JP3453398B2 - 画像処理システム及びその画像処理方法 - Google Patents

画像処理システム及びその画像処理方法

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JP3453398B2
JP3453398B2 JP00309193A JP309193A JP3453398B2 JP 3453398 B2 JP3453398 B2 JP 3453398B2 JP 00309193 A JP00309193 A JP 00309193A JP 309193 A JP309193 A JP 309193A JP 3453398 B2 JP3453398 B2 JP 3453398B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理システム及び該
システムで用いられる画像読み取り装及び画像処理方
法、詳しくは文字・線画等のベクタデータとドットの集
合である読み取りイメージデータとを混在させて印刷す
る画像処理システム及びその画像読み取り装置及び画像
処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ上で作成、編集され
た文書・画像等を表現するために定義するコード・命令
をもとに、プリンタ内部でそれらを解析し、プリンタの
度にあったイメージ展開を行って出力するプリンタ
が増えてきた。通常、このような機能を実現するため
に、ホストコンピュータとプリンタ間で交わされるデー
タとしてはPDL(ページ記述言語)で書かれたコマン
ドを用いることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、1つの文書を作
成し、それを印刷するのはある特定の装置上で行ってい
る。
【0004】ここで印刷しようとする文書が文字列(文
章)のみからなる場合には、さほど問題にはならない
が、例えば文章の他にイメージ等をも使用する場合は一
考の余地がある。すなわち、今日のコンピュータのおか
れている環境を考えてみた場合、1つの作業を複数の人
間が作業を分担することが望まれているからであり、そ
の観点から見れば、たとえ文章に差し込む画像が写真等
であって、文章を作成・編集を行った人間がその画像入
力をも行うのは非生産的であるからである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる問題点
に鑑みなされたものであり、ホストコンピュータで作成
された文書画像のレイアウトを画像入力装置側で確認で
きると共に、該当するレイアウト中に設定された画像に
ついても、所望とする画像で置き換え、印刷させること
が可能になる画像処理システム及び方法を提供しようと
するものである。
【0006】
【0007】
【0008】この課題を解決するため本発明の画像処理
システムは以下に示す構成を備える。すなわち、印刷制
御情報を作成するホストコンピュータと、前記ホストコ
ンピュータで作成された印刷制御情報を記録媒体に印刷
するプリンタと、所定のネットワークに接続され、かつ
前記ホストコンピュータと前記プリンタとに接続され、
これらの間に介在し、前記ホストコンピュータで作成さ
れた印刷制御情報から合成画像を生成する画像記憶合成
装置と、前記ネットワークに接続され、所望の画像を発
生可能な画像入力装置とを有する画像処理システムであ
って、前記画像入力装置は、前記印刷制御情報に含まれ
る前記合成画像のレイアウト情報を前記画像記憶合成装
置から取得し、表示する表示部と、前記レイアウト情報
を基に前記印刷制御情報に含まれる画像を置換えるべ
く、置換え用の画像を指定する指定手段と、前記指定手
段により指定された前記置換え用の画像を前記画像記憶
合成装置へ転送する転送手段とを有し、前記画像記憶合
成装置は、前記転送手段から転送される前記置換え用の
画像で、前記印刷制御情報に含まれる画像を置換えて前
記合成画像を生成し、前記プリンタへ出力することを特
徴とする画像処理システム。
【0009】
【0010】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明にかかる実施
例を詳細に説明する。
【0011】図1に実施例におけるカラー画像処理シス
テムの構成を示す。実施例のシステムは図示のように、
デジタルカラー複写機1000と、画像記憶合成装置2
00と、ホストコンピュータ400、更にはネットワー
ク10000上に接続された複数のデジタルカラー複写
機1001〜1003により構成されている。
【0012】ここで、デジタルカラー複写機1000
(1001〜1003もほぼ同様)は、上部にデジタル
カラー画像読み取り部(以下「カラースキャナ」と称す
る)100と、デジタルカラー画像を印刷出力するデジ
タルカラー画像プリント部(以下に、カラープリンタと
称する)300から構成される。
【0013】ここでカラーデジタル複写機1000の構
成を図2に示し、以下に各構成ユニットを説明する。
【0014】スキャナ部100では、スキャナコントロ
ーラ101が制御の中心となり、以下の制御を行ってい
る。
【0015】原稿台上の原稿を露光系コントローラ10
3が露光し、その反射光を密着型CCDラインセンサに
よってR,G,Bの各色成分に分解し、点順次のアナロ
グ画像信号に変換される。このアナログ画像信号は不図
示のA/D変換部で各色成分が8ビットのデジタル画像
信号に変換され、輝度信号であるRGB各色がそれぞれ
線順次信号として出力される。この画像信号(デジタル
データ)は、画像処理部102で、R,G,Bの輝度レ
ベルデータから濃度であるC,M,Y,Bkの4色成分
のトナー量に対応したレベルのデータに変換される。そ
して、同時に色補正部で演算され、合成、変倍、移動等
の各種画像処理がおこなわれる。
【0016】プリンタ部300では、先ず、スキャナ部
100より送られてきたC,M,Y及びBkの各デジタ
ル画像データをそのデータの値に応じたパルス幅の信号
に変換する(いわゆるパルス幅変調処理)。レーザドラ
イブ部310はこの変換された信号に基づいて不図示の
半導体レーザ部を制御することで、結果として、半導体
