JP3459265B2 - 自動車の油圧ファンシステム - Google Patents

自動車の油圧ファンシステム

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JP3459265B2 JP53682598A JP53682598A JP3459265B2 JP 3459265 B2 JP3459265 B2 JP 3459265B2 JP 53682598 A JP53682598 A JP 53682598A JP 53682598 A JP53682598 A JP 53682598A JP 3459265 B2 JP3459265 B2 JP 3459265B2
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Description

【発明の詳細な説明】 1.発明の技術分野 この発明は自動車のラジエター用油圧駆動ファンに適
用される制御システムに関する。この制御システムは選
択的に1つ又は2つの油圧モータによりファンを駆動す
る。
発明の背景 自動車において一般にファンは、内部を冷媒が流れて
いる熱交換器つまりラジエターに空気を流すことによ
り、液体冷媒から熱を除去する。ファンは一般に、パワ
ー伝送ベルトを介してエンジンにより直接駆動される。
しかし、そのような直接駆動のファンの1つの問題点
は、ファンの速度がエンジン速度にリンクしていること
である。エンジン速度が上昇するにつれ、ファンの速度
も上昇する。しかし、車速の増加によりラジエターを介
したラム空気流(ram airflow)が増加し、従って冷媒
が冷却され、その結果ファンによる冷却の必要性が少な
くなる。
従って通常のエンジン高速運転時、ファンも高速に回
転するが、このときファンは必要以上に回転している。
この問題を解決するため、ファンの中にはエンジンが高
速に運転しているときに、エンジンからファンを切り離
すためのクラッチが装備されているものがある。
しかし、ファンはこの問題が解決したとしても、ファ
ンには他の問題がある。その一つにファンはうるさいと
いうことである。ファンのブレードは、観察者(observ
er)に音が伝わるとき、観察者に小さな圧力パルスを加
える。
ファンの速度が上昇するにつれ、1秒あたりの通過ブ
レードの数も増加し、その結果、1秒あたりのパルスの
数も増加する。更に、速度上昇に伴ってパルスの大きさ
も上昇する。従って、高速に運転するファンは周波数の
高い大きな音量のノイズ源になる。
他の問題は自動車の設計原則から見て、ファンに必ず
発生するというものではない。横置きエンジン(transv
ersely mounted engine)の場合、クランクシャフトは
車の進行方向に直交している。しかし、ラジエターの冷
却面及び冷却面を冷却する回転ファンによるディスク
は、車の進行方向に平行のラム空気流に対して直交して
いるのが望ましい。この構成で、ファンの回転軸はクラ
ンクシャフトに直交しているので、クランクシャフトか
らファンにパワーを伝送する機構が複雑となる。
これら多くの問題は、油圧駆動冷却ファンにより解決
されると考えられる。しかし、自動車に適用する場合、
ファンは低コストでなければならない。低コストにする
場合、必然的に一定排油量油圧ポンプを用いなければな
らず、又、トランスミッションを介してではなく、エン
ジンによって直接駆動する必要がある。(ここで“一定
排油量”とは、提供される流体の量すなわち排油量がポ
ンプの1サイクルについて一定であることを示す。) このようにして駆動されるタイプのポンプは、エンジ
ン高速回転時に多量の流体を提供する。しかし、上記し
たように、エンジン高速回転時では、多くの場合ファン
による冷却はそれほど必要とならない。従って、多量の
流体は必要ない。余分な流体は、ポンプに流体を供給す
る貯蔵部に貯蔵される。
このような流体の迂回路に関する1つの問題は、迂回
された流体は、使用されないにも関らず、ポンプにより
高圧に上昇されたということである。迂回された流体を
高圧にするにはパワーが必要となる。このパワーはエン
ジンにより提供しなければならず、迂回流体によるパワ
ーの消費は浪費を意味する。
発明の目的 本発明の目的は自動車に改良された冷却システムを提
供することである。
本発明の他の目的は、複数の油圧モータが冷却ファン
にパワーを提供する自動車用冷却システムを提供するこ
とである。
発明の概要 本発明の一実施例において、エンジンにより動力が与
えられる1つ又は2つの油圧モータによりラジエター冷
却ファンが選択的に駆動される。
