JPS6212427A - 車両用油圧駆動装置 - Google Patents

車両用油圧駆動装置

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JPS6212427A
JPS6212427A JP15090985A JP15090985A JPS6212427A JP S6212427 A JPS6212427 A JP S6212427A JP 15090985 A JP15090985 A JP 15090985A JP 15090985 A JP15090985 A JP 15090985A JP S6212427 A JPS6212427 A JP S6212427A
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Masahiko Suzuki
昌彦 鈴木
Yuji Iwata
裕司 岩田
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松井 数馬
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両用油圧駆動装置に関するもので、特に車
輪を操舵する操舵機構に作動油を供給する油圧ポンプを
用いて、車両に搭載される回転補機を油圧モータで回転
駆動する車両用油圧駆動装置に関する。
〔従来の技術〕
従来は、実開昭58−136621号公報等に開示され
る様に、エンジンによって駆動される油圧ポンプからの
圧油でもって、液圧モータを回転させて冷却ファン等を
駆動するものが考案されている。また吐出容量の大きい
液圧ポンプを用い、その吐出圧油を切換弁によって複数
の油圧機、液圧モータに切り換えて利用するものも提案
されている。ところが、従来のものは上記液圧モータ等
に作動油を供給する専用の液圧ポンプを車両に搭載する
ことが必要となり、エンジンに作用する負荷が増加する
とともに、エンジンルーム内への搭載性が悪くなるとい
う問題点も有している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上記の点に鑑みてなされるものであって、その
目的は専用の油圧ポンプを搭載することなく、車両用の
油圧機、油圧モータ等を駆動することができる車両用油
圧駆動装置を提供することにある。
そこで本発明者らは、現在の動力操舵装置(油圧ポンプ
からの圧油をパワーシリンダに供給することによって操
舵機構を駆動する装置、いわゆるパワーステアリング装
置、以下、P/S装置と略す)の油圧ポンプを用いるこ
とに着目して検討を行ったところ、P/S装置と油圧モ
ータとを油圧ポンプで駆動すると、以下の様な問題点が
生じる。
まずP/S装置と油圧モータとを並列に油圧ポンプに接
続して、その油圧を途中に設けられた切換弁によってい
ずれか一方に切り換えて制御する場合は、操舵時にP/
S装置に圧油を供給するための遅れが生じ、操舵途中で
操舵力が変化するような不連続な感覚となって操舵感覚
が悪化する。
また上記操舵感覚の悪化を解消するために、油圧ポンプ
の吐出側にP/S装置と油圧モータとを直列に接続する
と、油圧モータを作動させるとともに、更にP/S装置
を駆動させた時には、吐出圧油の油圧が上昇して油圧ポ
ンプの吐出側に通常設けられるリリーフ弁から、圧油が
リリーフされてしまう。その結果、P/S装置に供給さ
れる圧油供給量が減少してしまい、P/S装置によって
得られる最大操舵力および、最大操舵速度が低下してし
まうという問題点もある。
更に上記問題点を解決するため、リリーフ弁のリリーフ
圧と油圧ポンプの最大吐出圧を高くする方法も考えられ
るが、これは油圧ポンプの駆動負荷の増加となる、又は
油圧ポンプの強度向上が必要となり、コストアップに結
びつくため好ましいものでない。
本発明は上述の様な問題点の検討を繰り返した結果、車
両用油圧機、及びP/S装置を一台の油圧ポンプで、し
かも両者の機能を損うことなく駆動する新しい車両用油
圧駆動装置を提供する。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記問題点を解決するための手段として、車輪
の操舵機構に作動油を提供する油圧ポンプと、前記操舵
機構と直列的に接続されて前記油圧ポンプからの作動油
を提供されるによって駆動される油圧機と、該油圧機に
