JP3458698B2 - ボールスプラインのボール外径選択方法 - Google Patents

ボールスプラインのボール外径選択方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールスプライン
のボール外径選択方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】軸と回転部材とを回転方向で結合する一
方、軸方向へ相対変位可能に支持するボールスプライン
は、生産時にスプライン溝等の加工誤差によってボール
とスプライン溝間のクリアランスであるガタ量にバラツ
キが生じる場合がある。
【0003】従来からこれに対処すべく、製品に介装さ
れるボールより外径の小さい基準ボールを用意し、ボー
ルスプラインを組み立てる前に内外の各スプライン溝の
間に基準ボールを介装した状態で、内側のスプライン溝
に対して外側のスプライン溝がボールスプラインの略周
方向に変位する距離であるガタ量を測定するものがあ
り、測定されたガタ量に応じて実際に組み付けられるボ
ールの径を決定するようになっていた。
【0004】上記のようなボールスプラインを用いるも
のとしては、図10に示すように、車両に搭載されるV
ベルト式無段変速機を構成する可変プーリがあり、固定
プーリ51の回転軸56には複数のボールスプライン4
0を介して可動プーリ54が回転方向で結合する一方、
軸方向にのみ変位可能に支持され、油圧力などに応じて
可動プーリ54が固定プーリ51との溝幅を変更しなが
ら、Vベルト52を挟持してトルクの伝達を行ってお
り、このボールスプライン40のガタ量を測定して挿入
するボールの外径を設定するものである。
【0005】すなわち、図8に示すように、マグネスケ
ールなどの変位センサで構成された第一のゲージ11と
第二のゲージ12は、可動プーリ54を所定のトルクで
正逆両方向に回転させたとき、回転軸56の中心からボ
ールスプライン40の中心を通る延長線上の第一、第二
の測定点P1、P2において、ボールスプライン40の略
周方向への変位量A1、A2を、各ボールスプライン4
0についてそれぞれ測定する。なお、この例では、軸回
りに120度間隔でボールスプラインを配置した場合を
示している。
【0006】そして、第一、第二の測定点P1、P2は、
回転軸56に形成したスプライン溝41及び可動プーリ
54の内周に形成したスプライン溝42と交差する交差
中心線Bc上に配置され、回転軸56の軸O40から半径
方向に異なる距離R1とR1+R2の位置にそれぞれ配
置され、各第一、第二の測定点P1、P2は、可動プーリ
54の同一半径方向に並んで配置され、第一の測定点P
1が測定点P2よりも所定距離R2だけ外周側に配置さ
れる。
【0007】そして、第一のゲージ11と第二のゲージ
12によって測定される第一、第二の測定点P1、P2
おける変位量A1、A2に基づき、ボールスプライン4
0に生じるガタ量A0を次式で算出する。
【0008】 A0=[A1(R2−R0)−A2(R1−R0)]/(R2−R1) ………(1) ただし、交差中心線Bc上における回転軸56の軸O40
からボールスプライン40までの距離をR0とする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のボールスプラインのボール外径選択方法にあって
は、第一、第二の測定点P1、P2が、可動プーリ54の
同一半径方向に並んで配置されているため、図9に示す
ように、例えば、測定値A1がある正の誤差を持つ値A
1’として得られた場合、ガタ量の算出値A0’は、実
際のガタ量A0より大幅に大きくなり、ガタ量A0の測
定誤差が拡大するため、正確にボールの外径を選択でき
ないという問題点がある。
【0010】また、ガタ量に基づいて外径を決定したボ
ールを、スプライン溝41、42へ所定の圧力で挿入す
ることで、ボール43に予めプリロードを与え、回転方
向でガタなく回転軸56と可動プーリ54を結合すると
ともに、可動プーリ54の軸方向への変位を可能にして
いるが、スプライン溝41、42の形状に誤差がある場
合では、ボール43とスプライン41、42の当接位置
がずれてしまい、各ボールスプライン40へボール43
を挿入する押圧力がばらついて、プリロードが均一に与
えられず、安定した品質を得るのが難しいという問題が
あった。
【0011】そこで本発明は、上記の問題点を鑑みてな
されたものであり、ボールスプラインのガタ量の測定精
度を高めるとともに、正確にプリロードを設定すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、軸と回転
部材とを連結する内外のスプライン溝の間に、基準ボー
ルを介装した状態で内外のスプライン溝が軸の周方向に
発生するガタ量を測定し、このガタ量に基づいて前記ス
プライン溝に収装するボール外径を決定するボールスプ
ラインのボール外径選択方法において、前記軸の中心か
