JP3458336B2 - 移床式生物膜ろ過装置 - Google Patents
移床式生物膜ろ過装置Info
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- JP3458336B2 JP3458336B2 JP19034897A JP19034897A JP3458336B2 JP 3458336 B2 JP3458336 B2 JP 3458336B2 JP 19034897 A JP19034897 A JP 19034897A JP 19034897 A JP19034897 A JP 19034897A JP 3458336 B2 JP3458336 B2 JP 3458336B2
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- Japan
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- air
- treated water
- filter medium
- tank
- filtration device
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ろ材として比重
１より小さい浮上ろ材を使用する生物膜ろ過装置の改良
に関するもので、技術分野としては、下水、尿尿、食品
排水、家庭雑排水等の汚水処理に関わる。
１より小さい浮上ろ材を使用する生物膜ろ過装置の改良
に関するもので、技術分野としては、下水、尿尿、食品
排水、家庭雑排水等の汚水処理に関わる。
【０００２】
【従来の技術】浮上ろ材を使用する生物膜ろ過装置は、
固定床式が全てであり、移床式は皆無である。特開平７
−８０４８９が公開されており、又特願平 ９−５８２
１７にて出願中であるが、特開平７−８０４８９におい
ては空気分離は錐体上端の一部にスクリーンを設けてあ
る。又、エア抜き弁を使用して空気の放風を行なうこと
としているが、エア抜き弁では大量の空気を抜くことは
出来ない。
固定床式が全てであり、移床式は皆無である。特開平７
−８０４８９が公開されており、又特願平 ９−５８２
１７にて出願中であるが、特開平７−８０４８９におい
ては空気分離は錐体上端の一部にスクリーンを設けてあ
る。又、エア抜き弁を使用して空気の放風を行なうこと
としているが、エア抜き弁では大量の空気を抜くことは
出来ない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】浮上ろ材を使用する生
物膜ろ過装置においては、運転を順調に保持するために
は、つぎの点を解決する必要がある。第一は、処理水を
汚濁物の混入を少なくして分離することであり、第二は
空気の分離を確実に行い、且つ空気をろ過槽内圧力バラ
ンスを良好に保持して静かに放出することであり、第三
は、活性汚泥を有効利用することである。本発明はこれ
らの課題を解決することである。
物膜ろ過装置においては、運転を順調に保持するために
は、つぎの点を解決する必要がある。第一は、処理水を
汚濁物の混入を少なくして分離することであり、第二は
空気の分離を確実に行い、且つ空気をろ過槽内圧力バラ
ンスを良好に保持して静かに放出することであり、第三
は、活性汚泥を有効利用することである。本発明はこれ
らの課題を解決することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明に関わる生物膜
ろ過装置は特願平 ９−５８２１７により出願中の装置
と同じものであり、ろ過槽１に比重が１より小さい浮上
ろ材２を挿入してろ層３とし、ろ層３の中間下部に散気
管２９を設け、下部原水槽２７に原水を流入して、上向
流でろ過しつつ接触酸化分解処理する生物膜ろ過装置で
あり、第一の課題解決の方法としては、ろ過槽上部にろ
材の浮上圧力と空気の流れを周辺に分散する分散皿１３
を設け、分散皿１３の上側の処理水分離室１５に処理水
分離板１７、処理水用スクリーン１６、下側には処理水
貯留管１４を設ける。
ろ過装置は特願平 ９−５８２１７により出願中の装置
と同じものであり、ろ過槽１に比重が１より小さい浮上