図面の簡単な説明 図1A及び1Bは 全ての電気的負荷が同一の電流源によ
り駆動される場合に、単一の負荷により消費される電力
と、並列負荷により消費される電力を比較検討するため
の図である。
図1C及び1Dは本発明による動作の概要を示す。
図1Eは図1A及び1Bの続く図。
図2〜9は本発明の異なる動作条件における内部構成
部品に想定される様々な状態を示す。
図2Aは軸部材78の詳細な構成を示す。
図4Aは比較的低いポンプ速度での図2におけるバルブ
6の圧力及び流量をプロットした図。
図4Bは比較的高いポンプ速度での図2におけるバルブ
6の圧力及び流量をプロットした図。
発明の詳細な説明 分析 油圧機構は高度な技術事項であり、油圧システムに起
こる現象には簡単に直感的に理解できないものがあるの
で、分析が必要となる。この分析には電子工学の技術が
用いられる。
この分析は2つの部分に分けられる。第1に、(a)
単一の抵抗R1又は(b)2つの並列抵抗R1及びR2に電流
を供給する定電流源を考え、両者の場合で提供される電
力を比較することである。第2は、抵抗R1又は並列の抵
抗R1及びR2に電力を選択的に供給することを可能とする
装置である。
分析の第1部 図1Aは電流源Sにより電力が供給される4オームの負
荷抵抗R1を示す。電源Sのタイプは定電流源である。即
ち、電源Sは抵抗R1のサイズに関らず一定電流を提供す
る。図1Aでこの定電流は4アンペアである。
R1により消費される電力Pは同図に示すように、I2R
(電流の2乗×抵抗値)即ち64ワットである。抵抗R1両
端の電圧はIR(電流×抵抗値)であって、これは16ボル
トである。
この電力は電流源Sにより供給される。しかし図1Bの
ように、同一の抵抗R2が並列に接続されると、電流源S
から見た等価抵抗は半分の2オームになる。これで消費
電力も半分の32ワットになる。
従って、この分析は、第2の負荷を第1の負荷に並列
に接続すると、消費電力が減少することを示している。
消費電力は次の2式によって表現できる。
(1)P=I2R、又は(2)P=IV ここで、Pは電力、Iは電流、Vは電圧である。
式(1)について、図1Bの追加負荷R2は電流源Sから
見た総合抵抗を減少している。P=I2Rにおいて、“R"
を減少することにより“P"が減少する。
式(2)は他の観点から見た電力の低下を示す。図1A
及び1Bを比較することにより、減少した総合“R"によ
り、電圧降下の減少が生じるのが判る。減少した電圧降
下は式(2)の“V"によって示されている。式(2)で
のこの“V"の減少により“P"が減少する。
つまり、“R"は用語“抵抗”が示すように、電流の通
過に抵抗を与える。電圧はV=IRにより示されるよう
に、抵抗を介して電流を流し、電流は電圧に比例する。
“R"が減少すると、同一の電流を流すために必要な電圧
が少なくなる。式(2)のP=IVに示されるように、電
圧の減少に伴い、必要電力は減少する。
電流源Sは一定排油量のポンプに似ている。抵抗1及
びR2は、1つ又は複数の車のファンを駆動する油圧モー
タに似ている。全く同一の2つのモータが、図1Bの抵抗
R1およびR2のように並列に接続されると、ポンプからは
少ないパワーが供給される。
分析:第2部 図1Eは前述した電流源S及び抵抗R1及びR2を示す。再
び、R1及びR2は、1つ又は複数の冷却ファンを駆動する
油圧モータを示す。しかし図1Eの場合、電流源Sは可変
電流源である。これは、ポンプ速度に依存して流量を可
変可能な定排油量油圧ポンプに似ている。自動車のエン
ジンがこのポンプを駆動すると、流量はエンジン速度に
依存するが、流量は与えられたエンジン速度については
一定値である。
更に、コントローラCが追加されている。コントロー
ラCは“カレントバルブ(current valve)"Vを制御す
る。カレントバルブVは理想化されたトランジスタとし
て見ることができ、抵抗R2を流れる電流の量を制御す
る。コントローラCは又、可変バイパス抵抗RBを制御す
る。この抵抗RBはR1及びRBの等価並列抵抗値を制御し、
その結果R1両端電圧を制御する。コントローラCによ
り、電流源Sにより供給されるパワーを、電流源Sが抵
抗R1のみに供給するときに比べ、減少させることができ
る。
この構成の利点を説明するため、負荷R1及びR2で必要
となる電力が最高値から最低値に変化したときの電流源
Sから負荷Rへの電力伝送効率を考える。(要求される
この変化は車の場合、抵抗R1及びR2により表現されるモ
ータにより供給される冷却の要求量が最大から最低に変
化するときに発生する。) 最大電力は、RBが十分に開回路でバルブVが非導通の