レーザ部がC,M,Y及びBkのデータの値に応じた時
間だけレーザ光を発生する。実施例においては、1画素
当たりのレーザ光の点灯時間は256段階(8ビットに
対応)となっている。そして、各C、M、Y及びBkの
カラー色成分毎に順次デジタル的なドツト形式で露光・
現像処理を現像部314で行い、最後に定着部322に
よる定着することでカラー画像を形成する。
【0017】実際の記録処理を簡単に説明すると以下の
如くである。
【0018】先ず、記録に先立ち、プリンタ部コントロ
ーラ301は給紙制御部318に対して、用紙カセット
323から記録紙を1枚給紙制するよう指示する。これ
を受け、給紙制御部318は用紙カセット323から記
録紙を取り出し、それを転写ドラム319に巻き付け
る。尚、画像記憶合成装置200からの所定の指示を受
けた場合(画像記憶合成装置200から記録しようとす
る画像データが送られてきた場合)にも、同様の処理を
行う。
【0019】一方、この巻き付け処理が完了或いは所定
の状態にまでなったことを検出したら、スキャナ部10
0からの画像信号の受信を開始し、先に説明したように
各記録色成分単位の現像処理を開始する。説明が前後す
るが、実施例における現像部314は、中心軸に対して
回転自在になっており、その周囲に各記録色成分の現像
器が配設されている。従って、例えば、Y成分の現像を
行うときには、その色成分の現像器を感光ドラム315
に当接させるために回転させ、その位置を保持させる。
【0020】感光ドラム315の表面は、表面電位制御
部312の制御下で帯電部313が均一に帯電される。
そして、ポリゴンスキャナドライブ部311から発生し
たレーザ光が走査露光することでその表面上に静電潜像
が形成され、そこにその時点で当接された現像機による
色のトナーが付着(顕像化)する。このトナー像が転写
部316によって、転写ドラム319に巻き付けられた
記録紙に転写されることになる。感光ドラム315の表
面上に残った余分なトナーはドラムクリーニング部31
7によってき落され、次の色成分の現像処理に備えら
れる。
【0021】以上の過程を、Y,M,C,Bkの4色成
分に対して行われると、転写ドラム319に巻き付けら
れた記録紙上には各々の記録色成分のトナーが転写され
ていることになる。従って、次の段階で、分離器320
によって転写ドラム319から剥離され、搬送部321
を介して定着部322に搬送される。定着部322は搬
送されてきた記録紙上のトナーを、その記録紙に定着さ
せ、トレイ324に排出する。
【0022】尚、スキャナ部100がプリンタ部300
を制御することで、デジタルカラー複写機1000とし
ても機能することが可能となっている。
【0023】従って、カラースキャナ部100部の原稿
台に、原稿画像をセットし、不図示の複写開始キーを押
して、前述のプロセスに従ってカラースキャナ部からの
画像の読み込み、画像処理、カラープリンタ(300)
部での露光、現像、転写、定着のプロセスを経て画像が
形成され出力される。
【0024】次に、ネットワーク対応のカラーデジタル
複写機1001〜1003の構成を図3に示す。
【0025】前述したカラーデジタル複写機1000と
同様のプロセスに従って、カラースキャナ部から画像を
読み込み、画像処理、カラープリンタ部での露光、現像
転写、定着のプロセスを経て画像が形成され出力するこ
とも可能である。更に、操作部パネル105aのキー入
力によって、スキャナコントローラ101aが、原稿台
上の原稿をCCDより読み込み、A/D変換後、輝度信
号としてネットワークコントローラ104を介して、他
のネットワークデバイスへ伝送することも可能である。
また、他のネットワークデバイスから送られてきた画像
を取り込み、プリンタ部300aで画像を記録出力する
こともまた可能である。これを実現するため、スキャナ
部100aにはネットワークと接続するためのネットワ
ークコントローラ104aが設けられている。
【0026】図4は、制御用のホストコンピュータ40
0の構造を示している。
【0027】ホストコンピュータ400は、画像記憶合
成装置200とPDLのデータのコード/命令をやりと
りするためのインターフエースコントローラ420と、
中央制御のためのCPU405と、画像データの一時登
録、各種データ記憶のためのハードディスク451及び
それを制御するハードディスクコントローラ450と、
メインメモリ460、作業者からの指示入力手段として
のマウス431及びキーボード441、レイアウト・編
集・メニュー表示のためのカラーディスプレイ412、
表示用の画像を展開するディスプレイメモリ411、デ
ィスプレイメモリ411の画像をカラーディスプレイ4
12に表示させるためのディスプレイコントローラ41
0、及び、ディスプレイメモリ(411)上での画像レ
イアウト・編集を行う画像編集コントローラ413から
構成される。
【0028】図5は、実施例の画像記憶合成装置200
の構成を示している。
【0029】この装置は、大きく分けて、画像記憶合成
装置200全体を制御するメインコントローラ210
と、PDL(Page・Description・Language )データの内
容を解析しPDLデータ内のコマンド(多値ラスタ画像
以外のデータ)及びそのコマンド内でマスク処理を行う
マスク関係のコマンドを分離し、さらに、多値ラスタ画
像データを分離するPDL/マスク/ラスタ画像分離コ
ントローラ500と、分離されたPDLデータのコマン
ドデータの解析・イメージ展開を行うPDLインタープ
リタ部600と、その分離されたマスクコマンドを解析
して、マスク対象画像の位置・属性情報を登録するマス
ク部900と、分離されたカラーの多値ラスタ画像デー
タ及び、その位置・属性情報また、画像入力部100か
らのカラー多値画像データ及び、その位置・属性情報を
記憶/管理し、レイアウトを行う、ラスタ画像記憶部7
00と、マスク対象画像の位置・属性情報を記憶管理し
ているマスク部900からのマスク領域信号に基づい
て、分離されたPDLデータによりイメージ展開された
PDLラスタ画像からマスク画像を作成し、さらに、そ
のマスク画像データと分離されたカラーの多値ラスタ画
