JP3455412B2 - 画像信号同期回路 - Google Patents

画像信号同期回路

Info

Publication number
JP3455412B2
JP3455412B2 JP06396698A JP6396698A JP3455412B2 JP 3455412 B2 JP3455412 B2 JP 3455412B2 JP 06396698 A JP06396698 A JP 06396698A JP 6396698 A JP6396698 A JP 6396698A JP 3455412 B2 JP3455412 B2 JP 3455412B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
phase difference
delayed
reference clock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06396698A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11245446A (ja
Inventor
忠晴 楠美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP06396698A priority Critical patent/JP3455412B2/ja
Publication of JPH11245446A publication Critical patent/JPH11245446A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3455412B2 publication Critical patent/JP3455412B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水平同期信号に基づ
いて繰り返しスキャンしながら画像形成を行なう変調ビ
ームを生成する画像信号を前記水平同期信号に同期させ
ながらエンジン側に出力する画像信号同期回路に係り、
特にレーザプリンタ等に使用される画像信号同期回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザビームプリンタではポリ
ゴンミラーの回転により半導体レーザ発振器より出射さ
れるレーザビームを主走査方向にスキャニングさせるこ
とにより感光体上に光書込み用のレーザビームを変調す
る信号をポリゴンミラー等のビーム偏向器の回転に同期
させる必要がある。この出射ビームとポリゴンミラー回
転との同期方式としては、前記ポリゴンミラーによる画
像スキャン領域から僅かに外れた所定位置に取り付けた
ビーム検出器にレーザビームが入射した時点で、前記レ
ーザビーム検出器により出力されるBD(ビームディテ
クト)信号に、レーザビームの変調信号であるVDAT
A(ビデオデータ)信号を同期させる方式が一般的であ
る。ここに、前記BD信号はポリゴンミラーの回転に同
期して出力するために、ポリゴンミラーの回転位置検出
信号、言換えれば一スキャンライン毎の水平同期信号と
みなすことができる。
【0003】このような一般的な同期方式において、従
来は前記レーザビームの変調信号であるVDATAの基
本クロック信号VCLKに対しその数倍の周波数成分を
持つクロックを基準クロック信号PCLKとし、前記基
準クロック信号と回転位置検出信号BDと同期させるこ
とで同期の微調整を行っている。
【0004】図7はかかるポリゴンミラーの回転により
レーザビームをスキャニングさせて光書き込みを行うレ
ーザビームプリンタの同期回路を示すブロック図で、7
は前記レーザビームの入射を検出し、回転位置検出信号
(水平同期信号)BDを出力するビームデテクタ等の回
転位置検出器で、その位置検出信号BDを同期分周回路
に送出する。1は前記VDATAの基本クロック信号V
CLKに対しその数倍の周波数成分を持つ基準クロック
信号PCLKを発生する基準クロック信号発生回路、2
は前記基準クロック信号PCLKと前記回転位置検出信
号BDとの同期をとり基本クロックVCLKを発生する
同期分周回路、3は前記基本クロックVCLKに基づい
て前記感光体上に光書込み用のレーザビームを変調する
ための変調信号VDATAを発生するレーザ変調回路、
4は該レーザ変調回路よりの変調信号VDATAに基づ
いて前記レーザビームを発光させるレーザ発光回路より
構成される。
【0005】かかる回路構成において、基準クロック信
