JP3452155B2 - 鏡止め具 - Google Patents

鏡止め具

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JP3452155B2
JP3452155B2 JP21489094A JP21489094A JP3452155B2 JP 3452155 B2 JP3452155 B2 JP 3452155B2 JP 21489094 A JP21489094 A JP 21489094A JP 21489094 A JP21489094 A JP 21489094A JP 3452155 B2 JP3452155 B2 JP 3452155B2
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辰彦 猿渡
和義 鈴木
公平 成重
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東陶機器株式会社
株式会社オチアイ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は壁面に鏡を取付けるため
の鏡止め具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鏡は下部の受け具と上部の鏡止
め具とで壁面に取付けられ、鏡止め具は鏡に対して上下
スライド可能(鏡止め具に設けた長孔を通して止めねじ
で壁面に固定され、この止めねじを緩めることで長孔の
範囲で鏡止め具がスライドする。)とされている。しか
し、上記従来の技術では、取付け当初は問題ないが、長
期使用中に繰返し鏡面を雑巾で拭くなどすると、止めね
じが緩み鏡止め具が移動し易くなり、わずかな外力(鏡
面を雑巾で上下に拭いた場合等)で持上がる恐れがあっ
た。鏡止め具が徐々に鏡の上縁から上方へ離れ、見苦し
くなる。
【0003】この問題点を解決しようとするものに、実
開平3−129361号公報(鏡固定具)の技術が開示
されている。これは、フック部材(鏡止め具に相当)の
上側に鏡係止部を形成し且つ下側にばね固定部を形成
し、フック部材をこれに設けた長孔を通して壁面にねじ
で緩く止め、このねじに捩りばねの一端の輪を係止し、
捩りばねの他端をフック部材のばね固定部に挿入するこ
とで、フック部材を下方へ弾発させたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来技術は、捩
りばねの弾発力により、フック部材に常に回転力が作用
している。このため、フック部材はねじを中心として傾
いており、これを鏡の上縁に係止させる際には、このフ
ック部材を手で持上げながら垂直になるように姿勢調整
をする必要があり、鏡への係止作業がし難い。特に、鏡
を取付ける際に、フック部材を手で持上げながら鏡の位
置合せをすることは容易ではない。
【0005】そこで本発明の目的は、鏡を取付ける際
に、鏡の位置合せ作業並びに鏡止め具の係止作業を容易
にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本発明は、壁面にねじ止めされ、前面にばね受部及び左
右一対の縦ガイド溝が起設された固定部材と、前記縦ガ
イド溝で上下動のみ可能にガイドされ、前面にばね掛け
部が起設された可動部材と、前記可動部材の上部に設け
られ、鏡の上縁に係止する鉤部と、前記ばね受部と前記
ばね掛け部とに掛けられ、前記固定部材に上下動のみ可
能に嵌合された状態の可動部材を下方へ弾発するばねと
からなる鏡止め具において、鏡取付け前の前記鉤部が下
降せぬようにロックするロック機構を、前記固定部材と
前記ばねとの間又は前記固定部材と前記可動部材との間
に付設したことを特徴とする鏡止め具である。
【0007】また、前記ばね受部を左右一対設け、前記
ばねを、線材または帯材で左右対称の略逆V字状に形成
し、ばねの両端側を前記固定部材の左右側に有する前記
ばね受部に掛け、且つ中央側を前記可動部材の左右方向