像データとを指定された論理演算により合成して、クロ
ッピングされた多値ラスタ画像を生成する。そして、分
離されたPDLデータによりイメージ展開されたPDL
ラスタ画像(マスク対象領域以外が有効となった画像)
と、上記論理演算が施されマスク画像により、クロッピ
ングされた多値画像データとをコンピュータ400上で
作成したイメージ通りに合成する、PDLラスタ/ラス
タ画像合成コントローラ800とから構成されている。
【0030】また、多値画像データの入力をPDLコー
ドから分離したものだけではなく、ネットワーク上から
伝送されてくる画像データパケットを受け取り、そのパ
ケットから、画像データ/パラメータの分離を行うネッ
トワークコントローラ505、更に、インターフェイス
としては、ストコンピュータ400とのPDLの命令
/コードをやりとりするための外部インターフェイスコ
ントローラ220と、デジタルカラー複写機1000と
の画像データ、命令をやりとりするカラーデジタルイン
ターフェイスコントローラ230も備えている。
【0031】図6は、PDLインタープリタ部600の
構成図を示している。
【0032】PDLメインコントローラ610は、PD
L/ラスタ画像分離コントローラ500より送られてき
た、PDLのベクトル(非ラスタ画像データ)系のコマ
ンドを受け取り、バッファメモリ630上に一旦そのコ
マンドを登録する。そして、PDLメインコントローラ
610は、入力したPDLコマンドをROM631から
の解析情報に基づいて、PDLラスタ画像メモリ640
上にイメージ展開する。そのイメージ展開の際に文字が
PDLコマンドによって指定されていれば、アウトライ
ンフォントROM650内からアウトラインのそのフォ
ントデータを引き出し、指定サイズにフォントイメージ
に展開し、RAM632に上記展開フォントイメージを
一旦登録し、PDLラスタ画像メモリ上の指定位置にイ
メージをはめ込む。同じコードのフォントが再度指定さ
れた場合には、RAM632のすでに登録されているフ
ォントイメージを利用することにより、展開時間を短縮
することが可能となっている。すなわち、このRAM6
32はフォントキャッシュとしても活用される。
【0033】こうして、最終的にPDLによって指定さ
れたイメージ情報は、PDLラスタ画像メモリ640に
展開されることになる。
【0034】図7は、ラスタ画像記憶部700の構成を
示している。
【0035】ラスタ画像記憶部700は、カラー画像を
複数個記憶することが可能で、記憶された画像データ
は、制御用のホストコンピュータ400からの命令によ
って複数のレイアウトをおこない、合成されてカラープ
リンタ300に出力され、カラープリント画像を得るこ
とができる。
【0036】この時、カラー画像データの入力先として
は、ホストコンピュータ400および、カラースキャナ
100/接続ネットワーク上の他のカラーデジタル複写
機1001〜1003のカラースキャナ等があり、これ
らはホストコンピュータ400からの命令、及び、前述
したネットワーク上のカラーデジタル複写機1001〜
1003の操作部により自由に切り替えることが可能と
なっている。
【0037】ホストコンピュータ400と画像記憶合成
装置200との間で交わされる画像データ、及び、各種
命令は、特定のフォーマットに基づいたものになってい
る。また、同様にネットワーク上のカラーデジタル複写
機と画像記憶合成装置200との間の画像データ/命令
も、特定のパケットフォーマットに基づいたものになっ
ている。
【0038】このラスタ画像記憶部700は、カラーラ
スタ画像データを制御するイメージメインコントローラ
710を中心に、カラーラスタ画像データを複数の登録
用ラスタイメージメモリ760〜761へ、効率よく配
置、及び、管理を行うメモリ管理コントローラ720
と、その登録された画像データの色に関する画像変換を
おこなう画像編集コントローラ730、及びレイアウト
編集を行うレイアウトコントローラ750が中心として
構成されている。
【0039】他に、そのラスタイメージメモリ760と
画像記憶合成装置200のメインバスとの制御を行うバ
スコントローラ740があり、更に、レイアウトコント
ローラ750は、1ページ内に複数のレイアウトが可能
で、イメージコントローラ710の指示により、バスコ
ントローラ740と連動して動作し、複数レイアウトし
たイメージをPDLラスタ/ラスタ画像合成コントロー
ラ800へ送ることが可能である。
【0040】図8はマスク900の構成を示している。
図示の如く、マスク部900は、マスクイメージメイン
コントローラ910と、このマスクイメージメインコン
トローラ910の制御の下で、分離されたPDLのマス
ク系のコマンドから、位置情報、位置の単位、マスク演
算タイプ、マスク対象プレーンのマスクロケーションテ
ーブルデータを作成し、そのテーブルを複数登録可能な
マスクロケーションテーブル970(図9参照)と、そ
のテーブルデータに基づいて、PDL上のマスク対象領
域の信号を発生させるマスク領域信号発生ユニット92
0と、マスク演算タイプにより対応するコードを発生さ
せるマスク論理演算コード発生ユニット921によって
構成されている。
【0041】以下に、上記構成のカラー画像合成出力シ
ステムの動作手順について図14及び図15を使用して
説明する。
【0042】(a)ホストコンピュータ上の処理 ホストコンピュータ400上では、DTP(ディスク・
トップ・パブリッシング)のソフトウェアがハードディ
スク451よりメインメモリ460上にロードされ、C
PU405により実行される。ユーザは、マウス431
やキーボード441を使用して文書と各種の画像データ
(ベクトルで形成されたイラストやスキャナ等により取
り込まれた自然画等の多値画像)のレイアウトを決定す
る作業(勿論文書の入力も含まれる)を、ディスプレイ
412上で確認しながら行う。
【0043】多値の自然画が文書イメージ上にレイアウ
トされた際に、その画像に対して2値のビットマップ画
像によって、マスクの処理を加えてクロッピングするこ
とも可能である。
【0044】その間作成された任意の文書イメージの加
工手順/多値画像データ/2値ビットマップマスク画像
