JP3452156B2 - モータファン - Google Patents

モータファン

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JP3452156B2
JP3452156B2 JP32060094A JP32060094A JP3452156B2 JP 3452156 B2 JP3452156 B2 JP 3452156B2 JP 32060094 A JP32060094 A JP 32060094A JP 32060094 A JP32060094 A JP 32060094A JP 3452156 B2 JP3452156 B2 JP 3452156B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のラジエータ等
の熱交換器の冷却に用いられるモータファンに関する
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車では、ラジエータ等の熱
交換器を冷却するため、ファンにモータを組み付けたフ
ァン装置がエンジンルームに組み込まれ、用いられてい
る。最近の自動車のエンジンルームは過密であり、ファ
ン装置のファンに駆動力を与えるモータは、フラットな
ものが要求されている。
【0003】この種のファン一体型モータの一例とし
て、実開昭56−25958号公報に示すものが知られ
ている(図8に図示)。図において、符号101はモー
タファンを示す。このモータファン101は、ファン1
02のボス部103の孔部103A内にフラットモータ
104を組み込み、このフラットモータ104の回転子
105により、ファン102を直接回転する構造になっ
ている。以下、この構造を説明する。
【0004】モータファン101は、固定側X1と回転
側Y1とから構成されている。固定側X1においては、
シュラウド106の取付部106Aの複数の取付孔部1
06Bに、ビス106Cによりケーシング107が固設
されている。このケーシング107には永久磁石108
が固定されている。ケーシング107の中心部にはシャ
フト109が挿通されており、このシャフト109の一
側には、軸受110が装着されている。
【0005】一方、回転側Y1においては、この軸受1
10に回転子105が回転自在に支持され、この回転子
105は鉄製のヨーク111,アーマチュアコア11
2,コンミュテータ113の三者を一体的にモールド成
形することにより構成されている。このように、シャフ
ト109上に回転自在に回転子105が支持されてい
る。
【0006】回転子105のヨーク111は、金属製の
ビス114によりファン102のボス部103に結合さ
れている。なお、符号115はブラシを示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のモー
タファン101にあっては、回転子105のヨーク11
1の外周部がファン102のボス部103に一体化さ
れ、且つ、回転子105のヨーク111,アーマチュア
コア112は一体になっているので、アーマチュアコア
112の回転とともにヨーク111が回転し、これに伴
い、ヨーク111に渦電流が発生し、この渦電流により
永久磁石108の磁界が変化し、モータファン101の
内部温度が急上昇し、内部に異常発熱が生じ、耐久性を
損なう虞がある。
【0008】また、ヨーク111,ビス114は金属製
なので、熱伝導率が大きく、ヨーク111に発生した熱
は、ファン102に伝達され易く、ファン102に溶融
温度の低い樹脂材を採用した場合には、熱影響を受け易
いという問題がある。本発明は、上述の問題点を解決す
るためになされたもので、その目的は、ヨークの渦電流
の発生を防止し、内部温度の上昇を防止し、耐久性を確
保できるモータファンを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
シュラウドに回転自在に支持されるファンと、前記ファ
ンのボス部に形成された孔部と、前記ボス部の前記孔部
内に配置され前記シュラウド側に固定されるシャフト
と、前記シャフトの一端に設けられたヨークと、前記フ
ァンの前記ボス部の前記孔部内に位置して前記ヨークに
対向配置され前記シュラウド側に固定されるブラシ用ベ
ースプレートと、前記ブラシ用ベースプレートに設けら
れたブラシと、前記シャフト上に回転自在に支持された
コンミュテータと、前記ブラシ用ベースプレートに設け
られた磁石用ヨークと、前記磁石用ヨークに設けられた
永久磁石と、前記ヨークと前記永久磁石の間に配置さ
れ、前記コンミュテータに設けられたロータとを備え、
前記ロータの外周部が、前記ファンのボス部にインサー
ト成形され一体結合されていることを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、シュラウドに回転
自在に支持されるファンと、前記ファンのボス部に形成
された孔部と、前記ボス部の前記孔部内に配置され前記
シュラウド側に固定されるシャフトと、前記シャフトの
一端に設けられたヨークと、前記ファンの前記ボス部の
前記孔部内に位置して前記ヨークに対向配置され前記シ
ュラウド側に固定されるブラシ用ベースプレートと、
シャフト上に回転自在に支持されたコンミュテータ
と、前記ブラシ用ベースプレートに設けられ前記コンミ
ュテータ側に付勢されるブラシと、前記ブラシ用ベース
プレートに設けられた磁石用ヨークと、前記磁石用ヨー
クに設けられた永久磁石と、前記ヨークと前記永久磁石
の間に配置されるとともに前記コンミュテータに設け
られ外周部を前記ファンのボス部に一体化されるロータ
と、組み付け時に前記ブラシの前記付勢される方向への
移動を押さえるブラシ押さえ部を有し、回転により前記
ブラシをコンミュテータに接触させ、この状態で前記シ
ュラウド側に固定されるシュラウド用ハウジングとを有
することを特徴とする。
【0011】
【0012】
【作用】請求項1記載の発明においては、ヨークがシャ
フトを介して固定状態にされ、ヨークとロータが分離し
ているので、ロータが回転しても、ヨークが回転するこ
となく、従って、ヨークでの渦電流の発生が防止され
る。また、ロータの外周部が、ファンのボス部にインサ
ート成形して一体結合されているため、ロータがファン
のボス部に強固に結合される。
【0013】請求項記載の発明においては、シュラウ
ド用ハウジングが、組み付け時にブラシの付勢される方
向への移動を押さえるブラシ押さえ部を有しており、シ
ュラウド用ハウジングが、その回転によりブラシをコン
ミュテータに接触させた状態でシュラウド側に固定され
る。
【0014】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。図1ないし図7は請求項1,2記載の発明の実
施例に係わるモータファンを示す。図1において、符号
1は本実施例に係わるモータファンを示す。このモータ
ファン1は、ファン2のボス部3に形成された孔部3A
内にフラットモータ4を組み込み、このフラットモータ
4のロータ5により、ファン2を直接回転する構造にな
っており、固定側Xと回転側Yとから構成されている。
以下、説明する。
【0015】固定側Xにおいては、図1,図2に示すよ
うに、シュラウド6の取付部6Aの3つの取付孔部6B
(図1には1箇所のみ表示)にそれぞれ後述する螺子部
材7にナット8を締め付けることにより、シュラウド用
ハウジング9,シャフト14,ヨーク15,ブラシ用ベ
ースプレート16,磁石用ヨーク21がシュラウド6に
固定されている。
【0016】図1,図4に示すように、シュラウド用ハ
ウジング9は、その中央に位置するリング部10と、リ
ング部10に一体に放射状に設けられた複数のステー1
1(本実施例では3本)と、リング部10に突設された
複数の湾曲板状のブラシ押さえ部12(本実施例では4
箇所)とを有し、リング部10の中心には、ブラシ押さ
え部12の反対側に位置して円筒部13が設けられてい
る。各ステー11には円周方向に沿って細長形状の取付
孔部11Aがそれぞれ形成されている。なお、シュラウ
ド用ハウジング9は、ブラシ19をコンミュテータ25
上に組み付けるために必要なもので、ブラシ押さえ部1
2でブラシ19が押さえられた状態で、コンミュテータ
25上に組み付けられ後、シュラウド用ハウジング9が
軸方向の周りに所定角度だけ取付孔部11Aの範囲内で
回転されることにより、ブラシ押さえ部12とブラシ1
9の位置が円周方向でずれ、ブラシ19がコンミュテー
タ25に直接に接触するようになっている。図3には、
シュラウド用ハウジング9の所定角度回転する前の状態
が示されており、その状態で、螺子部材7にナット8が
仮締めされる。所定角度回転した後、螺子部材7にナッ
ト8が本締めされる。
【0017】図1に示すように、円筒部13にシャフト
14の一端14Aの反対側の他端14Bが挿入され、円
筒部13の端13Aをかしめることにより、シャフト1
4の端14が円筒部13に固定されている。これに
より、シャフト14がシュラウド6に固定されている。
シャフト14の一端14Aにヨーク15が固定されてい
る。ヨーク15は、鉄製のリング状板材で構成され、そ
の周縁15Aとボス部3の孔部3Aの内周面3Bとの間
に隙間が形成されている。ここで、鉄製のヨーク15は
永久磁石22からの磁界を成立させるためのものであ
る。
【0018】ヨーク15には、円形状凹部15Bが形成
されており、円形状凹部15Bとロータ5との隙間は
0.6mmとされ、この隙間が狭いほど永久磁石22の
磁界の作用が高くなるが、円形状凹部15Bとロータ5
は接触はしないことが条件とされる。そして、ヨーク1
5にブラシ用ベースプレート16が軸方向で対向配置さ
れている。このブラシ用ベースプレート16の中央には
孔部16Aが形成されており、この孔部16Aにシャフ
ト14が挿通されている。
【0019】図1,図3に示すように、ブラシ用ベース
プレート16は樹脂製で、3つの突起部17が形成され
ている。突起部17の各孔部17Aに後述する磁石用ヨ
ーク21に突設した螺子部材7をそれぞれ貫通させるこ
とにより、ブラシ用ベースプレート16は、シュラウド
6,シュラウド用ハウジング9,シャフト14に固定さ
れている。
【0020】図3,図5に示すように、ブラシ用ベース
プレート16の上には、4つの断面4角形状のブラシホ
ルダー18が突設され、4つのブラシホルダー18は十
字状に対向している。各ブラシホルダー18にブラシ1
9が径方向移動可能に保持され、各ブラシ19はそれぞ
れブラシホルダー18にそれぞれ内蔵したバネ20によ
り内方に付勢されている。ブラシ19の先端は後述する
コンミュテータ25の外周面に接触している。各ブラシ
19には、それぞれ電流を供給するための電線19Aが
接続されている。
【0021】さらに、図1に示すように、ヨーク15と
ブラシ用ベースプレート16の間に、磁石用ヨーク21
がシャフト14を囲んで配置されている。磁石用ヨーク
21の、ヨーク15側の面には永久磁石22が接着剤に
より固定されている。図6に示すように、この永久磁石
22は複数のN極22AとS極22Bを交互に配列して
なる。磁石用ヨーク21の、ブラシ用ベースプレート1
6側の面には、螺子部材7が固定されている。螺子部材
7がブラシ用ベースプレート16の突起部17の孔部1
7A及びシュラウド6の取付部6Aの取付孔部6Bを貫
通しており、これがナット8で締め付けられることによ
り、シュラウド6に、シュラウド用ハウジング9,シャ
フト14,ヨーク15,ブラシ用ベースプレート16,
磁石用ヨーク21が固定されている。上記のシュラウド
用ハウジング9,シャフト14,ヨーク15,ブラシ用
ベースプレート16,ブラシ19,磁石用ヨーク21,
永久磁石22は固定側Xを構成する。
【0022】そして、シャフト14の両端には、それぞ
れ軸受23,23が装着されている。一方、回転側Yに
おいては、この軸受23,23には、円筒体24が固定
され、この円筒体24上にはコンミュテータ25が設け
られている。ヨーク15と永久磁石22の間に上述のロ
ータ5が配置されている。ロータ5の内周縁5Aはコン
ミュテータ25に組み付けられ、従って、シャフト14
上に回転自在に支持されている。
【0023】ロータ5は、エポキシ樹脂材中に巻線を埋
め込んで偏平形状に構成され、エポキシ樹脂材の耐熱温
度は200℃とされている。図7に示すように、ロータ
5の外周部には環状フランジ部5Bが形成され、この環
状フランジ部5Bの内側に強度アップ用の環状リブ5C
が形成されている。ファン2はポリプロピレン樹脂で成
形され、ポリプロピレン樹脂の耐熱温度は180℃とさ
れている。ポリプロピレン樹脂は成形性を良くするため
に選択されている。
【0024】ロータ5の環状フランジ部5Bがファン2
のボス部3に埋設してインサート成形されることにより
ロータ5と該ボス部3を一体結合している。ここで、フ
ァン2を成形する際に、予め成形されたロータ5が金型
内にインサートされ、ポリプロピレンが金型に流し込ま
れ、ファン2とロータ5が一体成形される。ファン2と
ロータ5の材質が相違しても、インサート成形によりフ
ァン2とロータ5の結合を可能にしている。しかも、ロ
ータ5の環状フランジ部5Bにより、接触面積が増加
し、ファン2のボス部3との結合力を強化している。
【0025】しかして、本実施例においては、電流がブ
ラシ19を介してコンミュテータ25に流れ、さらに、
ロータ5の巻線を通って他のブラシ19に流れる。これ
により、永久磁石22からの磁界の影響力を受けてロー
タ5が回転する。ロータ5の回転はファン2に伝達され
る。そして、ヨーク15がシュラウド6に固定されたシ
ャフト14に固定され、ヨーク15とロータ5は分離し
ているので、ロータ5が回転しても、ヨーク15が回転
することなく、従って、ヨーク15での渦電流の発生が
防止される。
【0026】以上の如き構成によれば、ヨーク15がシ
ュラウド6に固定されたシャフト14に固定され、ヨー
ク15とロータ5を分離することができるので、ヨーク
15での渦電流の発生を防止し、ロータ5における内部
温度の上昇を防止し、耐久性を確保できる効果を奏す
る。また、ヨーク15とロータ5は分離しているので、
ロータ5の前後面は開放された空間における空気に面し
ており、従って、ロータ5で発生した熱をその前後面か
ら空気へ効率良く放熱できる。
【0027】また、ヨーク15は固定側にあるので、モ
ータファンとしての性能をアップできる。なぜなら、従
来においては、ヨークとロータは一体になって回転子を
構成しており、回転子のロータが回転する時、同時にヨ
ークが回転するので、ヨークは永久磁石の磁界による吸
引力を受け、ロータの回転を阻止する力が引き起こさ
れ、そのため、永久磁石の性能を弱めれば、ロータの回
転阻止力が緩和されるが、モータファンとしての性能が
落ちることになるからである。
【0028】さらに、ロータ5の外周部がファン2のボ
ス部3に一体化される構造が採択されているので、ヨー
ク15をロータ5保持のための強度部材とすることな
く、ヨーク15とロータ5を分離させる構造にすること
ができる。なお、本実施例においては、ヨーク15は円
形状凹部15Bを有する形状となっているが、かかる形
状に限定されることはない。例えば、平坦状にすること
もできる。
【0029】また、本実施例においては、ファン2はポ
リプロピレン樹脂を材料としているが、かかる材料に限
定されず、ロータ5を構成する合成樹脂材の溶融温度よ
り溶融温度が低い他の合成樹脂材を用いることもでき
る。さらに、本実施例においては、ロータ5は、エポキ
シ樹脂材中に巻線を埋め込んで構成されているが、エポ
キシ樹脂材に代えてファン2を構成する合成樹脂の溶融
温度より溶融温度が高い他の合成樹脂材を用いることも
できる。
【0030】そして、本実施例においては、ロータ5の
外周部には環状フランジ部5Bが形成されているが、か
かる形状に限定されることはない。例えば、複数枚の環
状フランジ部を形成することもできる。そして、また、
請求項記載の発明の実施例においては、予め成形され
た合成樹脂材からなるロータ5の外周部を、合成樹脂材
からなるファン2のボス部3に埋設していわゆるインサ
ート成形法によりロータ5とボス部3は一体結合されて
いるが、ロータ5とボス部3の一体結合のための方法と
して、かかる製造方法に限定されることなく、例えば、
機械的接合法,接着剤接合法,超音波接合法や、これら
を組み合わせた他の接合手段で、ロータ5とボス部3を
一体結合することもできる。
【0031】また、上述のように、請求項1,記載の
発明の一実施例を説明したが、少なくとも、請求項
載の発明に係わるモータファンは、ファン2のボス部3
に孔部3Aが形成され、ボス部3の孔部3A内に、ヨー
ク15とロータ5を分離してなるフラットモータ4が配
置され、ヨーク15がシュラウド6に固定され、ロータ
5の外周部がボス部3に一体化されていれば良く、かか
る構造に、さらに、例えば、図8に示すように、ケーシ
ング107に永久磁石108を固定し、永久磁石108
の径方向内側にブラシ115を配置し、このブラシ11
5が接触するためのコンミュテータ113をリング状に
して組み合わせた構成にすることもできる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、フラットモータのヨークとロータを分離し
ているので、ヨークでの渦電流の発生を防止し、内部温
度の上昇を防止し、耐久性を確保できる効果を奏する。
また、ヨークは固定側にあるので、モータファンとして
の性能をアップできる。なぜなら、従来においては、ヨ
ークとロータは一体になって回転子を構成しており、回
転子のロータが回転する時、同時にヨークが回転するの
で、ヨークは永久磁石の磁界による吸引力を受け、ロー
タの回転を阻止する力が引き起こされ、そのため、永久
磁石の性能を弱めれば、ロータの回転阻止力が緩和され
るが、モータファンとしての性能が落ちることになるか
らである。さらに、ロータの外周部を、ファンのボス部
にインサート成形して一体結合しているため、ロータを
ファンのボス部に強固に結合することができる。
【0033】請求項2記載の発明によれば、シュラウド
用ハウジングが、組み付け時にブラシの付勢される方向
への移動を押さえるブラシ押さえ部を有しており、シュ
ラウド用ハウジングが、その回転によりブラシをコンミ
ュテータに接触させた状態でシュラウド側に固定される
ため、シュラウド用ハウジングによりブラシの組み付け
性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2記載の発明の実施例に係わるモー
タファンの縦断面図である。
【図2】図1のA方向矢視図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】図1のシュラウド用ハウジングの正面図であ
る。
【図5】ブラシの収容状態を示す断面説明図である。
【図6】図1の永久磁石の正面図である。
【図7】ファンのボス部とロータのインサート成形によ
る接合を示す断面図である。
【図8】従来におけるモータファンの縦断面図である。
【符号の説明】
1 モータファン 2 ファン 3 ボス部 3A 孔部 4 フラットモータ 5 ロータ 6 シュラウド 14 シャフト 15 ヨーク 16 ブラシ用ベースプレート 19 ブラシ 21 磁石用ヨーク 22 永久磁石 25 コンミュテータ X 固定側 Y 回転側
フロントページの続き (72)発明者 田嶋 千里 東京都中野区南台5丁目24番15号 カル ソニック株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−182252(JP,A) 実開 昭57−195377(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 23/54,5/14,7/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シュラウド(6)に回転自在に支持され
    るファン(2)と、 前記ファン(2)のボス部(3)に形成された孔部(3
    A)と、 前記ボス部(3)の前記孔部(3A)内に配置され前記
    シュラウド(6)側に固定されるシャフト(14)と、 前記シャフト(14)の一端(14A)に設けられたヨ
    ーク(15)と、 前記ファン(2)の前記ボス部(3)の前記孔部(3
    A)内に位置して前記ヨーク(15)に対向配置され前
    記シュラウド(6)側に固定されるブラシ用ベースプレ
    ート(16)と、 前記ブラシ用ベースプレート(16)に設けられたブラ
    シ(19)と、 前記シャフト(14)上に回転自在に支持されたコンミ
    ュテータ(25)と、 前記ブラシ用ベースプレート(16)に設けられた磁石
    用ヨーク(21)と、 前記磁石用ヨーク(21)に設けられた永久磁石(2
    2)と、 前記ヨーク(15)と前記永久磁石(22)の間に配置
    され、前記コンミュテータ(25)に設けられたロータ
    (5)と、 を備え、 前記ロータ(5)の外周部が、前記ファン(2)のボス
    部(3)にインサート成形され一体結合 されていること
    を特徴とするモータファン。
  2. 【請求項2】 シュラウド(6)に回転自在に支持され
    ファン(2)と、前記 ファン(2)のボス部(3)に形成された孔部(3
    A)と、前記 ボス部(3)の前記孔部(3A)内に配置され前記
    シュラウド(6)側に固定されるシャフト(14)と、前記 シャフト(14)の一端(14A)に設けられたヨ
    ーク(15)と、前記 ファン(2)の前記ボス部(3)の前記孔部(3
    A)内に位置して前記ヨーク(15)に対向配置され
    記シュラウド(6)側に固定されるブラシ用ベースプレ
    ート(16)と、前記 シャフト(14)上に回転自在に支持されたコンミ
    ュテータ(25)と、前記ブラシ用ベースプレート(16)に設けられ前記コ
    ンミュテータ(25)側に付勢されるブラシ(19)
    と、 前記 ブラシ用ベースプレート(16)に設けられた磁石
    用ヨーク(21)と、前記 磁石用ヨーク(21)に設けられた永久磁石(2
    2)と、前記 ヨーク(15)と前記永久磁石(22)の間に配置
    されるとともに前記コンミュテータ(25)に設け
    れ外周部を前記ファン(2)のボス部(3)に一体化さ
    れるロータ(5)と、組み付け時に前記ブラシ(19)の前記付勢される方向
    への移動を押さえるブラシ押さえ部(12)を有し、回
    転により前記ブラシ(19)をコンミュテータ(25)
    に接触させ、この状態で前記シュラウド(6)側に固定
    されるシュラウド用ハウジング(9)と、 を有する ことを特徴とするモータファン。
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