JP3454716B2 - 作物収穫機 - Google Patents

作物収穫機

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JP3454716B2 JP16983798A JP16983798A JP3454716B2 JP 3454716 B2 JP3454716 B2 JP 3454716B2 JP 16983798 A JP16983798 A JP 16983798A JP 16983798 A JP16983798 A JP 16983798A JP 3454716 B2 JP3454716 B2 JP 3454716B2
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  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玉葱、ニンニク等
の鱗茎作物、人参、かぶ等の根菜作物(以下、これらを
総称して単に作物という)を、畝を跨いで走行しながら
収穫するための作物収穫機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圃場に植生している地中作物の茎葉を挟
持して持ち上げることにより、作物の主部(鱗茎部、根
部)を圃場から引き抜き、その後、茎葉と主部とを切断
分離して、主部を収穫する作物収穫機として、特開平9
ー84427号公報、特開平9ー103160号公報等
に開示されたものがある。
【0003】この種の収穫機は、茎葉をベルトコンベヤ
で挟持しながら引き抜き、下部の主部を切断して畝上に
落下させ、分離した茎葉を畝側部又は畝間溝に排除する
ようになっている。この切断茎葉は畝上に落下して作物
と混在すると、作物の後処理の障害になるので、畝側部
又は畝間溝に確実に放置できるように、茎葉搬送コンベ
ヤのカバーには、コンベヤベルトの後部を回って外側方
へ茎葉を排出案内するために案内部が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、カ
バーの案内部で茎葉の外側方排出はできるが、排出茎葉
が車輪の支軸又は伝動ケース上に落下して支軸に巻き付
いたりすることがあり、また、カバーの案内路の幅は一
定であるので、排出茎葉が集中して搬送されたりする
と、案内路内で詰まったり、畝上に落下したりすること
がある。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑み、切断
茎葉が車輪支軸上、畝上等に落下するのを防止できると
共に、茎葉束に大小があっても、確実に外側方へ排出で
きるようにした作物収穫機を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、左右駆動輪6を有する走
行装置7に作業装置4を装着し、この作業装置4に植生
作物Tの茎葉を一対の無端回走体23で挟持して搬送す
る搬送機構16と、前記回走体23によって挟持されて
いる茎葉の下方部分を切断する切断機構18とを設け、
前記搬送機構16に切断茎葉を外側方へ排除するガイド
手段42を設けている作物収穫機において、前記ガイド
手段42と切断茎葉排除側の駆動輪6との間に、搬送機
構16から排除される茎葉を駆動輪6の支軸6a前方へ
落下案内する案内部材43を設けていることである。
【0007】これによって、搬送機構16から排除され
る茎葉は案内部材43によって、駆動輪6の支軸6aの
前方へ案内されて落下し、支軸6a上に載ることがな
く、駆動輪6より外側方へ飛散することもない。本発明
における課題解決のための第2の具体的手段は、第1の
具体的手段に加えて、前記ガイド手段42は、回走体2
3の搬送終端から外側方に延設されていて、回走体23
との間隔を弾性的に変更可能な弾性ガイド部材44を有
することである。
【0008】これによって、排出する茎葉に増減があっ
ても、弾性ガイド部材44はそれに弾力的に適応して適
正に案内する。本発明における課題解決のための第3の
具体的手段は、第2の具体的手段に加えて、前記ガイド
手段42は、切断茎葉非排除側の回走体23の上方を覆
うカバー板45の搬送終端側に、切断茎葉排除側の回走
体23の搬送終端側の後方まで延設した側方排出部45
aを形成し、この側方排出部45aと回走体23との間
隔を作物複数個分の茎葉を同時に通過可能な広さに設定
していることである。
【0009】これによって、排出する茎葉が過大になっ
ても、それに弾力的に適応する弾性ガイド部材44のバ
ックアップをして、茎葉を適正に案内する。本発明にお
ける課題解決のための第2の具体的手段は、第1〜3の