等は、画像編集コントローラ413がメインメモリ46
0上に随時登録し、1ページの体裁が完了した時点で、
ハードディスクコントローラ450を制御してハードデ
ィスク451上に1ページ分の体裁として登録される。
【0045】この間、これによってディスプレイメモリ
411上に展開された文書イメージがディスプレイ41
2を通じて表示され、最終的に完成した時点で、ハード
ディスク上のレイアウトされた文書イメージの各種情報
がROM内のデバイスドライバ・ソフトウェアによっ
て、レイアウトして作成した文書や画像を定義するPD
L(Page Description Language )コードに変換され
る。
【0046】このように変換されたPDLコードは、文
字やイラストなどのベクトル系の情報と、レイアウトさ
れた自然画などの多値ラスタ画像のデータとマスク処理
のマスクコマンドや、そのマスクデータの2値ビットマ
ップマスク画像データが含まれることになる。
【0047】ここで、ホストコンピュータ400は、イ
ンターフェイス・コントローラ420に対して、画像記
憶合成装置200の外部インターフェイス・コントロー
ラ220と通信を行いPDLコードを画像記憶合成装置
200側へ転送する。
【0048】(b)PDLデータの分離 画像記憶合成装置200側では、転送されたPDLコー
ドを随時バッファメモリ240に蓄え、ある一定サイズ
になた時点(所定量のデータが格納される度に)で、
メインコントローラ210は、PDL/マスク/多値ラ
スタ画像分離コントローラ500に対してバッファメモ
リに蓄えられたPDLコードの分離解析を指示する。
【0049】PDL/マスク/多値ラスタ画像分離コン
トローラ500は、PDLコードの内容を1ラインづつ
判断し、多値ラスタ画像データに関するコマンドの場合
は、まずその画像のレイアウト位置、画像サイズ、1ピ
クセルあたりのビット数、ラスタデータの転送順のラス
タ画像データの情報をPDLコマンドから解析し、その
情報をラスタ画像記憶部700へ転送する。
【0050】また、多値ラスタ画像データに関するコマ
ンドではない場合(ベクトル系・マスク系)、マスクに
関するコマンドかチェックし、マスクコマンドの場合、
そのコマンド・パラメータを複製し、マスク部900に
転送する。それ以外のPDLコードは、そのままPDL
インタープリタ部600に転送される。
【0051】さらに上述したラスタ系PDLコマンドに
続いて送られてくる多値ラスタ画像データの実体を、P
DLコードから読み取り、多値ラスタ画像データのみ
を、先に送った画像サイズ・位置等の情報に続いて、ラ
スタ画像記憶部700へ転送する。
【0052】ここで、分離されたPDLの多値ラスタ系
コマンド・パラメータ、多値ラスタ画像実態のデータ
は、PDL/多値ラスタ画像分離コントローラ500で
ラスタ画像記憶部500のみに送られ、PDLインター
プリタ部600には送られず、PDLデータ上から削除
されることになる。これにより、PDLインタープリタ
部600では、多値ラスタ画像がないイメージでPDL
イメージ展開され、PDLのイメージ展開スピードの向
上がはかられる。その時、PDLインタープリタ部60
0は、すべてを2値CMYKデータとしてイメージ展開
する。
【0053】(c)PDL(ベクトル系・マスク系)デ
ータの処理 PDLメインコントローラ610は、PDL/多値ラス
タ画像分離コントローラ500より送られてきた、PD
Lのベクトル(非多値ラスタ画像データ)系・マスク系
のコマンドを受け取り、バッファメモリ630上に一旦
そのコマンドを登録する。そして、PDLメインコント
ローラ610は、送られてきたPDLコマンドをROM
631からの解析情報に基づいて、PDLラスタ画像メ
モリ640上にイメージ展開する。そのイメージ展開の
際に文字がPDLコマンドによって指定されていれば、
アウトラインフォントROM650内からアウトライン
情報のフォントデータを引き出し、指定サイズにフォン
トイメージに展開し、RAM632に上記展開フォント
イメージを一旦登録し、PDLラスタ画像メモリ640
上の指定位置にイメージをはめ込む。同じコードのフォ
ントが再度指定された場合、RAM632のすでに登録
されているフォントイメージを利用することにより、展
開時間を短縮することが可能となっている。
【0054】この際、PDLメインコントローラ610
は、PDLのマスク系のコマンド/パラメータの場合、
そのマスクイメージをプリンタ部300の解像度に合わ
せて上記のように作成し、PDLラスタ画像メモリ64
0上の指定位置にイメージをはめ込む。
【0055】最終的に、マスク/ベクトルイメージ情報
は、ホストコンピュータ400上で作成したものと同じ
イメージをプリンタ部300の解像度に合わせて、PD
Lラスタ画像メモリ640に2値のCMYKイメージと
して展開されることになる。
【0056】(d)マスク部の処理 マスク部900では、画像記憶合成装置200のメイン
コントローラ210の指示により、バスコントローラ9
40を介して、PDLデータから分離されたマスクコマ
ンド/パラメータが転送されてくる。マスクイメージメ
インコントローラ910はそのマスクコマンド/パラメ
ータを解析して、マスク対象画像の位置・属性情報をマ
スクロケーションテーブル970として登録する。マス
クロケーションテーブル970は、図9に示すように、
マスクID/マスク位置情報/マスク位置情報単位/マ
スク演算タイプ/マスク対象プレーンによって構成され
ている。
【0057】マスクロケーションテーブルは、複数個登
録しておくことが可能となっており、マスクイメージメ
インコントローラ910によって、まず、任意のマスク
IDが割り当てられる。次に、マスクコマンド/パラメ
ータから、そのマスクの対象矩形領域を算出し、その単
位、位置座標をテーブルに値をセットする。領域位置座
標は、(SX,SY)の左上の座標と、(EX,EY)
の右下の座標から構成されており、その時の座標単位
(mm/inch等)が、位置情報の単位にセットされ
る。その他のパラメータとして、マスク画像854と多
値ラスタ画像852とを演算する際の演算方法、たとえ
ば、AND,XOR等の指定をマスク演算タイプにセッ
