック
制御を行う内燃機関の空燃比制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の空燃比制御装置に関連
する先行技術文献としては、特開平6−74072号公
報にて開示されたものが知られている。このものでは、
三元触媒の有害成分の吸着量を考慮した上での空燃比制
御を実行し、常に所定の吸着能力を確保し、排気ガスの
浄化作用を向上させる技術が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内燃機関の
運転状態による吸入空気量の相違により、単位時間当た
りの三元触媒を流れるガス量は異なるため、三元触媒が
吸着成分を吸着し過ぎまたは吸着不十分な状態が生じ、
エミッションの悪化を呈するという不具合があった。
【0004】そこで、この発明は、かかる不具合を解決
するためになされたもので、内燃機関の運転状態に対応
して三元触媒の吸着し過ぎまたは吸着不十分な状態を防
止し三元触媒を素早く中立状態に戻すことで空燃比変化
に対応可能な内燃機関の空燃比制御装置の提供を課題と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる内燃機
関の空燃比制御装置は、図15にその概念を示すよう
に、内燃機関の排気経路の触媒の下流側に設けられ、前
記触媒を通過した排気ガスの空燃比を検出する下流側空
燃比検出手段G1と、前記下流側空燃比検出手段G1で
検出された空燃比と予め設定された許容値とを比較判定
する比較判定手段G2と、前記比較判定手段G2で前記
空燃比が前記許容値を越えたと判定されたときには、前
記空燃比の変動方向の反対側に目標空燃比に対する所定
量を設定する目標空燃比設定手段G3と、前記目標空燃
比設定手段G3で設定された前記所定量に基づき、燃料
噴射弁の噴射量を調整する噴射量調整手段G4とを具備
し、前記目標空燃比設定手段G3における前記所定量
は、内燃機関の吸入空気量に基づいて設定されるもので
ある。
【0006】請求項2にかかる内燃機関の空燃比制御装
置は、請求項1の前記目標空燃比設定手段における前記
所定量を、予め記憶されたマップに基づいて設定するも
のである。
【0007】請求項3にかかる内燃機関の空燃比制御装
置は、請求項1または請求項2の前記目標空燃比設定手
段G3における前記所定量を、前記目標空燃比を前記空
燃比の変動方向の反対側に補正するパージ率と、前記目
標空燃比を前記空燃比の変動方向の反対側に補正するパ
ージ時間とからなり、前記パージ時間だけ前記目標空燃
比を前記パージ率で補正するものである。
【0008】請求項4にかかる内燃機関の空燃比制御装
置は、排気ガスの空燃比が目標空燃比となるように燃料
噴射量を制御するものにおいて、前記内燃機関の排気経
路の触媒の下流側に設けられ、前記触媒を通過した排気
ガスの空燃比を検出する下流側空燃比検出手段と、前記
触媒の有害成分の吸着量が増大しているか否かを判定
るために、前記下流側空燃比検出手段で検出された空燃
比と予め設定された許容値とを比較判定する比較判定手
段と、前記比較判定手段で前記空燃比が前記許容値を越
えたと判定されたとき、前記触媒の有害成分の吸着量が
中立状態となるように、前記空燃比の変動方向の反対側
に前記目標空燃比に対する所定量を設定し、該所定量に
基づいて前記目標空燃比を設定する目標空燃比設定手段
と、前記目標空燃比設定手段で設定された前記目標空燃
比に基づき、燃料噴射弁の噴射量を調整する噴射量調整
手段とを具備し、前記目標空燃比設定手段における前記
所定量は、前記内燃機関の吸入空気量に基づいて設定さ
れるものである。
【0009】
【作用】請求項1の内燃機関の空燃比制御装置において
は、比較判定手段にて下流側空燃比検出手段で検出され
た内燃機関の排気経路の下流側に設けられた触媒を通過
した排気ガスの空燃比と予め設定された許容値とが比較
判定され、空燃比が許容値を越えたと判定されたときに
は、その空燃比の変動方向の反対側に目標空燃比設定手
段で目標空燃比に対する所定量が内燃機関の吸入空気量
に基づいて触媒を中立状態に戻す分の見込量として設定
され、その設定された所定量に基づき、噴射量調整手段
で燃料噴射弁の噴射量が調整され、間接的に触媒の上流
側の空燃比が操作されることとなる。
【0010】請求項2の内燃機関の空燃比制御装置の目
標空燃比設定手段では、請求項1の作用に加えて、所定
量が予め記憶されたマップにて設定されるため、触媒の
実際の有害成分の吸着量等を逐次算出する必要がなくな
る。
【0011】請求項3の内燃機関の空燃比制御装置の目
標空燃比設定手段では、請求項1または請求項2の作用
に加えて、所定量が目標空燃比を空燃比の変動方向の反
対側に補正するパージ時間だけ目標空燃比を空燃比の変
動方向の反対側に補正するパージ率で補正されるため、
過渡的な運転状態のような短時間の変化にも過補正とな
ることなく適切に対応されることとなる。
【0012】請求項4の内燃機関の空燃比制御装置にお
いては、排気ガスの空燃比が目標空燃比となるよう燃料
噴射量を制御するものであって、比較判定手段にて触媒
の有害成分の吸着量が増大しているか否かを判定するた
め、下流側空燃比検出手段で検出された内燃機関の排気
経路の下流側に設けられた触媒を通過した排気ガスの空
燃比と予め設定された許容値とが比較判定され、空燃比
が許容値を越えたと判定されたときには、触媒の有害成
分の吸着量が中立状態となるように、その空燃比の変動
方向の反対側に目標空燃比設定手段で目標空燃比に対す
る所定量に基づいて目標空燃比が設定され、その設定さ
れた目標空燃比に基づき、噴射量調整手段で燃料噴射弁
の噴射量が調整され、間接的に触媒の上流側の空燃比が
操作されることとなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。
【0014】〈第1実施例〉 図1は本発明の第1実施例にかかる内燃機関の空燃比制
御装置を用いた内燃機関及びその周辺機器を示す概略構
成図である。
【0015】図1において、内燃機関1は4気筒4サイ
クルの火花点火式として構成され、その吸入空気は上流
側からエアクリーナ2、吸気管3、スロットルバルブ
4、サージタンク5及びインテークマニホルド6を通過
して、インテークマニホルド6内で各燃料噴射弁7から
噴射された燃料と混合され、所定空燃比の混合気として
各気筒に分配供給される。また、内燃機関1の各気筒に
設けられた点火プラグ8には、点火回路9から供給され
る高電圧がディストリビュータ10にて分配供給され、
各気筒の混合気を所定タイミングで点火する。そして、
燃焼後の排気ガスはエキゾーストマニホルド11及び排
気管12を通過し、排気管12内に設けられた三元触媒