ろ材２を挿入してろ層３とし、ろ層３の中間下部に散気
管２９を設け、下部原水槽２７に原水を流入して、上向
流でろ過しつつ接触酸化分解処理する生物膜ろ過装置で
あり、第一の課題解決の方法としては、ろ過槽上部にろ
材の浮上圧力と空気の流れを周辺に分散する分散皿１３
を設け、分散皿１３の上側の処理水分離室１５に処理水
分離板１７、処理水用スクリーン１６、下側には処理水
貯留管１４を設ける。
【０００５】つぎに第二の課題解決の方法として、ろ過
槽１上部の覆蓋部を錐体とし、ろ材を浮力により中央部
に集めるもので、錐体部１８には空気用スクリーン１
９、その上部に空気室２０、調圧管２１、フロート弁２
２を設ける。
槽１上部の覆蓋部を錐体とし、ろ材を浮力により中央部
に集めるもので、錐体部１８には空気用スクリーン１
９、その上部に空気室２０、調圧管２１、フロート弁２
２を設ける。
【０００６】第三の課題解決のためには、空気室２０の
底部より汚泥引抜き管３１、汚泥返送ポンプ３２、汚泥
返送管３３を設ける。
底部より汚泥引抜き管３１、汚泥返送ポンプ３２、汚泥
返送管３３を設ける。
【０００７】
【発明の実施の形態】この発明に係わる装置は上述のよ
うに構成されており、ろ過槽１内の浮上ろ材２は浮力に
より上方に圧密されており、そこに供給された汚水はろ
層３で無機性の粗い汚濁固形物をろ過分離し、空気との
接触により有機性汚水は酸化分解されて次第に清澄な処
理水となる。第一の課題である処理水の分離について
は、分散皿１３を経て処理水分離室１５に入り、処理水
用スクリーン１６を通過して処理水貯留管１４に入る。
この際、処理水用スクリーン１６を通過する処理水の移
動速度に比べて、ろ材の移動は極めて小さいので汚濁物
が処理水に混入することはなく、ろ材とろ材に付着して
いる生物膜によりろ過されるので清澄な処理水となる。
同時に処理水分離板１７によりろ材の動きを抑制して、
ろ材に混入している汚濁物の動きを少なくして、処理水
中への汚濁物の混入を抑える。
うに構成されており、ろ過槽１内の浮上ろ材２は浮力に
より上方に圧密されており、そこに供給された汚水はろ
層３で無機性の粗い汚濁固形物をろ過分離し、空気との
接触により有機性汚水は酸化分解されて次第に清澄な処
理水となる。第一の課題である処理水の分離について
は、分散皿１３を経て処理水分離室１５に入り、処理水
用スクリーン１６を通過して処理水貯留管１４に入る。
この際、処理水用スクリーン１６を通過する処理水の移
動速度に比べて、ろ材の移動は極めて小さいので汚濁物
が処理水に混入することはなく、ろ材とろ材に付着して
いる生物膜によりろ過されるので清澄な処理水となる。
同時に処理水分離板１７によりろ材の動きを抑制して、
ろ材に混入している汚濁物の動きを少なくして、処理水
中への汚濁物の混入を抑える。
【０００８】第二の課題である空気の分離については、
ろ過槽の上部の覆蓋を円錐形又は角錐形とし、ろ材は浮
力により中央上部に集まる。この錐体部１８に空気用ス
クリーン１９を設けて、ろ材の移動を行ないつつ空気の
分離を行なうもので、分離された空気は空気室２０に入
り、さらに調圧管２１、フロート弁２２を経て放出され
る。調圧管内は水位の上昇とエアリフト作用による水の
流入上昇があり、処理水の流出量が不安定となるのでこ
れを抑えるために調圧管の上部にフロート弁を設けて、
管内空気量と水位の変動に対して、フロート弁位置にて
常に一定の水位を保持し、空気の放出を行なうものであ
る。
ろ過槽の上部の覆蓋を円錐形又は角錐形とし、ろ材は浮
力により中央上部に集まる。この錐体部１８に空気用ス
クリーン１９を設けて、ろ材の移動を行ないつつ空気の
分離を行なうもので、分離された空気は空気室２０に入
り、さらに調圧管２１、フロート弁２２を経て放出され
る。調圧管内は水位の上昇とエアリフト作用による水の
流入上昇があり、処理水の流出量が不安定となるのでこ
れを抑えるために調圧管の上部にフロート弁を設けて、
管内空気量と水位の変動に対して、フロート弁位置にて
常に一定の水位を保持し、空気の放出を行なうものであ
る。
【０００９】第三の課題である活性汚泥の有効利用につ
いては、空気室２０内に空気用スクリーン１９を通過し