中央に有する前記ばね掛け部に掛けるものであって、更
に、前記両端側に、鉤部が鏡の上縁に係止する下部位置
にあるときに下方へ略ハ字形に開き且つ鉤部が鏡の上縁
から外れた上部位置にあるときに前記ばね受部との係合
により略垂直に弾性変形するロック部を形成し、前記ロ
ック機構を、前記ロック部と前記ばね受部とから構成し
た。
【0008】前記ロック機構を、前記固定部材と前記可
動部材とのいずれか一方に係止突部を設け、他方に前記
係止突部を係止する係止凹部を設けることにより構成し
てもよい。
【0009】前記縦ガイド溝を、前記固定部材にガイド
板によって形成された溝とし、前記ロック機構を、前記
ガイド板の縁と、前記縦ガイド溝で上下動のみ可能にガ
イドされる前記可動部材とのいずれか一方に係止突部を
設け、他方に前記係止突部を係止する係止凹部を設ける
ことにより構成してもよい。
【0010】
【作用】固定部材と可動部材とばねとで予め組立られた
状態の鏡止め具を、ねじで取付ける。鏡を取付け時に、
可動部材を持ち上げた状態で手を放しても、可動部材が
その状態でロックする。可動部材を持上げて鏡を位置合
せし、その後、鉤部を押し下げてロック機構のロックを
解除すると、ばねの弾発力で可動部材が下降し、鏡の上
縁に係止する。
【0011】また、ロック機構がばねのロック部とばね
受け部との組合せからなる場合には、ばねの弾性変形で
可動部材をロック又はアンロックするので、動作がスム
ーズである。
【0012】更に、ロック機構が、固定部材と可動部材
とのいずれか一方に設けた係止突部と、他方に設けた係
止凹部とからなる場合には、係止突部と係止凹部との係
合により可動部材がロック又はアンロックされる。
【0013】更にまた、縦ガイド溝を、固定部材にガイ
ド板によって形成された溝とし、ロック機構が、ガイド
板の縁と可動部材とのいずれか一方に設けた係止突部
と、他方に設けた係止凹部とからなる場合には、係止突
部と係止凹部との係合により可動部材がロック又はアン
ロックされる。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に
説明する。先ず、第1実施例を図1〜図4に基づいて説
明する。図1は本発明に係る第1実施例の鏡止め具によ
る鏡の取付け構造の斜視図であり、鏡1が壁面2に下部
受け具4及び鏡止め具10で取付けられている。下部受
け具4は鏡1の下縁を受け、鏡止め具10は鏡1の上縁
を止めるものである。
【0015】図2は本発明に係る第1実施例の鏡止め具
の分解斜視図であり、鏡止め具10は、壁面2(図1参
照)に取付けられる固定部材11と、この固定部材11
に上下動のみ可能にガイドされる可動部材21と、固定
部材11と可動部材21との間に掛けられるばね31と
からなる。
【0016】固定部材11は、平板状の固定本体12
と、この固定本体12前面の左右に形成された一対の縦
ガイド溝13,13と、この縦ガイド溝13,13の下
側に起設された一対のばね受部14,14と、固定本体
12の下部に開けられ止めねじ19を挿通するねじ用孔
15と、固定本体12の下端に起設された略く字状断面
の鏡押え部16とからなり、鋼板等の板材から一体に折
り曲げ形成される。
【0017】各縦ガイド溝13,13は、略逆L字状の
ガイド板17,17によって形成される。各ばね受部1
4,14は、下側が開放した溝部14a,14aを有す
る。なお、鏡押え部16は、想像線で示す軟質樹脂製被
膜のクッション18で被覆されている。
【0018】可動部材21は、平板状の可動本体22
と、この可動本体22下側に延びた左右一対の脚部2
3,23と、可動本体22の上端前面に略コ字状断面に
起設された鉤部24と、可動本体22の左右方向中央に
且つ鉤部24の近傍に起設されたばね掛け部25とから
なり、鋼板等の板材から一体に折り曲げ形成される。可
動部材21は上下動のみ可能にガイドされるために、各
脚部23,23が各縦ガイド溝13,13に嵌合されて
いる。なお、26は可動本体22にばね掛け部25を起
設するための切抜き孔である。
