JP3374280B2 - 速度計テスター用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプター - Google Patents

速度計テスター用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプター

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JP3374280B2
JP3374280B2 JP28038999A JP28038999A JP3374280B2 JP 3374280 B2 JP3374280 B2 JP 3374280B2 JP 28038999 A JP28038999 A JP 28038999A JP 28038999 A JP28038999 A JP 28038999A JP 3374280 B2 JP3374280 B2 JP 3374280B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路運送車両法に
基づく自動車の検査において、使用される車両の速度計
テスターを、二輪車に使用する場合に使用するアタプタ
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】車検(道路運送車両法に基づく自動車の
検査)において、使用される検査機の中に、車両の速度
計を検査するための速度計テスターがある。この速度計
テスターは、陸運事務所や陸運局長の指定を受けて車検
を実施している整備工場などに設置されており、車検の
一検査項目である速度計の検査の際に使用される。
【0003】前記速度計テスター2は、図6又は図7に
示すように、通常、コンクリートなどの床16に嵌め込
まれたものであって、左右方向に回転軸芯を有する回転
ローラ3がジャッキ4を挟んで前後に配置され、さら
に、これらは、車両(乗用車、軽自動車及びトラック
等)の左右輪のトレッドに対応するように中央に間隔を
設けて、左右に配設されている。
【0004】速度計の検査に際しては、四輪車の場合、
前輪又は後輪のうち駆動する方の車輪を前記回転ローラ
3に左右それぞれ載置し、該車輪を駆動させる。する
と、該車輪の駆動力によって、前記回転ローラ3が協動
し、該回転ローラ3に取付けられた回転計等から実際の
走行速度に相当する値が検出され、前記速度計テスター
2の速度表示盤(図外)などに速度が表示される。
【0005】速度計の検査は、上記のようにして前記速
度計テスター2に表示された速度の値と当該車両が備え
る速度計が示す値とを比較して、許容される誤差の範囲
にあるか否かで、速度計の検査の合否が決まる。
【0006】四輪車の場合は、上記のようにして、特に
問題なく検査を行うことができる。ところが、二輪車の
場合は、四輪車の場合と違って、以下に説明するような
問題が生じる。
【0007】図6又は図7に示すように、二輪車の場
合、速度計の検査に際しては、通常、速度計が前輪15
と連動しているため、前輪15を左右のうち片側の回転
ローラー3に載置する。通常、二輪車の前輪15は駆動
しないので、該回転ローラー3を駆動させて、前記二輪
車の前輪15を協動させる。そして、前記二輪車の速度
計の値と、前記速度計テスター2に表示された速度の値
とを比較して、他は、前記四輪車の場合と同様にして検
査を行う。尚、ここでは、前記二輪車の前輪と速度計が
連動しているとして説明したが、前記二輪車の後輪に速
度計が連動している場合は、前記前輪15の代わりに後
輪を前記回転ローラー3に載置して検査を行う。
【0008】ところが、上記のように、前記回転ローラ
ー3に二輪車の前輪15を載置して前記回転ローラー3
と該前輪15が回転している間は、前記二輪車は、備え
付けのスタンドを立てたり、該二輪車を固定する機器等
を使用するようなことはなく、ただ運転手が該二輪車を
転倒させないように跨って両足で踏ん張っているだけで
ある。従って、前記回転ローラ3と前記前輪15が回転
中は、前記前輪15は左右方向に何ら拘束されことな
く、横ぶれ(左右方向へのぶれ)を生じやすい。横ぶれ
を生じた状態で検査が行われれば、前記速度計テスター
で検出された速度の値と前記二輪車の速度計の値を比較
した結果についての信頼性が損なわれるため、再度検査
をやり直す必要が生じる可能性もあり、当該検査に関わ
る者にとって非常に煩わしかった。
【0009】また、速度計の検査は時速40kmを想定
して行われることになっており、前記前輪15と前記回
転ローラー3はそれに応じて高速回転しているため、前
記横ぶれが原因で二輪車が転倒すれば、重大な事故につ
ながる可能性もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の課題
に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、車検で
使用される速度計テスターを二輪車に使用する場合、回
転ローラーに二輪車の車輪を載置した状態でこれら回転
ローラーと二輪車の車輪が回転する際に、発生する二輪
車の車輪の横ぶれを防止することにより、安全、且つ、
正確な速度計の検査を行うことができる速度計テスター
