JP3452294B2 - 光走査用レンズおよび走査結像レンズおよび光走査装置 - Google Patents

光走査用レンズおよび走査結像レンズおよび光走査装置

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JP3452294B2
JP3452294B2 JP29523795A JP29523795A JP3452294B2 JP 3452294 B2 JP3452294 B2 JP 3452294B2 JP 29523795 A JP29523795 A JP 29523795A JP 29523795 A JP29523795 A JP 29523795A JP 3452294 B2 JP3452294 B2 JP 3452294B2
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清三 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光走査用レンズお
よび走査結像レンズおよび光走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】主走査対応方向に長い線像に結像された
光束を上記線像の結像位置近傍に偏向反射面を持つ光偏
向器により等角速度的に偏向させ、偏向光束を走査結像
レンズにより被走査面上に光スポットとして集光せしめ
て被走査面の等速的な光走査を行なう光走査装置は光プ
リンタやデジタル複写機に関連して広く知られている。
【0003】上記「主走査対応方向」は、光源から被走
査面に到る光路を光学系の光軸に沿って直線的に展開し
た仮想的な光路上で主走査方向に平行的に対応する方向
を言い、上記仮想的な光路上において、副走査方向と平
行的に対応する方向を「副走査対応方向」と言う。
【0004】光偏向器により理想的に偏向された偏向光
束の主光線が、偏向に伴い掃引する面をこの明細書中に
おいて「偏向面」と呼ぶ。また、偏向面に直交する平面
で、走査結像レンズの光軸に平行なものを「偏向直交
面」と呼ぶ。
【0005】上記走査結像レンズは、上記線像の結像位
置と被走査面とを副走査対応方向に関して「幾何光学的
に共役な関係」とする「共役化機能」と、光走査を等速
化する「等速化機能」とを有する。上記共役化機能は光
偏向器における偏向反射面の「面倒れ」を補正するため
の機能である。
【0006】良好な光走査を実現するには、走査結像レ
ンズが上記共役化機能や等速化機能が良好であることに
加え、副走査方向における像面湾曲を良好に補正されて
いることが必要である。副走査方向の像面湾曲の補正が
十分でないと、副走査方向の光スポット径が光スポット
の像高と共に変動し、書き込まれる画像の解像度を著し
く低下させ、像質の低下を招くからである。
【0007】副走査方向の像面湾曲を良好に補正するた
めに、走査結像レンズにおける1以上のレンズ面におい
て、偏向直交面内における曲率半径を主走査対応方向に
おける位置に応じて変化させた走査結像レンズが知られ
ている(例えば、特開平6−230308号公報)。
【0008】上記公報記載の走査結像レンズは副走査方
向の像面湾曲が良好に補正されているが、偏向直交面内
における曲率半径が「主走査対応方向において光軸を離
れるに従い単調に増加している」ため、偏向角:0と最
大偏向角(有効主走査領域の端部に対応する)とで上記
曲率半径が大きく異なる。このような面形状を持つレン
ズに偏心やシフト等の組付け誤差があると、この組付け
誤差により副走査方向の像面湾曲が著しく劣化すること
になる。
【0009】このため上記公報記載の走査結像レンズは
組付けの公差が厳しく、そのため光走査装置の組立ての
作業性が悪いという問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した事
