JP3459361B2 - 電子部品の保護膜形成方法およびその装置 - Google Patents
電子部品の保護膜形成方法およびその装置Info
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Description
対して保護膜を形成するための電子部品の保護膜形成方
法およびその装置に関する。
て、図10乃至図13により説明する。保護膜形成装置
10は、図10(a)(b)に示すように保護膜用塗料
15が収納された収納容器11と、収納容器11内の保
護膜用塗料15に浸るよう回転自在に設けられた回転板
12とを備え、回転板12の上方に保持装置13により
保持された電子部品20が配置されている。ここで図1
0(a)は保護膜形成装置を示す側面図、図10(b)
はその拡大図である。
回転板12の回転により回転板12外周に保護膜間塗料
15が付着する。同時に、保持装置13により保持され
た電子部品20が回転板12の周速と同一の周速で回転
し、回転板12外周に付着した保護膜用塗料15が電子
部品20側へ塗布される。このようにして電子部品20
の側面に保護膜用塗料15が塗布されて保護膜22が形
成される(図13(a)(b))。ここで図13(a)
は電子部品20の側面図、図13(b)はその断面図で
ある。
品20は基体20aと、基体20aの両端部に設けられ
た端子電極21、21とを有し、保護膜22は基体20
aの側面に形成される。
12の回転に合わせて保持装置13によって保持された
電子部品20も回転し、回転板12と電子部品20の回
転により回転板12の外周に付着した保護膜用塗料15
が電子部品20側へ塗布される。
部23が回転板12外周に向う場合、平坦部23は厚肉
の保護膜用塗料に接するので、平坦部23に厚肉の保護
膜22を形成することができる(図11(a)
(b))。ここで図11(a)は電子部品20の正面
図、図11(b)はその側面図である。
4が回転板12外周に向う場合、この角部24によって
回転板12外周の保護膜用塗料15が押しのけられるの
で、角部24に形成される保護膜22は薄肉となる(図
12(a)(b))。ここで図12(a)は電子部品2
0の正面図、図12(b)はその側面図である。
る保護膜用塗料15は、平坦部23と角部24において
その厚さにばらつきが生じる。
て回転させながら回転板12外周の保護膜用塗料15を
電子部品20に塗布させる場合、高粘度の塗料を確実に
塗布することは困難である。
り、高粘度の保護膜用塗料を電子部品に確実に塗布する
ことができ、かつ電子部品に形成された保護膜の厚みを
均一にすることができる電子部品の保護膜形成方法およ
びその装置を提供することを目的とする。
た収納容器と、収納容器内の保護膜用塗料に浸るよう回
転自在に設けられた回転板と、角柱状の電子部品の両端
部を保持するとともに、電子部品を回転板に対して離接
可能に移動させる保持装置と、を備え、回転板はこの回
転板を所定角度揺動させる揺動機能を有することを特徴
とする電子部品の保護膜形成装置および、上記記載の保
護膜形成装置を用いた電子部品の保護膜形成方法におい
て、収納容器内で回転板を回転させて、回転板外周に保
護膜用塗料を付着させる工程と、保持装置に保持された
電子部品を回転板に対して接近させ、電子部品の側面を
回転板外周に当接させる工程と、電子部品の側面を回転
板の外周に当接させた状態で、回転板を所定角度揺動さ
せることにより回転板の外周に付着した保護膜用塗料を
電子部品の側面に塗布する工程とを備えたことを特徴と
する電子部品の保護膜形成方法である。
により回転板の外周に保護膜用塗料を付着させる。次
に、電子部品の側面を回転板の外周に当接させた状態
で、回転板を所定角度揺動させる。このことにより、回
転板の外周に付着した保護膜用塗料を擦るようにして電
子部品の側面に確実に塗布することができる。
施の形態について説明する。
いて説明する。図1乃至図3に示すように電子部品20
は、フェライトまたはセラミックスからなる四角柱状の
基体20aと、基体20aの表面に設けられた銅または
ニッケルクロムからなる金属薄膜25と、基体20aの
両端部に設けられた導電性塗料からなる端子電極21と
を有している。また金属薄膜25に溝26が形成され
て、インダクタンスまたは抵抗体等の電子部品20が形
成される。
護膜用塗料(絶縁塗料)を塗布することにより保護膜2
2が形成される。
図4乃至図9により説明する。
保護膜形成装置10は保護膜用塗料15が収納された収
納容器11と、収納容器11内の保護膜用塗料15に浸
るように回転自在に設けられた回転板12とを備えてい
る。
配置され、この保持装置13により電子部品20の両端
部が保持され、保持装置13により回転板12に対して
電子部品20が離接自在に移動するようになっている
(図5および図6)。ここで図6(a)は保持装置13
により保持された電子部品20の正面図、図6(b)は
その側面図である。
周に付着する保護膜用塗料15のうち余剰分を掻き取る
掻取板16が設けられている。
の作用について説明する。
浸された回転板12が回転し、回転板12外周に保護膜
用塗料15が付着する。回転板12外周に付着した保護
膜用塗料15のうち余剰分は、掻取板16により掻き取
られる。
0が、その平坦部23を回転板12側に向けて接近し、