用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプターを提供すること
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明による速度計テスター用二輪
車の車輪の横ぶれ防止アダプターは、速度計テスターに
おいて前後の回転ローラの間に設置されたジャッキとの
固定手段を有する台座と、該台座の上面に、鉛直方向に
回転軸芯を有すると共に二輪車の車輪幅が納まる程度の
間隔を離間させて左右に配設された車輪係止ローラとを
備えたことを特徴としている。
【0012】請求項2に記載の発明による速度計テスタ
ー用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプターは、前記固定
手段が、前記台座が前記ジャッキの縁部に沿って下方に
突出した係止片を有することであることを特徴としてい
る。
【0013】請求項3に記載の発明による速度計テスタ
ー用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプターは、請求項1
に記載の速度計テスター用二輪車の車輪の横ぶれ防止ア
ダプターにおいて、前記固定手段が、前記台座が前記ジ
ャッキの縁部に沿って下方に突出した係止片を有し、且
つ、前記台座と前記ジャッキの間にシート状の磁石を敷
設することであることを特徴としている。
【0014】請求項4に記載の発明による速度計テスタ
ー用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプターは、請求項1
乃至3のいずれかに記載の速度計テスター用二輪車の車
輪の横ぶれ防止アダプターにおいて、前記台座が前後方
向に伸縮手段を有することを特徴としている。
【0015】請求項5に記載の発明による速度計テスタ
ー用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプターは、請求項1
乃至4のいずれかに記載の速度計テスター用二輪車の車
輪の横ぶれ防止アダプターにおいて、前記台座が左右方
向に伸縮手段を有することを特徴としている。
【0016】請求項6に記載の発明による速度計テスタ
ー用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプターは、請求項1
乃至5のいずれかに記載の速度計テスター用二輪車の車
輪の横ぶれ防止アダプターにおいて、前記車輪係止ロー
ラが上側を小径とする円錐台形状であることを特徴とし
ている。
【0017】請求項7に記載の発明による速度計テスタ
ー用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプターは、請求項1
乃至6のいずれかに記載の速度計テスター用二輪車の車
輪の横ぶれ防止アダプターにおいて、前記車輪係止ロー
ラの間隔を前記車輪の幅方向へ調節できる間隔調節手段
を有することを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る速
度計テスター用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプターに
ついて図面に基づいて説明する。本発明の実施形態に係
る速度計テスター用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプタ
ー1は、図1又は図2に示すように、速度計テスター2
において前後の回転ローラ3の間に設置されたジャッキ
4との固定手段5を有する台座6と、該台座6の上面
に、鉛直方向に回転軸芯7aを有すると共に二輪車の車
輪幅が納まる程度の間隔を離間させて左右に配設された
車輪係止ローラ7とを備えたものである。以下、詳細に
説明する。
【0019】前記台座6は、長方形の板材が長手方向に
折れ線を有するように一端が下方に折曲等されて係止片
9aが形成された断面L字形の台座本体9と、該台座本
体9より左右方向に幅が狭く一端が下方に折曲等されて
係止片10aが形成された断面L字形の2個の可動板1
0と、前記台座本体9より左右に幅が狭く一端が下方に
折曲等されて係止片14aが形成された断面L字形の側
方延伸部材14とで主に構成されている。
【0020】前記台座本体9と前記可動板10は、断面
コの字を形成するように前記係止片9aと前記係止片1
0aを離反させた状態で、前記台座本体9の上面に突設
されたネジ11を、前記可動板10の上面両側部に前後
方向に長手方向を有するように設けられた長穴10bに
通して、上からナット12を用いて前記台座本体9と前
記可動板10を互いに固定される。また、前記可動板1
0の上面には把手10cが設けられている。従って、前
記ナット12を廻して前記把手10cを持って前記可動
板10を前後方向に前記台座本体9に対して移動させる
ことができる。つまり、前記台座6は前後方向に伸縮手
段を有し、前記ジャッキ4の前後方向の幅に応じて前記
台座6の前後方向の幅を調節することができる。
【0021】前記側方延伸部材14は、前記台座本体9
の片側において、前記係止片14aと前記係止片9aを
重ね合わせて、前記可動板10と前記台座本体9に挟ま
れた状態で、前記台座本体9から突設された前記ネジ1
1を前記側方延伸部材14の前後に左右方向に長手方向
を有する長穴14bに通して、上から前記ナット12を
用いて前記側方延伸部材14と前記台座本体9とが固定
される。従って、前記側方延伸部材14を固定している
前記ナット12を廻して前記側方延伸部材14を側方に
出退させることができる。つまり、前記台座6は左右方
向に伸縮手段を有し、前記ジャッキ4の左右方向の幅に
応じて前記台座6の左右方向の幅を調節することができ
る。
【0022】上記のように構成された前記台座6は、図
3及び図4に示すように、前記係止片9a、10aを前
記ジャッキ4の縁部に係止するなどの前記ジャッキ4と
の固定手段を有するため、前記台座6に前後方向の力が
加わっても前記台座6は前記ジャッキ4に対して移動し
ない。さらに、前記台座6と前記ジャッキ4の間にシー
ト状の磁石として、例えば、マグネットゴム13などが
敷設されているため、前記台座6は前記ジャッキ4の上
面に磁力によって貼付け固定されている。
【0023】前記台座6の上面には、回転軸芯7aを略
鉛直方向に有し、上側を小径とする円錐台形状の車輪係
止ローラ7が、二輪車の車輪幅が納まる程度の間隔で離
間されて左右に2個ずつ配設されている。前記車輪係止
ローラ7は、鉛直方向に前記回転軸芯7aを有するもの
であれば良く、本実施の形態に係る速度計テスター用二
輪車の車輪の横ぶれ防止アダプター1では、前記車輪係
止ローラ7は、前記台座6から鉛直方向に突設した軸7
bにより軸着されている。尚、前記軸7bは径違い軸で
あり、前記車輪係止ローラ7は、前記台座本体9と接触
しないようになっている。また、前記車輪係止ローラ7
は左右に2個ずつ配設されているが、数量はこれに限定
されるものでなく、少なくとも左右に1個ずつ配設され
ていれば使用可能である。さらに、前記車輪係止ローラ
7は前記円錐台形状でなく、円柱形状などでも使用可能
である。但し、これら車輪係止ローラ7の数量と形状の
違いによる効果は異なるので、後に説明する。尚、上記
二輪車の車輪幅が納まる程度の間隔は、検査する二輪車
のうち、最大車輪幅を有するものを想定して決定するこ
とが望ましい。
【0024】本発明の実施形態に係る速度計テスター用
二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプター1を使用する場合
について以下に説明する。まず、図2又は図4に示すよ
うに、速度計テスター2の左右どちらかの、前記回転ロ
ーラ3の間に設けられた前記ジャッキ4にシート状のマ
グネットゴム13を敷き、その上から本速度計テスター
用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプター1を載置する。
次に、前記台座6の係止片9a、10a、14aが前記
ジャッキ4の縁部に沿うように、また、前記台座6の左
右方向の幅が前記ジャッキ4の左右方向の幅と合致する
ように前記ナット12を緩め、前記可動板10及び前記
側方延伸部材14の位置を調節する。調節後は、前記ナ
ット12を再び締めて前後方向に前記台座6が移動しな
いことを確認する。
【0025】そして、運転者が二輪車に跨ったまま前輪
15を前記車輪係止ローラ7の間に入れて、図3に示す
ように、前記回転ローラ3の間のジャッキ4に載せる。
この後、図4に示すように、前記ジャッキ4を降下させ
ていき、前記前輪15が2本の前記回転ローラ3に支持
されると共に前記台座6と十分に離れたところで、前記
ジャッキ4の降下を停止する。
【0026】次に、前記回転ローラ3を回転駆動し、こ
れに載置した前記前輪15を協動させる。このとき、前
記前輪15は、横ぶれを起こそうとするが、前記車輪係
止ローラ7によって左右方向への移動が拘束されるた
め、横ぶれは抑えられる。また、このとき、前記前輪1
5は高速で回転しながら、前記車輪係止ローラ7と接触
するが、前記車輪係止ローラ7は自転しながら前記前輪
15の回転力を受けることにより、前記前輪15と前記
車輪係止ローラ7の接触面において生じる摩擦による損
傷を防いでいる。
【0027】前記車輪係止ローラ7の形状は円柱形状で
も、上記のように横ぶれ防止は可能であるが、本実施の
形態に係る速度計テスター用二輪車の車輪の横ぶれ防止
アダプター1においては、前記車輪係止ローラ7は上側
を小径とする円錐台形状としている。このため、前記前
輪15が前記車輪係止ローラ7と接触する際に、前記前
輪15のタイヤ15aのみが接触し、該タイヤ15aが
装着されたリム15bとは接触しない。つまり、ゴムの
部分のみが前記車輪係止ローラ7と接触し、金属等を材
料とする前記リム15bと接触しないので、前記リム1
5bの損傷や接触時の衝撃を緩和する利点を有する。
【0028】前記車輪係止ローラ7は、左右に2本ずつ
設置されているが、数量は2本に限定されるものではな
く、左右に1本ずつ設置しても上記のように横ぶれ防止
は可能である。ただし、左右に複数本ずつ設置すれば、
前記前輪15を4方向以上で支持するため、図3の矢印
Mが示すような操舵軸回りの回転の発生を抑えることが
できる。また、前記車輪係止ローラ7を左右に複数本ず
つ設置すれば、強度上前記車輪係止ローラ7は直径の小
さいもの、つまり、慣性モーメントが小さいものを採用
することができ、前記前輪15と該車輪係止ローラ7が
接触する瞬間に生じる衝撃の低下や摩擦熱の発生を抑え
ることも可能である。
【0029】上記本発明の実施形態に係る速度計テスタ
ー用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプター1は、前記車
輪係止ローラ7の前記回転軸芯7aが前記台座6に対し
て固定されたものである。しかし、各種二輪車の車輪幅
は異なり、前記前輪15と前記車輪係止ローラ7の間に
生じる隙間が大きい場合(前輪幅の小さい二輪車を検査
する場合)は、前記隙間を少なくして僅かな横ぶれでも
防止する方が、検査上及び安全上好ましい。
【0030】そこで、上記本発明の実施形態に係る速度
計テスター用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプター1に
おいて、左右の前記車輪係止ローラ7の間隔を前記前輪
(車輪)15の幅の方向へ調節できる間隔調節手段を設
けた速度計テスター用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプ
ター1Aについても説明する。
【0031】前記間隔調節手段としては、例えば、図5
に示すように、前記本発明の実施形態に係る速度計テス
ター用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプター1におい
て、左右のうちどちらかのの車輪係止ローラ7が軸着さ
れている軸7bの下端を前記台座本体9の上面から突出
させる代わりに、中央に左右方向を長手方向として長穴
17aを有する間隔調節板17を前記台座本体9の上面
に載置し、該間隔調節板17の上面に前記軸7bの下端
を前記回転軸芯7aが鉛直方向に向くように固定し、前
記台座本体9の上面からネジ11を突設し、前記間隔調
節板17の前記長穴17aに該ネジ11を通して、上か
らナット12で固定するものが考えられる。
【0032】左右の前記車輪係止ローラ7の間隔を調節
する場合は、前記ナット12を緩めて前記間隔調節板1
7を移動して、左右の前記車輪係止ローラ7の間隔が所
定の間隔となったところで、前記ナット12を締めて、
前記間隔調節板17を前記台座本体9に固定する。尚、
前記ナット12を廻す作業の煩わしさをなくすために、
ラチェットレンチ等を該ナット12に嵌着して使用する
ことも考えられる。
【0033】
【発明の効果】請求項1に記載の速度計テスター用二輪
車の車輪の横ぶれ防止アダプターは、速度計テスターに
おいて前後の回転ローラの間に設置されたジャッキとの
固定手段を有する台座と、該台座の上面に、鉛直方向に
回転軸芯を有すると共に二輪車の車輪幅が納まる程度の
間隔を離間させて左右に配設された車輪係止ローラとを
備えたものであるため、前記車輪係止ローラが検査中に
横ぶれしようとする二輪車の車輪を拘束することで横ぶ
れを防止することができる。また、前記車輪係止ローラ
は、前記車輪の回転による前後方向の力を自転しながら
受けるため、前記車輪との接触面において生じる摩擦に
よる損傷を防止する利点をも有する。
【0034】請求項2に記載の速度計テスター用二輪車
の車輪の横ぶれ防止アダプターは、前記固定手段が、前
記台座が前記ジャッキの縁部に沿って下方に突出した係
止片を有することであるため、請求項1に係る発明と同
様の効果を有すると共に、水平方向に前記台座を前記ジ
ャッキに確実に固定することができ、また、該固定手段
は板材の折曲及び穴明け等簡単な加工であり、安価に実
現できる利点を有する。
【0035】請求項3に記載の速度計テスター用二輪車
の車輪の横ぶれ防止アダプターは、請求項1に記載の速
度計テスター用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプターに
おいて、前記固定手段が、前記台座が前記ジャッキの縁
部に沿って下方に突出した係止片を有し、且つ、前記台
座と前記ジャッキの間にシート状の磁石を敷設すること
であるため、請求項1に係る発明と同様の効果を有する
と共に、水平方向に前記台座を前記ジャッキに確実に固
定することができ、また、前記磁石は前記ジャッキの上
に敷くだけなので、容易に水平方向及び上下方向の固定
手段を確保することができる。
【0036】請求項4に記載の速度計テスター用二輪車
の車輪の横ぶれ防止アダプターは、請求項1乃至3のい
ずれかに記載の速度計テスター用二輪車の車輪の横ぶれ
防止アダプターにおいて、前記台座が前後方向に伸縮手
段を有するものであるため、請求項1乃至3のいずれか
に係る発明と同様の効果を有すると共に、前後方向の幅
が異なるジャッキでも台座の前後方向の幅を調節して使
用することができる。
【0037】請求項5に記載の速度計テスター用二輪車
の車輪の横ぶれ防止アダプターは、請求項1乃至4のい
ずれかに記載の速度計テスター用二輪車の車輪の横ぶれ
防止アダプターにおいて、前記台座が左右方向に伸縮手
段を有するものであるため、請求項1乃至4のいずれか
に係る発明と同様の効果を有すると共に、左右方向の幅
が異なるジャッキでも台座の左右方向の幅を調節して使
用することができる。
【0038】請求項6に記載の速度計テスター用二輪車
の車輪の横ぶれ防止アダプターは、請求項1乃至5のい
ずれかに記載の速度計テスター用二輪車の車輪の横ぶれ
防止アダプターにおいて、前記車輪係止ローラが上側を
小径とする円錐台形状であるものであるため、請求項1
乃至5のいずれかに係る発明と同様の効果を有すると共
に、前記車輪が前記車輪係止ローラと接触する際に、前
記前輪のタイヤのみが接触し、該タイヤが装着されたリ
ムとは接触しないため、前記リムの損傷を防止すると共
に前記接触時の衝撃を緩和する利点を有する。
【0039】請求項7に記載の速度計テスター用二輪車
の車輪の横ぶれ防止アダプターは、請求項1乃至6のい
ずれかに記載の速度計テスター用二輪車の車輪の横ぶれ
防止アダプターにおいて、前記車輪係止ローラの間隔を
前記車輪の幅方向へ調節できる間隔調節手段を有するも
のであるため、請求項1乃至6のいずれかに係る発明と
同様の効果を有すると共に、各種二輪車の車輪幅に左右
の前記車輪係止ローラの間隔をより適切な間隔にするこ
とが可能であり、僅かな横ぶれまでも防止することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る速度計テスター用二輪
車の車輪の横ぶれ防止アダプターを示す図である。
【図2】速度計テスターに本発明の実施形態に係る速度
計テスター用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプターを設
置した場合を示す平面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る速度計テスター用二輪
車の車輪の横ぶれ防止アダプターを使用して速度計検査
を実施する場合を説明するための説明図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】左右の車輪係止ローラの間隔を前記車輪幅方向
へ調節できる間隔調節手段を備えた速度計テスター用二
輪車の車輪の横ぶれ防止アダプターを示した図である。
【図6】二輪車を速度計テスターで検査する場合の従来
例を示した説明図である。
【図7】図6のB−B断面図である。
【符号の説明】
6 台座 7 車輪係止ローラ 7a 回転軸芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 17/007 G01P 21/02 G01P 3/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 速度計テスターにおいて前後の回転ロー
    ラの間に設置されたジャッキとの固定手段を有する台座
    と、該台座の上面に、鉛直方向に回転軸芯を有すると共
    に二輪車の車輪幅が納まる程度の間隔を離間させて左右
    に配設された車輪係止ローラとを備えたことを特徴とす
    る速度計テスター用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプタ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記固定手段が、前記台座が前記ジャッ
    キの縁部に沿って下方に突出した係止片を有することで
    あることを特徴とする請求項1に記載の速度計テスター
    用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプター。
  3. 【請求項3】 前記固定手段が、前記台座が前記ジャッ
    キの縁部に沿って下方に突出した係止片を有し、且つ、
    前記台座と前記ジャッキの間にシート状の磁石を敷設す
    ることであることを特徴とする請求項1に記載の速度計
    テスター用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプター。
  4. 【請求項4】 前記台座が前後方向に伸縮手段を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の速
    度計テスター用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプター。
  5. 【請求項5】 前記台座が左右方向に伸縮手段を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の速
    度計テスター用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプター。
  6. 【請求項6】 前記車輪係止ローラが上側を小径とする
    円錐台形状であることを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれかに記載の速度計テスター用二輪車の車輪の横ぶれ
    防止アダプター。
  7. 【請求項7】 前記車輪係止ローラの間隔を前記車輪の
    幅方向へ調節できる間隔調節手段を有することを特徴と
    する請求項1乃至6のいずれかに記載の速度計テスター
    用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプター。
JP28038999A 1999-09-30 1999-09-30 速度計テスター用二輪車の車輪の横ぶれ防止アダプター Expired - Lifetime JP3374280B2 (ja)

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