情に鑑み、光走査装置および走査結像レンズにおいて、
共役化機能と等速化機能を良好に保ちつつ、光走査装置
への組付けの公差に対する許容度を有効に緩和させ得る
ような走査結像レンズの実現を課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の「光走査用レ
ンズ」は、主走査対応方向に長い線像に結像された光束
を、上記線像の結像位置近傍に偏向反射面を持つ光偏向
器により等角速度的に偏向させ、偏向光束を走査結像レ
ンズにより被走査面上に光スポットとして集光せしめて
被走査面の等速的な光走査を行なう光走査装置において
「複数枚のレンズにより構成される走査結像レンズの一
部を構成するレンズ」である。
【0012】即ち、光走査用レンズは1枚のレンズであ
って、他の1枚以上のレンズとともに走査結像レンズを
構成する。
【0013】光走査用レンズは以下の如き特徴を有する
(請求項1)。
【0014】即ち、光走査用レンズは「光偏向器側に凹
面を向けたメニスカスレンズ」であり、光偏向器側の面
は「主走査対応方向に平行な回転軸を持つ凹の樽型トロ
イダル面」であり、被走査面側の面は「偏向直交面内に
おける曲率半径の絶対値が、主走査対応方向において光
軸を離れるに従い極大値に向かって滑らか且つ単調に増
加し、極大位置を超えたのち、光軸を離れるに従い滑ら
か且つ単調に減少するように定められ、且つ、被走査面
側の面の偏向直交面内における曲率中心を連ねた線が偏
向面内において主走査対応方向に沿う曲線となる」よう
に定められている。
【0015】上記「光走査用レンズ」はメニスカスレン
ズであるので、中央と周辺部、特に主走査対応方向にお
ける中央部と周辺部との肉厚差を有効に軽減する「均肉
化」が可能であり、プラスチック等の樹脂で成形加工に
より作製する際の「ヒケやウネリ」といった変形を有効
に防止できる。
【0016】光走査用レンズは、凹面を光偏向器側に向
けて配備されるので、主走査対応方向の中央部と周辺部
での「副走査対応方向の横倍率の差」を少なくできる。
【0017】請求項1記載の光走査用レンズは、他の1
枚以上のレンズとともに「走査結像レンズ」を構成す
る。この場合、光走査用レンズは、基本的には走査結像
レンズのどの部位に配備されても良いが、「走査結像レ
ンズを構成する複数のレンズのうちでが最も被走査面
側」に配備されることが出来る(請求項2)。
【0018】走査結像レンズには偏向光束が入射される
ので、2枚以上のレンズで構成される走査結像レンズの
場合、被走査面に近いレンズほど、主走査方向の有効径
が大きくなる。そこで、プラスチック等で容易に成形で
きる光走査用レンズを最も被走査面に近い位置に配備す
ることにより、走査結像レンズの製作を容易ならしむる
ことが可能になる。
【0019】上記請求項2記載の光走査用レンズにおい
て、光偏向器側の面を「偏向面内の形状が非円弧形状で
ある樽型トロイダル面」とし、被走査面側の面を「偏向
面内の形状が円弧形状」とすることが出来る(請求項
3)。
【0020】「非円弧形状」は、光軸方向に座標:Xを
とり、光軸直交方向に座標:Yをとるとき、近軸曲率半
径をR、円錐定数をK、高次の係数をA,B,C,
D,...として、 X=(Y2/R)/[1+√{1−(1+K)(Y/R)2}] +A・Y4+B・Y6+C・Y8+D・Y10...(1) なる式におけるR,K,A,B,C,D,..を与えて
特定される曲線形状であり、この発明においては「光偏
向器の側に向かって凹」である。
【0021】このような「非円弧形状もしくは円弧形
状」を、偏向面内で主走査対応方向に平行な回転軸の回
りに回転させるとにより「凹の樽型トロイダル面」が形
成される。
【0022】請求項4記載の走査結像レンズは「主走査
対応方向に長い線像に結像された光束を、上記線像の結
像位置近傍に偏向反射面を持つ光偏向器により等角速度
的に偏向させ、偏向光束を走査結像レンズにより被走査
