JP3452806B2 - シリンダー型スクリーン印刷機 - Google Patents

シリンダー型スクリーン印刷機

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JP3452806B2
JP3452806B2 JP25406398A JP25406398A JP3452806B2 JP 3452806 B2 JP3452806 B2 JP 3452806B2 JP 25406398 A JP25406398 A JP 25406398A JP 25406398 A JP25406398 A JP 25406398A JP 3452806 B2 JP3452806 B2 JP 3452806B2
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cylinder
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勇雄 三輪
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株式会社桜井グラフィックシステムズ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリンダー型スクリ
ーン印刷機に係り、厚紙及び薄紙を印刷することがで
き、特に厚紙を搬送する場合に、厚紙の搬送時のズレを
抑制することができるシリンダー型スクリーン印刷機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からシリンダー型スクリーン印刷機
では、厚紙を印刷する場合、印刷用紙に印刷した文字や
図形が版下と厳密には一致せず、前後方向に伸びてしま
ういわゆる刷り伸びが生じていた。
【0003】この原因は、印刷胴の胴径は決まっている
ものの、印刷胴の外周に巻回される印刷用紙の厚みは様
々であり、厚めの印刷用紙では胴径が太くなってしま
う。そのため、厚めの印刷用紙に印刷した場合には版下
と比べ文字や図形が伸びて印刷されてしまうためであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】厚紙を印刷胴に巻回す
るのではなく、チェーンに設けた排出グリッパ装置で、
印刷胴の接線方向に厚紙を搬送することにより、印刷を
行なうタイプのシリンダー型スクリーン印刷機が提案さ
れている。
【0005】しかし、このタイプのスクリーン印刷機に
おいては、排出グリッパ装置の駆動は、版枠の動きと機
械的なズレを生じ、それを補正する手段が設けられてい
ない問題がある。
【0006】本願の目的は、厚紙を印刷する場合に特有
な印刷延び等の印刷によるズレがないシリンダー型スク
リーン印刷機を提供することにある。又、本願の目的
は、薄紙及び厚紙のいずれも印刷できるシリンダー型印
刷機を提供することにある。
【0007】さらに、本願の他の目的は、印刷の刷り伸
び等の補正が可能なシリンダー型印刷機を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、印刷胴を正回動させその回動
に同期させてスクリーン版枠を前進させるとともに、ス
クリーン版枠のスクリーン版をスキージにて加圧し印刷
胴上の被印刷体に印刷する一方、スクリーン版枠が印刷
終点に達した後に印刷胴を逆回動させその回動に同期さ
せてスクリーン版枠を後退させて印刷始点に復帰させる
ようにしたシリンダー型スクリーン印刷機において、前
記印刷胴に取着され、印刷時に被印刷体の始端をくわえ
て、被印刷体を正回動する印刷胴の周面に沿わせる第1
グリッパ機構と、前記スクリーン版枠の下部に対して設
けられ、被印刷体の始端を把持及び開放自在に構成され
た第2グリッパ機構と、スクリーン版枠が前進時に第2
グリッパ機構を下方へ案内するとともに、第2グリッパ
機構を前方向へ案内するガイド部とを備え、前記印刷胴
上で印刷された被印刷体は、その端部が第1グリッパ機
構又は第2グリッパ機構によって選択的に把持されて搬
送されるシリンダー型スクリーン印刷機を要旨とするも
のである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1において、ガ
イド部は、スクリーン版枠の下部に支持されるととも
に、スクリーン版枠前進時に、第2グリッパ機構を下方
へ案内する第1ガイド部材と、スクリーン版枠の下方に
配置され、スクリーン版枠前進時に第2グリッパ機構を
前方向に案内する第2ガイド部材とを備えているシリン
ダー型スクリーン印刷機を要旨とするものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項2において、第
1ガイド部材は、スクリーン版枠の移動方向に沿った鉛
直面内において、スクリーン版枠に対し傾斜調節可能に
取付けられているシリンダー型スクリーン印刷機を要旨
とするものである。
【0011】(作用)請求項1の発明によれば、薄紙か
らなる被印刷体を印刷する際には、印刷胴を正回動させ
その回動に同期させてスクリーン版枠を前進させるとと
もに、スクリーン版枠のスクリーン版をスキージにて加
圧し印刷胴上の被印刷体に印刷する。その際、第1グリ
ッパ機構にて、被印刷体の始端をくわえて、被印刷体を
正回動する印刷胴の周面に沿わせ排出する。
【0012】又、厚紙からなる被印刷体を印刷する際に
は、印刷胴を正回動させその回動に同期させてスクリー
ン版枠を前進させるとともに、スクリーン版枠のスクリ
ーン版をスキージにて加圧し印刷胴上の被印刷体に印刷
する。この際、第2グリッパ機構は、被印刷体の始端を
把持した状態で、スクリーン版枠とともに前進し、この
とき、ガイド部にて第2グリッパ機構は、下方へ案内さ
れるとともに、前方向へ案内される。
【0013】請求項2の発明によれば、厚紙からなる被
印刷体を印刷する際、第1ガイド部材は、スクリーン版
枠前進時に、第2グリッパ機構を下方へ案内する。又、
第2ガイド部材は、スクリーン版枠前進時に第2グリッ
パ機構を前方向に案内する。
【0014】請求項3の発明によれば、第1ガイド部材
を、スクリーン版枠の移動方向に沿った鉛直面内におい
て、スクリーン版枠に対し傾斜調節する。このことによ
り、印刷の刷り伸びを抑制することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明をシリンダー型スク
リーン印刷機に具体化した実施の形態を図1〜図23を
参照して説明する。
【0016】なお、以下の説明においては被印刷体とし
ての印刷用紙の搬出方向を前とし、その反対方向を後と
する。図1に示すようにシリンダー型スクリーン印刷機
(以下、印刷機という)はそのフレーム11のほぼ中央
に印刷機構13の主要部を有する。以下、まず、印刷機
の概要について説明する。
【0017】同印刷機構13の上流側には搬送装置1
2、下流側には排出装置14が備えられている。搬送装
置12の上流側にはフィーダ15が配置されている。印
刷機構13、搬送装置12、排出装置14及びフィーダ
15は駆動部24により駆動される。
【0018】印刷機構13は印刷枠16、ドクター1
7、スキージー18及び印刷胴としての印刷シリンダー
19から構成されている。印刷枠16はフレーム11上
部にて前後方向へ往復摺動可能に装着されている。印刷
枠16には印刷版27が固定されている。印刷版27上
