JP3452125B2 - 搬送用ハンガー吊下げ装置 - Google Patents
搬送用ハンガー吊下げ装置Info
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Description
内されるトロリーにワーク支持用ハンガーを吊り下げる
吊下げ装置に関するものである。
当高さに架設された1本のガイドレール1に案内される
パワートロリー2とフリートロリー3とでワーク支持用
ハンガー4を吊り下げて成る吊下げ搬送装置が知られて
いる。この種の吊下げ搬送装置では、搬送経路(ガイド
レール1)の水平カーブ経路部においてトロリー2,3
を円滑に走行させるために、各トロリー2,3をハンガ
ー4に対して垂直軸心の周りに相対回転可能にする吊下
げ装置5が必要になるが、図示のとおり、例えば特開平
5−270398号公報に開示されるような従来の吊下
げ装置5は、各トロリー2,3の下端からガイドレール
1の下側へ延出するハンガー支持用水平アーム6の上側
に垂直軸7の周りに回転可能に回転体8を支承し、当該
回転体8から前後一対の吊下げアーム9a,9bを下向
きに連設し、前記ハンガー4の前後2箇所に架設された
左右横方向水平フレーム10の中央部を前記前後一対の
吊下げアーム9a,9bの下端部間に遊嵌して、両者を
前後方向水平支軸11により枢着して成るものであっ
た。各トロリー2,3をハンガー4に対して前後方向水
平支軸11の周りに左右横方向に相対揺動可能としてい
るのは、水平カーブ経路部を走行する際などにハンガー
4に作用する左右横方向の揺れ力により、トロリー2,
3とハンガー4との連結箇所に無理な応力が作用しない
ようにするためである。
な従来の吊下げ装置5の構成では、トロリー2,3とハ
ンガー4との水平支軸11による枢着部をハンガー4側
に構成する必要があり、当該水平支軸11による枢着部
をハンガー4のフレーム上に付設する構成にすると、装
置全体の高さが高くなる。これを低くしようとすると図
示例のように、ハンガー4に左右横方向水平フレーム1
0を設けてこれに軸受用ボスを組み込む必要があり、構
造が複雑になってコストアップにつながるだけでなく、
ハンガー4のフレーム構造が限定される。
に説明したような理由により必要であるが、ハンガー4
とトロリー2,3との間の前後方向揺動範囲を或る角度
範囲内に規制しなければ、却って安全性に問題が生ずる
ことになるので、水平支軸11による枢着部には揺動範
囲規制用のストッパーを併設しなければならないが、上
記の従来構成では、吊下げ装置に当該ストッパーを一体
に組み込むことが難しく、このストッパーを併設する点
でも、コスト高にならざるを得なかった。
来の問題点を解消し得る搬送用ハンガー吊下げ装置を提
供することを目的とするものであって、その手段を後述
する実施形態の参照符号を付して示すと、ガイドレール
1に案内されるトロリー2,3にワーク支持用ハンガー
4を吊り下げる吊下げ装置であって、トロリー2,3の
ハンガー支持用水平アーム6の上側に垂直軸7の周りに
回転可能に支承された回転体15、当該回転体15から
前記垂直軸7に対し直交する前後方向に突設された前後
一対の水平支軸16a,16b、及び当該両水平支軸1
6a,16bにそれぞれ揺動自在に支承された前後一対
の吊下げアーム17a,17bから成り、当該吊下げア
ーム17a,17bを前記トロリー2,3のハンガー支
持用水平アーム6の下方に配置された前記ハンガー4の
フレーム10に固着し、前記回転体15に、少なくとも
片側の前記吊下げアーム17aの前記水平支軸16aの
周りの左右揺動を制限する出退移動調整可能なストッパ
ー24を設けた構成となっている。
るハンガー4側のフレーム10として、当該ハンガー4
の左右横方向水平フレーム10を利用し、当該フレーム
10を前記前後一対の吊下げアーム17a,17bの下
端部間で挟持固定することが出来る。又、前記ストッパ
ー24は、前記回転体15の左右両側に付設され且つ両
吊下げアーム17a,17bを挟むように前後両側に突
出する左右一対のストッパープレート25a,25bの
各遊端部を螺合貫通する4本のストッパーボルト26a
〜27bと各ストッパーボルト26a〜27bを固定す