面上に光スポットとして集光せしめて被走査面の等速的
な光走査を行なう光走査装置」における走査結像レンズ
であって2枚のレンズにより構成される。
【0023】2枚のレンズの内の1枚は請求項3記載の
光走査用レンズである。光偏向器側のレンズは、光偏向
器側の面が「共軸非球面(上記式(1)で特定される非
円弧形状を光軸の回りに回転して得られる形状)」であ
り、被走査面側の面が「球面」である。
【0024】請求項5記載の走査結像レンズは「主走査
対応方向に長い線像に結像された光束を、上記線像の結
像位置近傍に偏向反射面を持つ光偏向器により等角速度
的に偏向させ、偏向光束を走査結像レンズにより被走査
面上に光スポットとして集光せしめて被走査面の等速的
な光走査を行なう光走査装置」における走査結像レンズ
であって2枚のレンズにより構成される。
【0025】2枚のレンズの内の1枚が請求項3記載の
光走査用レンズである。光偏向器側のレンズは、光偏向
器側の面が「偏向面内の形状を非円弧形状とし、主走査
対応方向に平行な回転軸を持つ樽型トロイダル面」であ
り、被走査面側の面が「ノーマルトロイダル面」であ
る。
【0026】請求項6記載の光走査装置は「主走査対応
方向に長い線像に結像された光束を、上記線像の結像位
置近傍に偏向反射面を持つ光偏向器により等角速度的に
偏向させ、偏向光束を走査結像レンズにより被走査面上
に光スポットとして集光せしめて上記被走査面の等速的
な光走査を行なう光走査装置」において、複数枚のレン
ズにより構成される走査結像レンズが請求項1または2
または3記載の光走査用レンズを含むことを特徴とす
る。
【0027】請求項7記載の光走査装置は「主走査対応
方向に長い線像に結像された光束を、上記線像の結像位
置近傍に偏向反射面を持つ光偏向器により等角速度的に
偏向させ、偏向光束を走査結像レンズにより被走査面上
に光スポットとして集光せしめて上記被走査面の等速的
な光走査を行なう光走査装置」において、走査結像レン
ズが請求項4または5記載の走査結像レンズであること
を特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、請求項6,7記載の光走
査装置の実施の1形態を略示している。
【0029】光源であるLD1から放射されたレーザ光
束はカップリングレンズ2によりカップリングされ、シ
リンダレンズ3により副走査対応方向(図面に直交する
方向)にのみ集光されつつミラー4により反射され、光
偏向器の偏向反射面5の位置に主走査対応方向(図面に
平行な方向)に長い線像に結像する。
【0030】ミラー4は、LD1から偏向反射面5に到
る光学系のレイアウト次第では省略してもよく、シリン
ダレンズ3は「凹シリンダミラー」で代替してもよい。
【0031】この実施の形態において、光偏向器は「ホ
ゾ型ミラー」等の回転単面鏡で、その回転軸5Aを偏向
反射面5内に含んでおり、光源側からの光束の主光線は
回転軸5Aの位置に入射する。従って、この形態におい
ては偏向反射面5の回転に伴う偏向反射面5と線像の結
像位置のずれ、所謂「サグ」の発生がない。
【0032】偏向反射面5による反射光束は偏向反射面
5の等速的な回転に従い等角速度的に偏向し、偏向光束
となってレンズ6,7を透過する。レンズ6,7は「走
査結像レンズ」を構成する。
【0033】走査結像レンズを透過した偏向光束は被走
査面8に向かって集光し、被走査面8上に形成される光
スポットにより被走査面8が等速的に走査される。被走
査面8の位置には通常、光導電性の感光体等が配備され
るので、光スポットは実体的には感光体を光走査する。
【0034】この実施の形態では、レンズ6,7のう
ち、被走査面8に最も近いレンズ7が光走査用レンズで
ある。光走査用レンズ7は「光偏向器の側に凹面を向け
たメニスカスレンズ」であり、光偏向器側の面は「主走
査対応方向に平行な回転軸を持つ凹の樽型トロイダル
面」である。
【0035】この樽型トロイダル面を図2にを参照して
説明する。図2においてX軸は走査結像レンズの光軸に
合致してとられ、Y軸は主走査対応方向に平行にとられ
ている。従ってXY平面は「偏向面」である。
【0036】図2に示す曲線:X(Y)は偏向面内におけ
る曲線であり、座標原点を通り、光偏向器の側、即ち図
2の左方に向かって「凹」である。曲線:X(Y)は「円
弧形状」もしくは前述の式(1)で特定される「非円弧
形状」である。
【0037】樽型トロイダル面は「曲線:X(Y)を回転
軸AXの回りに回転して得られる樽型の曲面」である。
回転軸AXは曲線:X(Y)の左側、即ち光偏向器側にあ
るので、形成される樽型トロイダル面は凹面である。
【0038】曲線:X(Y)上の任意の点のY座標をY=
ηとすると、この位置における樽型トロイダル面の偏向
直交面(図面に直交する面のうちでX軸に平行な面)内
における曲率半径:r(η)の絶対値は|r(η)|=|r
(0)|−|X(Y)|で与えられる。
【0039】従って、樽型トロイダル面を特定するに
は、曲線:X(Y)とr(0)(光軸を含む偏向直交面内の
曲率半径)を与えればよい。
【0040】光走査用レンズ7の被走査面側の面形状を
図3を参照して説明する。図3(a)でX軸は走査結像
レンズの光軸に合致してとられ、Y軸は主走査対応方向
に平行にとられている。従ってXY平面は「偏向面」で
ある。
【0041】図3(a)に示す曲線:X(Y)は、偏向反
射面内における曲線であり座標原点を通り、光偏向器の
側、即ち図3(a)の左方に向かって「凹」である。
【0042】曲線:X(Y)は、「円弧形状」もしくは前
述の式(1)で特定される「非円弧形状」である。
【0043】Y軸方向にX軸から距離:Y=ηだけ離れ
た偏向直交面(図面に直交する面のうちでX軸に平行な
面)内における曲率半径をr(η)とすると、被走査面側
の面は、偏向直交面内における曲率半径:r(η)の絶対
値が、主走査対応方向(Y方向に平行)において光軸
(X軸と合致)を離れるに従い、極大値に向かって単調
且つ滑らかに増加し、極大位置を超えたのち、光軸を離
れるに従い単調且つ滑らかに減少するように定められ、
且つ、被走査面側の面の偏向直交面内における曲率中心
を連ねた線(図3(a)に鎖線で示す)が偏向面(XY
面)内において主走査対応方向(Y軸方向)に沿う曲線
Lとなるように定められている。
【0044】偏向直交面内における曲率半径:r(η)の
絶対値が「主走査対応方向において光軸を離れるに従
い、極大値に向かって単調に且つ滑らかに増加し、極大
位置を超えたのち、光軸を離れるに従い単調且つ滑らか
に減少する」ので、図3(a)の曲率半径:r(0),r
(η)絶対値の「差」は図3(b)に示すように、Y方向
においてX軸を離れるに従い、極大に向かって単調且つ
滑らかに増加し、極大位置を超えたのち、X軸を離れる
に従い単調且つ滑らかに減少する。
【0045】図4は請求項6,7記載の光走査装置の実
施の別形態を略示している。
【0046】LD1から放射されたレーザ光束はカップ
リングレンズ2によりカップリングされ、シリンダレン
ズ3により副走査対応方向にのみ集光されつつ、ミラー
4により反射され、光偏向器50の偏向反射面51の近
傍に主走査対応方向に長い線像として結像する。図1の
実施の形態と同じく、ミラー4はLD1から偏向反射面
51に到る光学系のレイアウト次第で省略が可能であ
り、シリンダレンズ3は「凹シリンダミラー」で代替で
きる。
【0047】この実施の形態において光偏向器50は
「ポリゴンミラー」で、その回転軸53は偏向反射面5
1からそれており、偏向反射面51の回転に伴い偏向反
射面51と線像の結像位置のずれである「サグ」が発生
する。
【0048】偏向反射面51による反射光束はポリゴン
ミラー50の等速的な回転に従い等角速度的に偏向し、
偏向光束となってレンズ60,70を透過する。これら
