JP3335685B2 - 画像形成装置の管理システム - Google Patents

画像形成装置の管理システム

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JP3335685B2
JP3335685B2 JP33538892A JP33538892A JP3335685B2 JP 3335685 B2 JP3335685 B2 JP 3335685B2 JP 33538892 A JP33538892 A JP 33538892A JP 33538892 A JP33538892 A JP 33538892A JP 3335685 B2 JP3335685 B2 JP 3335685B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,複写機やプリンタ等の
画像形成装置と接続し,更に通信回線を介して管理装置
とを接続した通信制御装置を具備する画像形成装置の管
理システムに関し,特に,管理装置等の外部より通信制
御装置内にセットされたパラメータの正誤を判断して,
正常のとき所定の通信を実行させ,エラーのときには通
信を禁止してエラー状態を通報する画像形成装置の管理
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来,公衆回線網を利用することにより
複写機等の画像形成装置を,オンラインでサービスセン
ター等に設置されている管理装置と接続したシステムが
知られている。これは,遠隔地に設置されている複数の
複写機に関する情報を1ヵ所に設けたホストマシンによ
り集中的に管理して,その管理情報を各複写機の使用状
況の集計に利用したり,複写機のメインテナンス等に利
用するものである。該メインテナンスの内容としては,
複写機の自己診断機能による管理装置への自動発呼や,
管理装置から複写機をアクセスして各部を調整するとい
った処理を実行するものがある。
【0003】また,複写機と管理装置とを直接接続する
システム構成のもの,或いは複写機側に公衆回線との通
信のためのインターフェイス装置を別途接続するシステ
ム構成のものがあり,前記インターフェイス装置に対し
て各種情報をスイッチ類により設定したり,或いは,管
理装置から回線を介して設定を実行する。
【0004】なお,上記従来例に関連する参考技術文献
として,例えば,通信回線を介して遠隔制御信号を受信
し,これに対応して処理を実行するものとして特開平3
−196053号公報に開示されている「画像形成装
置」がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来のシステムにあっては,インターフ
ェイス装置内に情報を設定する前や,設定し忘れた場
合,或いは外来ノイズ等に起因するメモリのビット化け
等によって,インターフェイス装置内の情報が誤ってい
る場合が考えられる。例えば,管理装置が接続されてい
る発呼先の電話番号が誤っている場合回線が正しく接続
されず,データ通信の信頼性に関して問題点があった。
また,他の電話機を呼出して第三者に対して迷惑をかけ
るという問題点もあった。
【0006】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,通信制御の基準となる情報内容の正誤を判断可能に
してデータ通信の信頼性を向上させると共に,誤情報発
生後の処置を迅速に実行することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記の目的を
達成するために,通信回線を介して画像形成装置に関す
るデータを集中的に管理する画像形成装置の管理システ
ムにおいて,前記画像形成装置と接続され,且つ,外部
より入力設定されるパラメータに基づいて通信制御を実
行する通信制御手段と,前記通信制御手段と通信回線を
介して接続され,データ通信を実行するデータ管理手段
とを備え,前記通信制御手段は,前記データ管理手段か
ら入力設定されたパラメータが適正(正常)かエラー
(異常)かを判断し,エラーであると判断したときに前
記データ管理手段からの前記画像形成装置に対する通信
を禁止する画像形成装置の管理システムを提供するもの
である。
【0008】また,通信回線を介して画像形成装置に関
するデータを集中的に管理する画像形成装置の管理シス
テムにおいて,前記画像形成装置と接続され,且つ,外
部より入力設定されるパラメータに基づいて通信制御を
実行する通信制御手段と,前記通信制御手段と通信回線
を介して接続され,データ通信を実行するデータ管理手
段とを備え,前記通信制御手段は,前記データ管理手段
から入力設定されたパラメータが適正(正常)かエラー
(異常)かを判断し,エラーであると判断したときに前
記画像形成装置からのデータを受信しない画像形成装置
の管理システムを提供するものである。
【0009】また,通信回線を介して画像形成装置に関
するデータを集中的に管理する画像形成装置の管理シス
テムにおいて,前記画像形成装置と接続され,且つ,外
部より入力設定されるパラメータに基づいて通信制御を
実行する通信制御手段と,前記通信制御手段と通信回線
を介して接続され,データ通信を実行するデータ管理手
段とを備え,前記通信制御手段は,前記データ管理手段
から入力設定されたパラメータが適正(正常)かエラー
(異常)かを判断し,エラーであると判断したときにエ
ラーが発生していない画像形成装置に対してのみデータ
を受信する画像形成装置の管理システムを提供するもの
である。
【0010】
【0011】また,通信回線を介して画像形成装置に関
するデータを集中的に管理する画像形成装置の管理シス
テムにおいて,前記画像形成装置と接続され,且つ,外
部より入力設定されるパラメータに基づいて通信制御を
実行する通信制御手段と,前記通信制御手段と通信回線
を介して接続され,データ通信を実行するデータ管理手
段とを備え,前記通信制御手段は,前記データ管理手段
から入力設定されたパラメータが適正(正常)かエラー
(異常)かを判断し,エラーであると判断したときに接
続される画像形成装置に対して通報する画像形成装置の
管理システムを提供するものである。
【0012】
【作用】本発明による画像形成装置の管理システムは,
通信制御手段によりデータ管理手段から画像形成装置に
対するデータがテキストデータであるときに,パラメー
タが適正(正常)かエラー(異常)であるかを判断し,
適正(正常)と判断したときにテキストデータを画像形
成装置に送信し,エラー(異常)であると判断したとき
には画像形成装置に対する通信を禁止する,或いは画像
形成装置からのデータ受信を実行しない。また,接続さ
れる一部の画像形成装置に関するパラメータがエラーで
あると判断したときに,エラーが発生していない画像形
成装置に対してのみデータ受信を実行する。或いは,パ
ラメータがエラーであると判断したときに,画像形成装
置に対してその旨を通報する。
【0013】
【実施例】以下,本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。図1は,本発明が適用される複写機の概略
構成を示す説明図である。本複写機は,原稿読取系10
1,作像系102,給紙搬送系103,定着・排紙系1
04,オプションとして装着されるLCT(大量給紙ユ
ニット)105から構成されており,その他に操作表示
系,電装制御系(図示せず)等を具備している。
【0014】次に,上記原稿読取系101,作像系10
2,給紙搬送系103,及び操作表示系の具体的な構成
について順に詳述する。図2は,原稿読取系101の細
部構成を示す説明図であり,セットした原稿を自動搬送
するADF(自動原稿搬送装置)201,及び原稿を照
明して光学画像を形成する光学ユニット202とから構
成されている。ADF201は原稿載置面に開閉可能に
装着され,原稿セットテーブル,搬送ローラ,搬送ベル
ト等で構成されている。また,光学ユニット202は,
原稿が載置されるコンタクトガラス203と,露光照明
ユニット(蛍光灯)204及び第1ミラー205で一体
構成された第1スキャナ206と,第2ミラー207及
び第3ミラー208で一体構成された第2スキャナ20
9と,第4ミラー210及び第5ミラー211で一体構
成された第3スキャナ212と,第6ミラー213と,
レンズ214とを筐体内に収容している。
【0015】また,図3は,作像系102の細部構成を
示す説明図である。本作像系102は通常用いられてい
る電子写真プロセスに基づいた各処理ユニットで構成さ
れている。即ち,301は静電潜像を形成する感光体ド
ラム,302は感光体ドラム301面を一様にコロナ放
電する帯電チャージャ,303はトナーを収容し,現像
プロセスに基づきトナーを感光体ドラム301に付着さ
せて現像処理を実行する現像ユニット,304はコロナ
放電により転写処理を実行する転写チャージャ,305
は感光体ドラム301に密着した記録紙をコロナ放電に
より分離処理する分離チャージャである。
【0016】また,306は感光体ドラム301面の転
写処理後における残留トナーをファーブラシ307及び
クリーニングブレード308により除去して回収するク
リーニングユニット,309は感光体ドラム301面に
おける残留電荷を消去するクエンチングランプ,310
は原稿読取サイズ外或いは有効画像領域外の電荷を光学