【0019】ばね31は、ばね性を有する線材(例え
ば、ピアノ線)または帯材により、左右対称の略逆V字
状(概ねΩ字に類似した形状)に形成されている。すな
わち、ばね31は、下向きの略ヘアピン形に形成された
中央部32と、この中央部32下端の第1曲げ部33,
33から斜め下方へ略ハ字形に開かれた下降作用部3
4,34と、これら下降作用部34,34下端の第2曲
げ部35,35から斜め下方へ略ハ字形に開かれたロッ
ク部36,36と、これらロック部36,36下端の第
3曲げ部37,37から若干折返された端末部38,3
8とからなり、下降作用部34,34同士及びロック部
36,36同士が離反する方向に弾発されている。
【0020】ばね31は、可動部材21を下方へ弾発す
るために、中央部32の上部がばね掛け部25に掛けら
れ、第1曲げ部33,33がばね受部14の溝部14
a,14aに掛けられている。ロック部36,36は下
降作用部34,34よりも傾斜角が大きく設定されてい
る。そして、ロック部36,36とばね受部14,14
とが係合する組合せの構成は、鏡1取付け前の鉤部24
が下降せぬようにロックするロック機構40を構成する
(ロック機構40が固定部材11とばね31との間に付
設されている。)。
【0021】図3は図1の3−3線拡大断面図であり、
下部受け具4は略J字状断面を呈し、背面が止めねじ5
で壁面2に取付けられ、鏡1の下縁とクッション6とを
挟持し且つ受けている。鏡止め具10の固定部材11
は、止めねじ19で壁面2に取付けられている。可動部
材21の鉤部24が鏡1の上縁に係止することにより、
鏡1の上部は鉤部24と鏡押え部16とで挟持されてい
る。鏡押え部16に付設されたクッション18は、圧縮
されて鏡1を押圧し、がたつきを防止する。
【0022】次に、上記第1実施例の構成の鏡止め具に
よる鏡の取付け構造の組付け手順を説明する。先ず、図
1に示すように、壁面2に下部受け具4を取付け、次
に、鏡止め具10を壁面2に位置合せし、これを取付け
る。次に、鏡止め具10の取付け手順を説明する。図4
(a)及び(b)は鏡止め具の取付け手順を説明する作
用説明図である。
【0023】先ず、図4(a)に示すように、固定部材
11の縦ガイド溝13,13に可動部材21の脚部2
3,23を挿通する。次に、ばね31の中央部32をば
ね掛け部25に掛け、その後、ばね31の両端を圧縮し
ながら第1曲げ部33,33をばね受部14,14に掛
ける。これにより、鏡止め具10が組立られる。この状
態では、ヘアピン形の中央部32の弾発力により、各第
1曲げ部33,33がばね受部14に圧接している。そ
して、固定部材11のねじ用孔15に止めねじ19(図
3参照)を通し、鏡止め具10を壁面2に取付ける。
【0024】その後、鉤部24を手で摘んで持ち上げる
とばね31も持ち上げられるので、、下降作用部34,
34がばね受部14,14に規制されて内側に弾性変形
しながら上昇し、第2曲げ部35,35がばね受け部1
4,14に係止する。この時点では、ロック部36,3
6は斜め下方へ略ハ字形に開いている。
【0025】鉤部24を更に持ち上げると、ロック部3
6,36がばね受部14,14に規制されて内側に弾性
変形しながら上昇し、第3曲げ部37,37がばね受け
部14,14に係止する。このため、図4(b)に示す
ように、鉤部24が鏡1の上縁から外れた上部位置にあ
るときに、ロック部36,36は、ばね受部14,14
との係合により略垂直状態に弾性変形する。この状態で
は、ロック部36,36は垂直の状態にあるので、ばね
31の弾発力は水平方向だけに作用し垂直分力を発生し
ない。従って、ばね受部14,14の内壁面とロック部
36,36との摩擦力により、可動部材21はこの状態
でロックされるので、摘んでいた手を放しても下降しな
い。
【0026】鏡1の位置合せをした後、鉤部24を押し
下げるとばね31が可動部材21と共に下降するので、
ロック部36,36がばね受部14,14に規制されな
がら下降し、第2曲げ部35,35がばね受け部14,
14に係止する。この時点までは、ばね31は垂直分力
を発生しない。鉤部24を更に押し下げると、略ハ字形
の下降作用部34,34はばね受部14,14に接し、
且つ、中央部32の弾発力で拡がる。これに伴い、ばね
31には垂直分力が発生する。このため、図4(a)に
示すように可動部材21が引き下げられるので、鉤部2
4が鏡1の上縁に係止する。以上で組立作業を完了す
る。
【0027】このように、ロック機構40は、鉤部24
が鏡1の上縁に係止する下部位置にあるとき(図4
(a)参照)に、ロック部36,36が下方へ略ハ字形
に開いて鉤部24をアンロック状態にする。また、ロッ
ク機構40は、鉤部24が鏡1の上縁から外れた上部位
置にあるとき(図4(b)参照)に、ロック部36,3
6がばね受部14,14との係合により略垂直に弾性変
形して鉤部24をロック状態にする。なお、上記鏡1、
下部受け具4、鏡止め具10の取付け手順は、上記構成
の理解を容易にするために説明した一例にすぎず、任意
の手順にすることができる。
【0028】鏡1を壁面2に取付けた後には、ばね31
で可動部材21を下方へ弾発することにより、可動部材
21の持上がりを抑制するので、鏡面を雑巾で上下に拭
いた場合等でも可動部材21が持上がり難くく、このた
め、鏡止め具10が鏡1の上縁からずれることがない。
【0029】なお、固定部材11及び可動部材21は鋼
板等の板材の折り曲げ成形品に限定されず、例えば、樹
脂成形品でもよい。
【0030】次に、第2実施例を図5〜図7に基づき説
明する。なお、上記第1実施例と同構成については同一
符号を付し、その説明を省略する。図5は本発明に係る
第2実施例の鏡止め具の分解斜視図であり、ロック機構
50が固定部材11と可動部材21との間に付設されて
いることを特徴とする。ロック機構50は、固定本体1
2の上端且つ前面に形成された係止突部51と、可動本
体22に且つばね掛け部25の下に開けられた係止凹部
52とからなる。なお、この第2実施例ではばね31は
ロック部36,36及び第3曲げ部37,37が不要で
ある。
【0031】次に、上記第2実施例の構成の鏡止め具1
0の取付け手順を説明する。図6(a),(b)及び図
7(a),(b)は鏡止め具の取付け手順を説明する作
用説明図である。先ず、図6(a),(b)に示すよう
に固定部材11と可動部材21とばね31とを組合せて
鏡止め具10を組立て、この鏡止め具10を壁面2に取
付ける。この状態では、係止突部51が切抜き孔26内
にある。
【0032】その後、鉤部24を手で摘んで持ち上げる
と、図7(a)に示すように下降作用部34,34がば
ね受部14,14に規制されて内側に弾性変形しながら
上昇し、第2曲げ部35,35がばね受け部14,14
に係止する。この時点で、図7(b)に示すように鉤部
24は鏡1の上縁から外れた上部位置にあり、係止突部
51が係止凹部52に係止する。このため、可動部材2
1はこの状態でロックされるので、摘んでいた手を放し
ても下降しない。
【0033】鏡1の位置合せをした後、鉤部24を手前
(図7(b)で矢印F方向)に引き寄せながら押し下げ
ると、係止突部51と係止凹部52との係止状態が外れ
る。下降作用部34,34は中央部32の弾発力で拡が
り、これに伴い、ばね31に垂直分力が発生する。この
ため、図6(a)に示すように可動部材21が引き下げ
られるので、鉤部24が鏡1の上縁に係止する。以上で
組立作業を完了する。
【0034】この第2実施例によれば、ロック機構50
が係止突部51と係止凹部52との組合せからなるの
で、構造が簡単である。なお、ロック機構50は、固定
部材11と可動部材21とのいずれか一方に係止突部5
1を設け、他方に係止凹部52を設けることにより構成
すればよい。
【0035】次に、第3実施例を図8及び図9に基づき
説明する。なお、上記第2実施例と同構成については同
一符号を付し、その説明を省略する。図8は本発明に係
る第3実施例の鏡止め具の分解斜視図であり、ロック機
構60は、ガイド板17,17の縁(縦ガイド溝13,
13の縁)に形成された係止凹部61,61と、可動部
材21の脚部23,23の前面に起設された係止突部6
2,62とからなる。
【0036】次に、上記第3実施例の構成の鏡止め具1
0の取付け手順を説明する。図9(a)及び(b)は鏡
止め具の取付け手順を説明する作用説明図である。先
ず、図9(a)に示すように固定部材11と可動部材2
1とばね31とを組合せて鏡止め具10を組立て、この
鏡止め具10を壁面2に取付ける。この状態では、係止
突部62,62が係止凹部61,61より下方にある。
【0037】その後、鉤部24を手で摘んで持ち上げる
と、図9(b)に示すように下降作用部34,34がば
ね受部14,14に規制されて内側に弾性変形しながら
上昇し、第2曲げ部35,35がばね受け部14,14
に係止する。この時点で、鉤部24は鏡1の上縁から外
れた上部位置にあり、係止突部62,62が係止凹部6
1,61に係止する。このため、可動部材21はこの状
態でロックされるので、摘んでいた手を放しても下降し
ない。
【0038】鏡1の位置合せをした後、鉤部24を押し
下げると、係止突部62,62と係止凹部61,61と
の係止状態が外れる。下降作用部34,34は中央部3
2の弾発力で拡がり、これに伴い、ばね31に垂直分力
が発生する。このため、可動部材21が引き下げられる
ので、鉤部24が鏡1の上縁に係止する。以上で組立作
業を完了する。
【0039】この第3実施例によれば、ロック機構60
が係止凹部61,61と係止突部62,62との組合せ
からなるので、構造が簡単である。なお、ロック機構6
0は、固定部材11と可動部材21とのいずれか一方に
係止突部62,62を設け、他方に係止凹部61,61
を設けることにより構成すればよい。
【0040】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。請求項1の鏡止め具
は、ばね受部を左右一対設け、ばねを、線材または帯材
で左右対称の略逆V字状に形成し、ばねの両端側を固定
部材の左右側に有するばね受部に掛け、且つ中央側を可
動部材の左右方向中央に有するばね掛け部に掛け、鏡取
付け前の鉤部が下降せぬようにロックするロック機構
を、固定部材とばねとの間又は固定部材と可動部材との
間に付設したことにより、鏡を取付け時に、可動部材を
持ち上げた状態で手を放しても可動部材が下降する心配
がなく、いちいち可動部材を抑える必要がなくなったの
で、鏡の位置合せ作業が容易である。また、鏡止め具を
鏡の上縁に係止させるには、ロック機構のロックを解除
するだけですみ、鏡への係止作業が容易である。
【0041】請求項2の鏡止め具は、ばねの両端側に、
鉤部が鏡の上縁に係止する下部位置にあるときに下方へ
略ハ字形に開き且つ鉤部が鏡の上縁から外れた上部位置
にあるときにばね受部との係合により略垂直に弾性変形
するロック部を形成し、ロック機構を、ロック部とばね
受部とから構成したことにより、ロック機構がばねのロ
ック部とばね受け部との組合せからなり、ばねの弾性変
形で可動部材をロック又はアンロックするので、動作が
スムーズで且つ構造が簡単である。
【0042】請求項3の鏡止め具は、ロック機構を、固
定部材と可動部材とのいずれか一方に係止突部を設け、
他方に係止突部を係止する係止凹部を設けて構成したこ
とにより、ロック機構が係止突部と係止凹部との組合せ
からなるので、構造が簡単である。
【0043】請求項4の鏡止め具は、縦ガイド溝を、固
定部材にガイド板によって形成された溝とし、ロック機
構を、ガイド板の縁と、この縦ガイド溝で上下動のみ可
能にガイドされる可動部材とのいずれか一方に係止突部
を設け、他方に係止突部を係止する係止凹部を設けるこ
とにより構成したので、可動部材をロック又はアンロッ
クする構造が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鏡止め具(第1実施例)による鏡
の取付け構造の斜視図
