JPH0552647A - 赤外線撮像装置の試験装置 - Google Patents
赤外線撮像装置の試験装置Info
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- JPH0552647A JPH0552647A JP3242675A JP24267591A JPH0552647A JP H0552647 A JPH0552647 A JP H0552647A JP 3242675 A JP3242675 A JP 3242675A JP 24267591 A JP24267591 A JP 24267591A JP H0552647 A JPH0552647 A JP H0552647A
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- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 所定数のスリットを有する基準熱パターンを
用いて赤外線撮像装置の空間周波数の関数で表される性
能評価試験を行う為の試験装置に関し、空間周波数の設
定を正確に行う事を目的とする。 【構成】 基準熱パターン2の撮像信号をラインメモリ
4に一時的に蓄積し、このラインメモリ4内の高温部を
示す白信号をスリット通過信号としてカウンタ6により
カウントし、基準となる予め設定した空間周波数データ
と比較して一致/不一致を検出する事により赤外線撮像
装置3と熱パターン2との距離を調整できるように構成
し、赤外線撮像装置3に表示される熱パターン2を規定
された空間周波数に正確に設定することが出来る利点が
ある。
用いて赤外線撮像装置の空間周波数の関数で表される性
能評価試験を行う為の試験装置に関し、空間周波数の設
定を正確に行う事を目的とする。 【構成】 基準熱パターン2の撮像信号をラインメモリ
4に一時的に蓄積し、このラインメモリ4内の高温部を
示す白信号をスリット通過信号としてカウンタ6により
カウントし、基準となる予め設定した空間周波数データ
と比較して一致/不一致を検出する事により赤外線撮像
装置3と熱パターン2との距離を調整できるように構成
し、赤外線撮像装置3に表示される熱パターン2を規定
された空間周波数に正確に設定することが出来る利点が
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は赤外線撮像装置の試験装
置に関し、特に所定数のスリットを有する基準熱パター
ンを用いて赤外線撮像装置の空間周波数の関数で表され
る性能評価試験を行う為の試験装置に関するもので有
る。
置に関し、特に所定数のスリットを有する基準熱パター
ンを用いて赤外線撮像装置の空間周波数の関数で表され
る性能評価試験を行う為の試験装置に関するもので有
る。
【0002】赤外線撮像装置は、可視状態では見えない
観測物の形状や、遠隔点の温度分布等を観測することが
出来るものであるが、その赤外線検知部には通常、二次
元CCDが用いられるため、この様な二次元CCDの性
能を評価する試験が要求されている。
観測物の形状や、遠隔点の温度分布等を観測することが
出来るものであるが、その赤外線検知部には通常、二次
元CCDが用いられるため、この様な二次元CCDの性
能を評価する試験が要求されている。
【0003】
【従来の技術】従来より行われている赤外線撮像装置の
性能評価試験としては、その空間周波数の関数で表され
る最小分解能(MRTD)や伝達関数(MTF)等によ
る方法が有るが、これらの場合の試験系は図5に示すよ
うに、熱源を含む熱パターン31とレンズ32と赤外線
検知素子33とを直列に配置し、熱パターン31とレン
ズ32との距離を熱パターン31の大きさ及び赤外線検
知素子33の1画素分の大きさにより計算で求めた値L
だけ離して配置し、赤外線検知器33をレンズ32の焦
点距離fだけ離して配置したものを用いている。
性能評価試験としては、その空間周波数の関数で表され
る最小分解能(MRTD)や伝達関数(MTF)等によ
る方法が有るが、これらの場合の試験系は図5に示すよ
うに、熱源を含む熱パターン31とレンズ32と赤外線
検知素子33とを直列に配置し、熱パターン31とレン
ズ32との距離を熱パターン31の大きさ及び赤外線検
知素子33の1画素分の大きさにより計算で求めた値L