において、フレーム11にはドクター17及びスキージ
ー18が垂直方向に移動可能に配置されている。印刷シ
リンダー19は印刷枠16の往復運動と同期して往復回
動可能であり、第1グリッパ機構20を有する。第1グ
リッパ機構20が備えるグリッパ201にて印刷用紙を
把持可能である。スキージー18は印刷版27を印刷シ
リンダー19に圧接可能である。印刷用紙はフィーダー
15にストックされている。
【0019】搬送装置12は給紙ベルト22から構成さ
れ、印刷機構13の上流に配置されている。そのベルト
22はフィーダー15から供給された印刷用紙を印刷シ
リンダー19の回転と同期して印刷機構13へ供給す
る。
【0020】排出装置14は、上流側から副排紙ベルト
28、及び主排紙ベルト29から構成され、印刷機構1
3の下流に配置されている。そのベルト28,29は、
印刷機構13で印刷された印刷用紙を印刷シリンダー1
9の回転と同期して機外へ排出する。
【0021】薄紙からなる印刷用紙の場合には、フィー
ダ15内の印刷用紙が給紙ベルト22を経由して印刷機
構13へと供給されると、印刷機構13ではまず、印刷
シリンダー19が時計回り方向へ回動し、印刷用紙は印
刷シリンダー19の第1グリッパ機構20のグリッパ2
01により把持される。このとき、ドクター17が印刷
版27の上でインキをスキージー18に向かって押し戻
す。グリッパ201が印刷用紙を把持すると印刷シリン
ダー19は直ちに反時計回り方向に反転回動(正回動)
して印刷用紙を印刷シリンダー19に巻装する。この反
転期間中にスキージー18は印刷版27を介して印刷シ
リンダー19上の印刷用紙に印刷を行う。
【0022】薄紙からなる印刷用紙はグリッパ201が
主排紙ベルト29に達するとグリッパ201から開放さ
れ、排出装置14へと供給される。印刷用紙はその後、
主排紙ベルト29のバキューム作用によって吸引された
状態で下流へ運ばれ、機外へ排出される。
【0023】又、図9に示すように、第1グリッパ機構
20とは別に設けられた第2グリッパ機構30は、印刷
枠16の前端部の下部に対して分離可能に設けられ、紙
用時には、図9の(A),(B),(C)に示されてい
るように第2グリッパ機構30の姿勢を制御するための
姿勢制御ガイドレール31上を移動する。第2グリッパ
機構30は、厚紙を被印刷体として使用する場合に使用
される。
【0024】以下、第1グリッパ機構20及び第2グリ
ッパ機構30の詳細を説明する。 (第1グリッパ機構)図2は、印刷シリンダー19の切
欠面21を平面視した第1グリッパ機構20の平面図、
図3は第1グリッパ機構20の要部平面図、図4は同じ
く第1グリッパ機構20の要部平面図、図5(a)は第
1グリッパ機構の収納状態を示す側断面図、図5(b)
は第1グリッパ機構の使用状態を示す側断面図、図6は
第1グリッパ機構の作用を示す要部平面図、図7は図3
のA−A線断面図、図8は操作レバー219の作用を示
す平面図である。
【0025】図2及び図5(a)に示すように第1グリ
ッパ機構20は、印刷シリンダー19の周面において長
さ方向に設けられた切欠面21上に配置されている。第
1グリッパ機構20のシャフト202は、切欠面21の
左右両端に配置した一対の軸受204に対して回動自在
に支持されている。
【0026】なお、この明細書で左右とは、図2、図
3、図4、図6、図8、図10〜図13において、共通
である。回転部材としてのパイプ203はシャフト20
2により、その軸心の回りで回動自在に嵌合されるとと
もに、切欠面21上に所定の間隔を隔てて配置された複
数の軸受205にて回動自在に支持されている。図2及
び図6に示すように一対のストッパカラー206は、パ
イプ203の中央に対して、軸受205を挟むようにし
て固定され、軸受205に係合することにより、パイプ
203の横方向の移動を阻止している。
【0027】図3、図4、図5(a)、図5(b)に示
すように複数の取付ブロック207は、パイプ203に
対して、所定間隔をおいてボルト208により締付固定
されている。取付ブロック207の上面(図5(b)に
おいて、上に位置する面をいう。)には、可動爪20
9、及び可動爪209を押さえる押さえ板210がボル
ト211により締付固定されている。可動爪209及び
押さえ板210は、パイプ203の回動位置により、図
5(b)に示す使用位置と、図5(a)の収納位置に配
置可能とされている。前記可動爪209及び押さえ板2
10とにより、グリッパ201が構成されている。
【0028】図5(b)に示す使用位置は、可動爪20
9が印刷シリンダー19に形成された咥え縁部23に当
接する位置である。又、図5(a)に示す収納位置は、
可動爪209が切欠面21に当接する位置である。
【0029】ストッパ取付部材212は、切欠面21に
対して固定され、切欠面21の中央に位置する取付ブロ
ック207に近接して配置されている(図4参照)。ス
トッパ取付部材212の側面には、棒状をなすストッパ
213が図4において左右向に沿って進退自在に配置さ
れている。同ストッパ213は図示しない付勢バネにて
近接した取付ブロック207側に付勢されている。
【0030】そして、グリッパ201が図5(b)に示
す使用位置に位置する際には、ストッパ213は図4に
示すように取付ブロック207の側面に押圧して当接さ
れている。又、グリッパ201が図5(a)に示す収納
位置に位置する際には、前記図示しない付勢バネにより
ストッパ213の先端が突出し、取付ブロック207の
係止面207aに係合して、取付ブロック207の時計
回り方向(図5(b)において)の回動を阻止する。
【0031】図7に示すようにパイプ203の片方の端
部は、外周面にセレーション214が形成されている。
可動カラー215は前記セレーション214に対しパイ
プ203の軸心方向に沿って摺動自在にスプライン結合
されている。従って、可動カラー215は、パイプ20
3に対して軸心回りの回動は不能にされ、パイプ203
の自身の回転にともなって一体に回転するようにされて
いる。
【0032】図7に示すように前記可動カラー215の
下部には、ボルトからなる係合ピン216が突設されて
いる。図3に示すように前記可動カラー215の外周に
は、パイプ203外周面に当接可能に止めネジ217が
螺入されており、止めネジ217を締付方向へねじ込む
ことにより、可動カラー215はパイプ203に対して
固定される。又、止めネジ217を反締付方向に螺退す
ることにより、可動カラー215はパイプ203に対し
てパイプ203の軸心方向に沿って移動可能とされてい
る。可動カラー215の側面には係合凹部218が形成
されている。
【0033】図6に示すように、操作レバー219は、
切欠面21に対して軸220により切欠面21に沿って
揺動自在に支持されている。なお、図3においては、操
作レバー219の図示は説明の便宜上省略されている。
操作レバー219は、可動カラー215に対応して配置
されるとともにL形に形成されている。操作レバー21
9は操作端部が図8に示す実線位置から反時計回り方向
に操作されることにより、可動カラー215の係合ピン
216に係合して、止めネジ217が緩められた状態の
可動カラー215を図6に示すように移動可能とされて
いる。
【0034】固定カラー221は前記可動カラー215
に対向して、シャフト202に固定されている。固定カ