的に消去するイレーサ,311は感光体ドラム301面
における表面電位を計測してフィードバックする電位セ
ンサ,312は転写処理前の除電をコロナ放電により行
うPTC(転写前チャージャ),313は転写処理前の
除電を光学的に行うPTL(転写前ランプ),314は
記録紙を感光体ドラム301上に形成した画像とタイミ
ングを取って搬送するレジストローラ,315は感光体
ドラム301上に形成したパターンの濃度を光学的に検
知してトナー濃度としてフィードバックするPセンサ
(トナー濃度センサ),316は感光体ドラム301面
に対して微圧力で当接し,記録紙先端を分離(剥離)す
ると共に,巻き込みを防止する分離爪である。
【0017】また,図4は,給紙搬送系103の細部構
成を示す中央断面図であり,本複写機の下方部分を構成
している。図において,401〜404は記録紙を複数
枚積載して手前引出し可能な給紙トレイ,405は不定
型サイズ或いは割り込み複写処理時等に記録紙を1枚ず
つセットするための手差しテーブル,406は手差し給
紙ユニット,407は両面給紙ユニット,408は両面
トレイである。即ち,給紙部は複数枚の記録紙を積載す
る給紙トレイ401〜404を2段ずつ2列に並設する
と共に,手差し給紙ユニット406及び両面給紙ユニッ
ト407から構成されている。また,給紙トレイ401
及び402の出口側には右縦搬送部409を設け,一
方,給紙トレイ403及び404の出口側には左縦搬送
部410を各々設けている。また,右縦搬送部409の
出口には水平搬送部411が設けられており,これらの
搬送経路はレジストローラ314に通じるように配置さ
れている。また,各給紙トレイ401〜404には記録
紙を一枚ずつ分離して搬送する給紙ユニット412〜4
15を備え,該給紙ユニット412〜415はピックア
ップローラ,フィードローラ,及びセパレートローラ等
から構成されている。また,416は転写及び分離処理
された記録紙を定着・排紙系104に導く搬送ベルトで
ある。
【0018】次に,以上のように構成された複写機の動
作について説明する。感光体ドラム301は,ドラム軸
(図示せず)に回転可能に支持されて複写開始命令等を
受けて反時計方向に回転する。また,これとほぼ同時に
ADF201によってコンタクトガラス203上におけ
る所定位置に搬送された複写対象となる原稿は,第1ス
キャナ206により露光走査される。このとき蛍光灯2
04の照明によって得られた原稿の反射光(反射光像)
は,第1ミラー205,第2ミラー207,第3ミラー
208,レンズ214,第4ミラー210,第5ミラー
211,及び第6ミラー213を経て感光体ドラム30
1上に結像する。
【0019】一方,これに先立ち感光体ドラム301面
は,帯電チャージャ302によって均一に帯電されてい
るので,前記反射光像に対応した電位の分布による静電
潜像が形成され,更に,このとき感光体ドラム301面
は,イレーサ310により不要な部分に光が照射され,
記録紙或いは投影画像に適した静電潜像域に補正され
る。なお,このとき等倍の画像を得る場合には,感光体
ドラム301と第1スキャナ206は同一速度で駆動す
る。次に,感光体ドラム301上の静電潜像は,現像ユ
ニット303に収容したトナーにより顕像(トナー像)
化される。また,このとき現像ユニット303の現像バ
イアスラインに対して現像バイアス電位を印加し,感光
体ドラム301に対するトナー付着量を制御することに
より濃淡画像を調整する。
【0020】一方,上記作像処理とほぼ並行して記録紙
の給紙を開始する。即ち,給紙トレイ401〜404,
手差しテーブル405,LCT105,及び両面トレイ
408の何れかからの給紙を選択し,所定の給紙タイミ
ングで給紙を実行する。例えば,給紙トレイ401から
給紙する場合には給紙ユニット412の給紙動作により
給紙され,該給紙された記録紙は右縦搬送部409及び
水平搬送部411を経てレジストローラ314に送り込
まれる。記録紙は,停止しているレジストローラ314
のニップ部分に当接することにより斜め送り補正(スキ
ュー補正)をされた後,前記感光体ドラム301上に形
成されたトナー像と位置関係が合致するタイミングでレ
ジストローラ314の再起動により搬送される。
【0021】次に,感光体ドラム301に記録紙が搬送
されて密着し,感光体ドラム301上のトナー像は,P
TC312,PTL313,及び転写チャージャ304
の作用によって前記トナー像を記録紙に転写する。この
とき,感光体ドラム301の表面は非常に滑らかである
ので記録紙の密着力が大きくなっている。このため,分
離チャージャ305のコロナ放電により記録紙の電位を
低下させ,感光体ドラム301と記録紙の密着力を小さ
くする。次いで,分離爪316により記録紙を感光体ド
ラム301面から分離し,該分離した記録紙を搬送ベル
ト416によって定着・排紙系104に送る。該定着・
排紙系104では,搬送されてきた記録紙に対して定着
ローラと加圧ローラによる熱及び圧力を加えて記録紙上
のトナー像を定着させた後,機外に排紙するか,或いは
両面コピーの場合には両面トレイ408側へ搬送する。
【0022】転写処理後の感光体ドラム301面は,転
写後の残留トナー及び紙粉等が付着している。このた
め,クリーニングユニット306はファーブラシ307
の回転及びクリーニングブレード308の当接により残
留トナー等の感光体ドラム301面上における付着物を
回収する。その後,クエチングランプ309をONして
感光体ドラム301の表面電位を均一化し,次の複写コ
ピー処理に備えて待機状態となる。
【0023】なお,上記作像処理及び搬送処理における
制御タイミングは,主として感光体ドラム301の回転
と同期して発生するパルス信号,或いは感光体ドラム3
01を駆動するための基準パルス信号に基づいて得られ
る。
【0024】図5は,本発明に係る操作表示部のパネル
面の具体的な構成を示す説明図であり,図30,図31
に示すように,各種スイッチ群,及びLEDやLCD等
で構成する表示パネル部分から構成されている。本操作
表示部の構成は一般的な多機能複写機に搭載されている
機能の他に,特に,ユーザがサービスマンによるメイン
テナンス(部品交換,調整,及び清掃等)が必要とする
サービス要求時に通報するための遠隔通報キー501,
及び遠隔通報キー501のON状態を表示する遠隔通報
表示部502を設けている。なお,本実施例では,遠隔
通報キー501を専用キーとして設けたが,これを設け
ずに,他のキーの押下順序,押下時間,或いは押下組合
せ等によって遠隔通報キー501の機能に相当する構成
にしてもよい。また,他のキー及び表示については図3
0,図31にて説明してあるので,ここでの詳細な説明
は省略する。
【0025】図6は,本発明による画像形成装置の管理
システムの概略構成を示すブロック図である。本例では
PPC(複写機)601〜603が接続された通信コン
トロール装置604の群と,PPC605及び606を
接続した通信コントロール装置607の群とを構成し,
更に,通信コントロール装置604に電話608を接続
する。一方,通信コントロール装置607にはファクシ
ミリ装置609が接続されており,ユーザの既存回線に
挿入する形で設置が可能になっている。また,通信コン
トロール装置604及び607は公衆回線網610に接
続され,更に該公衆回線網610はサービス拠点に設置
されている管理装置611に接続されている。
【0026】また,通信コントロール装置604及び6
07には,複数の複写機が接続可能になっているが,単
数の場合であってもよい。また,接続する複写機は必ず
しも同型のものである必要はなく異なる機種でもよい。
更に,複写機以外の機器(例えば,レーザプリンタ等)
を接続することも可能である。なお,本実施例では説明
の便宜上,通信コントロール装置604に3台の複写
機,通信コントロール装置607に2台の複写機の計5
台を接続している。また,通信コントロール装置604
及び607と複数の複写機601〜603,605及び
606とは,RS−485インターフェイス規格により
マルチドロップ接続されている。
【0027】上記において,通信コントロール装置60
4及び607と複数の複写機601〜603,605及
び606間における通信制御は,基本型データ伝送制御
手順(ベーシック手順)に基づいて実行する。即ち,通
信コントロール装置604及び607を制御局としたセ
ントラライズド制御(制御局と従属局間のみのデータ伝
送を許可する)のポーリング/セレクティング方式でデ
ータリンクの確立(フェーズ2)を行うことにより,従
属局となる任意の複写機601〜603,605,60
6との通信を実行する。また,複写機601〜603,
605,606はアドレス設定スイッチ907(図9参
照)に基づいて固有の値を設定可能になっており,これ
によって各複写機601〜603,605,606のポ
ーリングアドレス,セレクティングアドレスが決定され
る。
【0028】図7は,本発明による通信コントロール装
置604及び607の構成を示すブロック図である。図
において,701は制御プログラムデータに基づいて通
信制御を実行するCPU,702は制御プログラムデー
タが格納されているROM,703はCPU701の演
算結果や中間処理等を格納するRAM,704はRAM
703に対して電源をバックアップ供給するBATT