いずれかの具体的手段に加えて、前記ガイド手段42
は、切断茎葉排除側の回走体23の搬送終端近傍から案
内部材43側に延設されていて、回走体23と同伴移動
する茎葉を分離排除する分離部材46を設けていること
である。
【0010】これによって、回走体23の搬送終端を通
過しても排除されない茎葉を、分離部材46が強制的に
分離して排除する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜5において、1は玉葱の収
穫に適応させた収穫機を例示しており、この収穫機1
は、エンジン2,ミッションケース3及び作業装置4を
搭載した機体フレーム5を左右一対の駆動輪(後輪)6
を有する走行装置7によって支持し、機体フレーム5の
後部に操向ハンドル8を設けた歩行型であり、前記一対
の駆動輪6で畝Nを跨いで畝長手方向に走行(前進・後
進)自在である。
【0012】また、走行装置7は、機体フレーム5の左
右の一方(図示では右側)のみにゲージ輪(従動輪,前
輪)9を備え、このゲージ輪9は、操縦ハンドル8の手
元側から屈折部を有する伝動軸10を手元ハンドル11
で操作することで高さ調整(ゲージ調整)自在とされて
いる。前記機体フレーム5は、走行装置7上で左右一方
側(右方)にオフセットして設けられ、畝に4条植えさ
れた玉葱Tに対し、作業装置4によって往行程で左右一
方側の2条の玉葱Tを収穫し、復工程で残りの2条を収
穫するようにしている。
【0013】また、機体フレーム5には、その前部から
後部にかけて前記作業装置4が配置され、この作業装置
4の後方にエンジン2及びミッションケース3を横並び
に配置している。エンジン2の出力軸は、側方のミッシ
ョンケース3内の変速装置に直結されて動力を伝達し、
変速装置から走行系動力と作業装置系動力とに分岐され
て動力が取出される。
【0014】ミッションケース3から左右方向に突出す
る走行系出力軸12には、左右走行装置7が連結されて
左右の駆動輪6を回転駆動可能であり、ミッションケー
ス3から前方に突出する作業装置系出力軸13には、作
業装置4に動力が分岐して伝達されるようになってい
る。前記作業装置4は、分草機構14、掻込み機構1
5、引抜搬送機構16、位置決め搬送機構17及び引抜
搬送機構16と位置決め搬送機構17間に備えた切断機
構18並びに整列排出機構19で主構成され、また、ゲ
ージ輪9の近傍には引き抜きを容易にするため畝Nを膨
軟化する左右1対のサブソイラ20が備えられている。
【0015】分草機構14は、2条の玉葱Tの間及び左
右側方に対応して、左右方向に間隔をおいて配置された
3つの分草伝動ケース21を備え、各分草伝動ケース2
1は前下り傾斜状に配置されており、図2矢示A方向に
循環回走する多数の掻き上げ爪21aを有している。そ
して、前記掻き上げ爪21aによって左右方向に倒伏し
た玉葱Tの茎葉Taを掬い上げ、前後方向に整列可能と
している。
【0016】前記分草伝動ケース21の下部には前下が
り傾斜状に延伸する分草杆21bを設けており、掻き上
げ爪21aで掻き上げる前段階として茎葉Taを分草杆
21bで持ち上げるようにしている。右側の分草杆21
bは、他の分草杆21bに比して前方に長く延伸し、畝
Nの右側肩部に当接して畝から右方に垂れ下がった長大
な茎葉Taをも好適に持ち上げるようにしている。
【0017】前記右側の分草杆21bには、ゲージ輪9
を前上方から覆うように分草カバー21cが設けられて
いて、倒伏されていた長大な茎葉Taが分草杆で持ち上
げられて再倒伏されたとき、ゲージ輪9で踏むのを防止
している。掻込み機構15は、無端ベルトで示す左右一
対の無端回走体22を備え、この無端回走体22は前下
がり傾斜上に配置されており、無端回送体22には移送
方向に対して後退角を有して傾斜して列設されている掻
込み爪22aを突出して有し、この掻込み爪22aの先
端が分草機構14における中央の分草ケース21と対応
する後方位置において互いに交叉している。
【0018】そして、左右の無端回走体22を循環移送
することで、掻込み爪22aが左右方向内方側では上方
移動し、外方側では下方移動するように循環移送され、
分草機構14によって前後方向に分草整姿されている2
条の茎葉Taを左右から抱込み状に持上げることで直線
状に引き伸ばして後続する引抜搬送機構16に対して円
滑かつ確実に茎葉Taを受継(受け渡し)できるように
している。
【0019】引抜搬送機構(搬送機構)16は、前下が
り傾斜状として配置されて循環移送される左右一対の移
送ベルト23を備え、この移送ベルト23の下端は掻き
込み機構15の下部近傍に配置されて、掻込み機構15
