JP3456205B2 - シャシーダイナモメータにおける車両のセンタリング装置 - Google Patents

シャシーダイナモメータにおける車両のセンタリング装置

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JP3456205B2 JP2001087201A JP2001087201A JP3456205B2 JP 3456205 B2 JP3456205 B2 JP 3456205B2 JP 2001087201 A JP2001087201 A JP 2001087201A JP 2001087201 A JP2001087201 A JP 2001087201A JP 3456205 B2 JP3456205 B2 JP 3456205B2
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三郎 小沢
正康 菅家
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】 【0001】この発明は、シャシーダイナモメータにお
ける車両のセンタリング装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、車両をシャシーダイナモメータに
乗せる場合、ドライバが目測によりシャシーダイナモメ
ータのローラの上に乗せており、ローラの中心と車両の
タイヤの中心がずれた場合にはドライバはもう一度車両
に乗り込み、車両のタイヤの位置を繰り返し修正してい
た。 【0003】又、米国向の車両の排ガス試験は現在クレ
イトン製のシャシーダイナモメータを使用しており、2
軸式のため構造的にロードローラとフリーローラの間に
車両のタイヤが落ち込むので、タイヤ飛び出し防止用ス
トッパ以外は特に設ける必要がなかったが、今回米国の
環境保護庁(EPA)の輸入車両に対する排ガス試験の
レギュレーションが変更になり、シャシーダイナモが2
軸式(ローラ径8.65インチ=219.7mm)から
1軸式(ローラ径48インチ=1219.2mm)にな
ったために、やはり車両のセンタリング装置が必要にな
った。 【0004】図は2軸式シャシーダイナモメータのタ
イヤ位置決め方式の説明図であり、1はピットカバー
(床面)、2,3はロードローラ及びフリーローラであ
り、径は219.7mm、両者間の間隔は438.2m
mである。ピットカバー1はローラ2,3の頂部とほぼ
同じ高さに配設され、この頂部を除いてローラ2,3を
覆っている。4はローラ2,3間に設けられた中間リフ
ト、5はローラ2,3のやや前方のピットカバー1に設
けられたタイヤストッパ、6は被試験車両、7はタイヤ
である。最初は中間リフト4を試験時よりやや上位にし
てタイヤ7がローラ2,3間に落ちないようにしてお
き、ローラ2,3はブレーキでロックしておく。この状
態で人間8が車両6を押してタイヤストッパ5に当てて
止め、中間リフト4を下げてタイヤ7を自重でローラ
2,3間に落下させる。これにより、タイヤ7の中心と
ローラ2,3間の中心は自然に一致する。 【0005】図は1軸式シャシーダイナモメータのタ
イヤ位置決め方式の説明図であり、9はピットカバー1
に一部が露出した径が1219.2mmのシングルロー
ラである。タイヤの位置決めに際しては、シングルロー
ラ9をブレーキでロックしておき、人間8により車両6
を押してタイヤストッパ5に当ててタイヤ7の位置決め
を行う。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】このように従来ではタ
イヤの位置決めを自動的に行うことができず、位置決め
に長時間を要した。又、図に示す場合には、シングル
ローラ9は径が大きいためにシングルローラ9の中心か
らずれた位置でもタイヤ7をセットすることができ、タ
イヤ7の中心とシングルローラ9の中心を一致させるこ
とが困難であった。又、タイヤストッパ5に当てるため
に、反動で車両6が戻され、却って中心がずれることも
あった。そこで、タイヤ7とシングルローラ9の中心が
一致した場合のタイヤ7とタイヤストッパ5との隙間即
ち裕度Lをなくして反動を防ぐことも考えられるが、こ
の場合には位置決め後にタイヤストッパ5を取外せなく
なった。 【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めに成されたものであり、シャシーダイナモメータのロ
ーラとシャシーダイナモメータ上に載置する車両のタイ
ヤの中心を一対のタイヤ押えを用いずに短時間で簡単に
一致させることができるシャシーダイナモメータにおけ
る車両のセンタリング装置を得ることを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るシャシーダイナモメータにおける車両のセンタリング
装置は、ピットカバー上のタイヤの前側又は後側でタイ
ヤの中心とローラの中心が一致した際にタイヤとの間に
隙間が生じる位置に配設され、車両の飛び出しを防止す
る飛び出し防止手段と、タイヤが一たん飛び出し防止手
段に当接された後にダイナモメータをインチング動作さ
せるインチング手段を設けたものである。 【0009】 【作用】請求項1においては、飛び出し防止手段はタイ
ヤの中心がローラの中心と一致した際にタイヤとの間に
隙間が生じる位置に配設され、この飛び出し防止手段に
タイヤが一たん当接された後ダイナモメータのインチン
グ動作によりタイヤの左右の傾きが修正されるととも
に、タイヤの中心がローラの中心と一致する。 【0010】 【実施例】以下、この発明の実施例を図面とともに説明
する。図1及び図2はこの実施例によるシャシーダイナ
モメータにおける車両のセンタリング装置の正面図及び
平面図を示し、車両の駆動輪(後輪)側の左右一対のロ
ーラ19に交流ダイナモメータ99を連結し、ピットカ
バー1上の後輪側のタイヤ7の後側に、タイヤ7の中心
がローラ19の中心と一致した際にタイヤ7との間に1
0〜15mmの隙間がある位置で飛び出し防止ローラ1
00を固定する。飛び出し防止ローラ100はどちらか
一方のローラ19側に1個設ければよい。 【0011】図は交流ダイナモメータ99の制御回路
を示し、101は速度設定器、102はインチングスイ
ッチ、103は切換スイッチ、104はインチング速度
を設定する寸動設定器であり、例えば交流ダイナモメー
タ99の最低速度を0.5Km/hに設定する。105
は速度調整器(ASR)、106は電流調整器(AC
R)、107はゲート回路、108は正転スイッチ、1
09は逆転スイッチ、110はインバータ、111は交
流器、112はコンデンサ、113はコンバータ、11
4,115は交流リアクトル、116は電磁接触器であ
り、符号110〜116で示す部分により高精度のオー
ルディジタル式インバータ117が形成される。118
は電流遮断器、119はロードセル、120はロータリ
エンコーダである。 【0012】次に、上記実施例の動作について説明す
る。オールディジタル式インバータ117は交流ダイナ
モメータ99を高精度に制御し、交流ダイナモメータ9
9は速度設定器101により設定された速度で駆動され
る。ロードセル119はこのときのトルクを検出し、ロ
ータリエンコーダ120は交流ダイナモメータ99の速
度を検出して速度調整器105にフィードバックする。
交流器111の出力は電流調整器106にフィードバッ
クする。 【0013】次に、車両6のタイヤ7をローラ19上に
載置して位置決めする際の動作について説明する。ま
ず、図に示すようにピットカバー1上に載置した車両
6を人間が押してタイヤ7を飛び出し防止ローラ100
に当てて止める。次に、交流ダイナモメータ99の正転
側へのインチング駆動によりローラ19を正転側(矢印
側)へインチング回転させ、タイヤ7を矢印方向へ回転
させて車両6の左右方向の傾きを補正する。インチング
回転速度は3Km/h程度で良い。この際、飛び出し防
止ローラ100もタイヤ7と共に回転するので、タイヤ
7が飛び出し防止ローラ100に乗り上げることはな
い。 【0014】次に、車両のサイドブレーキを引いてタイ
ヤ7をロックし、図に示すようにローラ19を逆転側
(矢印側)にインチング回転させ(インチングスイッチ
102の操作により切換スイッチ103を切換えるとと
もに、正転スイッチ108を逆転スイッチ109に切換
える。)、車両6を前方に移動させ、タイヤ7の中心を
ローラ19の中心に一致させる。この場合、インチング
速度が3Km/hであると、車両6が前方へ飛び出して
しまうので、0.5Km/hの超低速とする。なお、直
流ダイナモメータを用いた場合にはインチング速度は1
Km/hが限界であるが、交流ダイナモメータ99を用
い、しかもオールディジタル式インバータ117を用い
ているので、0.5Km/hの超低速インチング運転が
可能である。 【0015】上記実施例では、1個の飛び出し防止ロー
ラ100を用いるだけで良く、補助駆動機を用いること
なく、車両6のセンタリング、及び車両6のセット時の
左右方向の傾きの補正を行うことができる。なお、車両
6の向きは前後逆でもよい。 【0016】 【発明の効果】以上のように請求項1によれば、ローラ
上にタイヤを載置した際一たんタイヤを飛び出し防止手
段に当接させた後ダイナモメータをインチング作動させ
ており、タイヤの左右の傾きの修正やタイヤの中心をロ
ーラの中心に一致させることは容易に行うことができ、
しかも構成簡単で安価である。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施例による車両のセンタリング装
置の正面図である。 【図2】この発明の実施例による車両のセンタリング装
置の平面図である。 【図3】この発明の実施例による交流ダイナモメータの
制御回路図である。 【図4】この発明の実施例による車両のセンタリング装
置の左右方向傾き修正時の正面 図である。 【図5】この発明の実施例による車両のセンタリグ装置
のセンタリング時の正面図である。 【図6】従来の2軸式シャシーダイナモメータのタイヤ
位置決め方式の説明図である。 【図7】従来の1軸式シャシーダイナモメータのタイヤ
位置決め方式の説明図である。 【符号の説明】 1…ピットカバー 6…車両 7…タイヤ 19…ローラ 99…交流ダイナモメータ 100…飛び出し防止ローラ 102…インチングスイッチ 104…寸動設定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−293536(JP,A) 実開 平2−16042(JP,U) 実開 昭51−56703(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 17/007

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車両のタイヤを載置されるローラと、ロ
    ーラに内蔵または連結され、ローラを介してタイヤを駆
    動またはタイヤの動力を吸収するダイナモメータと、ロ
    ーラの頂部とほぼ同じ高さに配設され、この頂部を除い
    てローラを覆うピットカバーを備えたシャシーダイナモ
    メータにおいて、ピットカバー上のタイヤの前側または
    後側でタイヤの中心とローラの中心が一致した際に該タ
    イヤとの間に隙間が生じる位置に配設され、車両の飛び
    出しを防止する飛び出し防止手段と、タイヤが一たん飛
    び出し防止手段に当接された後にダイナモメータをイン
    チング動作させるインチング手段を備えたことを特徴と
    するシャシーダイナモメータにおける車両のセンタリン
    グ装置。
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