(バッテリー),705は本装置の処理タイミングの基
準時間となる時計,706はトータルカウンタ値自動発
呼許可SW(スイッチ),707は公衆回線と電話60
8/ファクシミリ装置609とを切り替える切替え部,
708はモデム(変復調装置),709はRS−485
インターフェイスである。
【0029】以上のように構成された通信コントロール
装置604及び607の動作について説明すると,公衆
回線からの信号は先ず切替え部707に入力される。こ
こでは,例えば,公衆回線側からの通信が通信コントロ
ール装置604に接続されている電話608(或いはフ
ァクシミリ装置609)宛のものであれば公衆回線側を
電話608(或いはファクシミリ装置609)に接続
し,管理装置611からの通信であれば公衆回線側をモ
デム708に接続する。また,RS−485用のトラン
シーバを用いた通信インターフェイスにより複写機側と
の通信を実行する。なお,これらの制御処理はROM7
02内に予め格納されている制御プログラムに基づいて
CPU701を核として実行される。また,RAM70
3にはCPU701による中間処理結果等が格納される
と共に,該RAM703は通信テキストを一時的に格納
するために使用する。
【0030】また,管理装置611側から通信コントロ
ール装置604及び607の動作に必要な各種パラメー
タもRAM703に書き込まれている。更に,通常,通
信コントロール装置604及び607は24時間連続通
電され,常に管理装置611に対して通信可能な状態を
維持させておくが,電源断等の不測の事態発生によりパ
ラメータの内容が消失しないようにBATT704から
電源を供給しておくように構成されている。
【0031】図8は,本発明による管理装置611の概
略構成を示すブロック図である。本管理装置611は,
各種処理を実行するホストコンピュータ801と,管理
データ等を格納しておくための磁気ディスク等の外部記
憶装置802と,表示用のディスプレイ803と,操作
入力手段としてのキーボード804と,データ記録用の
プリンタ805と,公衆回線と接続するためのモデム8
06とから構成されている。
【0032】また,図9は,本発明に係る複写機の概略
構成を示すブロック図である。図において,901は制
御プログラムやデータに基づいて制御を実行するCP
U,902は制御プログラムが予め格納されているRO
M,903はCPU901の処理結果等を格納するRA
M,904は操作表示部(図5参照),905は通信許
可スイッチ,906は一方を通信コントロール装置60
4及び607と接続する通信インターフェイスユニッ
ト,907は該通信インターフェイスユニット906に
接続されたアドレス設定スイッチである。
【0033】また,CPU901には,光学系制御ユニ
ット908,高圧電源ユニット909,モータ制御ユニ
ット910,ヒータ制御ユニット911,センサ感度制
御ユニット912,及びA/Dコンバータ913が各々
接続されている。
【0034】また,上記光学系制御ユニット908には
露光照明ユニット(蛍光灯)204を接続し,高圧電源
ユニット909には帯電チャージャ302,分離チャー
ジャ305,転写チャージャ304,PTC312,及
び現像バイアス920が接続されている。また,モータ
制御ユニット910にはメインモータ914,ヒータ制
御ユニット911には定着ヒータ915,センサ感度制
御ユニット912にはPセンサ315,ADSセンサ9
16,ランプ光量センサ917が各々接続されている。
また,A/Dコンバータ913には,ランプ電圧92
1,Pセンサ発光電圧922,Pセンサ受光電圧92
3,電位センサ311,ADSセンサ916,ランプ光
量センサ917,ドラム電流センサ918,及び定着サ
ーミスタ919の各出力値が入力されるように接続され
ている。
【0035】以上のように構成された複写機の動作につ
いて説明すると,複写機本体の制御は,CPU901を
中心として,ROM902に格納されている制御プログ
ラムやデータに基づいて実行される。また,CPU90
1による処理の中間結果はRAM903に蓄えられる。
A/Dコンバータ913はランプ電圧921,Pセンサ
発光電圧922,Pセンサ受光電圧923,電位センサ
311の出力,ADSセンサ916の出力,ランプ光量
センサ917の出力,ドラム電流センサ918の出力,
及び定着サーミスタ919の電圧等のアナログデータを
デジタルデータに変換してCPU901に出力する。ま
た,高圧電源ユニット909は,帯電チャージャ30
2,分離チャージャ305,転写チャージャ304,P
TC(転写前チャージャ)312,及び現像バイアス9
20に対して高圧電力を供給し,モータ制御ユニット9
10はメインモータ914の駆動制御を実行する。ま
た,センサ感度制御ユニット912は,ランプ光量セン
サ917の受光ゲイン,ADSセンサ916の受光ゲイ
ン,Pセンサ315の受光ゲイン,及びPセンサ315
の発光電圧を可変制御するために使用する。また,光学
系制御ユニット908は露光照明ユニット204を制御
し,ヒータ制御ユニット911は定着ヒータ915を制
御する。
【0036】また,通信インターフェイスユニット90
6は,通信コントロール装置604及び607との通信
を実行するユニットであり,アドレス設定スイッチ90
7により複写機固有のアドレスが1〜5の範囲で設定可
能となる。また,通信許可スイッチ905により通信コ
ントロール装置604及び607との通信の許可及び禁
止を選択することができる。
【0037】図10は,本発明による遠隔通報の機能を
示す説明図であり,図10(a)は遠隔通報キー501
による遠隔通報,図10(b)は自己診断異常による遠
隔通報,図10(c)は事前警告による遠隔通報につい
て各々示している。
【0038】図10(a)において,例えば,複写機6
01の遠隔通報キー501が押下されると,複写機60
1から通信コントロール装置604に対して遠隔通報の
データ1001が送信される。これを受信した通信コン
トロール装置604は,予め通信コントロール装置60
4に設定されている管理装置611の電話番号を発呼し
て遠隔通報データ1002を送信する。管理装置611
は,通常,サービス拠点等に設置されており,このとき
通信コントロール装置604から管理装置611に対し
て送信されるデータは,通信コントロール装置604が
複写機601より受信した複数種類のデータの中から,
予め通信コントロール装置604に設定されている種類
のデータのみを管理装置611に送信する。また,上記
動作は通信コントロール装置607に対しても同様に実
行される。
【0039】なお,上記設定は管理装置611から公衆
回線網610を介して通信コントロール装置604及び
607に対して設定可能になっている。例えば,通信コ
ントロール装置604が管理装置611に対する所定の
データ送信を終了すると,通信コントロール装置604
は送信元の複写機601に対して,通信コントロール装
置604と管理装置611間における通信結果を表す通
報結果報告1003を送信する。これにより送信元の複
写機601は,通信が正常に実行されて終了したか,或
いは何らかの異常により通信が実行されなかったかを判
断することが可能となる。
【0040】次に,図10(b)の自己診断異常による
遠隔通報について説明する。通常,複写機(ここでは,
複写機601を例にとって説明する)には自己診断機能
が備わっており,定着サーミスタ919により定着温度
の異常を検知した場合や,各調整箇所の電子ボリューム
による調整が不能の場合等,複写機601が危険状態,
或いは使用不能状態となったときに,「エラー」或いは
「サービスマンコール」等のメッセージを操作表示部9
04に表示してユーザやサービスマンに報知している。
このような複写機601の自己診断機能により異常が検
知された場合においても,複写機601から通信コント
ロール装置604に対して自己診断異常による遠隔通報
のデータ1004を送信する。遠隔通報データを受信し
た通信コントロール装置604は,遠隔通報キー501
が押下された場合と同様に管理装置611に対して遠隔
通報データ1005を送信し,通信終了時に送信元の複
写機601に通報結果報告1006を送信する。
【0041】次に,図10(c)の事前警告による遠隔
通報について説明する。ここでは自己診断機能により異
常状態には至ってはいなが異常状態にごく近い場合等,
メインテナンス(PM)を実行した方が好ましいと複写
機(ここでは,複写機601を例にとって説明する)が
判断した場合に,警告として通信コントロール装置60
4に対して事前警告の遠隔通報データ1007を同様に
送信する。自己診断異常による遠隔通報の場合は複写機
601を使用可能状態のままとし,通信中であっても原
稿がセットされ,スタートキー538(図5参照)が押
下されたときには所定の複写動作を実行する。このと
き,複写処理によって複写機601の制御系の負荷が大
きい場合や,送信データ中に含まれる内容が複写動作に
よって変更され,整合がとれなくなる可能性があるよう
な場合等は通信を中断することもできる。
【0042】また,事前警告の遠隔通報データ1008
は緊急性が低いため,これを受信した通信コントロール
装置604はすぐには管理装置611に対して送信せ
ず,通信コントロール装置604に接続されている電話
機608やファクシミリ装置609の利用頻度が小さい