レンズ60,70は「走査結像レンズ」を構成する。
【0049】走査結像レンズを透過した偏向光束は、被
走査面8に向かって集光し被走査面8上に光スポットを
形成し、被走査面8(通常、光導電性の感光体等が配備
される)を等速的に走査する。
【0050】この実施の形態でも、レンズ60,70の
うち、被走査面8に最も近いレンズ70が光走査用レン
ズである。
【0051】
【実施例】以下、図1および図4に示した実施の形態に
対する具体的な実施例を1例づつ挙げる。これまで説明
しなかったが、カップリングレンズ2によりカップリン
グされた光束は「平行光束」であることも、「弱い収束
性の光束」となることもでき、「弱い発散性の光束」と
なることもできる。走査結像レンズは上記3種の光束形
態に応じて設計される。
【0052】以下に説明する実施例1,2では、カップ
リングレンズ2によりカップリングされた光束は「弱い
収束性の光束」である。
【0053】図1に代表的に示すように、走査結像レン
ズを構成する2枚のレンズの各レンズ面を光偏向器の側
から第1〜第4面とする。
【0054】光偏向器による偏向の起点から偏向光束の
自然集光点(「弱い収束性の偏向光束」が光学素子の作
用を受けること無く、自然に集光する光軸上の位置)ま
での距離をS、上記偏向の起点から第1面までの光軸上
の距離をS0、第2面と第3面との間の光軸上の距離を
1、第4面と被走査面との間の光軸上の距離をl2とす
る。また、第1,第2面の間の光軸上の距離(光偏向器
側のレンズの肉厚)をd1、被走査面側のレンズ(光走
査用レンズ)の肉厚をd2とする。
【0055】光偏向器側および被走査面側のレンズの材
質の使用波長(LD1の発振波長)に対する屈折率をそ
れぞれ「N1,N2」とする。図4の実施の形態において
も、これに倣う。なお、長さの次元を持つ量に対する単
位は「mm」である。
【0056】実施例1 図1に示す実施の形態の具体例である。
【0057】S=300.2,S0=40,d1=19.
1,l1=35.0,d2=8,l2=70.9,N1
1.537,N2=1.537 。
【0058】第1面 面形状:共軸非球面(前記式(1)で特定される非円弧
形状を光軸の回りに回転して得られる形状) R=−335,K=8.4,A=−5.93521E−
7,B= 2.42370E−10,C=−4.3E−
14,D= 1.3E−18 上記の値において、Eとそれに続く数字は「べき乗」を
表す。即ち、例えば「E−7]は「10~7」を意味し、
このべき乗がその直前の数値にかかるのである。以下に
おいても同様である。
【0059】第2面 面形状:球面 曲率半径:R=−78
【0060】 第3面:光走査用レンズの光偏向器側の面 面形状:偏向面内の形状が非円弧形状である凹樽型トロ
イダル面(図2参照) 偏向面内の形状:X(Y) R=−383,K= 9.9,A= 3.4244E−
7,B=−2.4985E−11,C= 8.9E−1
6,D= 2.2E−20 光軸上のおける偏向直交面内の曲率半径:r(0)(図2
の曲線:X(0)と回転軸AXとの距離) r(0)=−30
【0061】 第4面:光走査用レンズの被走査面側の面 面形状:図3に即して説明した面形状 偏向面内における形状:X(Y)(円弧形状) 曲率半径:R=−500 偏向直交面内における曲率半径:r(Y) 主走査対応方向(Y方向)における第4面への偏向光束
の主光線の入射位置:Yに対する偏向直交面内での曲率
半径:r(Y)を、代表的な入射位置:Y=0,20.
2,35.3,62.3,75.3(mm)の各位値に
対応させて、像高:H及び各像高に副走査方向の像面湾
曲値(単位:mm)けると対応させて一覧にして示す。
【0062】 入射位置:Y 0 20.2 35.3 62.3 75.3 曲率半径:r(Y) -14.26 -14.39 −14.54 −1
4.45 −14.14 像高:H 0.0 32.5 55.9 93.4 108.
9 像面湾曲: 0.01 0.05 -0.08 -0.04 0.05 。
【0063】図1の実施の形態では光偏向器によるサグ
の発生がなく、曲率半径:r(0)はY方向に関し「光軸
対称」である。
【0064】この一覧から分かるように、偏向直交面内
における第4面の曲率半径は、光軸を主走査対応方向へ
離れるに従い、単調且つ滑らかに増大しつつ極大値に達
し、その後単調且つ滑らかに減少する。このため、各入
射位置における偏向直交面内の曲率半径の「ばらつき」
が有効に小さくなり、光走査用レンズの主走査対応方向
における配置の公差に対する許容度が大きくなる。
【0065】曲率半径:r(Y)において主走査方向の位
置誤差:ΔYがあると、位置:Yにおける曲率半径の誤
差は{dr(Y)/dY}ΔYであり、r(Y)がYの増加に
伴い単調増加する場合だと{dr(Y)/dY}が常に一定
の符号になるので{dr(Y)/dY}ΔYが著しく大きく
なる可能性があるが、この発明におけるようにr(Y)が
極大を持てば、{dr(Y)/dY}の符号が極大の前後で
変化するので{dr(Y)/dY}ΔYは有効に小さくな
る。
【0066】図5(a)に実施例1における主走査方向
の像面湾曲を、等速特性としてのfθ特性とリニアリテ
ィを(b)に示す。
【0067】図5(a)に示されているように、実施例
1では「主走査方向の像面湾曲」が良好に補正されてい
る。これは主として第1〜第4面の「偏向面内の面形
状」を適切に定めたことによる。また「副走査方向の像
面湾曲」は上記一覧から分かるように、有効主走査領域
に渡って「0.1mm以下」と極めて良好である。
【0068】第4面の面形状による効果を見るために、
第4面の面形状を、偏向面内における曲率半径:R=−
500の円弧を光軸上でr(0)=−14.36離れた回
転軸の回りに回転して得られる「ノーマルトロイダル
面」としてみると、このときの主・副走査方向の像面湾
曲は図5(c)に示すようになる。この状態でも、副走
査方向の像面湾曲はかなり良好に補正されている。
【0069】実施例1におけるように、第4面の偏向直
交面内における曲率半径:R(Y)がYの増加途上で極大
を持つようにすると、第4面における副走査対応方向の
正のパワーが、光軸上から像高の増大とともに次第に減
少して極小に到り、その後次第に増大するので、上記極
大の部分で副走査方向の結像位置を像面湾曲の正の側に
変位させる作用があり、これにより図5(c)に示され
た副走査方向の像面湾曲が良好に補正されるのである。
【0070】実施例2 図4に示す実施の形態の具体例である。
【0071】S=234.7,S0=40,d1=13.
82,l1=8.58,d2=11.5,l2=100.
1,N1=1.537,N2=1.537 。
【0072】第1面 面形状:偏向面内の形状を非円弧形状(前記式(1)で
特定される形状)を主走査対応方向に平行な回転軸の回
りに回転して得られる凹の樽型トロイダル形状(図2参
照) 偏向面内の形状:X(Y) R=−310,K=27.65,A=−1.24849
E−6,B= 5.48729E−10,C=−7.0
2444E−13,D= 3.7688E−16 F= 7.8538E−20,G=−4.3694E−
23,I=−2.755E−26,J= 7.47E−
30 F,G,I,Jはそれぞれ、Yの12,14,16,1
8乗の項の高次の係数である。 光軸上のおける偏向直交面内の曲率半径:r(0)(図2
の曲線:X(0)と回転軸AXとの距離) r(0)=−19.5
【0073】第2面 面形状:ノーマルトロイダル面 偏向面内の曲率半径:R=−87.5 光軸上における偏向直交面内の曲率半径:r(0)(図2
参照) r(0)=−31.0
【0074】 第3面:光走査用レンズの光偏向器側の面 面形状:偏向面内の形状が非円弧形状である凹樽型トロ
イダル面(図2参照) 偏向面内の形状:X(Y) R=−246,K=−15.44,A= 7.6366
E−7,B=−6.71852E−11,C=−5.3
1168E−15,D=−9.74133E−19,F
=−1.276E−23,G=−3.519E−25,
I= 2.322E−28,J=−3.167E−32 F,G,I,Jはそれぞれ、Yの12,14,16,1
8乗の項の高次の係数である。 光軸上のおける偏向直交面内の曲率半径:r(0)(図2
の曲線:X(0)と回転軸AXとの距離) r(0)=−121.25
【0075】第4面:光走査用レンズの被走査面側の面 面形状:図3に即して説明した面形状 偏向面内における形状:X(Y)(円弧形状) 曲率半径:R=−248.3 偏向直交面内における曲率半径:r(Y) 主走査対応方向(Y方向)における第4面への、偏向光
束の主光線の入射位置:Yに対する偏向直交面内での曲
率半径:r(Y)を、代表的な入射位置:Y=−55.