らスプラインを通って直径方向に延ばした直線上に、軸
の中心から異なる距離R1とR2だけ離れ、かつ、軸を
挟んだ両側の所定の位置で前記ガタ量をそれぞれ測定す
る工程と、これらガタ量に基づいてボールの外径を推定
する工程と、前記外径の推定値に基づいてボールとスプ
ライン溝との間隙を補正する補正量を求める工程と、前
記外径の推定値にこの補正量を加えたものをボールの外
径として決定する工程を含む。
【0013】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記外径の推定は、ボールとスプライン溝の接触
角を所定値に仮定して行い、前記補正量は、実際のボー
ルとスプライン溝の接触角が前記所定値に近づくように
設定される。
【0014】また、第3の発明は、前記第1または第2
の発明において、前記補正量は、予め設定したマップま
たは関数によって、外径の推定値から補正量を演算す
る。
【0015】また、第4の発明は、前記第1ないし第3
の発明のいずれか一つにおいて、前記外径の推定は、ス
プライン溝の断面が直線で形成されたと仮定して行う。
【0016】
【発明の効果】第1の発明は、スプライン溝の間に基準
ボールを介装するとともに、軸の中心から異なる距離R
1とR2だけ離れ、かつ、軸を挟んだ両側で測定したガ
タ量は、前記従来例に比してガタ量が含む誤差を小さく
抑えることができ、ガタ量に基づくボール外径の推定値
の精度を向上できる。さらに、外径の推定値には、実際
のボールとスプライン溝の接触状態、例えば、ボールと
スプライン溝の接触角が含まれていないため、依然とし
てボールとスプライン溝との間隙が生じる場合があるの
で、外径の推定値に基づいてこの間隙を解消する補正量
を求めて外径の推定値に加算したものをボールの外径と
してボールを選択することで、ボールを組み付けた後の
ボールスプラインのプリロードを正確に設定することが
でき、プリロードの再調整などの工程を不要にして、ボ
ールスプラインの組立工程を簡易にすることができ、品
質の向上と生産性の向上を両立させることができるので
ある。
【0017】また、第2の発明は、外径の推定では、ボ
ールとスプライン溝の接触角を所定値であると仮定する
ことで、演算を容易に行うことができ、また補正量は、
外径の推定値だけでは実際のボールとスプライン溝との
接触角が所定値にならない場合があるため、所定値に近
づくような補正量を設定することで、決定した外径のボ
ールは、スプライン溝との間に間隙を生じることがなく
なって、ボールを組み付けた後のボールスプラインのプ
リロードのばらつきを防止することができる。
【0018】また、第3の発明は、予め設定したマップ
または関数によって、外径の推定値から補正量を演算す
ることで、ボール外径推定値の補正を容易かつ迅速に行
うことができる。
【0019】また、第4の発明は、外径の推定は、スプ
ライン溝が直線で形成されたと仮定することで、実際の
スプライン溝の断面が曲線などで形成されている場合で
あっても、簡素化したモデルによって容易かつ迅速に推
定演算を行うことができ、補正量によって実際のスプラ
イン溝の形状に応じたボール外径を得ることができ、演
算を簡易にしながらも、演算したボール外径の精度を確
保することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0021】車両に搭載されるVベルト式の無段変速機
は、前記図10に示したように、可動プーリ54は、固
定プーリ51の回転軸56との間に設けたボールスプラ
イン40を介して回転方向で結合する一方、軸方向へ変
位可能に支持されており、ボールスプライン40は、回
転軸56の外周面に形成された複数のスプライン溝41
と、可動プーリ54の内周面に形成された同数のスプラ
イン溝42と、これらスプライン溝41、42の間に介
装される複数のボール43とから構成される。
【0022】各スプライン溝41、42は、回転軸56
のボールスプライン40の略周方向について均等な間隔
をもって配置され、例えば、図1に示すように、軸回り
に120度間隔で設けられる。
【0023】ボールスプライン40は、各ボール43と
内外のスプライン溝41、42の隙間であるガタ量を有
し、このガタ量が大きすぎても小さすぎてもその耐久性
を低下させる原因になるため、生産時には製品毎にガタ
量を精密に管理する必要がある。
【0024】本発明はこれに対処すべく、製品を組み立
てる前に実際に介装されるボール43より外径の小さい
基準ボール10を用意し、ボールスプライン40の組み
立て前に、内外の各スプライン溝41、42の間に基準
ボールを介装した状態で、内側のスプライン溝41に対
して外側のスプライン溝42が変位する距離であるガタ
量A0を測定する。
【0025】なお、基準ボール10の外径をd0とし、
ボール43の外径dの設計値d1とすると、 d0≦d1 に設定され、例えば、d1=6.000mmとすると、d0=5.
980mm等に設定される。
【0026】ここで、図2に示すように、内外のスプラ
イン溝41、42の断面を直角三角形状と仮定した場
合、基準ボール10を挟んで内外のスプライン溝41、
42が変位できる距離の最大値をガタ量A0と定義す
る。
【0027】図1は、ガタ量A0を測定するガタ測定装
置の一例を示す。
【0028】マグネスケール等の変位センサで構成され
た第一のゲージ11と第二のゲージ12は、内外のスプ
ライン溝41、42の間に複数個の基準ボール10を介
装した状態で、可動プーリ54を所定のトルクで正逆両
方向へそれぞれ回転させて、第一及び第二の測定点
1、P2における可動プーリ54と回転軸56のほぼ周
方向の相対変位量A1とA2をそれぞれ測定する。
【0029】なお、内外のスプライン溝41、42の間
に複数個の基準ボール10を介装する際、各基準ボール
10を1本の軸を介して数珠状に連結した状態で内外の
スプライン溝41、42の間に挿入し、作業性を改善す
るようになっている。
【0030】ここで、各ボールスプライン40の中心を
通って回転軸56の直径方向に延びる3本の交差中心線
Bcが設定され、第一、第二の測定点P1、P2は各交差
中心線Bc上に回転軸56の軸O40から異なる距離R1
とR2+R1の位置にそれぞれ設定される。すなわち、
第一、第二の測定点P1、P2は、ボールスプライン40
の中心を通る3ちの直径の延長線上にそれぞれ設けられ
るとともに、第一測定点P1と第二測定点P2は、回転軸
56の軸O40を挟んで対向するように配置される。
【0031】第一、第二の測定点P1、P2が検出した変
位量A1とA2に基づいて、内外のスプライン溝41、
42が回転軸56の略周方向に変位する距離であるガタ
量A0を次式より算出する。
【0032】 A0=[A2(R0+R1)−A1(R2−R0)]/(R1+R2) ………(2) 第一のゲージ11と第二のゲージ12を、回転軸56の
軸O40を挟んで対向するように、同一の交差中心線Bc
上に配置することによって、図3に示すように、例え
ば、測定値A1がある正の誤差を持つA1’として得ら
れた場合、ガタ量の算出値A0’は実際の値A0より小
さくなり、ガタ量A0の誤差を小さく抑えられる。
【0033】次に、3組の第一のゲージ11と第二のゲ
ージ12の測定値に基づいて算出された無負荷時のガタ
量A0の3つの値のうち最も大きい値をガタ量A0と
し、無負荷時のボール43の外径d’(以下、無負荷時
外径という)を、本願出願人が提案した特願平9−30
2927号と同様にして、次式により推定する。
【0034】 d’=d0+cos45°×A0/2 ………(3) ここで、上記(3)式で推定したボール43の無負荷時
外径d’は、図2に示したように、スプライン溝41、
42がV字状の溝で構成されたと仮定して、かつ、プリ
ロードを与えていない基準ボール10が、V字状断面の
スプライン溝に45°の接触角θで当接した場合の推定
値である。なお、接触角θは駆動軸56の軸線O40から
スプライン溝41、42の中心を通る交差中心線Bc
と、ボールの中心Oからボール43の外周がスプライン
溝41、42と接触する点へ延ばした直線との角度を示
す。
【0035】すなわち、スプライン溝41、42の実際
の断面形状は、図4、図5に示すように、2つの円弧を
主体に構成されており、交差中心線Bcに対して対称に
配置された中心Os、Osから所定の半径Rbの円弧で
形成され、ボール43の無負荷時外径d’が設計値d1
のときに、ボール43とスプライン溝41、42の接触
位置は、図中T1、T2となって、接触角θが45°と
なるよう設定される。
【0036】なお、スプライン溝41、42の底部では
所定の半径の円弧等によって半径Rbの2つの円弧が接
続されている。
【0037】しかしながら、スプライン溝41、42の
円弧の半径Rbにも、製造上の寸法公差があるため、図
6に示すように、ボール43の外径dが設計値d1と仮
定してd1=6.000mm、半径Rbの設計値を3.105mmとし
た場合には、半径Rb、外径dがともに設計値のときに
のみボール43とスプライン溝41、42はA点で接触
して接触角θ=45°となるが、寸法公差などによって
半径Rbが小さくなると、接触位置は図中E点となって
接触角θが増大し、逆に、半径Rbが大きくなるにした
がって、接触位置は図中B、C、D点となって接触角θ
が減少するため、上記(3)式で求めた接触角θが45
度と仮定した無負荷時外径d’では、スプライン溝4
1、42とボール43の間に隙間が発生し、前記したよ
うに、ボールスプライン40へボール43を挿入する際
の押圧力がばらついて、プリロードが不均一になってし
まう場合があり、スプライン溝41、42の誤差に伴う
接触角θの変動を補正しなければならない。
【0038】そこで、図7に示すように、接触角θの変
動による上記隙間を補正する補正量Hを予めマップまた
は関数として設定しておき、上記(3式)で求めた無負
荷時外径d’に基づいて、補正量Hを求めて、次式によ
り、ボール43の外径dを求める。
【0039】d=d’+C+H ………(4) ただし、Cは定数で、プリロードを得るための所定の締
め代である。
【0040】なお、図7のマップは、実験などに基づい
て設定したものである。
【0041】こうして、上記ガタ量の演算及び補正を行
うことで、プーリの組み立て時には、予め外径の異なる
ボール43を多種用意しておき、そのなかから上記
(4)式で算出された外径dに近い外径を有するボール
43を選択し、ボールスプライン40に組み付けること
により、前記従来例のようなガタ量の誤差を抑制して、
製品毎にガタ量A0を精密に管理でき、さらに、スプラ
イン溝41、42へ各ボール43を挿入する際には、各
ボール43をその摺動抵抗に抗して挿入するのに必要な
荷重のばらつきを抑制することができ、ボール43を収
装したボールスプライン40のプリロードの設定を正確
に行うことができ、プリロードの再調整などの工程を不
要にして、ボールライン40の組立工程を簡易にするこ
とができ、品質の向上と生産性の向上を両立させること
ができるのである。
【0042】なお、図7のマップを、無負荷時外径d’
に応じた補正量のマップまたは関数としたが、ガタ量A
0に応じたマップまたは関数とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すガタ量測定装置の概
念図。
【図2】同じくボールスプラインのモデル図。
【図3】同じくガタ量の測定誤差を示す線図。
【図4】駆動軸側のスプライン溝とボールの関係を示す
断面図。
【図5】可動プーリ側のスプライン溝とボールの関係を
示す断面図。
【図6】スプライン溝の半径の誤差と基準ボールの接触
位置の関係を示す概念図。
【図7】無負荷時外径と補正量の関係を示すマップ。
【図8】従来例を示し、ガタ量測定装置の概念図。
【図9】同じくガタ量の測定誤差を示す線図。
【図10】Vベルト式無段変速機のプーリを示す断面
図。
【符号の説明】
10 基準ボール 40 ボールスプライン 41 スプライン溝 42 スプライン溝 43 ボール 51 固定プーリ 54 可動プーリ 56 回転軸 Bc 交差中心線 P1 第一測定点 P2 第二測定点

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸と回転部材とを連結する内外のスプラ
    イン溝の間に、基準ボールを介装した状態で内外のスプ
    ライン溝が軸の周方向に発生するガタ量を測定し、この
    ガタ量に基づいて前記スプライン溝に収装するボール外
    径を決定するボールスプラインのボール外径選択方法に
    おいて、 前記軸の中心からスプラインを通って直径方向に延ばし
    た直線上に、軸の中心から異なる距離R1とR2だけ離
    れ、かつ、軸を挟んだ所定の位置で前記ガタ量をそれぞ
    れ測定する工程と、 これらガタ量に基づいてボールの外径を推定する工程
    と、 前記外径の推定値に基づいてボールとスプライン溝との
    間隙を補正する補正量を求める工程と、 前記外径の推定値にこの補正量を加えたものをボールの
    外径として決定する工程を含むことを特徴とするボール
    スプラインのボール外径選択方法。
  2. 【請求項2】 前記外径の推定は、ボールとスプライン
    溝の接触角を所定値に仮定して行い、前記補正量は、実
    際のボールとスプライン溝の接触角が前記所定値に近づ
    くように設定されることを特徴とする請求項1に記載の
    ボールスプラインのボール外径選択方法。
  3. 【請求項3】 前記補正量は、予め設定したマップまた
    は関数によって、外径の推定値から補正量を演算するこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のボールスプラ
    インのボール外径選択方法。
  4. 【請求項4】 前記外径の推定は、スプライン溝の断面
    が直線で形成されたと仮定して行うことを特徴とする請
    求項1から請求項3のいずれか一つに記載のボールスプ
    ラインのボール外径選択方法。
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