JP3457368B2 - 加圧式マッサージャー - Google Patents

加圧式マッサージャー

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JP3457368B2
JP3457368B2 JP31839793A JP31839793A JP3457368B2 JP 3457368 B2 JP3457368 B2 JP 3457368B2 JP 31839793 A JP31839793 A JP 31839793A JP 31839793 A JP31839793 A JP 31839793A JP 3457368 B2 JP3457368 B2 JP 3457368B2
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勝弘 西川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血行促進に先立ってほ
ぐし効果を被装着部位に与えることができる加圧式マッ
サージャーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加圧式マッサージャーの一形態と
して、本出願人の一人が先に実公平3-10993号公報にお
いて開示したものがある。
【0003】かかる加圧式マッサージャーを図16に示
す。図中、91は空気圧等の流体圧を発生させる加圧部で
あって、ポンプ部91a と弁装置91b から成っており、チ
ューブ92を介して袋状弾性マット93に接続されている。
弁装置91b は、ポンプ部91a から送られてきた流体のマ
ット93への排出を制御して、マット93に加えられる流体
圧を一定の周期にて変化させ、同マット93をゆっくり膨
張収縮させるものであり、この周期は比較的長周期 (例
えば、1秒〜数秒) に設定されている。
【0004】95はマット93に短周期にて振動する流体圧
を加える第2の加圧部であって、排気孔を有せず、弾性
マット93に脈流を付与させるための手段である脈流発生
装置からなり、チューブ94を介して上記チューブ92に接
続されている。この短周期は例えば3000回/ 分程度とし
ている。
【0005】かかる構成によって、加圧式マッサージャ
ーは、長周期による揉み効果と短周期によるさすり効果
を同時にあげることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した加圧
式マッサージャーは、未だ、以下の解決すべき課題を有
していた。
【0007】即ち、上記した加圧式マッサージャーで
は、図17に示すように、長周期の流体圧変化aの全体
に、加圧部95によって短周期の脈流状の流体変化bを混
合した変化cであるため、さすり効果はあっても、複数
の袋体内の流体圧を順次変化させることによって得られ
る人体部位の圧迫による血液の移動を促進する上では、
有効ではなかった。
【0008】本発明は、上記した課題を解決することが
できる加圧式マッサージャーを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、送出ポンプに
より分配装置を介して複数の袋体に流体を送り、前記袋
体を長周期で順次膨張・収縮させるように構成した加圧
式マッサージャーにおいて、各長周期の各袋体の膨張過
程及び/又は膨張後過程において、前記袋体内の空気量
の増加・減少を交互に短周期で繰り返すほぐし動作を、
各袋体同士互いに重なることなく実行可能となし、しか
も、前記ほぐし動作後に、前記各袋体を設定時間膨張状
態に保持しながら圧迫動作可能としたことを特徴とする
加圧式マッサージャーに係るものである。また、前記ほ
ぐし動作後の圧迫動作は、加圧力を増大しつつ保持可能
としたことにも特徴がある。
【0010】なお、上記した長周期での膨張・収縮動作
の周期は、好ましくは1秒〜60秒とし、繰り返し動作の
周期は、好ましくは 0.1秒〜1秒とする。
【0011】
【実施例】以下、添付図に示す実施例を参照して、本発
明を、具体的に説明する。
【0012】まず、図1〜図7を参照して、本発明に係