よって駆動される車両補機と、前記油圧機の上流と下流
を連通して前記油圧機を迂回させて作動油を流通させる
第1バイパス路と、該第1バイパス路の途中に設けられ
て前記車両補機の負荷状態に基づいて作動油の流量を制
御する流量制御手段と、前記第1バイパス路と並列に設
けられて前記油圧機を迂回させて作動油を流通させる第
2バイパス路と、該第2バイパス路の途中に設けられて
前記操舵機構の上流の油圧が所定圧力以上のとき、前記
油圧機を迂回させて前記第2バイパス路に作動油を流通
させるバイパス弁とを有することを特徴とする。
〔作用〕
上記手段によると、操舵を行なわずに前記操舵機構に圧
油が供給されてないとき、操舵機構の上流の油圧は上昇
しないので、前記バイパス弁が第2バイパス路を閉塞す
る。このとき、第1バイパス路の流量制御手段を前記車
両機構の負荷状態に基づいて流量制御すると、圧油が油
圧機へ供給される、又は第1バイパス路を介して油圧機
を迂回して流通するので、油圧機、又は車両補機の駆動
負荷に応じた制御ができる。また、操舵を行なって操舵
機構に圧油が供給される場合は、操舵機構の上流油圧が
上昇し、その油圧が所定圧力以上となると、第2バイパ
ス路のバイパス弁が開弁するので、油圧ポンプからの圧
油は油圧モータ、第1バイパス路を流れずに第2バイパ
ス路を介して優先的に操舵機構に供給されることになる
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明の第1実施例を示す模式油圧回路図で
ある。
図示せぬエンジンによって回転駆動されるベーン型、歯
車式、ピストン型等の油圧ポンプlからP/S装置2の
パワーシリンダへ至る管路の途中には、油圧によって回
転駆動される、例えば歯車式、ベーン型、ピストン型等
の油圧モータ3が直列的に接続されている。
油圧モータ3の回転駆動軸には、冷媒圧縮用のコンプレ
ッサ4が連結されている。コンプレッサ4は、コンデン
サ5.エキスパンションバルブ6゜エバポレータ7等か
ら構成される冷凍サイクルへ冷媒を圧縮供給する。
第1図の油圧回路において、油圧ポンプ1の吐出側には
、圧力制御弁付の流量制御弁8が設けられており、この
制御弁8はエンジン回転数、油圧ポンプ回転数が上昇し
た場合、流量制御弁8の下流の流量Q1をほぼ一定に制
御している。また、油圧モータ3を迂回させて作動油を
バイパスさせる第1バイパス路B、第2バイパス路Aが
設けられており、この第1バイパス路Bには、流量制御
手段として可変絞り弁9が設けられている。可変絞り弁
9は電磁手段であるソレノイド10によって、バイパス
路Bを流れる作動油の流I Qtを連続的に制御し、ソ
レノイドIOの供給電流が増加するに伴なって、流MQ
zを連続的に減少するように制御する。これにより、油
圧モータ3に供給される流MQ、が制御されるので、油
圧モータ3の回転数はソレノイド10への供給電流に伴
って・第2図に示す様に連続的に上界する。
第2バイパス路Aには、バイパス弁11が設けられてお
り、このバイパス弁11にはP/S装置2の上流圧力P
1をパイロット圧とし、パイロット圧P1が所定圧力、
例えば5 kg / cnl程度以上となると、バイパ
ス弁11を開弁じて第2バイパス路Aの流量Q4を増加
させる。バイパス弁11は、スプール弁であって、その
切換え作動時に第1バイパス路Aの流量Q4が急変しな
いように、即ち第3図に示す様に流量Q4が零から、流
51Q、まで連続的に変化するように、第4図に示す構
造となっている。つまりバイパス弁11のスプール11
aの切換ランドにテーパ面11bが形成されている。尚
、第4図の各ポートi、  ii、  iiiは、第1
図の各ポートと対応している。よって、P / S 装
置2が作動してパイロット圧P1が上昇すると、バイパ
ス弁11が第1バイパス路Aの流I Q 4を増加し、
優先的にP/S装置2に作動油を供給する。このとき、
第2バイパス路への流量Q4は連続的に上昇するので、
操舵力が急変することなく、油圧モータ3からP/S装
置2に円滑に切換えられる。
なお、ポー1−i、iiiの間に絞りllcを設けるこ
とにより、スプールllaの自動振動を抑制することが
でき、作動の安定性が向上する。
また、電気制御手段(ECU)12は、コンプレッサ4
に連動してコンプレッサが駆動中であるか否かを検出す
るコンプレッサスイッチ13とA/C’用コンデンサ5
の冷媒圧力を検出する圧力センサ14.A/C用スイッ
チがONかOFFか検知するA/Cスイッチ15の信号
に基づいて、コンプレッサ4の駆動負荷を判定し、その
負荷に応じて可変絞り弁9のリニアソレノイド10の供
給電流を制御する。尚、符号16はステアリングホイー
ル、17はオイルクーラである。
次に上記構成に基づいて、その作動を説明する。
ステアリングホイール16を操舵しない時であって、A
/Cスイッチ15がONとなると、その信号に基づいて
ECU12がソレノイド10に電流を供給し、可変絞り
弁9がバイパス路Bの流量Q2を絞ると、油圧モータ3
に供給される流量Q3が増加して油圧モータ3.コンプ
レッサ4が回転する。ここで、冷凍サイクルの冷房負荷
が大きくなると、A/C用コンデンサ5の冷媒圧力が上
昇するので、これを検出する圧力センサ14又はコンプ
レッサスイッチ13の信号に基づいて、ECU12がソ
レノイド10の供給電流を制御し、油圧モータ3に供給
される流Lt Q 3を連続的に変化させる。
この様な状況で操舵が行なわれると、P/S装置2の上
流圧力が急上昇する。そして、バイパス弁11がない油
圧回路においては、油圧モータ3の上・下流の差圧とP
/S装置2の上流圧力との和が、流量側4卸弁8の設定
圧力例えば75kg/cut程度となると、油圧ポンプ
lからの吐出圧油は圧力制御弁からリリーフされてしま
うので、P/S装置2への供給圧油が急減する。このた
めホイール16の操舵中に、操舵力が急上昇して違和感
を生じる。
第1図のバイパス弁11は、このような状況を回避する
ためのものである。すなわちホイール16を操舵して、
P/S装置2の上流圧力であるパイロット圧PIが所定
圧力、例えば5 kg / cn!となると、バイパス
弁11が開き始めて、第3図に示した様にバイパス路A
の流量Q、を増加させ、パイロット圧P1が更に上昇し
て、例えば15kg/cn!になった時、バイパス弁1
1が全開する。このとき、第1バイパス路Aの流量Q4
は流量制御弁8によって制御される流量Q、と等しくな
って優先的にP/S装置2に供給される。これによって
油圧モータ3への供給量Q、は実質的に零となるので、
油圧モータ3の回転は一時的に停止し、P/S装置2の
パワーシリンダに供給される圧油によって車輪が操舵さ
れる。
一般的に操舵に要する時間は、短い場合で数秒間、長い
場合でも数十秒間である。また、冷凍サイクル中の冷媒
による熱容量は比較的大きいので、一時的にコンプレッ
サ4が停止しても数分間は、急激にエバポレータ7内の
温度が上昇することばないので、P/S装置2及びコン
プレッサ7の駆動用油圧モータ3が共に作動を必要とす
る場合は、優先的に作動油をP/S装置2のみに供給し
、その間油圧モータ3へ供給圧油を一時的に停止しても
問題とならない。従って、一台の油圧モータ3でもって
コンプレッサ7の駆動用油圧モータ3とP/S装置2を
有効に駆動することができる。
次に第2実施例を第5図、第6図に基づいて説明する。
第1実施例との相違点は、油圧ポンプ1の吐出側に設け
られる流量調整弁20と、油圧モータ3の回転駆動軸に
発電機であるオルタネータ21を設けるとともに、P/
S装置2の上流に流量制御弁22を設けたことで、他の
構成はほぼ第1実施例と同様である。
流量調整弁20は、ソレノイド23によって調整弁20
内の可変絞りの面積を2段階に制御し、流量Q、を第6
図(a)に示す様にa、bの2段階に制′a調整する。
流IQ+はバッテリ電圧又はオルタネータ21の発電量
に基づいて調整され、電圧又は発電量のいずれかが小さ
い場合−大流量すに、通常運転又は電圧の高い場合−小
流量aに調整される。
オルタネータ21は、レギュレータ24を介してバッテ
リ25に接続され、オルタネータ21で発電された電気
がバッテリ25に蓄電される。
またECU26は、バッテリ25の電圧を検知し、ソレ
ノイド10.23の供給電流を制御する。
上述構成の作動は、バッテリ25の電圧が低下した場合
には、ECU26の作動によって油圧モータ3及びオル
タネータ21を駆動する。つまり、流M調整弁20の可
変絞り面積を大きくするようにソレノイド23に通電し
て、流量Q、を大流量すにするとともに、可変絞り弁9
が全閉となるようにソレノイド10への通電を制御する
。これによって、油圧モータ3Aの流量Q、が増加し、
油圧モータ3及びオルタネータ21の回転数と発電量が