号発生回路1からの基準クロック信号PCLKを回転位
置検出信号BDとともに同期分周回路2に入力させて、
両信号の同期をとり基準クロック信号PCLKを分周さ
せてレーザ変調回路3に入力させることにより変調信号
VDATAを得る事が出来る。
【0006】さてレーザビームプリンタのレーザビーム
は一般的にON・OFFどちらかの状態をある周期で変
化させるものであり、ここではON・OFFどちらかの
状態を保持する周期をレーザ変調信号VDATAの半周
期と定義する。このとき変調信号VDATAの周波数
は、1/2x、(2x:半周期の時間)で表される。
【0007】従って、図8ではポリゴンミラーの位置検
出信号BDが立下り、再び立上った時点から最も近い基
準クロック信号PCLKの立上りエッジと変調信号VD
ATAとが同期していることを示している。しかしなが
らかかる従来技術は、前記回転検出信号BDと変調信号
VDATAの位相差を精度よく同期を取ることを工夫し
ていない。
【0008】そこで本出願人は同時出願の特許願におい
て図5に示す回路を提案している。かかる比較技術は、
前記回転位置検出信号(水平同期信号)BDと前記基本
クロック信号の位相差を検出し位相差信号PHD1〜P
HDnを発生する位相差検出回路8と、前記変調信号V
DATAを遅延させることにより複数(n個)の遅延変
調信号VDATA1〜VDATAnを発生する変調信号遅
延回路4と、前記位相差信号PHD1〜PHDnより前記
複数の遅延変調信号(変調信号VDATAを含む)を選
択する遅延変調信号選択回路5とを含み、前記遅延変調
信号選択回路5により選択された変調信号VDATAに
基づいてレーザ発光回路6よりレーザビームを発光させ
るものである。
【0009】かかる比較技術の主要回路の構成は後記実
施形態と同一なために、その作用の詳細は後記実施形態
の説明に譲るが、その課題を中心に図5及び図6に基づ
いて説明する。先ずポリゴンミラーの回転速度、つまり
回転位置検出信号BDの周期と基準クロック信号PCL
Kとは、通常は非同期なため回転位置検出信号BDは基
準クロック信号PCLKに対してあらゆる時間で入力さ
れ得る。従って、この段階での回転位置検出信号BDと
変調信号VDATAの位相差の最大値Φmax1は、基
準クロック信号PCLKの立上った直後に回転位置検出
信号BDが立上った場合であり、ほぼ基準クロック信号
PCLKの1周期分となる。次にこの前記回転検出信号
BDと変調信号VDATAの位相差を抑えるため、回転
検出信号BDから基準クロックPCLKの立ち上がりま
での位相差Φxを位相差検出回路8で検出し、基準クロ
ックPCLKの周期T時間より回転検出信号BDから基
準クロックPCLKの立ち上がりまでの位相差Φx時間
を引いたΦy時間だけ変調信号VDATAを変調信号遅
延回路4にて遅延させ更に前記遅延変調信号選択回路5
により対応する変調信号VDATAを選択することによ
り回転位置検出信号BDと変調信号VDATAの同期の
微調整を行うものである。
【0010】尚、図6では回転位置検出信号BDと変調
信号VDATAの同期の微調整に際し基準クロックPC
LKの周期T時間より回転検出信号BDから基準クロッ
クPCLKの立ち上がりまでの位相差Φx時間を引いた
Φy時間だけ変調信号VDATAを遅延させていること
を示している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】さてかかる比較技術に
おいては、前記位相差Φxを検出する位相差検出回路と
変調信号VDATAを遅延させる変調信号遅延回路には
一般的に複数の遅延素子をシリーズ(直列)に接続して
使用するために、各遅延素子の遅延時間バラツキが回転
位置検出信号BDと変調信号VDATAの同期精度に影
響を及ぼす。特に前記遅延素子は前記回転位置検出信号
BDと変調信号VDATAの同期の微調整を行う必要か
ら10ns程度の短い遅延時間のものを使用する必要が
ある事から、ポリゴンミラーの回転速度の遅いプリン
タ、言換えれば回転位置検出信号BD周期の長いものを
使用すると必然的にシリーズ連結される各遅延素子の数
も多くなり、前記各遅延素子の遅延時間バラツキの累積
が回転位置検出信号BDと変調信号VDATAの同期精
度に無視出来ないほど影響される恐れがある。従って前
記位相差検出回路と前記変調信号遅延回路にはバラツキ
の少ない遅延素子が必要となるがそのような遅延素子を
使用することは必然的にコスト高につながる。
【0012】本発明は前記比較技術と同様に、位置検出
信号BDと変調信号VDATAとの同期を高精度に行う
ことのできる画像信号同期回路、特にレーザプリンタに