ラー221の可動カラー215に対向した側面には、係
合突起222が形成され、可動カラー215の係合凹部
218に対して嵌合可能とされている。バネ掛止めカラ
ー223は固定カラー221に隣接してシャフト202
に固定されている。キックバネ224は捩じりコイルバ
ネからなり、シャフト202に巻装されている。同キッ
クバネ224の一端は軸受204に係止され、他端はバ
ネ掛止めカラー223に係止されている。キックバネ2
24はバネ掛止めカラー223を介してシャフト202
を、図5(b)において、時計回り方向へ付勢するよう
にされている。すなわち、図5(b)の使用位置のグリ
ッパ201を咥え方向へ付勢している。
【0035】図3に示すように前記可動カラー215の
係合凹部218に対して、固定カラー221の係合突起
222が係合している状態では、グリッパ201は使用
位置に位置する。又、可動カラー215の係合凹部21
8と固定カラー221の係合突起222が離間している
状態では、パイプ203がシャフト202に対して相対
回動自在となる。
【0036】シャフト202の片方の端部には、作動レ
バー225が取着されている。同作動レバー225の先
端にはコロ226が回動自在に軸支されている。作動レ
バー225は、印刷シリンダー19の時計回り方向の回
動時に、印刷シリンダー19の端部側に対向して、フレ
ーム11側に設けられた図示しない瞬間カムにコロ22
6を介して当接することにより、図5(b)において、
キックバネ224のバネ力に抗して反時計回り方向に瞬
時に回動する。この回動後、キックバネ224のバネ力
により再度時計回り方向に回動する。この一連の作動レ
バー225の作動により、使用位置に位置するグリッパ
201が開閉作動され、給紙ベルト22を経由してきた
印刷用紙はその始端部がグリッパ201と咥え縁部23
間にて把持される。
【0037】又、印刷シリンダー19が反時計回りに回
動して、薄紙からなる印刷用紙はグリッパ201が主排
紙ベルト29に達すると、フレーム11側に設けられた
図示しない開放用の瞬間カムに作動レバー225がコロ
226を介して当接することにより、キックバネ224
のバネ力に抗して反時計回り方向に瞬時に回動する。こ
のとき、グリッパ201の可動爪209が開き、印刷用
紙はグリッパ201から開放され、排出装置14へと供
給される。
【0038】(第2グリッパ機構)次に第2グリッパ機
構30を説明する前に、印刷枠16及び第2グリッパ機
構30を支持する吊下げ支持機構体50の構成を説明す
る。
【0039】図1に示すように第2グリッパ機構30を
支持する印刷枠16は、版枠本体25及び同版枠本体2
5を着脱可能に支持する版枠フレーム26とを備えてい
る。前記版枠本体25は矩形の枠体とされ、スクリーン
版としての印刷版27が張られている。版枠フレーム2
6は矩形の枠体とされ、前記版枠本体25を囲むように
配置されている。
【0040】図9及び図20に示すように版枠フレーム
26の左右側壁の下端にはラック41が形成されてい
る。版枠フレーム26の下側には前記印刷シリンダー1
9が位置する。同印刷シリンダー19の両端に装着され
た一対のスパーギア42は同ラック41とそれぞれ噛み
合いされている。図9に示すようにスパーギア42の下
方にはギア43が配設され、同スパーギア42と噛み合
いされている。図1に示すようにギア43は駆動部24
の一部を構成するクランク機構44等に連結されてお
り、回動軸45を中心に往復回動運動をする。
【0041】従って、ギア43の往復回動運動はスパー
ギア42から印刷シリンダー19に伝達され、印刷シリ
ンダー19は往復回動運動をする。又、同時にギア43
の往復回動運動はスパーギア42を介してラック41に
も伝達されるため、版枠フレーム26は印刷シリンダー
19の回動に同期して前後方向に往復運動をする。
【0042】この版枠フレーム26は、図20に示す印
刷開始位置よりも、若干後方に移動した位置(図20に
おいて、右方側)と、図22に示す印刷終了位置との間
を往復移動する。
【0043】図15及び図17に示すように、取付け突
片26aは版枠フレーム26の前部側板26bの左右両
端部の上面に固定されている。取付け突片26aはその
一部が版枠フレーム26の前部側板26bから前方に張
り出しされている。
【0044】第2グリッパ機構30を支持する一対の支
持機構体50は、同取付け突片26aの左右両端にそれ
ぞれ配置されている。図15は支持機構体50の側面
図、図16は支持機構体50の平断面図、図17は支持
機構体50の正面図、及び図18は支持機構体50の斜
視図である。
【0045】一対の支持機構体50は、互いに同一構成
のため、片方の支持機構体50について説明する。支持
機構体50は、左右一対の支持板51、取付け板52、
及びガイド機構体53とから構成されている。取付け板
52は下部板54と下部板54から垂直に立設された前
部板55とによりL字形に形成されている。下部板54
の両側面に対して支持板51がそれぞれ取付け固定され
ている。前部板55の下部板54からの高さは、前記版
枠フレーム26の前部側板26bの上下高さと略同一と
されている。
【0046】前部板55の上端面は、雌ネジ56が形成
されている。又、下部板54の後端部には、図15及び
図19に示すように切込み溝57が後端面から前方に延
びて形成されている。下部板54の下面において、切込
み溝57の周縁には係止段部58が形成されている。
【0047】図15及び図23に示すように、一対の掛
止めピン47は、前記版枠フレーム26の前部側板26
bの左右両端下面から下方に突設されている(図15及
び図23では、片方の掛止めピンのみ図示されてい
る。)。同掛止めピン47の下端には、係止フランジ4
8が形成されている。掛止めピン47は、その直径が前
記切込み溝57の幅よりも若干小径に形成され、切込み
溝57に対して係入離脱可能とされている。なお、前記
切込み溝57の下部板54の端面からの長さは、切込み
溝57に掛止めピン47を係入した際に、前部板55が
版枠フレーム26の前部側板26bへの当接を許容する
長さとされている。
【0048】又、版枠フレーム26の前部側板26b下
面から係止フランジ48までの掛止めピン47の突出量
は、切込み溝57の上下深さよりも若干長くされてい
る。又、係止フランジ48の直径は、係止フランジ48
の上面が係止段部58に係止可能な長さとされている。
【0049】又、図15及び図17に示すように前記掛
止めピン47の配置位置に対応して、前記版枠フレーム
26の取付け突片26aには、貫通孔26cが鉛直方向
に延びて形成されている。
【0050】支持機構体50の取付け板52は、前部板
55が版枠フレーム26の前部側板26bに当接するま
で、掛止めピン47が切込み溝57に係入され、係止フ
ランジ48が係止段部58に当接している状態で仮止め
される。この状態で、図15に示すように取付け突片2
6aの貫通孔26cに挿通したクランピングボルト49
を前部板55の雌ネジ56に螺合することにより、取付
け板52は版枠フレーム26の前部側板26bに対して
取付け固定されている。
【0051】又、反対にクランピングボルト49を前部
板55の雌ネジ56から取り外すことにより、取付け板
52は、掛止めピン47から前方へ移動可能である。す
なわち、クランピングボルト49を取り外した状態で
は、取付け板52は、版枠フレーム26から取外し可能
とされている。