増加する。
この時、油圧モータ3を介してP/S装置2へ流れる流
量Q3が通常の流量(a)よりも多い流量(b)となる
ので、この状態でP/S装置2を作動させると、第6図
(b)に示す様に、P/S装置2の一定の出力トルクに
対するステアリングホイール16の操舵力が、通常より
も小さくなり過ぎてハンドルが軽く感じられて特に、高
速走行時に不安定となる。ところが、P/S装置2へ至
る流路途中に設けられた流量制御弁22によって、P/
S装置2へ至る余剰な流量がドレインされ、適正な流I
 Q SのみがP/S装置2へ供給される。
このため、操舵力は、油圧モータ3とオルタネータ21
の駆動に関係することなく所望の操舵方探たれる。
またオルタネータ21が駆動されている時に操舵が行な
われた場合、P/S装置2及び流量制御弁23の上流圧
力も上昇するので、この圧力をパイロット圧とするバイ
パス弁11が開弁じ、前述実施例と同様に油圧モータ3
が一時的に停止しく?先約にP/S装置2へ圧油が供給
される。ここで一時的にオルタネータ21が停止しても
、バッテリ25の蓄電容量が比較的大きいので、問題は
ない。尚、流量制御弁22は公知の定差圧型のものを用
いており、通常流量制御弁の上・下流間の差圧は1〜3
 kg / c++1と一定であり、この差圧は油圧ポ
ンプ1の最大吐出圧力50〜120kg/cffl程度
に比べて極めて小さいので、流量制御弁22の上流圧力
をパイロット圧としてバイパス弁11を開閉しても、操
舵状態に基づいて制御できる。
また第7図は第2実施例を改良したもので、油圧ポンプ
として容量制御装置28を有する可変容量油圧ポンプ2
7を用いたものである。可変容量ポンプ27の吐出容量
は、油圧モータ3の負荷又はバッテリ25の電圧に基づ
いて制御されて余剰流量を含むことがないように必要に
応じた流量に制御されるので、ポンプ駆動負荷も軽減し
エネルギー効率が優れるといったメリットがある。また
、可変容量油圧ポンプ27を用いると可変絞り弁9の代
りに電磁切換弁29をバイパス路Aに設けることができ
る。
次に第3実施例を第8図、第9図に基づいて説明する。
この実施例は、油圧モータ3の回転駆動軸に冷却用ファ
ン30を連結して、ラジェータ31とコンデンサ5に冷
却風を導入する。
ECU32は、ラジェータ31の冷却水温を検出する水
温センサ33.コンデンサ5の圧力センサ14.車速セ
ンサ34からの信号を人力として、可変容量油圧ポンプ
27の容量制御装置28と、P/S装置2の上流に設け
られた可変流量制御弁35のソレノイド36とをコント
ロールする。
その作動は、圧力センサ14と水温センサ33からの信
号に基づいてコンデンサ5、又はラジェータ31の放熱
負荷を判定し、いずれか一方が所定の放熱負荷よりも大
きい場合は、可変容量油圧ポンプ27の吐出流量Q1を
増加するように容量制御装置28を制御するとともに、
バイパス路Bの電磁切換弁29を閉弁する。ここで可変
容量油圧ポンプ27の吐出流量Q、は、第9図(a)に
示ず様にP/S装置2に必要な最小流量Cから最大流l
dまで連続的に変更制御される。
またECU32は車速センサ34の信号に基づいて、可
変流量制御弁35のソレノイド36を制御して、P/S
装置2へ供給される流量Q、を、第9図(b)に示すよ
うに流1i1cから減少させるように制御する。
よって、放熱負荷に対する可変容置油圧ポンプ27の制
御ができるとともに、車両速度に応じて操舵力を変更し
て高速走行時における車両の安定性を向上することがで
きる。尚、上述実施例において、P/S装置2が駆動さ
れる時は、放熱負荷にかかわらずバイパス路Aのバイパ
ス弁11が開弁じて、バイパス路Aと可変流量制御弁3
5を介して車速に応じた流量Q、がP/S装置に供給さ
れるので、一時的に油圧モータ3と冷却用ファン30が
停止するが、ラジェータ31の冷却系とコンデンサ5の
ある冷凍サイクルとは共に比較的大きな熱容量を有して
いるので問題とならない。
次に第4実施例を第10図に基づいて説明する。
可変容量油圧ポンプ37は、ロータとカムリングとの遍
心量を制御するベーン、又はラジアルピストン型ポンプ
であって、四方切換弁38によって制御され、四方切換
弁38がX位置の時ポンプ37は吐出容量が増加し、Z
位置の時は吐出容量が減少し、Y位置の時吐出容量を一
定とするように制御する。四方切換弁38は、差圧感応