ときに供給される。このとき、電源Sからの全電流は抵
抗R1を介して流れ、電力伝送効率は100パーセントであ
る。つまり、電源Sから供給される電力は全て抵抗R1で
消費される。
負荷R1及びR2により要求される電力が少なくなるにつ
れ、バルブVを電流が流れ始め、その電流はバルブVが
完全に導通するまで連続的に増加する。完全に導通した
とき、R1及びR2の並列ペアを介した電圧は、前述したよ
うに電流源Sにより供給される電流により決定される。
バルブVでの損失がなければ、電力伝送効率は再び100
パーセントになる。
要求電力が更に減少すると、RBが機能するようにな
り、その結果、R1及びR2に並列のRBを介して電流が流れ
る。抵抗RBが減少するにつれ、負荷R1及びR2に供給され
る電力は減少し、一方RBは幾らかの電力を消費する。
従って、100パーセントの電力伝送が2つの動作点、
即ちR1が単一の負荷として作用する場合、及びR2と並列
のR1がその負荷として作用するときに発生する。これに
対して、R2がR1と並列に接続するために利用できない場
合(つまりR2及びバルブVが存在しなければ)、100パ
ーセントの電力伝送は単一の動作点、即ちRBが無限大の
抵抗値を有し、R1が単一の負荷として作用する場合での
み発生する。
発明の一側面 図1Cにおいて、一組の動作条件の下に制御システム5
は、車のエンジン(図示されず)により駆動された油圧
ポンプ3から流体が流入される。制御システム5は点線
に示すように、流体流を油圧モータ9に供給し、このモ
ータはラジエター冷却ファン12を駆動する。この時点で
油圧モータ24に流体は供給されていない。
図1Dにおいて、他の一組の動作条件の下に、制御シス
テム5はモータ9及び24の両方に流体を供給し、これら
はファン12を駆動する。
油圧方式において、供給されるパワーは(流量)×
(圧力降下)に比例する。この表現は前述した式(2)
の(電流)×(電圧)の電気的表現に似ている。即ち、
電流は流体の流量に似ており、電圧は圧力降下に似てい
る。
図1Dにおいて、ポンプ3の与えられた流量に対して、
モータ対を介した圧力降下は、図1Cの単一モータを介し
て発生された圧力より少ない。これを理解するために、
図1Dにおいて、並列のモータ対は図1Bの並列抵抗と同様
に、流れに対する低い総合抵抗を示していることを考え
る。定流量ポンプ3は図1Dにおいて低抵抗負荷を有して
いるので、図1Cに比べ低い圧力が発生される。この値:
(流量)×(圧力降下)は減少するようになり、油圧モ
ータはエンジン(図示されず)から少ないパワーを引き
出す。
従って、以上をまとめると、一定油圧流体源によりパ
ワー供給される全く同一の2つの油圧モータは、該モー
タが1つの場合より少ないパワーを該流体源から引き出
す。
実際には、図1C及び1Dにおいて、ポンプ3は高速のエ
ンジンにより駆動されるので、過多の流れを発生するこ
とがある。制御システム5は、(a)この超過が流体経
路(図示されず)を介してモータ9及び24をバイパス
し、(b)この超過を貯蔵部15に貯蔵されるように制御
する。
詳細な説明 図2〜9は本発明の詳細を提供するもので、この発明
の一実施例に係る幾つかの動作モードを示している。
図2:低ポンプ出力、冷却要求なし(始動時) 図2は本発明を適用する車両が始動するときに一時的
に発生する状態を示している。ポンプ3は流れをライン
50に供給し、その流れは穴53を介してバルブ6の空洞に
入る。この時、ホール62をブロックしているピストン59
Aの閉じた位置により、冷却要求はない。
ピストン59Aの拡大図がこの図の右上に明記されてい
る。ピストン59Aの相対位置を他の図面と比較できるよ
うに、点線65及び68が追加されている。ピストン59Aの
位置はソレノイドアクチュエータ72により制御され、こ
のアクチュエータ72は、ライン73上の冷却要求電気信号
により制御される。
バルブ6は一般に購入可能な部品である。これは速度
感知パワーステアリングシステムに用いられる。このよ
うなシステムでは、“冷却要求信号”として示される信
号に似た信号が用いられるが、その信号は冷却要求信号
を示すものではない。即ちその信号は車両の速度を示
す。
幾分異なるタイプのバルブでは、ピストン59Aは、ホ
ール62に対して固定位置に溶接され、その結果、ホール
62と共に固定アパチャーを定義している。ソレノイドア
クチュエータ72は省略される。このタイプのバルブは速
度感知システムと対抗するものとして、一般のパワース
テアリングシステムに良く見掛けるタイプである。
上記両タイプのバルブでは、ライン75に存在する流れ
が、ポンプ3の出力から独立して制御される。ソレノイ