【0052】ガイド機構体53のハウジング59は、ガ
イド支持板60と、ガイド支持板60の左右両側に一体
に固定された一対の側板61とにて断面がチャンネル状
に形成されている。両側板61は、前記各支持板51の
内側面に沿うようにして、各支持板51の後端にて一対
の支持軸62を介して回動自在に支持されている。長孔
63は前記各支持板51の前部側に透設されている。同
長孔63は、その中心線が前記支持軸62の軸心を中心
とした円の軌跡の一部に一致するように円弧状に形成さ
れ、かつ、前記支持軸62よりも下方に位置するように
配置されている。
【0053】ボルト挿通部64はガイド支持板60の前
面において突設され、ガイド支持板60の幅方向に延出
されている。ボルト65は一方の支持板51の長孔63
を介してボルト挿通部64に貫通され、ボルト65の先
端は他方の支持板51の長孔63に突出されてナット6
6が螺合されている。同ボルト65は、長孔63に対し
て所定のクリアランスをもって挿入されている。従っ
て、ナット66を緩めた際には、長孔63の許容する範
囲、すなわち、長孔63の上下両端部にボルト65が係
止する間において、ハウジング59は回動して位置調節
可能とされている。この位置調節範囲は、図15に示す
ように、支持軸62の中心O1と、ボルト(軸)65の
中心O2とを結ぶ線の移動範囲を示すθの範囲である。
【0054】ガイドレール67は前記ハウジング59の
ガイド支持板60の後面に対して縦方向に延びるように
固定されている。ガイドレール67は、ハウジング59
がθの移動範囲を有することにより、版枠フレーム26
の移動方向に対する鉛直面内において、版枠フレーム2
6に対し傾斜調節可能とされている。ガイドレール67
の下端部には、ストッパ68が固定されている。スライ
ダ69はガイドレール67に対して摺接自在に嵌合さ
れ、ガイドレール67に沿って縦方向に移動自在とされ
ている。
【0055】スライダ69の後面には、一対の取付け側
板70が固設されている。図13、図14及び図16に
示すように取付け側板70間には、支持アーム325が
配置され、同支持アーム325は取付け側板70にピン
71にて回動自在に連結されている。前記支持アーム3
25は、基端が第2グリッパ機構30の両側に設けられ
た支持ブロック320の内側面に固定されている。
【0056】すなわち、第2グリッパ機構30は、一対
の支持機構体50に対して各支持アーム325を介して
連結されている。次に第2グリッパ機構30を図9乃至
図12を参照して説明する。図9は第2グリッパ機構3
0の移動範囲を示す断面図、図10は第2グリッパ機構
の平面図、図11及び図12は同じく要部平面図を示し
ている。
【0057】図10に示すように第2グリッパ機構30
のケース301は、上方を開口したボックス状に形成さ
れ、図10において左右方向に延出されている。シャフ
ト302はケース301の左右両側壁を回動自在に貫通
して支持されている。シャフト302の両端部は、支持
ブロック320に対して回動自在に支持されている。
又、同シャフト302は、ケース内301内に固定され
た複数の軸受303によっても、回動自在に支持されて
いる。図10に示すように一対のストッパカラー304
は、シャフト302の中央に対して、軸受303を挟む
ようにして固定され、軸受303に係合することによ
り、シャフト30の横方向の移動を阻止している。
【0058】図10に示すように複数の取付ブロック3
05は、シャフト302に対して、所定間隔をおいてボ
ルト(図示しない)により締付固定されている。各取付
ブロック305の上面には、可動爪307、及び可動爪
307を上方から押さえる押さえ板308がボルト30
9により締付固定されている。可動爪307及び押さえ
板308は、図10に示すように印刷シリンダー19側
へ向けてケース301から突出されている。又、各可動
爪307及び押さえ板308は、印刷枠16(版枠フレ
ーム26)が図9(A)及び図20に示す印刷開始位置
に位置したとき、すなわち、第2グリッパ機構30が印
刷用紙咥え位置に位置したときに、前記第1グリッパ機
構20のグリッパ201とは干渉しないように、各グリ
ッパ201間に位置するように配置されている(図3参
照)。なお、図2、図3及び図20において、印刷用紙
咥え位置Aに位置する各可動爪307は、印刷シリンダ
ー19の切欠面21から立ち上がった部位に複数個凹設
された溝19a内にそれぞれ係入される。
【0059】複数の固定爪310は各可動爪307及び
押さえ板308に対応して、ケース301側の側壁外面
に固設されている。固定爪310は、可動爪307がシ
ャフト302の回動により、時計回り方向及び反時計回
り方向に回動したとき、可動爪307と協働して、被印
刷体としての厚紙を咥え、或いは開放する。
【0060】前記可動爪307、押さえ板308及び固
定爪310とにより、グリッパ311が構成されてい
る。一対のバネ掛止めカラー312はシャフト302の
両端寄り位置において固定されている。第1キックバネ
313は捩じりコイルバネからなり、シャフト302に
巻装されている。同第1キックバネ313の一端はケー
ス301の側壁に係止され、他端はバネ掛止めカラー3
12に係止されている。第1キックバネ313はバネ掛
止めカラー312を介してシャフト302を、図9、及
び図20において、時計回り方向へ付勢するようにされ
ている。すなわち、グリッパ311の可動爪307を咥
え方向へ付勢している。
【0061】一対のケース支持板314は、ケース30
1の左右両側壁外面に対してそれぞれ一体に固設されて
いる。ガイドコロ支持板315は、ケース支持板314
に対して一体に固設され、シャフト302の中心軸より
も反印刷シリンダ側から下方へL形に突出片316が形
成されている。ガイドコロ支持板315の突出片316
下端部にはガイドコロ317が回転自在に軸支されてい
る。
【0062】紙咥え用爪開閉レバー(以下、第1爪作動
レバーという)318及び紙放し用爪開閉レバー(以
下、第2爪作動レバー)321は、ケース支持板314
を貫通したシャフト302の両端部に対して、それぞれ
固定され、その先端部にはコロ319,322が回動自
在に軸支されている。両爪作動レバー318,321は
ともに、印刷シリンダー19側へ、水平面よりも下方へ
斜状に延びて形成されている。
【0063】一対の第2キックバネ323はシャフト3
02の両端において、第1作動レバー318と、支持
ブロック320間、第2作動レバー321と支持ブロ
ック320間に巻装されている。各第2キックバネ32
3は、捩りコイルバネからなり、一端は支持ブロック3
20に係止され、他端はガイドコロ支持板315に係止
されている。そして、第2キックバネ323により、ケ
ース301を図9及び図20において、シャフト302
の軸心を中心にして反時計回り方向に付勢している。
【0064】掛止め片324は、図10に示すように片
方の支持ブロック(この実施形態では、図10におい
て、右側の支持ブロック)320の前側面に固定されて
いる。掛止め片324はアングル状に形成され、前方に
突設された片には掛止め孔324aが透設されている。
【0065】前記ケース301、シャフト302、グリ
ッパ311、第1キックバネ313、第2キックバネ3
23、ガイドコロ支持板315、第1爪作動レバー31
8及び第2爪作動レバー321等により、第2グリッパ