る加圧式マッサージャーAの構成を具体的に説明する。
【0013】図1及び図2に示すように、加圧式マッサ
ージャーAは、内部に送出ポンプ14と分配装置Dとを具
備する加圧部11と、同加圧部11によって発生した空気に
よって膨張収縮する複数の袋体13を内蔵する矩形板状の
マッサージ部12とからなる。
【0014】まず、加圧部11の構成について、図3〜図
6を参照して説明する。
【0015】図3〜図5に示すように、上部枠20と下部
枠19とからなる矩形箱状のケーシング10内には、送出ポ
ンプ14と、同送出ポンプ14を駆動する駆動モータ16と、
同送出ポンプ14からの空気を分配して、後述するマッサ
ージ部12の複数の袋体13(13a,13b,13c,13d) にそれぞれ
供給可能な分配装置Dとが配設されている。
【0016】本実施例では、送出ポンプ14はダイアフラ
ム弁からなり、同送出ポンプ14のダイアフラム14a は、
駆動モータ15の出力軸15a に固着した偏心リングと連結
ロッドとからなる連動機構23を介して、駆動モータ15に
連動連結されている。
【0017】なお、駆動部である駆動モータ15は、交流
電磁式の駆動部とすることも考えられる。
【0018】分配装置Dは、一端を吐出配管25を介して
送出ポンプ14の送出口に連通連結した長尺筒状のマニホ
ールド管26と、同マニホールド管26に軸線方向に間隔を
開けて連通連結した複数の開閉弁27,28,29,30 と、各開
閉弁27,28,29,30 を作動させる弁駆動装置31,32,33,34
とからなる。
【0019】開閉弁27,28,29,30 を、いずれも同一の構
造を有しており、以下、開閉弁27を参照してその構造を
説明する。
【0020】開閉弁27の弁ケーシング53は、その底部中
央部を筒状弁座54を介してマニホールド管26と連通連結
している。
【0021】また、弁ケーシング53は、その底部周縁部
に、送出口53a を設けており、同送出口53a は、内部送
出管53b,送出接続口53c,連通パイプ35,送気ホース39,
マッサージ部12の送出接続口12a を介して、マッサージ
部12の複数の袋体13(13a,13b,13c,13d) に連通連結され
ている。
【0022】弁ケーシング53内には軸線方向に進退自在
に弁体支持筒55が配設されており、同弁体支持筒55は、
その一端に球状弁体56を嵌着するとともに、その他端に
突出軸部57を設け、同突出軸部57を、弁ケーシング53の
一端に設けたスプリング支持板58の中央部に設けた開口
59を貫通させている。
【0023】また、弁体支持筒55の先端に設けたスプリ
ング支持フランジ60と上記したスプリング支持板58との
間には、スプリング61が介設されており、同スプリング
61の付勢力によって、球状弁体56は、図6に示す非送出
時には、筒状弁座54に圧接され、マニホールド管26と弁
ケーシング53の内部空間との連絡は遮断されることにな
る。
【0024】なお、弁体支持筒55の先端に設けたスプリ
ング支持フランジ60の周縁には連通開口52が設けられて
おり、スプリング支持フランジ60の両側空間を導通可能
としている。
【0025】さらに、弁体支持筒55の後端に連設した突
出軸部57は、その基部にOリング55aを挿着するととも
に、その先端に十字状溝部64を設けており、図6に示す
状態では、Oリング55aはスプリング支持板58の中央部
に設けた開口59から離隔するとともに、十字状溝部64は
開口59内に位置することになる。
【0026】一方、後述する弁駆動装置31によって、図
5に示すように、球状弁体56を、スプリング61の付勢力
に抗して弁体支持筒55とともに後退させると、球状弁体
56は筒状弁座54から離隔するとともに、Oリング55a
スプリング支持板58の中央部に設けた開口59に圧接さ
れ、同開口59を閉塞することになる。
【0027】従って、図5に示すように、マニホールド
管26と弁ケーシング53の内部空間とは筒状弁座54を通じ
て連通することになる。
【0028】即ち、かかる開閉弁27を作動すると、送出
時は、空気はマニホールド管26→送出口53a →パイプ固