で持ち上げた玉葱Tの茎葉Taを左右移送ベルト(回走
体)23間に挟持し、後斜め上方へと移送するにしたが
って、挟持した玉葱Tを畝Nから引き抜くようにしてい
る。
【0020】引抜搬送機構16の下方には位置決め搬送
機構17が後方に延びるように備えられており、この位
置決め搬送機構17は、無端ベルトからなる左右一対の
搬送ベルト24を移送方向後方へ向かってほぼ水平方向
に延伸して配置し、引抜搬送機構16における引き抜き
開始部位の近傍に、位置決め搬送機構17の受継開始部
位が近接して配置されている。
【0021】そして、引抜搬送機構16によって引き抜
く玉葱Tの茎葉Taの根本部を位置決め搬送機構17の
搬送ベルト24間に挟持し、この搬送ベルト24の下面
によって玉葱Tの引き抜き量(引き抜き高さ)を制限し
ている。また、引抜搬送機構16が後上方に傾斜してい
るのに対し位置決め搬送機構17は略水平状とされてい
るため、位置決め搬送機構17によって上限が規制され
た玉葱Tの茎葉Taが引抜搬送機構16によって伸長状
態とされ、その移送途中で切断機構18によって茎葉T
aを切断可能としている。
【0022】切断機構18は、縦軸回りに回転するカッ
タ25を備えており、引抜搬送機構16と位置決め搬送
機構17との上下間(側面視三角形状の懐部)に配置さ
れている。また、前記カッタ25は、その上下高さが調
整自在とされ、茎葉Taの切断長さを調整できるように
なっている。整列排出機構19は、切断機構18の後方
で且つ位置決め搬送機構17の搬送ベルト24の後方に
配置されており、上下ガイド棒、ガイド板、排出ベルト
26等を有し、この搬送ベルト24で搬送されてくる玉
葱Tの茎部を徐々に右側に倒しながら玉葱の主部を徐々
に左側に寄せることで、搬送中の玉葱Tの姿勢を略横向
きに近づけ、搬送ベルト24から排出されるときに、下
ガイド棒とその後方の下向きに回転する排出ベルト26
との協働作用にて茎部を支えながら略横向き姿勢で畝に
落下させるようにしている。
【0023】これによって、畝上には茎部を右側に向け
て横倒する玉葱Tが畝長手方向に整列され、後工程とし
ての人手による結束作業を容易なものとしている。前記
引抜搬送機構16は駆動プーリ40a、從動プーリ40
b及び遊転プーリ40cに前記移送ベルト23を巻き掛
け、これらの上方をカバー板45で覆い、これを左右一
対対向させて、左右移送ベルト23で茎葉Taを挟持す
るようになっており、この搬送終端側には切断茎葉Ta
を外側方へ排除するガイド手段42が設けられている。
【0024】このガイド手段42は、弾性ガイド部材4
4とカバー板45と分離部材46とを有する。前記弾性
ガイド部材44はピアノ線、板バネ等の弾性変形自在な
材料で形成されており、移送ベルト23を挟んで上下一
対あり、引抜搬送機構16の構成部材に取り付けられて
いる。実施の形態では、上弾性ガイド部材44Aがピア
ノ線で形成されていて、左カバー板45Lの上面にネジ
止めされており、下弾性ガイド部材44Bが板バネで形
成されていて、左從動プーリ40b側の軸受部にネジ止
めされている。なお、上下弾性ガイド部材44は共にピ
アノ線又は板バネで形成してもよい。
【0025】前記上下弾性ガイド部材44は、茎葉搬送
終端の手前に取り付けられていて、茎葉排出側(右側)
の從動プーリ40bに沿って円弧に曲げられ、そして外
側方(右方向)に向くように延設されており、右移送ベ
ルト23の終端円弧状部に近接していて、排出茎葉を移
送ベルト23との間で弾力的に挟持して、排出する茎葉
の束の大きさに大小があっても、それに弾力的に適応し
て適正に案内するようになっている。
【0026】切断茎葉非排除側にある左カバー板45L
の後部は、切断茎葉排除側にある右カバー板45Rの後
部の後方に回り込むように突出し、搬送ベルト23との
間に搬送ベルト23の搬送終端側の後方まで延設した側
方排出部45aを形成している。この側方排出部45a
は、搬送ベルト23との間の間隔(茎葉案内路)が搬送
終端から離れるに従って湾曲しながら次第に広くなるよ
うに形成されており、作物複数個分の茎葉が集中して同
時に搬送されてきた場合でも、過大茎葉の通過を可能と
する広さに設定されており、そのように排出する茎葉が
過大になっても、茎葉を適正に案内し、弾性ガイド部材
44が過大に変形しないようにバックアップをしてい
る。
【0027】前記側方排出部45aは、左右カバー板4
5を左右対称形状にしておいて、左カバー板45Lの後
部に円弧状板片を取り付けて構成してもよい。分離部材
46は切断茎葉排除側の從動プーリ40bの軸受部等に
取り付けられた板バネであり、搬送ベルト23のプーリ
巻き掛け部分の内側(搬送終端近傍)から前側方へ延設
されており、搬送ベルト23に付着して同伴移動する茎
葉を分離排除可能になっている。
【0028】この分離部材46は、搬送ベルト23と交
叉配置されていれば、帯板又はピアノ線等で形成しても
よく、茎葉の排出は支軸6aの前方になる。前記弾性ガ
イド部材44及び分離部材46等のガイド手段42で排
出案内された茎葉は、切断茎葉排除側の駆動輪6によっ
て外側方へ飛散するのが防止されており、又、この駆動
輪6と引抜搬送機構16との間に設けた案内部材43に
よって、支軸6aの前方に落下するように案内されてお
り、支軸6a及び後述する伝動ケース32の上に載らな
いようになっている。
【0029】前記案内部材43は板金等を側面視くの字
状に屈曲して、走行装置7又は引抜搬送機構16の構成
部材等に着脱自在に装着されており、主に、弾性ガイド
部材44の茎葉排出方向に位置していて、排出茎葉を前
下向きに案内している。なお、引抜搬送機構16におけ
る右側の終端部位の上下にはスターホイール等の茎葉放
出回転体を設けてもよい。
【0030】図2、3、6、7において、前記走行装置
7は、走行系出力軸12に連結された左右一対の車輪伝
動軸29と、この車輪伝動軸29から駆動輪6の支軸6
aに動力を伝達する伝動機構30とを有し、左側の車輪
伝動軸29は伸縮自在な2重筒の筒ケース31内に回転
自在に支持され、前記伝動機構30は伝動ケース32内
に支持されている。
【0031】左側の車輪伝動軸29Lは、第1伝動軸3
3と第2伝動軸34との2重軸構造で左右(軸芯)方向
に伸縮自在とされていて、左右駆動輪6,6の輪距を調
整可能としている。左右伝動ケース32は前下がり傾斜
状に配置され、前記伝動機構30における作動軸35、
ギヤ36、ギヤ軸37等を回転自在に支持しており、ギ
ヤ軸37に遊嵌したギヤ38はギヤ36と噛合してお
り、ギヤ軸37にはギヤ38と噛合・解除可能なクラッ
チギヤ39が設けられている。前記クラッチギヤ39か
らギヤ、チェーン伝動手段等を介して、車輪支軸6aに
固定の駆動輪6が回転駆動されるようになっている。
【0032】前記車輪伝動軸29Lの第1伝動軸33
は、出力軸12に結合されると共に作動軸35に螺合し
ており、第2伝動軸34は第1伝動軸33に軸芯方向摺
動可能にスプライン嵌合すると共にギヤ36のボス部に
結合されており、作動軸35の外端には制動手段50が
配置され、作動軸35とギヤ36のボス部との間には摩
擦付与手段51が設けられている前記摩擦付与手段51
はスリップクラッチとなっていて、作動軸35に対して
ギヤ36を摩擦抵抗で一体回転させるものであり、作動
軸35に嵌装されていて、一端が作動軸35に他端がギ
ヤ36のボス部にそれぞれ弾圧されているコイルバネ5
1aと、作動軸35の周溝に嵌合されかつギヤ36のボ
ス部内周面に摺接しているOリング51bとを有してい
る。
【0033】摩擦付与手段51は、1本又は複数本のO
リング51bを設けることにより、付与する摩擦抵抗を
増大できかつ大きさを適宜設定でき、コイルバネ51a
だけで摩擦抵抗を付与する場合よりも、作動軸35から
ギヤ36への動力伝達が良好に行える。前記制動手段5
0は作動軸35に固定の碗状のブレーキドラム50aに
対して、操作レバー50cを介してブレーキシュー50
bを押圧することにより、作動軸35を制動できるよう
になっている。
【0034】この制動手段50を介して作動軸35を制
動させると、作動軸35は伝動ケース32側に固定又は
回転速度が減速状態となり、この状態で出力軸12を介
して第1伝動軸33を回転すると、それに螺合している
作動軸35は軸方向に螺進し、これに伴って第2伝動軸
34が第1伝動軸33上で伸縮摺動するようになってい
る。
【0035】したがって、駆動輪6を回転駆動して前進
又は後進走行しながら、左側の筒ケ─ス31及び車輪伝
動軸29Lが左右方向に伸縮動作して、左側の駆動輪6
を左右に位置調整できるようになっており、これによっ
て駆動輪6と地面との間の左右方向の摩擦抵抗を少なく
しながら輪距調整が行われる。また、車輪伝動軸29の
回転を利用して伸縮駆動することから油圧シリンダ等の
アクチュエータを別途備える必要もなく、更に、伸縮が
車輪伝動軸29Lの軸心上に配置した作動軸35の作用
で行われるため、第1伝動軸33と第2伝動軸34との
間の拗れが生じるようなことも少なくなる。
【0036】図2、4に示す符号52は散在防止板を示
しており、この散在防止板52はゴム板等の弾性板で形
成されていて、2条の玉葱Tを挟むように走行装置7に
装置されている。この散在防止板52はサブソイラ20
に近接した位置から整列排出機構19の後方又は近傍ま
で延設されており、畝から掘り起こされながら茎葉が移
送ベルト23に挟持されない玉葱T、整列排出機構19
から排出される玉葱Tの主部等が、畝Nから落下した
り、植生玉葱側へ転げたりするのを防止し、また、畝上
面の左右方向適正位置に残留するように位置制御する。
【0037】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、種々変形することができる。例えば、
収穫機1は玉葱以外の作物を収穫するものであっても
く、歩行型に限らず乗用型でもよく、作物の主部を畝か
ら引き抜かずに、茎葉の切断のみをする形式でもよく、
弾性ガイド部材44は上下どちらか一方のみの採用でも
よい。引抜搬送機構16は玉葱を引き抜く手段と切断後
の茎葉を搬送する手段とに分離して構成してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、案内部材
43によって切断茎葉Taが車輪支軸6a上、畝N上等
に落下するのを防止でき、弾性ガイド部材44によって
切断茎葉を外側方へ弾力的に排出案内でき、カバー板4
5の側方排出部45aによって大束の茎葉の案内及び弾
性ガイド部材44の保護ができ、分離部材46によって
回走体23に付着する茎葉も分離して確実に外側方へ排
出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す図2のX矢視図であ
る。
【図2】作物収穫機の全体側面図である。
【図3】同作物収穫機の全体平面図である。
【図4】図1のY矢視図である。
【図5】図1のZ矢視図である。
【図6】走行系の伝動機構の図2のP−P線断面図であ
る。
【図7】同図2のS−S線断面図である。
【符号の説明】
1 収穫機 6 駆動輪 6a 支軸 16 引抜搬送機構(搬送機構) 23 移送ベルト(回走体) 42 ガイド手段 43 案内部材 44 弾性ガイド部材 45 カバー板 46 分離部材
フロントページの続き (72)発明者 千葉 博之 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 今井 隆敏 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 金井 芳秀 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 藤田 秀雄 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 平10−23814(JP,A) 特開 平1−9047(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 13/00 - 33/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右駆動輪を有する走行装置に作業装置
    を装着し、この作業装置に植生作物の茎葉を一対の無端
    回走体で挟持して搬送する搬送機構と、前記回走体によ
    って挟持されている茎葉の下方部分を切断する切断機構
    とを設け、前記搬送機構に切断茎葉を外側方へ弾力的
    に案内して排除する弾性ガイド部材と、搬送機構の切断
    茎葉非排除側のカバーの後部に設けられていて弾性ガイ
    ド部材をバックアップして過大変形を防止する側方排出
    部とを有するガイド手段を設け、このガイド手段と切断
    茎葉排除側の駆動輪との間に、搬送機構から排除される
    茎葉を駆動輪の支軸前方へ落下案内する案内部材を設け
    ていることを特徴とする作物収穫機。
  2. 【請求項2】 前記弾性ガイド部材は、回走体を挟んで
    上下一対あり、回走体の搬送終端から外側方に延設され
    ていて、回走体との間隔を弾性的に変更可能であること
    を特徴とする請求項1に記載の作物収穫機。
  3. 【請求項3】 前記側方排出部と回走体との間隔を作物
    複数個分の茎葉を同時に通過可能な広さに設定している
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の作物収穫機。
  4. 【請求項4】 前記ガイド手段は、切断茎葉排除側の回
    走体の搬送終端近傍から案内部材側に延設されていて、
    回走体と同伴移動する茎葉を分離排除する分離部材を設
    けていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の作物収穫機。
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