弁39の前後差圧に基づいて制御される。また差圧感応
弁39は油圧モータ3の前後差圧に基づいてポンプ37
からの吐出流量Q1を制御する。
ここで油圧モータ3によって回転駆動される補機、例え
ばコンプレッサ4の負荷が上昇すると、油圧モータ3の
回転数が減少し、その前後差圧が上昇する。これによっ
て差圧感応弁39のスプール39aはスプリング39c
に抗して、ポート39bの絞り面積を大きくし、流量Q
、を増加させる。これにともなって差圧感応弁39の前
後差圧が減少するので、四方切換弁38はY位置からX
位置に切り換り、可変容量ポンプ37の吐出容量を増加
するように制御する。また、この状態で容量Q、が増加
して差圧感応弁39の前後差圧が増加すると、四方切換
弁38はX位置からY位置に切り換り、油圧モータ3の
前後差圧に基づいて可変容量ポンプ37の吐出容量を所
定値に安定させる。
また上述と逆に、油圧ポンプ3の負荷が減少して、油圧
ポンプ3の前後差圧が減少すると、その差圧に基づいて
差圧感応弁39はボー)39bの絞り面積を小さくし、
流量Q、を減少させる。これにともなって差圧感応弁3
9の前後差圧が増加するので、四方切換弁38はY位置
からZ位置に切り換り、可変容量ポンプ37の吐出容量
を減少するように制御する。また、この状態で容量Q 
1が減少し差圧感応弁39の前後差圧が減少すると、四
方切換弁38はZ位置からY位置に切り換り安定する。
以上述べた様に、可変容量ポンプ37.四方切換弁38
.差圧感応弁39の組合せによって、油圧モータ3の前
後差圧に基づいて、可変容量ポンプ37の吐出容量制御
を自動的に行うことができる。
次に第5実施例を第11図に基づいて説明する。
第11図は、冷却用ファン33を駆動する油圧モータ3
と、冷凍サイクル用のコンプレッサ4を駆動する油圧モ
ータ3′とを組み合せた複合油圧システムを示し、各油
圧モータ3,3′には各々バイパス路が設けられ、その
バイパス路の途中には各々電磁切換弁29.29’が設
けられている。
その他の構成で前述した実施例と同一の構成部材は、同
一符号を付して説明は省略する。
電磁切換弁29.29’は、コンデンサ5に設けられる
圧力センサ14. ラジェータ31に設けられる水温セ
ンサ33の信号に基づいてECU40によって制御され
る。圧力センサ14.水温センサ33の信号が共に所定
値よりも小さい時、切換電磁弁29.29’は第11図
の状態にあり、可変容量油圧ポンプ27から吐出された
圧油は、油圧モータ3,3′を迂回してバイパス路Bを
流れる。また圧力センサ14.水温センサ33の信号が
所定値よりも大きい時には、各センサ14゜33に対応
して各々電磁切換弁29’、29が開弁して油圧モータ
3′、3に圧油が供給される。
次に第6実施例を第12図に基づいて説明する。
第12図に示す油圧ポンプ1はP/S装置2を介して油
圧機である油圧シリンダ41に供給される。
油圧シリンダ41は、スプリング43に付勢される油圧
ピストン42とピストンロッド44から構成されており
、ピストンロッド44は例えば車両のサスペンションと
連結されて車高を調整するものである。また所定圧力で
リリーフするリリーフ弁45が油圧シリンダ41の下流
に設けられている。
ECU46は、車高を検出する車高センサ、又はピスト
ンロッド44のストロークを検出する位置センサ47の
信号に基づいて、第2バイパス路Bに設けられる可変絞
り弁9のソレノイド10を制御する。例えば車高が低い
ような場合には、ECU46は可変絞り弁9を絞るよう
に制御して、油圧シリンダ41内の圧力を上昇させてピ
ストンロッド44のストロークを大きくする。逆にピス
トンロッド44のストロークが大きい場合には、可変絞
り弁9の流路面積を大きくするこ止によって油圧シリン
ダ41内の圧力を減少させて、ピストンロッド44のス
トロークを小さく制御する。
以上述べた実施例においては油圧モータによって駆動さ
れる車両補機として、冷凍サイクル用のコンプレッサ、
発電用オルタネータ、ラジェータ等の熱交換器を冷却す
る冷却用ファンを示した、が、他に車高調整用エアサス
ペンションに圧縮空気を供給するエアポンプ、ディーゼ
ル車両に多く搭載されるバキュームポンプ等を油圧モー
タによって駆動してもよい。
以上の実施例の作動にも説明した様に、操舵機構の操舵
が行われると、操舵機構の上流の油圧が上昇することを
利用して、その油圧の上昇をパイロット圧としてバイパ
ス弁を開弁させて、優先的に操舵機構に供給する構成と
したため、操舵中には一時的に油圧モータ等の油圧機へ
の圧油の供給が停止する。しかしながら、一般に操舵す
るに要する時間は、短い場合で数秒間、長い場合でも数
十秒間であるため、一時的に油圧モータ等の油圧機への
圧油供給が停止しても不具合は生じない。
例えば、油圧モータによってコンプレッサ、又は冷却用
ファンが駆動される場合は、その冷凍サイクル、ラジェ
ータ系の熱容量が大きいため、コンプレッサ、冷却用フ
ァンが一時的に停止しても何ら問題を生じることがなく
、むしろ操舵機構と油圧モータを一台の油圧ポンプでも
って有効に駆動することができると言える。同様に、オ
ルタネータは比較的大容量のバッテリと接続され、エア
ポンプは蓄圧用のアキュムレータに接続され、バキュー
ムポンプは負圧リザーバに接続されているので、一時的
に油圧モータが停止しても不具合は生じることがない。
〔発明の効果〕
以上述べた様に、一台の油圧ポンプから吐出される圧油
を操舵の有無に基づいて、バイパス弁で操舵機構、又は
油圧機に切換え供給することによって両者の機能を損う
ことなく、圧油を効率良く利用することが可能となる。
更に、第1バイパス路の流量制御手段によって油圧機の
上流から下流へ圧油を迂回させることで、油圧機へ供給
される圧油を種々の条件、負荷に応じても制御すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す模式油圧回路図、第
2図はソレノイド(10)への供給電源と油圧モータ(
3)の回転数との関係を示す図、第3図はP/S装置(
2)の上流のパイロット圧(P、)とバイパス流量(Q
4)との関係を示す図、第4図はバイパス弁(11)の
構造を示す構成図、第5図は第2実施例を示す模式油圧
回路図、第6図(a)は第2実施例におけるエンジン回
転数と流量Q1との関係を示す図、第6図(b)は操舵
力とP / S ’A置出出力トルクの関係を示す図、
第7図は第3実施例を示す模式油圧回路図、第8図は第
3実施例を示す模式油圧回路図、第9図(a)は第3実
施例におけるエンジン回転数と流量Q。 との関係を示す図、第9図(b)は第3実施例における
車速とP/S装置に供給される流WQsとの関係を示す
図、第10図、第11図、第12図は各々第4.第5.
第6実施例を示す模式油圧回路図である。 I・・・油圧ポンプ、2・・・P/S装置、3・・・油
圧モータ、4・・・コンプレッサ、5・・・コンデンサ
、8・・・流量制御弁、9・・・可変絞り弁、11・・
・バイパス弁。 21・・・オルタネータ、30・・・冷却用ファン、A
・・・第2バイパス路、B・・・第1バイパス路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車輪の操舵機構に作動油を提供する油圧ポンプと
    、前記操舵機構と直列的に接続されて前記油圧ポンプか
    らの作動油を提供されるによって駆動される油圧機と、
    該油圧機によって駆動される車両補機と、前記油圧機の
    上流と下流を連通して前記油圧機を迂回させて作動油を
    流通させる第1バイパス路と、該第1バイパス路の途中
    に設けられて前記車両補機の負荷状態に基づいて作動油
    の流量を制御する流量制御手段と、前記第1バイパス路
    と並列に設けられて前記油圧機を迂回させて作動油を流
    通させる第2バイパス路と、該第2バイパス路の途中に
    設けられて前記操舵機構の上流の油圧が所定圧力以上の
    とき、前記油圧機を迂回させて前記第2バイパス路に作
    動油を流通させるバイパス弁とを有する車両用油圧駆動
    装置。
  2. (2)前記油圧機は油圧モータであるの車両用油圧駆動
    装置。
  3. (3)前記車両補機は、コンプレッサである特許請求の
    範囲第1項記載の車両用油圧駆動装置。
  4. (4)前記車両補機は、オルタネータである特許請求の
    範囲第1項記載の車両用油圧駆動装置。
  5. (5)前記車両補機は、冷却用ファンである特許請求の
    範囲第1項記載の車両用油圧駆動装置。
  6. (6)前記油圧機は、油圧シリンダである特許請求の範
    囲第1項記載の車両用油圧駆動装置。
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