機構30が構成されている。又、本実施形態では、第2
グリッパ機構30はグリッパユニットを構成している。
【0066】図9において、一対の姿勢制御ガイドレー
ル31は、フレーム11の両側部に対してそれぞれ固定
されている。なお、図9では、説明の便宜上、片方の姿
勢制御ガイドレール31のみが示されているとともに、
同図(A)、(B),(C)に示された姿勢制御ガイド
レール31は、それぞれ他の姿勢制御ガイドレール31
の延長線上に位置し、版枠フレーム26が印刷開始位置
から印刷終了位置まで移動する水平面に沿った移動軌跡
に対して前方へ行くほど下方へ傾くように斜状配置され
ている。又、各姿勢制御ガイドレール31は、印刷シリ
ンダー19及び主排紙ベルト29の外側方に位置するよ
うに配置されている。
【0067】前記両姿勢制御ガイドレール31は、その
上面が互いに同一形状のカム面とされている。姿勢制御
ガイドレール31は図9に示すように水平面から若干下
方へ斜状に配置されている。姿勢制御ガイドレール31
のカム面は、印刷シリンダに近接した近端部から、印刷
シリンダから離間した遠端部までに亘って、隆起部31
A、移行部31B、下部走行部31C、移行部31D、
上部走行部31Eを順に備えている。
【0068】前記姿勢制御ガイドレール31は、そのカ
ム面に対して、ガイドコロ支持板315のガイドコロ3
17が走行可能に配置され、そのカム形状に応じて、第
2グリッパ機構3を姿勢制御する。
【0069】隆起部31Aにガイドコロ317が位置し
た際には、カム面により、第2グリッパ機構30は自重
に抗して、ガイドレール67にガイドされて、ピン71
の軸心と、支持軸62の軸心とが同軸に位置するように
されている。このとき、第2グリッパ機構30のグリッ
パ311の先端部(可動爪307と固定爪310)は、
印刷シリンダー19の溝19a内に位置するように配置
され、印刷シリンダー19周面の延長線上に位置する。
【0070】又、印刷シリンダー19が時計回り方向へ
回動に伴い、版枠フレーム26が印刷開始位置から後方
へ移動すると、第2グリッパ機構30の第1爪作動レバ
ー318は、コロ319がフレーム11側に設けられた
図示しない瞬間カムに当接するようにされている。この
瞬間カムのカム作用は、第1キックバネ313のバネ力
に抗して反時計回り方向に瞬時に回動した後、第1キッ
クバネ313のバネ力により再度時計回り方向に回動す
る。この一連の第1爪作動レバー318の作動により、
第2グリッパ機構30のグリッパ311の可動爪307
が開閉作動され、給紙ベルト22を経由してきた厚紙で
ある印刷用紙はその始端部がグリッパ311の可動爪3
07と固定爪310間にて把持される。
【0071】版枠フレーム26が印刷開始位置(図20
で示す実線で示した位置)から前方に移動すると、姿勢
制御ガイドレール31は斜め下方に配置されているた
め、第2グリッパ機構30は、自重によりガイドレール
67にて下方へ徐々にガイドされて移動する。又、第2
グリッパ機構30は、ガイドコロ317にて隆起部31
Aから移行部31Bを介して下部走行部31Cに至る。
このとき、第2グリッパ機構30のグリッパ311にて
把持された厚紙である印刷用紙は、図21に示す搬出線
L1を含む平面に沿って搬出される。なお、図20で示
されているLは印刷シリンダー19の上部円周面の頂部
から水平に延出した水平線である。すなわち、前記搬出
線L1が水平線Lに対して下方へαの角度となるよう
に、姿勢制御ガイドレール31の下部走行部31C及び
姿勢制御ガイドレール31の傾きが設定されている。
【0072】さらに、版枠フレーム26が前方に移動
し、下部走行部31Cから移行部31Dをガイドコロ3
17が走行する際には、ガイドコロ支持板315を介し
て、第2グリッパ機構30のケース301が姿勢制御さ
れるようにされている。
【0073】爪制御ガイドレール32は、図12の二点
鎖線に示すように、右方の姿勢制御ガイドレール31よ
りも左方より位置において、同姿勢制御ガイドレール3
1に平行するようにフレーム11等に固定されている。
又、同爪制御ガイドレール32は、図22に示すように
姿勢制御ガイドレール31の下部走行部31Cの一部、
移行部31D、上部走行部31Eの一部と重なるように
配置されている。
【0074】前記爪制御ガイドレール32は、そのカム
面に対して、第2爪作動レバー321のコロ322が走
行可能に配置され、そのカム形状に応じて、グリッパ3
11の可動爪307を開閉制御する。
【0075】すなわち、姿勢制御ガイドレール31の下
部走行部31Cをガイドコロ支持板315のガイドコロ
317が前方へ走行している際、第2爪作動レバー32
1のコロ322が爪制御ガイドレール32のカム面の走
行を開始する。すると、そのカム面の作用により、第2
爪作動レバー321が図22において、反時計回り方向
に第1キックバネ313のバネ力に抗して回動する。こ
の第2爪作動レバー321の回動により、シャフト30
2が一体に回動し、グリッパ311の可動爪307が固
定爪310から離間して開放作動する。この爪制御ガイ
ドレール32のカム面は図22に示す版枠フレーム26
が印刷終了位置に位置している際にも、可動爪307が
開放状態を保持するように形成されている。
【0076】ユニット掛止め装置33は図22に示すよ
うに、右方の姿勢制御ガイドレール31に固設したブラ
ケット34に設けられている。ユニット掛止め装置33
は、ハウジング36の下面から進退可能なストッパピン
35を備えている。なお、ストッパピン35は、ハウジ
ング36に内蔵された図示しないスプリングにより常に
ハウジング3から突出方向に付勢されている。又、突
出ストッパピン35は、版枠フレーム26から取り外し
た際の第2グリッパ機構30支持ブロック321に設け
た掛止め片324に対して相対可能に配置されるととも
に、掛止め孔324aに対して嵌合可能とされている。
【0077】(実施形態の作用)次に本実施の形態のシ
リンダー型スクリーン印刷機の作用について説明する。
薄紙を被印刷体として使用する場合について説明する。
なお、第2グリッパ機構30は版枠フレーム26に対し
て予め取着されているものとする。又、第1グリッパ機
構20は図5(a)に示すように収納位置に位置してい
るものとする。
【0078】薄紙を被印刷体として使用する際には、第
2グリッパ機構30を版枠フレーム26から取り外して
から使用する。すなわち、図22に示すクランピングボ
ルト49を前部板55の雌ネジ56から取り外す。する
と、取付け板52は、掛止めピン47から前方へ移動可
能であるため、取付け板52を版枠フレーム26から取
外す。この状態で、支持機構体50及び第2グリッパ機
構30とは版枠フレーム26から分離される。
【0079】この後、第2グリッパ機構30を前方へ移
動して、支持ブロック320の掛止め片324を、図示
しないスプリングに抗してストッパピン35をハウジン
グ3内に押し込みながらユニット掛止め装置33のハ
ウジング3の下方に移動する。掛止め片324の掛止
め孔324aがストッパピン35に相対すると、ストッ
パピン35は掛止め孔324aに嵌入する。この結果、
図23に示すように第2グリッパ機構30は、ユニット
掛止め装置3に支持される。
【0080】一方、収納位置に位置している第1グリッ
パ機構20を使用位置に配置するため、ストッパ213
を図示しない付勢バネに抗して、その先端を取付ブロッ
