JP3459439B2 - 磁気共鳴装置 - Google Patents

磁気共鳴装置

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JP3459439B2
JP3459439B2 JP10483593A JP10483593A JP3459439B2 JP 3459439 B2 JP3459439 B2 JP 3459439B2 JP 10483593 A JP10483593 A JP 10483593A JP 10483593 A JP10483593 A JP 10483593A JP 3459439 B2 JP3459439 B2 JP 3459439B2
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ヴィルヘルム ボイジェン ゲラルドゥス
ハンツェン ワルデニエル ペーター
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/32Excitation or detection systems, e.g. using radio frequency signals
    • G01R33/36Electrical details, e.g. matching or coupling of the coil to the receiver
    • G01R33/3628Tuning/matching of the transmit/receive coil

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  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は安定磁界を発生する磁石
装置と、勾配磁界を発生するコイル装置と、所定の周波
数に同調され、接続回路を介してRF信号用送信及び/
又は受信装置に接続される少なくとも1つのRFコイル
とからなる磁気共鳴装置に係る。
【0002】
【従来の技術】そのような装置の例は欧州公開特許第0
083728号から公知である。この文献はRF受信コ
イルがコイルの自然帯域幅より広く検査さるべき対象に
より発生された磁気共鳴信号を受信しうる帯域幅を作る
こと重要であることを説明している。この為に、公知の
装置は広帯域インピーダンス変換網の一部を形成するR
F受信コイルからなる。この網は2つの結合された共振
回路と、これらの共振回路の1つの一部及び従って網自
体を形成するRFコイル自体からなる。この為に、RF
コイルは網により課せられた所定の要求を満足すべきで
あり、これにより設計者はRFコイルの構造の選択に関
して自由でない。従って、RFコイルのこのコイルによ
り実行さるべき測定の対象への最適整合は常に可能では
ない。更に、RFコイルが送信コイルとして用いられう
るが、もしそうならどんな段階がその場合にとられるべ
きかどうか上記文献からは明らかでない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、接続
回路がRFコイルの構造に関して設計者に有意性の制限
を課することなくRFコイルの大なる帯域幅を提供し、
原理的に、RFコイルがRF信号の受信と同様に送信に
適している前記の種類の磁気共鳴装置を提供することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】これらを達成する為、本
発明による装置は、RFコイルから見て、接続回路は、
順次、 −その出力に接続されたインピーダンスを実質的により
低い値に変換するよう作動する第1の整合網と; −その効果的長さがRFコイルが同調される周波数で1
/2波長の整数倍に実質的に等しく、その特性インピー
ダンスが第1の整合網の入力インピーダンスに実質的に
等しい送信線の特性を有する回路と; −その出力に接続されたインピーダンスを実質的により
高い値に変換するよう作動する第2の整合網とからなる
ことを特徴とする。
【0005】本発明による接続回路は、受信コイルと同
様に送信コイルに適しており、RFコイル及び送信及び
/又は受信装置間の広帯域整合網を構成する。それ自体