ドアクチュエータ72を使用するバルブにおいて、その流
れはライン73上に信号により決定される。ソレノイドア
クチュエータ72がないバルブにおいて、流れはピストン
59Aによりカバーされずに残ったアパーチャー62のサイ
ズにより決定される。しかし又、移動ピストン59Aが装
備されたバルブでは、流量は勿論調節可能であるが、バ
ルブ6は油圧流体の一定流量源として作用する。
図2の説明に戻り、バルブ6内のピストン59Aはホー
ル62をロックしているので、ライン75に到達する流れは
ない。従って、図示されるライン50内に存在する比較的
高い圧力に比べ、低い圧力が図示されるライン76に存在
する。その結果、バルブ18内の軸部材(pintle)78は図
示される位置に駆動され、ここで環(annulus)80はア
パーチャー82に合致する。
図2Aは軸部材78の詳細を示す図である。環80はホール
103を介して内部ボア104と作用し、これにより、軸部材
78が適切に位置していれば、ボア104内の加圧流体は図
2のアパーチャー82に到達する。
しかし図2において、このときにピストン59Aの位置
によりライン75を介した流れは無いので、ライン76を介
したバルブ18への流入はなく、アパーチャー82に流れは
存在しない。モータ24は流体を受け入れることはなく、
動作しない。又、ライン75を介した流れはないので、モ
ータ9も流体を受け入れない。
従って、図2の始動状態において、軸部材78は図示さ
れる位置にあると想定され、モータ9及び24はオフであ
る。
図3:低ポンプ出力、ゼロ冷却要求(始動後) 図2の状態が発生した直後、バルブ6内の空洞56内に
圧力が発生し、この圧力は左方向の力で面59にかかる。
この力は軸部材66を押し、ライン90に流入する流れ88を
発生し、それは貯蔵部15に到達する。空洞56内の25psi
程度の圧力流体は、軸部材66のこの運動を発生するのに
十分な圧力である。この25psiの圧力は、軸部材66を押
し開け、流れ88を生成するので、“クラッキング圧力
(cracking pressure)”と呼ばれる。しかし、冷却要
求がないのでピストン59Aがまだホール62をブロックし
ているため、図2の説明で与えられた理由により、モー
タ9及び24はオフのままである。
図4:低ポンプ出力、少ない冷却要求 図4において、ピストン59Aの部分的な開位置により
示されるように、少ない冷却要求が発生しているが、ポ
ンプ3の出力はまだ小さい。これは車両のエンジンがア
イドル運転又はそれに近い回転数で回転しているためで
あると考えられる。このような状態で、図3の場合のよ
うに貯蔵部15に貯蔵される流れ88の大部分は、ピストン
59Aにより部分的にカバーされているホール62を介して
流れるようになる。
流れ88は十分にゼロになるか、又は流れ88の幾らかが
存在するが、それは図4に示すように貯蔵部15に貯蔵さ
れる。貯蔵された量はピストン59Aの位置及びポンプ3
の流量に依存する。
バルブ18内の軸部材78が右に移動しすぎて、ライン50
内の流れがバルブ18内のアパーチャー82を介して決して
流出しないように、バルブ18は構成される。従って、ポ
ンプ3からの全ての流れはホール62を介して流れ、又は
図3の流れ88として貯蔵される。ライン77を介した流れ
はない(あまり重要ではない一時的な軸部材78を移動さ
せる流れを除く)。再確認:(1)ホール62を介した流
れと(2)流れ88の加算した流れはポンプ3の出力に等
しい。
図4において、ホール62を出る流れはライン75に到達
し、そしてモータ9に達し該モータを作動する。更に、
ライン76内の圧力は以下に示す理由により、まだかなり
低い。即ち、ライン50からライン75までの圧力降下Δ−
Pは図3と同一で、約25psiである。(“Δ−P"は図に
示すように、ギリシャ文字のデルタを引用している。)
この圧力降下により、バルブ18内の軸部材78は、図3に
示すのと同様な位置に止まる。この位置により、流れ2
はモータ24に到達する。(対照的に、軸部材78が図3及
び4と同様な位置にあるという事実に関らず図3では流
れ2は存在しない。なぜなら、図3において、ピストン
59Aが、流れ2を供給するライン75内の流れをブロック
しているからである) ライン76内に存在する低い圧力を説明するために、図
4Aはライン73上の冷却要求信号を表す電流に対する2つ
の量をプロットしている。これらの量は、(1)図4に
示すライン50と75の間の圧力差Δ−P、及び(2)ライ
ン75を介した流れである。この状態で、図4の動作点は
ほぼ点Aである。ライン75内の流れは比較的低く、約0.
