JP3455746B2 - 再生方式変換機能付き記録再生装置 - Google Patents

再生方式変換機能付き記録再生装置

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JP3455746B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像素子からの映
像信号とコンポジットビデオ信号とを記録再生できる記
録再生装置に係り、特にカメラ一体型ビデオテープレコ
ーダ(以下カムコーダと呼ぶ)やディスク装置の再生系
において色信号を別の放送方式の信号に変換する方式変
換機能付きのカメラ一体型記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在のテレビ放送方式には、北米と日本
などで採用されているNTSC方式、欧州や東南アジア
及び中近東などで採用されているPAL方式、フランス
のSECAM方式などがある。通常、家庭用のビデオテ
ープレコーダ(以下VTRと略記)は、使用される各地
域別ごとに、放送方式に合ったVTRが製品化されてい
る。
【0003】東南アジアや中近東諸国では、北米や日本
から数多くのNTSCソフトテープが流入していること
から、PALとNTSCのと双方の放送方式に対応する
据置型VTRなどが製品化されている。例えば、ニーズ
の高いNTSCソフトテープ再生に関しては擬似的にP
AL信号に変換する機能を持ち、PALのテレビにも映
像を映せる工夫が成されたマルチ方式対応のVTRが数
多く製品化されている。
【0004】こうした放送方式の変換技術に関しては、
テレビジョン学会技術報告 Vol.14,NO20,PP.37〜42,VI
R’90-17(1990年4月)に記載されている。この従来技術
は、色信号の周波数変換等を含めたエンコーダと、NT
SCとPALで異なる走査線の変換等も行う機能を備え
ており、高い変換性能を目指したものである。そして、
性能劣化の防止はもちろんのこと、家庭用VTRにも搭
載できるような低コスト化を目標としていることが記載
されている。そして、これによれば、NTSC/PAL
放送双方の信号を自由に変換できることから、幅広い海
外交流など異なる放送方式圏間のコミニュケーションが
取りやすく、かつ性能劣化を極力抑えて、変換信号の画
質向上を図っており、極めて有効な技術である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術は、低コスト化を前提として家庭用VTRへの適
用を考慮したLSI化についても述べられているが、ど
のようなニーズに対し、どのようなコンセプトで家庭用
VTRに適用しようとしているのか明確でない。つま
り、その方式変換技術を実際の製品に対し具体的にどの
ように適用するかに関しては述べられていない。また、
色信号に対する具体的な変調方法などに関しては、ほと
んど述べられていない。
【0006】例えば、最近の国際化が伴い、長期出張や
海外旅行など海外で生活する機会が増え、海外用にの家
庭電気製品が別に必要になるケースが多くなっている。
具体的には、据置型VTRの場合、海外用として、マル
チ放送対応のVTRなどを購入すれば、NTSCのソフ
トテープをPAL方式の圏内で見られるなどのメリット
があるが、高価になってしまうという問題がある。ま
た、カムコーダの場合は、例えばNTSC圏内で購入し
たカムコーダを使ってPAL圏内で撮影しても、現地の
PAL方式のテレビに映すことは不可能である。同様
に、PAL圏内で購入したカムコーダで撮影したテープ
を、NTSC方式の国内に持ち帰っても、撮影されたソ
フトテープはPAL放送方式であるから、国内のNTS
C方式のテレビに映すことはできないから不便である。
つまり、従来のカムコーダでは、せっかく海外で撮った
家族の映像や重要な情報などを、NTSC方式のカムコ
ーダの場合は簡単には現地で見ることができないという
不便があり、PAL方式のカムコーダの場合は国内に帰
ったら簡単には見ることができないという不便がある。
このようなカムコーダに、上記の従来技術を適用するこ
とにより、NTSC/PAL双方の変換が実現可能とな
るが、カムコーダについては、小型化、低電力化、低コ
スト化の面などから100%変換機能を持った製品は、
機能的に重すぎるという問題がある。
【0007】そこで、特定の放送方式又は記録再生方式
の記録再生装置であっても、他の方式で簡易に再生する
ことができる再生方式変換機能を備えた低価格のものが
要望されている。本発明の目的は、こうしたニーズに対
応するため、低価格でかつ使い勝手の良い再生方式変換
機能付き記録再生装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る再生方式変
換変換機能付き記録再生装置は、上記目的を達成するた
めに、磁気テープからFM変調された輝度信号を復調す
る輝度信号処理手段と、低域変換された色信号をNTS
C方式の色信号に復調する第1のモードと、PAL方式
の色信号に復調する第2のモードを有する色信号処理手
段と、前記色信号処理手段の出力をミュートするミュー
ト手段と、前記輝度信号処理手段と前記ミュート手段の
出力を表示するNTSC方式の表示手段と、前記輝度信
号処理手段と前記色信号処理手段の出力を外部表示手段
に出力する出力端子と、前記色信号処理手段を第2のモ
ードに切換えたときに、前記ミュート手段を動作して前
記NTSC方式の表示手段への色信号を遮断することを
特徴とする。これにより、例えば、外部表示手段に合わ
せて方式変換した映像信号を、方式が異なる内蔵の表示
手段で表示すると映像信号が乱れるが、色信号をミュー
トすることにより内蔵の表示手段に白黒の安定な映像を
表示させることができ、低価格で使い勝手の良い再生方
式変換機能を実現できる。 この場合において、NTSC
方式の記録再生装置の場合には、NTSC信号を記録し
た磁気テープの再生時に、色信号をPAL方式の色副搬
送波周波数(4.43361875MHz)に変換して出力する変換手
段を設けることを特徴とする。つまり、走査線の本数は
NTSC方式の525本のままで、フィールド周波数は
60Hzのままとする。これにより、PAL方式のフィ
ールド周波数50Hz、走査線本数625本のテレビで
は、画面が縮んだ状態に見えるが、色はNTSC方式と
同等の色を再現できる。そして、走査線の本数やフィー
ルド周波数を変換しないので、装置を小形、軽量で低価
格にすることができる。特に、VTR部の駆動機構(メ
カニズム)及び制御系は1方式のままとし、映像信号の
処理部分のみを方式変換機能を有するものとすることに
より、低価格化を達成できる。
【0009】上記に加えて、前記変換手段で変換された
色信号を、水平走査期間毎にB−Y軸を中心に反転させ
て出力する第2の変換手段を設けることが好ましい。こ
れによれば、装置を大型化することなく低価格で、さら
にNTSC方式と同等の美しい色を再現できる。
【0010】その結果、例えば、NTSC専用のカムコ
ーダで撮影した後に、その出力をPAL方式のテレビに
接続して、美しい色付きの映像を見ることができるか
ら、現地で取敢えず見てみたい等の要望を、十分に満た
すことができる簡易な装置を実現できる。また、1台で
国内はもちろん海外でも同様に使える極めて使い勝手の
良いNTSC方式のカムコーダを低価格で提供できる。
【0011】もちろん、PAL方式のカムコーダの場合
も、同様な手段で低価格でかつ使い勝手の良い再生方式
変換機能付き記録再生装置を実現できる。
【0012】さらに、VTR部の映像信号処理部分をデ
ジタル信号処理手段で構成し、再生色信号をNTSC方
式にエンコードする際に、同時に4.43NTSC又は
PAL信号に変換可能な変調キャリア発生手段をデジタ
ル発振器で構成することによって、一個の水晶発振子で
実現することができ、ほとんどコストアップなしで方式
変換機能を実現できる。したがって、NTSC対応のカ
ムコーダでありながら海外(PAL圏内)でも自由に記
録再生できるカムコーダを低価格で提供できる。
【0013】また、ディスクを用いたカメラ一体型記録
再生装置(以下ディスクムービーと呼ぶ)においては、
MPEGデコーダの出力側にNTSC,PAL双方に変
調可能なエンコーダを配することで上記カムコーダと同
様に,NTSC圏,PAL圏問わずに使えるムービーを
構成できる。エンコーダ部分に関しては,基本的にカム
コーダと同様な技術で実現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。 (第1の実施の形態)図1,2に、本発明を適用した第
1の実施の形態を示す。本実施の形態は、PAL方式の
再生方式変換機能を付加したNTSC方式のカムコーダ
であり、図1に特徴部に係るカムコーダの信号処理回路
を示し、図2に本実施の形態のコンセプトを示す。図2
に示すように、PAL変換機能付きNTSC方式のカム
コーダ71はカメラ部とVTR部とが一体化されてい
る。このカムコーダ71の駆動機構及びその制御系は、
NTSC専用の従来のNTSCカムコーダと何ら変わり
がなく、フィールド周波数が60Hz、走査線本数が5
25本である。そして、NTSC用の磁気テープ72を
用い、NTSC規格にあった記録と再生を行い、出力信
号としてはNTSC放送方式にあった形式の信号を出力
する。したがって、通常の再生は、NTSC方式のテレ
ビ73に接続して行い、PAL方式のテレビ74に接続
して再生する場合はPAL変換に切り替えて行う。
【0015】本実施の形態のPAL方式変換機能は、次
の2つのモードを備えている。なお、下記の(1)の
4.43NTSCモードを備えるだけでもよい。 (1)NTSCの色信号を、PAL方式の色副搬送波周
波数(4.43361875MHz)に変換するモード(以下4.43
NTSCモードと呼ぶ) (2)4.43NTSCの色信号を、さらにバースト信
号が135度の位置になるように、バースト位相を変換
して、1水平走査期間(1H)毎に交番させて色信号を
PAL信号の状態に変換するモード(以下PAL60モ
ードと呼ぶ) ここで、色信号を1水平走査周期(1H)毎に交番させ
るということは、R−Y成分を1H毎にB−Y軸を中心
に反転させることである。
【0016】そして、価格を最小に保つため、走査線の
本数はNTSC方式の525本のままとし、フィールド
周波数は60Hzのままにする。そのため、PAL方式
のフィールド周波数50Hz、走査線数625本のテレ
ビに映すと、画面が縮んだ状態で見えるが、色に関して
はNTSC同等の美しい色が再現できる。このような
4.43NTSCやPAL60の変換機能を再生側に持
つカムコーダがあれば、日本や北米に住む人が欧州、東
南アジア及び中近東などのPAL圏に長期で滞在した場
合とか、旅行等で現地に滞在するときにも、国内で使用
していたムービーで撮影した映像を現地のテレビで見る
ことができるようになる。したがって、カムコーダを1
台買えば、どこの国で生活しようと特に問題はなく、カ
ムコーダにとって極めて経済的な使い方ができ、非常に
便利になる。
【0017】次に、図2に示したコンセプトを具体的に
実現する手段を図1を用いて説明する。図1は、カムコ
ーダ71の信号処理回路を示したものである。ここで
は、特に、信号処理をデジタル信号処理方式で実施した
場合の構成を示している。
【0018】まず、カメラ記録モードについて説明す
る。撮像素子29から出力される映像信号は、A/D変
換器30でデジタル化され、カメラ信号処理回路31で
カメラ信号処理される。これにより、カメラ信号処理回
路31から映像信号の輝度信号(Y)と色信号処理
(C)が出力される。輝度信号(Y)は、輝度信号処理
回路32で処理されてFM変調波に変換された後、D/
A変換器15でアナログ信号に変換されて加算器28に
送られる。一方、色信号(C)は、スイッチ回路6を介
して乗算器10、11に入力される。カメラ信号処理回
路31から出力される色信号、すなわち乗算器10,1
1に入力される色信号は、色副搬送波(周波数fsc:
NTSC放送規格では455fh/2、fhは水平走査
周波数)で変調された信号(以下、変調色信号と呼ぶ)
である。そして、fscキャリア発生回路23から出力
される位相が90度異なる2つの周波数信号が、スイッ
チ回路8、9を介して乗算器10、11に入力される。
したがって、乗算器10,11において、変調色信号と
fscキャリア信号が乗算されて、色差信号(R−Y,
B−Y)が得られ、これら2つの色差信号はR−Y信号
処理回路12とB−Y信号処理回路13で各々処理され
た後、バースト位相変換回路14に入力される。
【0019】バースト位相変換回路14は、PAL方式
に変換して再生するときに必要になる機能であるから、
記録時は色差信号はバースト位相変換回路14をスルー
で通過する。次いで、乗算器16、17において、低域
色副搬送波周波数(以後この周波数をflscと呼ぶ)
帯に変換される。つまり、flscキャリア発生回路7
で生成されたflscキャリアが、スイッチ回路18、
19を介して乗算器16、17に入力され、バースト位
相変換回路14から出力される色差信号に乗算されて低
域変換される。低域変換された乗算器16、17の出力
信号は、加算器20で加算されて磁気テープに記録され
る低域変換色信号に変換される。加算器20の出力はロ
ーパスフィルタ26で不要成分が除去された後、D/A
変換器27でアナログ信号に変換されて加算器28に送
られる。そして、加算器20において、D/A変換器1
5から出力されるFM変調輝度信号と加算されて、回転
ドラム1の磁気ヘッド2、3に送られて、磁気テープへ
の記録がなされる。
【0020】ここで、スイッチ回路6,8,9,18,
19は、図示していない切り替え指令により、それぞれ
記録時に”R”側に切り替えられ、再生時に”P”側に
切り替えられるようになっている。また、端子35から
は再生/記録モードの切り替え制御信号が入力され、端
子21からはNTSC/PAL変換モード(以下、NP
変換モードと呼ぶ)を指令する制御信号が入力され、端
子22からは水平走査周期(1H)毎に2値状態(H/
L)が反転する制御信号が入力される。また、端子37
からは、fscキャリア発生回路23の発振周波数を、
3.579545Mhzと4.43361875Mhzのいずれかを選択する指令
信号が入力される。端子38からは、バースト期間”
H”になるバーストゲート信号が入力される。これらに
関しては、図3、図7、図8において詳しく説明する。
【0021】次に、再生モードについて説明する。回転
ドラム1上の磁気ヘッド2、3により再生された映像信
号は、再生ヘッドプリアンプ4で十分に増幅された後、
A/D変換器5でデジタル信号に変換される。ディジタ
ル変換された映像信号のうちの輝度信号は、輝度信号処
理回路32で再生処理された後、D/A変換器36でア
ナログ信号に変換されて加算器33に送られる。低域変
換色信号は、スイッチ回路6を介して乗算器10、11
に入力され、ここでスイッチ回路8、9を介し入力され
たflscキャリア信号と乗算されることにより色差信
号に復調(デコード)される。乗算器10,11から出
力される色差信号は、それぞれR−Y信号処理回路12
とB−Y信号処理回路13で処理される。R−Y信号処
理回路12とB−Y信号処理回路13の出力信号はバー
スト位相変換回路14に入力され、端子21からの制御
信号が”H”のとき、つまりPAL変換指令のとき、バ
ースト信号に対してPAL変換を行う。この制御信号
が”L”の場合はPAL変換しない指令であるから、バ
ースト位相変換回路14は入力された色差信号をそのま
ま通過させる。
【0022】バースト位相変換回路14の出力は、乗算
器16、17においてスイッチ回路18、19を介して
入力されるfscキャリア信号によってfsc帯に変換
され、次いで加算器20で加算されることにより変調色
信号に変換(エンコード)される。変調色信号はBPF
24で不要成分を除去された後、D/A変換器25でア
ナログ信号に変換され、加算器33で輝度信号と加算さ
れることにより、コンポジットビデオ信号として端子3
4に出力される。
【0023】次に、図3及び図4を用いて、図1におけ
るfscキャリア発生回路23の詳細を説明する。図3
は、fscキャリア発生回路23の具体的な構成を示し
ている。基本的に、fscの発生回路はROM(Read_On
ly_Memoryの略)を用いて構成されている。ROMには、
例えば、正弦波の1周期分のデータが格納されている。
図において、ROM56はB−Y信号に対するキャリア
発生器、ROM57はR−Y信号に対するキャリア発生
器である。ROM56、57の前段には、加算器54と
フリップフロップ(FF)55から構成された積分回路
が設けられている。この積分回路は、加算器54に入力
される値を初期値として、その出力がFF55を介して
帰還される結果、初期値が積分されて2倍、3倍、…と
増加する。その積分出力をROM56、57の読み出し
アドレスとすることにより、ROM56,57から正弦
波を出力するようになっている。加算器54の初期値
は、初期値設定器51,52に設定されたK1又はK2
のいずれかが、マルチプレクサ53で選択されて与えら
れるようになっている。マルチプレクサ53は、端子3
7から入力される切り替え信号にしたがって、K1又は
K2の一方を選択する。端子37に入力される切り替え
信号は、前述したように、fscキャリア発生回路23
の発振周波数を、3.57…Mhzと4.43…Mhzのいずれかを選
択する信号であり、4.43NTSC/PAL60のモ
ードのときは、4.43…Mhzを選択する”H”の信号が入
力され、NTSC方式のままのときは”L”が入力され
る。
【0024】次に、図4を用い、ROM56,57の読
み出し方法を説明する。NTSC方式のカムコーダにお
いて、例えば、ROMの入力アドレスを10ビットとし
て、fscの正弦波の位相を1024個に分割し、アド
レス0から1023のエリアに分割した各位相に対応す
る正弦波の振幅値データを格納する。そして、積分器に
設定する初期値、すなわち加算器54の初期入力を25
6に設定すると、図4(a)に示すように、ROMアド
レスはX1=0,X2=256,X3=512,X4=
768,…と変化し、そのアドレスに格納されたデータ
Y1,Y2,Y3,Y4,…が出力される。このときの
サンプリング周波数が、4fsc(fscの4倍)であ
れば、初期値を256として、4クロックで1周期のf
sc信号を生成することになる。
【0025】いま、NTSC方式の色副搬送波周波数の
ままで再生を行う場合には、初期値設定器51にK1=
256と設定すればよい。図4(b)はNTSC(3.
58Mhz)から4.43NTSCもしくはPAL60
に変換する場合のROMの読み出し方を示したものであ
る。この場合は、初期値設定器52にK2≒317(25
6×4.43361875÷3.579545)に設定することにより、R
OMのアドレスはX1=0,X2=317,X3=63
4,X4=951,…と変化し、これに対応するアドレ
スに格納されたデータY1,Y2,Y3,Y4,…が出
力される。こうして、周波数4.43361875MHzの発振が可
能となる。初期値設定器51,52の切り替えは、前述
したように、端子37に入力される切り替え信号により
マルチプレクサ53により行われる。
【0026】ところで、PAL方式の色差信号は1水平
走査期間毎にR−Y軸が反転する。そのため、NTSC
方式からPAL60方式へ変換する場合、R−Y信号に
対する変換キャリア信号の極性を反転する必要がある。
そこで、図3の例では、R−Y用のキャリア信号を発生
するPOM57の出力を分岐して「−1」を設定した係
数器58を通して反転させ、マルチプレクサ59により
ROM57の出力と係数器58の出力とを交互に切り替
えて端子61に出力するようにしている。このマルチプ
レクサ59の切り替えは、ANDゲート65の出力信号
により行われる。つまり、ANDゲート65の一方の入
力端子21には、図1で説明したPAL変換モード時
に”H”となるPAL変換指令が入力され、他方の入力
端子22には、1H毎にH/Lが変わる信号が入力され
ているから、PALモードの時には、1H毎にH/Lが
変わる信号がANDゲート65から出力され、これによ
りROM57の出力信号と係数器59で反転した信号が
1H毎に交互にマルチプレクサ59から出力される。つ
まり、1H毎に交番する変換キャリアが端子61に出力
される。以上が、NTSCからPAL60に変換する場
合の変換キャリアの生成方法であるが、初期値設定器5
1、52のK1,K2の設定値を変えることにより、P
ALモードからNTSCモードに変換することも可能と
なる。
【0027】次に、図1のバースト位相変換回路14の
動作について、図5、図6を用いて説明する。図5は、
色信号のベクトル波形を示したものであり、NTSC信
号からPAL信号に変換していく過程を示している。同
図(a)は、NTSC方式の色信号であり、バースト信
号91と色信号92からなる。図において、横軸はB−
Y軸、縦軸はR−Y軸を示す。これに対して、一般にP
AL信号は、同図(c)に示すように、バースト信号9
4,95及び色信号98,99が1H毎にR−Y軸の極
性が反転する。特に、バースト信号94と95に関して
は、135度と225度の位置、すなわちB−Y軸に対
し1H毎に反転する構成になっている。したがって、P
AL変換する場合には、同図(b)に示すように、同図
(a)のバースト信号91を45度進めて、135度の
バースト信号93に変換する。このバースト信号93を
生成する場合は、色差信号96(B−Y信号)と97
(R−Y信号)を生成し、これらを合成することで実現
する。更に同図(c)に示すように、1H毎に交番させ
ることでPAL変換を可能にする。
【0028】図6は、図5(b)のバースト位相変換処
理の具体的な回路を示したものである。端子100には
R−Y信号が入力され、端子101にはB−Y信号が入
力される。図5(a)に示すように、NTSC信号の場
合、バースト信号91はB−Y軸上(180度)にのみ
信号が存在する。したがって、R−Y成分97は変換前
のバースト信号91を係数器102に設定された係数−
K3(=−√2/2)倍して、B−Y成分96は変換前
のバースト信号91を係数器103に設定された係数K
3(=√2/2)倍して生成する。そして、それらをス
イッチ回路104,105を介して端子108,109
にR−Y信号、B−Y信号として出力するようになって
いる。こうして得られる信号のベクトル波形は、図5
(b)に示すとおりである。スイッチ回路104,10
5は、それぞれANDゲート106により切り替えられ
る。ANDゲート106は、図1に示した端子21,3
5,38から制御信号が入力されている。したがって、
端子21の再生/記録切り替え信号が再生時モードであ
って、端子35のPAL変換指令が”H”のときに、端
子38のバーストゲート信号が”H”のときに、AND
ゲート106から”H”が出力される。これにより、ス
イッチ回路104,105は、バースト”B”側に切り
替えられる。ANDゲート106の出力が”L”のとき
は、スイッチ回路104,105は、スルー”T”側に
切り替えられる。
【0029】次に、1H毎の交番処理について説明す
る。図5(b)に示す信号を1H毎にR−Y軸成分を反
転させることにより、同図(c)に示すようなPAL信
号に変換できる。1H毎にR−Y軸成分を反転させるた
めには、先に図3で説明したように、ROM57の出力
を係数器58で−1倍した信号とマルチプレクサ59で
切り替えて端子61にR−Y信号用の変換キャリアを出
力し、図5(b)で示したバースト位相変換後の信号、
すなわちバースト位相変換回路14の出力と乗算するこ
とで実現できる。
【0030】以上説明したように、第1の実施の形態に
よれば、NTSC方式のカムコーダにおいて、NTSC
再生信号の色信号のみ4.43NTSC又はPAL信号
に変換するというこれまでにない機能を有することか
ら、NTSC専用カムコーダでありながらその出力をP
AL方式のテレビに接続しても、美しい色付きの映像を
見ることができ、1台で国内はもちろん海外でも同様に
使えるという極めて経済的で、かつ使い勝手の向上した
カムコーダを提供できる。したがって、主に生活してい
る国(第一の放送圏内)で購入したカムコーダがあれ
ば、長期出張や旅行などで滞在している海外(第二の放
送圏内)で撮影したものを、その国のテレビに接続して
美しい映像で見ることができ、当然ながら国内に持ち込
んでも外国で撮影したソフトテープが楽しめるという場
所を問わない使い方が可能となる。
【0031】また、第1の実施の形態によれば、カムコ
ーダの機械系及びその制御系を一方式に対応させたま
ま、VTR部の映像信号処理部分にのみ、再生方式の変
換機能を持たせたことから、低コスト化を実現できる。
【0032】更に、映像信号処理部分をデジタル信号処
理で構成し、再生色信号をNTSCにエンコードする際
に、同時に4.43NTSC又はPAL信号に変換可能
なキャリア発生回路をデジタル発振器で構成したことか
ら、発振器を1個の水晶発振子で実現することができ、
NTSC対応のカムコーダでありながら海外(PAL圏
内)でも自由に記録再生できる再生方式変換機能付きカ
ムコーダを、ほとんどコストアップなしに実現できる。
【0033】第1の実施の形態は、NTSC方式のカム
コーダにPAL方式の再生方式変換器能を付加した例に
ついて説明したが、PAL方式のカムコーダにNTSC
方式の再生方式変換器能を付加する場合も、全く同様の
技術を用いて、低価格でかつ使い勝手の良い製品を実現
できる。
【0034】ここで、PALの色信号をNTSC変換す
る処理の特徴部について、図7及び図8を用いて説明す
る。図7は変換過程を示すベクトル波形図である。同図
(a)に示すように1H毎に交番しているPALの色信
号を、同図(b)の如く交番を停止し、更に(c)の如
くバースト信号を45度遅らせて、180度の位置にバ
ースト信号138を変換する。
【0035】図8は、PALモードからNTSCモード
への変換過程におけるバースト位相変換回路14の具体
例である。係数器112には”0”が設定され、係数器
113にはK4が設定されている。そして、スイッチ回
路114,115を切り替えて、PALの色信号をその
まま端子118,119に出力するか、NTSC変換し
て出力するかが選択される。このスイッチ回路114,
115の切り替えは、ANDゲート116により行われ
る。つまり、ANDゲート116には、図6の場合と同
様に、端子121,122,123から制御信号が入力
されており、端子121の再生/記録切り替え信号が再
生時モードであって、端子122のNTSC変換指令
が”H”のときに、端子123のバーストゲート信号
が”H”のときに、ANDゲート116から”H”が出
力される。
【0036】このように構成することにより、スイッチ
回路114,115がバースト”B”側に切り替えられ
ていると、端子110から入力されるR−Y信号はスイ
ッチ回路114で定数の零に置き換えられ、端子111
から入力されたB−Y信号はスイッチ回路115で係数
器113に設定されたK4(=√2)倍されて、それぞ
れ端子118,119から出力される。これにより、入
力されたPAL方式の色信号は、図7(c)に示すNT
SCの色信号に変換される。
【0037】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態を図9と図10を用いて説明する。図9は、本実
施の形態のコンセプトを示すものであり、NTSC方式
の液晶ディスプレイ付きカムコーダに、PAL再生変換
機能を付加した商品コンセプトである。図において、符
号71は磁気テープ、符号86はカムコーダ、符号87
はカメラ部分、符号88は液晶ディスプレイ、符号73
と符号74はそれぞれテレビを示す。最近、使い勝手の
上から、液晶モニタ付きのカムコーダの比率が高まって
きている。テレビ73や74に出力する以外に、本体に
組み込まれた液晶ディスプレイにカメラからの映像信号
や再生信号を出力するものである。
【0038】このような液晶モニタ付きカムコーダに、
図1の実施の形態と同様の再生方式変換機能を持たせる
場合、液晶ディスプレイ88に対する配慮が必要とな
る。すなわち、液晶ディスプレイ88は、カムコーダの
小型化、低コスト化、省電力などの点からNTSC/P
AL双方の信号形態に対応させることは難しい。一般
に、NTSCモデルであれば液晶モニタはNTSC信号
にのみ対応させている。したがって、NTSC方式から
4.43NTSC方式もしくはPAL60方式に色信号
を変換した場合、変換回路が複雑になるだけでなく、信
号の同期を合わせることが困難なこと等から、色が乱れ
ることになる。これを避けるために、本実施の形態で
は、液晶ディスプレイ88側に出力される色信号を、再
生方式変換時にはミュートすることで簡易に対処してい
る。
【0039】図10に、本実施の形態に係る液晶ディス
プレイ付きカムコーダの信号処理部分を示す。基本的
に、図1の実施の形態と同一の機能構成部には、同一符
号を付して説明は省略する。図において、再生時にはD
/A変換器36からの輝度信号と、D/A変換器25及
びミュート回路120を介した色信号とが加算器121
で加算されて、液晶ディスプレイ専用の出力端子122
に出力される。通常の再生時には、ミュート回路120
は動作せず、色信号付きのビデオ信号が端子122に出
力される。これに対し、4.43NTSCもしくはPA
L60方式での再生の場合は、ミュート回路120で色
信号のみ出力が停止され、端子122へ出力される信号
は輝度信号のみとなり、液晶ディスプレイ上へは白黒の
映像が映し出される。
【0040】このように、4.43NTSCやPAL6
0再生は現地のテレビに映像を映し出したいための機能
であり、液晶ディスプレイに対しては色のばたつきなど
の誤動作を回避することが必要な処理となる。ミュート
回路120の制御は端子21から入力される4.43N
TSCもしくはPAL60時に”H”となる信号で行わ
れる。
【0041】(第3の実施の形態)図11と図12に本
発明の第3の実施の形態を示す。図11は、本実施の形
態のコンセプトを示したものであり、NTSC方式のデ
ィスクムービー83に、NTSC/PAL再生変換機能
を付加する場合のコンセプトである。図において、符号
81はディスク、符号83はディスクムービー、符号7
3と74はそれぞれテレビを示す。現在、製品化が検討
されているディスクを記録媒体としたディスクムービー
においても、図1に示したカムコーダ同様に再生出力を
複数の放送方式(NTSC,PALなど)に変換する機
能を持たせることで、例えばNTSC方式のディスクム
ービーにおいて、NTSC以外にPAL方式のテレビに
も映像を映し出すことが可能となる。したがって、例え
ば、4.43NTSCやPAL60の変換機能を再生側
に持つディスクムービーを1台買えば、どこの国でも特
に支障なく生活ができ、ディスクムービーにとって極め
て経済的な使い方ができ、検索能力の高さからカムコー
ダ以上に使い勝手が向上する。
【0042】図12は、図11のコンセプトを具体化し
た一例の機能ブロック図であり、ディスクとしてDVD
(Digital Video Disc)規格のRAM(Random Access Me
mory)という、記録再生可能な記録媒体を用いたディス
クムービーのシステム構成の具体例を示している。ここ
では、NTSC方式を基本とするディスクムービーにP
AL方式の再生方式変換器能を付加したものとして説明
する。
【0043】図において、記録時は、撮像素子162か
ら出力されるアナログの映像信号は、A/D変換器16
3でデジタル信号に変換され、カメラ信号処理回路16
4で処理された後、NTSCデコーダ155でベースバ
ンドに復調され、MPEG(Moving Picture Experts Gr
oup)エンコーダ153で圧縮処理された後、DVD記録
信号処理152、記録アンプ151、スイッチ回路16
9を介してピックアップ150に伝送されてディスクに
記録される。
【0044】再生時は、ピックアップ150により再生
された映像信号は、スイッチ回路169を介しプリアン
プ161で十分に増幅され後、DVD再生信号処理16
2で再生処理され、MPEGデコーダ159で圧縮が解
かれてベースバンド信号に変換される。このベースバン
ド信号は、NTSCエンコーダ158でNTSC信号に
復調された後、D/A変換器168でアナログ信号に変
換され、出力端子156に出力される。ここで、キャリ
ア発生回路154は、NTSCエンコーダ155に対し
変換キャリアを生成して出力するものであり、図1、図
3で説明したfscキャリア発生回路23と同様のもの
である。端子165、166及び167に入力される信
号は、それぞれ4.43NTSC変換制御信号、PAL
60変換制御信号,交番制御信号である。
【0045】このように、ディスクムービーにおいても
再生の出力段に、NTSC及び4.43NTSC及びP
AL60に対応した再生方式変換回路を設けることによ
り、カムコーダ同様に1台のセットで世界中何処でも使
えるディスクムービーが実現できる。
【0046】また、ディスクムービーに用いる記録媒体
としては、DVD−RAMのみでなく、MOやハードデ
ィスクなどの記録媒体でも同様に実現可能であり、本発
明の範疇である。また、本実施の形態の説明において
は、NTSC方式のカムコーダ及びディスクムービーに
関して説明してきたが、PAL方式のカムコーダ及びデ
ィスクムービーについても、本発明の再生方式変換機能
を適用できるのは、当業者に明らかである。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低価格でかつ使い勝手の良い再生方式変換機能付き再生
信号処理装置、およびこれを備えた記録再生装置やカメ
ラ一体型記録再生装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である再生方式変換
機能付きカムコーダの信号処理システム構成図である。
【図2】図1の実施の形態のカムコーダのコンセプトを
説明する図である。
【図3】図1の実施の形態のfscキャリア発生回路の
一例を示す図である。
【図4】図3のfscキャリア発生回路の動作を説明す
る模式図である。
【図5】NTSC方式の色信号からPAL方式の色信号
に変換する過程を示すベクトル波形図である。
【図6】図1の実施の形態のバースト位相変換回路の一
例を示す図である。
【図7】PAL方式の色信号からNTSC方式の色信号
に変換する過程を示すベクトル波形図である。
【図8】図7のPAL方式の色信号からNTSC方式の
色信号に変換するバースト位相変換回路の一例を示す図
である。
【図9】本発明の第2の実施の形態である液晶ディスプ
レイ付きカムコーダにおける再生方式変換機能のコンセ
プトを説明する図である。
【図10】図9の実施の形態のカムコーダの信号処理シ
ステム構成図である。
【図11】本発明の第3の実施形態である再生方式変換
機能付きディスクムービーのコンセプトを説明する図で
ある。
【図12】図11の実施の形態のディスクムービーの信
号処理システム構成図である。
【符号の説明】
72,86 方式変換機能付きカムコーダ、 14 バースト位相変換回路、 23,154 fscキャリア発生回路、 29,162 撮像素子、 31,164 カメラ信号処理回路、 56,57 ROM、 102,103,113 係数器、 88 液晶ディスプレイ、 120 ミュート回路、 83 ディスクムービー、 152 DVD記録信号処理回路、 160 DVD再生信号処理回路、 153 MPEGエンコーダ、 159 MPEGデコーダ、 155 NTSC/4.43NTSC/PAL60エン
コーダ、 158 NTSCデコーダ。
フロントページの続き (72)発明者 西島 英男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 マルチメディア システム開発本部内 (72)発明者 田畑 彰文 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立画像情報システム内 (72)発明者 茂呂 栄治 茨城県ひたちなか市大字稲田1410番地 株式会社 日立製作所 映像情報メディ ア事業部内 (72)発明者 菓子谷 英男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 映像情報メディ ア事業部内 (56)参考文献 特開 平8−102962(JP,A) 特開 平2−165793(JP,A) 特開 平6−225335(JP,A) 特開 昭64−53691(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/43 - 11/22

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープからFM変調された輝度信号
    を復調する輝度信号処理手段と、 低域変換された色信号をNTSC方式の色信号に復調す
    る第1のモードと、PAL方式の色信号に復調する第2
    のモードを有する色信号処理手段と、 前記色信号処理手段の出力をミュートするミュート手段
    と、 前記輝度信号処理手段と前記ミュート手段の出力を表示
    するNTSC方式の表示手段と、 前記輝度信号処理手段と前記色信号処理手段の出力を外
    部表示手段に出力する出力端子と、 前記色信号処理手段を第2のモードに切換えたときに、
    前記ミュート手段を動作して前記NTSC方式の表示手
    段への色信号を遮断することを特徴とする再生方式変換
    機能付き記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の記録再生装置に、 撮像素子を有するカメラ信号処理部と、 該カメラ信号処理部により撮像された前記NTSC方式
    の映像信号を磁気テープに記録するNTSC方式の記録
    信号処理部とを設けたことを特徴とする再生方式変換機
    能付きカメラ一体型記録再生装置。
  3. 【請求項3】 ディスク媒体から圧縮された映像信号を
    再生する再生信号処理手段と、 前記再生信号処理手段の出力をNTSC方式の色信号に
    復調する第1のモードと、PAL方式の色信号に復調す
    る第2のモードを有する復調処理手段と、 前記復調処理手段の色信号をミュートするミュート手段
    と、 前記ミュート手段の出力を表示するNTSC方式の表示
    手段と、 前記復調処理手段の出力を外部表示手段に出力する出力
    端子と、 前記復調処理手段を第2のモードに切換えたときに、前
    記ミュート手段を動作して前記NTSC方式の表示手段
    への色信号を遮断することを特徴とする再生方式変換機
    能付き記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の記録再生装置に、 撮像素子を有するカメラ信号処理部と、 該カメラ信号処理部により撮像された前記NTSC方式
    の映像信号をデータ圧縮してディスク媒体に記録する記
    録信号処理部とを設けたことを特徴とする再生方式変換
    機能付きカメラ一体型記録再生装置。
  5. 【請求項5】 磁気テープからFM変調記録された輝度
    信号を復調する輝度信号処理手段と、 低域変換された色信号を第1の方式の色信号に復調する
    第1のモードと、前記第1の方式とは異なる第2の方式
    の色信号に復調する第2のモードを有する色信号処理手
    段と、 前記色信号処理手段の出力をミュートするミュート手段
    と、 前記輝度信号処理手段と前記ミュート手段の出力を表示
    する第1の方式の色信号にのみ対応する表示手段と、 前記輝度信号処理手段と前記色信号処理手段の出力を外
    部表示手段に出力する出力端子と、 前記色信号処理手段を第2の方式の色信号に復調する第
    2のモードに切換えたときに、前記ミュート手段を動作
    して前記第1の方式の色信号にのみ対応した表示手段へ
    の色信号を遮断することを特徴とする再生方式変換機能
    付き記録再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の記録再生装置に、 撮像素子を有するカメラ信号処理部と、 該カメラ信号処理部により撮像された前記第1の方式の
    映像信号を磁気テープに記録する前記第1の方式の記録
    信号処理部とを設けたことを特徴とする再生方式変換機
    能付きカメラ一体型記録再生装置。
  7. 【請求項7】 ディスク媒体から圧縮された映像信号を
    再生する再生信号処理手段と、 前記再生信号処理手段の出力を第1の方式の色信号に復
    調する第1のモードと、前記第1の方式とは異なる第2
    の方式の色信号に復調する第2のモードを有する復調処
    理手段と、 前記復調処理手段の色信号をミュートするミュート手段
    と、 前記ミュート手段の出力を表示する第1の方式の色信号
    にのみ対応する表示手段と、 前記復調処理手段の出力を外部表示手段に出力する出力
    端子と、 前記復調処理手段を第2の方式の色信号に復調する第2
    のモードに切換えたときに、前記ミュート手段を動作し
    て前記第1の方式の色信号にのみ対応する表示手段への
    色信号を遮断することを特徴とする再生方式変換機能付
    き記録再生装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の記録再生装置に、 撮像素子を有するカメラ信号処理部と、 該カメラ信号処理部により撮像された前記第1の方式の
    映像信号をデータ圧縮してディスク媒体に記録する記録
    信号処理部とを設けたことを特徴とする再生方式変換機
    能付きカメラ一体型記録再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至8のいずれかに記載の記録
    再生装置又はカメラ一体型記録再生装置において、 前記第1の方式はPAL方式であり、前記第2の方式は
    NTSC方式であることを特徴とする再生方式変換機能
    付き記録再生装置又はカメラ一体型記録再生装置。
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