JP3457455B2 - 複写機管理システム - Google Patents

複写機管理システム

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JP3457455B2
JP3457455B2 JP03599296A JP3599296A JP3457455B2 JP 3457455 B2 JP3457455 B2 JP 3457455B2 JP 03599296 A JP03599296 A JP 03599296A JP 3599296 A JP3599296 A JP 3599296A JP 3457455 B2 JP3457455 B2 JP 3457455B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ通信、ネッ
トワーク管理を体系化した電子写真複写機の管理システ
ム、特に、端末複写機のメンテナンス支援において、不
具合の存する複写機への自動警告を行う機能を改善した
複写機管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機は、トナーや用紙の補
給、その他、複写機能を維持するための種々のメンテナ
ンスを必要とするものであるため、通常、複写機のユー
ザーとサービス会社の管理センターとの間で、長期に亙
る複写機管理のための上記種々の用件に関わる請負契約
が結ばれており、この請負契約を管理センターが支障な
く実施できるようにするために、管理センターと端末と
なる各複写機間に、複写機管理システムが設定されてい
る。
【0003】一般に、この種の複写機管理システムは、
各複写機に付設された通信管理デバイスと、管理センタ
ーに設けられたホストコンピュータとを公衆電話回線で
接続してなり、ホストコンピュータは、複写機に対して
自局の電話番号や定期ダイヤル時刻の設定、契約コピー
枚数の設定等を行い、デバイスから複写機に関わるサー
ビスマンコール等のデータを含めてあらゆるデータを受
ける。そして、上記設定内容に基づき、デバイスはホス
トコンピュータと通信を行い、これによって複写機が一
括して管理されるようになっている。
【0004】ところで、近年、ホストコンピュータによ
る複写機管理の一環として、例えばMCBJ(Means Cop
y Between JAM:平均JAM間隔)が種々の要因により指
定値以下の値しか示さない複写機を抽出し、その通信管
理デバイスに対して警告を発する自動警告機能を備えた
複写機管理システムが開発されている。
【0005】上記MCBJには、通常、期間MCBJ、
リセット後のMCBJ、機種平均MCBJの都合3種類
の値が自動警告判定に使用される。まず、期間MCBJ
は、所定期間、例えば複写機の納入時から一定期間を過
ぎたときまでの期間内における複写機による複写枚数
(トータルカウント)を、その期間中に発生したJAM
回数で除した値を言う。次に、機種平均MCBJは、同
一機種の複写機におけるデータから計算された平均MC
BJ値である。また、リセット後のMCBJは、メンテ
ナンスの際にMCBJ値をリセットするが、そのリセッ
ト後、次のメンテナンスまでのMCBJ値を指す。
【0006】従来の複写機管理システムにおける自動警
告機能は、リセット後のMCBJ、期間MCBJをそれ
ぞれの条件で抽出された複写機と、MCBJ推移で抽出
された複写機とを“OR”で結んだものであり、MCB
J値が判断基準となる機種平均MCBJ値よりも小さい
値を示したとき、複写機の機能低下があると判断して警
告を発するようにしていた。
【0007】より詳しくは、従来では、 機種平均MCBJ値と比較して、リセット後のMC
BJ値が高いか低いか。 機種平均MCBJ値と比較して、今回の期間MCB
J値が高いか低いか。 期間MCBJ値の推移傾向が高くなる傾向か、低く
なる傾向か。具体例として、期間MCBJ値の推移傾向
が、10%以上低くなる傾向か、否か。 の3種類の警告条件を設定し、その判断結果の何れか
が、NGであれば警告を出していた。下記表1に一具体
的数値例を挙げる。
【0008】
【表1】
【0009】上記表1に示すMCBJ値の推移結果が得
られたとき、その複写機に対して自動警告すべきか、否
かの判断結果は、下記表2に示すようになる。前記警告
条件の判断結果に基づいて行う総合判断は、今回
の期間MCBJ値がNGであるから、たとえその他2つ
の判断結果をクリアしていたとしても、結果はNGと判
定し、該当複写機に対して警告を発行することになる。
【0010】
【表2】
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術的手段によると、いずれか一つの判定結果が条
件に適合すると、必ず該当複写機の通信管理デバイスに
対して警告が発行されるため、一時的あるいは突発的に
閾値である機種平均MCBJ値を僅かに割り込んでしま
った場合にも警告されてしまうことになる。このため、
実際には警告発行を要しない複写機に警告が発行され、
その都度、サービスマンが赴かなくてはならなくなるこ
とがあり、無駄な経費や労力を要するという問題点があ
った。
【0012】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、複写機に付設されて該複写機を管理する
ための複写機管理データを送信する通信管理デバイス
と、この通信管理デバイスと通信ネットワークを通じて
接続され該通信管理デバイスからのデータを一括管理す
るホストコンピュータとにより構成された複写機管理シ
ステムにおいて、前述の〜の3つの警告条件を総合
的に評価し、OKとNGの境界間際の判定を穏やかに行
い、実際にメンテナンス対象となる複写機のみを確実に
警告することを可能とした複写機管理システムを提供す
ることを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、複写機に付設されて該複写機を管理する
ための複写機管理データを送信する通信管理デバイス
と、この通信管理デバイスと通信ネットワークを通じて
接続され該通信管理デバイスからのデータを一括管理す
るホストコンピュータとにより構成された複写機管理シ
ステムにおいて、前記ホストコンピュータは、データベ
ースに登録された被管理複写機個々について、第1の判
断基準として、機種平均の不良発生頻度と比較して、リ
セット後の不良発生頻度が高いか低いかを判断し、低い
場合には第1の判断基準を満たしているとし、第2の判
断基準として、機種平均の不良発生頻度と比較して、最
近の複数回の期間の不良発生頻度の平均が高いか低いか
を判断し、低い場合には第2の判断基準を満たしている
とし、第3の判断基準として、一定期間毎の不良発生頻
度の推移傾向が所定の割合以上高くなる傾向か否かを判
断して、所定の割合以上高くなる傾向でなければ第3の
判断基準を満たしているとし、第1、第2、第3の判断
基準のいずれかを満たしていない場合には、複写機に機
能低下があると判定し、第1、第2、第3の判断基準の
全てを満たしている場合には、複写機に機能低下はない
と判定する総合判定によって、該当複写機に対する自動
警告を行うか、否かを判定する警告判定手段と、この警
告判定手段の指示によって該当複写機の通信管理デバイ
スに警告を発行する警告手段とを具備することを特徴と
する
【0014】また、他に本発明では、複写機に付設され
て該複写機を管理するための複写機管理データを送信す
る通信管理デバイスと、この通信管理デバイスと通信ネ
ットワークを通じて接続され該通信管理デバイスからの
データを一括管理するホストコンピュータとにより構成
された複写機管理システムにおいて、前記ホストコンピ
ュータは、データベースに登録された被管理複写機個々
について、第1の判断基準として、一定期間毎の不良発
生頻度の推移傾向が所定の割合以上高くなる傾向か否か
を判断して、所定の割合以上高くなる傾向でなければ第
1の判断基準を満たしているとし、第2の判断基準とし
て、リセット後の不良発生頻度と一定期間毎の不良発生
頻度を、それぞれ機種平均の不良発生頻度で除する算出
によりポイント化し、両者のポイントを掛け合わせた値
が所定の範囲内の値であるか否かを判断し、所定の範囲
内の値であれば、第2の判断基準を満たしているとし、
第1、第2の判断基準のいずれかを満たしていない場合
には、複写機に機能低下があると判定し、第1、第2の
判断基準を共に満たしている場合には、複写機に機能低
下はないと判定する総合判定によって、該当複写機に対
する自動警告を行うか、否かを判定する警告判定手段
と、この警告判定手段の指示によって該当複写機の通信
管理デバイスに警告を発行する警告手段とを具備するこ
とを特徴とする
【0015】また、その他に本発明では、複写機に付設
されて該複写機を管理するための複写機管理データを送
信する通信管理デバイスと、この通信管理デバイスと通
信ネットワークを通じて接続され該通信管理デバイスか
らのデータを一括管理するホストコンピュータとにより
構成された複写機管理システムにおいて、前記ホストコ
ンピュータは、データベースに登録された被管理複写機
個々について、第1の判断基準として、一定期間毎の不
良発生頻度の推移傾向が所定の割合以上高くなる傾向か
否かを判断して、所定の割合以上高くなる傾向でなけれ
ば第1の判断基準を満たしているとし、第2の判断基準
として、リセット後の不良発生頻度と一定期間毎の不良
発生頻度を、それぞれ機種平均の不良発生頻度で除する
算出によりポイント化し、両者のポイントを掛け合わせ
た値が所定の範囲内の値であるか否かを判断し、所定の
範囲内の値であれば、第2の判断基準を満たしていると
し、第3の判断基準として、一定期間毎の不良発生頻度
が前回に対し高いか、低いかを判定することにより、一
定期間毎の不良発生頻度の推移傾向が連続で低下する傾
向であるか否かを判断し、連続で低下する傾向であれば
第3の判断基準を満たしているとし、第3の判断基準を
満たしている場合、あるいは第3の判断基準を満たして
いないで、第1の判断基準及び第2の判断基準を共に満
たしている場合には、複写機に機能低下はないと判定
し、第3の判断基準を満たしていないで、第1、第2の
基準のいずれかを満たしていない場合には、複写機に機
能低下があると判定する総合判定によって、該当複写機
に対する自動警告を行うか、否かを判定する警告判定手
段と、この警告判定手段の指示によって該当複写機の通
信管理デバイスに警告を発行する警告手段とを具備する
ことを特徴とする
【0016】上記構成においては、不良発生頻度算出指
標として、MCBJ、MCBC−CODE、MDBJ、
トナー消費量のうちのいずれかを設定すると警告判定を
行ううえで好都合である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施形
態の複写機管理システムは、複数のユーザー側のそれぞ
れに設置された複写機Pと、サービス会社の管理センタ
ーに設置されたメンテナンス管理用のホストコンピュー
タHとにより構成されており、各複写機Pに付設された
端末装置としての通信管理用のデバイスDが公衆電話回
線Lを通じてホストコンピュータHと接続されている。
【0018】図2に複写機Pの機械的構成を示す。この
図に示すように、複写機本体1の上部には、光源、ミラ
ー、レンズユニット等から構成された原稿読み取りのた
めの光学系2が設けられ、中央部には、読み取った原稿
のトナー画像を形成するための画像形成部3が設けられ
ている。画像形成部3は、表面に静電潜像が形成される
感光体ドラム4を有しており、このドラム4の周囲に
は、帯電チャージャ5、現像装置6、転写分離チャージ
ャ7及びクリーニング装置8が配されている。
【0019】複写機本体1の下部には給紙部9が設けら
れている。給紙部9は複写機本体1の図2上、右側に設
けられたバイパステーブル10と、複写機本体1の下部
に上下に並べて配置された複数の給紙カセット11と、
バイパステーブル10または給紙カセット11に収納さ
れた用紙を画像形成部3に搬送するための用紙搬送装置
12とから構成されている。画像形成部3の用紙搬送方
向下流側には、用紙を装置の図2上左側に搬送するため
の排紙搬送コンベヤ13と、用紙上のトナー画像を溶融
定着する定着装置14と、定着時の用紙を排出するため
の排出ローラ15と、用紙を受けるための排紙トレイ1
6とが設けられている。
【0020】さらに、複写機本体1には図3に示す制御
部17が設けられている。制御部17はCPU、RA
M、ROM、各種ドライバ及び各種IOポートを含むマ
イクロコンピュータシステムにより構成されており、こ
の制御部17に操作パネル18が接続されている。
【0021】操作パネル18は図2に示すように、複写
機本体1の上面に配設されており、入力キー部及び液晶
表示素子またはLED等で構成される表示部を含んでい
る。また、制御部17には、各種稼動データが記憶され
る記憶部19が接続されている。記憶部19は、複写機
本体1の複写枚数のトータルカウント等を記憶してい
る。制御部17にはさらに、画像形成回数を計数するた
めの通紙カウントセンサ20及び給紙カセット11から
の給紙動作を行う給紙部9が接続されている。
【0022】通紙カウントセンサ20は、各給紙カセッ
ト11から画像形成部3及び定着装置14を通過して排
紙トレイ16に至る用紙の搬送路中の適所に複数設けら
れており、各通紙カウントセンサ20が正常な通紙を検
出すると、記憶部19内のトータルカウントをインクリ
メントする構成となっている。さらに、制御部17に接
続されているインターフェイス21は、複写機管理デバ
イスDに接続されており、通紙カウントセンサ20が計
数する複写枚数を該デバイスDに送信する。
【0023】複写機管理デバイスDは、複写機Pを管理
するためのデータをホストコンピュータHに送信するも
ので、図4に示すように、複写機本体1と接続されるシ
リアルインターフェイス22を有しており、該シリアル
インターフェイス22はCPU23に接続されている。
CPU23は、マイクロコンピュータシステムで構成さ
れており、NCUと略称されるネットワーク制御ユニッ
ト24、ROM25、電源バックアップRAM26、時
計用IC27に接続されている。NCU24はモデム2
8に接続されており、さらにモデム28は公衆電話回線
Lに接続されている。
【0024】なお、複写機のデバイスDのためのみに電
話回線Lを占有することは現実的でなく、実際は図4に
示すように、ファクシミリ装置(電話機)29の回線をデ
バイスDに迂回させており、デバイスD側は専ら送信の
み行えるように設定されていて、その回線を通じて送信
があった場合には、デバイスDは着信拒否状態となり、
ファックスや電話機で着信するように設定されている。
したがって、本実施形態の管理システムにおいては、ホ
ストコンピュータHからデバイスDへ発呼する場合は、
発呼許可を得るための別途の操作が必要となる。
【0025】ホストコンピュータHは、デバイスDから
発呼されたデータを受信し、これによって複写機Pを一
括して管理するもので、デバイスDから複写機Pに関わ
るサービスマンコール等のデータを含めてあらゆるデー
タを受けるのみでなく、例えばデバイスDに対するホス
トコンピュータHの電話番号や定期ダイヤル時刻の設
定、契約コピー枚数の設定等、複写機の初期データの設
定を行う。
【0026】このホストコンピュータHは図5に示すよ
うに、CPU30と、CPU30に接続される作業用R
AM31、ROM32及び入出力インターフェイス33
を備えている。また、CPU30には入力用キーボード
34、表示用のCRT35、印字用のプリンタ36、外
部記憶装置37等も接続されている。入出力インターフ
ェイス33にはRS−232C等の入出力端子が設けら
れており、通信用のモデム38を介して公衆電話回線L
に接続されている。
【0027】上記構成のホストコンピュータHは、複写
機Pのメンテナンス支援において、不具合の存する複写
機に対して自動的に警告を行う機能を具備している。本
実施形態は、この自動警告機能に特徴を有している。す
なわち、ホストコンピュータHが備えている自動警告機
能とは、JAM及びサービスマンコール(故障時におけ
る修理担当サービスマンの呼び出し)の発生頻度が高い
複写機、あるいはJAM及びサービスマンコールの回数
が増加傾向にある複写機をリストアップして印刷する機
能を言う。
【0028】ホストコンピュータHのデータベースに
は、不良発生頻度の算出指標の一つであるMCBJを計
算するための下記のフィールドが設定されている。 納入後のJAM回数 リセット後のJAM回数 一定期間のJAM回数 納入後のMCBJ リセット後のMCBJ 一定期間のMCBJ 納入後の複写カウント リセット後の複写カウント 一定期間の複写カウント
【0029】ここで言う納入とは、複写機ユーザーの手
元に複写機を納入した日時のことを指し、リセットと
は、部品交換やメンテナンスによりJAM発生の原因を
取り除く作業をした時点で、MCBJの計算を初めから
やり直すためのコマンドを指す。また、一定期間とは、
警告を自動的に発生させる間隔のことである。但し、こ
の一定期間は、前提条件を満たさない場合は期間が延長
される。この場合、前提条件とは、MCBJが正確に計
算されるための条件を指しており、JAM回数が2回以
上、コピーカウントが平均複写回数以上等の条件を言
う。
【0030】また、ホストコンピュータHには、前記フ
ィールドとは別に、同一モデルの複写機Pのトータルの
MCBJを計算するフィールドが設定されており、ホス
トコンピュータHでは、この機種トータルのMCBJ
と、前記リセット後のMCBJ及び一定期間のMCBJ
の比較を行い、その比較結果に基づいて警告を発する。
但し、この比較条件であれば、機種平均以下の場合、全
て警告の対象になるので、機種トータルのMCBJに係
数を積算した値を基準の閾値とする。そして、この係数
を実情に即するように変更することにより、警告の対象
となる複写機Pの割合を決定することが可能になる。
【0031】そして、ホストコンピュータHは、データ
ベースに登録された被管理複写機P個々における期間M
CBJ値と、リセット後のMCBJ値と、過去のMCB
J値の推移傾向とのいずれか1つもしくは2以上を警告
条件とする総合判定によって、該当複写機Pに対する自
動警告を行うか、否かを判定し、警告を必要としたとき
は、該当複写機Pの通信管理デバイスDに警告を発行す
る。以下、警告判定機能の複数の態様について順次説明
する。
【0032】<実施例1>警告条件として、 機種平均MCBJ値と比較して、リセット後のMC
BJ値が高いか低いか。 機種平均MCBJ値と比較して、最近3回の期間M
CBJ検出結果の平均MCBJ値が高いか低いか。 期間MCBJ値の推移傾向が高くなる傾向か、低く
なる傾向か。具体例として、期間MCBJ値の推移傾向
が、10%以上低くなる傾向か、否か。 の3種類を設定し、その判断結果の何れかが、NGであ
れば警告を発行する。
【0033】これは前述の従来例の判断基準 を変更
し、今回の期間MCBJ値の代わりに最近3回の平均M
CBJ値を比較対象としたもので、このように期間MC
BJの判定を最近の平均値で行うことによって、一時
的、あるいは突発的なMCBJ値の低下による誤判断が
確実に防止される。下記表3に一具体的数値例を挙げ
る。
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】上記表3に示すMCBJ値の推移結果が得
られたとき、該当複写機Pに対して自動警告すべきか、
否かの判断結果は、上記表4に示すようになる。前記警
告条件の判断結果に基づいて行う総合判断は、最
近3回の期間MCBJ値の平均がOKであるから、結果
はOKと判定し、該当複写機Pに対しては警告を発行し
ない。
【0037】<実施例2>まず、今回の期間MCBJ値
を、下記の式(1)によって算出されたポイント(X)で表
す。 ポイント(X)=期間MCBJ値÷機種平均MCBJ値……………………(1) 次に、同様にリセット後のMCBJ値を下記の式(2)に
よって算出されたポイント(Y)で表す。 ポイント(Y)=リセット後のMCBJ値÷機種平均MCBJ値…………(2) 警告条件として、下記の2つの判断結果、の何れか
がNGであれば警告を発行する。なお、の条件は上記
した実施例1の条件と同様である。 期間MCBJ値の推移傾向が高くなる傾向か、低く
なる傾向か。正確には、例えば10%以上低くなる傾向
か、否か。 ポイント(X)にポイント(Y)をかけた値が1より大
きいか小さいか。
【0038】これは、リセット後のMCBJ値と期間M
CBJ値をポイント化し、掛け合わせた値で判断するこ
とにより、一時的なMCBJ値の低下による誤判断を防
止するものである。下記表5に一具体的数値例を挙げ
る。
【0039】
【表5】
【0040】上記表5に示すMCBJ値の推移結果が得
られたとき、該当複写機Pに対して自動警告すべきか、
否かの判断結果は、下記表6に示すようになる。前記警
告条件の判断結果に基づいて行う総合判断は、推移
傾向が低くなる傾向ではなく、しかもポイント(X)(Y)
の積がOKであるから、結果はOKと判定し、該当複写
機Pに対しては警告を発行しない。
【0041】
【表6】
【0042】実施例1及び実施例2のいずれも、推移傾
向を併用して判断しているので、MCBJ値が低くなる
傾向の場合は警告が発生するのであり、従来のような判
定基準の丸めの弊害を避けている。
【0043】<実施例3>本実施例では、推移傾向から
2つの判断を行い、推移が高くなる傾向であれば、MC
BJ値の如何に関わらずOKにする。すなわち、下記の
3つの判断基準、、を総合判断することにより、
判断基準がOKのときはOK、また、判断基準がN
Gのときは、判断基準、が共にOKであればOK、
さらに、判断基準がNGのときで、判断基準、の
いずれかがNGのときはNGという警告を行うべきか、
否かの判定結果を出す。
【0044】判断基準…前記実施例1,2のと同様
に、期間MCBJ値の推移傾向が高くなる傾向か、低く
なる傾向か。正確には例えば10%以上低くなる傾向
か、またはそうではないか。 判断基準…前記実施例2のと同様に、ポイント(X)
にポイント(Y)を掛け合わせた値が1より大きいか小さ
いか。 判断基準…期間MCBJ値の推移傾向が高くなる傾向
か、低くなる傾向か。すなわち、前回に対し高い、低い
を判定し、連続で低くなっているかどうか。
【0045】この実施例3の場合、MCBJ値が確実に
高くなる傾向であれば期間MCBJ値やリセット後のM
CBJ値に関わらず警告を出さないようにする。これに
よって、複写機固有の性能がやや劣る場合で、機種平均
MCBJ値に到達できない場合でもむやみに警告を出さ
なくなる。したがって、悪いなりにも良くなる傾向にあ
るとの判断を提供することができる。下記表7に一具体
的数値例を挙げる。
【0046】
【表7】
【0047】上記表7に示すMCBJ値の推移結果が得
られたとき、該当複写機Pに対して自動警告すべきか、
否かの判断結果は、下記表8に示すようになる。前記警
告条件の判断結果に基づいて行う総合判断は、判
断基準では期間MCBJ値の推移傾向が1.06→0.
98→0.98と低くなる傾向にありながら、判断基準
では期間MCBJ値の推移傾向が10%以上低くなる
傾向ではなく、しかもポイント(X)(Y)の積がOKであ
るから、結果はOKと判定し、該当複写機Pに対しては
警告を発行しない。したがって、実施例2と同様の判定
結果となる。
【0048】
【表8】
【0049】
【表9】
【0050】上記表9は他の具体的数値例であって、上
記表9に示すMCBJ値の推移結果が得られたとき、該
当複写機Pに対して自動警告すべきか、否かの判断結果
は、下記表10に示すようになる。前記警告条件
の判断結果に基づいて行う総合判断は、判断基準では
ポイント(X)にポイント(Y)を掛け合わせた値が1より
小さい数値であるが、判断基準の高くなる傾向にある
という結果だけで結果をOKと判定し、該当複写機Pに
対しては警告を発行しない。
【0051】
【表10】
【0052】上記の自動警告機能は、一定期間ごとに自
動的に警告された複写機をリストアップし、印刷する機
能を併せ持っている。なお、不良発生頻度指標として
は、上記MCBJの他、MCBC−CODE(所定期間
内における複写機による複写枚数を、その期間中にサー
ビスマンが呼び出されるような故障の発生回数で除した
数値)、その他、MDBJ(Means Document Between JA
M)や、トナー消費量等を挙げることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるとき
は、従来と比較して自動警告が精度よく行われる。ま
た、判断基準の閾値境界近辺の場合の瞬間的な警告発行
を回避することができる。さらに、自動警告の精度が上
がることにより、効果の少ないメンテナンス作業を削減
して無駄な経費を節約することができる。
【0054】また、一時的、あるいは突発的な不良発生
頻度の上昇による誤判定を防止することができる。
【0055】また、推移傾向を併用して警告発行の判断
を行っているので、不良発生頻度が上昇する傾向にある
ときは警告を発生するようにすることができる。
【0056】また、不良発生頻度が低下しているなか
で、ほぼ一定期間毎の不良発生頻度やリセット後の不良
発生頻度値が基準値を超えた場合にも警告を出さないよ
うにし、これによって、該当複写機固有の性能がやや劣
り、且つ、機種平均値に到達できない場合でもむやみに
警告を出さなくなるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る複写機管理システムの一実施形
態の概要を示すブロック図。
【図2】 複写機を模式的に示す断面図。
【図3】 その制御系を示すブロック図。
【図4】 デバイスの構成を示すブロック図。
【図5】 ホストコンピュータの構成を示すブロック
図。
【符号の説明】
1 複写機本体 9 給紙部 17 制御部 18 操作パネル 20 通紙カウントセンサ 30 ホストコンピュータのCPU 36 プリンタ D デバイス H ホストコンピュータ P 複写機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/14 G03G 21/02 - 21/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複写機に付設されて該複写機を管理する
    ための複写機管理データを送信する通信管理デバイス
    と、この通信管理デバイスと通信ネットワークを通じて
    接続され該通信管理デバイスからのデータを一括管理す
    るホストコンピュータとにより構成された複写機管理シ
    ステムにおいて、 前記ホストコンピュータは、 データベースに登録された被管理複写機個々について、 第1の判断基準として、機種平均の不良発生頻度と比較
    して、リセット後の不良発生頻度が高いか低いかを判断
    し、低い場合には第1の判断基準を満たしているとし、 第2の判断基準として、機種平均の不良発生頻度と比較
    して、最近の複数回の期間の不良発生頻度の平均が高い
    か低いかを判断し、低い場合には第2の判断基準を満た
    しているとし、 第3の判断基準として、一定期間毎の不良発生頻度の推
    移傾向が所定の割合以上高くなる傾向か否かを判断し
    て、所定の割合以上高くなる傾向でなければ第3の判断
    基準を満たしているとし、 第1、第2、第3の判断基準のいずれかを満たしていな
    い場合には、複写機に機能低下があると判定し、 第1、第2、第3の判断基準の全てを満たしている場合
    には、複写機に機能低下はないと判定する 総合判定によ
    って、該当複写機に対する自動警告を行うか、否かを判
    定する警告判定手段と、 この警告判定手段の指示によって該当複写機の通信管理
    デバイスに警告を発行する警告手段とを具備することを
    特徴とする複写機管理システム。
  2. 【請求項2】 複写機に付設されて該複写機を管理する
    ための複写機管理データを送信する通信管理デバイス
    と、この通信管理デバイスと通信ネットワークを通じて
    接続され該通信管理デバイスからのデータを一括管理す
    るホストコンピュータとにより構成された複写機管理シ
    ステムにおいて、 前記ホストコンピュータは、 データベースに登録された被管理複写機個々について、 第1の判断基準として、一定期間毎の不良発生頻度の推
    移傾向が所定の割合以上高くなる傾向か否かを判断し
    て、所定の割合以上高くなる傾向でなければ第1の判断
    基準を満たしているとし、 第2の判断基準として、リセット後の不良発生頻度と一
    定期間毎の不良発生頻度を、それぞれ機種平均の不良発
    生頻度で除する算出によりポイント化し、両者のポイン
    トを掛け合わせた値が所定の範囲内の値であるか否かを
    判断し、所定の範囲内の値であれば、第2の判断基準を
    満たしているとし、 第1、第2の判断基準のいずれかを満たしていない場合
    には、複写機に機能低下があると判定し、第1、第2の
    判断基準を共に満たしている場合には、複写機に機能低
    下はないと判定する総合判定によって、該当複写機に対
    する自動警告を行うか、否かを判定する警告判定手段
    と、 この警告判定手段の指示によって該当複写機の通信管理
    デバイスに警告を発行する警告手段とを具備することを
    特徴とする 複写機管理システム。
  3. 【請求項3】 複写機に付設されて該複写機を管理する
    ための複写機管理データを送信する通信管理デバイス
    と、この通信管理デバイスと通信ネットワークを通じて
    接続され該通信管理デバイスからのデータを一括管理す
    るホストコンピュータとにより構成された複写機管理シ
    ステムにおいて、 前記ホストコンピュータは、 データベースに登録された被管理複写機個々について、 第1の判断基準として、一定期間毎の不良発生頻度の推
    移傾向が所定の割合以上高くなる傾向か否かを判断し
    て、所定の割合以上高くなる傾向でなければ第1の判断
    基準を満たしているとし、 第2の判断基準として、リセット後の不良発生頻度と一
    定期間毎の不良発生頻度を、それぞれ機種平均の不良発
    生頻度で除する算出によりポイント化し、両者のポイン
    トを掛け合わせた値が所定の範囲内の値であるか否かを
    判断し、所定のの範囲内の値であれば、第2の判断基準
    を満たしているとし、 第3の判断基準として、一定期間毎の不良発生頻度が前
    回に対し高いか、低い かを判定することにより、一定期
    間毎の不良発生頻度の推移傾向が連続で低下する傾向で
    あるか否かを判断し、連続で低下する傾向であれば第3
    の判断基準を満たしているとし、 第3の判断基準を満たしている場合、あるいは第3の判
    断基準を満たしていないで、第1の判断基準及び第2の
    判断基準を共に満たしている場合には、複写機に機能低
    下はないと判定し、 第3の判断基準を満たしていないで、第1、第2の基準
    のいずれかを満たしていない場合には、複写機に機能低
    下があると判定する総合判定によって、該当複写機に対
    する自動警告を行うか、否かを判定する警告判定手段
    と、 この警告判定手段の指示によって該当複写機の通信管理
    デバイスに警告を発行する警告手段とを具備することを
    特徴とする 複写機管理システム。
  4. 【請求項4】 不良発生頻度算出指標として、MCB
    J、MCBC−CODE、MDBJ、トナー消費量のう
    ちのいずれかが設定されている請求項1〜3のいずれか
    1つに記載の複写機管理システム。
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