るロックナット28とから構成することが出来る。
付図の図1〜図5に基づいて説明すると、前記垂直軸7
は、トロリー2,3の下端からガイドレール1の下側へ
片持ち状に延出するハンガー支持用水平アーム6と、ト
ロリー2,3の下側振れ止め用ガイドローラー12を軸
支する軸受板13とを貫通した状態で、前記ハンガー支
持用水平アーム6にボルトナット14により固着されて
いる。この垂直軸7のハンガー支持用水平アーム6と軸
受板13との間に、当該垂直軸7の周りに回転可能に回
転体15が外嵌され、当該回転体15の直径方向両側か
ら同心状に前後一対の水平支軸16a,16bが固着突
設されている。17a,17bは、上端ボス部18が前
記各水平支軸16a,16bに左右揺動自在に外嵌支承
された前後一対の吊下げアームであって、前記上端ボス
部18と下端の垂直な取り付け板19、この両者を連結
一体化する連結板20、当該連結板20の左右両側に付
設された補強板21、及び取り付け板19と連結板20
との下端に固着されて当該取り付け板19から内側に突
出する水平板22から構成されている。
垂直な取り付け板19は、互いに相対面し得るもので、
この両取り付け板19間に、ハンガー4の前後2箇所に
架設された左右横方向水平フレーム10の中央部が嵌合
し、当該フレーム10の下端が両吊下げアーム17a,
17bの下端水平板21に支持された状態で、両取り付
け板19とその間の前記フレーム10とを、これらを前
後方向に貫通する複数本のボルトナット23により締結
している。
って、回転体15の左右両側に付設され且つ両吊下げア
ーム17a,17bのボス部18を挟むように前後両側
に突出する左右一対のストッパープレート25a,25
bと、両ストッパープレート25a,25bの各遊端下
部を、先端が両吊下げアーム17a,17bの連結板2
0に対向するように左右横方向に螺合貫通するストッパ
ーボルト26a,26b及び27a,27bとから構成
されている。28は各ストッパーボルトのロック用ナッ
トである。
箇所を吊り下げる各トロリー2,3は、当該ハンガー4
に対してそれぞれ垂直軸7の周りに図3の矢印X方向に
相対回転自在であるから、ガイド1によって構成される
走行経路中の水平カーブ経路部においても、各トロリー
2,3は、ハンガー4に対して垂直軸7の周りに相対回
転しながら円滑に走行することができる。そして、水平
カーブ経路部を走行するなどにハンガー4に作用する左
右横方向の揺れ力は、各トロリー2,3に対してハンガ
ー4が水平支軸16a,16bの周りに図5の矢印Y方
向に相対揺動することにより吸収され、両者間に無理な
応力が働くこともない。
ガー4の揺れ量は、ストッパー24の左側前後一対のス
トッパーボルト26a,27aが吊下げアーム17a,
17bの連結板20に当接することにより制限されるか
または、ストッパー24の右側前後一対のストッパーボ
ルト26b,27bが吊下げアーム17a,17bの連
結板20に当接することにより制限される。従って、こ
のハンガー4の揺れの制限角度は、ストッパー24の各
ストッパーボルト26a〜27bを出退移動調整して、
当該ストッパーボルト26a〜27bと吊下げアーム1
7a,17bの連結板20との間の隙間を調整すること
により、任意に調整することが可能である。
置によれば、トロリーのハンガー支持用水平アームの上
側に垂直軸の周りに回転可能に支承された回転体の前後
両側に前後一対の吊下げアームを直接水平支軸により左
右揺動自在に支承し、当該前後一対の吊下げアームにハ
ンガーのフレームを固着するようにしたので、ハンガー
側のフレーム上側に前記吊下げアームを左右揺動可能に
枢着する軸受部を設ける場合と比較して、装置全体の高
さを低く構成することができ、ハンガーのフレーム内に
前記吊下げアームを左右揺動可能に枢着する軸受部を設
ける場合と比較して、構造が簡単になって安価に実施す
ることができる。
れたハンガーの左右揺動を制限するストッパーが出退移
動調整可能なものであって、当該ハンガーの揺れの制限
角度を任意に調整することが出来る。又、このストッパ
ーは、ハンガーを吊り下げる吊下げアームを軸支する回
転体に設けられるもので、当該ストッパーを吊下げ装置
自体に一体に組み込むことが出来るので、ストッパーの