おける画像信号同期回路を提供する事を目的とするもの
であるが、特に本発明は位置検出信号BDと変調信号V
DATAとの同期を遅延素子を使用することなく高精度
に行うことのできる画像信号同期回路を提供する事にあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1記載
のように、水平同期信号に基づいて繰り返しスキャンし
ながら画像形成を行なう変調ビームを生成する画像信号
を前記水平同期信号に同期させながらエンジン側に出力
する画像信号同期回路において、前記基準クロック信号
PCLKのn倍の周波数を発生するn倍基準クロック信
号発生手段と、前記n倍基準クロック信号に基づいて水
平同期信号と基本クロック信号との位相差を検出し位相
差信号を発生する位相差検出手段と前記基本クロック信
号に基づいて変調された画像信号を前記n倍基準クロッ
ク信号に基づいて順次遅延させて複数の遅延画像信号を
発生する画像信号遅延手段と、前記位相差信号に対応さ
せて前記複数の遅延画像信号より一の画像信号を選択す
る遅延画像信号を選択する遅延画像信号選択手段とをそ
なえてなることを特徴とする。
【0014】この場合前記位相差検出手段は請求項2記
載のように、前記水平同期信号を前記n倍基準クロック
信号に基づいて順次遅延させて複数の遅延同期信号を発
生するシフトレジスタと、前記水平同期信号と基本クロ
ック信号に基づいて基本同期信号を生成する第一のラッ
チ回路と、該基本同期信号と前記遅延同期信号に基づい
て前記複数の遅延信号に対応する数のサンプリング信号
を生成するラッチ回路群と、前記サンプリング信号に基
づいて前記基本クロックの遅延状態に応じた位相差信号
を出力する加算器とから構成するのがよい。特に本発明
では、前記加算器のかわりにセレクタを用いても代用可
能であるが、ポリゴンミラーのビームスキャン時におけ
る乱反射等でノイズが発生しやすい為に、セレクタでは
これらのノイズも拾って精度よく同期制御を行なう事が
出来ない。本発明はかかる点の解消が可能である。
【0015】そしてこのような発明はポリゴンミラーの
回転によりレーザビームをスキャニングさせて光書き込
みを行うレーザビームプリンタに用いる同期回路に適用
する場合は後記実施形態に示すように、前記レーザビー
ムの入射を検出し、回転位置検出信号BD(水平同期信
号)を出力する水平同期信号検出器(回転位置検出器)
と、所定の基準クロック信号PCLKと前記回転位置検
出信号BDとの同期をとり基本クロックVCLKを発生
する同期回路と、前記基準クロック信号PCLKのn倍
の周波数を発生するn倍基準クロック信号発生回路と、
前記感光体上に光書込み用のレーザビームを変調するた
めの変調信号VDATA(画像信号、ビデオデータ)を
発生するレーザ変調回路と、前記変調信号をn倍基準ク
ロック信号により遅延させることにより複数の遅延変調
信号VDATA1〜VDATAnを発生する変調信号遅延
回路と、前記n倍基準クロック信号により回転位置検出
信号と前記基本クロック信号の位相差を検出し位相差信
号PHD1〜PHDnを発生する位相差検出回路と、前記
位相差信号PHD1〜PHDnより前記複数の遅延変調信
号(変調信号VDATAを含む)を選択する遅延変調信
号選択回路と、前記レーザビームを発光させるレーザ発
光回路より構成されるのが好ましい。
【0016】かかる構成によれば、n倍基準クロック信
号により前記回転位置検出信号BDと前記基本クロック
信号VCLKの位相差を検出し、前記位相差によって前
記変調信号VDATAの遅延時間をn倍基準クロック信
号に基づいて複数の遅延変調信号VDATA1〜VDA
TAnに対応して段階的に調整出来る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例
に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相
対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この発
明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例
にすぎない。図1は本発明の実施形態たるレーザビーム
プリンタの画像信号同期回路を示すブロック図で、7は
前記レーザビームの入射を検出し、回転位置検出信号
(水平同期信号)BDを出力するビームデテクタ等の回
転位置検出器で、その位置検出信号BDを同期分周回路
2に送出する。1は前記VDATAの基本クロック信号
VCLKに対しその数倍の周波数成分を持つ基準クロッ
ク信号PCLKを発生する基準クロック信号発生回路、
2は前記基準クロック信号PCLKと前記回転位置検出
信号BDとの同期をとり基本クロックVCLKを発生す
る同期分周回路、3は前記基本クロックVCLKに基づ
いて不図示の感光体上に光書込み用のレーザビームを変
調するための変調信号VDATAを発生するレーザ変調
回路で、これらの構成は前記従来技術と同様である。
【0018】そして本実施形態においては、前記比較技
術と同様に前記回転位置検出信号(水平同期信号)BD
と前記基本クロック信号の位相差を検出し位相差信号P
HD1〜PHDnを発生する位相差検出回路8と、前記変
調信号VDATAを遅延させることにより複数(n個)
の遅延変調信号VDATA1〜PHDnを発生する変調信
号遅延回路4と、前記位相差信号PHD1〜PHDnより
前記複数の遅延変調信号(変調信号VDATAを含む)
を選択する遅延変調信号選択回路5、及び前記遅延変調
信号選択回路5により選択された変調信号VDATAに
基づいてレーザビームを発光させるレーザ発光回路6と
を含むものであるが、更にこれに加えて前記基準クロッ
ク信号PCLKのn倍の周波数を発生するn倍基準クロ
ック信号発生回路17を設けている。
【0019】次に図4に基づいて本実施形態の要部回路
について説明する。先ず位相差検出回路8は、n倍基準
クロック信号発生回路17より出力されるn倍基準クロ
ック信号nPCLKと前段側の回転位置検出信号BD及
びBD1〜BD3により順次、4倍基準クロック信号nP
CLKの1周期(1/4T(T:VCLKの周期))分
ずつ遅延させた遅延信号BD1〜BD4が出力される、4
つのラッチ回路(フリップフロップ)F/F2〜F/F5
で構成したシフトレジスタと、回転位置検出信号BDと
基本クロック信号VCLKに基づいて基本同期信号PH
を生成するラッチ回路F/F1、前記基本同期信号PH
と遅延信号BD1〜BD4に基づいてサンプリング信号P
1〜PH4を生成するラッチ回路F/F6〜F/F9、及
びサンプリング信号PH1〜PH4に基づいて前記遅延状
態に応じた位相差信号PHD0〜PHD2を出力する加算
器ADD1からなる。
【0020】次にかかる位相差検出回路8の構成につい
て詳細に説明する。前記したように回転位置検出信号B
Dと変調信号VDATAの位相差の最大値は、基本クロ
ックVCLKの立上った直後に回転位置検出信号BDが
立上った場合であり、ほぼ基本クロックVCLKの1周
期分となる。前記回転検出信号BDと変調信号VDAT
Aの位相差を変調信号VDATAの1/n(nは自然
数)、例えば1/4に抑えたい場合には、図2に示すよ
うに4倍基準クロック信号発生回路17より出力される
4倍基準クロック信号nPCLKと前段側の回転位置検
出信号BD及びBD1〜BD3により順次、4倍基準クロ
ック信号nPCLKの1周期(1/4T(T:VCLK
の周期))分ずつ遅延させた遅延信号BD1〜BD4が出
力される。
【0021】そしてF/F6〜F/F9では信号BDでリ
セット(立ち下がり)、信号PHと遅延信号BD1〜B
4のアンドによりサンプリング信号PH1〜PH4が生
成される。そして加算器ADD1にF/F6〜F/F9
りのサンプリング信号PH1〜PH4が入力されて前記サ
ンプリング信号PH1〜PH4の加算数に対応した位相差
信号PHD0〜PHD2を選択して加算器ADD1より出
力する。本実施形態では、前記加算器ADD1のかわり
にセレクタを用いても代用可能であるが、ポリゴンミラ
ーのビームスキャン時における乱反射等でノイズが発生
しやすい為に、セレクタではこれらのノイズも拾って精
度よく同期制御を行なう事が出来ない。例えばセレクタ
を選ぶとPH4を選択するはずが、その前のノイズパル
スに反応してPH1を選んでしまう恐れがある。一方加
算器ADD1の場合は、前記ノイズパルスに反応してP
1をF/F5が加算器ADD1側に出力した場合でも前
記サンプリング信号PH1〜PH4の加算数に対応した位
相差信号PHD0〜PHD2を選択して出力する為に、従
ってPH 2を選択する場合前記隣接するPH3を選択する
事があってもそれより遠いPH4を選択する事はない。
【0022】図9は、前記加算器ADD1の加算形態を
示し、PHD0を1ビット目、PHD 1を2ビット目、P
HD3を3ビット目とし、PHD0〜PHD3で形成され
る2進数によりPH1〜PH4のいずれかを選択したこと
が判るように設定する。例えば、PHD1を設定した時
には、”PHD3、PHD2、PHD1”が”001”