4,−47.8,−35.3,−20.2,−0.1,
20.2,35.3,47.8,55.4(mm)の各
位値に対応させて、像高:H及び各像高に副走査方向の
像面湾曲値(単位:mm)けると対応させて一覧にして
示す。
【0076】 入射位置:Y -55.42 -47.8 -35.3 -20.2 -0.1 曲率半径:r(Y) -19.11 -19.36 -19.63 -19.54 -19.45 像高:H -109.1 -97.0 -74.5 -43.5 0.0 像面湾曲: 1.23 0.19 0.77 0.19 1.23 。
【0077】 入射位置:Y 20.2 35.3 47.8 55.4 曲率半径:r(Y) -19.54 -19.63 -19.36 -19.11 像高:H 43.5 73.1 94.2 105.6 像面湾曲: -0.76 0.33 -0.28 0.16 。
【0078】偏向直交面内における第4面の曲率半径
は、光軸を主走査対応方向へ離れるに従い、単調且つ滑
らかに増大しつつ極大値に達し、その後単調且つ滑らか
に減少する。このため各入射位置における偏向直交面内
の曲率半径の「ばらつき」が有効に小さくなり、光走査
用レンズの主走査対応方向における配置の公差に対する
許容度が大きくなる。
【0079】図6(a)に実施例1における主走査方向
の像面湾曲を、等速特性としてのfθ特性とリニアリテ
ィを(b)に示す。主走査方向の像面湾曲は良好に補正
され、副走査方向の像面湾曲も上記一覧に示すように極
めて良好(1.3mm以下)である。
【0080】図4の実施の形態では光偏向器によるサグ
が発生し、副走査方向の像面湾曲は光軸に対して非対称
となる。光偏向器であるポリゴンミラーは偏向反射面を
6面有し、内接円半径は18mmである。
【0081】上記実施例2では、サグの影響を除去する
ため、光走査用レンズを主走査対応方向であるY方向の
負の方向へ「0.1mm」だけシフトさせている。この
シフトにより、サグの影響による副走査方向の像面湾曲
の非対称性が、上記一覧にみるように有効に改善されて
いる。上記サグの影響の改善には、光走査用レンズに偏
向面内で「ティルト」を与えることも有効である。
【0082】実施例1,2とも上記のように等速特性
(fθ特性)が良好であり、主・副走査方向の像面湾曲
が良好に補正されているので光スポット径の像高による
変動が小さく、良好な光走査が可能である。
【0083】なお実施例1,2において、走査結像レン
ズに入射する光束は主走査対応方向において平行光束で
ないので等速特性としてのfθ特性は厳密には正確でな
いが、収束性が弱いのでfθ特性で等速特性を十分に精
度良く表すことができる。
【0084】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば光走査用レンズ・走査結像レンズおよび光走査装置を
提供できる。
【0085】この発明は、光走査装置および走査結像レ
ンズにおいて、共役化機能と等速化機能を良好に保ちつ
つ、光走査装置への組付けの公差に対する許容度を有効
に緩和させることを可能にする。
【0086】なお、上にも述べたように、光走査用レン
ズはプラスチック等の樹脂の成形加工により容易に作製
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光走査装置の実施の1形態を説明す
るための図である。
【図2】樽型トロイダル面を説明するための図である。
【図3】光走査用レンズの被走査面側の面形状を説明す
るための図である。
【図4】この発明の光走査装置の実施の別形態を説明す
るための図である。
【図5】実施例1に関連した像面湾曲の図および等速特
性を示す図である。
【図6】実施例2に関する像面湾曲の図および等速特性
を示す図である。
【符号の説明】
1 LD 2 カップリングレンズ 3 シリンダレンズ 5 偏向反射面 6 レンズ 7 光走査用レンズ 8 被走査面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 26/10

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主走査対応方向に長い線像に結像された光
    束を、上記線像の結像位置近傍に偏向反射面を持つ光偏
    向器により等角速度的に偏向させ、偏向光束を走査結像
    レンズにより被走査面上に光スポットとして集光せしめ
    て上記被走査面の等速的な光走査を行なう光走査装置に
    おいて、複数枚のレンズにより構成される走査結像レン
    ズの一部を構成するレンズであって、 光偏向器側に凹面を向けたメニスカスレンズであり、 光偏向器側の面が、主走査対応方向に平行な回転軸を持
    つ凹の樽型トロイダル面であり、 被走査面側の面は、偏向直交面内における曲率半径の絶
    対値が、主走査対応方向において光軸を離れるに従い極
    大値に向かって滑らか且つ単調に増加し、極大位置を超
    えたのち、光軸を離れるに従い滑らか且つ単調に減少す
    るように定められ、且つ、上記被走査面側の面の偏向直
    交面内における曲率中心を連ねた線が偏向面内において
    主走査対応方向に沿う曲線となるように定められたこと
    を特徴とする光走査用レンズ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光走査用レンズにおいて、 走査結像レンズを構成する複数のレンズのうちで最も被
    走査面側に配備されるものであることを特徴とする光走
    査用レンズ。
  3. 【請求項3】請求項2記載の光走査用レンズにおいて、 光偏向器側の面は、偏向面内の形状が非円弧形状である
    樽型トロイダル面であり、 被走査面側の面は、偏向面内の形状が円弧形状であるこ
    とを特徴とする光走査用レンズ。
  4. 【請求項4】主走査対応方向に長い線像に結像された光
    束を、上記線像の結像位置近傍に偏向反射面を持つ光偏
    向器により等角速度的に偏向させ、偏向光束を走査結像
    レンズにより被走査面上に光スポットとして集光せしめ
    て上記被走査面の等速的な光走査を行なう光走査装置に
    おいて、複数枚のレンズにより構成される走査結像レン
    ズであって、 2枚のレンズにより構成され、 2枚のレンズの内の1枚が請求項3記載の光走査用レン
    ズであり、 光偏向器側のレンズは、 光偏向器側の面が共軸非球面であり、 被走査面側の面が球面であることを特徴とする走査結像
    レンズ。
  5. 【請求項5】主走査対応方向に長い線像に結像された光
    束を、上記線像の結像位置近傍に偏向反射面を持つ光偏
    向器により等角速度的に偏向させ、偏向光束を走査結像
    レンズにより被走査面上に光スポットとして集光せしめ
    て上記被走査面の等速的な光走査を行なう光走査装置に
    おいて、複数枚のレンズにより構成される走査結像レン
    ズであって、 2枚のレンズにより構成され、 2枚のレンズの内の1枚が請求項3記載の光走査用レン
    ズであり、 光偏向器側のレンズは、 光偏向器側の面が、偏向面内の形状を非円弧形状とし、
    主走査対応方向に平行な回転軸を持つ樽型トロイダル面
    であり、 被走査面側の面がノーマルトロイダル面であることを特
    徴とする走査結像レンズ。
  6. 【請求項6】主走査対応方向に長い線像に結像された光
    束を、上記線像の結像位置近傍に偏向反射面を持つ光偏
    向器により等角速度的に偏向させ、偏向光束を走査結像
    レンズにより被走査面上に光スポットとして集光せしめ
    て上記被走査面の等速的な光走査を行なう光走査装置に
    おいて、 複数枚のレンズにより構成される走査結像レンズが、請
    求項1または2または3記載の光走査用レンズを含むこ
    とを特徴とする光走査装置。
  7. 【請求項7】主走査対応方向に長い線像に結像された光
    束を、上記線像の結像位置近傍に偏向反射面を持つ光偏
    向器により等角速度的に偏向させ、偏向光束を走査結像
    レンズにより被走査面上に光スポットとして集光せしめ
    て上記被走査面の等速的な光走査を行なう光走査装置に
    おいて、 走査結像レンズが、請求項4または5記載の走査結像レ
    ンズであることを特徴とする光走査装置。
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