ク207の係止面207aから退出させる。この状態
で、パイプ203を図5(a)において、時計回り方向
に回動させ、図5(b)の使用位置に位置させる。
【0081】なお、収納位置に位置していた時は、可動
カラー215は止めネジ217にて図6に示すようにパ
イプ203に固定されていて、固定カラー221とは係
合突起222が係合凹部218とは干渉しないように離
間されている。
【0082】このため、収納位置から使用位置にパイプ
203を回動した後、止めネジ217を緩めて、可動カ
ラー215を固定カラー221側へ移動させ、係合突起
222と係合凹部218とを互いに係合させる。この状
態で、再び止めネジ217を締付け、可動カラー215
をパイプ203に固定する。なお、操作レバー219
は、フリーな状態であるため、可動カラー215を固定
カラー221側へ移動すると、可動カラー215の係合
ピン216に押圧されて、図8で示す位置に位置する。
この後、印刷を開始する。すなわち、フィーダ15内の
印刷用紙(薄紙)が給紙ベルト22を経由して印刷機構
13へと供給されると、印刷機構13ではまず、印刷シ
リンダー19が時計回り方向へ回動する。作動レバー2
25は、前記印刷シリンダー19の時計回り方向の回動
時に、フレーム11側に設けられた図示しない瞬間カム
にコロ226を介して当接され、図5(b)において、
キックバネ224のバネ力に抗して反時計回り方向に瞬
時に回動する。この回動後、キックバネ224のバネ力
により再度時計回り方向に回動する。この一連の作動レ
バー225の作動により、使用位置に位置するグリッパ
201が開閉作動され、給紙ベルト22を経由してきた
印刷用紙はその始端部がグリッパ201と咥え縁部23
間にて把持される。
【0083】このとき、ドクター17が印刷版27の上
でインキをスキージー18に向かって押し戻す。グリッ
パ201が印刷用紙を把持すると印刷シリンダー19は
直ちに反時計回り方向に反転回動(正回動)して印刷用
紙を印刷シリンダー19に巻装する。この反転期間中に
スキージー18は印刷版27を介して印刷シリンダー1
9上の印刷用紙に印刷を行う。
【0084】そして、印刷シリンダー19が反時計回り
に回動すると、薄紙からなる印刷用紙はグリッパ201
が主排紙ベルト29に達し、このとき、フレーム11側
に設けられた図示しない開放用の瞬間カムに作動レバー
225がコロ226を介して当接することにより、キッ
クバネ224のバネ力に抗して反時計回り方向に瞬時に
回動する。このとき、グリッパ201の可動爪209が
開き、印刷用紙はグリッパ201から開放され、排出装
置14へと供給される。
【0085】次に厚紙を被印刷体として使用する場合に
ついて説明する。上記のように、薄紙を印刷した後に、
厚紙を印刷する場合には、まず、第1グリッパ機構20
を使用位置から収納位置に移動する。すなわち、止めネ
ジ217を緩めた状態で、図8に示すように操作レバー
219を図の矢印方向に回動させ、係合ピン216を介
して可動カラー215を固定カラー221から離間する
方向へ移動させる。このとき可動カラー215はパイプ
203のセレーション214に沿って移動する。そし
て、可動カラー215の係合凹部218と固定カラー2
21の係合突起222との係合を解除する。そして、可
動カラー215を、図6に示すように、固定カラー22
1から離間した状態で、止めネジ217を締付すること
により、パイプ203に対して固定しておく。
【0086】この後、パイプ203を図5(b)から図
5(a)の収納位置へ回転させる。前記パイプ203の
回動により、図4に示すように、それまで取付ブロック
207の側面を図示しない付勢バネにより押圧していた
ストッパ213は、取付ブロック207の係止面207
aが対応すると、突出する。このストッパ213の突出
により、取付ブロック207は係止面207aとストッ
パ213の先端部とが係合し、取付ブロック207の時
計回り方向の回動を阻止する。この結果、第1グリッパ
機構20のグリッパ201は、図5(a)に示すように
収納位置に保持される。
【0087】次に、図23に示すユニット掛止め装置3
3のストッパピン35を操作して掛止め片324の掛止
め孔324aからストッパピン35を抜き出す。この結
果、支持機構体50と、第2グリッパ機構30とはユニ
ット掛止め装置33から離脱する。
【0088】次に、版枠フレーム26の掛止めピン
に対して切込み溝57を介して支持機構体50の取付け
板52を係入する。この係入は、前部板55が版枠フレ
ーム26の前部側板26bに当接するまで行なう。この
状態で、掛止めピン47の係止フランジ48が係止段部
48に当接している状態で仮止めされる。そして、図1
5に示すように取付け突片26aの貫通孔26cに挿通
したクランピングボルト49を前部板55の雌ネジ56
に螺合することにより、取付け板52を版枠フレーム2
6の前部側板26bに対して取付け固定する。
【0089】この後の印刷の説明は、説明の便宜上、版
枠フレーム26を印刷開始位置に移動した状態から説明
する。この状態では、隆起部31Aにガイドコロ317
が位置する。すると、カム面により、第2グリッパ機構
30は自重に抗して、ガイドレール67にガイドされ
て、ピン71の軸心と、支持軸62の軸心とが同軸に位
置する。このとき、第2グリッパ機構30のグリッパ3
11の先端部(可動爪307と固定爪310)は、印刷
シリンダー19の溝19a内に位置するように配置さ
れ、印刷シリンダー19周面の延長線上に位置する。
【0090】この後、印刷を開始する。すなわち、フィ
ーダ15内の印刷用紙(厚紙)が給紙ベルト22を経由
して印刷機構13へと供給されると、印刷機構13では
まず、印刷シリンダー19が時計回り方向へ回動する。
【0091】又、前記印刷シリンダー19の時計回り方
向へ回動に伴い、版枠フレーム26が印刷開始位置から
後方へ移動すると、第2グリッパ機構30の第1爪作動
レバー318は、コロ319がフレーム11側に設けら
れた図示しない瞬間カムに当接する。この瞬間カムのカ
ム作用は、第1キックバネ313のバネ力に抗して反時
計回り方向に瞬時に回動した後、第1キックバネ313
のバネ力により再度時計回り方向に回動する。この一連
の第1爪作動レバー318の作動により、第2グリッパ
機構30のグリッパ311の可動爪307が開閉作動さ
れ、給紙ベルト22を経由してきた印刷用紙(厚紙)は
その始端部がグリッパ311の可動爪307と固定爪3
10間にて把持される。
【0092】版枠フレーム26が印刷開始位置(図20
で示す実線で示した位置)から前方に移動すると、姿勢
制御ガイドレール31は斜め下方に配置されているた
め、第2グリッパ機構30は、自重によりガイドレール
67にて下方へ徐々にガイドされて移動する。又、第2
グリッパ機構30は、ガイドコロ317にて隆起部31
Aから移行部31Bを介して下部走行部31Cに至る。
このとき、第2グリッパ機構30のグリッパ311にて
把持された印刷用紙(厚紙)は、図21に示す搬出線L
1を含む平面に沿って搬出される。
【0093】さらに、版枠フレーム26が前方に移動
し、下部走行部31Cから移行部31Dをガイドコロ3
17が走行する際には、ガイドコロ支持板315を介し
て、第2グリッパ機構30のケース301が姿勢制御さ
れる。
【0094】又、姿勢制御ガイドレール31の下部走行
部31Cをガイドコロ支持板315のガイドコロ317