整合網の一部を形成しない送信及び/又は受信コイルは
任意の数の導体及びコンデンサ及び送信及び受信コイル
の相互減結合する公知の能動及び/又は受動手段、例え
ばPINダイオードの組立体からなってよい。
【0006】本発明による装置の望ましい実施例は送信
線の特性を有する回路は内部導体及び接地されるシース
を有する同軸リードにより形成されることを特徴とす
る。この実施例において、同軸リードはRFコイル及び
送信及び/又は受信装置間の距離を橋絡するのに用いら
れうる。これは第2の整合網は内部導体及び接地される
シースを有する同軸リードからなることを特徴とする他
の実施例の場合である。本発明による装置の更なる望ま
しい実施例は第2の整合網は信号リード及び接地リード
間に接続されるコンデンサと、信号リードに挿入される
コイルとからなり、送信線の特性を有する回路はコイル
及び信号リードに挿入されるコンデンサの直列接続から
なり、両方の該コイルは単一の結合されたコイルとして
構成されることを特徴とする。この実施例は作られた数
の部品だけを用いて簡単に実現されうる。第1の整合網
は第1の整合網はコンデンサ及びコイルからなり、これ
らの部品の1つは信号リードに挿入され、一方他の部品
は信号リードを接地リードに接続することを特徴とする
非常に簡単な構造を有する。
【0007】公知の磁気共鳴装置は屡々直角コイル装置
を形成するように結合され、その各々が各接続回路を介
して送信及び/又は受信装置に接続される2つのRFコ
イルからなる。そのような装置は本発明による段階をと
ることで改善されうる。そのような装置の望ましい実施
例は接続回路の各々の第1の整合網はバラン(平衡不平
衡変成器)として構成されることを特徴とする。バラン
は平衡装置の不平衡装置への接続を可能にする変成器で
ある。不平衡装置は接地リード及び信号リードからな
り、平衡装置は2つの非接地信号リードからなる。本実
施例の直角コイル装置がバランとして構成された第1の
整合網を介し接続網に接続されるので、2つの接続網の
両接地リードが異なる位置で直角コイル装置に接続され
る接地ループの発生が防止される。
【0008】本発明による装置の更なる望ましい実施例
は接続回路により形成された整合網の帯域幅は調整自在
であることを特徴とする。この実施例は、必要な場合例
えば送信中大きく、受信中小さくなるよう帯域幅が選択
されうる利点を提供する。必要な場合、接続回路を構成
する多くの部品は調整自在であるよう構成される。
【0009】
【実施例】本発明のこれら及び他の面は図面を参照して
以下に詳細に説明する。
【0010】図1に概略的に示される磁気共鳴装置は安
定磁界Hを発生する第1の磁石装置1と、勾配磁界を発
生する第2の磁石装置3と、夫々第1の磁石装置1及び
第2の磁石装置3用の第1及び第2の電源5及び7から
なる。RFコイル9はRF交番磁界を発生するのに役立
ち;この為、それはRF供給源11に接続される。検査
さるべき対象(図示せず)にRF送信磁界により発生し
た核スピン共鳴信号の検出の為RFコイル9も使用され
え;この為、このコイルは信号増幅器13に接続され
る。一方でRF供給源11又は信号増幅器13と他方で
RFコイル9との間の接続は以下に詳細に説明される接
続回路14を介して実現される。信号増幅器13の出力
は中央制御装置17に接続される検出回路15に接続さ
れる。中央制御装置17は又RF供給源11用変調器1
9と、第2の電源7と、画像表示用モニター21とを制
御する。RF発振器23は測定信号を処理する検出器1
5と同様に変調器19を制御する。必要なら第1の磁石
装置1の磁石コイルの冷却の為、冷却ダクト27からな
る冷却装置25が設けられる。この種の冷却装置は抵抗
コイル又は本場合に必要とされる高磁界強度用水冷却装
置、例えば超伝導磁気コイル用液体ヘリウム冷却装置と
して構成されてよい。磁石装置1及び3内に配置された
RFコイル9は、検査さるべき患者、又は検査さるべき
患者の一部、例えば頭又は首を医療測定用装置で囲むの
に十分大きい測定空間29を囲む。従って、測定空間2
9において、安定磁界H、対象スライスを選択する勾配
磁界、及び空間的均一RF交番磁界が発生されうる。R
Fコイル9は送信器コイルと測定コイルの機能を組合わ