て空気と処理水とともに入ってきた汚泥には多数の微生
物が活性化されて汚泥中に包括されており、これを原水
が空気と接触する付近に返送することで処理効率を上げ
るものであり、空気室底部に汚泥引抜き管３０、汚泥返
送ポンプ３１、汚泥返送管３２を連結し、活性汚泥を返
送するものである。
いては、空気室２０内に空気用スクリーン１９を通過し
て空気と処理水とともに入ってきた汚泥には多数の微生
物が活性化されて汚泥中に包括されており、これを原水
が空気と接触する付近に返送することで処理効率を上げ
るものであり、空気室底部に汚泥引抜き管３０、汚泥返
送ポンプ３１、汚泥返送管３２を連結し、活性汚泥を返
送するものである。
【００１０】
【実施例】図１は、ろ過槽１のろ材２により形成される
ろ層３の下部原水槽２７に原水流入管２６があり、原水
を上向流にてろ過し、散気管２９を経て空気と接触しつ
つろ材に付着する微生物により有機性汚濁物を酸化分解
して処理する。第一の課題である処理水分離のために
は、処理水は更に上部に達して分散皿１３の上部に至
り、処理水分離室１５に入り処理水用スクリーン１６を
通過して処理水貯留管１４に入り処理水となり槽外に搬
出される。処理水分離板１７によりろ材の浮上移動を抑
えて、処理水中への汚濁物の混入を防止する。
ろ層３の下部原水槽２７に原水流入管２６があり、原水
を上向流にてろ過し、散気管２９を経て空気と接触しつ
つろ材に付着する微生物により有機性汚濁物を酸化分解
して処理する。第一の課題である処理水分離のために
は、処理水は更に上部に達して分散皿１３の上部に至
り、処理水分離室１５に入り処理水用スクリーン１６を
通過して処理水貯留管１４に入り処理水となり槽外に搬
出される。処理水分離板１７によりろ材の浮上移動を抑
えて、処理水中への汚濁物の混入を防止する。
【００１１】第二の課題である空気の分離のためには、
図１のごとくろ過槽の上部覆蓋を錐体とし、錐体部１８
に空気用スクリーン１９を張り空気を分離し、錐体上部
の空気室２０に空気を集め、調圧管２１、フロート弁２
２を経て放出される。空気室２０より調圧管２１に空気
が入る際には、エアリフト作用により調圧管内は水位が
上がるが、フロート弁２２の位置で空気のみ放風され、
水は処理水室側に押し戻されて、水バランスがとれる。
図１のごとくろ過槽の上部覆蓋を錐体とし、錐体部１８
に空気用スクリーン１９を張り空気を分離し、錐体上部
の空気室２０に空気を集め、調圧管２１、フロート弁２
２を経て放出される。空気室２０より調圧管２１に空気
が入る際には、エアリフト作用により調圧管内は水位が
上がるが、フロート弁２２の位置で空気のみ放風され、
水は処理水室側に押し戻されて、水バランスがとれる。
【００１２】第三の課題である活性汚泥の利用のために
は、図１に示すように空気室２０内に空気、処理水とと
もに流入した汚泥を、汚泥引抜き管３０、汚泥返送ポン
プ３１、汚泥返送管３２によりろ過槽内の散気管２９上
部に返送する。ろ材貯留槽９より原水槽２７に移送され
るろ材には生物の付着があるが、酸素の少ない原水槽を
通過してから好気性部に達するので生物は活力が無いの
で、活性汚泥の投入は処理効果を上げるのに役立つ。
は、図１に示すように空気室２０内に空気、処理水とと
もに流入した汚泥を、汚泥引抜き管３０、汚泥返送ポン
プ３１、汚泥返送管３２によりろ過槽内の散気管２９上
部に返送する。ろ材貯留槽９より原水槽２７に移送され
るろ材には生物の付着があるが、酸素の少ない原水槽を
通過してから好気性部に達するので生物は活力が無いの
で、活性汚泥の投入は処理効果を上げるのに役立つ。
【００１３】
【発明の効果】本発明によると、浮上ろ材による移床式
生物膜ろ過装置において、処理水の分離が確実に行なわ
れ汚濁物の混入が少なく、空気の分離が円滑で槽内圧力
バランスの保持が容易であり、活性汚泥の返送が可能で
生物膜ろ過処理の効率が良い。
生物膜ろ過装置において、処理水の分離が確実に行なわ
れ汚濁物の混入が少なく、空気の分離が円滑で槽内圧力
バランスの保持が容易であり、活性汚泥の返送が可能で
生物膜ろ過処理の効率が良い。
【図１】浮上ろ材を使用し、上向流による移床式生物膜
ろ過装置の断面及び配管系統図である。