13にて有害成分(CO,HC,NOx 等)が浄化され
て大気中に排出される。
【0016】吸気管3には吸気温センサ21と吸気圧セ
ンサ22とが設けられ、吸気温センサ21は吸入空気の
温度Tam、吸気圧センサ22はスロットルバルブ4の下
流側の吸気圧Pm をそれぞれ検出する。スロットルバル
ブ4にはスロットル開度THを検出するスロットルセン
サ23が設けられ、このスロットルセンサ23はスロッ
トル開度THに応じたアナログ信号と共に、スロットル
バルブ4がほぼ全閉であることを検出する図示しないア
イドルスイッチからのオン/オフ信号を出力する。ま
た、内燃機関1のシリンダブロックには水温センサ24
が設けられ、この水温センサ24は内燃機関1内の冷却
水温Thwを検出する。ディストリビュータ10には内燃
機関1の機関回転数Ne を検出する回転角センサ25が
設けられ、この回転角センサ25は内燃機関1の2回
転、即ち、720°CA(クランクアングル)毎にパル
ス信号を24回出力する。更に、排気管12の三元触媒
13の上流側には、内燃機関1から排出される排気ガス
の空燃比λに応じたリニアな空燃比信号VOX1を出力
する上流側O2 センサ26が設けられ、三元触媒13の
下流側には、排気ガスの空燃比λが理論空燃比λ=1に
対してリッチかリーンかに応じた電圧VOX2を出力す
る下流側O2 センサ27が設けられている。
【0017】内燃機関1の運転状態を制御するECU
(Electronic Control Unit:電子制御装置)31は、C
PU32、ROM33、RAM34、バックアップRA
M35等を中心に論理演算回路として構成され、各セン
サの検出信号を入力する入力ポート36及び各アクチュ
エータに制御信号を出力する出力ポート37等に対しバ
ス38を介して接続されている。そして、ECU31は
入力ポート36を介して各センサから吸気温Tam、吸気
圧Pm 、スロットル開度TH、冷却水温Thw、機関回転
数Ne 、空燃比信号VOX1、出力電圧VOX2等を入
力し、それらの各値に基づいて燃料噴射量TAU及び点
火時期Ig を算出し、出力ポート37を介して燃料噴射
弁7及び点火回路9にそれぞれ制御信号を出力する。
【0018】以下、これら制御のうちの燃料噴射量TA
Uに関わる空燃比制御について説明する。
【0019】ECU31は空燃比制御を実行するために
次の手法で設計されている。なお、以下の設計手法は特
開昭64−110853号公報に開示されている。
【0020】制御対象のモデリング 本実施例では内燃機関1の空燃比λを制御するシステム
のモデルに、むだ時間P=3を持つ次数1の自己回帰移
動平均モデルを用い、更に外乱dを考慮して近似してい
る。
【0021】まず、自己回帰移動平均モデルを用いた空
燃比λを制御するシステムのモデルは、
【0022】
【数1】 で近似できる。ここで、λは空燃比、FAFは空燃比補
正係数、a,bは定数、kは最初のサンプリング開始か
らの制御回数を示す変数である。更に、外乱dを考慮す
ると制御システムのモデルは、
【0023】
【数2】 と近似できる。
【0024】このようにして近似されたモデルに対し、
ステップ応答を用いて回転同期(360°CA)サンプ
リングで離散化して定数a,bを定めること、即ち、空
燃比λを制御する系の伝達関数Gを求めることは容易で
ある。
【0025】状態変数量Xの表示方法 上式(2)を状態変数量X(k)=〔X1(k) 、X2
(k) 、X3(k) 、X4(k) 〕T を用いて書き直すと、
【0026】
【数3】 を得る。
【0027】
【数4】 となる。
【0028】レギュレータの設計 次にレギュレータを設計すると、最適フィードバックゲ
インK=〔K1 、K2、K3 、K4 〕と状態変数量XT
(k)=〔λ(k)、FAF(k−3)、FAF(k−
2)、FAF(k−1)〕とを用いて
【0029】
【数5】 となる。更に、誤差を吸収させるための積分項Z1(k)
を加え、
【0030】
【数6】 として、空燃比λ、補正係数FAFを求めることができ
る。
【0031】なお、積分項Z1(k) は目標空燃比λTGと
実際の空燃比λ(k)との偏差と積分定数Kaとから決
まる値であって、次式により求められる。
【0032】
【数7】
【0033】図2は、前述のようにモデルを設計した空
燃比λを制御するシステムのブロック図である。
【0034】図2において、空燃比補正係数FAF
(k)をFAF(k−1)から導くためにZ-1 変換を
用いて表示したが、これは過去の空燃比補正係数FAF
(k−1)をRAM34に記憶しておき、次の制御タイ
ミングで読出して用いている。また、図2において一点
鎖線でかこまれたブロックP1が空燃比λ(k)を目標
空燃比λTGにフィードバック制御している状態において
状態変数量X(k)を定める部分、ブロックP2が積分
項Z1(k) を求める部分(累積部)及びブロックP3が
ブロックP1で定められた状態変数量X(k)とブロッ
クP2で求められた積分項Z1(k) とから今回の空燃比
補正係数FAF(k)を演算する部分である。
【0035】最適フィードバックゲインK及び積分定
数Kaの決定 最適フィードバックゲインK及び積分定数Kaは、例え
ば、次式で示される評価関数Jを最小とすることで設定
できる。
【0036】
【数8】
【0037】ここで、評価関数Jとは空燃比補正係数F
AF(k)の動きを制約しつつ、空燃比λ(k)と目標
空燃比λTGとの偏差を最小にしようと意図したものであ
り、空燃比補正係数FAF(k)に対する制約の重み付
けは、重みのパラメータQ,Rの値によって変更するこ
とができる。したがって、重みパラメータQ,Rの値を
種々換えて最適な制御特性が得られるまでシュミレーシ
ョンを繰り返し、最適フィードバックゲインK及び積分
定数Kaを定めればよい。
【0038】更に、最適フィードバックゲインK及び積
分定数Kaはモデル定数a,bに依存している。よっ
て、実際の空燃比λを制御する系の変動(パラメータ変
動)に対するシステムの安定性(ロバスト性)を保証す
るためには、モデル定数a,bの変動分を見込んで最適
フィードバックゲインK及び積分定数Kaを設計する必
要がある。よって、シュミレーションはモデル定数a,
bの現実に生じ得る変動を加味して行い、安定性を満足
する最適フィードバックゲインK及び積分定数Kaを定
める。
【0039】上述したように、制御対象のモデリン
グ、状態変数量の表示方法、レギュレータの設計、
最適フィードバックゲイン及び積分定数の決定につい
て説明したが、これらは予め決定されており、ECU3
1ではその結果、即ち、上式(6),(7)のみを用い
て制御を行う。
【0040】次に、上記のように構成された本実施例の
内燃機関の空燃比制御装置の動作を説明する。