せでき、その場合交互にRF供給源11及び信号増幅器
13に中央制御装置17により接続される。或いは、異
なるコイル、例えば測定コイルとして作用する面コイル
は2つの機能のために用いられうる。その場合、RF送
信器コイル用と同様にRF測定コイル用接続回路14が
設けられる。以下、RFコイル9は一般に測定コイルと
してだけ称される。送信コイルとしてのコイルの使用の
為、同じ考慮が相互定理に応じて適用する。所望によ
り、コイル9はRF磁界を遮蔽するファラデーかご31
により囲まれてよい。
【0011】図2は図1に示す接続回路14の第1の実
施例の回路図を示す。接続回路14は一方で図2に破線
で示されるRFコイル9に接続され、他方でRF供給源
11及び/又は信号増幅器13に接続されうる第1及び
第2の接続端子33及び35からなる。図2を明瞭にす
る為接続回路14は一点鎖線ボックスで示される多くの
素子からなる。RFコイル9から見て、これらの素子
は、順次に、第1の整合網37、送信線の特性を有する
回路39及び第2の整合網41である。本実施例におい
て、第1の整合網37はコイル43及びコンデンサ45
からなる。コイル43はRFコイル9を第1の接続端子
33に接続する信号リード47に挿入される。コンデン
サ45はRFコイルを第2の接続端子35に接続する接
地リード49に信号リード47を接続する。本実施例に
おいて、回路39は信号リード47に挿入され、(破線
で示される)内部導体53及び接地リード49を介して
接地されるシース55からなる同軸リードで形成され
る。本実施例の第2の整合網41は信号リード47及び
接地リード49間に接続されたコンデンサ57及び信号
リード47に挿入されるコイル59からなる。
【0012】RFコイル9は欧州公開特許第A0083
728号に記載されたような従来方法で所定の周波数f
0 に同調される。この周波数で、RFコイル9は(実)
インピーダンスRsを有する。第1の整合網37はそれ
自体公知であるタイプのものであり、その出力に接続さ
れたRFコイル9のインピーダンスをRF供給源11又
は整合網の入力に接続された信号増幅器13のインピー
ダンスに等しい所定の実基準インピーダンスR0 に変換
するのに従来の如く用いられる。整合がそのような網に
より専ら実現される場合、RFコイルは非常に狭い周波
数帯でだけ用いられうる。この狭い周波数帯の外ではイ
ンピーダンス整合は非常に乏しく、高電力損失を生じ
る。これはスミス図表61(例えばエレトクロニクス、
1944年1月、130〜133頁、及び318〜32
5頁参照)を示す図3を基に容易に示されうる。スミス
図表61の曲線63はf0 −Δf及びf0 +Δf間でこ
の周波数の変化の際周波数の関数としてそのような狭い
帯域整合網の入力でのインピーダンスの変化を表わし、
ここで、f=21.3MHz及びΔf=0.1MHzで
ある。基準インピーダンスR0 は、スミス図表で読まれ
た全てのインピーダンス値が50で乗算されるよう50
Ωに等しく選ばれる。スミス図表の中心は基準インピー
ダンスR0 (図3に参照番号65で示された点)に対応
する。次に入力インピーダンスZinはf=21.3M
Hz(曲線63の点65)に対して50Ωに、21.2
MHzに対して12+J24に、f=21.4MHzに
対して10−j17になる。スミス図表において、それ
らの中心として図表の中心65を有する円は同じ定常波
比(VSWR)の点を相互接続する。基準インピーダン
ス(点65)に対し、VSWRは1に等しく、それによ
り電力損失が生じない。点67及び69は略5.7のV
SWRに対応する円71に位置する。これは略3dBに
なる電力損失を導びく。これは整合が狭い帯域整合網に
より専ら実現される時、周波数の比較的に小さい偏差が
かなりの電力損失を導びくことを示す。
【0013】しかし、接続回路14は、小さい実質的に
一定の電力損失が全所定の周波数帯域に亘って生じるよ
う設計される。この為に、第1の整合網37はその出力
に接続されたインピーダンスを実質的に低い値に変換す
るよう作動する。本実施例において、第1の整合網37
はその出力のインピーダンスを10倍小さい値に変換す
る。次に21.3MHz,21.2MHz及び21.4
MHzの周波数でのインピーダンスは各5.0Ω,1.
2+j2.4Ω及び1.2−j1.7Ωになる。これは
図3の各点75,77及び79を有する曲線73にな
る。
【0014】回路39は周波数f0 でのその有効長が実
質的に1/2波長に等しく、f0 でのその特性インピー
ダンスが実質的にf0 での第1の整合網37の出力イン
ピーダンスに等しい送信ラインの特性を有する。なかん
ずくこの種の伝送ラインはスミス図表での正確に360
°の回転に対応するインピーダンス変換を(周波数f 0
で)発生する特性を有する。従って点75に対応するイ
ンピーダンスは同じ値に変換される。より低い周波数f
0 −Δfに対し、波長はより大きく、従って伝送ライン
の長さは1/2波長より小さい。これは点77が360
°よりわずかに小さく回転されることを意味する。逆に
より高い周波数f0 +Δfに対する回転は360°より
わずかに大きい。その結果、回路39による変換の後、
周波数21.2及び21.4MHzに対するインピーダ
ンスは1.2Ωの値即ち点81で一致する。21.2及
び21.4MHz間の全インピーダンス変化は曲線83
で表わされる。
【0015】第2の整合網41はその出力に接続された
インピーダンスを実質的により高い値に変換するよう作
動する。コンデンサ57のインピーダンスが周波数f0
に対してZcに等しく、コイルのインピーダンスがZL
に等しい場合、第2の整合網41の入力に接続されたイ
ンピーダンスRiは値Ruに変換される。ここで:Ru
・Ri=Zc・ZL である。
【0016】f=f0 に対して、インピーダンスZc及
びZL が等しいようにコンデンサ57及びコイル59の
値が選択される場合:Ru=Zc2 /Riである。例え
ば、Zc=10.5Ωに対して、曲線83によるインピ
ーダンス変化は曲線85に変換される。21.2及び2
1.4MHzでインピーダンスは、93Ω(点87)
で、21.3MHz(点89)で22Ωである。曲線8
5は略2.1のVSWRに対応する円91とほとんど一
致する。全体の該周波数帯域に亘って、電力損失は1d
Bに略等しい。必要により、コンデンサ57及びコイル
59は状態ZL =Zcを維持する間可変に作られうる。
従って、変換の最終結果として取られた曲線は軸jx=
0(図3の垂直軸)に沿ってシフトされうる。例えば2
1.2及び21.4、及び21.2MHzでのインピー
ダンスは208Ω及び50Ωに各々等しくなり、Zc=
15.8Ω及びZc=7.75Ωに対して、50Ω及び
12Ωに各々等しくなる。従って接続回路14により形
成された整合網の帯域幅は調整自在となる。
【0017】図4は図2に対応する部品に対して同じ参
照番号が用いられると考えられる接続回路14の第2の
実施例を示す。本実施例において、第1の整合網37は
信号リード47に挿入されるコンデンサ93及び信号リ
ード及び接地間に接続されるコイル95からなる。本実
施例において、回路39は第1実施例と同じ方法で接続
される同軸リード53,55により形成される。第2の
整合網41は信号リード47に挿入される内部導体97
及び接地シース99を有する同軸リードで形成される。
同軸リード53,55及び97,99はRFコイル9及
びRF供給源11及び/又は接続端子33及び35に接
続された信号増幅器13間の距離を橋絡するのに非常に
適している。
【0018】図5は第2の整合網41と同様に回路39
がLC網からなる接続回路14の第3実施例を示す。第
1の整合網37はコイル43及びコンデンサ45により
図2と同じ方法で構成される。1/2波長の長さ及び周
波数f0 での特性インピーダンスZK を有する伝送ライ
ンはインダクタンスLK を有するコイル、容量CK を有
するコンデンサ、それに平行に接続される接地リードの
直列接続により置き換えられうる。これらの部品の値は
2πf0 K =1/2πf0 K =ZK のように選ばれ
るべきである。第3実施例において、同軸リード53,
55は接地リード49に平行に延在する信号リード47
に直列に接続されるコイル101及びコンデンサ103
からなるそのような回路により置き換えられる。図2に
示す第1実施例でのように、第2の整合網41はコンデ
ンサ57及びコイル59からなる。図5に明らかに示さ
れる如く、2つのコイル59及び101は信号リード4
7に直列に接続される。次に図5に破線で示される単一
の結合されたコイル105としてこれらの2つのコイル
を構成することで部品の数を1つだけ減少させることが
可能である。接続回路14の損失を最小化する為に、結
合されたコイル105の品質係数が少なくとも略500
になることを確実にすることが重要である。必要な場
合、整合網の帯域幅はコンデンサ57及び103が可変
であるよう構成することにより調整自在とされうる。
【0019】図6はいわゆる鳥籠コイル107の一実施
例の簡略図である。このタイプのコイルのより詳細な説
明は、例えば米国特許第4694255号でなされてい
る。前記の明細書により、そのようなコイルは直角コイ
ル装置を形成するように結合された2つのRFコイルと
して用いられうる。この為、鳥籠コイル107は公知の
90°ハイブリッド回路113を介してその円周に沿っ
て90°オフセットされた2つの点109及び111で
励起、又は感知されうる。これらの点の各々は各接続回
路115及び117を介して夫々ハイブリッド回路11
3に、また後者の回路を介して、送信装置(例えば、R
F供給源11)及び/又は受信装置(例えば、信号増幅
器13)に接続される。しかし、磁気共鳴技術におい
て、直角コイル装置の多くの他の実施例も公知であり、
その為以下の説明がなりたつ。
【0020】原則として、上記実施例の1つの回路14
と同じ方法で接続回路115,117の各々を構成する
ことが可能である。しかし、その場合に、接地リード4
9は点109及び111の各々に接続される。接地リー
ドは最後にハイブリッド回路113に交わり、従って妨
害を生じやすい接地ループを形成する。これを防ぐ為、
接続回路115,117は望ましくは接地リードが点1
09及び111に接続されないよう構成される。
【0021】図7はこの状態を満足する接続回路11
5,117の一実施例を示す。第2の整合網41及び回
路39はそれらが更に詳しく述べられる必要がないよう
に図5に関して説明された如く構成されている。本実施
例の第1の整合網119はバラン(平衡不平衡変成器)
として構成される。バラン又は180°ハイブリッド回
路は(その信号リード47及び接地リード49を有する
回路39のような)不平衡装置及び非接地、対称的接続
121及び123からなる装置である平衡装置から遷移
が作られるのを可能にする変成器である。バランは屡々
例えば同軸リード(非対称)をダイポールアンテナ(対
称)に接続するのに用いられる。図示の実施例におい
て、バランは2つの同一コイル125及び2つの同一コ
ンデンサ127からなり、コイル125の1つは端子1
21及び123の1つ及び回路39の各対応する入力1
29及び131間の各接続に挿入され、コンデンサ12
7の1つは端子121及び123の夫々及び各他の入力
131及び129間に接続される。端子121は接地に
対して同じ及び逆電圧を有する。
【0022】接続回路の多くの実施例を上で説明した。
他の実施例も実行可能であることは明らかである。例え
ば、異なる接続回路は送信及び受信用に用いられうる。
これに関する例は図8及び図9のブロック図の形で示さ
れる。
【0023】図8に示す実施例において、RF供給源1
1は第1の中間回路133に接続され、信号増幅器13
は第2の中間回路135に接続される。第1及び第2の
中間回路133及び135は例えば図2,4及び5で示
されるのと同じ方法で構成される第1の整合網37に送
信/受信スイッチ137を介して接続される。送信/受
信スイッチ137は中央制御装置17により制御され
る。第1の中間回路133は例えば網39及び41から
なる。図2,4及び5参照。第2の中間回路135は、
もし部品が第1の中間回路の部品と異なる値を一般的に
有するなら、同じ方法で構成されてよい。しかし、第2
の中間回路もより単純な構成を有してよく;例えばそれ
は単一接続リードとして構成されてよい。第1の整合網
37と共に、第1及び第2の中間回路133及び135
は2つの接続回路を構成する。
【0024】図9に示す実施例において、RF供給源1
1は例えば図2,4又は5に関して示されるタイプの送
信/受信スイッチ137及び接続回路14を介してRF
コイル9に接続される。信号増幅器13は第3の中間回
路139を介して送信/受信スイッチ137に接続され
る。第3の中間回路139は、例えば、信号増幅器13
の最適雑音行動を達成するのに適している値、例えば1
KΩに接続回路14の出力インピーダンスを変換するよ
う作動する網37と同じタイプの整合網からなる。接続
回路14及び第3の中間回路139は共に新接続回路を
構成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気共鳴装置の実施例の概略図で
ある。
【図2】図1に示す装置で使用する接続網の第1実施例
の回路図である。
【図3】図2に示す回路の動作を示す図である。
【図4】図1に示す装置で使用する接続網の第2実施例
の回路図である。
【図5】第3実施例の回路図である。
【図6】直角コイル装置の概略図である。
【図7】直角コイル装置と共に使用するのに特に適して
いる接続網の実施例の回路図である。
【図8】送信及び受信用の接続回路からなる一実施例の
ブロック図である。
【図9】送信及び受信用の接続回路からなる他の実施例
のブロック図である。