だけ離して配置し、赤外線検知器33をレンズ32の焦
点距離fだけ離して配置したものを用いている。
【0004】そして、この様な試験系によりMRTDの
性能評価試験を行う場合、図6に示すような空間周波数
に対する熱パターン31の温度差による性能評価特性が
得られる。
性能評価試験を行う場合、図6に示すような空間周波数
に対する熱パターン31の温度差による性能評価特性が
得られる。
【0005】この場合の図6に示した横軸上の空間周波
数は、熱パターン31を赤外線検知素子33で検出して
モニターテレビ(図示せず)に表示させた時、その表示
画面から求めることが出来るものである。
数は、熱パターン31を赤外線検知素子33で検出して
モニターテレビ(図示せず)に表示させた時、その表示
画面から求めることが出来るものである。
【0006】即ち、図7(a) 〜(c) に示すように熱パタ
ーン31とレンズ32との距離が離れるに従って熱パタ
ーン31に設けた3つのスリット31a〜31c(これ
は熱源にマスクを設けたときの非マスク部に相当する)
のスリット幅及びスリット長は小さくなって行くが、こ
の時、同図(a) の場合には各スリットを通過する赤外線
光がモニター画面上で白く表示されその幅が10画素分
有り、また、隣接するスリット間の幅もスリット幅と同
じだけ設けているのでスリット間では20画素分に相当
し、従って空間周波数は1/20(サイクル/画素)と
言うことになる。
ーン31とレンズ32との距離が離れるに従って熱パタ
ーン31に設けた3つのスリット31a〜31c(これ
は熱源にマスクを設けたときの非マスク部に相当する)
のスリット幅及びスリット長は小さくなって行くが、こ
の時、同図(a) の場合には各スリットを通過する赤外線
光がモニター画面上で白く表示されその幅が10画素分
有り、また、隣接するスリット間の幅もスリット幅と同
じだけ設けているのでスリット間では20画素分に相当
し、従って空間周波数は1/20(サイクル/画素)と
言うことになる。
【0007】そして、上記の距離Lを更に大きくする
と、同図(b) に示す様に空間周波数は1/10(サイク
ル/画素)となり、更には同図(c) の場合には空間周波
数が1/2(サイクル/画素)と言うことになるので、
この様な各空間周波数の時のそれぞれの熱パターン31
の温度差(スリット部分とそれ以外の部分との温度差)
を観測する(これは実際には熱パターン31の熱源温度
を上げて行ったときに最初に目視できた温度差を観測す
る)事により図6の様な性能評価特性が得られ、この性
能評価特性に於いてより温度差が小さい方が性能が優れ
ていると評価することができる。
と、同図(b) に示す様に空間周波数は1/10(サイク
ル/画素)となり、更には同図(c) の場合には空間周波
数が1/2(サイクル/画素)と言うことになるので、
この様な各空間周波数の時のそれぞれの熱パターン31
の温度差(スリット部分とそれ以外の部分との温度差)
を観測する(これは実際には熱パターン31の熱源温度
を上げて行ったときに最初に目視できた温度差を観測す
る)事により図6の様な性能評価特性が得られ、この性
能評価特性に於いてより温度差が小さい方が性能が優れ
ていると評価することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この様に従来より赤外
線撮像装置の性能評価試験を行う場合には、空間周波数
を求めこれに対応する温度差等を求める必要が有るが、
この空間周波数の設定においては、図7(c) に示すよう
に1画素又は2画素程度の少ない画素について規定の空
間周波数に設定することは比較的容易であるが、同図
(a) に示すように画素数が多くなるとスリット幅にモニ
タ画面上の画素がいくつ存在するかを目視により数えな
ければならず正確に空間周波数を設定することが出来な
いと言う問題点があった。
線撮像装置の性能評価試験を行う場合には、空間周波数
を求めこれに対応する温度差等を求める必要が有るが、
この空間周波数の設定においては、図7(c) に示すよう
に1画素又は2画素程度の少ない画素について規定の空
間周波数に設定することは比較的容易であるが、同図
(a) に示すように画素数が多くなるとスリット幅にモニ
タ画面上の画素がいくつ存在するかを目視により数えな
ければならず正確に空間周波数を設定することが出来な