時間帯や,公衆回線のトラフィック量が少ない時間帯
等,通信に都合のよい時刻を選択して任意に送信を実行
する。この送信時刻は,管理装置611から通信コント
ロール装置604に対して設定可能になっている。ま
た,事前警告の遠隔通報は他の遠隔通報の場合と異な
り,通報結果報告を複写機601に対して送信しない。
【0043】図11は,本発明による管理装置から複写
機へのアクセス動作を示す説明図である。ここでは目的
別に,図11(a)に示すRead処理,図11(b)
に示すWrite処理,及び図11(c)に示すExe
cute処理に大別され,Read処理とは,複写機内
のロギングデータ,各種設定値,各種センサの出力値等
を読み出す処理である。また,Write処理とは,各
種設定値等を管理装置611からデータを送って書き換
える処理である。また,Execute処理とは,複写
機に対してテスト動作等を実行させる処理である。
【0044】上記何れの処理の場合にあっても,管理装
置611から目的の複写機(例えば,複写機601)が
接続されている通信コントロール装置604に対してダ
イヤル発呼し,通信コントロール装置604は管理装置
611からこれらの要求データ1101〜1103を受
信する。要求データを受信した通信コントロール装置6
04は目的の複写機601に要求データ1104〜11
06を送信する。これを受信した複写機601は要求内
容を処理した後,要求に対する応答1107〜1109
を通信コントロール装置604に送信する。更に,通信
コントロール装置604はこの応答1110〜1112
を管理装置611に送信し,一つの処理単位を終了す
る。
【0045】図12は,本発明による管理装置から通信
コントロール装置へのアクセス動作を示す説明図であ
る。管理装置611から通信コントロール装置604及
び607に対するアクセスは,目的別に大別すると,図
12(a)に示すRead処理,図12(b)に示すW
rite処理,及び図12(c)に示すExecute
処理の3種類がある。
【0046】図12(a)に示すRead処理とは,通
信コントロール装置604及び607内の設定パラメー
タやステータスを読み出す処理,及び予め通信コントロ
ール装置604及び607が複写機601〜603,6
05,606内部の情報を読み出して通信コントロール
装置604及び607内部に記憶されている場合に,こ
れを読み出す処理等である。
【0047】また,図12(b)に示すWrite処理
とは,通信コントロール装置604及び607のパラメ
ータを管理装置611からデータを送って設定する処理
等である。また,図12(c)に示すExecute処
理とは,通信コントロール装置604及び607に対し
て機能チェック等のテスト動作を実行させる処理等であ
る。
【0048】即ち,上記処理において,管理装置611
から通信コントロール装置604及び607に対してR
ead処理,Write処理,Execute処理の何
れかの処理の要求1201〜1203をし,これに対し
て通信コントロール装置604及び607は要求に対し
て管理装置611に応答1204〜1206をする。
【0049】図13は,本発明による通信コントロール
装置から複写機へのアクセス動作を示す説明図であり,
管理装置611を用いずに通信コントロール装置604
及び607から複写機601〜603,605,606
に対してアクセスする場合の処理を示している。例え
ば,通信コントロール装置604から複写機601に対
するアクセス1301は,通信コントロール装置604
が複写機601内部の情報を読み出し(Read処理1
302),通信コントロール装置604内部にデータを
記憶しておき,その後,管理装置611から読み出しを
可能にするRead処理である。
【0050】ところで,一般に,複写機の保守契約やメ
インテナンスはトータルコピー枚数等のカウンタ値に基
づいて実行される。本画像形成装置の管理システムにお
いては,複写機601〜603,605,606から通
信コントロール装置604及び607に対して定期的に
トータルコピー枚数カウンタ値を送信しておき,複写機
601〜603,605,606の電源が断たれている
場合等,複写機601〜603,605,606が通信
不能状態の場合であっても管理装置611がこのカウン
タの値を知ることが可能に構成されている。具体的に
は,前述したように通信コントロール装置604及び6
07が複写機601〜603,605,606内部の情
報を読み出して,通信コントロール装置604及び60
7内部にデータを記憶する機能を利用する。このため,
通信コントロール装置604及び607内の時計705
を基準にして,通信コントロール装置604及び607
内に設定されたパラメータ中におけるトータルカウンタ
値収集時刻に達した時点で通信コントロール装置604
及び607は,接続されている全ての複写機601〜6
03,605,606に対して順次トータルコピー枚数
情報の要求を毎日実行する。
【0051】応答があった複写機601〜603,60
5,606の新しいトータルコピー枚数情報は,前述に
読み出した値を更新して通信コントロール装置604及
び607内に記憶しておく。また,トータルコピー枚数
情報を要求された複写機(例えば,複写機601)の電
源が断たれていた場合等通信不能状態であったときは,
その複写機601からのデータの応答受信を後回しにし
て,次の複写機602に対して処理を実行する。このよ
うな場合,全ての複写機601〜603,605,60
6に対する要求を実行した時点で,受信不能であった複
写機601のみ再度要求を実行する。通常は,複写機6
01〜603,605,606の電源が断たれていると
考えられる夜間にトータルカウンタ値収集時刻を設定し
ておき,時間の経過と共に複写機601〜603,60
5,606の電源が投入され,複写機601〜603,
605,606は電源投入直後のアイドリングや各部の
調整を実行している間に,上記通信を実行する。
【0052】通信コントロール装置604及び607内
に記憶及び記憶されたトータルコピー枚数に関する情報
の管理装置611に対する転送には,毎月の締め日等に
定期的に管理装置611からのアクセスにより読み出す
方法と,通信コントロール装置604及び607内に設
定されているトータルカウンタ値自動発呼日時に達した
場合に,通信コントロール装置604及び607が管理
装置611に対して自動的に送信する方法の2通りが可
能である。
【0053】上記方法の選択は,通信コントロール装置
604及び607内に設けられているトータルカウンタ
値自動発呼許可SW706により設定される。即ち,該
トータルカウンタ値自動発呼許可SW706がONの場
合には,通信コントロール装置604及び607内に設
定されているパラメータで示された日時に到達すると,
通信コントロール装置604及び607内に設定されて
いるパラメータで示された通報先電話番号へ発呼し,ト
ータルコピー枚数のカウンタ値を管理装置611に対し
て送信する。また,トータルカウンタ値自動発呼許可S
W706がOFFの場合には,自動発呼を行わずに管理
装置611からのアクセスを待つ。なお,上記の例で
は,定期的に通信を実行するデータをトータルコピー枚
数のカウンタ値としたが,これ以外のデータを用いた
り,別のデータを付加して通信を実行してもよい。
【0054】図32は,本発明による通信コントロール
装置内にセットするパラメータを示す一覧表であり,パ
ラメータの内容及びそのデータ長とを各々対応させて記
入してある。アドレス1〜5によって指定された複写機
601〜603,605,及び606は,各々機種番号
(製品番号)とシリアル番号(製造管理番号)が登録さ
れており,通報時にこれを付加して管理装置611に対
して送信したり,管理装置611からのアクセス時に選
択すべき複写機601〜603,605,及び606の
アドレスを決定するために用いる。また,各遠隔通報理
由毎に通報先電話番号,リダイヤルの回数や間隔,管理
装置611に対して送信するデータの種類が設定されて
いる。また,事前警告の遠隔通報には管理装置611へ
の通報時刻も設定される。パラメータの各ブロックには
チェックサムが付加されており,通信コントロール装置
604及び607の誤動作や,RAM703のバックア
ップ用のバッテリー(BATT704)の消耗等によっ
てパラメータの値が書き変わったり,消失した場合にこ
れを検知することができる。これらのパラメータは管理
装置611側から公衆回線を介して書き込まれるが,パ
ラメータ設定用の携帯装置を通信コントロール装置60
4及び607に対し直接接続して書き込んだり,通信コ
ントロール装置604及び607上に操作手段を設けて
設定する構成にしてもよい。
【0055】図14は,本発明による遠隔通報のデータ
フォーマット例を示す説明図である。なお,ここでは便
宜上,通信コントロール装置604と複写機601を例
にとって説明する。図14(a)は,複写機601から
通信コントロール装置604へのデータフォーマットを
示し,先頭のフィールドは通知理由コード1401であ
り,遠隔通報キー501による遠隔通報か,自己診断異
常による遠隔通報か,或いは事前警告による遠隔通報か
の種別を表している。この後に複写機601内部の情報
が続いている。即ち,ジャム発生回数1402,自己診