が前方へ走行している際、第2爪作動レバー321のコ
ロ322が爪制御ガイドレール32のカム面の走行を開
始する。すると、そのカム面の作用により、第2爪作動
レバー321が図22において、反時計回り方向に第1
キックバネ313のバネ力に抗して回動する。この第2
爪作動レバー321の回動により、シャフト302が一
体に回動し、グリッパ311の可動爪307が固定爪3
10から離間して開放作動する。
【0095】この結果、第2グリッパ機構30のグリッ
パ311に把持されていた印刷用紙(厚紙)は解放さ
れ、下方に位置する副排紙ベルト28及び主排紙ベルト
29に落下し、主排紙ベルト29により、機外へ排出さ
れる。
【0096】以上のように構成することで、本実施の形
態は次のような効果が奏される。 1) 本実施形態では、印刷シリンダー(印刷胴)19
を正回動させその回動に同期させて版枠フレーム(スク
リーン版枠)26を前進させるとともに、印刷枠16の
版枠フレーム(スクリーン版枠)26をスキージ18に
て加圧し印刷シリンダー19上の印刷用紙(被印刷体)
に印刷するようにし、版枠フレーム26が印刷終了位置
(印刷終点)に達した後に印刷シリンダー19を逆回動
させその回動に同期させて印刷枠16を後退させて印刷
開始点(印刷始点)に復帰させるようにした。
【0097】そして、印刷時に印刷用紙の始端を咥え
て、印刷用紙を正回動する印刷シリンダー19の周面に
沿わせる第1グリッパ機構20を印刷シリンダー19に
設けた。さらに、版枠フレーム26の下部に対して、印
刷用紙の始端を把持及び開放自在に構成された第2グリ
ッパ機構30を設け、版枠フレーム26が前進時に第2
グリッパ機構30を下方へ案内するとともに、第2グリ
ッパ機構30を前方向へ案内するガイドレール67、姿
勢制御ガイドレール31(ガイド部)を設けた。
【0098】この結果、第1グリッパ機構にて、薄紙を
印刷用紙として使用することができ、第2グリッパ機構
30にて厚紙を印刷用紙として使用することが選択的に
できる。特に厚紙をグリップする第2グリッパ機構30
は、印刷シリンダー19に対して巻回するようにして、
印刷しないため、厚紙の厚さによって、版下と比べ文字
や図形が伸びて印刷されてしまうことがない。
【0099】又、第2グリッパ機構30は版枠フレーム
26に連結されているため、第2グリッパ機構30の駆
動は、版枠フレーム26の動きと機械的なズレを生ずる
ことがない。
【0100】2) 本実施形態では、版枠フレーム(ス
クリーン版枠)26の下部に支持されるとともに、版枠
フレーム26の前進時に、第2グリッパ機構30を下方
へ案内するガイドレール(第1ガイド部材)67を設け
た。又、版枠フレーム26の下方に配置され、版枠フレ
ーム26の前進時に第2グリッパ機構30を前方向に案
内する姿勢制御ガイドレール(第2ガイド部材)31を
設けた。
【0101】この結果、厚紙からなる印刷用紙を印刷す
る場合、ガイドレール67は、版枠フレーム26の前進
時に、第2グリッパ機構30を下方へ案内し、姿勢制御
ガイドレール31は、版枠フレーム26の前進時に第2
グリッパ機構30を前方向に案内する。この結果、第2
グリッパ機構30にてグリップ(把持)された厚紙(印
刷用紙)を所定の角度で印刷シリンダー19から導き出
すことができる。
【0102】3) 本実施形態では、ガイドレール(第
1ガイド部材)67は、版枠フレーム(スクリーン版
枠)26の移動方向に対する鉛直面内において、版枠フ
レーム(スクリーン版枠)26に対し傾斜調節可能に取
付けた。すなわち、本実施形態では、ハウジング59は
回動して位置調節可能とされ、この位置調節範囲は、図
15に示すように、支持軸62の中心O1と、ボルト
(軸)65の中心O2とを結ぶ線の移動範囲を示すθの
範囲とした。
【0103】従って、刷り延びが生じた際に、ハウジン
グ59に設けたガイドレール67が、版枠フレーム26
の水平移動方向に対する鉛直線に対して位置調節するこ
とにより、刷り延びを抑制することができる。
【0104】例えば、刷り延びが大のときは、θを大き
くとり、刷り延びが小さいときは、反対にθを小さくす
ることにより、刷り延びが防止できる。 4) 本実施形態では、第2グリッパ機構30は版枠フ
レーム26から分離自在に取り付けた。この結果、薄紙
を印刷用紙として使用する場合は、第2グリッパ機構3
版枠フレーム26から分離して、第1グリッパ機構
20を使用して、他の種類の印刷用紙を排出することが
できる。
【0105】5) 本実施形態によれば、第1グリッパ
機構20は、印刷シリンダー19に対して、収納自在に
配置した。この結果、第2グリッパ機構30を使用して
厚紙を被印刷体として使用する場合、第1グリッパ機構
20のグリップにて、印刷用紙が把持されることがない
ため、第2グリッパ機構30の厚紙のグリップを確実に
行なうことができる。
【0106】6) 本実施形態では、分離された第2グ
リッパ機構30を保持するユニット掛止め装置33(保
持手段)を設けた。この結果、分離された第2グリッパ
機構30をユニット掛止め装置33にて第2グリッパ機
構30を保持することができ、第1グリッパ機構20を
使用した印刷時において、不必要な第2グリッパ機構3
0を版枠フレーム26の移動とともに移動することがな
くなる。
【0107】本実施の形態は他の態様に変更して実施す
ることが可能である。 (1) 前記実施形態では、可動カラー215に係合凹
部218を設け、固定カラー221に係合突起222を
設けたが、逆に係合凹部218を固定カラー221に設
け、係合突起222を可動カラー215に設けてもよ
い。
【0108】(2) 前記実施形態では、薄紙把持専用
の第1グリッパ機構20と、厚紙把持専用の第2グリッ
パ機構30の両グリッパ機構を設けたが、第1グリッパ
機構20を省略して、第2グリッパ機構30のみを設け
たシリンダー型スクリーン印刷機に具体化してもよい。
この場合は、第2グリッパ機構30は厚紙専用のグリッ
パ機構でなくなり、薄紙を印刷用紙として使用すること
は勿論可能である。
【0109】すなわち、第2グリッパ機構は、厚紙、薄
紙の厚さの種類を問わず、第2グリッパ機構を使用する
ことができる。 (3) 上記(2)の場合、さらに、第2グリッパ機構
30を支持する構成として、上記実施形態の支持機構体
50の構成を備えたものにしてもよい。この場合でも、
上記実施形態の2)及び3)の作用効果を奏する。
【0110】以上の実施形態によって把握されるその他
の技術的思想について、その効果とともに以下に記載す
る。 (1) 請求項1乃至請求項3のうちいずれかにおい
て、第2グリッパ機構はスクリーン版枠から分離自在に
取り付けられているシリンダー型スクリーン印刷機。こ
の構成によって、薄紙を被印刷体として使用する場合
は、第2グリッパ機構をスクリーン版枠から分離して、
第1グリッパ機構を使用して、被印刷体を排出する。こ
の結果、第2グリッパの不使用時には、第2グリッパ機
構を分離でき、第1グリッパ機構の作動に干渉すること
はなく、第1グリッパ機構の作動を支障なく行なうこと
ができる。
【0111】(2) 請求項1、請求項2、請求項3、
上記(1)の技術的思想のうちいずれかにおいて、第1
グリッパ機構は、印刷胴に対して、収納自在に配置され
ているリンダー型スクリーン印刷機。この構成によっ
て、厚紙を被印刷体として使用する場合には、第1グリ