いと言う問題点があった。
【0009】従って、本発明は、所定数のスリットを有
する基準熱パターンを用いて赤外線撮像装置の空間周波
数の関数で表される性能評価試験を行う為の試験装置に
於いて、空間周波数の設定を正確に行う事を目的とす
る。
する基準熱パターンを用いて赤外線撮像装置の空間周波
数の関数で表される性能評価試験を行う為の試験装置に
於いて、空間周波数の設定を正確に行う事を目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は上記の課題を解決
するための本発明に係る赤外線撮像装置の試験装置を原
理的に示したもので、本発明では、赤外線撮像装置3に
より熱パターン2を撮像した撮像信号を少なくとも1ラ
イン分蓄積するメモリ4と、該メモリ4に蓄積された該
撮像信号の閾値レベル以上のスリット1を通過する高温
部を示す白信号を検出する白信号検出回路5と、該白信
号検出回路5の出力信号をカウントするカウンタ6と、
該カウンタ6のカウント値と基準の空間周波数データと
を比較して一致/不一致信号を発生する比較回路7と、
該空間周波数データに基づいてスリット1の走査部分の
みを残すためのウィンドウを該撮像信号に重畳するため
の枠作成回路8と、を備えており、この場合に、該基準
の空間周波数データが、熱パターン2と該赤外線撮像装
置3との距離と該スリット1の数及び幅とで決まる値に
なっている。
するための本発明に係る赤外線撮像装置の試験装置を原
理的に示したもので、本発明では、赤外線撮像装置3に
より熱パターン2を撮像した撮像信号を少なくとも1ラ
イン分蓄積するメモリ4と、該メモリ4に蓄積された該
撮像信号の閾値レベル以上のスリット1を通過する高温
部を示す白信号を検出する白信号検出回路5と、該白信
号検出回路5の出力信号をカウントするカウンタ6と、
該カウンタ6のカウント値と基準の空間周波数データと
を比較して一致/不一致信号を発生する比較回路7と、
該空間周波数データに基づいてスリット1の走査部分の
みを残すためのウィンドウを該撮像信号に重畳するため
の枠作成回路8と、を備えており、この場合に、該基準
の空間周波数データが、熱パターン2と該赤外線撮像装
置3との距離と該スリット1の数及び幅とで決まる値に
なっている。
【0011】
【作用】本発明においては、基準熱パターン2に設けた
所定数のスリット1を通過する赤外線光を赤外線撮像装
置3の2次元の各検知素子にて撮像する場合、この撮像
信号を試験装置10にも与え、まずラインメモリ4で撮
像信号を少なくとも1ライン分蓄積する。そしてこのメ
モリ4から読み出された1ライン分の撮像信号の中から
スリット1を通過した赤外線光、即ち熱パターン2の高
温部(低温部はスリット以外の部分)に該当する白信号
を白信号検出回路5で検出し、この検出結果をカウンタ
6に与えると、カウンタ6は白信号を検出する度にカウ
ントアップして行き比較回路7に与えられる。
所定数のスリット1を通過する赤外線光を赤外線撮像装
置3の2次元の各検知素子にて撮像する場合、この撮像
信号を試験装置10にも与え、まずラインメモリ4で撮
像信号を少なくとも1ライン分蓄積する。そしてこのメ
モリ4から読み出された1ライン分の撮像信号の中から
スリット1を通過した赤外線光、即ち熱パターン2の高
温部(低温部はスリット以外の部分)に該当する白信号
を白信号検出回路5で検出し、この検出結果をカウンタ
6に与えると、カウンタ6は白信号を検出する度にカウ
ントアップして行き比較回路7に与えられる。
【0012】このとき、比較回路7の他方の入力となっ
ている空間周波数データは熱パターン2と赤外線撮像装
置3との距離とスリット1の数及び幅とで決まる値に予
め設定されており、この空間周波数データとカウンタ6
のカウント値とを比較回路7で比較することにより一致
した時には現在の基準熱パターン2と赤外線撮像装置3
との距離が設定された空間周波数に対応した距離になっ
ており、一致してない時には対応した空間周波数になっ
ていないものとして熱パターン2又は撮像装置3のいず
れかを移動させる。
ている空間周波数データは熱パターン2と赤外線撮像装
置3との距離とスリット1の数及び幅とで決まる値に予
め設定されており、この空間周波数データとカウンタ6
のカウント値とを比較回路7で比較することにより一致
した時には現在の基準熱パターン2と赤外線撮像装置3
との距離が設定された空間周波数に対応した距離になっ
ており、一致してない時には対応した空間周波数になっ
ていないものとして熱パターン2又は撮像装置3のいず
れかを移動させる。
【0013】但し、上記のメモリ4は赤外線撮像装置3
が熱パターン2を操作する時スリット1が存在していな
い部分を検知する事も有るので本発明では更に枠作成回
路8を設け、設定された空間周波数データに基づいてこ
の枠作成回路8がスリット1の検知部分のみを残す為の
ウィンドウを撮像信号に重畳する為、赤外線撮像装置3
にその出力信号を与えている。
が熱パターン2を操作する時スリット1が存在していな
い部分を検知する事も有るので本発明では更に枠作成回
路8を設け、設定された空間周波数データに基づいてこ
の枠作成回路8がスリット1の検知部分のみを残す為の
ウィンドウを撮像信号に重畳する為、赤外線撮像装置3
にその出力信号を与えている。
【0014】この様にして、本発明では熱パターンと赤
外線撮像装置との距離とスリットの数及び幅とで決まる
空間周波数データを設定することにより比較回路7で一
致が得られたときに、例えば熱パターン2の温度差デー
タを求めれば図6の様な性能評価特性が得られることと
なる。
外線撮像装置との距離とスリットの数及び幅とで決まる
空間周波数データを設定することにより比較回路7で一
致が得られたときに、例えば熱パターン2の温度差デー
タを求めれば図6の様な性能評価特性が得られることと
なる。
【0015】
【実施例】図2は、本発明の実施例を示したものであ
り、この実施例では、赤外線撮像装置3は、熱パターン
1からの赤外線光を検知する赤外線検知部21と、この
赤外線検知部21と信号処理部23に必要なタイミング
信号を発生する駆動部22と、赤外線検知部21からの
検知信号を信号処理する信号処理部23と、信号処理部
23で信号処理されて得られた表示データを表示するモ
ニタ部24とで構成されている。
り、この実施例では、赤外線撮像装置3は、熱パターン
1からの赤外線光を検知する赤外線検知部21と、この
赤外線検知部21と信号処理部23に必要なタイミング
信号を発生する駆動部22と、赤外線検知部21からの
検知信号を信号処理する信号処理部23と、信号処理部
23で信号処理されて得られた表示データを表示するモ
ニタ部24とで構成されている。
【0016】又、試験装置10においては、赤外線検知
部21からのアナログ検知信号をラインメモリ4に与え
る時にデジタル信号に変換するA/D変換器11を設
け、空間周波数データを設定する為の設定部12を設け
ており、更には比較回路7の比較結果を表示する表示部
13を設けている。尚、その他の部分については図1に
示したものと同一又は相当部分を示している。
部21からのアナログ検知信号をラインメモリ4に与え
る時にデジタル信号に変換するA/D変換器11を設
け、空間周波数データを設定する為の設定部12を設け
ており、更には比較回路7の比較結果を表示する表示部
13を設けている。尚、その他の部分については図1に
示したものと同一又は相当部分を示している。
【0017】この様な実施例の動作においては、赤外線
撮像装置3の赤外線検知部21で熱パターン2からの赤
外線光を検知し、この検知信号(撮像信号)を信号処理
部23を介してモニタ部24に表示しているが、これと
同時にA/D変換器11でデジタル信号に変換された検
知信号をラインメモリ4に一時蓄積し、この1ライン分
のデータの中から閾値Thを越えた白信号を白信号検出
回路5で検出し、この白信号検出の度にカウンタ6をカ
ウントアップさせることにより比較回路7で空間周波数
データと比較し、一致/不一致を表示部13に表示して
いる。
撮像装置3の赤外線検知部21で熱パターン2からの赤
外線光を検知し、この検知信号(撮像信号)を信号処理
部23を介してモニタ部24に表示しているが、これと
同時にA/D変換器11でデジタル信号に変換された検
知信号をラインメモリ4に一時蓄積し、この1ライン分
のデータの中から閾値Thを越えた白信号を白信号検出
回路5で検出し、この白信号検出の度にカウンタ6をカ
ウントアップさせることにより比較回路7で空間周波数
データと比較し、一致/不一致を表示部13に表示して
いる。
【0018】この場合、設定部12は上記のように熱パ
ターン2と赤外線検知部21との距離と熱パターン2の
スリットの数及び幅とで決まる空間周波数データを入力
する手段又は予め設定しておく手段であり、例えば図7
(c) に示すような空間周波数が1/2(サイクル/画
素)であり熱パターン31が3つのスリット31a〜3
1cを用いている標準の場合には、各スリットからの赤
外線光が白信号検出されたとき1画素ずつに対応するの
で3つのスリットの存在により空間周波数のデータとし
ては「3」が設定部12により設定される事となる。
ターン2と赤外線検知部21との距離と熱パターン2の
スリットの数及び幅とで決まる空間周波数データを入力
する手段又は予め設定しておく手段であり、例えば図7
(c) に示すような空間周波数が1/2(サイクル/画
素)であり熱パターン31が3つのスリット31a〜3
1cを用いている標準の場合には、各スリットからの赤
外線光が白信号検出されたとき1画素ずつに対応するの
で3つのスリットの存在により空間周波数のデータとし
ては「3」が設定部12により設定される事となる。
【0019】又、同様にして空間周波数が1/4(サイ
クル/画素)の場合には空間周波数データは「6」とな
り、更に空間周波数が1サイクル/8画素の場合には
「12」が設定される事となる。
クル/画素)の場合には空間周波数データは「6」とな
り、更に空間周波数が1サイクル/8画素の場合には
「12」が設定される事となる。
【0020】そして、この空間周波数データとカウンタ
6のカウント値とを比較回路7で比較することにより一
致した時には現在の基準熱パターン2と赤外線撮像装置
3との距離が設定された空間周波数に対応した距離にな
っており、一致してない時には対応した空間周波数にな
っていないものとして熱パターン2及び撮像装置3を相
対移動させ、比較回路7で一致が得られたときに、例え
ば熱パターン2の温度差データを求めれば図6の様な性
能評価特性が得られる。
6のカウント値とを比較回路7で比較することにより一
致した時には現在の基準熱パターン2と赤外線撮像装置
3との距離が設定された空間周波数に対応した距離にな
っており、一致してない時には対応した空間周波数にな
っていないものとして熱パターン2及び撮像装置3を相
対移動させ、比較回路7で一致が得られたときに、例え
ば熱パターン2の温度差データを求めれば図6の様な性
能評価特性が得られる。
【0021】但し、上記のメモリ4は赤外線撮像装置3
が熱パターン2を操作する時スリット1が存在していな
い部分を走査する事も有るので、枠作成回路8が設けら
れており、上記の様な空間周波数データを受けた枠作成
回路8は赤外線検知部21に対してウィンドウ信号を与
える事により所定範囲のスリット部分だけを残して上記
の動作を行う様にしている。
が熱パターン2を操作する時スリット1が存在していな
い部分を走査する事も有るので、枠作成回路8が設けら
れており、上記の様な空間周波数データを受けた枠作成
回路8は赤外線検知部21に対してウィンドウ信号を与
える事により所定範囲のスリット部分だけを残して上記
の動作を行う様にしている。
【0022】この様な枠作成回路8の実施例が図3に示
されており、この実施例では、設定部12からの空間周
波数データから枠の横寸法を計算する計算部81と、こ
の計算部81で計算した横方向枠についてスーパーイン
ポーズを行う為の横方向枠発生部82と、一定の縦方向
枠のみを発生する為の縦方向枠発生部83とで構成され
ている。
されており、この実施例では、設定部12からの空間周
波数データから枠の横寸法を計算する計算部81と、こ
の計算部81で計算した横方向枠についてスーパーイン
ポーズを行う為の横方向枠発生部82と、一定の縦方向
枠のみを発生する為の縦方向枠発生部83とで構成され
ている。
【0023】この様な枠作成回路8の原理を図4により
説明すると、まず枠の横寸法を計算部81で計算する場
合、この計算部では、枠寸法をサイクル/空間周波数
(画素)として計算し、図4(a) に示す様に三つのスリ
ット31a〜31cのスリットとそのスリットに隣接す
る部分とによって形成される横枠寸法を計算する。例え
ば、空間周波数が図7(c) のように1/2(サイクル/
画素)の場合には、横枠寸法=3÷(1/2)=6(画
素)となる。
説明すると、まず枠の横寸法を計算部81で計算する場
合、この計算部では、枠寸法をサイクル/空間周波数
(画素)として計算し、図4(a) に示す様に三つのスリ
ット31a〜31cのスリットとそのスリットに隣接す
る部分とによって形成される横枠寸法を計算する。例え
ば、空間周波数が図7(c) のように1/2(サイクル/
画素)の場合には、横枠寸法=3÷(1/2)=6(画
素)となる。
【0024】この様にして横枠寸法が計算されると枠発
生部82及び83でスーパーインポーズするウィンドウ
を発生させる。
生部82及び83でスーパーインポーズするウィンドウ
を発生させる。
【0025】即ち、図4(b) に示すように、まず横枠に
ついては計算部1で計算した横枠寸法に従って同図に斜
線で示す様に横枠寸法以外の部分を黒レベルで塗り潰
し、更に縦方向枠については中心線から例えば1画素分
だけ上又は下の部分についてスーパーインポーズするよ
うに上下を斜線で示すように黒レベルにする。
ついては計算部1で計算した横枠寸法に従って同図に斜
線で示す様に横枠寸法以外の部分を黒レベルで塗り潰
し、更に縦方向枠については中心線から例えば1画素分
だけ上又は下の部分についてスーパーインポーズするよ
うに上下を斜線で示すように黒レベルにする。
【0026】この様にして同図に示されるように斜線の
無い部分だけが枠として、即ちウィンドウとして赤外線
検知部21に与えられるので、赤外線検知部21からA
/D変換部11に与えられる検知信号は同図に示される
ウィンドウ内の走査信号のみで有り、これを元にして空
間周波数を求めると、スリット以外の部分からの何らか
の背景から漏れてくる白レベル信号を遮断する事が出
来、より正確な空間周波数の設定を行うことが出来る。
無い部分だけが枠として、即ちウィンドウとして赤外線
検知部21に与えられるので、赤外線検知部21からA
/D変換部11に与えられる検知信号は同図に示される
ウィンドウ内の走査信号のみで有り、これを元にして空
間周波数を求めると、スリット以外の部分からの何らか
の背景から漏れてくる白レベル信号を遮断する事が出
来、より正確な空間周波数の設定を行うことが出来る。
【0027】尚、表示部13としては例えばランプ、ブ
ザー等を用いる事が出来、又比較回路7の比較出力をモ
ニタ部24に直接表示させる様にしても良い。また、熱
パターンはこのパターンを作っているマスクを交換する
ことにより任意の熱パターンを得ることができる。
ザー等を用いる事が出来、又比較回路7の比較出力をモ
ニタ部24に直接表示させる様にしても良い。また、熱
パターンはこのパターンを作っているマスクを交換する
ことにより任意の熱パターンを得ることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る赤外
線撮像装置の試験装置によれば、基準熱パターンの撮像
信号をラインメモリに一時的に蓄積し、このラインメモ
リ内の高温部を示す白信号をスリット通過信号としてカ
ウンタによりカウントし、基準となる予め設定した空間
周波数データと比較して一致/不一致を検出する事によ
り赤外線撮像装置と熱パターンとの距離を調整できるよ
うに構成したので、赤外線撮像装置に表示される熱パタ
ーンを規定された空間周波数に正確に設定することが出
来る利点がある。
線撮像装置の試験装置によれば、基準熱パターンの撮像
信号をラインメモリに一時的に蓄積し、このラインメモ
リ内の高温部を示す白信号をスリット通過信号としてカ
ウンタによりカウントし、基準となる予め設定した空間
周波数データと比較して一致/不一致を検出する事によ
り赤外線撮像装置と熱パターンとの距離を調整できるよ
うに構成したので、赤外線撮像装置に表示される熱パタ
ーンを規定された空間周波数に正確に設定することが出
来る利点がある。
【図1】本発明に係る赤外線撮像装置の試験装置を原理
的に示したブロック図である。
的に示したブロック図である。
【図2】本発明に係る赤外線撮像装置の試験装置の実施
例を示したブロック図である。
例を示したブロック図である。
【図3】本発明に用いる枠作成回路の実施例を示したブ
ロック図である。
ロック図である。
【図4】本発明に用いる枠作成回路の原理を説明する為
の図である。
の図である。
【図5】本発明及び従来例に共通な試験系の概略的な構
成を示した図である。
成を示した図である。
【図6】MRTDの場合の性能評価特性を示した図であ
る。
る。
【図7】赤外線撮像装置と熱パターンとを徐々に遠ざけ
て行った場合の空間周波数の変化を説明するための図で
ある。
て行った場合の空間周波数の変化を説明するための図で
ある。
1 スリット 2 基準熱パターン 3 赤外線撮像装置 4 ラインメモリ 5 白信号検出回路 6 カウンタ 7 比較回路 8 枠作成回路 12 設定部 13 表示部 21 赤外線検知部 24 モニタ部 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】 所定数のスリット(1) を有する基準熱パ
ターン(2) を用いて赤外線撮像装置(3) の空間周波数の
関数で表される性能評価試験を行うための試験装置にお
いて、 該赤外線撮像装置(3) により該熱パターン(2) を撮像し
た撮像信号を少なくとも1ライン分蓄積するメモリ(4)
と、 該メモリ(4) に蓄積された該撮像信号の閾値レベル以上
の該スリット(1) を通過する高温部を示す白信号を検出
する白信号検出回路(5) と、 該白信号検出回路(5) の出力信号をカウントするカウン
タ(6)と、 該カウンタ(6) のカウント値と基準の空間周波数データ
とを比較して一致/不一致信号を発生する比較回路(7)
と、 該空間周波数データに基づいて該スリット(1) の走査部
分のみを残すためのウィンドウを該撮像信号に重畳する
ための枠作成回路(8) と、 を備え、該基準の空間周波数データが、該熱パターン
(2) と該赤外線撮像装置(3) との距離と該スリット(1)
の数及び幅とで決まる値であることを特徴とした赤外線
撮像装置の試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3242675A JPH0552647A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 赤外線撮像装置の試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3242675A JPH0552647A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 赤外線撮像装置の試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0552647A true JPH0552647A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=17092570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3242675A Withdrawn JPH0552647A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 赤外線撮像装置の試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0552647A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5735738A (en) * | 1993-12-15 | 1998-04-07 | Ok Kizai, Inc. | Condensation preventing vent structure |
CN109429024A (zh) * | 2017-08-31 | 2019-03-05 | 佳能株式会社 | 固态图像传感器和摄像设备 |
-
1991
- 1991-08-27 JP JP3242675A patent/JPH0552647A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5735738A (en) * | 1993-12-15 | 1998-04-07 | Ok Kizai, Inc. | Condensation preventing vent structure |
CN109429024A (zh) * | 2017-08-31 | 2019-03-05 | 佳能株式会社 | 固态图像传感器和摄像设备 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981112 |