5gpm(gallons per minute)である。この圧力差Δ−P
は比較的高く約28psiであって、これはライン77に対し
て、ライン76に比較的低い圧力を生成する。図4Aの2つ
の特徴は重要である。両方ともライン73上の信号による
ホール62を介した流れの制御に関係している。1つの特
徴は、図4において、バルブ6の動作点が図4Aのウイン
ドウW内にほぼ存在することである。この動作点におい
て、図4のバルブ3内のピストン59Aは、チャンバー56
内のクラッキング圧力が維持しないように、ホール62を
不十分にカバーする。
クラッキング圧力が維持されないと、図4の流れ88は
止り、ホール62を介した流量は、図4Aに流量(GPM)と
してプロットされた水平部Hのように、そのピークに達
する。ホール62を介したこの最大流量で、図4のライン
73上の冷却要求信号は効力をなさなくなり、ホール62を
介した更なる流れの増加はなくなる。
第2の特徴は、ピストン59Aがホール62の一部分をカ
バーした状態に関係し、ライン73上の冷却要求信号が、
流れの増加及び減少について有効となっている。図4A内
のウインドウWのほぼ右の領域がこの状態を示す。この
領域で、クラッキング圧力は合致又は超過されている。
この状態で、図4Aの流量は冷却要求信号の大きさに幾
分反比例している。つまり、冷却要求信号が増加するに
つれ、流れは減少する。
この反比例関係は、フェールセーフ(fail−safe)の
特徴を提供する。ソレノイド72/ピストン59Aのシステム
は通常、ホール62を開状態に保つ。冷却要求信号はホー
ル62を閉じるために用いられる。配線73の断線等で冷却
要求信号に不具合が生じると、流れはライン75に到達し
続けモータ9を作動する。このシステムはこのような故
障にもかかわらず安全に動作する。
図4に示すモードに戻る:図4Aは図4のΔ−Pに対応
する“圧力差”を示す。ライン50内の圧力からΔ−P
(図4A参照)を引いた値はほぼライン76内の圧力に等し
い。Δ−Pが大きくなるほど、ライン76と50の間の圧力
差は大きくなる。十分な圧力差があると、軸部材78は右
に移動し、ライン76をアパーチャー82に接続する。
図4において、大きな圧力差が存在すると、軸部材78
の環80はアパーチャー82に合致し、これによりライン76
内の流体は流れ2としてバルブ18を出る。流れ2はモー
タ24を作動する。モータ24はオーバーランニングクラッ
チ27を介してファン12に接続されている:モータ9及び
24はファン12を駆動する。
従って、この時のように、ポンプ出力が低く、小さい
冷却が要求されているとき、モータ9及び24は好適に同
一速度で運転する。
図5:低いポンプ出力、中くらいの冷却要求 図5において、ポンプ出力は図2〜4と同様である
が、ピストン59Aによりカバーされるホール62の大きさ
により示されるように、図4の場合と比べて中くらいの
冷却が要求されている。図4Aで動作点は点Cとして取る
ことができる。この動作点Cでは、ライン75内の流量は
図4が示すように点Aよりも大きいが、圧力差(即ち図
5のΔ−P)は少ない。このことは、ライン76及び77内
の圧力は図4よりも互いに接近してきることを示してい
る。
このように接近している圧力は図5では“高”及び
“ほぼ高圧”として示されている。その結果、バルブ18
内の軸部材78は、後述されるように図4の全開と図6の
全閉の中間の位置と考えられる。この仮定された特定中
間位置は流れ2の流量を制御し、そしてモータ24の速度
を変調する。
従って図5において、ライン73上の冷却要求信号はピ
ストン59Aの位置を制御し、ピストン59Aの位置は軸部材
78の位置を決定し、この軸部材は流れ2の流量を決定す
る。この流量はモータ24の速度を制御する。
図4及び5を比較することにより本発明の重要な特徴
が示される。図4において、冷却の要求は小さい。モー
タ9及び24は運転している。図5において、冷却の要求
は大きい。そしてモータ24の速度は中くらいであり、モ
ータ9は流れ1により決定する速度で運転する。
クラッキング圧力は超過されているか又は超過されて
いない。
図6:低いポンプ出力、大きな冷却要求 図6において、ピストン59Aはホール62を、Δ−Pが
非常に低くなる程度までに開ける。動作点は図4Aの点D
又は点Dの左の点により示される。
Δ−Pは小さい。(この小さいΔ−Pについての簡単
な説明は、大きなホール62を介した小さな流れにより小
さい圧力降下が生じるということである。)小さなΔ−
