JP3458244B2 - 結露防止型吹出口 - Google Patents

結露防止型吹出口

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JP3458244B2 JP34341893A JP34341893A JP3458244B2 JP 3458244 B2 JP3458244 B2 JP 3458244B2 JP 34341893 A JP34341893 A JP 34341893A JP 34341893 A JP34341893 A JP 34341893A JP 3458244 B2 JP3458244 B2 JP 3458244B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調用の吹出口に関
し、特に、結露をほとんど生じさせることのない結露防
止型吹出口に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物内の部屋全体や所定の場所等
の空気調和を図るために、天井面や壁面等に空調用吹出
口を設け、この吹出口から空調空気を吹出しながら空気
調和を図っている。このような吹出口のうち、室内等の
天井等に取り付けられる吹出口としては、その全周から
放射状に気流を吹き出せるという構造特性からふく流吹
出口が汎用されている。このふく流吹出口では略中空円
錐台形状の吹出口枠の内部にこの吹出口枠と同心位置に
配置した複数の羽根体を備えたアネモ型吹出口が汎用さ
れている。
【0003】図10は従来のアネモ型吹出口の概略構成
説明図であり、天井に設けた開口に下方を臨ませて取り
付けられている。このアネモ型吹出口の吹出口枠の内部
には同心状に配置された中空円錐台形状の羽根体が複数
配設され、放射状の気流吹き出しを行っている。
【0004】ところで、この従来のアネモ型吹出口によ
れば断面視最も中心側に配置された中央羽根体は上面側
は閉着され、上下面に開口して空気を吹き出すものでは
なかった。このため、図に示すように、他の羽根体どう
し等の間隙において形成された流路から放射状に空調空
気を吹き出すことにより、この吹き出される空気流に誘
引された室内の暖気が該吹き出し冷気と接する際にこれ
らの冷暖気の温度差により中央羽根体の内壁等に結露
し、錆等を発生させることとなっていた。このため、実
開平5−52647号において、図9に示すように中央
羽根体をも上下に空気流路を開口させて結露防止を図る
吹出口構造が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、前記
実開平5−52647号の吹出口によれば、図のように
中央羽根体のさらに断面中心域の風速が早い分布をもっ
た流れとなり、中央羽根体の通風孔4からさらに下流側
に吹き出されて間もなく空気は羽根体の拡開壁に沿って
流れることなく剥離し、このため、該中央羽根体の周縁
部分において羽根体間を流れる冷気と、吹出口からの吹
き出し気流により誘引された室内の暖気との温度差によ
り結局結露を生じるという問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、空気流路を形成した中央
羽根体の内壁に風が剥離しないような流れを生起させて
中央羽根体自体にも結露することなく、長期の意匠的美
観を保持し得る改良された空調用の結露防止型吹出口を
提供することにある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本発明は、内部に1個または複数のコーン形の羽
根体16を備え、風の流路を形成する空調用吹出口であ
って、この空調用吹出口は羽根体の風の流れ下流端側が
風の吹き出し面側に延長されて各羽根体が風の吹き出し
空間側から直接に見える態様で構成されており、該羽根
体のうち最も中心側に配置された中央羽根体18は上下
面が開口して風の流路を形成し、同中央羽根体にはその
流路の風の流れを遮るように配置されて風の流れを抑制
しつつ中央羽根体の内壁面に沿った風の流れを生起させ
て流れの剥離を防止する風流れ抑制手段Xが設けられ、
風流れ抑制手段は、流路の中心部側において風の流れを
強く抑制する抑制部24と、抑制部に一体的に接続され
て流路の中心部側の周縁部分において風の流れを相対的
に弱く抑制する流れ部26と、を備え、中央羽根体の内
壁面に沿った風流れが該中央羽根体の下端まで剥離しな
いようにした結露防止型吹出口から構成される。
【0008】また、前記風流れ抑制手段Xは多孔体22
であることとしても良い。
【0009】また、前記多孔体22は、網体または多孔
板であることとしても良い。
【0010】更に、前記多孔体22は、羽根体壁18a
から流れ下流側に向かうにしたがい流路断面中心側にか
けて端部をしだいに拡小した略回転放物面体状に形成さ
れて成ることとしても良い。
【0011】また、前記多孔体22は、羽根体壁18a
から流れ下流側に向かうにしたがい先細り状に形成した
円錐形状に形成されて成ることとしても良い。
【0012】また、前記多孔体22は、流路断面中心側
に配置され小さな開口率を有する抑制部24と、この抑
制部24に接続して他の流路断面側に配置され、前記抑
制部24の開口率よりも大きな開口率を備えた流れ部2
6と、を備えたこととしても良い。
【0013】更に、前記風流れ抑制手段Xは、流路断面
中心側から羽根体壁18a側にかけて漸次風流れ抑制の
程度が小さくなるように形成されたこととしても良い。
【0014】更に、前記抑制部24であって、中央羽根
体18の流路断面中心部に抑制壁28を設けることとし
ても良い。
【0015】また、風流れ抑制手段Xは、回転体形状の
多孔体22からなり、中央羽根体18の流路断面中心部
分が他の部分より開口率の小さな平坦部を有することと
してもよい。
【0016】
【作用】本発明の結露防止型吹出口は、中央羽根体の上
下を開口して内部に空気流路を形成し、かつ、該中央羽
根体の流路断面中心域の風の流れを抑制する風流れ抑制
手段を設けている。したがって、中央羽根体18の中心
域においてはその周縁部分に当たる羽根体内壁側の流れ
に比較して遅い流れとなるとともに、その内周縁部分の
流速は相対的に速いものとなり、よって、中心域の流れ
が剥離することなく、かつ、羽根体壁に沿っては円滑に
案内された空気流が生じるので中央羽根体の中心域側と
共に、該中央羽根体の下端周縁部側にも誘引空気を生じ
ないようにし、結露を完全に防止し得ることとなる。
【0017】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本発明の好適な
実施例を説明する。図1は本発明にかかる結露防止型吹
出口の実施例を示しており、室内Rの天井に開口Kが形
成され、この開口Kから室内R側に下端を臨ませるよう
に、天井裏にこの結露防止型吹出口が取り付けられてい
る。
【0018】実施例においてこの結露防止型吹出口は、
金属、軽合金あるいは合成樹脂等から成るアネモ型吹出
口であり、上部のネック部12に接続されて中空円錐台
状に形成された吹出口枠14の内部に略相似的に同様の
形状で小形の複数の羽根体16が図2にも示すように、
該吹出口枠14の中心から同心的に配置されている。本
実施例では外形形状が円形のアネモ型吹出口であり、従
ってこれら羽根体16はいわゆる多層状のコーンとして
形成されている。
【0019】これらの各羽根体16間の間隙は吹き出し
空気の流路を放射状に形成しており、これによって室内
空間Rに対して放射状に空気吹き出しを行う。そして、
この各羽根体の中心には中央羽根体18が固定されてい
る。これら各羽根体16や中央羽根体18は取り付け部
材20によりネック部12の内壁に取り付け固定されて
いる。
【0020】図3、4は、第1実施例における結露防止
型吹出口の中央羽根体18を示しており、図3において
この中央羽根体18は、上下面が開口し、これによって
中央羽根体そのものにも空気の流路が形成されている。
【0021】この中央羽根体18の風流れ上流側すなわ
ち、実施例においては上端側に風流れ抑制手段Xとして
の多孔体22が取り付け固定されている。このように、
風流れ抑制手段を単に多孔体とすることにより、構造が
極めて簡単となり、かつ、中央羽根体への組み付けも極
めて簡単である。
【0022】風流れ抑制手段Xは中央羽根体18の流路
断面中心部側における風の流れを抑制する、すなわち、
羽根体壁側の空気の流れに比して流れにくくするもので
ある。
【0023】図3において、この多孔体22は網目を備
える網体から形成されている。これにより、コストも極
めて安価に製造し得る。更に、この多孔体22は羽根体
壁18aから風流れ下流側に向かうにしたがって流路断
面中心側にかけて先端側をしだいに拡小した略回転放物
面体状、あるいは茶漉し状に形成されている。
【0024】実施例において更に、この多孔体22の風
流れ下流端部側であって、流路断面中心側には平坦部が
形成され、これに接続して放物面部が羽根体壁18aま
で延び、端部を該羽根体壁の内側に取り付け固定させて
いる。そして、図4にも示すように、この平坦部は放物
面部に比較して小さな開口率を形成するように、小さな
網目を有して抑制部24を形成すると共に、この抑制部
24と相対的に大きな開口率を有する放物面部としての
流れ部26を形成している。
【0025】実施例では多孔体22を回転放物面体状に
形成しているが、この多孔体は図6に示すように平網型
の網体としても良く、従って単に流路断面中心側の開口
率が周縁側に比較して小さいものとすることによっても
良い。しかしながら、実施例のように、回転放物面体状
に形成するほうが好適であり、これによって、特に、放
物面部の網目から下流側に吹き出される際に、該放物面
部では流れに垂直な速度成分が生じ、羽根体壁18a側
に付着したような流れを生起させることからこの羽根体
壁18aに沿いつつ円滑に空気を吹き出すものである。
従って、羽根体壁18aからの空気の剥離が生じること
が防止されることとなる。
【0026】実施例ではこの多孔体は流路断面中心側に
抑制部24を配置し、中央羽根体18の内周縁側に近い
流れ部26との開口率が異なるように形成しているが、
この多孔体22は流路断面中心側から羽根体壁18a側
にかけて漸次風の流れの抑制の程度が小さくなるように
しだいに網目が中心側から半径方向につれて大きくなる
ように形成しても良いものである。
【0027】また、網体でなくとも、金属板あるいは合
成樹脂板に多数のパンチング孔を形成した多孔板として
一体的に成型しても良い。
【0028】図5は完全な放物面体状に形成した多孔体
22(この実施例では網型)を取り付けた実施例を示し
ており、これによっても上記同様の作用効果を得ること
となる。図5の実施例においてもパンチング孔の多孔板
としても良い。
【0029】図7は本発明にかかる結露防止型吹出口の
中央羽根体に取り付けた風流れ抑制手段Xの他の実施例
を示しており、この実施例では、多孔体22はパンチン
グ板または網状体から成り、羽根体壁18aから流れ下
流側に向かうにしたがい先細り状に形成した円錐形状に
形成されている。
【0030】これによっても、円錐面部から空気流が下
流側に吹き出されるに際しては羽根体壁18a側に向か
う空気の流れ成分を有することからこの羽根体壁18a
に沿いつつ円滑に空気を吹き出すこととなり、従って、
流路断面中心域のみが流速が速い分布ではなく、むしろ
中心域の空気の流れを抑制し、羽根体壁18aに近い部
分の方が中心域に比較して速い流速分布を有し、これに
よって中心域の空気流の剥離現象を生起することなく、
吹き出し気流は羽根体壁18aに沿った気流として吹き
出され、更に、中心域にもより小さな空気流が生じてい
ることから少ない流れ成分があり、暖気等を誘引するこ
となく、効果的に該中央羽根体部分での結露も防止し得
ることとなる。
【0031】更に、図8では図7に示した多孔体の流路
断面中心部、すなわち、円錐形の頂部付近にメクラ状に
閉鎖する抑制壁28を設けて、風流れ抑制を行わしめる
例を示す。この場合には流路の中心域部分はわずかでは
あるが、遮蔽されているが、この抑制壁28を越えて下
流側に空気が吹き出されると中心側にも向かう気流が生
じ、これによって中心部分にも少ない流れ成分が生じる
ことにより誘引気流を遮断して結露を防止するものであ
る。
【0032】なお、抑制壁28は、多孔体が網体の場合
でもパンチング板の場合でも良く、また、回転放物面体
あるいは平板体でも良い。
【0033】上述のように、図1において、吹出口のネ
ック部12から空調空気が流入すると、複数の羽根体1
6間の流路から放射状に空気が吹き出されると共に、中
央羽根体18部分においても、その内部に流路が形成さ
れているのでこれから空気が吹き出される。その際に該
中央羽根体18の中心域においてはその周縁部分に該る
羽根体壁18a側の流れに比較して遅い流れとなるよう
に、風流れ抑制手段が形成されるので流速分布が周縁側
の方が中心域に比較して早い流れ分布となり、これによ
って、流れの剥離を生じることなく羽根体壁18aの内
壁に確実に沿って流れる結果、中心域のある程度の空気
流れを確保して室内からの誘引上昇空気を退避させ得る
と同時に、該中央羽根体18の周縁部にも常に下流側へ
の吹き出し気流があるので、同様に室内からの誘引空気
を排して確実に結露を防止させることができる。なお、
前記した種々の風流れ抑制手段を用いても発生騒音が高
くなることはなく、かえって従来の吹出口に比較して低
騒音レベルを維持し得ることが実験的に確認されてい
る。また、従来単に中央羽根体を上下連通させて開口し
たのみでは、室内の空気が吹き出し気流の剥離によりこ
の吹き出し気流に引き込まれて天井面に至り、同天井面
を汚染していたものが、前記した種々の実施例において
は空気流の剥離が生じないため、天井面の汚れが少なく
なるものである。
【0034】上記実施例では多層に設けられた羽根体を
有するアネモ型吹出口の場合について説明したが、本発
明に係る結露防止型吹出口によれば、単一の羽根体を内
部に備えた吹出口の場合も同様に適用でき、その場合に
羽根体が1個の場合はこれを中央羽根体とみなして考え
れば良いものである。また、実施例では円形の吹出口構
成としているが、角型その他任意形状のアネモ型吹出口
に適用可能である。
【0035】本発明にかかる結露防止型吹出口は前記し
た実施例構成のみに限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載した発明の精神を逸脱しない範囲において
任意に改変することとしても良い。たとえば、風流れ抑
制手段は中央羽根体の上端部でなくとも、更に上方側に
設けても良く、また、空気の剥離防止効果を有する限度
において実施例よりも更に流れ下流側に設けても良い。
【0036】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の結露防止型
吹出口によれば、内部に1個または複数のコーン形の羽
根体を備え、風の流路を形成する空調用吹出口であっ
て、この空調用吹出口は羽根体の風の流れ下流端側が風
の吹き出し面側に延長されて各羽根体が風の吹き出し空
間側から直接に見える態様で構成されており、該羽根体
のうち最も中心側に配置された中央羽根体は上下面が開
口して風の流路を形成し、同中央羽根体にはその流路の
風の流れを遮るように配置されて風の流れを抑制しつつ
中央羽根体の内壁面に沿った風の流れを生起させて流れ
の剥離を防止する風流れ抑制手段が設けられ、風流れ抑
制手段は、流路の中心部側において風の流れを強く抑制
する抑制部と、抑制部に一体的に接続されて流路の中心
部側の周縁部分において風の流れを相対的に弱く抑制す
る流れ部と、を備え、中央羽根体の内壁面に沿った風流
れが該中央羽根体の下端まで剥離しないようにした構成
であるから、相対的に中央羽根体の流路の中心域より周
縁部分の方が流速が速い流れとなり、よって、中心域に
もある程度の空気流れを維持しつつ中央羽根体の内壁に
沿った風の流れを該内壁面から剥離させることなく生起
させて中央羽根体の内壁面に沿った円滑な空気吹き出し
を行える結果、中央羽根体の流路の中心域のみならず、
中央羽根体の流路の周縁部分である内壁部分における結
露を確実に防止し得る。すなわち、中央羽根体の内壁部
分を流れる空気を同中央羽根体の流れ下端まで剥離させ
ずに流し、同時に中央羽根体の流路の中心域において周
縁の内壁部分より遅い空気流れを生じさせて中央羽根体
に対する結露を確実に防止させる。同時に、例えば、多
層コーン型の吹出口との意匠上の共通性を維持して室内
意匠上の調和を保持させることが可能である。
【0037】また、風流れ抑制手段は多孔体により形成
することにより極めて構造が簡単であり、また、施工性
も良好である。
【0038】また、多孔体は、網体または多孔板から構
成することにより、極めて低コストにより製品製造を行
える。
【0039】また、多孔体は、羽根体壁から流れ下流側
に向かうにしたがい流路断面中心側にかけて端部をしだ
いに拡小した略回転放物面体状に形成することにより、
羽根体壁側への流れ成分を備えた空気流とでき、剥離防
止効果を効果的に行わせ得る。
【0040】さらに、多孔体は、羽根体壁から流れ下流
側に向かうにしたがい先細り状に形成した円錐形状に構
成することにより、羽根体壁側への空気の流れ成分を備
えた空気流とでき、剥離防止効果を向上させ得る。
【0041】また、多孔体は、流路断面中心側に配置さ
れ小さな開口率を有する抑制部と、この抑制部に接続し
て他の流路断面側に配置され、前記抑制部の開口率より
も大きな開口率を備えた流れ部と、を備えることによ
り、風流れ抑制手段の風流れ抑制効果を実効あらしめる
ことができる。
【0042】また、風流れ抑制手段は、流路断面中心側
から羽根体壁側にかけて漸次風流れ抑制の程度が小さく
なるように形成することにより、同様に風流れ抑制手段
の風流れ抑制効果を実効あらしめることが可能である。
【0043】また、前記抑制部であって、中央羽根体の
流路断面中心部に抑制壁が設けられた構成であるから、
構造が簡単であり、施工性が高いとともに、コストも低
廉である。
【0044】さらに、風流れ抑制手段は、回転体形状の
多孔体からなり、中央羽根体の流路断面中心部分が他の
部分より開口率の小さな平坦部を有する構成であるか
ら、回転体形状の多孔体の風の流路中心部分をプレス加
工等により簡易に形成し、かつ、その際、他の回転壁部
分に比べて小さな開口率の多孔部分を形成させることが
でき、量産化を実現し得て低コスト化に資する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る結露防止型吹出口の概