その後平坦部23が回転板12に当接する。この状態で
回転板12が所定角度θだけ複数回揺動する(図7)。
このような回転板12の揺動により、回転板12外周の
保護膜用塗料は擦られるようにして平坦部23に塗布さ
れる。
品20を回転板12から引離す。このようにして、電子
部品20の平坦部23に保護膜用塗料15を塗布するこ
とができる(図8(a)(b))。この場合、図8
(a)(b)に示すように、保護膜用塗料15は平坦部
23から角部24まで回り込み、回転板12側の平坦部
23および角部24に渡って保護膜用塗料15が塗布さ
れる。ここで図8(a)は電子部品の側面図、図8
(b)はその正面図である。
90°回転する。その後既に保護膜用塗料15が塗布さ
れた平坦部23に隣接する平坦部23に対して、上述と
同様にして保護膜用塗料15が塗布される。このように
して電子部品20の4側面について、保護膜用塗料15
が塗布され電子部品20の側面に保護膜22が形成され
る(図9(a)(b))。
20の側面に形成された保護膜22は、角部24の厚み
の方が平坦部23の厚みよりわずかに大きくなっている
が、全体としては略均一に形成されている。また回転板
12外周の保護膜用塗料15は、電子部品20の平坦部
23に擦られるようにして塗布されるので、高粘度の塗
料についても確実に塗布することができる。ここで図9
(a)は電子部品の側面図、図9(b)はその正面図で
ある。
部品20の側面に形成される保護膜22の厚さを略均一
にすることができる。また高粘度の保護膜用塗料15を
確実に電子部品20の側面に塗布することができる。
外周に付着した保護膜用塗料を擦るようにして電子部品
の側面に確実に塗布することができる。このため、電子
部品の側面に保護膜用塗料を塗布して形成された保護膜
の厚みを均一に保つことができ、また高粘度の保護膜用
塗料を用いても、確実に塗布することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】保護膜用塗料が収納された収納容器と、 収納容器内の保護膜用塗料に浸るよう回転自在に設けら
れた回転板と、 角柱状の電子部品の両端部を保持するとともに、電子部
品を回転板に対して離接可能に移動させる保持装置と、 を備え、回転板はこの回転板を所定角度揺動させる揺動
機能を有することを特徴とする電子部品の保護膜形成装
置。 - 【請求項2】回転板外周に付着した保護膜用塗料のうち
余剰分を掻取る掻取板を設けたことを特徴とする請求項
1記載の電子部品の保護膜形成装置。 - 【請求項3】請求項1記載の保護膜形成装置を用いた電
子部品の保護膜形成方法において、 収納容器内で回転板を回転させて、回転板外周に保護膜
用塗料を付着させる工程と、 保持装置に保持された電子部品を回転板に対して接近さ
せ、電子部品の側面を回転板外周に当接させる工程と、 電子部品の側面を回転板の外周に当接させた状態で、回
転板を所定角度揺動させることにより回転板の外周に付
着した保護膜用塗料を電子部品の側面に塗布する工程と
を備えたことを特徴とする電子部品の保護膜形成方法。 - 【請求項4】回転板外周に保護膜用塗料を付着させた
後、掻取板によって保護膜用塗料のうち余剰分を掻き取
る工程を更に備えたことを特徴とする請求項3記載の電
子部品の保護膜形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP21613898A JP3459361B2 (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 電子部品の保護膜形成方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP21613898A JP3459361B2 (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 電子部品の保護膜形成方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000042462A JP2000042462A (ja) | 2000-02-15 |
JP3459361B2 true JP3459361B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=16683874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21613898A Expired - Lifetime JP3459361B2 (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 電子部品の保護膜形成方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3459361B2 (ja) |
-
1998
- 1998-07-30 JP JP21613898A patent/JP3459361B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2000042462A (ja) | 2000-02-15 |
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