一部をハンガー側に付設しなければならない構成と比較
して、装置全体の組立が簡単容易に行える。 尚、請求項
2に記載の構成によれば、ハンガー側に左右横方向の水
平フレームを有せしめておくだけで、前後一対の吊下げ
アームとハンガーとの結合構造が非常に簡単になり、し
かも強固に両者を結合することが出来る。又、請求項3
に記載の構成によれば、前後一対の吊下げアームそれぞ
れを前後2本のストッパーボルトで確実強力に揺動制限
することが出来る。
る。
ト 24 ストッパー 25a,25b ストッパープレート 26a〜27b ストッパーボルト
Claims (3)
- 【請求項1】ガイドレールに案内されるトロリーにワー
ク支持用ハンガーを吊り下げる吊下げ装置であって、ト
ロリーのハンガー支持用水平アームの上側に垂直軸の周
りに回転可能に支承された回転体、当該回転体から前記
垂直軸に対し直交する前後方向に突設された前後一対の
水平支軸、及び当該両水平支軸にそれぞれ揺動自在に支
承された前後一対の吊下げアームから成り、当該吊下げ
アームを前記トロリーのハンガー支持用水平アームの下
方に配置された前記ハンガーのフレームに固着し、前記
回転体に、少なくとも片側の前記吊下げアームの前記水
平支軸の周りの左右揺動を制限する出退移動調整可能な
ストッパーを設けて成る、搬送用ハンガー吊下げ装置。 - 【請求項2】前記トロリーのハンガー支持用水平アーム
の下方に配置された前記ハンガーの左右横方向水平フレ
ームを前記前後一対の吊下げアームの下端部間で挟持固
定して成る、請求項1に記載の搬送用ハンガー吊下げ装
置。 - 【請求項3】前記ストッパーは、前記回転体の左右両側
に付設され且つ両吊下げアームを挟むように前後両側に
突出する左右一対のストッパープレートの各遊端部を螺
合貫通する4本のストッパーボルトと各ストッパーボル
トを固定するロックナットとから構成されている、請求
項1又は2に記載の搬送用ハンガー吊下げ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30109498A JP3452125B2 (ja) | 1998-10-22 | 1998-10-22 | 搬送用ハンガー吊下げ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30109498A JP3452125B2 (ja) | 1998-10-22 | 1998-10-22 | 搬送用ハンガー吊下げ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000127960A JP2000127960A (ja) | 2000-05-09 |
JP3452125B2 true JP3452125B2 (ja) | 2003-09-29 |
Family
ID=17892792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30109498A Expired - Fee Related JP3452125B2 (ja) | 1998-10-22 | 1998-10-22 | 搬送用ハンガー吊下げ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3452125B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5664394B2 (ja) * | 2011-03-23 | 2015-02-04 | トヨタ自動車株式会社 | 搬送用レール装置の吊り金具 |
CN112249038B (zh) * | 2020-11-20 | 2023-03-31 | 娄底市同丰科技有限公司 | 一种煤矿架空乘人装置用隧道吊架 |
-
1998
- 1998-10-22 JP JP30109498A patent/JP3452125B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2000127960A (ja) | 2000-05-09 |
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