断異常発生回数1403,コピー枚数1404,及び複
写機状態1405である。また,上記複写機状態140
5とは,現像トナーの有無,定着オイル量,記録紙等の
サプライのセット状況や,各種センサの出力値,各種調
整箇所の設定値,及び各ユニットの接続状態等の情報で
ある。
【0056】また,図14(b)は,通信コントロール
装置604から管理装置611へのデータフォーマット
である。このデータフォーマットは複写機601からの
データに加え,先頭に情報発生源となった複写機601
を特定するために,機種番号1406とシリアル番号1
407のフィールドが付加されている。また,その後に
は,上記と同様に拒絶理由コード1408,自己診断異
常発生回数1409,及び複写機状態1410を付加
し,後部には通信コントロール装置604内の時計70
5により通報要因の発生時刻1411が付加される。ま
た,データ部分は,通信コントロール装置604に設定
されているパラメータに基づいて管理装置611に対し
て送信するデータの種類が変化するが,本実施例は,自
己診断異常発生回数1409及び複写機状態1410の
みを管理装置611に対して送信するように通信コント
ロール装置604に対してパラメータがセットされてい
る。
【0057】また,図14(c)は,通信コントロール
装置604から複写機601へのデータフォーマット例
を示す説明図であり,通信コントロール装置604から
管理装置611への通報を終了した時点で複写機601
に送信される通報結果報告を示す。即ち,本データフォ
ーマットは,通報結果報告コード1412及び通報結果
報告1413の内容から構成されている。
【0058】図15は,本発明による管理装置から複写
機へのアクセス動作時のデータフォーマットであり,
(a)のRead処理,(b)のWrite処理,及び
(c)のExecute処理毎に各々示している。な
お,ここでは便宜上,通信コントロール装置604と複
写機601を例にとって説明する。
【0059】図15(a)のRead処理において,管
理装置611から通信コントロール装置604へは,対
象とする複写機601の機種番号1501とシリアル番
号1502に続いてRead処理を表す要求コード15
03とRead処理を実行する項目コード1504が送
信される。また,通信コントロール装置604から複写
機601に対しては,機種番号及びシリアル番号のフィ
ールドが取り除かれ,Read要求コード1505及び
項目コード1506のみが送信される。これを受信した
複写機601は,Read応答コード1507と受信し
た項目コード1508に続いて,要求されたデータ15
09を通信コントロール装置604に対して送信する。
次に,通信コントロール装置604は,再び機種番号1
510とシリアル番号1511を付加して管理装置61
1に対して送信する。
【0060】また,図15(b)のWrite処理にお
いて,複写機601に対する通信では上記Read処理
の場合と比較して,項目コード1512に続いて書き込
むデータ1513を付加する。管理装置611に対する
通信では,項目コード1514のフィールドに続いて実
際に複写機601に書き込んだデータ1515が送信さ
れる。通常は,複写機601が受信した書き込むデータ
1513と複写機601が送信する書き込んだデータ1
516とは一致するが,受信したデータが有効範囲を外
れていた場合等に境界値を丸めてデータを書き込むこと
があり,このようなときには一致しない。
【0061】また,図15(c)のExecute処理
において,複写機601に対する通信では,項目コード
1517のみで動作対象が特定できない場合に,動作内
容を補足するためのコード1518が項目コード151
7の後部に付加される。要求された動作を実行した複写
機601は,動作結果情報1519を通信コントロール
装置604を介して管理装置611側に対して送信す
る。
【0062】図16は,通信コントロール装置から複写
機へのアクセス動作時におけるデータフォーマット例を
示す説明図であり,上記と同様に,(a)のRead処
理,(b)のWrite処理,及び(c)のExecu
te処理毎に各々示している。図示するように,各処理
において,上段は通信コントロール装置604及び60
7に対するアクセス,下段は通信コントロール装置60
4及び607からの応答を示しており,本データフォー
マットは,複写機601〜603,605,606に対
するアクセス時とほぼ同一であるが,機種番号とシリア
ル番号に変わって,通信コントロール装置604及び6
07を示すコード1601〜1606となっている。
【0063】図17は,本発明による通信コントロール
装置から複写機へのアクセス動作時のデータフォーマッ
ト例を示す説明図であり,前記図15(a)にて説明し
た管理装置611から複写機601〜603,605,
606へアクセスする場合における,通信コントロール
装置604及び607と複写機601〜603,60
5,606との間のデータフォーマットと同一となって
いる。従って,複写機601〜603,605,606
は管理装置611からのアクセスと通信コントロール装
置604及び607からのアクセスの区別を行う必要が
なく,同様に扱うことが可能となっている。
【0064】図18は,本発明による複写機の通報制御
処理動作を示すフローチャートである。図において,先
ず,通信許可スイッチ905がONであるか否かを判断
し(S1801),通信許可スイッチ905がONであ
ると判断したときには,更に遠隔通報キー501が押下
(ON)されているか否かを判断する(S1802)。
このとき,遠隔通報キー501がONしていると判断し
たときは,遠隔通報キー501による遠隔通報処理(図
10(a)及び図19参照)を実行する(S180
3)。
【0065】また,上記ステップ1802において,遠
隔通報キー501が押下されていないと判断したときに
は,更に自己診断異常発生であるか否かを判断し(S1
804),自己診断異常発生であると判断したときに
は,自己診断異常による遠隔通報処理(図10(b)及
び図20参照)を実行する(S1805)。また,上記
ステップ1804において,自己診断異常発生ではない
と判断したときには,更に事前警告状態であるか否かを
判断し(S1806),事前警告状態であると判断した
ときには,事前警告による遠隔通報処理(図10(c)
及び図21参照)を実行する(S1807)。なお,上
記ステップ1801において,通信許可スイッチ905
がONされていないと判断したとき,上記ステップ18
03,1805,1807の各処理終了後,及び上記ス
テップ1806において事前警告状態ではないと判断し
たときには,いずれも本ルーチンをリターンする。
【0066】図19は,本発明の遠隔通報キー501に
よる遠隔通報処理動作を示すフローチャートである。図
において,先ず,通信コントロール装置604或いは6
07に対して遠隔通報キー501による遠隔通報データ
の送信を実行し(S1901),その後,その送信が正
常に実行されたか否かを判断する(S1902)。この
とき,通信コントロール装置604或いは607に対し
て遠隔通報データの送信が正常に実行されたと判断した
ときには,タイムアウト判定用のタイマをリセットして
(S1903),更に,通信コントロール装置604或
いは607からの通報結果報告を受信したか否かを判断
する(S1904)。このとき,通報結果報告を受信し
たと判断したときには,次に,正常に通報が実行された
か否かを判断する(S1905)。
【0067】また,上記ステップ1904において,通
信コントロール装置604或いは607から通報結果報
告を受信していないと判断したときには,更に,該受信
が3分以内に実行されたか否かを判断し(S190
6),3分以内に受信が実行されたと判断したときに
は,自動通報失敗の旨を操作表示部904上に表示し,
反対に,3分以内に受信されていないと判断したときに
は,ステップ1904に戻る。なお,本実施例では,タ
イムアウト時間を3分と設定したが,この時間は任意に
設定すればよい。
【0068】また,上記ステップ1902において,通
信コントロール装置604或いは607の無応答等の理
由により遠隔通報データの送信が正常に実行されていな
いと判断したとき,及び,上記ステップ1905におい
て,正常に通報が実行されていないと判断したときに
は,上記ステップ1907の処理を実行する。また,上
記ステップ1905において,正常に通報が実行された
と判断したときには,自動通報完了の旨を操作表示部9
04上に表示し(S1908),ユーザに知らせる。
【0069】図20は,本発明による複写機の自己診断
異常による遠隔通報の制御処理動作を示すフローチャー
トである。図において,先ず,通信コントロール装置6
04或いは607に対して自己診断異常による遠隔通報
データの送信を実行し(S2001),その後,その送
信が正常に実行されたか否かを判断する(S200
2)。このとき,通信コントロール装置604或いは6
07に対して遠隔通報データの送信が正常に実行された
と判断したときには,タイムアウト判定用のタイマをリ
セットして(S2003),更に,通信コントロール装
置604或いは607からの通報結果報告を受信したか
否かを判断する(S2004)。このとき,通報結果報
告を受信したと判断したときには,次に,正常に通報が
実行されたか否かを判断する(S2005)。
【0070】また,上記ステップ2004において,通
信コントロール装置604或いは607から通報結果報
告を受信していないと判断したときには,更に,該受信
が20分以内に実行されたか否かを判断し(S200
6),20分以内に受信が実行されたと判断したときに
は,自動通報失敗の旨を操作表示部904上に表示し,
反対に,20分以内に受信されていないと判断したとき
には,ステップ2004に戻る。なお,本実施例では,
タイムアウト時間を20分と設定したが,この時間は任
意に設定すればよい。
【0071】また,上記ステップ2002において,通
信コントロール装置604或いは607の無応答等の理
由により遠隔通報データの送信が正常に実行されていな
いと判断したとき,及び,上記ステップ2005におい
て,正常に通報が実行されていないと判断したときに
は,上記ステップ2007の処理を実行する。また上記
ステップ2005において,正常に通報が実行されたと
判断したときには,自動通報完了の旨を操作表示部90
4上に表示し(S2008),ユーザに知らせる。
【0072】図21は,本発明による複写機の事前警告
による遠隔通報の制御処理動作を示すフローチャートで
あり,通信コントロール装置604或いは607に対し
て事前警告により遠隔通報データの送信を実行する(S
2101)。
【0073】図22は,本発明による通信コントロール
装置からアクセスされた場合における複写機の処理動作
を示すフローチャートである。図において,先ず,通信
許可スイッチ905がONされたか否かを判断し(S2
201),通信許可スイッチ905がONされたと判断
したときには,通信インターフェイスユニット906に
受信データがあるか否かを判断し(S2202),受信
データがあると判断したときには,この受信データを受
信する(S2203)。その後,先頭フィールドにより
Read要求があるか否かを判断し(S2204),R
ead要求があると判断したときには,Read処理
(図23参照)を実行して(S2205),本処理を終
了する。また,上記ステップ2204において,Rea
d要求がないと判断したときには,更に,Write要
求があるか否かを判断し(S2206),Write要
求があると判断したときには,Write処理(図24
参照)を実行して(S2207),本処理を終了する。
また,上記ステップ2206において,Write要求
がないと判断したときには,更に,Execute要求
があるか否かを判断し(S2208),Execute
要求があると判断したときには,Execute処理
(図25参照)を実行して(S2209),本処理を終
了する。また,上記ステップ2208において,Exe
cute要求がないと判断したとき,即ち,何れのコー
ドでもないときにはエラーコードを返送して(S221
0),本処理を終了する。
【0074】図23は,本発明によるRead処理動作
を示すフローチャートであり,上記図22におけるステ
ップ2205の処理を示している。図において,先ず,
Read処理可能な正しい項目コードであるか否かを判
断し(S2301),Read処理可能な正しい項目コ
ードであると判断したときには,要求された値を返送し
て(S2302),本処理を終了する。また,上記ステ
ップ2301において,Read可能な正しい項目コー
ドではないと判断したときには,エラーコードを返送し
て(S2303),本処理を終了する。
【0075】また,図24は,本発明によるWrite
処理を示すフローチャートであり,上記図22における
ステップ2207の処理を示している。図において,先
ず,Write処理可能な正しい項目コードであるか否
かを判断し(S2401),Write処理可能な正し
い項目コードであると判断したときには,更に書き込む
値は有効範囲内であるか否かを判断し(S2402),
書き込む値が有効範囲内であると判断したときには,そ
のままの受信データを書き込む(S2403)。更に,
書き込んだ値を返送して(S2404),本処理を終了
する。
【0076】また,上記ステップ2401において,W
rite処理可能な正しい項目コードではないと判断し
たときには,エラーコードを返送して(S2405),
本処理を終了する。更に,上記ステップ2402におい
て,書き込む値が有効範囲外であると判断したときに
は,その項目が有効範囲の境界値に丸めて書き込んでよ
いか否かを判断する(S2406)。このとき,有効範
囲の境界値に丸めて書き込んでよいと判断したときに
は,その境界値を書き込む(S2407)。また,ステ
ップ2406において,境界値へ丸めて書き込むことが
許可されないと判断したときには,エラーコードを返送
して(S2405),本処理を終了する。
【0077】なお,上記において,定着温度の設定のよ
うに有効範囲内であっても書き換えの影響が大きくなる
ものや,数値の大きさに意味のないサービスセンターの
電話番号等は境界値の丸めを禁止する。一方,オートリ
セット時間のように画質に影響がないような項目に対し
ては,便宜を図るため境界値への丸めを許可する。例え
ば,オートリセット時間を可能な限り長時間にしたいよ
うな場合には,書き込む値を桁数いっぱいの最大値にす
ることにより,その最大値が複写機601〜603,6
05,606側で選択される。
【0078】図25は,本発明によるExecute処
理動作を示すフローチャートであり,上記図22におけ
るステップ2209の処理を示している。図において,
先ず,Execute処理可能な正しい項目コードであ
るか否かを判断し(S2501),Execute処理
可能な正しい項目コードであると判断したときには,更
に,動作内容補足が必要な項目であるか否かを判断する
(S2502)。このとき,動作内容補足が必要な項目
ではないと判断したときには,指定された動作を実行し
(S2503),動作結果情報を返送して(S250
4),本処理を終了する。
【0079】また,ステップ2501において,Exe
cute可能な正しい項目コードではないと判断したと
きには,エラーコードを返送して(S2505),本処
理を終了する。また,上記ステップ2502において,
動作内容補足が必要な項目であると判断したときには,
更に,該動作内容補足は有効範囲内であるか否かを判断
し(S2506),動作内容補足が有効範囲内であると
判断したときには,ステップ2503の処理以降を実行
し,一方,動作内容補足が有効範囲外であると判断した
ときには,エラーコードを返送して(S2505),本
処理を終了する。
【0080】次に,通信コントロール装置604及び6
07と複写機601〜603,605,606との通信
の手順について説明する。図26は,本発明による通信
コントロール装置604及び607に5台の複写機60
1〜603,605,606が接続されている場合にお
けるアイドル状態の通信シーケンスを示す説明図であ
る。なお,図中の符号P1〜P5はポーリング対象の各
複写機,S5はセレクティング対象のアドレス5で指定
される複写機606を示し,また,ENQは状態問い合
わせ,ACKは肯定応答,EOTは伝送終了を意味する
伝送制御キャラクタである。ここでは,通信コントロー
ル装置604及び607は各複写機601〜603,6
05,606のポーリングアドレスを用いて順次ポーリ
ングシーケンスを送信するポーリングサイクルを実行す
る。このとき,自機のポーリングアドレスでポーリング
された複写機は,送信テキストがなければ否定応答を通
信コントロール装置604或いは607に対して送信す
る。通信コントロール装置604或いは607は,他に
通信処理のない状態では,このポーリングサイクルを繰
り返し実行する。
【0081】図27は,本発明によるアドレス2の複写
機602に対して遠隔通報の送信テキストがある場合に
おける通信シーケンスを示す説明図である。ここでは,
自機のアドレスでポーリングされた後に,RS−485
インターフェイス709のライン上へ送信テキストを送
出する。
【0082】図28は,本発明による通信コントロール
装置607からアドレス5の複写機606への通報結果
報告のテキスト送信を示す説明図である。ここでは,現
在実行しているポーリングを終結後,目的とする複写機
のセレクティングアドレスを用いてセレクティングシー
ケンスを送信し,複写機に対してテキストを送信する。
そして,テキスト送信後は,元のポーリングサイクルに
復帰する。
【0083】図29は,本発明による管理装置611或
いは通信コントロール装置604からアドレス3の複写
機603をアクセスした場合における通信コントロール
装置604と複写機603の間における通信シーケンス
を示す説明図である。通信コントロール装置604が目
的とする複写機603をセレクティングし,Read要
求,Write要求,Execute要求の何れかのテ
キストを送信する。この直後に同一複写機603に対し
てポーリングを行い,要求に対する応答の受信を実行す
る。実際には,図26にて示したポーリングサイクル中
に,このシーケンスが挿入されることになる。
【0084】図33は,本発明による通信コントロール
装置内のパラメータサムチェック処理動作を示すフロチ
ャートである。パラメータサムチェックとは,通信コン
トロール装置604及び607内にセットされているパ
ラメータ(図32参照)が正しいものであるか否かを判