Pにより、ライン76及び77内の圧力は互いに非常に近い
値で、これによりバルブ18内を軸部材78はスプリングSP
の影響の下で左に移動する。モータ24への流れはブロッ
クされる。
クラッキング圧力は超過されていない。
図4〜6の比較により、本発明の重要な一連の動作が
示される。これらの図面で、冷却要求の順番を概略する
と以下のようになる。
(1)図4のように“小さい” (2)図5のように“中くらい” (3)図6のように“高い” 小さい冷却要求により、モータ9及び24は動作する。
中くらいの冷却要求により、モータ9及び24は動作する
がモータ24はバルブ18により変調され、高い冷却要求に
より、モータ9は排他的に動作する。中くらいの冷却の
状態は、デュアルモータ動作から単一モータ動作への移
行を示す。
図7:高いポンプ出力、冷却要求なし 図7において、ピストン59Aはホール62をブロックし
ている。ライン75に到達する流れはない。ライン50内に
流入する流れはライン90に移行され貯蔵部15に貯蔵され
る。モータ9及び24はオフである。
図8及び9:高いポンプ出力、小さい及び大きい冷却要求 高いポンプ出力及び小さい冷却要求を示す図8におい
て、ピストン59Aはホール62を部分的に開いている。高
いポンプ出力は、例えばポンプ速度が2000rpm以上のと
きに発生する。
Δ−Pは高い。高いΔ−Pを簡単に説明すると、一般
にホール62を介して大きな流れがいま発生し、図4で発
生していたように、これにより例えば小さい流れより大
きな圧力降下を発生する。ここで図4Bのプロットが適用
でき、動作点を点Eに取ることができる。
高いΔ−Pの状態で、バルブ18は全開又はほぼ全開で
ある。これはライン76内の低い圧力と比べて高いライン
77内の圧力による。両方のモータがここで運転し、流れ
2が流入しモータ24を駆動する。流れ1はモータ9を駆
動する。両方のモータは好適に同一速度で運転する。こ
こでモータ24の変調はない。
高いポンプ出力及び高い冷却要求を示す図9におい
て、ピストン59Aはホール62を全開にするか又はほぼ全
開にする。ポンプ3の出力は高く、Δ−Pは図8のとき
より僅かに少ないだけである。動作点は図4Bの点Fとし
て取ることができる。
図9において、この僅かに低いΔ−Pはライン76に関
係する“低圧”に付加された記号“+”により示されて
いる。この記号“+”はライン76内の圧力は図8の場合
より僅かに高いことを示している。
図9において、軸部材78は図8の場合とほとんど同一
の位置にある。両モータ9及び24は好適に同一速度で運
転し、モータ24は変調されていない。
図8及び9において、ポンプ3の出力はピストン59A
がホール62をいかに広く開いているかに関らず、クラッ
キング圧力が常に超過されるほど充分大きい。
発明者は次のように指摘する。即ち、アーパーチャー
62を充分多きくした異なる設計によるシステムでは、ピ
ストン59Aが開き始め、ピストン59Aが全開となる前に、
クラッキング圧力はポンプ3の圧力が高い場合でも誤っ
て維持されることが有る。この場合、図4BのポイントG
に到達し、ファンの速度は増加する。これは図4、5、
及び6の場合と同様な進行におけるモータ9に供給され
る流れの制限によるものである。
従って、クラッキング圧力を生成する最大流に到達す
るまでポンプ出力レベルを変化させるときに、図9のよ
うに全開したバルブ6にも関らず、回路のエネルギ節約
機能が採用される。
要点 図3〜8で発生する現象を次の表に要約する。
補足検討 1.前述したように、バルブ6はライン75内の流れを一定
値に保持する。流量が如何なる値でも、モータ9及び24
が作動しているとき、ライン75内の圧力は、モータ9が
単独で運転しているときより少なくなる。この少ない圧
力の状態で、バルブ6はモータ9及び24に小さいパワー
を供給する必要がある。バルブ6はそのパワーをポンプ
3から供給されるので、ポンプ3は小さいパワーを供給
する必要がある。
2.重要な特徴は例えば図8の流れ88に属する浪費エネル
ギの低減である。前述したように図8のモータ9及び24
が運転中、ライン75内の圧力は、モータ9が単独で運転
している場合より少ない。ライン75内の圧力が小さいと
き、ライン50内の圧力も小さい。(ライン50内の圧力は
ライン75内の圧力とΔ−Pの加算値に等しい。) 貯蔵された流れ88はライン50から生じているので、そ
のライン内の圧力が小さいということは、流れ88による
浪費パワーが低いということである。つまり、流れ88内
に含まれる流体は、必ずライン50内の圧力に上昇してい
た流体である。なぜなら、ライン50はポンプ3の出力で
あって、その流体はポンプ3から生じたものだからであ
る。しかし、それが貯蔵部15に到達すると、流れ88の圧
力は0に下がる。浪費パワーの量は(流れ88の流量)×
(ライン50内の圧力−貯蔵部15内の圧力)に比例する。
従って、ライン50内の圧力が減少すると、浪費パワーも
減少する。
3.単一の制御ライン73は複数要素を制御する。即ち、ラ
イン90内に流れが存在しないという条件の下で、ライン
73は(1)モータ9の速度、(2)モータ24を運転する
か否か、もし運転するのなら(3)モータ24の速度を制
御する。
4.モータ24の速度がモータ9の速度に到達したとき、モ
ータ24はファン12に対するパワーのみに貢献する。モー
タ24がモータ9より低速で運転しているとき、オーバー
ランニングクラッチ27は滑る。つまり、バルブ18内の環
80が不十分にアパーチャー82に合致しているという動作
条件の下で、流れ2が非常に小さいとき、モータ24の速
度は小さく、オーバーランニングクラッチ27は滑ること
になる。
5.オーバーランニングクラッチ27の機能は図9のチェッ
クバルブCVによって置き換えることができる。この場
合、モータ9及び24はファン12を駆動している共通シャ
フトSにロックされる。オーバーランニングクラッチ27
は不在である。
モータ24がバルブ18によってパワー供給されていない
とき、それはポンプとして作用し、モータ9によって駆
動される。モータ24によってポンプ供給された流体はチ
ェックバルブCVを介して流れ、ループLを循環する。
6.モータ9及び24は単一のファン12にパワーを供給する
必要はない。それらは2つの分離したファン、即ち図10
の同軸シャフト150及び153にパワーを供給できる。これ
らシャフトは、ラジエター160に空気を供給する共通ダ
クト58内に設けられた2つの155及び157にパワーを提供
する。
本発明の概念及び範囲から逸脱することなく、様々の
修正及び置き換えが可能である。特許として保護を求め
る本発明の内容は特許請求の範囲に記載されている。
フロントページの続き (72)発明者 ヒル、ジョン・エス アメリカ合衆国、オハイオ州 45405、 デイトン、ダブリュー・シーベントハー ラー・アベニュー 227 (56)参考文献 特開 昭55−102744(JP,A) 国際公開96/016259(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01P 7/04

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧ポンプを含む車両に設けられた第1及
    び第2油圧装置を制御するシステムであって、 a)前記ポンプから流体を受け入れ、そして前記第1及
    び第2油圧装置にかかる負荷の組合せに関する独立の制
    御信号によって制御される割合で流れを分配する第1バ
    ルブ、及び b)前記第1バルブの所定動作条件に基づいて、前記油
    圧装置の1つへの流れを制限するため前記流れを分配す
    るために、前記第1バルブにかかる圧力に応答する前記
    第1バルブと油圧により結合された第2バルブ、 を具備することを特徴とする制御システム。
  2. 【請求項2】前記第2バルブは、 i)前記第1の油圧装置の入力圧力を感知する第1ポー
    ト、 ii)前記ポンプ出力での圧力を感知する第2ポート、 iii)前記第1及び第2ポート間の圧力差が所定値に到
    達した場合、前記第1の油圧装置から前記第2の油圧装
    置へ、前記流れの進路を変更する軸部材、 を具備することを特徴とする請求項1記載のシステム。
  3. 【請求項3】油圧ポンプによりパワーが供給される第1
    及び第2油圧モータにより駆動されるファンを用いて、
    車両内の熱交換器を冷却する方法であって、 a)前記ポンプにより発生された流量が第1の固定レベ
    ルのとき、 i)冷却要求が比較的低いときに両方のモータを作動さ
    せ、及び ii)前記冷却要求が中くらいのとき、前記第1モータの
    みを作動させ、及び b)前記ポンプにより発生された流量が前記第1のレベ
    ルより高い第2の固定レベルのとき、 i)冷却要求の実質的に存在しているときに両方のモー
    タを作動させる 方法。
  4. 【請求項4】車両の油圧冷却システムにおいて、 a)第1の流れを提供するポンプ、 b)前記第1の流れから得られる第2の流れによりパワ
    ーが供給される第1ファンモータ、及び c)前記第1の流れが前記第2の流れを超過しているか
    確認し、超過している場合、冷却要求信号が許容する場
    合に第2のファンモータにパワーを供給する制御システ
    ム、 を具備することを特徴とするシステム。
  5. 【請求項5】車両のエンジン冷却用システムであって、 a)圧力P1の流れを発生する油圧ポンプ、 b)前記油圧ポンプから流体を受入れ、基本的に冷却要
    求信号に依存する流量で流体をラインに導く第1バル
    ブ、 c)前記ラインから圧力P2で流体を受け入れる油圧モー
    タにより駆動され、予備油圧モータによりパワーの追加
    を受けることができるファン、 d)前記ラインから流体を受入れ、前記予備油圧モータ
    に流体を導き、前記圧力P1及びP2に基づいて前記予備モ
    ータの速度を制御する第2バルブ、 を具備することを特徴とするシステム。
  6. 【請求項6】車両のエンジン冷却用システムであって、 a)油圧ポンプ、 b)1つ又は複数のファンを駆動する第1及び第2油圧
    モータ、 c)前記油圧ポンプからの流れを受入れ、冷却要求信号
    に基づいて、前記油圧ポンプにより発生される流量とは
    実質的に独立した油圧流体の流量を提供する第1バル
    ブ、 d)過多の流れが前記第1バルブに供給されている場合
    に、前記第1バルブにより供給される流れを、前記第1
    及び第2油圧モータに分配する第2バルブ、 を具備することを特徴とするシステム。
  7. 【請求項7】車両のエンジン冷却用システムであって、 a)油圧ポンプ、 b)1つ又は複数のファンを駆動する第1及び第2油圧
    モータ、 c)前記油圧ポンプから油圧流体を受入れ、前記ポンプ
    の出力が所定レベル以下となった場合、冷却要求信号が
    比較的低いときに両方の油圧モータへ油圧流体を供給
    し、冷却要求が比較的高いときに単一の油圧モータに油
    圧流体を供給する制御システム、 を具備することを特徴とするシステム。
  8. 【請求項8】車両のエンジン冷却用システムであって、 a)油圧ポンプ(3)、 b)前記油圧ポンプ(3)から第1流量で流体を受入
    れ、冷却要求信号(73)を受信し、前記冷却要求信号
    (73)により制御された第2流量で、第1出力ライン
    (75)に出力流体を供給し、前記第2流量を超える前記
    第1流量の超過分を、前記油圧ポンプに流体を提供する
    貯蔵部(15)に戻す第1制御バルブ(6)、 c)前記第1出力ライン(75)から流体を受入れ、ファ
    ン(12)を駆動する第1油圧モータ(9)、 d)第2油圧モータ(24)、 e)前記油圧ポンプ(3)から流体を第1入力にて受入
    れ、前記第1制御バルブ(6)の前記第1出力ライン
    (75)から流体を第2の入力にて受入れ、前記第1入力
    での圧力が前記第2入力での圧力を所定マージンだけ超
    えたとき、前記流体を第2出力(82)に供給する第2制
    御バルブ(18)、 f)前記第2出力を前記第2油圧モータ(24)に結合す
    る流体ライン、及び g) 前記第2油圧モータから前記ファンにパワーを供
    給する連動機構、 を具備することを特徴とするシステム。
  9. 【請求項9】前記連動機構はオーバーランニングクラッ
    チを具備することを特徴とする請求項8記載のシステ
    ム。
  10. 【請求項10】前記連動機構は、前記第2油圧モータと
    前記ファンとが直接接続されており、そして前記第1お
    よび第2油圧モータの速度間の差を吸収するチェックバ
    ルブを具備することを特徴とする請求項9記載のシステ
    ム。
  11. 【請求項11】2つの装置により駆動され、共通ダクト
    内に設けられ、熱交換器を冷却する2つのファンを更に
    具備することを特徴とする請求項1記載のシステム。
  12. 【請求項12】前記2つのモータは、熱交換器に冷却用
    空気を供給するための共通ダクト内に設けられたファン
    にパワーを供給することを特徴とする請求項4記載のシ
    ステム。
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