ッパ機構を、印刷胴に対して、収納して配置する。
【0112】その結果、第1グリッパの不使用時には、
第1グリッパ機構を印刷胴に収納でき、第2グリッパ機
構の作動に干渉することはなく、第2グリッパ機構の作
動を支障なく行なうことができる。
【0113】(3) 上記(2)の技術的思想におい
て、分離された第2グリッパ機構を保持する保持手段を
備えたシリンダー型スクリーン印刷機。この構成によっ
て、保持手段にて、分離された第2グリッパ機構を保持
する。その結果、不使用の第2グリッパ機構をスクリー
ン版枠とともに移動させることがなく、第1グリッパ機
構の被印刷体の把持に干渉することがない。
【0114】(4) 印刷胴を正回動させその回動に同
期させてスクリーン版枠を前進させるとともに、スクリ
ーン版枠のスクリーン版をスキージにて加圧し印刷胴上
の被印刷体に印刷する一方、スクリーン版枠が印刷終点
に達した後に印刷胴を逆回動させその回動に同期させて
スクリーン版枠を後退させて印刷始点に復帰させるよう
にしたシリンダー型スクリーン印刷機において、前記ス
クリーン版枠の下部に対して設けられ、被印刷体の始端
を把持及び開放自在に構成されたグリッパ機構と、スク
リーン版枠が前進時、グリッパ機構を下方へ案内すると
ともにグリッパ機構を前方向へ案内するガイド部とを備
えたシリンダー型スクリーン印刷機。
【0115】こうすることにより、厚紙、薄紙の種類を
問わず、印刷時において、被印刷体を排出することがで
きる。特に、厚紙を被印刷体とする際には、特有な印刷
延び等の印刷によるズレを抑制することができる。な
お、この場合、グリッパ機構は上記実施形態の第2グリ
ッパ機構30に相当する。
【0116】(5) 前記(4)の技術的思想におい
て、ガイド部は、スクリーン版枠の下部に支持されると
ともに、スクリーン版枠前進時に、第2グリッパ機構を
下方へ案内する第1ガイド部材と、スクリーン版枠の下
方に配置され、スクリーン版枠前進時に第2グリッパ機
構を前方向に案内する第2ガイド部材とを備えているシ
リンダー型スクリーン印刷機。こうすることにより、被
印刷体を印刷する際、第1ガイド部材は、スクリーン版
枠前進時に、第2グリッパ機構を下方へ案内する。又、
第2ガイド部材は、スクリーン版枠前進時に第2グリッ
パ機構を前方向に案内する。
【0117】(6) 前記(5)の技術的思想におい
て、第1ガイド部材は、スクリーン版枠の移動方向に沿
った鉛直面内において、スクリーン版枠に対し傾斜調節
可能に取付けられているシリンダー型スクリーン印刷
機。こうすることにより、第1ガイド部材を、スクリー
ン版枠の移動方向に沿った鉛直面内において、スクリー
ン版枠に対し傾斜調節する。このことにより、印刷の刷
り伸びを抑制することができる。
【0118】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1乃至請求
項3の発明によれば、厚紙を印刷する場合に特有な印刷
延び等の印刷によるズレを抑制することができる。又、
薄紙及び厚紙のいずれも印刷できる。
【0119】請求項2の発明によれば、第2グリッパ機
構にてグリップ(把持)された厚紙(印刷用紙)を所定
の角度で印刷シリンダーから導き出すことができる。請
求項3の発明によれば、印刷の刷り伸び等の補正を行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のスクリーン印刷機の概要
図。
【図2】第1グリッパ機構の平面図。
【図3】第1グリッパ機構の要部平面図。
【図4】第1グリッパ機構の要部平面図
【図5】(a)は第1グリッパ機構の収納状態を示す側
断面図、(b)は第1グリッパ機構の使用状態を示す側
断面図。
【図6】第1グリッパ機構の作用を示す要部平面図。
【図7】図3のA−A線断面図。
【図8】操作レバー219の作用を示す平面図。
【図9】姿勢制御ガイドレールの配置位置を示し、
(A)は姿勢制御ガイドレールの隆起部を中心とした側
面図、(B)は下部走行部を中心に図示した姿勢制御ガ
イドレールの側面図、(C)は上部走行部を中心に図示
した姿勢制御ガイドレールの側面図。
【図10】第2グリッパ機構の平面図。
【図11】第2グリッパ機構の要部平面図。
【図12】第2グリッパ機構の要部平面図。
【図13】ガイドコロ支持板と、支持アームとの位置関
係を示す説明図。
【図14】支持アームと取付け側板との連結構造を示す
説明図。
【図15】支持機構体の側面図。
【図16】支持機構体の平断面図。
【図17】支持機構体の正面図
【図18】支持機構体の斜視図。
【図19】図15のA−A線断面図である。
【図20】図9(A)の拡大図。
【図21】図9(B)の拡大図。
【図22】図9(C)の拡大図。
【図23】支持機構体、及び第2グリッパ機構をユニッ
ト掛止め装置に掛止め状態を示す要部側面図。
【符号の説明】
19…印刷シリンダー(印刷胴を構成する。)、 20…第1グリッパ機構、 26…版枠フレーム(スクリーン版枠を構成する。)、 30…第2グリッパ機構、 31…姿勢制御ガイドレール(第2ガイド部材を構成す
る。)、 33…ユニット掛止め装置33(保持手段を構成す
る。)、 67…ガイドレール(第1ガイド部材を構成する。姿勢
制御ガイドレール31とともにガイド部を構成す
る。)。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷胴を正回動させその回動に同期させ
    てスクリーン版枠を前進させるとともに、スクリーン版
    枠のスクリーン版をスキージにて加圧し印刷胴上の被印
    刷体に印刷する一方、スクリーン版枠が印刷終点に達し
    た後に印刷胴を逆回動させその回動に同期させてスクリ
    ーン版枠を後退させて印刷始点に復帰させるようにした
    シリンダー型スクリーン印刷機において、 前記印刷胴に取着され、印刷時に被印刷体の始端をくわ
    えて、被印刷体を正回動する印刷胴の周面に沿わせる第
    1グリッパ機構と、 前記スクリーン版枠の下部に対して設けられ、被印刷体
    の始端を把持及び開放自在に構成された第2グリッパ機
    構と、 スクリーン版枠が前進時に第2グリッパ機構を下方へ案
    内するとともに、第2グリッパ機構を前方向へ案内する
    ガイド部とを備え、前記印刷胴上で印刷された被印刷体
    は、その端部が第1グリッパ機構又は第2グリッパ機構
    によって選択的に把持されて搬送されるシリンダー型ス
    クリーン印刷機。
  2. 【請求項2】 ガイド部は、 スクリーン版枠の下部に支持されるとともに、スクリー
    ン版枠前進時に、第2グリッパ機構を下方へ案内する第
    1ガイド部材と、 スクリーン版枠の下方に配置され、スクリーン版枠前進
    時に第2グリッパ機構を前方向に案内する第2ガイド部
    材とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のシ
    リンダー型スクリーン印刷機。
  3. 【請求項3】 第1ガイド部材は、スクリーン版枠の移
    動方向に沿った鉛直面内において、スクリーン版枠に対
    し傾斜調節可能に取付けられていることを特徴とする請
    求項2に記載のシリンダー型スクリーン印刷機。
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