JPH0992646A - パッシベーション材の塗布方法およびその装置 - Google Patents

パッシベーション材の塗布方法およびその装置

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JPH0992646A
JPH0992646A JP24721295A JP24721295A JPH0992646A JP H0992646 A JPH0992646 A JP H0992646A JP 24721295 A JP24721295 A JP 24721295A JP 24721295 A JP24721295 A JP 24721295A JP H0992646 A JPH0992646 A JP H0992646A
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JP
Japan
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roller
passivation material
semiconductor substrate
polyimide
passivation
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Pending
Application number
JP24721295A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Onose
保夫 小野瀬
Yoshio Yamaguchi
義男 山口
Tomoo Kinoshita
智雄 木下
Koichi Saisu
好一 斉須
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ベベル形状によらず、設計塗布寸法どうりにポ
イドなく再現性良くベベル面全体にパッシベーション材
を均一に塗布することができる量産に適したパッシベー
ション材塗布装置および塗布方法を提供する。 【解決手段】半導体基板1を保持,回転可能な、半導体
基板1の直径よりも小さな直径を持つ回転台2と、半導
体基板1の端面に非接触でパッシベーション材を塗布で
きる溝を有し回転台2と水平方向に移動可能で、かつ、
回転可能なローラ5と、パッシベーション材をローラ5
に供給するパッシベーション材供給ノズル6と、ローラ
5内のパッシベーション材を除去することのできるロー
ラ内クリーニング装置7とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の高耐圧半導体装置の
製造装置に係り、特に、ベベル加工された半導体基板端
面部にパッシベーション材を塗布する半導体製造装置お
よび、パッシベーション材塗布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ベベル加工された半導体基板端面部への
パッシベーション材の塗布装置は、特開平6−283505 号
公報に開示されているように半導体基板外周部の下方に
樹脂供給ノズル,上方にディスペンサを備えベベル面に
樹脂を被覆する装置が開示されている。これにより、ベ
ベル加工された半導体基板端面部を傷つけることなくベ
ベル面に樹脂を被覆することができる。
【0003】また、ローラを用いてベベル加工された半
導体基板端面部を加工する半導体製造装置は、特開平2
−130922 号公報に開示されている半導体基板エッチン
グ装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、ベベル加工された半導体基板端面部を傷つけること
なくベベル面に樹脂を被覆することができるが、半導体
基板側面からのパッシベーション材の供給がないために
ベベル面中央付近にパッシベーション材を十分塗布でき
ないという問題がある。特に、ベベルを図6に示すよう
なダブルポジティブベベル構造とした場合、半導体基板
1のベベル面中央部の溝みにまでパッシベーション材9
を塗布することは非常に困難になる。図6で、10はデ
ィスペンサ、11はパッシベーション材供給ノズルであ
る。
【0005】また、従来技術によれば、半導体基板エッ
チング用のエッチング液供給ノズルに変えてパッシベー
ション材供給ノズルを用いればパッシベーション材を塗
布することは可能となる。しかし、ベベル面へのパッシ
ベーション材料には揮発性の有機溶剤が含まれているも
のが多いため、時間とともにパッシベーション材の粘度
が変化する。その結果、理想的には図7(a)に示す様
なパッシベーション材の供給形状、すなわち、パッシベ
ーション材供給ノズル6から供給されたパッシベーショ
ン材9がローラ5の溝に蓄えられた時、ローラ5に蓄え
られたパッシベーション材9の形状はローラ5の形状に