定する処理である。また,図32にて示したように,通
信コントロール装置604及び607内におけるパラメ
ータは複数のブロックに分かれており,各々のブロック
にチェックサムが付加されている。図33において,先
ず,パラメータの最初のブロックに着目し(S330
1),該着目したブロックのサムチェックを行って(S
3302),順次各ブロックのサムチェックを実行す
る。このとき,サムチェックエラーが発生しているか否
かを判断する(S3303)。このステップ3303に
おいて,サムチェックエラーが発生していると判断した
ときには,サムチェックエラーフラグをセットして(S
3304),本チェック処理を終了する。
【0085】また,上記ステップ3303において,サ
ムチェックエラーが発生していないと判断したときに
は,着目しているブロックが最後のブロックであるか否
かを判断し(S3305),このとき着目しているブロ
ックが最後のブロックであると判断したときには,サム
チェックエラーフラグをリセットして(S3306),
本チェック処理を終了する。一方,上記ステップ330
5において,着目しているブロックが最後のブロックで
はないと判断したときには,次のブロックに着目し(S
3307),ステップ3302に戻って,サムチェック
を実行する。
【0086】図34は,本発明による通信コントロール
装置にて実行される管理装置からの通信処理動作例を示
すフローチャートである。先ず,管理装置611から受
信データがあるか否かを判断し(S3401),受信デ
ータがあると判断したときには,該データを受信する
(S3402)。次に,受信テキストの先頭フィールド
によって,該受信テキストデータが通信コントロール装
置604或いは607に対するものであるか複写機60
1〜603,605,606宛のものであるか否かを判
断する(S3403)。このとき,受信テキストデータ
が通信コントロール装置604或いは607に対するも
のであると判断したときには,受信内容に基づいて通信
コントロール装置604或いは607内で所定の処理を
実行し(S3404),本処理を終了する。一方,受信
テキストデータが複写機601〜603,605,60
6宛のものであると判断したときには,図33にて説明
したパラメータサムチェックを実行する(S340
5)。
【0087】次に,上記パラメータサムチェックを実行
した後,サムチェックエラーであるか否かを判断し(S
3406),サムチェックエラーがないと判断したとき
には,複写機601〜603,605,606に対して
送信処理を実行して(S3407),本処理を終了す
る。一方,サムチェックエラーがあると判断したときに
は,管理装置611に対してエラーの旨を送信し(S3
408),複写機601〜603,605,606には
送信せずに,本処理を終了する。
【0088】図35は,本発明による通信コントロール
装置が複写機からテキスト受信を実行するためのポーリ
ング処理動作を示すフローチャートである。先ず,ポー
リングを実行する複写機を示すアドレスカンタを次の複
写機にする(S3501)。即ち,本実施例において
は,通信コントロール装置604及び607には5台の
複写機601〜603,605,606が接続可能であ
ると説明しているので,現在のアドレスカウンタが5で
あれば1とし,それ以外の場合はアドレスカウンタに1
を加える。
【0089】次に,図33にて説明したパラメータサム
チェックを実行し(S3502),サムチェックエラー
が発生しているか否かを判断する(S3503)。この
とき,サムチェックエラーが発生していると判断したと
きには,本処理を終了し,一方,サムチェックエラーが
発生していないと判断したときには,アドレスカウンタ
で示される複写機をポーリングする(S3504)。そ
の後,受信データ(テキスト)があるか否かを判断し
(S3505),受信データがないと判断したときに
は,本処理を終了し,一方,受信データがあると判断し
たときには,受信データに対する処置を実行して(S3
506),本処理を終了する。
【0090】図36は,本発明による通信コントロール
装置が実行する他のポーリング処理例を示すフローチャ
ートである。先ず,図35と同様に,ポーリングを実行
する複写機を示すアドレスカンタを次の複写機にして
(S3601),アドレスカウンタで示されない複写機
に関するデータを除いた部分のサムチェックを実行する
(S3602)。次に,サムチェックエラーが発生して
いるか否かを判断し(S3603),このときサムチェ
ックエラーが発生していると判断したときには,そのア
ドレスカウンタで示される複写機に対してポーリングを
実行しないでデータの受信を禁止し,本処理を終了す
る。一方,上記ステップ3603において,サムチェッ
クエラーが発生していないと判断したときには,アドレ
スカウンタで示される複写機をポーリングする(S36
04)。その後,受信データ(テキスト)があるか否か
を判断し(S3605),受信データがないと判断した
ときには,本処理を終了し,一方,受信データがあると
判断したときには,受信データに対する処置を実行して
(S3606),本処理を終了する。
【0091】上記にて説明したように,サムチェックを
実行する際に,アドレスカウンタで示されない複写機に
関するデータを除いた部分についてのみサムチェックを
実行する。例えば,現在のアドレスカウンタ値が1であ
れば,図32に記載されているパラメータのうち,「ア
ドレス2の複写機602」〜「アドレス5の複写機60
6」のデータ以外についてサムチェックを実行する。
【0092】図37は,本発明によるパラメータ異常発
生時における管理装置に対する通報処理動作を示すフロ
ーチャートである。先ず,パラメータのサムチェック処
理を実行し(S3701),次に,サムチェックエラー
が発生しているか否かを判断し(S3702),このと
きサムチェックエラーが発生していると判断したときに
は,自己診断異常による遠隔通報部分のパラメータのサ
ムチェックを実行する(S3703)。その後,再度,
サムチェックエラーが発生しているか否かを判断し(S
3704),このときサムチェックエラーが発生してい
ないと判断したときには,パラメータ異常を管理装置6
11に対し通報して(S3705),本処理を終了す
る。
【0093】なお,上記において,通報先は自己診断異
常による遠隔通報以外の他の通報先を利用してもよい
し,複数の通報先の中からデータの正しい通報先を選択
して通報を実行する。或いは,パラメータ異常を伝える
発呼先を独立して設定できる構成にしてもよい。
【0094】図38は,本発明によるパラメータ異常発
生時における複写機に対する通報処理動作を示すフロー
チャートである。先ず,パラメータのサムチェック処理
を実行し(S3801),次に,サムチェックエラーが
発生しているか否かを判断し(S3802),このとき
サムチェックエラーが発生していると判断したときに
は,無条件にパラメータ異常をアドレス1の複写機60
1に対して通報して(S3803),本処理を終了す
る。
【0095】なお,上記にて,パラメータ異常を伝える
複写機は,他のアドレスの複写機に対してでもよい。ま
た,複写機が接続されているアドレスを選択して送信し
たり,電源が投入されている複写機を選択して送信した
り,複数の複写機に通報を試みて最初に通信が可能とな
った複写機を選択するといった構成にしてもよい。更
に,通報する複写機は1台だけでなく複数台にしてもよ
い。また,パラメータ異常を受信した複写機は操作表示
部904上にその旨を表示する等,ユーザに知らせる処
理を実行する。
【0096】次に,上記各実施例による効果を以下にま
とめて説明する。第1に,通信コントロール装置604
及び607内のパラメータが不適正(異常)の場合は,
管理装置611からのアクセスを禁止するため,管理装
置611側が意図した以外の誤動作を起こすことがなく
なると共に,通信コントロール装置604及び607内
の不適正(異常)であることを管理装置611側で知る
ことができ,情報の再書き込み等の対応を速やかに実行
することが可能となる。
【0097】第2に,通信コントロール装置604及び
607内のパラメータが不適正(異常)の場合は,複写
機601〜603,605,606からの受信を禁止す
るため,受信情報を誤って処理することがなくなると共
に,複写機601〜603,605,606は通信処理
不能時の対応を迅速に実行することが可能となる。
【0098】第3に,通信コントロール装置604及び
607内のパラメータが不適正(異常)の場合は,複写
機601〜603,605,606からの受信を禁止す
るため,受信情報を誤って処理することがなくなると共
に,情報の正しい複写機601〜603,605,60
6からの受信を正常に実行するため,システムの稼働率
の低下を最小限に抑えることが可能となる。
【0099】第4に,通信コントロール装置604及び
607内のパラメータが不適正(異常)の場合は,直に
管理装置611側でこれを知ることができ,情報の再書
き込み等の対応を速やかに実行することが可能となる。
【0100】第5に,管理装置611へ通報するための
パラメータが不適正(異常)の場合でも,複写機601
〜603,605,606を介して通信コントロール装
置604及び607内における情報の不適正(異常)を
速やかに知ることが可能となる。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように,本発明による画像
形成装置の管理システムによれば,通信制御手段により
データ管理手段から画像形成装置に対するデータがテキ
ストデータであるときに,パラメータが適正(正常)か
エラーであるかを判断し,適正(正常)と判断したとき
にテキストデータを画像形成装置に送信し,エラーであ
ると判断したときには画像形成装置に対する通信を禁止
する,或いは画像形成装置からのデータ受信を実行しな
い,また,接続される一部の画像形成装置に関するパラ
メータがエラーであると判断したときに,エラーが発生
していない画像形成装置に対してのみデータ受信を実行
する,或いはパラメータがエラーであると判断したとき
,画像形成装置に対して通報するため,データ通信に
関する信頼性が向上する共に,誤情報発生後の処置を迅
速に実行することできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される複写機の構成を示す説明図
である。
【図2】本発明が適用される複写機の原稿読取系の細部
構成を示す説明図である。
【図3】本発明が適用される複写機の作像系の細部構成
を示す説明図である。
【図4】本発明が適用される複写機の給紙搬送系の細部
構成を示す説明図である。
【図5】本発明に係る操作表示部のパネル面の構成を示
す説明図である。
【図6】本発明による画像形成装置の管理システムの概
略構成を示すブロック図である。
【図7】本発明による通信コントロール装置の構成を示
すブロック図である。
【図8】本発明による管理装置の構成を示すブロック図
である。
【図9】本発明に係る複写機の構成を示すブロック図で
ある。
【図10】本発明による遠隔通報の機能を示す説明図で
ある。
【図11】本発明による管理装置から複写機へのアクセ
ス動作を示す説明図である。
【図12】本発明による管理装置から通信コントロール
装置へのアクセス動作を示す説明図である。
【図13】本発明による通信コントロール装置から複写
機へのアクセス動作を示す説明図である。
【図14】本発明による遠隔通報のデータフォーマット
例を示す説明図である。
【図15】本発明による管理装置から複写機へのアクセ
ス動作時のデータフォーマット例を示す説明図である。
【図16】本発明による通信コントロール装置から複写
機へのアクセス動作時のデータフォーマット例を示す説
明図である。
【図17】本発明による通信コントロール装置から複写
機のアクセス動作のデータフォーマット例を示す説明図
である。
【図18】本発明による複写機の通信制御処理動作を示
すフローチャートである。
【図19】本発明の遠隔通報キーによる遠隔通報処理動
作を示すフォローチャートである。
【図20】本発明による複写機の自己診断異常による遠
隔通報の制御処理動作を示すフローチャートである。
【図21】本発明による複写機の事前警告による遠隔通
報の制御処理動作を示すフローチャートである。
【図22】本発明による通信コントロール装置からのア
クセスされた場合における複写機の処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図23】本発明によるRead処理動作を示すフロー
チャートである。
【図24】本発明によるWrite処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図25】本発明によるExecute処理動作を示す
フローチャートである。
【図26】本発明による通信コントロール装置に5台の
複写機が接続されている場合におけるアイドル状態の通
信シーケンスを示す説明図である。
【図27】本発明によるアドレス2の複写機の遠隔通報
の送信テキストがある場合の通信シーケンスを示す説明
図である。
【図28】本発明による通信コントロール装置からアド
レス5の複写機への通報結果報告のテキスト送信を示す
説明図である。
【図29】本発明による管理装置或いは通信コントロー
ル装置からアドレス3の複写機をアクセスした場合にお
ける通信コントロール装置と複写機間の通信シーケンス
を示す説明図である。
【図30】本発明に係る操作表示部の各キー及び表示状
態を示す一覧表である。
【図31】本発明に係る操作表示部の各キー及び表示状
態を示す一覧表である。
【図32】本発明による通信コントロール装置内にセッ
トするパラメータを示す一覧表である。
【図33】本発明による通信コントロール装置内のパラ
メータサムチェック処理動作を示すフロチャートであ
る。
【図34】本発明による通信コントロール装置にて実行
される管理装置からの通信処理動作例を示すフローチャ
ートである。
【図35】本発明による通信コントロール装置が複写機
からテキスト受信を実行するためのポーリング処理動作
を示すフローチャートである。
【図36】本発明による通信コントロール装置が実行す
る他のポーリング処理動作例を示すフローチャートであ
る。
【図37】本発明によるパラメータ異常発生時における
管理装置に対する通報処理動作を示すフローチャートで
ある。
【図38】本発明によるパラメータ異常発生時における
複写機に対する通報処理動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
601〜603,605,606 複写機(PPC) 604,607 通信コントロール装置 610 公衆回線網 611 管理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木崎 修 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 橋本 泰成 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平3−293371(JP,A) 特開 平2−155392(JP,A) 特開 平5−333625(JP,A) 特公 平1−23839(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 11/00 - 11/10 H04Q 9/00 - 9/16 G03G 15/00 G03G 21/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して画像形成装置に関する
    データを集中的に管理する画像形成装置の管理システム
    において,前記画像形成装置と接続され,且つ,外部よ
    り入力設定されるパラメータに基づいて通信制御を実行
    する通信制御手段と,前記通信制御手段と通信回線を介
    して接続され,データ通信を実行するデータ管理手段と
    を備え,前記通信制御手段は,前記データ管理手段から
    入力設定されたパラメータが適正(正常)かエラー(異
    常)かを判断し,エラーであると判断したときに前記デ
    ータ管理手段からの前記画像形成装置に対する通信を禁
    止することを特徴とする画像形成装置の管理システム。
  2. 【請求項2】 通信回線を介して画像形成装置に関する
    データを集中的に管理する画像形成装置の管理システム
    において,前記画像形成装置と接続され,且つ,外部よ
    り入力設定されるパラメータに基づいて通信制御を実行
    する通信制御手段と,前記通信制御手段と通信回線を介
    して接続され,データ通信を実行するデータ管理手段と
    を備え,前記通信制御手段は,前記データ管理手段から
    入力設定されたパラメータが適正(正常)かエラー(異
    常)かを判断し,エラーであると判断したときに前記画
    像形成装置からのデータを受信しないことを特徴とする
    画像形成装置の管理システム。
  3. 【請求項3】 通信回線を介して画像形成装置に関する
    データを集中的に管理する画像形成装置の管理システム
    において,前記画像形成装置と接続され,且つ,外部よ
    り入力設定されるパラメータに基づいて通信制御を実行
    する通信制御手段と,前記通信制御手段と通信回線を介
    して接続され,データ通信を実行するデータ管理手段と
    を備え,前記通信制御手段は,前記データ管理手段から
    入力設定されたパラメータが適正(正常)かエラー(異
    常)かを判断し,エラーであると判断したときにエラー
    が発生していない画像形成装置に対してのみデータを受
    信することを特徴とする画像形成装置の管理システム。
  4. 【請求項4】 通信回線を介して画像形成装置に関する
    データを集中的に管理する画像形成装置の管理システム
    において,前記画像形成装置と接続され,且つ,外部よ
    り入力設定されるパラメータに基づいて通信制御を実行
    する通信制御手段と,前記通信制御手段と通信回線を介
    して接続され,データ通信を実行するデータ管理手段と
    を備え,前記通信制御手段は,前記データ管理手段から
    入力設定されたパラメータが適正(正常)かエラー(異
    常)かを判断し,エラーであると判断したときに接続さ
    れる画像形成装置に対して通報することを特徴とする画
    像形成装置の管理システム。
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