【符号の説明】
1,3 磁石装置 5,7 電力供給源 9 RFコイル 11 RF供給源 13 信号増幅器 14 接続回路 15 検出回路 17 中央制御装置 19 変調器 21 モニター 23 RF発振器 25 冷却装置 27 冷却ダクト 29 測定空間 33,35 接続端子 37,41,119 整合網 39 回路 43,59,101,125 コイル 45,57,93,103,127 コンデンサ 47 信号リード 49 接地リード 53,97 内部導体 55,59 シース 65,67,69,81,109,111 点 83,85 曲線 105 結合コイル 107 鳥籠コイル 113 ハイブリッド回路 115,117 接続回路 121,123 端子 129,131 入力 133,135 中間回路 137,139 送信/受信スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲラルドゥス ヴィルヘルム ボイジェ ン オランダ国 5621 ビーエー アインド ーフェン フルーネヴァウツウェッハ 1番地 (72)発明者 ペーター ハンツェン ワルデニエル オランダ国 5621 ビーエー アインド ーフェン フルーネヴァウツウェッハ 1番地 (56)参考文献 特開 昭62−132158(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/055

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 安定磁界を発生する磁石装置(1)と、
    勾配磁界を発生するコイル装置(3)と、所定の周波数
    に同調され、接続回路(14)を介してRF信号用送信
    及び/又は受信装置(11,13)に接続される少なく
    とも1つのRFコイル(9)とからなる磁気共鳴装置で
    あって、接続回路(14)は、RFコイル(9)から見
    て順に、 その出力に接続されたインピーダンスを実質的により低
    い値に変換する第1の整合網(37)と; その有効長さがRFコイル(9)の同調する周波数にお
    ける1/2波長の整数倍に実質的に等しく、その特性イ
    ンピーダンスが第1の整合網(37)の入力インピーダ
    ンスに実質的に等しい送信線の特性を有する回路(3
    9)と; その出力に接続されたインピーダンスを実質的により高
    い値に変換するよう作動する第2の整合網(41)と
    備えることを特徴とする磁気共鳴装置。
  2. 【請求項2】 送信線の特性を有する前記回路(39)
    は内部導体(53)及び接地されるシース(55)を有
    する同軸リードにより形成されることを特徴とする請求
    項1記載の磁気共鳴装置。
  3. 【請求項3】 第2の整合網(41)は内部導体(9
    7)及び接地されるシース(99)を有する同軸リード
    からなることを特徴とする請求項1又は2記載の磁気共
    鳴装置。
  4. 【請求項4】 第2の整合網(41)は信号リード(4
    7)及び接地リード(49)間に接続されるコンデンサ
    (57)と、信号リードに挿入されるコイル(59)と
    からなり、送信線の特性を有する前記回路(39)はコ
    イル(101)及び信号リードに挿入されるコンデンサ
    (103)の直列接続からなり、両方の該コイルは単一
    の結合されたコイル(105)として構成されることを
    特徴とする請求項1記載の磁気共鳴装置。
  5. 【請求項5】 第1の整合網(37)はコンデンサ(4
    5,93)及びコイル(43,95)からなり、これら
    の部品の1つは信号リード(47)に挿入され、他の部
    品は信号リードを接地リード(49)に接続することを
    特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の
    磁気共鳴装置。
  6. 【請求項6】 直角コイル装置(107)を形成するよ
    うに結合され、その夫々が各接続回路(115,11
    7)を介して送信及び/又は受信装置(11,13)に
    接続される2つのRFコイルからなり、接続回路(11
    5,117)の各々の第1の整合網(119)は平衡不
    平衡変成器として構成されることを特徴とする請求項1
    乃至5のうちいずれか一項記載の磁気共鳴装置。
  7. 【請求項7】 接続回路(14)により形成された整合
    網の帯域幅は調整自在であることを特徴とする請求項1
    乃至6のうちいずれか一項記載の磁気共鳴装置。
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