トする。
【0058】また、マスク画像854を作成する際の、
PDLラスタ画像850のCMYKのどのプレーンとマ
スク演算するかを指定する、マスク対象プレーンのパラ
メータをセットする。
【0059】このようにして、PDLデータより分離/
作成されたマスクコマンド/パラメータより、多値のカ
ラー画像のマスクを作成するためのマスク領域データと
して、1ページにレイアウトされている数分マスクロケ
ーションテーブルが、マスク900に登録される。
【0060】(e)ラスタ画像データの処理 画像記憶合成装置200のメインコントローラ210の
指示により、ラスタ画像記憶部700のイメージメイン
コントローラ710は、バスコントローラ740を介し
て、まず、PDL/マスク/多値ラスタ画像分離コント
ローラ500より送られてきた多値ラスタ画像データの
画像ファイル名・レイアウト指定位置情報と属性情報を
基にそのラスタ画像に対して識別するための任意の画像
ID割り振り、メモリ管理コントローラ720にその情
報を渡す。
【0061】メモリ管理コントローラ720は、その
後、PDL/マスク/多値ラスタ画像分離コントローラ
500より送られてくる多値ラスタ画像データの実体と
その画像ID、画像サイズ、属性をラスタイメージメモ
リ760上に効率よく記憶し、その際の多値ラスタ画像
の記憶位置とサイズ等の属性情報と先につけた画像ID
とをリンクして、レイアウト位置情報/画像属性情報と
一緒に、位置/属性情報メモリ770に記憶する。
【0062】この情報は、実際のプリンタ出力が行われ
る際に利用される。これらの処理は、複数の画像に対し
て行うことができ、多値ラスタ画像データを複数個ラス
タイメージメモリ760に記憶することが可能である。
【0063】(f)多値ラスタ画像のネットワーク入力 上記ホストコンピュータ400上でレイアウトした多値
ラスタ画像を他の画像やもっと高解像度の画像と置き換
えたり、レイアウト上の配置を決定したが、そこにはめ
込む画像データを、ネットワーク上の他の利用者のデー
タと置き換えたりする場合、まず、置き換えもしくは、
決定した原稿画像をネットワーク上のデジタルカラー複
写機1001〜1003の原稿台上にセットする。
【0064】操作部上で、あらかじめ決定されている画
像記憶装置の登録IDを入力する。ネットワーク上のデ
ジタルカラー複写機内のネットワークコントローラ10
4aは、登録IDから対象となる画像記憶合成装置を決
定し、画像のレイアウト情報の要求パケットを送る。画
像記憶合成装置側は、レイアウト位置情報/画像属性情
報を、位置/属性情報メモリ770から引き出し、ネッ
トワークコントローラ505が、図12に示すように、
レイアウト情報をカラー複写機のネットワークコントロ
ーラ104aにかえす。レイアウト情報のパケットに
は、トータルのレイアウト数/それぞれのレイアウト位
置(SX,SY,Width,Hieght)とその画
像の登録IDの情報が入っている。この情報を基に、ネ
ットワーク対応のデジタルカラー複写機1001のスキ
ャナコントローラは、操作パネル上に、ページ上のレイ
アウト位置/画像のタイプを表示し、パネル上のキーに
よりはめ込む画像のNoを指定する(図13参照)。こ
のパネル上に表示されたレイアウトは、ホストコンピュ
ータ上で作成されたものと同じで、ラスタ画像のみ、そ
の位置が解るようになっている。その操作部上で、はめ
込みたい画像のIDを入力する。そのとき、画像データ
をRGB/グレースケール/2値ビットマップの内のど
のタイプで入力処理するかは、パネル上で表示されてい
るものとなる。
【0065】ネットワーク上の複写機では入力時の解像
度を指定し、コピータスタート(OK)の指示を入力す
る。すると、スキャナコントローラ101aが指示を出
し、CCDより読み込んだRGBカラーの輝度情報を画
像処理部102aで指示された画像サイズに縮小し、さ
らにそのRGBデータを指示された画像タイプ変換
し、図10に示すように画像データのパラメータと、画
像データをネットワークパケットにセットし、ネットワ
ークコントローラ104aにより、指定の画像記憶装置
へ転送される。
【0066】基本的にパケットの基本構造10001
は、図10に示すように、先頭から、ネットワーク上の
相手のアドレス、送り元のアドレス、パケットのタイ
プ、パケットの長さ、そして、データという構造になっ
ている。このデータ部10002/10003/100
04は図のように、画像データを転送するために、いく
つかのパラメータ部と、画像データから構成されてい
る。
【0067】画像データは、複数のパケットに分けられ
ており、第1のパケット10002に連続パケットI
D、画像データタイプ、幅、高さがセットされ、まず転
送される。さらに、第2パケット部10003から実際
の画像データの実体がはいり、連続パケットIDが加算
セットされ、伝送される。
【0068】画像記憶合成装置側では、ネットワークを
介して送られてきたデータパケットの相手先アドレスを
調べ、一意的に決められている自分のアドレスと比較
し、一致した場合そのパケットを受け取り、送り元にデ
ータ受け取りデータパケットを返送する。ネットワーク
コントローラ505は、まず、第1のパケット1000
2であるか連続パケットIDの値をチェックする。連続
パケットIDが、0であることを確認し、パケット内部
を解析し、送られてくる画像データのタイプ、画像登録
ID、トータルパケット数、サイズ(WIDTH/HE
IGHT)のパラメータを取り出す。それにより、ネッ
トワークコントローラ505は、指定の画像登録ID、
画像サイズのパラメータに基づいて、ラスタ画像記憶部
のイメージコントローラに対して、ラスタイメージメモ
リを確保し、画像タイプ、ID、サイズを属性情報メモ
リ770に登録する。このようにして確保されたラスタ
イメージメモリ内に、分割して送られてくる画像データ
を部分的に登録していくことになる。次にネットワーク
コントローラ505は、連続して送られてくるパケット
を前述したように受け取り、その内部の連続パケットI
Dを調べて、図11のパケットテーブル10006に対
応するIDのフラグをセット(ON)する。