【0041】〈燃料噴射量TAU算出ルーチン:図3参
照〉 図3は本発明の第1実施例にかかる内燃機関の空燃比制
御装置で使用されているCPU32の燃料噴射量算出ル
ーチンを示すフローチャートである。なお、この燃料噴
射量算出ルーチンは内燃機関1の回転に同期して360
°CA毎に実行される。
【0042】まず、ステップS101で、吸気圧Pm 、
機関回転数Ne 等に基づいて基本燃料噴射量TP が算出
される。次にステップS102に移行して、空燃比λの
フィードバック条件が成立しているかが判定される。こ
こで、周知のようにフィードバック条件とは、冷却水温
Thwが所定値以上で、且つ高回転・高負荷状態でないと
きに成立する。ステップS102で空燃比λのフィード
バック条件が成立するときには、ステップS103に移
行し、目標空燃比λTGが設定される(詳細は後述)。次
にステップS104に移行して、空燃比λを目標空燃比
λTGとすべく空燃比補正係数FAFが設定されたのち、
ステップS105に移行する。即ち、ステップS104
では目標空燃比λTGと上流側O2 センサ26で検出され
た空燃比λ(K) に応じて、上式(6),(7)により空
燃比補正係数FAFが算出される。一方、ステップS1
02で、空燃比λのフィードバック条件が成立しないと
きには、ステップS106に移行し、空燃比補正係数F
AFが1.0に設定され、ステップS105に移行す
る。ステップS105では、次式のように、基本燃料噴
射量TP 、空燃比補正係数FAF及び他の補正係数FA
LLから燃料噴射量TAUが設定され、本ルーチンを終
了する。
【0043】TAU=TP ×FAF×FALL このようにして設定された燃料噴射量TAUに基づく制
御信号が燃料噴射弁7に出力されて開弁時間、つまり実
際の燃料噴射量が制御され、その結果、混合気が目標空
燃比λTGに調整される。
【0044】〈パージ制御ルーチン:図4、図5、図6
及び図7参照〉 図4は本発明の第1実施例にかかる内燃機関の空燃比制
御装置で使用されているCPU32の定常運転時のパー
ジ制御ルーチンを示すフローチャート、図5は本発明の
第1実施例にかかる内燃機関の空燃比制御装置の定常運
転時に適したパージ制御処理における三元触媒13の有
害成分の吸着量OST、三元触媒13の下流側に設けられ
た下流側O2 センサ27の出力電圧VOX2及び目標空
燃比λTGを示すタイムチャートである。
【0045】ステップS201では、特開平6−740
72号公報にて開示されているような別のルーチンで予
め算出された三元触媒13の総吸着量OSTの極性が正か
負かが判定される。つまり、このパージ制御の実行時に
は、空燃比λの乱れにより三元触媒13の有害成分の吸
着量が増大しており、その有害成分がリーン側またはリ
ッチ側のいずれの乱れによるものかを判定しているので
ある。
【0046】今、仮に図5に示すように、O2 (酸素)
濃度を基準として算出された三元触媒13の総吸着量O
STの極性が+(正)、つまりリーンであると判定される
と、ステップS202に移行し、下流側O2 センサ27
の出力電圧VOX2が予め設定されたリッチ側許容量V
RL以上であるかが判定される。ステップS202の判定
条件が成立せず、出力電圧VOX2がリッチ側許容値V
RL未満のときにはステップS203に移行する。ステッ
プS203では、図6に示すマップより吸気圧Pm 及び
機関回転数Ne から算出される吸入空気量QA に対する
パージ時間ΔPT (リッチ側パージ率ΔλR を固定した
とき)または図7に示すマップより吸気圧Pm 及び機関
回転数Ne から算出される吸入空気量QA に対するリッ
チ側パージ率ΔλR (パージ時間ΔPT を固定したと
き)が決定される。次にステップS204に移行して、
目標空燃比λTG←λTG−ΔλR とされ、目標空燃比λTG
は大きくΔλR 分だけリッチ側に補正され、それに伴い
上流側O2 センサ26にて検出される実際の空燃比λ
(i) も次第にリッチ側に修正される。ここで、ステップ
S202の判定条件が成立するときには、何もせずに本
ルーチンを終了する。
【0047】一方、ステップS201で、O2 (酸素)
濃度を基準として算出された三元触媒13の総吸着量O
STの極性が−(負)、つまりリッチであると判定される
と、ステップS205に移行し、下流側O2 センサ27
の出力電圧VOX2が予め設定されたリーン側許容量V
LL未満であるかが判定される。ステップS202の判定
条件が成立せず、出力電圧VOX2がリーン側許容値V
LL以上のときには、ステップS206に移行する。ステ
ップS206では、図6に示すマップより吸気圧Pm 及
び機関回転数Ne から算出される吸入空気量QA に対す
るパージ時間ΔPT (リーン側パージ率ΔλL を固定し
たとき)または図7に示すマップより吸気圧Pm 及び機
関回転数Ne から算出される吸入空気量QA に対するリ
ーン側パージ率ΔλL (パージ時間ΔPT を固定したと
き)が決定される。次にステップS207に移行して、
目標空燃比λTG←λTG+ΔλL とされ、目標空燃比λTG
は大きくΔλL 分だけリーン側に補正され、それに伴い
上流側O2 センサ26にて検出される実際の空燃比λ
(i) も次第にリーン側に修正される。ここで、ステップ
S205の判定条件が成立するときには、何もせずに本
ルーチンを終了する。
【0048】そして、ステップS204またはステップ
S207の処理ののち、ステップS208に移行し、パ
ージ時間ΔPT が経過しているかが判定される。ステッ
プS208で、パージ時間ΔPT が経過していないとき
にはステップS209に移行し、下流側O2 センサ27
の出力電圧VOX2がVLL<VOX2≦VRLであるかが
判定される。ステップS209の判定条件が成立しない
ときには、ステップS208に戻って同様の処理が繰返
される。そして、ステップS208またはステップS2
09の判定条件が成立すると、ステップS210に移行
し、補正前の空燃比λがリッチであることを示す吸着量
リッチフラグXOSTR=1にセットされているかが判
定される。ステップS210の判定条件が成立せず、補
正前の空燃比λがリーンであるときにはステップS21
1に移行し、目標空燃比λTG←λTG+ΔλR とされ、目
標空燃比λTGが補正前の値に戻され、本ルーチンを終了
する。一方、ステップS210の判定条件が成立し、補
正前の空燃比λがリッチであるときにはステップS21
2に移行し、目標空燃比λTG←λTG−ΔλL とされ、目
標空燃比λTGが補正前の値に戻され、本ルーチンを終了
する。
【0049】上述したように、定常運転時では、図4の
フローチャートに基づいて図5にタイムチャートに示す
ように、所定のパージ率ΔλR,ΔλL または所定のパー
ジ時間ΔPT にて目標空燃比λTGを補正している。ここ
で、吸気圧Pm または機関回転数Ne 等の変化量から過
渡運転時であると判定されたときには、図8に示すよう
な目標空燃比λTGに対する補正処理を実行することが好
ましい。即ち、図7のマップに基づいて決定された吸入
空気量QA に対するリッチ側パージ率ΔλR またはリー
ン側パージ率ΔλL (パージ時間ΔPT を固定したと
き)で、図6のマップに基づいて決定された吸入空気量
QA に対するパージ時間ΔPT (リーン側パージ率Δλ
L を固定したとき)を所定時間毎に区切り、目標空燃比
λTGをパルス的に補正することで、過渡的な運転状態の
ような短時間の変化にも過補正となることなく適切に対
応することができる。
【0050】更に、図9(a)に示すフローチャートを
実行することで、パージ制御処理時に空燃比または運転
状態が変化した場合にも対処することができる。つま
り、ステップS301で、上流側O2 センサ26にて検
出された空燃比λ(i) が予め設定されたリッチ側許容値
λRLとリーン側許容値λLLとの範囲内に収束しているか
が判定される(λRL<λ(i) <λLL)。ステップS30
1の判定条件が成立し、空燃比λ(i) が収束していると
きにはステップS302に移行し、空燃比λ(i)が乱れ
たことを示す空燃比変動フラグXOSAR=1とセット
されているかが判定される。このステップS302の判
定条件が成立するときには、ステップS303に移行
し、定常運転時のパージ制御処理として図4のステップ
S201以降のパージ制御処理が同様に実行される。一
方、ステップS301またはステップS302の判定条
件が成立しないときには、ステップS304に移行し、
過渡運転時のパージ制御処理として、上述の図8に示す
ような、パージ制御処理が同様に実行される。
【0051】ここで、図9(a)のステップS301を
図9(b)に示すステップS301aとすることもでき
る。この場合には、ステップS301aで、吸気圧Pm
の所定時間当たりの変化量ΔPm が予め設定された所定
の吸気圧変化量ΔPm1未満であるかが判定され、判定条
件が成立するときには図9(a)におけるステップS3
02の処理を経たのちステップS303の定常運転時の
パージ制御処理、判定条件が成立しないときにはステッ
プS304の過渡運転時のパージ制御処理が実行され
る。
【0052】また、図9(a)におけるステップS30
1を図9(c)に示すステップS301bとすることも
できる。この場合には、ステップS301bで、機関回
転数Ne の所定時間当たりの変化量ΔNe が予め設定さ
れた所定の機関回転数変化量ΔNe1未満であるかが判定
され、判定条件が成立するときには図9(a)における
ステップS302の処理を経たのちステップS303の
定常運転時のパージ制御処理、判定条件が成立しないと
きにはステップS304の過渡運転時のパージ制御処理
がそれぞれ実行される。
【0053】このように、本発明の第1実施例の内燃機
関の空燃比制御装置は、内燃機関1の排気管12の三元
触媒13の下流側に設けられ、三元触媒13を通過した
排気ガスの空燃比λに応じた電圧VOX2を検出する下
流側O2 センサ27からなる下流側空燃比検出手段と、
前記下流側空燃比検出手段で検出された空燃比λに応じ
た電圧VOX2と予め設定された理論空燃比λ=1を中
心とするリッチ側許容値VRLまたはリーン側許容値VLL
とを比較判定するCPU32にて達成される比較判定手
段と、前記比較判定手段で空燃比λがリッチ側許容値V
RLまたはリーン側許容値VLLを越えたと判定されたとき
には、空燃比λの変動方向の反対側に目標空燃比λTGに
対するパージ時間ΔPT とパージ率ΔλR,ΔλL とに基
づくパージ量としての所定量を設定するCPU32にて
達成される目標空燃比設定手段と、前記目標空燃比設定
手段で設定された前記所定量に基づき、燃料噴射弁7の
噴射量を調整するCPU32にて達成される噴射量調整
手段とを具備し、前記目標空燃比設定手段における前記
所定量は、内燃機関1の吸入空気量QA に基づいて設定
されるものであり、これを請求項1の実施例とすること
ができる。
【0054】したがって、空燃比λが乱れた場合には、
下流側O2 センサ27により空燃比λの変動方向の反対
側に目標空燃比λTGに対する所定量が内燃機関1の吸入
空気量QA に基づいて設定されることで、三元触媒13
が素早く中立状態に戻される。
【0055】故に、三元触媒13は常に最大限の吸着能
力が確保され、その後の空燃比λの変動時には有害成分
を確実に吸着し、その浄化作用を飛躍的に向上させるこ
とができる。
【0056】また、本発明の第1実施例の内燃機関の空
燃比制御装置は、CPU32にて達成される目標空燃比
設定手段における目標空燃比λTGに対するパージ時間Δ
PTとパージ率ΔλR,ΔλL とに基づくパージ量として
の所定量を、内燃機関1の運転状態に基づいて設定する
ものである
【0057】したがって、目標空燃比設定手段では、所
定量が内燃機関1の運転状態から決定される例えば、吸
入空気量QA に基づいて三元触媒13を中立状態に戻す
分の見込量として設定される。このため、パージ量とし
ての所定量が吸入空気量QAにより可変されることで、
正確に三元触媒13を中立状態にすることができる。
【0058】更に、本発明の第1実施例の内燃機関の空
燃比制御装置は、CPU32にて達成される目標空燃比
設定手段における目標空燃比λTGに対するパージ時間Δ
PTとパージ率ΔλR,ΔλL とに基づくパージ量として
の所定量を、予め記憶された図6及び図7のマップに基
づいて設定するものであり、これを請求項2の実施例と
することができる。
【0059】したがって、三元触媒13の有害成分の実
際の吸着量等を逐次算出する必要がなくなる。このた
め、制御内容を簡略化して、空燃比制御装置全体のコス
トを低減することができる。
【0060】〈第2実施例〉 次に、本発明の第2実施例にかかる内燃機関の空燃比制
御装置について説明する。なお、本実施例の空燃比制御
装置の構成は、第1実施例の空燃比制御装置の構成と同
一であり、相違点は三元触媒13の具体的な総吸着量O
STを算出することなく、下流側O2 センサ27の出力電
圧VOX2に基づいて、パージの開始及び終了を判定し
ている点にある。したがって、特に相違点を重点的に説
明する。
【0061】〈パージ制御ルーチン:図10及び図11
参照〉 図10は本発明の第2実施例にかかる内燃機関の空燃比
制御装置で使用されているCPU32のパージ制御ルー
チンを示すフローチャート、図11は本発明の第2実施
例にかかる内燃機関の空燃比制御装置のパージ制御時に
おける三元触媒の上流側に設けられた上流側O2 センサ
26の出力λ(i) 、三元触媒の下流側に設けられた下流
側O2 センサ27の出力電圧VOX2及び目標空燃比λ
TGを示すタイムチャートである。なお、図10に示すパ
ージ制御ルーチンは、第1実施例で説明した図4のパー
ジ制御ルーチンに替えて実行されるものである。今、仮
に三元触媒13の上流側の空燃比λが殆ど乱れずに理論
空燃比λ=1付近に収束しているものとして説明する。
【0062】ステップS401で、上流側O2 センサ2
6にて検出された空燃比λ(i) が予め設定されたリッチ
側許容値λRLとリーン側許容値λLLとの範囲内に収束し
ているかが判定される(λRL<λ(i) <λLL)。ステッ
プS401の判定条件が成立し、空燃比λ(i) が収束し
ているときにはステップS402に移行し、空燃比λ
(i) が乱れたことを示す空燃比変動フラグXOSAR=
1とセットされているかが判定される。ステップS40
2の判定条件が成立せず、空燃比変動フラグXOSAR
=0とクリアされているときには、本ルーチンを終了す
る。つまり、空燃比λ(i) が理論空燃比λ=1付近に収
束しているときには、三元触媒13の吸着能力に影響を
与えるほど有害成分が吸着されていないと見做し、以下
に説明するパージ制御は実行されない。
【0063】一方、ステップS401の判定条件が成立
せず、上流側O2 センサ26にて検出された空燃比λ
(i) が一旦乱れたときには、ステップS403に移行
し、空燃比変動フラグXOSAR=1とセットすると共
に、待機時間カウンタCCNT←0とリセットし、本ル
ーチンを終了する。したがって、再び、空燃比λ(i) が
理論空燃比λ=1付近に収束すると、ステップS402
で空燃比変動フラグXOSAR=1とセットされている
ことから、ステップS404に移行する。ステップS4
04では、待機時間カウンタCCNTを「+1」インク
リメントし、ステップS405に移行し、その待機時間
カウンタCCNTが1sec に達したかが判定される。ス
テップS405の判定条件が成立し、待機時間カウンタ
CCNTが1sec に達したときには、空燃比λが十分に
安定してパージを実行可能な状態になったと見做し、ス
テップS406に移行する。ステップS406では、下
流側O2 センサ27の出力電圧VOX2が予め設定され
たリーン側許容値VLL未満であるかが判定される。
【0064】ここで、下流側O2 センサ27にて検出さ
れる下流側の空燃比λは、上流側O2 センサ26にて検
出された上流側の空燃比λのように各種要因による誤差
を含むことなく真の値を示すため、これに基づいて三元
触媒13への有害物質の吸着状態を推測可能である。し
たがって、ステップS406の判定条件が成立し、下流
側O2 センサ27の出力電圧VOX2がリーン側許容値
VLL未満であるときには、図11に示すように、空燃比
λのリーン側への乱れにより三元触媒13にはリーン側
の有害成分であるNOx 等が吸着されていると推測でき
ステップS407に移行する。ステップS407では第
1実施例と同様に、図7のマップよりリッチ側パージ率
ΔλR が決定される。次にステップS408に移行し
て、目標空燃比λTG←λTG−ΔλR としてリッチ側に補
正してパージを実行する。その結果、三元触媒13の吸
着量が減少し、それに伴って下流側O2 センサ27の出
力電圧VOX2は理論空燃比λ=1のときの値である
0.45Vに次第に接近する。
【0065】そして、ステップS409で補正前の空燃
比λがリッチであることを示す吸着量リッチフラグXO
STR=1とセットされているかが判定される。ステッ
プS409の判定条件が成立せず、XOSTR=0とセ
ットされていないときには、ステップS410に移行
し、下流側O2 センサ27の出力電圧VOX2がリーン
側許容値VLL以上になったかが判定される。そして、ス
テップS410で、出力電圧VOX2がリーン側許容値
VLL以上になると、ステップS411に移行し、目標空
燃比λTG←λTG+ΔλR として、空燃比λを補正前の値
に戻してパージを終了し、ステップS412に移行し、
空燃比変動フラグXOSAR=0とクリアして、本ルー
チンを終了する。
【0066】一方、ステップS406で下流側O2 セン
サ27の出力電圧VOX2がリーン側許容値VLL以上の
ときには、ステップS413に移行し、その出力電圧V
OX2がリッチ側許容値VRL以上であるかが判定され
る。ステップS413の判定条件が成立せず、出力電圧
VOX2がリッチ側許容値VRL未満、つまりリーン側許
容値VLLとリッチ側許容値VRLの範囲内にあるときに
は、三元触媒13の吸着能力に影響を与えるほど有害成
分が吸着されていないと見做し、パージを実行すること
なく、本ルーチンを終了する。
【0067】また、ステップS413の判定条件が成立
し、下流側O2 センサ27の出力電圧VOX2がリッチ
側許容値VRL以上のときには、ステップS414に移行
し、吸着量リッチフラグXOSTR=1とセットしステ
ップS415に移行する。ステップS415では、第1
実施例と同様に、図7のマップよりリーン側パージ率Δ
λL が決定される。次にステップS416に移行して、
目標空燃比λTG←λTG+ΔλL とし、リーン側に補正し
てパージを実行する。そして、ステップS409を経て
ステップS417で下流側O2 センサ27の出力電圧V
OX2がリッチ側許容値VRL未満になると、ステップS
418で目標空燃比λTG←λTG−ΔλLとして、空燃比
λを補正前の値に戻してパージを終了し、ステップS4
19に移行し、吸着量リッチフラグXOSTR=0とク
リアしたのち、ステップS412で空燃比変動フラグX
OSAR=0とクリアして、本ルーチンを終了する。よ
って、最終的に三元触媒13の吸着量がほぼ0まで減少
される。
【0068】このように、本発明の第2実施例の内燃機
関の空燃比制御装置は、内燃機関1の排気管12の三元
触媒13の下流側に設けられ、三元触媒13を通過した
排気ガスの空燃比λに応じた電圧VOX2を検出する下
流側O2 センサ27からなる下流側空燃比検出手段と、
前記下流側空燃比検出手段で検出された空燃比λに応じ
た電圧VOX2と予め設定された理論空燃比λ=1を中
心とするリッチ側許容値VRLまたはリーン側許容値VLL
とを比較判定するCPU32にて達成される比較判定手
段と、前記比較判定手段で空燃比λがリッチ側許容値V
RLまたはリーン側許容値VLLを越えたと判定されたとき
には、空燃比λの変動方向の反対側に目標空燃比λTGに
対するパージ率ΔλR,ΔλL に基づくパージ量としての
所定量を設定するCPU32にて達成される目標空燃比
設定手段と、前記目標空燃比設定手段で設定された前記
所定量に基づき、燃料噴射弁7の噴射量を調整するCP
U32にて達成される噴射量調整手段とを具備し、前記
目標空燃比設定手段における前記所定量は、内燃機関1
の吸入空気量QA に基づいて設定されるものであり、こ
れを請求項1の実施例とすることができる。
【0069】したがって、第1実施例と同様に、空燃比
λが乱れた場合には、下流側O2 センサ27により空燃
比λの変動方向の反対側に目標空燃比λTGに対する所定
量が内燃機関1の吸入空気量QA に基づいて設定される
ことで、三元触媒13が素早く中立状態に戻される。
【0070】故に、三元触媒13は常に最大限の吸着能
力が確保され、その後の空燃比λの変動時には有害成分
を確実に吸着し、その浄化作用を飛躍的に向上させるこ
とができる。
【0071】また、本発明の第2実施例の内燃機関の空
燃比制御装置は、CPU32にて達成される目標空燃比
設定手段における目標空燃比λTGに対するパージ率Δλ
R,ΔλL に基づくパージ量としての所定量を、内燃機関
1の運転状態に基づいて設定するものである
【0072】したがって、目標空燃比設定手段では所定
量が内燃機関1の運転状態から決定される例えば、吸入
空気量QA に基づいて三元触媒13を中立状態に戻す分
の見込量として設定される。このため、パージ量として
の所定量が吸入空気量QA により可変されることで、正
確に三元触媒13を中立状態にすることができる。
【0073】更に、本発明の第2実施例の内燃機関の空
燃比制御装置は、CPU32にて達成される目標空燃比
設定手段における目標空燃比λTGに対するパージ率Δλ
R,ΔλL に基づくパージ量としての所定量を、予め記憶
された図6及び図7のマップに基づいて設定するもので
あり、これを請求項2の実施例とすることができる。
【0074】したがって、三元触媒13の有害成分の実
際の吸着量等を逐次算出する必要がなくなる。このた
め、制御内容を簡略化して、空燃比制御装置全体のコス
トを低減することができる。
【0075】〈第3実施例〉 次に、本発明の第3実施例にかかる内燃機関の空燃比制
御装置について説明する。なお、本実施例の空燃比制御
装置の構成は、第1実施例の空燃比制御装置の構成と同
一であり、相違点は下流側O2 センサ27の出力電圧V
OX2の内燃機関1の運転状態に応じた変化量に基づい
て、パージ量を可変している点にある。したがって、特
に相違点を重点的に説明する。
【0076】〈パージ制御ルーチン:図12、図13及
び図14参照〉 図12は本発明の第3実施例にかかる内燃機関の空燃比
制御装置で使用されているCPU32のパージ制御ルー
チンを示すフローチャート、図13は本発明の第3実施
例にかかる内燃機関の空燃比制御装置のパージ制御時に
おける三元触媒の吸着量OST、三元触媒の下流側に設け
られた下流側O2 センサ27の出力電圧VOX2及び目
標空燃比λTGを示すタイムチャートである。なお、図1
2に示すパージ制御ルーチンは、第1実施例で説明した
図4のパージ制御ルーチンに替えて実行されるものであ
る。今、仮に三元触媒13の上流側の空燃比λが殆ど乱
れずに理論空燃比λ=1付近に収束しているものとして
説明する。
【0077】ステップS501では、別のルーチンで予
め算出された総吸着量OSTの極性が正か負かが判定され
る。つまり、このパージ制御の実行時には、空燃比λの
乱れにより三元触媒13の有害成分の吸着量が増大して
おり、その有害成分がリーン側またはリッチ側のいずれ
の乱れによるものかを判定しているのである。
【0078】今、仮に図13に示すように、O2 (酸
素)濃度を基準として算出された総吸着量OSTの極性が
+(正)、つまりリーンであると判定されると、ステッ
プS502に移行し、下流側O2 センサ27の出力電圧
VOX2が予め設定されたリッチ側許容量VRL以上であ
るかが判定される。ステップS502の判定条件が成立
せず、出力電圧VOX2がリッチ側許容値VRL未満のと
きにはステップS504に移行する。ここで、ステップ
S502の判定条件が成立するときには、何もせずに本
ルーチンを終了する。
【0079】一方、ステップS501で、O2 (酸素)
濃度を基準として算出された総吸着量OSTの極性が−
(負)、つまりリッチであると判定されると、ステップ
S503に移行し、下流側O2 センサ27の出力電圧V
OX2が予め設定されたリーン側許容量VLL未満である
かが判定される。ステップS503の判定条件が成立せ
ず、出力電圧VOX2がリーン側許容値VLL以上のとき
には、ステップS504に移行する。ここで、ステップ
S503の判定条件が成立するときには、何もせずに本
ルーチンを終了する。ステップS504では、Δt時間
の時間待ちののちステップS505に移行し、出力電圧
VOX2としてのVLiが検出される。即ち、図13に示
すように、t2 時間での出力電圧VOX2であるVL1が
検出される。次にステップS506に移行して、リーン
側許容量VLLからVLiが減算された値が算出される。次
にステップS507に移行して、図14に示すマップに
基づいて内燃機関1の運転状態に応じた変化量である
(VLL−VLi)値に対するパージ量(パージ時間または
パージ率)が決定される。
【0080】次にステップS508に移行して、補正前
の空燃比λがリッチであることを示す吸着量リッチフラ
グXOSTR=1にセットされているかが判定される。
ステップS508の判定条件が成立せず、補正前の空燃
比λがリーンであるときにはステップS509に移行
し、目標空燃比λTG←λTG−ΔλL とされる。一方、ス
テップS508の判定条件が成立し、補正前の空燃比λ
がリッチであるときにはステップS510に移行し、目
標空燃比λTG←λTG+ΔλL とされる。ステップS50
9またはステップS510の処理ののち、パージ時間待
ち処理が行われる。そして、ステップS512に移行
し、未だ吸着量リッチフラグXOSTR=1にセットさ
れているかが判定される。ステップS512の判定条件
が成立せず、補正前の空燃比λがリーンであるときには
ステップS513に移行し、目標空燃比λTG←λTG+Δ
λL とされ、目標空燃比λTGが補正前の値に戻され、本
ルーチンを終了する。一方、ステップS512の判定条
件が成立し、補正前の空燃比λがリッチであるときには
ステップS514に移行し、目標空燃比λTG←λTG−Δ
λL とされ、目標空燃比λTGが補正前の値に戻され、本
ルーチンを終了する。
【0081】このように、本発明の第3実施例の内燃機
関の空燃比制御装置は、内燃機関1の排気管12の三元
触媒13の下流側に設けられ、三元触媒13を通過した
排気ガスの空燃比λに応じた電圧VOX2を検出する下
流側O2 センサ27からなる下流側空燃比検出手段と、
前記下流側空燃比検出手段で検出された空燃比λに応じ
た電圧VOX2と予め設定された理論空燃比λ=1を中
心とするリッチ側許容値VRLまたはリーン側許容値VLL
とを比較判定するCPU32にて達成される比較判定手
段と、前記比較判定手段で空燃比λがリッチ側許容値V
RLまたはリーン側許容値VLLを越えたと判定されたとき
には、空燃比λの変動方向の反対側に目標空燃比λTGに
対するリッチ側許容値VRLまたはリーン側許容値VLLと
VLiとの偏差である変化量に基づくパージ量としての所
定量を設定するCPU32にて達成される目標空燃比設
定手段と、前記目標空燃比設定手段で設定された前記所
定量に基づき、燃料噴射弁7の噴射量を調整するCPU
32にて達成される噴射量調整手段とを具備し、前記目
標空燃比設定手段における前記所定量は、内燃機関1の
吸入空気量QA に基づいて設定されるものであり、これ
を請求項1の実施例とすることができる。
【0082】したがって、第1実施例と同様に、空燃比
λが乱れた場合には、下流側O2 センサ27により空燃
比λの変動方向の反対側に目標空燃比λTGに対する所定
量が内燃機関1の吸入空気量QA に基づいて設定される
ことで、三元触媒13が素早く中立状態に戻される。
【0083】故に、三元触媒13は常に最大限の吸着能
力が確保され、その後の空燃比λの変動時には有害成分
を確実に吸着し、その浄化作用を飛躍的に向上させるこ
とができる。
【0084】また、本発明の第3実施例の内燃機関の空
燃比制御装置は、CPU32にて達成される目標空燃比
設定手段における目標空燃比λTGに対するパージ量とし
ての所定量を、内燃機関1の運転状態に応じた変化量に
基づいて設定するものである
【0085】したがって、目標空燃比設定手段では所定
量が内燃機関1の運転状態に応じた変化量から決定され
る例えば、リーン側許容値VLLからの変化量(VLL−V
Li)に基づいて三元触媒13を中立状態に戻す分の見込
量として設定される。このため、パージ量としての所定
量が変化量(VLL−VLi)により可変されることで、正
確に三元触媒13を中立状態にすることができる。
【0086】更に、本発明の第3実施例の内燃機関の空
燃比制御装置は、CPU32にて達成される目標空燃比
設定手段における目標空燃比λTGに対するパージ量とし
ての所定量を、予め記憶された図6及び図7のマップに
基づいて設定するものであり、これを請求項2の実施例
とすることができる。
【0087】したがって、三元触媒13の有害成分の実
際の吸着量等を逐次算出する必要がなくなる。このた
め、制御内容を簡略化して、空燃比制御装置全体のコス
トを低減することができる。
【0088】ところで、上記第2実施例では、ステップ
S410で下流側O2 センサ27の出力電圧VOX2が
リーン側許容値VLL以上となったとき、或いは、ステッ
プS417で出力電圧VOX2がリッチ側許容値VRL未
満となったとき、予め設定された閾値(VLL,VRL)に
基づいてパージ終了を判定したが、このパージ終了の判
定方法はこれに限定されるものではなく、要は理論空燃
比λ=1に対応する0.45Vへの出力電圧VOX2の
接近状態に基づいて判定するものであればよい。したが
って、例えば、出力電圧VOX2が0.45Vに接近し
始めた時点(図11にxで示す)でパージを終了させる
等、出力電圧VOX2の変動方向に基づいて判定するこ
とも可能である。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の内燃機
関の空燃比制御装置によれば、比較判定手段にて下流側
空燃比検出手段で検出された内燃機関の排気経路の下流
側に設けられた触媒を通過した排気ガスの空燃比と予め
設定された許容値とが比較判定され、空燃比が許容値を
越えたと判定されたときには、その空燃比の変動方向の
反対側に目標空燃比設定手段で目標空燃比に対する所定
量が内燃機関の吸入空気量に基づいて触媒を中立状態に
戻す分の見込量として設定され、その設定された所定量
に基づき、噴射量調整手段で燃料噴射弁の噴射量が調整
され、間接的に触媒の上流側の空燃比が操作されること
となる。これにより、空燃比が乱れた場合には、下流側
空燃比検出手段により空燃比の変動方向の反対側に目標
空燃比に対する所定量が内燃機関の吸入空気量に基づい
設定されることで、触媒が素早く中立状態に戻され、
触媒は常に最大限の吸着能力が確保され、その後の空燃
比の変動時には有害成分を確実に吸着し、その浄化作用
を飛躍的に向上させることができる。
【0090】請求項2の内燃機関の空燃比制御装置によ
れば、請求項1の効果に加えて、目標空燃比設定手段で
の所定量が予め記憶されたマップにて設定されるため、
触媒の実際の有害成分の吸着量等を逐次算出する必要が
なくなる。これにより、制御内容を簡略化して、空燃比
制御装置全体のコストを低減することができる。
【0091】請求項3の内燃機関の空燃比制御装置によ
れば、請求項1または請求項2の効果に加えて、目標空
燃比設定手段での所定量が目標空燃比を空燃比の変動方
向の反対側に補正するパージ時間だけ目標空燃比を空燃
比の変動方向の反対側に補正するパージ率で補正され
る。これにより、過渡的な運転状態のような短時間の変
化にも過補正となることなく適切に対応することができ
る。
【0092】請求項4の内燃機関の空燃比制御装置によ
れば、排気ガスの空燃比が目標空燃比となるよう燃料噴
射量を制御するものであって、比較判定手段にて触媒の
有害成分の吸着量が増大しているか否かを判定するた
め、下流側空燃比検出手段で検出された内燃機関の排気
経路の下流側に設けられた触媒を通過した排気ガスの空
燃比と予め設定された許容値とが比較判定され、空燃比
が許容値を越えたと判定されたときには、触媒の有害成
分の吸着量が中立状態となるように、その空燃比の変動
方向の反対側に目標空燃比設定手段で目標空燃比に対す
る所定量に基づいて目標空燃比が設定され、その設定さ
れた目標空燃比に基づき、噴射量調整手段で燃料噴射弁
の噴射量が調整され、間接的に触媒の上流側の空燃比が
操作されることとなる。これにより、空燃比が乱れた場
合には、触媒の有害成分の吸着量が増大しているか否か
が下流側空燃比検出手段による空燃比と許容値との比較
によって判定され、触媒の有害成分の吸着量が中立状態
となるように、空燃比の変動方向の反対側に目標空燃比
に対する所定量が内燃機関の吸入空気量に基づいて設定
されることで、触媒が素早く中立状態に戻され、触媒は
常に最大限の吸着能力 が確保され、その後の空燃比の変
動時には有害成分を確実に吸着し、その浄化作用を飛躍
的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第1実施例乃至第3実施例に
かかる内燃機関の空燃比制御装置を用いた内燃機関とそ
の周辺機器の概略構成図である。
【図2】 図2は本発明の第1実施例にかかる内燃機関
の空燃比制御装置における空燃比制御システムの原理を
説明するためのブロック図である。
【図3】 図3は本発明の第1実施例にかかる内燃機関
の空燃比制御装置で使用されているCPUの燃料噴射量
算出ルーチンを示すフローチャートである。
【図4】 図4は本発明の第1実施例にかかる内燃機関
の空燃比制御装置で使用されているCPUのパージ制御
ルーチンを示すフローチャートである。
【図5】 図5は本発明の第1実施例にかかる内燃機関
の空燃比制御装置の定常運転時に適したパージ制御処理
における三元触媒の吸着量、三元触媒の下流側に設けら
れた下流側O2 センサ出力及び目標空燃比を示すタイム
チャートである。
【図6】 図6は本発明の第1実施例にかかる内燃機関
の空燃比制御装置で用いられる吸入空気量とパージ時間
との関係を示すマップである。
【図7】 図7は本発明の第1実施例にかかる内燃機関
の空燃比制御装置で用いられる吸入空気量とパージ率と
の関係を示すマップである。
【図8】 図8は本発明の第1実施例にかかる内燃機関
の空燃比制御装置の過渡運転時に適したパージ制御処理
における三元触媒の吸着量、三元触媒の下流側に設けら
れた下流側O2 センサ出力及び目標空燃比を示すタイム
チャートである。
【図9】 図9は本発明の第1実施例にかかる内燃機関
の空燃比制御装置で使用されているCPUのパージ制御
ルーチンの変形例を示すフローチャートである。
【図10】 図10は本発明の第2実施例にかかる内燃
機関の空燃比制御装置で使用されているCPUのパージ
制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図11】 図11は本発明の第2実施例にかかる内燃
機関の空燃比制御装置のパージ制御時における三元触媒
の上流側に設けられた上流側O2 センサ出力、三元触媒
の下流側に設けられた下流側O2 センサ出力及び目標空
燃比を示すタイムチャートである。
【図12】 図12は本発明の第3実施例にかかる内燃
機関の空燃比制御装置で使用されているCPUのパージ
制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図13】 図13は本発明の第3実施例にかかる内燃
機関の空燃比制御装置のパージ制御時における三元触媒
の吸着量、三元触媒の下流側に設けられた下流側O2
ンサ出力及び目標空燃比を示すタイムチャートである。
【図14】 図14は本発明の第3実施例にかかる内燃
機関の空燃比制御装置で用いられる下流側O2 センサ出
力の変化量とパージ量との関係を示すマップである。
【図15】 図15は請求項1に対応する概念を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 内燃機関 7 燃料噴射弁 13 三元触媒 26 上流側O2 センサ 27 下流側O2 センサ 31 ECU(電子制御装置) 32 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F01N 3/24 F01N 3/24 R ZAB ZABB (56)参考文献 特開 平6−74072(JP,A) 特開 平6−17687(JP,A) 特開 平5−195842(JP,A) 特開 昭63−57840(JP,A) 特開 平6−17640(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 3/00 - 3/38 F02D 41/00 - 41/40 F02D 43/00 - 43/04 F02D 45/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気経路の触媒の下流側に設
    けられ、前記触媒を通過した排気ガスの空燃比を検出す
    る下流側空燃比検出手段と、 前記下流側空燃比検出手段で検出された空燃比と予め設
    定された許容値とを比較判定する比較判定手段と、 前記比較判定手段で前記空燃比が前記許容値を越えたと
    判定されたとき、前記空燃比の変動方向の反対側に目標
    空燃比に対する所定量を設定する目標空燃比設定手段
    と、 前記目標空燃比設定手段で設定された前記所定量に基づ
    き、燃料噴射弁の噴射量を調整する噴射量調整手段とを
    具備し、 前記目標空燃比設定手段における前記所定量は、前記内
    燃機関の吸入空気量に基づいて設定され ることを特徴と
    する内燃機関の空燃比制御装置。
  2. 【請求項2】 前記目標空燃比設定手段における前記所
    定量は、予め記憶されたマップに基づいて設定すること
    を特徴とする請求項1に記載の内燃機関の空燃比制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記目標空燃比設定手段における前記所
    定量は、前記目標空燃比を前記空燃比の変動方向の反対
    側に補正するパージ率と、前記目標空燃比を前記空燃比
    の変動方向の反対側に補正するパージ時間とからなり、
    前記パージ時間だけ前記目標空燃比を前記パージ率で補
    正することを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の内燃機関の空燃比制御装置。
  4. 【請求項4】 排気ガスの空燃比が目標空燃比となるよ
    う燃料噴射量を制御する内燃機関の空燃比制御装置にお
    いて、 前記内燃機関の排気経路の触媒の下流側に設けられ、前
    記触媒を通過した排気ガスの空燃比を検出する下流側空
    燃比検出手段と、 前記触媒の有害成分の吸着量が増大しているか否かを判
    定するために、前記下流側空燃比検出手段で検出された
    空燃比と予め設定された許容値とを比較判定する比較判
    定手段と、 前記比較判定手段で前記空燃比が前記許容値を越えたと
    判定されたとき、前記触媒の有害成分の吸着量が中立状
    態となるように、前記空燃比の変動方向の反対側に前記
    目標空燃比に対する所定量を設定し、該所定量に基づい
    て前記目標空燃比を設定する目標空燃比設定手段と、 前記目標空燃比設定手段で設定された前記目標空燃比に
    基づき、燃料噴射弁の噴射量を調整する噴射量調整手段
    とを具備し、 前記目標空燃比設定手段における前記所定量は、前記内
    燃機関の吸入空気量に基づいて設定されることを特徴と
    する内燃機関の空燃比制御装置。
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