略構成説明図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 本発明の実施例に係る結露防止型吹出口の中
央羽根体の縦断面説明図である。
【図4】 その平面図である。
【図5】 中央羽根体に設けた風流れ抑制手段の他の実
施例を示す縦断面説明図である。
【図6】 風流れ抑制手段の他の実施例を示す縦断面説
明図である。
【図7】 風流れ抑制手段の他の実施例を示す縦断面説
明図である。
【図8】 風流れ抑制手段の他の実施例を示す縦断面説
明図である。
【図9】 従来の空調用吹出口の中央羽根体部における
気流の流れ作用を示す説明図である。
【図10】従来の他の空調用吹出口の空気吹き出し作用
説明図である。
【符号の説明】
10 結露防止型吹出口 14 吹出口枠 16 羽根体 18 中央羽根体 18a 羽根体壁 22 多孔体 24 抑制部 26 流れ部 28 抑制壁 X 風流れ抑制手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古賀 清司 福岡県粕屋郡篠栗町大字和田1034の4 協立エアテック株式会社内 (72)発明者 松村 紀佑 大阪市都島区東野田町1丁目7番4号 オーケー器材株式会社内 (72)発明者 横井 博正 大阪市都島区東野田町1丁目7番4号 オーケー器材株式会社内 (56)参考文献 特開 昭49−13954(JP,A) 実開 平5−52647(JP,U) 実開 平7−12846(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 13/00 - 13/078

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に1個または複数のコーン形の羽根
    体を備え、風の流路を形成する空調用吹出口であって、この空調用吹出口は羽根体の風の流れ下流端側が風の吹
    き出し面側に延長されて各羽根体が風の吹き出し空間側
    から直接に見える態様で構成されており、 該羽根体のうち最も中心側に配置された中央羽根体は上
    下面が開口して風の流路を形成し、 同中央羽根体にはその流路の風の流れを遮るように配置
    されて風の流れを抑制しつつ中央羽根体の内壁面に沿っ
    た風の流れを生起させて流れの剥離を防止する風流れ抑
    制手段が設けられ、 風流れ抑制手段は、流路の中心部側において風の流れを
    強く抑制する抑制部と、抑制部に一体的に接続されて流
    路の中心部側の周縁部分において風の流れを相対的に弱
    く抑制する流れ部と、を備え、中央羽根体の内壁面に沿った風流れが該中央羽根体の下
    端まで剥離しないようにした ことを特徴とする結露防止
    型吹出口。
  2. 【請求項2】 前記風流れ抑制手段は多孔体である請求
    項1記載の結露防止型吹出口。
  3. 【請求項3】 前記多孔体は、網体または多孔板である
    請求項2記載の結露防止型吹出口。
  4. 【請求項4】 前記多孔体は、羽根体壁から流れ下流側
    に向かうにしたがい流路断面中心側にかけて端部をしだ
    いに拡小した略回転放物面体状に形成されて成る請求項
    2または3記載の結露防止型吹出口。
  5. 【請求項5】 前記多孔体は、羽根体壁から流れ下流側
    に向かうにしたがい先細り状に形成した円錐形状に形成
    されて成る請求項2または3記載の結露防止型吹出口。
  6. 【請求項6】 前記多孔体は、流路断面中心側に配置さ
    れ小さな開口率を有する抑制部と、この抑制部に接続し
    て他の流路断面側に配置され、前記抑制部の開口率より
    も大きな開口率を備えた流れ部と、を備えて成る請求項
    2ないし5のいずれかに記載の結露防止型吹出口。
  7. 【請求項7】 前記風流れ抑制手段は、流路断面中心側
    から羽根体壁側にかけて漸次風流れ抑制の程度が小さく
    なるように形成されて成る請求項1ないし6のいずれか
    に記載の結露防止型吹出口。
  8. 【請求項8】 前記抑制部であって、中央羽根体の流路
    断面中心部に抑制壁が設けられたことを特徴とする請求
    項1ないし7のいずれかに記載の結露防止型吹出口。
  9. 【請求項9】 風流れ抑制手段は、回転体形状の多孔体
    からなり、 中央羽根体の流路断面中心部分が他の部分より開口率の
    小さな平坦部を有する請求項1ないし7のいずれかに記
    載の結露防止型吹出口。
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