【0069】そして、パケット内の画像データをトータ
ルパケット数と、連続パケットIDから算出したラスタ
イメージメモリ(先に確保した)内の位置に、その画像
を部分登録する。登録後、パケットテーブル10006
内の分割パケットID10009〜10011を調べ
て、全てがONになっていれば、指定画像の登録が終了
したことをラスタ画像記憶部700のイメージコントロ
ーラ710に知らせる全パケットが揃っていない場
合、前述した手順を繰り返して、指定の画像データが登
録完了するまで繰り返すことになる。これにより、ラス
タ画像の位置・属性情報メモリ770に、ネットワーク
上のスキャナ画像(高解像度)がリンクされたことを登
録する。
【0070】(g)多値ラスタ画像のリンク 画像記憶合成装置のメインコントローラ210は、順
次、ラスタ画像の位置・属性情報メモリ770上の、ネ
ットワーク上から送られてきたスキャナ画像がリンクさ
れているかをチェックする。これにより複数のユーザ
が、出力の場所から離れているところから1ページ分の
個々の画像データを登録することができ、全体の画像が
全て揃ったときに自動的にプリントを開始することがで
きる。
【0071】PDLラスタ・ラスタ画像合成コントロー
ラ800内では、3つの処理が行われる。まず、マスク
領域信号852から、その対象となるPDLラスタ画像
850を使用して、マスク画像854を作成する。そし
て、そのマスク画像と多値ラスタ画像852を指定され
た論理演算により、クロッピングを行い、そのクロッピ
ング画像855を作成する。最後に、先のマスク対象領
域のPDL画像がクリアされたPDLラスタ画像853
とクロッピング画像855を合成して、合成画像856
を作成する。
【0072】以下にその手順を述べる。
【0073】(h)マスク画像作成 PDLインタープリタ部600での1ページ分のイメー
ジ展開と、ラスタ画像記憶部700での前述したラスタ
画像のリンク処理が終了した時点で、ホストコンピュー
タ400から指示を出し、PDLラスタ・ラスタ画像合
成コントローラ800に対して、メインコントローラ2
10は、それぞれのバスコントローラ620・720か
らイメージ展開された画像データ850/852の転送
を指示する。
【0074】それと同時に、マスク部900のマスク領
域信号発生ユニット920は、マスクロケーションテー
ブルのデータに基づいて、1ラインごとにマスク対象領
域でマスク対象領域信号851がONになり、対象領域
外ではOFFになる。
【0075】マスク作成ユニット802は、このマスク
対象領域信号を使用して、同期している2値のPDLラ
スタ画像信号850から、2値のマスク画像854を作
成する。
【0076】マスク対象領域信号851がONのとき、
PDLラスタ画像信号850が有効となり、その有効範
囲のPDLラスタ画像信号850がマスク画像信号85
4となる。そして、さらに、マスク作成ユニット802
は、マスク対象領域信号851がONのときのPDLラ
スタに画像信号850を0にして、マスク対象範囲のP
DL画像を消去し、新しいPDLラスタ画像信号853
を作成する。
【0077】(i)多値クロッピング画像作成 ラスタ画像記憶部700では、PDLラスタ・ラスタ画
像合成コントローラ800からの1ラインごとのタイミ
ングに従って、ラスタ画像記憶部700のレイアウトコ
ントローラ750が、上述したようにスキャナ画像との
入れ替えられた位置情報・属性情報メモリ770の内容
をもとに、登録されている多値ラスタ画像データを、画
像編集コントローラ730を使用してレイアウトされて
いる指定サイズに拡大・縮小する。そして、バスコント
ローラ740を介して、PDLラスタ・ラスタ画像合成
コントローラ800へ多値ラスタ画像852が転送され
る。
【0078】マスク部900のマスク論理演算コード発
生ユニット921は、マスクロケーションテーブルのデ
ータに基づいて、特定の論理演算コード857をマスク
対象画像作成ユニット803にセットする。
【0079】マスク対象画像作成ユニット803は、先
に作成されたマスク画像信号854に基づいて、それと
同期している多値ラスタ画像852を論理演算コード8
57に従った論理演算AND・XOR等の論理演算によ
って、クロッピング処理する。
【0080】例えば、論理演算コード857がANDの
処理のコードの場合、マスク対象画像作成ユニット80
3は、マスク画像信号854が、ONの時、多値ラスタ
CMYK画像の信号を有効としてそのまま通し、OFF
の時、多値ラスタCMYK画像の信号を0、つまり、白
レベルに落とす。
【0081】このようにして、マスク対象画像作成ユニ
ット803は、PDLラスタ画像850から作られた、
マスク画像信号854を利用して、多値ラスタ画像85
2をマスクでクロッピングした画像信号855を作成す
る。
【0082】(j)PDLイメージ/ラスタ画像の合成 PDLインタープリタ部600からのイメージは、その
まま1ページ分としてデータを1ラインごとにCMYK
のフレーム単位で転送する。この画像データは、先に述
べた通り、マスク対象の領域の画像が0(白レベル)に
なっている。
【0083】最終的にこのPDLイメージと上述したマ
スク処理の施された多値ラスタイメージ855の2つの
ラスタイメージをPDLラスタ・ラスタ画像合成ユニッ
ト801が合成し、画像記憶合成装置200のメインコ
ントローラ210が、プリント動作開始の命令及び、合
成画像データ856をカラーデジタルインターフェイス
コントローラ230を介して、デジタルカラー複写機1
000へ転送する。
【0084】この時、PDLインタープリタ部600が
展開した文字・イラスト等の2値CMYKイメージであ
るPDLラスタ画像信号853のビットのON/OFF
は、それぞれ、多値画像データの最高濃度(FFH)/
最低濃度(00H)データへ変換され、多値ラスタ画像
855のカラー多値データと合成されることになる。
【0085】(k)デジタルカラー複写機によるプリン
タ出力 デジタルカラー複写機1000側では、この画像記憶合
成装置200のメインコントローラ210からのプリン
ト動作開始の命令をカラーデジタルインターフェイスコ
ントローラ230/104を介して受け取り、その命令
に従って、前述したような複写プロセスを実行し、PD
Lの文字/イラスト等の2値イメージと多値のカラーラ
スタ画像とが合成された多値合成画像信号856のイメ
ージ出力を得ることが可能となっている。
【0086】また、上記実施例は、ホストコンピュータ
400からのイメージ制御コマンドは、PDLのような
プログラマブルなタイプのものだけではなく、キャラク
タコードの制御コード系のものにも応用できる。
【0087】ホストコンピュータ400から送られてき
たキャラクタコードデータは、外部インターフェイス4
20からいったん画像記憶合成装置200のバッファメ
モリ240上に蓄えられる。そのデータは、上述したP
DL/ラスタ画像分離コントローラ500に相当するキ
ャラクタ系制御コードとラスタ画像データを分離するコ
ントローラによって、蓄えられたキャラクタデータ順
に、順次、制御系コードか、単なる文字コードかチェッ
クされる。制御系のコードの場合、その制御に対応した
イメージ展開を行うインタープリタ部600へ送られ、
ROM631上の制御系コードの処理に基づいたイメー
ジ展開動作を行う。
【0088】また、イメージ制御コードの場合、イメー
ジのデータサイズ/位置情報が指定されその後、実際の
イメージデータが画像データとして送られてくるのでそ
れらをラスタ画像記憶部700に送り、上述した各種処
理が可能となっている。
【0089】<第2の実施例の説明>上記第1の実施例
の拡張したカラー画像合成出力システムを第2の実施例
として説明する。
【0090】本第2の実施例は、画像合成を行っていた
画像記憶合成装置200を1つのネットワーク上で複数
個配置し、ネットワーク上でのスキャナ入力画像の登録
合成先を任意に指定することを可能とする。
【0091】第2の実施例の場合、第1の実施例のよう
にホストコンピュータ400上で、ユーザは、マウス4
31・キーボード441を使用して文書と各種の画像デ
ータ(ベクトルで形成されたイラストや、スキャナ等に
より取り込まれた多値自然画等)のレイアウト処理を、
ディスプレイ412上で確認しながら直接行う。
【0092】多値の自然画が文書イメージ上にレイアウ
トされた際に、その画像に対して2値のビットマップ画
像によって、マスクの処理を加えてクロッピングするこ
とも可能である。
【0093】その間作成された任意の文書イメージの加
工手順/多値画像データ/2値ビットマップマスク画像
等は、画像編集コントローラ413がメインメモリ46
0上に随時登録し、1ページの体裁が完了した時点で、
ハードディスクコントローラ450を制御してハードデ
ィスク451上に1ページ分の体裁として登録される。
【0094】最終的に体裁が完成した時点で、ハードデ
ィスク451上に記憶された文書レイアウト、イメージ
の各種情報が、ROM内のデバイスドライバ・ソフトウ
ェアによって、レイアウトして作成した文書を定義する
PDL(Page Desciption Language)コードに変換さ
れ、自然画等のカラー多値画像データは、PDL内に記
述され、第1の実施例と同様に画像記憶合成装置200
に転送される。
【0095】一方、このように変換されたPDLコード
は、PDL/ラスタ/マスク画像分離コントローラによ
り、それぞれに分離され、前述したように登録される。
【0096】一方、ネットワーク上のデジタルカラー複
写機1001〜1003では、置き換えもしくは、決定
した原稿画像をネットワーク上のデジタルカラー複写機
1001〜1003の原稿台上にセットする。
【0097】操作部上で、あらかじめ決定されている画
像記憶装置の登録IDを入力する。ネットワークコント
ローラ104aは、登録IDから、対象となる画像記憶
装置を決定し、画像のレイアウト情報の要求パケットを
送る。画像記憶装置側は、レイアウト位置情報/画像属
性情報を、位置/属性情報メモリ770から引き出し、
ネットワークコントローラ505が、図17に示すパケ
ットを、レイアウト情報をカラー複写機のネットワーク
コントローラ104aに返す。レイアウト情報のパケッ
トには、トータルのレイアウト数/それぞれのレイアウ
ト位置(SX,SY,Width,Height)とそ
の画像の登録ID、及びその画像データが他のデジタル
カラー複写機により既にリンクされたかどうかのリンク
済みフラグ情報が入っている。この情報を基に、ネット
ワーク対応のデジタルカラー複写機1001〜1003
のスキャナコントローラは、操作パネル上に、ページ上
のレイアウト位置/画像のタイプを表示し、パネル上の
キーによりはめ込む画像のNoを決定する(図16参
照)。このパネル上に表示されたレイアウトは、ホスト
コンピュータ上で作成されたものと同じで、ラスタ画像
のみ、その位置が解るようになっており、既に他のユー
ザによって画像が転送され、リンクされていた場合、パ
ネル上では、その画像エリアがグレーで表示される。
【0098】そのため、その位置には、画像をはめ込む
ことができないようにプロテクトされるので、画像のI
Dを入力することはできない。
【0099】次にその操作部上で、はめ込みたい画像の
IDを入力する。そのとき、画像データをRGBカラー
/グレースケール/2値ビットマップ内のどのタイプで
入力処理するかは、パネル上で表示されているものとな
る。その後、第1の実施例と同様の手順で、画像記憶合
成装置200のメインコントローラは、PDLラスタ/
ラスタ画像合成コントローラ800を使用して、2系列
の文字イメージ(2値画像)とマスク画像と論理演算合
成されたネットワーク上のデジタルカラー複写機から送
られた自然画イメージ(カラー多値画像)とを合成して
出力することが可能となる。画像の合成が行われ、ネッ
トワーク上のデジタルカラー複写機のスキャナから入力
した画像と入れかわったかたちとなる。これによって、
ホストコンピュータ上でレイアウトしていた低解像度の
イメージの代わりに、ネットワーク上のデジタルカラー
複写機のスキャナから読み込んだ高解像度のイメージと
リンクしなおすことが可能となる。高解像度の大きなデ
ータを転送する必要性がなく高速・簡略化につながる。
【0100】このようにして、1台の画像記憶合成装置
に対して、複数ユーザがレイアウトを行う際に、レイア
ウト可能なエリアのみの判別が可能となる。
【0101】尚、上記実施例において、ネットワークに
接続されている壮図としてデジタルカラー複写機を例に
して説明したが、これに限るものではない。要するに、
印刷しようとする画像データを発生し、ネットワーク上
に出力する装置であれば他のどのような装置であっても
構わないからである。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
ストコンピュータで作成された文書画像のレイアウトを
画像入力装置側で確認できると共に、該当するレイアウ
ト中に設定された画像についても、所望とする画像で置
き換え、印刷させることが可能になる。
【0103】
【0104】
【0105】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例におけるシステム構成図である。
【図2】実施例のデジタルカラー複写機の構成図であ
る。
【図3】実施例におけるネットワーク対応デジタルカラ
ー複写機の構成図である。
【図4】実施例のホストコンピュータの構成図である。
【図5】実施例の画像記憶合成装置の構成図である。
【図6】画像記憶合成装置内のPDLインタープリタ部
の構成図である。
【図7】画像記憶合成装置内のラスタ画像記憶部の構成
図である。
【図8】画像記憶合成装置内のマスク部の構成図であ
る。
【図9】実施例のマスクロケーションテーブル図であ
る。
【図10】実施例のネットワークパケットの構成図であ
る。
【図11】実施例のネットワークパケットテーブル構成
図である。
【図12】実施例のレイアウトパケットテーブル構成図
である。
【図13】実施例のレイアウト表示パネル図である。
【図14】実施例のPDLラスタ/ラスタ画像合成処理
図である。
【図15】実施例の合成処理の流れ図である。
【図16】第2の実施例のレイアウト表示パネル図であ
る。
【図17】第2の実施例のレイアウトパケットテーブル
構成図である。
【符号の説明】
100 スキャナ部 200 画像記憶合成装置 300 プリンタ部 400 ホストコンピュータ 500 PDL/ラスタ画像分離部 600 PDLインタープリタ部 700 ラスタ画像記憶部 800 画像合成部 900 マスク部 1000〜1003 デジタルカラー複写機 10000 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 G06T 11/60 100

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷制御情報を作成するホストコンピュ
    ータと、 前記ホストコンピュータで作成された印刷制御情報を記
    録媒体に印刷するプリンタと、 所定のネットワークに接続され、かつ前記ホストコンピ
    ュータと前記プリンタとに接続され、これらの間に介在
    し、前記ホストコンピュータで作成された印刷制御情報
    から合成画像を生成する画像記憶合成装置と、 前記ネットワークに接続され、所望の画像を発生可能な
    画像入力装置とを有する画像処理システムであって、 前記画像入力装置は、前記印刷制御情報に含まれる前記合成画像のレイアウト
    情報を 前記画像記憶合成装置から取得し、表示する表示
    部と、前記レイアウト情報を基に前記印刷制御情報に含まれる
    画像を置換えるべく、置換え用 の画像を指定する指定手
    段と、 前記指定手段により指定された前記置換え用の画像を前
    記画像記憶合成装置へ転送する転送手段とを有し、 前記画像記憶合成装置は、前記転送手段から転送される
    前記置換え用の画像で、前記印刷制御情報に含まれる画
    像を置換えて前記合成画像を生成し、前記プリンタへ出
    力することを特徴とする画像処理システム。
  2. 【請求項2】 前記印刷制御情報はページ記述言語で記
    述されたデータであり、前記画像記憶合成装置が作成す
    る前記印刷制御情報に含まれる合成画像のレイアウト情
    前記ページ記述言語のデータから解析されるラス
    タ画像に関するコマンドに基づいて作成されることを特
    徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  3. 【請求項3】 前記ページ記述言語のデータには、画像
    のマスク処理に関するマスク処理コマンドが含まれ、前
    記画像記憶合成装置は、前記マスク処理コマンドを解析
    して、前記画像入力装置からの置き換え用の画像で置換
    えられるマスク対象画像領域を登録し、マスク画像領域
    を含むレイアウト情報を作成することを特徴とする請求
    項2記載の画像処理システム。
  4. 【請求項4】 印刷制御情報を作成するホストコンピュ
    ータと、 前記ホストコンピュータで作成された印刷制御情報を記
    録媒体に印刷するプリンタと、 所定のネットワークに接続され、かつ前記ホストコンピ
    ュータと前記プリンタとの間に接続され、前記ホストコ
    ンピュータで作成された印刷制御情報から合成画像を生
    成する画像記憶合成装置と、 前記ネットワークに接続され、所望の画像を発生可能な
    画像入力装置とを有する画像処理システムにおける画像
    処理方法であって、前記画像入力装置 上で、前記印刷制御情報に含まれる合成画像のレイアウト情報
    前記画像記憶合成装置から取得し、表示する表示工程
    と、前記レイアウト情報を基に前記印刷制御情報に含まれる
    画像を置き換えるべく、置き換え用の 画像を指定する指
    定工程と、 前記指定工程により指定された前記置き換え用の画像を
    前記画像記憶合成装置へ転送する転送工程とを有し、 前記画像記憶合成装置上で、 前記転送工程から転送される画像で前記印刷制御情報に
    含まれる画像を置き換えて前記合成画像を生成し前記プ
    リンタへ出力する出力工程とを有することを特徴とする
    画像処理方法。
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