ろ過装置の断面及び配管系統図である。
１は、ろ過槽
４は、ろ材移送水ポンプ
９は、ろ材貯留槽
１０は、エジェクター
１２は、ろ材流入弁
１３は、分散皿
１４は、処理水貯留管
１５は、処理水分離室
１６は、処理水用スクリーン
１７は、処理水分離板
１８は、錐体部
１９は、空気用スクリーン
２０は、空気室
２１は、調圧管
２２は、フロート弁
２６は、原水管
２７は、原水槽
２９は、散気管
３０は、汚泥引抜き管
３１は、汚泥返送ポンプ
３２は、汚泥返送管
Claims (3)
- 【請求項１】 ろ過槽（１）に、比重が１より小さい浮
上ろ材を挿入し、ろ材が形成するろ層（３）の中間下部
に散気管（２９）を設け、下部の原水槽（２７）に汚水
を流入して、有機質汚水を上向流でろ過しつつ接触酸化
処理を行い、ろ材は処理水と共にろ過槽上部に上昇し
て、ろ材移送水ポンプ（４）にてろ過槽下部の原水槽
（２７）に移送し、汚濁物を分離しろ材を再使用する生
物膜ろ過装置において、分散皿（１３）、分散皿上部の
処理水分離室（１５）に処理水用スクリーン（１６）、
処理水分離板（１７）を設けて処理水を分離することを
特長とする生物膜ろ過装置。 - 【請求項２】 請求項１の生物膜ろ過装置において、ろ
過槽（１）の覆蓋部を錐体面とし、錐体部（１８）に空
気用スクリーン（１９）を設けて、ろ材を上部に浮上移
送しつつ、空気をスクリーン上部側に分離移動し、空気
室（２０）を通過して、調圧管（２１）、フロート弁
（２２）を経て放風することを特長とする生物膜ろ過装
置。 - 【請求項３】 請求項１の生物膜ろ過装置において、空
気室（２０）内に空気用スクリーン（１９）を通過して
処理水とともに流入した汚泥を、汚泥引抜き管（３
０）、汚泥返送ポンプ（３１）、汚泥返送管（３２）を
設けてろ過槽内に返送することを特長とする生物膜ろ過
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19034897A JP3458336B2 (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | 移床式生物膜ろ過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19034897A JP3458336B2 (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | 移床式生物膜ろ過装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11679A JPH11679A (ja) | 1999-01-06 |
| JP3458336B2 true JP3458336B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=16256708
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19034897A Expired - Fee Related JP3458336B2 (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | 移床式生物膜ろ過装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3458336B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19914994A1 (de) * | 1998-04-03 | 1999-10-14 | Advantest Corp | Verfahren und Vorrichtung zur Oberflächenprüfung |
-
1997
- 1997-06-12 JP JP19034897A patent/JP3458336B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11679A (ja) | 1999-01-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |