JP3457849B2 - メークアップ化粧料 - Google Patents

メークアップ化粧料

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JP3457849B2
JP3457849B2 JP16873397A JP16873397A JP3457849B2 JP 3457849 B2 JP3457849 B2 JP 3457849B2 JP 16873397 A JP16873397 A JP 16873397A JP 16873397 A JP16873397 A JP 16873397A JP 3457849 B2 JP3457849 B2 JP 3457849B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体が極めて安定
に分散され、使用感が良好で、しかも耐水性に優れたメ
ークアップ化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】メークアップ化粧料は、粉体を含有する
ことにより、肌の色彩やシミ、ソバカス等を隠蔽した
り、紫外線から肌を保護する等の機能を有している。特
に、水を含有するメークアップ化粧料は、感触が良好
で、しかも水溶性の保湿剤や機能性物質等を安定に配合
しやすいことから、近年、水を含有したファンデーショ
ン、サンケア剤、口紅、アイライナー、ネイルエナメル
等のメークアップ化粧料が数多く生産されている。
【0003】一方、メークアップ化粧料に配合する粉体
は、近年では種々の機能を発現させるために、多数の粉
体を多量に配合する傾向にある。また、メークアップ化
粧料の化粧持ちの観点から粉体の表面を疎水化処理して
耐水性を高める傾向も多くなっている。しかして、この
ような粉体、特に疎水性粉体や疎水化処理粉体を、水含
有のメークアップ化粧料に安定に分散させるのは困難で
あり、水溶性界面活性剤を粉体の分散剤として用いる必
要があった。しかしながら、数種類の機能性粉体を多量
に配合したり、疎水化処理粉体を水含有のメークアップ
化粧料に配合する場合には、特に粉体が凝集しやすいた
め、これらを安定に分散させるためには更に多量の水溶
性界面活性剤を用いる必要があり、水含有のメークアッ
プ化粧料の特徴である優れた使用感が失われるととも
に、耐水性も低下してしまうという問題があった。
【0004】また、近年、メークアップ化粧料に耐水性
を付与するとともに使用感を向上させる目的で、有機シ
ロキサン(特開昭63-215615号公報)が使用されてい
る。しかし、有機シロキサン中に粉体や水性成分(水・
グリセリン等の保湿剤・その他の水溶性化粧品組成物)
を安定に混合することは困難であり、特別な乳化手法・
乳化剤を組合わせて用いる必要があり、そのことも影響
して、水含有のメークアップ化粧料としては使用感の悪
いものになってしまう。
【0005】また、従来より、水を含有するメークアッ
プ化粧料に水溶性高分子を配合することが行われてい
る。例えば種々のセルロースエーテル類が、増粘剤、ゲ
ル化剤、賦形剤、エマルジョン安定化剤等として広く利
用されている。このようなセルロースエーテルとして
は、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース、エチルヒドロキシ
エチルセルロース等の水溶性非イオン性セルロースエー
テル;カルボキシメチルセルロース、カチオン化セルロ
ース、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース等のイオ
ン性セルロースエーテルなどが市販され、用いられてい
る。
【0006】これらのセルロースエーテル類は、粉体と
共存させた水溶液の粘度安定化作用及び粉体分散性は比
較的優れているものの、増粘性が低いため、特にメーク
アップ化粧料の増粘剤及び分散安定化剤として利用する
場合、セルロースエーテル類の特性を十分に発揮させる
ためには使用量を多くする必要があった。しかし、セル
ロースエーテル類を多量に配合すると、べたつき、皮膜
感等の感触面での問題が生じ、しかも、温度変化に伴う
変化が大きく、安定な製品形態を維持しづらいという欠
点があった。
【0007】更に、水溶性アルキル置換多糖誘導体とし
ては、特開平3-012401号公報、特開平3-141210号公報、
特開平3-141214号公報に記載されているが、特開平3-01
2401号公報には変性水溶性セルロースエーテルの製造方
法に関する記載があるものの粉体を水中に分散したメイ
クアップ化粧料に関するものではない。また、特開平3-
141210号公報、特開平3-141214号公報には疎水変性非イ
オン水溶性重合体を化粧品組成物中に他の必須成分と共
に用いる記述があるもののそれらは主にヘアケア化粧料
に関するものであり皮膚化粧料、特にメイクアップ化粧
料に関するものではなく、粉体の分散性やその耐水性に
ついては述べられていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、粉体を安定に分散させ、しかも使用感及び耐水性に
優れたメークアップ化粧料を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、水溶性アルキル置換
多糖誘導体を用いれば、粉体を化粧料中に極めて安定に
分散することができ、使用感が良好で、しかも耐水性に
優れたメークアップ化粧料が得られることを見出し、本
発明を完成した。
【0010】すなわち、本発明は、次の成分(A)、
(B)及び(C): (A)多糖類又はその誘導体のヒドロキシル基の水素原
子の一部又は全てが、次の基(a)及び(b); (a)炭素数10〜40の直鎖又は分岐のアルキル基を
有するアルキルグリセリルエーテル基及び/又は炭素数
10〜40の直鎖又は分岐のアルケニル基を有するアル
ケニルグリセリルエーテル基、 (b)ヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数1〜
5のスルホアルキル基又はその塩、で置換されており、
置換基(a)と置換基(b)の数の比率が1:1000
〜100:1である水溶性アルキル置換多糖誘導体、 (B)粉体 (C)水を含有するメークアップ化粧料を提供するもの
である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる(A)の水溶
性アルキル置換多糖誘導体は常温で水溶性であり、多糖
類又はその誘導体のヒドロキシル基の水素原子の一部又
は全てが上記の基(a)及び(b)で置換されているも
のである。
【0012】ここで、置換基(a)としては、具体的に
は2−ヒドロキシ−3−アルコキシプロピル基、2−ア
ルコキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル基、2−ヒ
ドロキシ−3−アルケニルオキシプロピル基、2−アル
ケニルオキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル基が挙
げられ、多糖分子に結合しているヒドロキシエチル基や
ヒドロキシプロピル基のヒドロキシル基の水素原子と置
換してもよい。これらのグリセリルエーテル基に置換し
ている炭素数10〜40のアルキル基又はアルケニル基
としては、炭素数12〜36、特に16〜24の直鎖又
は分岐鎖のアルキル及びアルケニル基が好ましく、安定
性の点からアルキル基、特に直鎖アルキル基が好まし
い。なお、置換基(a)がヒドロキシル基を有する場合
には、当該ヒドロキシル基は更に他の置換基(a)又は
(b)で置換されていてもよい。
【0013】また、置換基(b)としては、具体的には
2−スルホエチル基、3−スルホプロピル基、3−スル
ホ−2−ヒドロキシプロピル基、2−スルホ−1−(ヒ
ドロキシメチル)エチル基等が挙げられ、その全てある
いは一部がNa、K等のアルカリ金属、Ca、Mg等の
アルカリ土類金属類、アミン類等の有機カチオン基、ア
ンモニウムイオンなどとの塩となっていてもよい。な
お、置換基(b)がヒドロキシル基を有する場合には、
当該ヒドロキシル基は更に他の置換基(a)又は(b)
で置換されていてもよい。
【0014】置換基(a)の置換度は、構成単糖残基当
たり0.001〜1、特に0.002〜0.5、更に
0.003〜0.1であるのが好ましく、置換基(b)
の置換度は、構成単糖残基当たり0.01〜2.5、特
に0.02〜2、更に0.1〜1.5であるのが好まし
い。また、置換基(a)と置換基(b)の比率は1:1
000〜100:1、特に1:500〜10:1、更に
1:300〜10:1であるのが好ましい。なお、水溶
性アルキル置換多糖誘導体においては、多糖類又はその
誘導体の同一の繰り返し単位中に必ず置換基(a)及び
(b)が存在していなくても良く、一分子全体として見
たときに、置換基(a)及び(b)が導入されていれば
良い。その置換度が平均して前記範囲内にあるのが好ま
しい。
【0015】また、成分(A)の水溶性アルキル置換多
糖誘導体の基本骨格となる多糖類又はその誘導体として
は、セルロース、グアーガム、スターチ、ヒドロキシエ
チルセルロース、ヒドロキシエチルグアーガム、ヒドロ
キシエチルスターチ、メチルセルロース、メチルグアー
ガム、メチルスターチ、エチルセルロース、エチルグア
ーガム、エチルスターチ、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルグアーガム、ヒドロキシプロピ
ルスターチ、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒド
ロキシエチルメチルグアーガム、ヒドロキシエチルメチ
ルスターチ、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルメチルグアーガム、ヒドロキシプロピ
ルメチルスターチ等が挙げられ、なかでもセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースが好まし
い。また、これらの多糖類のメチル基、エチル基、ヒド
ロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基等の置換基は、
単一の置換基で置換されたものでもよいし、複数の置換
基で置換されたものでもよく、その構成単糖残基当たり
の置換度は0.1〜10、特に0.5〜5が好ましい。
また、これら多糖類又はその誘導体の重量平均分子量
は、1万〜1000万、好ましくは10万〜500万、
特に好ましくは30万〜200万の範囲である。
【0016】
【0017】このような水溶性アルキル置換多糖誘導体
は、多糖類又はその誘導体の水酸基の水素原子を部分的
に疎水化(置換基(a)の導入)又はスルホン化(スル
ホン酸基を有する置換基(b)の導入)した後、残りの
水酸基の全ての又は一部の水素原子をスルホン化又は疎
水化することにより、又は同時に疎水化及びスルホン化
を行うことにより製造することができる。
【0018】以下、疎水化反応とスルホン化反応に分け
て説明する。なお、前述のように、疎水化反応とスルホ
ン化反応はいずれを先に行ってもよく、また同時に行っ
てもよいが、疎水化させた後、スルホン化するのがより
好ましい。
【0019】〈疎水化反応〉多糖類又はスルホン化多糖
類の疎水化反応は、多糖類又はスルホン化多糖類を適当
な溶媒に溶解又は分散させ、C10〜C40アルキルグリシ
ジルエーテル及び/又はC10〜C40アルケニルグリシジ
ルエーテルから選ばれる疎水化剤と反応させることによ
り行われる。
【0020】疎水化反応に用いられるC10〜C40アルキ
ルグリシジルエーテル及びC10〜C 40アルケニルグリシ
ジルエーテルのアルキル基及びアルケニル基は、直鎖及
び分岐のいずれでもよく、分岐の場合の分岐位置、アル
ケニル基中の不飽和結合の数及び位置は特に限定されな
い。アルキル基の具体例としては、直鎖アルキル基とし
て、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル
基、n−トリデシル基、n−テトラデシル基、n−ペン
タデシル基、n−ヘキサデシル基、n−ヘプタデシル
基、n−オクタデシル基、n−ノナデシル基、n−イコ
シル基、n−ヘンイコシル基、n−ドコシル基、n−ト
リコシル基、n−テトラコシル基、n−ペンタコシル
基、n−ヘキサコシル基、n−ヘプタコシル基、n−オ
クタコシル基、n−ノナコシル基、n−トリアコンチル
基、n−ヘントリアコンチル基、n−ドトリアコンチル
基、n−トリトリアコンチル基、n−テトラトリアコン
チル基、n−ペンタトリアコンチル基、n−ヘキサトリ
アコンチル基、n−ヘプタトリアコンチル基、n−オク
タトリアコンチル基、n−ノナトリアコンチル基及びn
−テトラコンチル基が、分岐アルキル基として、メチル
ウンデシル基、メチルヘプタデシル基、エチルヘキサデ
シル基、メチルオクタデシル基、プロピルペンタデシル
基、2−ヘキシルデシル基、2−オクチルドデシル、2
−ヘプチルウンデシル基、2−デシルテトラデシル基、
2−ドデシルヘキサデシル基、2−テトラデシルオクタ
デシル基、2−テトラデシルベヘニル基等が挙げられ
る。アルケニル基の具体例としては、デセニル基、ウン
デセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデ
セニル基、ペンタデセニル基、ヘキサデセニル基、ヘプ
タデセニル基、オクタデセニル基、ノナデセニル基、イ
コセニル基、ヘンイコセニル基、ドコセニル基、トリコ
セニル基、テトラコセニル基、ペンタコセニル基、ヘキ
サコセニル基、ヘプタコセニル基、オクタコセニル基、
ノナコセニル基、トリアコンテニル基、オレイル基、リ
ノレイル基、リノレニル基等が挙げられる。これらのう
ち、炭素数12〜36、特に16〜24のアルキル基及
びアルケニル基が好ましく、また、安定性の点から、ア
ルキル基、特に直鎖アルキル基が好ましい。これらアル
キルグリシジルエーテル及びアルケニルグリシジルエー
テルは、単独で又は2種以上を組み合わせて使用するこ
とができる。アルキルグリシジルエーテル及び/又はア
ルケニルグリシジルエーテルの使用量は、多糖類又はそ
の誘導体への疎水性置換基の所望する導入量によって適
宜調整することができるが、通常、多糖類又はその誘導
体の構成単糖残基当たり、0.001〜10当量、特に
0.003〜1当量の範囲が好ましい。
【0021】疎水化反応は必要に応じてアルカリ存在下
で行うのが好ましく、かかるアルカリとしては、特に限
定されないが、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水
酸化物、炭酸塩、重炭酸塩等が挙げられ、なかでも水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水
酸化マグネシウム等が好ましい。アルカリの使用量は、
用いるアルキルグリシジルエーテル又はアルケニルグリ
シジルエーテルに対して0.01〜10モル倍量、特に
0.1〜5モル倍量が良好な結果を与え、好ましい。
【0022】溶媒としては、低級アルコール、例えばイ
ソプロピルアルコール、tert−ブチルアルコール等
が挙げられる。多糖類又はスルホン化多糖類を膨潤させ
て疎水化剤との反応性を高める目的で、低級アルコール
に対し、1〜50重量%、更に好ましくは2〜30重量
%の水を加えた混合溶媒を用いて反応を行ってもよい。
【0023】反応温度は0〜200℃、特に30〜10
0℃の範囲が好ましい。反応終了後は、酸を用いてアル
カリを中和する。酸としては、硫酸、塩酸、リン酸等の
無機酸、酢酸等の有機酸を用いることができる。また、
途中で中和することなく次の反応を行うこともできる。
【0024】このようにして得られた疎水化多糖類を続
いてスルホン化反応に用いる場合には、中和せずそのま
ま用いることができるほか、必要に応じてろ過などによ
り分別したり、熱水、含水イソプロピルアルコール、含
水アセトン溶媒等で洗浄して未反応の疎水化剤や中和等
により副生した塩類を除去して使用することもできる。
なお、既に疎水化反応の前にスルホン化反応を行ってい
る場合は、ろ過などによる分別後、必要に応じて洗浄、
中和等を行った後、乾燥して成分(A)の多糖誘導体を
得ることができる。
【0025】〈スルホン化反応〉多糖類又は疎水化多糖
類のスルホン化反応は、多糖類又は疎水化多糖類を適当
な溶媒に溶解又は分散させ、ビニルスルホン酸、ヒドロ
キシル基が置換していてもよいハロC1〜C5アルカンス
ルホン酸及びそれらの塩から選ばれるスルホン化剤と反
応させることにより行われる。
【0026】スルホン化反応に用いられるスルホン化剤
のうち、ヒドロキシル基が置換していてもよいハロC1
〜C5アルカンスルホン酸としては、3−ハロ−2−ヒ
ドロキシプロパンスルホン酸、2−ハロ−2−( ヒドロ
キシメチル)エタンスルホン酸、3−ハロプロパンスル
ホン酸、2−ハロエタンスルホン酸等が挙げられ、置換
ハロゲン原子としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原子
等が挙げられる。またこれらの塩としては、ナトリウム
塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マ
グネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩
などが挙げられる。これらスルホン化剤は、単独で又は
2種以上を組み合わせて使用することができる。スルホ
ン化剤の使用量は、多糖類へのスルホン酸基の導入量に
よって適宜調整できるが、通常、多糖類又は疎水化多糖
類の構成単糖残基当たり、0.1〜10当量、特に0.
2〜5当量の範囲が好ましい。
【0027】本反応においては必要に応じてアルカリ存
在下で行うのが好ましく、かかるアルカリとしては特に
制限されないが、疎水化反応に用いられるものと同様の
もの、すなわち、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の
水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩等が挙げられ、なかでも水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、
水酸化マグネシウム等が好ましい。アルカリの使用量
は、用いるスルホン化剤に対して1.0〜3.0モル倍
量、特に1.05〜1.5モル倍量が良好な結果を与
え、好ましい。
【0028】溶媒としては、低級アルコール、例えばイ
ソプロピルアルコール、tert−ブチルアルコール等
が挙げられる。また、多糖類又は疎水化多糖類とスルホ
ン化剤との反応性を高める目的で、低級アルコールに対
し、0.1〜100重量%、更に好ましくは1〜50重
量%の水を加えた混合溶媒を用いて反応を行ってもよ
い。
【0029】反応温度は0〜150℃、特に30〜10
0℃の範囲が好ましい。反応終了後は、酸を用いてアル
カリを中和する。酸としては、硫酸、塩酸、リン酸等の
無機酸、酢酸等の有機酸を用いることができる。途中で
中和することなく次の反応を行うこともできる。
【0030】このようにして得られたスルホン化多糖類
を続いて疎水化反応に用いる場合には、中和せずそのま
ま用いることができるほか、必要に応じてろ過などによ
り分別したり、熱水、含水イソプロピルアルコール、含
水アセトン溶媒等で洗浄して未反応のアルキル化剤や中
和等により副生した塩類を除去して使用することもでき
る。なお、既にスルホン化反応の前に疎水化反応を行っ
ている場合は、ろ過などによる分別後、必要に応じて洗
浄、中和等を行った後、乾燥して成分(A)の多糖誘導
体を得ることができる。
【0031】前述したように、以上のようにして得られ
る多糖誘導体における置換基(a)及び(b)は、原料
として用いた多糖類又はその誘導体のヒドロキシル基の
みならず、他の置換基(a)や置換基(b)が有するヒ
ドロキシル基に置換する場合もあり、更にかかる置換は
重畳的に起こる場合もある。すなわち、多糖類又はその
誘導体のヒドロキシル基の水素原子のみが置換基(a)
及び(b)で置換された化合物のほか、疎水化後にスル
ホン化した場合には、置換基(a)に更に置換基(a)
又は(b)が置換し、また置換基(b)に更に置換基
(b)が置換したものが含まれることがあり、スルホン
化後に疎水化した場合には、置換基(a)に更に置換基
(a)が置換し、また置換基(b)に更に置換基(b)
又は(a)が置換したものが含まれることがあり、疎水
化とスルホン化を同時に行った場合には、置換基(a)
に更に置換基(a)又は(b)が置換し、置換基(b)
に更に置換基(a)又は(b)が置換したものが含まれ
ることがあり、更にかかる他の置換基への置換が重畳的
に起こったものが含まれることもある。本発明において
は、このような多糖誘導体のいずれをも使用することが
できる。
【0032】また、成分(A)の水溶性アルキル置換多
糖誘導体としては、特開平3-12401号公報の実施例1〜
3に記載されている変性セルロースエーテルや、米国特
許第4228277号に記載されている非イオン長鎖アルキル
化セルロースエーテル;市販品としてはナトロゾル・プ
ラス(NATROSOL PLUS)330やナトロゾ
ル・プラスCS(NATROSOL PLUS)D−6
7(アクアロン・カンパニー社製)等のアルキル変性ヒ
ドロキシエチルセルロースや、疎水化変性スルホン化多
糖誘導体などを好適に使用することができる。
【0033】成分(A)の水溶性アルキル置換多糖誘導
体は、1種又は2種以上を組合わせて用いることがで
き、全組成中に0.01〜10重量%配合するのが好ま
しく、特に0.02〜5重量%、更に0.05〜3重量
%配合すると、十分な粉体分散性が得られるとともに、
使用感も良好であり好ましい。
【0034】本発明で用いられる成分(B)の粉体とし
ては、通常のメークアップ化粧料に用いられるものであ
れば特に限定されず、例えば最新化粧品科学−改訂増補
2版−(日本化粧品技術者会 編集)の第330頁〜3
87頁に記載されているもの等を使用することができ
る。具体的には、カオリン、金雲母、ケイ酸アルミニウ
ム・マグネシウム、ケイ酸カルシウム、合成ケイ酸アル
ミニウム、セリサイト、タルク、天然ケイ酸アルミニウ
ム、パイロフェライト質クレー、ベントナイト、マイ
カ、無水ケイ酸、無水ケイ酸アルミニウム、モンモリロ
ナイト、黄酸化鉄、黄土、黒酸化鉄、ベンガラ、黒酸化
チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化アルミニウ
ムコバルト、酸化クロム、酸化ジルコニウム、酸化チタ
ン、酸化チタンゾル、酸化鉄・酸化チタン焼結物、酸化
セリウム、酸化マグネシウム、水酸化クロム、チタン・
酸化チタン焼結物、チタン酸コバルト、グンジョウ、グ
ンジョウバイオレット、グンジョウピンク、コンジョ
ウ、マンガンバイオレット、カーボンブラック、軽質炭
酸カルシウム、重質炭酸マグネシウム、重質炭酸カルシ
ウム、重質炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、雲母チタ
ン、オキシ塩化ビスマス、パールパウダー、カラミン、
エポキシ処理アルミニウム、アクリル樹脂被覆アルミニ
ウム末、アルミニウム末、金コロイド、金箔、ロジン酸
ナトリウム処理酸化マグネシウム、カラミン、ケイ酸マ
グネシウム、窒化ホウ素等の無機粉体;ナイロン末、ポ
リエチレン末、PMMA、4フッ化ポリエチレン末、架
橋型ポリスチレン、シリコーン系樹脂粉末等の合成樹脂
粉末、シルク、ウール、セルロース等の天然繊維の粉
末、米、コーン、馬鈴薯等のスターチ類の粉末、有機色
素などが挙げられる。また、これらの粉体の2種以上を
予め物理的作用により複合化したものを用いることもで
きる。
【0035】更に、これらの粉体を疎水化処理したもの
を用いることもでき、耐水性がより向上するので好まし
い。疎水化処理は通常の表面処理法を用いることがで
き、例えば粉体表面に油脂を吸着させたり、水酸基等の
官能基を利用し、エステル化やエーテル化を起こさせ粉
体を親油的にする油脂処理法、脂肪酸の亜鉛塩やマグネ
シウム塩やアルミ塩を用いた金属石鹸処理法、ジメチル
シロキサンやメチル水素シロキサン等のシリコーン化合
物を用いたシリコーン処理法、パーフルオロアルキル基
を有するフッ素化合物で処理する方法等が挙げられる。
【0036】成分(B)の粉体は、1種又は2種以上を
組合わせて用いることができ、全組成中に1〜50重量
%配合するのが好ましく、特に2〜40重量%、更に3
〜35重量%配合すると、十分なメークアップ効果が得
られるとともに、使用感により優れるので好ましい。
【0037】本発明で用いられる成分(C)の水として
は、通常の化粧料に用いられるものであれば特に制限さ
れず、例えば精製水、イオン交換水、天然水、ミネラル
水等安全性上の問題のないものであればいずれでも使用
することができる。
【0038】成分(C)の水の配合量は、メークアップ
化粧料の種類等により異なり特に制限されないが、実質
的に全組成中に1〜95重量%、特に2〜93重量%、
更に5〜90重量%であるのが好ましい。
【0039】本発明のメークアップ化粧料には、前記必
須成分のほか、通常の化粧料に配合される成分、例えば
界面活性剤、油分、シリコーン油、パーフルオロポリエ
ーテル、保湿剤、皮膜形成剤、油ゲル化剤、有機紫外線
吸収剤、無機金属塩類、有機金属塩類、アルコール類、
キレート剤、pH調整剤、防腐剤、他の増粘剤、薬効成
分、色素、香料等を、本発明の効果を損なわない範囲で
適宜配合することができる。
【0040】本発明のメークアップ化粧料は、通常の方
法に従って製造することができ、その剤型は特に制限さ
れず、例えば水分散タイプ、O/W乳化タイプ、W/O
乳化タイプ、ゲル状タイプ等のものとして調製される。
また、ファンデーション、サンケア剤、口紅、アイシャ
ドウ、アイライナー、マスカラ、ネイルエナメル、カー
マインローション、ティントローション、脚用メイクア
ップ剤、腕用メイクアップ剤、首用メイクアップ剤、指
用メイクアップ剤等として適用することができる。
【0041】本発明のメークアップ化粧料は耐水性に優
れたものであるが、この耐水性の基準として用いられ
る、化粧塗布膜の水に対する接触角は、皮膚化粧料が汗
や外部からの接触に対して流されにくい程度を示すもの
であり、以下の方法で測定することができる。すなわ
ち、人工皮革(ポリウレタン製シート10cm四方)を用
意し、人工皮革のシートの表面5cm四方(25cm2)に
均一になるようにサンプルを80mg指で塗布し、40℃
・湿度50%±10%にて1時間乾燥する。その後、シ
ートを接触角測定装置に挿入できる大きさにカッターを
用いて等分に分割し、20℃湿度50%±10%の環境
下でイオン交換水1滴をマイクロシリンジの先端から試
料面に滴下し、その時の接触角(度)を1分後に測定す
る。
【0042】本発明においては、このようにして求めら
れる接触角が60度以上である耐水性の高いメークアッ
プ化粧料を得ることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明のメークアップ化粧料は、粉体が
化粧料中に極めて安定にかつ分散性高く分散しており、
使用感が良好であるとともに、耐水性に優れたものであ
る。
【0044】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0045】なお、以下の製造例において、水溶性アル
キル置換多糖誘導体の疎水性置換基の置換度はNMR
(溶媒:重水素化DMSO)を用いて測定した。またス
ルホン基の置換度は、コロイド滴定法により求めた。す
なわち濃度既知の増粘剤溶液を調製し、これに攪拌下、
重量既知のN/200メチルグリコールキトサン溶液
(和光純薬、コロイド滴定用)を加え、更にトルイジン
ブルー指示薬溶液(和光純薬、コロイド滴定用)を数滴
加えた。これをN/400ポリビニル硫酸カリウム溶液
(和光純薬、コロイド滴定用)により逆滴定し、滴定量
から置換度を算出した。また、以下の製造例において
「置換度」とは、構成単糖残基当たりの置換基の数を示
す。
【0046】製造例1 (1)撹拌機、温度計及び冷却管を備えた1000mlの
ガラス製セパラブル反応容器に、重量平均分子量約80
万、ヒドロキシエチル基の置換度1.8のヒドロキシエ
チルセルロース(HEC−QP4400,ユニオンカー
バイド社製)50g、88%イソプロピルアルコール4
00g及び48%水酸化ナトリウム水溶液3.5gを加
えてスラリー液を調製し、窒素雰囲気下室温で30分間
撹拌した。これにステアリルグリシジルエーテル5.4
gを加え、80℃で8時間反応させて疎水化を行った。
疎水化反応終了後、反応液を酢酸で中和し、反応生成物
をろ別した。反応生成物を80%アセトン500gで2
回、次いでアセトン500gで2回洗浄し、減圧下70
℃で1昼夜乾燥し、疎水化されたヒドロキシエチルセル
ロース誘導体49.4gを得た。
【0047】(2)撹拌機、温度計及び冷却管を備えた
500mlのガラス製セパラブル反応容器に、(1)で得
られた疎水化ヒドロキシエチルセルロース誘導体10.
0g、イソプロピルアルコール80.0g及び48%水
酸化ナトリウム水溶液0.33gを仕込んでスラリー液
を調製し、窒素気流下室温で30分間撹拌した。反応液
に3−クロロ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸ナト
リウム6.4g、48%水酸化ナトリウム水溶液2.7
g及び水20.0gからなる混合液を加え、50℃で9
時間スルホン化を行った。反応終了後、反応液を酢酸で
中和し生成物をろ別した。生成物を80%アセトン(水
20%)500gで3回、次いでアセトン500gで2
回洗浄後、減圧下70℃で1昼夜乾燥し、ステアリルグ
リセリルエーテル基とスルホ−2−ヒドロキシプロピル
基で置換された水溶性アルキル置換多糖誘導体(1)
7.2gを得た。
【0048】得られた水溶性アルキル置換多糖誘導体
(1)のステアリルグリセリルエーテル基の置換度は
0.030、スルホ−2−ヒドロキシプロピル基の置換
度は0.15であり、疎水部置換基(a)と親水部置換
基(b)の数の比率は30:150であった。
【0049】製造例2 製造例1において、ステアリルグリシジルエーテルの量
を10.8gとする以外は同様にして疎水化した後、3
−クロロ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸ナトリウ
ムの量を9.6g、48%水酸化ナトリウム水溶液2.
7gの量を4.0gとする以外は同様にしてスルホン化
を行い、水溶性アルキル置換多糖誘導体(2)を得た。
【0050】得られた水溶性アルキル置換多糖誘導体
(2)のステアリルグリセリルエーテル基の置換度は
0.058、スルホ−2−ヒドロキシプロピル基の置換
度は0.20であり、疎水部置換基(a)と親水部置換
基(b)の数の比率は58:200であった。
【0051】製造例3 撹拌機、温度計及び冷却管を備えた500mlのガラス製
セパラブル反応容器に、製造例1(1)で得られた疎水
化ヒドロキエチルセルロース10.0g、イソプロピル
アルコール160g及び25%ビニルスルホン酸ナトリ
ウム水溶液18.0gを仕込んでスラリー液を調製し
た。これを窒素気流下室温で30分間撹拌した後、48
%水酸化ナトリウム水溶液1.2gを仕込んで、更に窒
素気流下室温で60分間撹拌した。スラリー液を80℃
まで昇温し、80℃で2時間撹拌してスルホン化を行っ
た。反応終了後、反応液を60℃まで冷却し酢酸で中和
し生成物をろ別した。生成物を80%アセトン(水20
%)500gで3回、次いでアセトン500gで2回洗
浄後、減圧下70℃で1昼夜乾燥し、ステアリルグリセ
リルエーテル基とスルホエチル基で置換された水溶性ア
ルキル置換多糖誘導体(3)8.9gを得た。
【0052】得られた水溶性アルキル置換多糖誘導体
(3)のステアリルグリセリルエーテル基の置換度は
0.030、スルホエチル基の置換度は0.18であ
り、疎水部置換基(a)と親水部置換基(b)の数の比
率は30:180であった。
【0053】製造例4 製造例2で用いた疎水化ヒドロキシセルロースを、製造
例3に準じ25%ビニルスルホン酸ナトリウム水溶液の
量を36.0gとしてスルホン化を行い、ステアリルグ
リセリルエーテル基及びスルホエチル基で置換された水
溶性アルキル置換多糖誘導体(4)を得た。
【0054】得られた水溶性アルキル置換多糖誘導体
(4)のステアリルグリセリルエーテル基の置換度は
0.058、スルホエチル基の置換度は0.34であ
り、疎水部置換基(a)と親水部置換基(b)の数の比
率は58:340であった。
【0055】製造例5 撹拌機、温度計及び冷却管を備えた500mlのガラス製
セパラブル反応容器に、製造例1(1)で得られた疎水
化ヒドロキエチルセルロース10.0g、90%イソプ
ロピルアルコール160g及び48%水酸化ナトリウム
水溶液7.2gを加えてスラリー液を調製し、窒素気流
下室温で30分間撹拌した。更に反応液を氷冷下10℃
以下まで冷却した後、3−ブロモプロパンスルホン酸ナ
トリウム15.0gを仕込んで10℃以下で60分間撹
拌した。更に反応液を80℃まで昇温し、80℃で2時
間撹拌してスルホン化を行った。反応終了後、反応液を
60℃まで冷却し、酢酸で中和し生成物をろ別した。生
成物を80%アセトン(水20%)500gで3回、次
いでアセトン500gで2回洗浄後、減圧下70℃で1
昼夜乾燥し、ステアリルグリセリルエーテル基とスルホ
プロピル基で置換された水溶性アルキル置換多糖誘導体
(5)8.9gを得た。
【0056】得られた水溶性アルキル置換多糖誘導体
(5)のステアリルグリセリルエーテル基の置換度は
0.030、スルホプロピル基の置換度は0.10であ
り、疎水部置換基(a)と親水部置換基(b)の数の比
率は30:100であった。
【0057】製造例6 (1)撹拌機、温度計及び冷却管を備えた1000mlの
ガラス製セパラブル反応容器に、重量平均分子量約80
万、ヒドロキシエチル基の置換度1.8のヒドロキシエ
チルセルロース(HEC−QP4400,ユニオンカー
バイド社製)50g、88%イソプロピルアルコール4
00g及び48%水酸化ナトリウム水溶液3.5gを加
えてスラリー液を調製し、窒素雰囲気下室温で30分間
撹拌した。これにパルミチルグリシジルエーテル8.5
gを加え、80℃で9時間反応させて疎水化を行った。
疎水化反応終了後、反応液を酢酸で中和し、反応生成物
をろ別した。反応生成物を80%アセトン500gで2
回、次いでアセトン500gで2回洗浄し、減圧下70
℃で1昼夜乾燥し、疎水化されたヒドロキシエチルセル
ロース誘導体50.3gを得た。
【0058】(2)撹拌機、温度計及び冷却管を備えた
500mlのガラス製セパラブル反応容器に、(1)で得
られた疎水化ヒドロキエチルセルロース10.0g、イ
ソプロピルアルコール160g及び25%ビニルスルホ
ン酸ナトリウム水溶液36.0gを仕込んでスラリー液
を調製し、窒素気流下室温で30分間撹拌した後、48
%水酸化ナトリウム水溶液1.2gを仕込んで、更に窒
素気流下室温で60分間撹拌した。スラリー液を80℃
まで昇温し80℃で2時間撹拌してスルホン化を行っ
た。反応終了後、反応液を60℃まで冷却し酢酸で中和
し生成物をろ別した。生成物を80%アセトン(水20
%)500gで3回、次いでアセトン500gで2回洗
浄後、減圧下70℃で1昼夜乾燥し、パルミチルグリセ
リルエーテル基とスルホエチル基で置換された水溶性ア
ルキル置換多糖誘導体(6)8.9gを得た。
【0059】得られた水溶性アルキル置換多糖誘導体
(6)のパルミチルグリセリルエーテル基の置換度は
0.060、スルホエチル基の置換度は0.35であ
り、疎水部置換基(a)と親水部置換基(b)の数の比
率は60:350であった。
【0060】製造例7 (1)撹拌機、温度計及び冷却管を備えた1000mlの
ガラス製セパラブル反応容器に、重量平均分子量約40
万、メチル基の置換度1.8のメチルセルロース(メト
ローズSM−800,信越化学工業社製)50g、イソ
プロピルアルコール400g及び48%水酸化ナトリウ
ム水溶液4.5gを加え、窒素雰囲気下で30分間室温
で撹拌した。これにステアリルグリシジルエーテル6.
0gを加え、80℃で8時間反応させて疎水化を行っ
た。疎水化反応終了後、反応液を酢酸で中和し、反応生
成物をろ別した。反応生成物を80%アセトン500g
で2回、次いでアセトン500gで2回洗浄し、減圧下
70℃で1昼夜乾燥し、疎水化されたメチルセルロース
48.5gを得た。
【0061】(2)撹拌機、温度計及び冷却管を備えた
500mlのガラス製セパラブル反応容器に、(1)で得
られた疎水化メチルセルロース10.0g、イソプロピ
ルアルコール80.0g及び48%水酸化ナトリウム水
溶液0.33gを仕込んでスラリー液を調製し、窒素気
流下室温で30分間撹拌した。反応液に3−クロロ−2
−ヒドロキシプロパンスルホン酸ナトリウム7.7g、
48%水酸化ナトリウム水溶液反応溶液3.2g及び水
20.0gからなる混合液を加えた後、50℃で8時間
スルホン化を行った。反応終了後、反応液を酢酸で中和
し生成物をろ別した。生成物を80%アセトン(水20
%)500gで3回、次いでアセトン500gで2回洗
浄後、減圧下70℃で1昼夜乾燥し、ステアリルグリセ
リルエーテル基とスルホ−2−ヒドロキシプロピル基で
置換された水溶性アルキル置換多糖誘導体(7)8.3
gを得た。
【0062】得られた水溶性アルキル置換多糖誘導体
(7)のステアリルグリセリルエーテル基の置換度は
0.027、スルホ−2−ヒドロキシプロピル基の置換
度は0.15であり、疎水部置換基(a)と親水部置換
基(b)の数の比率は27:150であった。
【0063】製造例8 撹拌機、温度計及び冷却管を備えた500mlのガラス製
セパラブル反応容器に、製造例7(1)で得られた疎水
化メチルセルロース10.0g、イソプロピルアルコー
ル160g及び25%ビニルスルホン酸ナトリウム水溶
液21.6gを仕込んでスラリー液を調製し、窒素気流
下室温で30分間撹拌した後、48%水酸化ナトリウム
水溶液1.5gを仕込んで、更に窒素気流下室温で60
分間撹拌した。スラリー液を80℃まで昇温し80℃で
2時間撹拌してスルホン化を行った。反応終了後、反応
液を60℃まで冷却し酢酸で中和し生成物をろ別した。
生成物を80%アセトン(水20%)500gで3回、
次いでアセトン500gで2回洗浄後、減圧下70℃で
1昼夜乾燥し、ステアリルグリセリルエーテル基とスル
ホエチル基で置換された水溶性アルキル置換多糖誘導体
(8)9.6gを得た。
【0064】得られた水溶性アルキル置換多糖誘導体
(8)のステアリルグリセリルエーテル基の置換度は
0.027、スルホエチル基の置換度は0.17であ
り、疎水部置換基(a)と親水部置換基(b)の数の比
率は27:170であった。
【0065】製造例9 撹拌機、温度計及び冷却管を備えた500mlのガラス製
セパラブル反応容器に、セルロース粉末16.2g(メ
ルク社製)、tert−ブチルアルコール250g及び
25%ビニルスルホン酸ナトリウム水溶液52.0gを
加えてスラリー液を調製し、窒素気流下室温で30分間
撹拌した。更に粉末水酸化ナトリウム8.0gを加えて
室温で60分間撹拌した。反応温度を80℃まで昇温
し、更に80℃で2時間撹拌しスルホン化を行った。反
応液を60℃まで冷却した後、水21.0gを添加し、
更にステアリルグリシジルエーテル3.2gを加えて8
0℃まで昇温し、80℃で8時間撹拌し疎水化を行っ
た。反応終了後、反応液を60℃まで冷却して、酢酸を
加えて過剰のアルカリを中和した後、ろ過によりケーク
を得た。得られたケークを80%アセトン(水20%)
500gで5回、次いでアセトン500gで2回洗浄
後、減圧下70℃で1昼夜乾燥し、ステアリルグリセリ
ルエーテル基とスルホエチル基で置換された水溶性アル
キル置換多糖誘導体(9)10.3gを得た。
【0066】得られた水溶性アルキル置換多糖誘導体
(9)のステアリルグリセリルエーテル基の置換度は
0.025、スルホエチル基の置換度は0.53であ
り、疎水部置換基(a)と親水部置換基(b)の数の比
率は25:530であった。
【0067】製造例10 製造例9において、ステアリルグリシジルエーテルの量
を6.4gとする以外は同様にして反応を行い、ステア
リルグリセリルエーテル基とスルホエチル基で置換され
た水溶性アルキル置換多糖誘導体(10)を得た。
【0068】得られた水溶性アルキル置換多糖誘導体
(10)のステアリルグリセリルエーテル基の置換度は
0.049、スルホエチル基の置換度は0.53であ
り、疎水部置換基(a)と親水部置換基(b)の数の比
率は49:530であった。
【0069】製造例11 (1)攪拌機、温度計及び冷却管を備えた1000mlの
ガラス製セパラブル反応容器に、重量平均分子量約15
0万、ヒドロキシエチル基の置換度1.8のヒドロキシ
エチルセルロース(HEC−QP100M,ユニオンカ
ーバイド社製)50g、88%イソプロピルアルコール
400g及び48%水酸化ナトリウム水溶液3gを加え
てスラリー液を調製し、窒素雰囲気下室温で30分間攪
拌した。これにオクタデシルグリシジルエーテル1.5
gを加え、80℃で7時間反応させて疎水化を行った。
疎水化反応終了後、反応液を塩酸で中和し、反応生成物
をろ過した。この反応生成物を80%アセトン500g
で2回、次いでアセトン500gで2回洗浄し、減圧下
70℃で1昼夜乾燥し、疎水化されたヒドロキシエチル
セルロース誘導体44.3gを得た。
【0070】(2)攪拌機、温度計及び冷却管を備えた
500mlのガラス製セパラブル反応容器に、(1)で得
られた疎水化ヒドロキシエチルセルロース誘導体10.
0g、イソプロピルアルコール80.0g及び48%水
酸化ナトリウム水溶液0.33gを仕込んでスラリー液
を調製し、窒素気流下室温で30分間攪拌した。反応液に
3−クロロ−2−ヒドロキプロパンスルホン酸ナトリウ
ム12.8g、48%水酸化ナトリウム水溶液5.4g
及び水20.0gからなる混合液を加え、50℃で8時
間スルホン化を行った。反応終了後、反応液を塩酸で中
和し、生成物をろ過した。生成物を80%アセトン(水
20%)500gで3回、次いでアセトン600gで2
回洗浄後、減圧下70℃で1昼夜乾燥し、オクタデシル
グリセリルエーテル基と3−スルホ−2−ヒドロキシプ
ロピル基で置換された水溶性アルキル置換多糖誘導体
(11)7.5gを得た。
【0071】得られた水溶性アルキル置換多糖誘導体
(11)のオクタデシルグリセリルエーテル基の置換度
は0.007、3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基
の置換度は0.31であり、疎水部置換基(a)と親水
部置換基(b)の数の比率は7:310であった。
【0072】製造例12 (1)攪拌機、温度計及び冷却管を備えた1000mlの
ガラス製セパラブル反応容器に、重量平均分子量約15
0万、ヒドロキシエチル基の置換度1.8のヒドロキシ
エチルセルロース(HEC−QP100M,ユニオンカ
ーバイド社製)50g、88%イソプロピルアルコール
400g及び48%水酸化ナトリウム水溶液3gを加え
てスラリー液を調製し、窒素雰囲気下室温で30分間攪
拌した。これにオクタデシルグリシジルエーテル1.0
gを加え、80℃で7時間反応させて疎水化を行った。
疎水化反応終了後、反応液を塩酸で中和し、反応生成物
をろ過した。この反応生成物を80%アセトン500g
で2回、次いでアセトン500gで2回洗浄し、減圧下
70℃で1昼夜乾燥し、疎水化されたヒドロキシエチル
セルロース誘導体45.1gを得た。
【0073】(2)攪拌機、温度計及び冷却管を備えた
500mlのガラス製セパラブル反応容器に、(1)で得
られた疎水化ヒドロキシエチルセルロース誘導体10.
0g、イソプロピルアルコール80.0g及び48%水
酸化ナトリウム水溶液0.33gを仕込んでスラリー液
を調製し、窒素気流下室温で30分間攪拌した。反応液
に3−クロロ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸ナト
リウム12.8g、48%水酸化ナトリウム水溶液5.
4g及び水20.0gからなる混合液を加え、50℃で
8時間スルホン化を行った。反応終了後、反応液を塩酸
で中和し、生成物をろ過した。生成物を80%アセトン
(水20%)500gで3回、次いでアセトン500g
で2回洗浄後、減圧下70℃で1昼夜乾燥し、オクタデ
シルグリセリルエーテル基と3−スルホ−2−ヒドロキ
シプロピル基で置換された水溶性アルキル置換多糖誘導
体(12)7.6gを得た。
【0074】得られた水溶性アルキル置換多糖誘導体
(12)のオクタデシルグリセリルエーテル基の置換度
は0.004、3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基
の置換度は0.31であり、疎水部置換基(a)と親水
部置換基(b)の数の比率は40:310であった。
【0075】実施例1〜24、比較例1〜7 表1〜表3に示す組成のファンデーションを製造し、そ
の粉体分散性、保存安定性、使用感及び耐水性について
評価した。結果を表1〜表3に示す。
【0076】(製法)プロペラ攪拌機を用い、室温にて
水溶性アルキル置換多糖誘導体を精製水に溶解し、次に
他の水相成分を添加して混合する。更に粉体成分を加
え、ディスパーを用いて強分散させる。アジホモミキサ
ーに移し換え、50℃にて高速攪拌を行いながら油相成
分をゆっくり添加し、30分高速攪拌を行い、ファンデ
ーションを得た。
【0077】(評価方法) (1)粉体分散性:各ファンデーションを50ml入りガ
ラス瓶に充填し、以下の基準により、外観を肉眼で判定
した。 ◎:良好。 ○:やや表面にムラがある。 △:表面にムラがある。 ×:1時間以内に粉体の沈降が認められる。
【0078】(2)保存安定性:粉体分散性を評価した
ものを、40℃で1ケ月間保存した後、同様にして、粉
体分散性を評価した。
【0079】(3)使用感:10名の専門パネラーが実
際に各ファンデーションを使用したときの「さっぱり
感」と「べたつき感のなさ」について官能評価し、次の
基準により判定した。 ○:7名以上が良好と評価した。 △:4〜6名が良好と評価した。 ×:3名以下が良好と評価した。
【0080】(4)耐水性:水に対する接触角を前述の
方法で測定し、以下の基準で評価した。 ◎:接触角80度以上。 ○:接触角60〜80度。 △:接触角40〜60度。 ×:接触角40度未満。
【0081】
【表1】
【0082】
【表2】
【0083】
【表3】
【0084】表1〜表3の結果から明らかなように、本
発明のファンデーションはいずれも、粉体の分散性・分
散安定性に優れるとともに、良好な使用感であり、しか
も耐水性に優れたものであった。特に粉体として疎水化
処理粉体を用いた場合には、より耐水性の高いものであ
った。これに対し、水溶性アルキル置換多糖誘導体を用
いない場合(比較例1)には粉体の分散性が悪く、親水
性界面活性剤を高濃度配合することによって分散性を良
くした場合(比較例2、3)には粉体の分散性はよくな
るが使用感の低下・耐水性の低下をもたらした。また、
従来より水の増粘剤として知られている水溶性高分子を
用いた場合(比較例4〜7)には、粉体の分散性及び分
散安定性が低くなっており、特にこれらの配合量を多く
したものでは使用感及び耐水性の低下を招いた。
【0085】
【0086】
【0087】
【0088】実施例26(皮膜型アイライナー) 以下に示す組成の皮膜型アイライナーを製造した。
【表5】 (成分) (重量%) 黒酸化鉄 10.0 アクリル酸・アクリル酸アミド・アクリル酸エチル共重合体 2.5 エタノール 5.0 2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール 0.1 ポリオキシエチレンソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0 グリセリン 10.0 メチルパラベン 0.2 水溶性アルキル置換多糖誘導体(製造例12) 0.4精製水 70.8 計 100.0
【0089】(製法) (1)活性剤、保湿剤に顔料を加えてロールミル等で粉
砕する。 (2)アクリル酸・アクリル酸アミド・アクリル酸エチ
ル共重合体をエタノールに溶解し、2−アミノ−2−メ
チル−1−プロパノールを加える。 (3)他の成分を混合溶解し、(1)及び(2)を加え
てディスパーで均一に分散し、アイライナーを得た。
【0090】得られたアイライナーは顔料が安定に分散
され、50℃経時保存時の粘度変化が少なく、使用感も
良好であり、耐水性に優れたものであった。
【0091】
【0092】
【0093】
【0094】
【0095】
【0096】
【0097】
【0098】
【0099】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61K 7/043 A61K 7/043 (72)発明者 柴崎 良雄 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式 会社研究所内 (72)発明者 木附 智人 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社 研究所内 (56)参考文献 特開 平2−88511(JP,A) 特開 平5−178723(JP,A) 特開 平4−312512(JP,A) 特開 平3−12401(JP,A) 特開 平5−155734(JP,A) 特開 平9−183710(JP,A) 特開 平10−245317(JP,A) 特開 昭56−18907(JP,A) 特表 平9−504009(JP,A) 特表 平5−500984(JP,A) 特表 平4−501866(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)、(B)及び(C): (A)多糖類又はその誘導体のヒドロキシル基の水素原
    子の一部又は全てが、次の基(a)及び(b); (a)炭素数10〜40の直鎖又は分岐のアルキル基を
    有するアルキルグリセリルエーテル基及び/又は炭素数
    10〜40の直鎖又は分岐のアルケニル基を有するアル
    ケニルグリセリルエーテル基、 (b)ヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数1〜
    5のスルホアルキル基又はその塩、 で置換されており、置換基(a)と置換基(b)の数の
    比率が1:1000〜100:1である水溶性アルキル
    置換多糖誘導体、 (B)疎水化処理粉体 (C)水を含有するメークアップ化粧料。
  2. 【請求項2】 成分(A)の置換基(b)が、2−スル
    ホエチル基、3−スルホプロピル基、3−スルホ−2−
    ヒドロキシプロピル基及び2−スルホ−1−(ヒドロキ
    シメチル)エチル基から選ばれる1種又は2種以上であ
    る請求項1記載のメークアップ化粧料。
  3. 【請求項3】 成分(A)の多糖類又はその誘導体が、
    セルロース、グアーガム、スターチ、ヒドロキシエチル
    セルロース、ヒドロキシエチルグアーガム、ヒドロキシ
    エチルスターチ、メチルセルロース、メチルグアーガ
    ム、メチルスターチ、エチルセルロース、エチルグアー
    ガム、エチルスターチ、ヒドロキシプロピルセルロー
    ス、ヒドロキシプロピルグアーガム、ヒドロキシプロピ
    ルスターチ、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒド
    ロキシエチルメチルグアーガム、ヒドロキシエチルメチ
    ルスターチ、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒ
    ドロキシプロピルメチルグアーガム及びヒドロキシプロ
    ピルメチルスターチから選ばれるものである請求項1〜
    2のいずれか1項記載のメークアップ化粧料。
  4. 【請求項4】 成分(A)を0.01〜10重量%、成
    分(B)を1〜50重量%含有する請求項1〜3のいず
    れか1項記載のメークアップ化粧料。
  5. 【請求項5】 化粧塗布膜の水に対する接触角が60度
    以上である請求項1〜4のいずれか1項記載のメークア
    ップ化粧料。
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