定具50で保持した連通パイプ35→送出接続口48→送気ホ
ース39→マッサージ部12の送出接続口12a を介して、マ
ッサージ部12の袋体13a に供給され、袋体13a を膨張す
ることになる。
【0029】一方、非送出時は、袋体13a 内の空気は、
マッサージ部12の送出接続口12a →送気ホース39→送出
接続口48→連通パイプ35→送出口53a →連通開口52→開
口59を通して外部に排気されることになり、袋体13a は
収縮することになる。
【0030】弁駆動装置31,32,33,34 を、いずれも同一
の構造を有しており、以下、弁駆動装置31を参照してそ
の構造を説明する。
【0031】図5及び図6に示すように、弁駆動装置31
は、枠体65と、同枠体65内に組み込んだソレノイド66
と、プランジャ67とからなり、プランジャ67の先端は、
連結ピン68によって、弁体支持筒55の後端に連設した突
出軸部57に連結されている。従って、弁駆動装置31を駆
動すると、プランジャ67を後退させ、球状弁体56を筒状
弁座54から離隔することができる。
【0032】次に、図1、図7及び図8を参照して、マ
ッサージ部12の構成を具体的に説明する。
【0033】図示するように、複数の長尺の袋体13(13
a,13b,13c,13d) が矩形硬質板からなる保形板75の一側
表面に並設状態に接着材等を用いて固着されており、保
形板75と複数の袋体13とは一体的に広幅の布等からな
り、かつ、ジッパー46によって開閉自在なカバー45によ
って全体的に被覆されている。
【0034】さらに、本実施例では、図8に示すように
表面に多数の指圧用突起72を設けた可撓性素材からなる
指圧板73を内蔵する補助カバー74の基端が連結されてい
る。
【0035】なお、76は腰部に袋体13a を当てるために
設けた嵩上板,77 はジッパーである。
【0036】次に、図2を参照して加圧式マッサージャ
ーAの制御について説明する。
【0037】図示するように、加圧部11内に内蔵した制
御部Cには、ポンプ駆動用モータ16の駆動回路や弁駆動
装置の駆動回路が接続されている。
【0038】また、同制御部Cには電源51やACアダプ
ター52が接続されており、また、操作部Fが接続されて
いる。
【0039】操作部Fは実質的に加圧部11の表面に配設
されており、運転スイッチS1と、単独運転スイッチS2
と、自動運転スイッチS3と、短周期運転スイッチS4とを
具備する。また、同操作部Fは、単独運転スイッチS2を
作動した際、いずれの袋体13が選択されたかを表示する
袋体表示ランプL1,L2,L3,L4 及び、ほぐし運転スイッチ
S4を作動した際、強さを表示する強度表示ランプL5,L6,
L7を具備している。
【0040】次に、上記した構成を有する加圧式マッサ
ージャーAの作動を、図2を参照して説明する。
【0041】(通常の自動運転)運転スイッチS1を押す
と、自動的に通常の自動運転が開始される。
【0042】即ち、駆動モータ15の駆動によって送出ポ
ンプ14が作動するとともに、開閉弁27の弁駆動装置31が
開弁動作する。
【0043】これによって、圧搾空気が、送出ポンプ14
→吐出配管25→マニホールド管26→送出口53a →連通パ
イプ35→送出接続口48→送気ホース39→マッサージ部12
の送出接続口12a を介して、マッサージ部12の1番目の
袋体13a に供給され、袋体13a を膨張し、第1被施療部
を圧迫しマッサージを行うことになる。
【0044】一定時間経過すると、タイマー等によっ
て、弁駆動装置31は自動的に閉弁動作し、袋体13a 内の
空気は、マッサージ部12の送出接続口12a →送気ホース
39→送出接続口48→挿通パイプ35→送出口53a →連通開
口52→開口59を通して外部に排気されることになり、袋
体13a は収縮することになる。
【0045】一方、上記した弁駆動装置31の閉弁動作と
同時に、弁駆動装置32が自動的に開弁動作し、これによ
って、圧搾空気が、送出ポンプ14→吐出配管25→マニホ
ールド管26→送出口53a →連通パイプ36→送出接続口48
→送気ホース40→マッサージ部12の送出接続口12a を介
して、マッサージ部14の2番目の袋体13b に供給され、
袋体13b を膨張し、第1被治療部に隣接した第2被施療
部を圧迫し揉みマッサージを行うことになる。
【0046】同様に、一定時間経過すると、弁駆動装置
31は閉弁動作し、袋体13b 内の空気は、マッサージ部12
の送出接続口12a →送気ホース40→送出接続口48→連通
パイプ36→送出口53a →連通開口52→開口59を通して外
部に排気されることになり、袋体13b は収縮することに
なる。
【0047】その後、袋体13c,13d についても同様にし
て送出と排気とが行われ、袋体13c,13d は順次膨張・収
縮されることになる。
【0048】即ち、自動運転においては、袋体13a,13b,
13c,13d は、順次、長周期によって膨張・収縮を繰り返
し、一定の幅を有する被治療部に、部分毎に、周期的な
揉み効果を与えることができる。
【0049】(ほぐし運転)次に、ほぐし運転スイッチS4
を操作すると、加圧式マッサージャーAは、上記した長
周期モード運転に短周期運転モードを重畳した状態で運
転されることになる。
【0050】即ち、この場合は、各袋体13a,13b,13c,13
d に対応する弁駆動装置31,32,33,34 の開閉弁動作は、
各長周期内において、さらに、短い周期で開閉弁動作さ
れ、脈動することになる (図9(a) 〜図9(e))。
【0051】図9(a) に示すように、袋体13a は、膨張
後、ステップ1〜3において、短い周期で開閉弁動作さ
れ、脈動し、装着部位のほぐし動作を行う。
【0052】同時に、図9(b) に示すように、ステップ
1〜3において、袋体13b が膨張しつつ脈動し、その
後、膨張状態を保持しながら脈動し、同様に装着部位の
ほぐし動作を行う。
【0053】その後、ステップ4, 5において、図9
(a)(b) に示すように、袋体13a と袋体13b とは短周期
の開閉弁動作を停止し、一定の膨張圧を保持し、装着部
位を加圧・圧迫する。
【0054】次に、ステップ6〜10において、図9(b)
及び図9(c) に示すように、袋体13b と袋体13c とを、
上記した袋体13a と袋体13b との関係と同様に、開閉弁
動作によって脈動させほぐし動作を行わせ、その後、膨
張状態を保持しながら、装着部位を加圧・圧迫すること
ができる。
【0055】次に、ステップ11〜15において、図9(c)
及び図9(d) に示すように、袋体13c と袋体13d とを、
上記した袋体13a と袋体13b との関係と同様に、開閉弁
動作によって脈動させほぐし動作を行わせ、その後、膨
張状態を保持しながら、装着部位を加圧・圧迫すること
ができる。
【0056】このように、ほぐし動作によって、あらか
じめ、各装着部位の血管をある程度ほぐした状態で、各
装着部位を圧迫することができるので、袋体13a 〜袋体
13dへの順次圧迫動作による血流の移動を効果的に促進
することができる。しかも、ほぐし動作が終わると圧迫
動作が行われることも分かる。
【0057】図10〜図12に、本発明に係る加圧式マッサ
ージャーAの特徴となる動作モードを示す。
【0058】図10において、袋体13a 〜袋体13d は、
に示す動作モードと同様に、順次、ほぐし動作と圧迫
動作とを繰り返すが、ほぐし動作を、膨張過程のみにお
いて行うとともに、かかるほぐし動作を各袋体13a 〜袋
体13d同士互いに重なることなく実行する点で相違して
いる。
【0059】この場合も、図9に示す場合と同様に、あ
らかじめ、各装着部位の血管をある程度ほぐした状態
で、各装着部位を圧迫することができるので、袋体13a
〜袋体13d の順次圧迫動作による血流の移動を効果的に
促進することができる。しかも、圧迫動作が開始される
ことが、袋体13a 〜袋体13d毎に判断することができ
る。
【0060】図11において、袋体13a 〜袋体13d は、
に示す動作モードと同様に、順次、ほぐし動作と圧迫
動作とを繰り返すが、ほぐし動作を、膨張後過程のみに
おいて行うとともに、ここでも、ほぐし動作を各袋体13
a 〜袋体13d同士互いに重なることなく実行する点で相
違している。
【0061】この場合も、図9に示す場合と同様に、あ
らかじめ、各装着部位の血管をある程度ほぐした状態
で、各装着部位を圧迫することができるので、袋体13a
〜13dの順次圧迫動作による血流の移動を効果的に促進
することができるとともに、圧迫動作が開始されること
が、袋体13a 〜袋体13d毎に判断することができる。
【0062】図12において、各袋体13a,13b,13c,13d
は、図9に示す動作モードと同様に、順次、ほぐし動作
と圧迫動作とを繰り返すが、ほぐし動作を、膨張過程の
中途において行う点で相違している。しかも、ほぐし動
作を終了後の圧迫動作は、仮想線で示すように、加圧力
を増大しつつ保持させている。したがって、圧迫による
マッサージ効果がより向上する。
【0063】この場合も、図9に示す場合と同様に、あ
らかじめ、各装着部位の血管をある程度ほぐした状態
で、各装着部位を圧迫することができるので、袋体13a
〜13dへの順次圧迫動作による血流の移動を効果的に促
進することができる。
【0064】図13において、袋体13a 〜13d は、図9に
示す動作モードと同様に、順次、ほぐし動作の後に圧迫
動作を行うが、図13のステップ1〜10に示すように、袋
体13a 〜13d は、それぞれ、一端膨張した後は、その膨
張状態を保持しながら、ほぐし動作及び圧迫動作を行
い、最後の袋体13d が圧迫動作を完了するとともに全て
の袋体13a 〜13d の空気を流出し、ステップに戻るよ
うにしている。
【0065】この場合も、図9に示す場合と同様に、あ
らかじめ、各装着部位の血管をある程度ほぐした状態
で、各装着部位を圧迫することができるので、袋体13a
〜袋体13d への順次圧迫動作による血流の移動を効果的
に促進することができる。
【0066】また、上記自動運転において、短周期運転
スイッチS4を押し続けることによって、マッサージ力
を、強・中・弱に選択することができる。
【0067】(通常の単独運転)単独運転スイッチS2を操
作すると、加圧式マッサージャーAは単独運転モードで
運転されることになる。
【0068】即ち、袋体13a のみを膨張収縮したい場
合、単独運転スイッチS2を操作して、単独運転表示ラン
プL1を点灯させ、他の弁駆動装置32,33,34 は閉弁状態
を保持した状態で、弁駆動装置31 のみを開閉弁動作
し、長周期で袋体13a のみを長周期で膨張・収縮するこ
とができ、被施療部を、局部的に、集中して揉みマッサ
ージすることができる。
【0069】なお、膨張収縮したい袋体13a,13b,13c,13
d 間の移動は、単独運転スイッチS2を押し続けることに
よって容易に行うことができる。
【0070】また、この際、各袋体13a,13b,13c,13d へ
の送出量を、排気量と異ならせている。
【0071】従って、ほぐし効果を被施療部に与えるこ
とができるとともに、同ほぐし効果をスパイク的な刺激
のあるものとすることができる。
【0072】また、上記した実施例において、本発明に
係る加圧式マッサージャーAは、腰部等用マッサージャ
ーとして説明してきたが、図14に示すように、足用マッ
サージャーにも好適に用いることができるものである。
【0073】さらに、上記した実施例に適用可能な脈動
発生手段としては、図15に示す形態のものも考えられ
る。
【0074】即ち、図15において、送出ポンプ79に流入
口を接続した分配装置80は、その流出口を各袋体81,82
に送気ホース83,84 を介して連通連結しており、同送気
ホース83,84 は、それぞれ、その中途に一部流出開口8
5,86 を設けており、同一部流出開口85,86 には開閉弁8
7,88 が取付けられている。
【0075】開閉弁87,88 は、制御部Cからの制御信号
に基づいて励磁されるソレノイド89,90 と、同ソレノイ
ド89,90 の作動によって進退するプランジャ91,92 と、
プランジャ91,92 の先端に取りつけた弁体93,94 とから
なる。
【0076】かかる構成によって、図5に示す分配装置
17の開閉弁27,28,29,30 と同様に、開閉弁87,88 の駆動
によって一部流出開口85,86 の開閉を繰り返すことがで
き、袋体80,81 に脈動を起こさせることができる。
【0077】
【発明の効果】本発明では、送出ポンプにより分配装置
を介して複数の袋体に流体を送り、前記袋体を長周期で
順次膨張・収縮させるように構成した加圧式マッサージ
ャーにおいて、各長周期の各袋体の膨張過程及び/又は
膨張後過程において、前記袋体内の空気量の増加・減少
を交互に短周期で繰り返すほぐし動作を、各袋体同士互
いに重なることなく実行可能となし、しかも、前記ほぐ
し動作後に、前記各袋体を設定時間膨張状態に保持しな
がら圧迫動作可能としている。
【0078】このように、本発明では、ほぐし動作によ
って、あらかじめ、各装着部位の血管をある程度ほぐし
た状態で、各装着部位を圧迫することができるので、袋
体への順次圧迫動作による血流の移動を効果的に促進す
ることができる。また、ほぐし動作によって、筋肉や血
管をならした後に圧迫動作に移るため、違和感のない快
適なマッサージを使用者に与えることができる。
【0079】また、前記ほぐし動作後の圧迫動作は、加
圧力を増大しつつ保持すると、圧迫によるマッサージ効
果をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る加圧式マッサージャーの全体構成
を示す斜視図である。
【図2】同加圧式マッサージャーの制御回路を示すブロ
ック図である。
【図3】同加圧式マッサージャーの加圧部の内部構造を
示す平面図である。
【図4】同加圧部の内部構造を示す図3の I-I線による
断面正面図である。
【図5】同加圧部の開閉弁の作用を示す説明図である。
【図6】同加圧部の開閉弁の作用を示す説明図である。
【図7】図1の II-II線によるマッサージ部の横断面図
である。
【図8】同マッサージ部の他の使用態様における横断面
図である。
【図9】同加圧式マッサージャーによる送出・排出動作
のタイミングチャートである。
【図10】同加圧式マッサージャーによる送出・排出動
作のタイミングチャートである。
【図11】同加圧式マッサージャーによる送出・排出動
作のタイミングチャートである。
【図12】同加圧式マッサージャーによる送出・排出動
作のタイミングチャートである。
【図13】同加圧式マッサージャーによる送出・排出動
作のタイミングチャートである。
【図14】他の加圧式マッサージャーの全体斜視図であ
る。
【図15】脈動発生手段の他の具体例である。
【図16】従来の加圧式マッサージャーの概念的構成説
明図である。
【図17】同加圧式マッサージャーの送出・排出動作の
タイミングチャートである。
【符号の説明】
A 加圧式マッサージャー C 制御部 14 送出ポンプ D 分配装置 13a 袋体 13b 袋体 13c 袋体 13d 袋体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−212271(JP,A) 特開 平2−77251(JP,A) 実公 平3−10993(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 7/00 A47C 27/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送出ポンプにより分配装置を介して複数の
    袋体に流体を送り、前記袋体を長周期で順次膨張・収縮
    させるように構成した加圧式マッサージャーにおいて、 各長周期の各袋体の膨張過程及び/又は膨張後過程にお
    いて、前記袋体内の空気量の増加・減少を交互に短周期
    繰り返すほぐし動作を、各袋体同士互いに重なること
    なく実行可能となし、しかも、前記ほぐし動作後に、
    記各袋体を設定時間膨張状態に保持しながら圧迫動作
    能としたことを特徴とする加圧式マッサージャー。
  2. 【請求項2】前記ほぐし動作後の圧迫動作は、加圧力を
    増大しつつ保持可能としたことを特徴とする請求項1記
    載の加圧式マッサージャー。
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