より決まるものが、時間(例えば、処理枚数の増加)と
ともに図7(b)に示すような形状に変化してくる。す
なわち、パッシベーション材9を半導体基板に塗布後、
ローラ5内に残されたパッシベーション材9′の粘度が
高くなるために、実質的にローラの形状を変え、結果と
してパッシベーション材の供給形状を変えることにな
る。これによって半導体基板の外周部へのパッシベーシ
ョン材の塗布寸法が設計塗布寸法dから設計範囲外塗布
寸法d′に変化する他、気泡の巻き込みによるボイド1
2の発生等の不具合が起こり、再現性良くパッシベーシ
ョン材を塗布することが非常に困難になる。
【0006】本発明の目的は、ベベル形状によらず、設
計塗布寸法どうりにボイドなくベベル面全体に再現性良
くパッシベーション材を均一に塗布することができる量
産に適したパッシベーション材塗布装置および塗布方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は半導体基板を保持,回転可能な、半導体基
板の直径よりも小さな直径を持つ回転台と、半導体基板
の端面に非接触でパッシベーション材を塗布できる溝を
有し前記回転台と水平方向に移動可能で、かつ、回転可
能なローラと、パッシベーション材を前記ローラに供給
するパッシベーション材供給ノズルと、前記ローラ内の
パッシベーション材を除去することのできるローラ内ク
リーニング装置とを具備する構造とする。
【0008】本発明は、パッシベーション材供給ノズル
から供給されたパッシベーション材はローラ内に蓄えら
れるため、半導体基板端面のベベル面全面に塗布され
る。また、ローラ内に残ったパッシベーション材はロー
ラ内クリーニング装置によって除去されるため、半導体
基板端面のベベル面には常に新しいパッシベーション材
を供給でき、再現性良くパッシベーション材を塗布する
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるパッシベーシ
ョン材塗布装置の実施例を図面により詳細に説明する。
図1(a)は本発明によるパッシベーション材塗布装置
の実施例を示す断面図、図1(b)は本発明によるパッ
シベーション材塗布装置の実施例を示す平面図である。
図1で、1は半導体基板、2は半導体基板1を保持する
回転台、3は回転台の回転方向、4はローラ5の回転方
向である。また、6はパッシベーション材を供給するノ
ズルであり、7は半導体基板1の端面部塗布後にローラ
5の内部に残ったパッシベーション材を除去するローラ
内クリーニング装置である。
【0010】次に、装置の動作を説明する。半導体基板
1が回転台2に搬入,真空吸着され、5〜50rpm 程度
の低速で回転する。
【0011】次に、パッシベーション材供給ノズル6か
らローラ5へパッシベーション材として例えば、ポリイ
ミドが供給される。これと同時にローラ5は回転をしな
がら半導体基板1の方向へ水平移動を開始する。
【0012】次に、ローラ5は半導体基板1が非接触で
ローラ5の溝部に入り込む位置で水平移動を停止し、半
導体基板1の外周部およびベベル面にポリイミドの塗布
を行う。この時、ポリイミドが塗布されない部分、また
は、塗布膜厚が不十分な部分があれば、その部分は半導
体素子外部の影響を受けやすくなり信頼性不良を起こし
やすくなる。また、設計寸法以上にポリイミドを塗布す
ると半導体素子をパッケージに組み込む際、半導体素子
の電極とパッケージの電極との間のポリイミドが介在
し、部分的に接触不良を起こす。従って、半導体基板1
の外周部およびベベル面には、均一な塗布膜厚で設計寸
法どうりにポリイミドを塗布する必要がある。
【0013】塗布直後、ローラ5内に残ったポリイミド
はローラ内クリーニング装置7によって随時除去され
る。これによってローラ溝部は常に新しいポリイミドで
満たされることになり、再現性良く設計寸法どうりにポ
リイミドを塗布することができる。またローラ5の材質
はローラ5内に残ったポリイミドを除去されやすいよう
にポリイミドと密着性の悪い、テフロン,デルリン等で
あることが望ましい。
【0014】次に、再びローラ5は水平移動して半導体
基板1から離れる。次に回転台2は500rpm 〜200
0rpm 程度で高速回転し、ポリイミド膜厚の均一化を行
い半導体基板1は搬出される。半導体基板1の外周部お
よびベベル面に塗布されるポリイミドは前述したように
常に新しいポリイミドであるため、粘度も一定になる。
従って、高回転後のポリイミド膜厚も再現性良く均一に
塗布することができる。
【0015】本実施例によれば、ローラ5には常に新し
いポリイミドが供給されるため、半導体基板1の外周部
およびベベル面全体に再現性の良く均一にポリイミドを
塗布することができる。
【0016】図2は本発明の第2の実施例を示す断面図
である。8はパッシベーション材エッチング液供給ノズ
ルである。エッチング液はパッシベーション材に合わせ
て選択する。例えば、パッシベーション材がポリイミド
であれば、NMP,ヒドラジン等のエッチング液をもち
いる。第1の実施例では、半導体基板1の外周部及びベ
ベル面にポリイミドを塗布した直後にローラ5内に残っ
たポリイミドを随時除去したが、本実施例では、回転台
2の高速回転中または、半導体基板1の搬入または搬出
中にパッシベーション材エッチング液供給ノズル8から
NMP,ヒドラジン等のエッチング液を噴射し、ローラ
5のクリーニングを行う。これにより、第1の実施例と
同様の効果を得ることができる。
【0017】図3は本発明の第3の実施例を示す断面図
である。第1,第2の実施例では端面がダブルポジティ
ブベベル構造の半導体基板について説明したが、本実施
例に示すようなネガティブベベル構造の半導体基板1′
に本発明を適用しても同様の効果を得ることができる。
さらに、必要であればローラ形状をローラ5′に示す様
に半導体基板1′の端面形状に合わせて、溝の形状を変
えることによってネガティブベベル構造の外周部の塗布
寸法を調整することもできる。
【0018】
【発明の効果】本発明によればベベル形状によらず、設
計塗布寸法どうりにボイドなく再現性良くベベル面全体
にパッシベーション材を均一に塗布することができ、半
導体装置の歩留まり向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例を示す説明図。
【図2】本発明による第2の実施例を示す断面図。
【図3】本発明による第3の実施例を示す断面図。
【図4】従来技術によるパッシベーション材塗布方法の
説明図。
【図5】従来技術をパッシベーション材塗布装置に応用
したときのパッシベーション材塗布方法の説明図。
【符号の説明】
1…ダブルポジティブベベル半導体基板、1′…ネガテ
ィブベベル半導体基板、2…回転台、3…回転台の回転
方向、4…ローラの回転方向、5…ローラ、5′…ネガ
ティブベベル用ローラ、6…パッシベーション材供給ノ
ズル、7…ローラ内クリーニング装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉須 好一 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板を保持,回転可能な、前記半導
    体基板の直径よりも小さい直径を持つ回転台に前記半導
    体基板を保持する工程と、前記半導体基板の端面に非接
    触でパッシベーション材を塗布できる溝を有し前記回転
    台と水平方向に移動可能で、回転可能なローラに、前記
    パッシベーション材の供給ノズルから前記パッシベーシ
    ョン材を供給する工程と、前記半導体基板および前記ロ
    ーラを回転しながら前記パッシベーション材を前記半導
    体基板に塗布する工程と、前記ローラ内の前記パッシベ
    ーション材を除去することのできるローラ内クリーニン
    グ装置でローラ内の前記パッシベーション材を除去する
    工程とを含むことを特徴とするパッシベーション材の塗
    布方法。
  2. 【請求項2】円形盤の側面に高粘性材料を主成分とする
    保護膜の塗布装置において、円形ボビンの溝に高粘性材
    料を充填する機構、ボビン溝内の高粘性材料と円形盤の
    側面を接触させながら、ボビンと円形盤を同方向に回転
    させる機構、塗布された高粘性材料の厚みを均一化する
    ため、円形盤を高速で回転させる機構、ボビン溝内に残
    在する高粘性材料を除去する機構から成ることを特徴と
    する保護膜の塗布装置。
JP24721295A 1995-09-26 1995-09-26 パッシベーション材の塗布方法およびその装置 Pending JPH0992646A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020155756A (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 芝浦メカトロニクス株式会社 基板処理装置及び基板処理方法
WO2023182351A1 (ja) * 2022-03-24 2023-09-28 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置及び基板処理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020155756A (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 芝浦メカトロニクス株式会社 基板処理装置及び基板処理方法
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