【図2】本発明に係る鏡止め具(第1実施例)の分解斜
視図
【図3】図1の3−3線拡大断面図
【図4】本発明に係る鏡止め具(第1実施例)の作用説
明図
【図5】本発明に係る鏡止め具(第2実施例)の分解斜
視図
【図6】本発明に係る鏡止め具(第2実施例)の押込み
状態の作用説明図
【図7】本発明に係る鏡止め具(第2実施例)の持ち上
げ状態の作用説明図
【図8】本発明に係る鏡止め具(第3実施例)の分解斜
視図
【図9】本発明に係る鏡止め具(第3実施例)の分解斜
視図
【符号の説明】
1…鏡、2…壁面、4…下部受け具、10…鏡止め具、
11…固定部材、13…縦ガイド溝、14…ばね受部、
15…ねじ用孔、17…ガイド板、19…止めねじ、2
1…可動部材、23…脚部、24…鉤部、25…ばね掛
け部、26…切抜き孔、31…ばね、32…中央部、3
3…第1曲げ部、34…下降作用部、35…第2曲げ
部、36…ロック部、37…第3曲げ部、38…端末
部、40,50,60…ロック機構、51,62…係止
突部、52,61…係止凹部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成重 公平 東京都江戸川区松江2丁目15番12号 グ リーンパーク新小岩1106号 (56)参考文献 実開 平3−129361(JP,U) 実開 平3−118061(JP,U) 実開 平4−38759(JP,U) 実開 平3−129360(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47G 1/00 - 1/24

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面にねじ止めされ、前面にばね受部及
    び左右一対の縦ガイド溝が起設された固定部材と、前記
    縦ガイド溝で上下動のみ可能にガイドされ、前面にばね
    掛け部が起設された可動部材と、前記可動部材の上部に
    設けられ、鏡の上縁に係止する鉤部と、前記ばね受部と
    前記ばね掛け部とに掛けられ、前記固定部材に上下動の
    み可能に嵌合された状態の可動部材を下方へ弾発するば
    ねとからなる鏡止め具において、前記ばね受部は、左右一対設けられたものであり、 前記ばねは、線材または帯材で左右対称の略逆V字状に
    形成され、ばねの両端側を前記固定部材の左右側に有す
    る前記ばね受部に掛け、且つ中央側を前記可動部材の左
    右方向中央に有する前記ばね掛け部に掛け、 鏡取付け前の前記鉤部が下降せぬようにロックするロッ
    ク機構を、前記固定部材と前記ばねとの間又は前記固定
    部材と前記可動部材との間に付設したことを特徴とする
    鏡止め具。
  2. 【請求項2】 前記ばねは、前記両端側に、鉤部が鏡の
    上縁に係止する下部位置にあるときに下方へ略ハ字形に
    開き且つ鉤部が鏡の上縁から外れた上部位置にあるとき
    に前記ばね受部との係合により略垂直に弾性変形するロ
    ック部が形成され、前記ロック機構は、前記ロック部と
    前記ばね受部とから構成されていることを特徴とする請
    求項1記載の鏡止め具。
  3. 【請求項3】 前記ロック機構は、前記固定部材と前記
    可動部材とのいずれか一方に係止突部を設け、他方に前
    記係止突部を係止する係止凹部を設けることにより構成
    したことを特徴とする請求項1記載の鏡止め具。
  4. 【請求項4】 前記縦ガイド溝は、前記固定部材にガイ
    ド板によって形成された溝であり、前記ロック機構は、
    前記ガイド板の縁と、前記縦ガイド溝で上下動のみ可能
    にガイドされる前記可動部材とのいずれか一方に係止突
    部を設け、他方に前記係止突部を係止する係止凹部を設
    けることにより構成したことを特徴とする請求項1又は
    請求項3記載の鏡止め具。
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