で、2進数の”001”は10進数で”1”を表すこと
からPH1を選択したことが判る。
【0023】一方図4に示すように変調信号遅延回路4
も前記位相差検出回路8のラッチ回路F/F2〜F/F5
群に対応させて、シリーズ接続された4つのラッチ回路
F/F10〜F/F13で構成したシフトレジスタからな
り、該4つのラッチ回路F/F 10〜F/F13は、レーザ
変調回路3にて生成される変調信号VDATAとn倍基
準クロック信号発生回路17より出力されるn倍基準ク
ロック信号nPCLKの1周期分ずつシフト(遅延)し
ながらF/F10〜F/F13より順次4種類の遅延変調信
号VDATA14を生成するように構成される。
【0024】遅延変調信号選択回路5はセレクタSEL
1で構成され、ここで前記位相差信号PHD0〜PHD2
によりセレクタSEL1を用いて遅延変調信号VDAT
1 4を選択し、BD信号に同期した遅延変調出力信号
VDATAOUTを得る。
【0025】次にかかる実施形態の全体作用を図1及び
図2〜図3のタイムチャート図に基づいて説明する。図
2〜図3は説明を簡略化するために、基準クロック信号
PCLKと基本クロック信号VCLKの周波数が一致し
ている場合を示している。さて図1において、先ず前記
回転位置検出器7より出力される回転位置検出信号BD
および前記基準クロック信号発生回路1より出力される
基準クロック信号PCLKにより同期分周回路2にて基
本クロック信号VCLKが生成される。
【0026】基本クロック信号VCLKと回転位置検出
信号BDは位相差検出回路8に導入され、図4に示すよ
うに該検出回路8内のラッチ回路F/F1にて前記回転
位置検出信号BDを該信号BDの立上りエッジから最初
の基本クロック信号VCLKの立上りエッジでラッチを
行い同期信号PHを生成する。回転位置検出信号BDを
ラッチ回路F/F2〜F/F5で構成したシフトレジスタ
を用いてn倍基準クロック信号発生回路17より出力さ
れるn倍基準クロック信号nPCLKの1周期分ずつ遅
延させた複数の遅延回転位置検出信号BD1〜BD4を生
成し、該遅延回転位置検出信号BD1〜BD4を対応する
ラッチ回路F/F6〜F/F9に導入して遅延回転位置検
出信号BD1〜BD4で、前記同期信号PHをサンプリン
グしてサンプリング信号PH1〜PH4を加算器ADD1
に出力する。この結果サンプリング信号PH1〜PH4
基づいて図9に示す加算演算が行なわれ、加算器ADD
1を通して位相差信号PHD0〜PHD2を得る。
【0027】一方レーザ変調回路3にて生成される変調
信号VDATAは変調信号遅延回路4に導入され、前記
したように遅延回路4のF/F10〜F/F13によって複
数種類の遅延変調信号VDATA1〜VDATA4を生成
する。(図4参照) ここで前記位相差信号PHD0〜PHD2により、遅延変
調信号選択回路SEL 1を用いて遅延変調出力信号VD
ATAOUTを得る。
【0028】かかる信号の流れを図2及び図3のタイミ
ングチャート図で説明しているが、図2では回転位置検
出信号BDと基本クロックVCLKの位相差が基本クロ
ックVLCKの半周期分となる場合を示している。そし
て本チャート図では、基本クロックVCLKがサンプリ
ング信号PH2とPH3の間で立上がっているために、遅
延回転位置検出信号BD3とBD4に基づいて位相差信号
PHD0〜PHD2を”110”と出力してPH3が選択
されたことを位置変調信号選択回路側に出力され、遅延
変調信号VDATA1を選択し、遅延変調出力信号VD
ATAOUTを得ていることが示されている。これを図
2に基づいて説明すると各F/F1〜F/F5、F/F10
〜F/F13の遅延量が10nsとすると、基本クロック
VCLKがPH3で立上がったとすると、基本クロック
VCLKにφx=30nsの遅延が生じたと判断する。
一方VCLKの周期T=40nsとした場合に、VDA
TAでは 40−30=10ns(T−φx=φy) の遅延変調信号VDATA1を選択する。
【0029】図3のタイミングチャートでは回転位置検
出信号BDと基本クロックVCLKの位相差の最小と最
大の場合を示し、また回転位置検出信号BDと変調出力
信号VDATAOUTの位相差の最大値がn倍基準クロ
ック信号nPCLKにより出力されるラッチ回路F/F
2〜F/F5の一ラッチ回路分の遅延時間であることを示
している。即ち回転位置検出信号BDと変調信号VDA
TAの同期精度がラッチ回路F/F2〜F/F5の1ラッ
チ回路分の遅延時間であることを示している。
【0030】
【発明の効果】以上記載のごとく本発明によれば、レー
ザ変調回路にて使用される基本クロックの位相を微調整
することなく位置検出信号BDと変調信号VDATAと
の同期をn倍基準クロック信号nPCLKに基づいて出
力される一ラッチ回路分の遅延時間で実現しているため
高精度な同期回路を安価に得られる。又本発明は、遅延
素子を用いること無く位置検出信号BDと変調信号VD
ATAとの同期を実現しているため遅延素子のバラツキ
を考慮すること無く高精度の同期が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態たるレーザビームプリンタ
の画像信号同期回路を示すブロック図である。
【図2】 図1の実施形態の全体作用を示すタイムチャ
ート図である。
【図3】 回転位置検出信号BDと基本クロックVCL
Kの位相差の最小と最大の場合を示すタイムチャート図
である。
【図4】 本発明の要部構成たる位相差検出回路、変調
信号遅延回路、遅延変調信号選択回路の具体的な回路構
成を示す。
【図5】 比較技術のレーザビームプリンタの画像信号
同期回路を示すブロック図である。
【図6】 比較技術の全体作用を示すタイムチャート図
である。
【図7】 従来技術のレーザビームプリンタの画像信号
同期回路を示すブロック図である。
【図8】 従来技術の全体作用を示すタイムチャート図
である。
【図9】 図4に示す加算器ADD1の加算形態を示表
図である。
【符号の説明】
1 基準クロック信号発生回路 2 同期分周回路 3 レーザ変調回路 4 変調信号遅延回路 5 遅延変調信号選択回路 6 レーザ発光回路 7 回転位置検出器 8 位相差検出回路 17 n倍基準クロック信号発生回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/44 H04N 1/113 G03G 15/04 G02B 26/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平同期信号に基づいて繰り返しスキャ
    ンしながら画像形成を行なう変調ビームを生成する画像
    信号を前記水平同期信号に同期させながらエンジン側に
    出力する画像信号同期回路において、 前記基準クロック信号PCLKのn倍の周波数を発生す
    るn倍基準クロック信号発生手段と、 前記n倍基準クロック信号に基づいて水平同期信号と基
    本クロック信号との位相差を検出し位相差信号を発生す
    る位相差検出手段と前記基本クロック信号に基づいて変
    調された画像信号を前記n倍基準クロック信号に基づい
    て順次遅延させて複数の遅延画像信号を発生する画像信
    号遅延手段と、 前記位相差信号に対応させて前記複数の遅延画像信号よ
    り一の画像信号を選択する遅延画像信号を選択する遅延
    画像信号選択手段とをそなえてなることを特徴とする画
    像信号同期回路。
  2. 【請求項2】 前記位相差検出手段が、前記水平同期信
    号を前記n倍基準クロック信号に基づいて順次遅延させ
    て複数の遅延同期信号を発生するラッチ回路群からなる
    シフトレジスタと、前記水平同期信号と基本クロック信
    号に基づいて基本同期信号を生成する第一のラッチ回路
    と、該基本同期信号と前記遅延同期信号に基づいて前記
    複数の遅延信号に対応する数のサンプリング信号を生成
    するラッチ回路群と、前記サンプリング信号に基づいて
    前記基本クロックの遅延状態に応じた位相差信号を出力
    する加算器とから構成したことを特徴とする請求項1記
    載の画像信号同期回路。
JP06396698A 1998-02-27 1998-02-27 画像信号同期回路 Expired - Fee Related JP3455412B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06396698A JP3455412B2 (ja) 1998-02-27 1998-02-27 画像信号同期回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06396698A JP3455412B2 (ja) 1998-02-27 1998-02-27 画像信号同期回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11245446A JPH11245446A (ja) 1999-09-14
JP3455412B2 true JP3455412B2 (ja) 2003-10-14

Family

ID=13244560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06396698A Expired - Fee Related JP3455412B2 (ja) 1998-02-27 1998-02-27 画像信号同期回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3455412B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5273994B2 (ja) * 2007-12-03 2013-08-28 キヤノン株式会社 画像形成装置及びその制御装置
JP5653010B2 (ja) * 2009-07-31 2015-01-14 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11245446A (ja) 1999-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5294944A (en) Color image forming apparatus having means for properly superimposing image colors on each other
JP2002267963A (ja) 画像形成装置
JP3455412B2 (ja) 画像信号同期回路
JPH1096869A (ja) 画像形成装置
JPH11245447A (ja) 画像信号同期回路
US4912564A (en) Clock signal generation apparatus
JP2749897B2 (ja) 多点同期光書込み装置
JP6642147B2 (ja) 同期化装置、同期化方法、およびプログラム
JPH07123218B2 (ja) 走査同期信号発生回路
JP2000118038A (ja) 画像形成装置
JP2783822B2 (ja) Pll回路のアンロック検出方法及びその装置
JP3047254B2 (ja) レーザーダイオード・コントローラ装置
JP2749889B2 (ja) 多点同期光書込み装置
JP2670069B2 (ja) 画像形成装置
JP3500243B2 (ja) 画像形成装置
JPH114359A (ja) テレビジョン受像機
JPS6075167A (ja) 同期化クロツク作成装置
JPH04316269A (ja) 走査ビーム同期制御装置
JP2003312044A (ja) 画像処理装置及びその方法並びに画像形成装置
JPH04316268A (ja) 走査ビーム同期制御装置
JPH09200491A (ja) 走査同期信号発生回路
JPH1062703A (ja) 光ビーム記録装置
JPH09247394A (ja) デジタル読取装置
JP2011015123A (ja) 電子機器および画像形成装置
JP2000244768A (ja) 映像信号処理回路

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080725

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080725

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090725

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090725

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100725

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100725

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120725

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130725

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees