JP2534181B2 - トロリ走行装置 - Google Patents
トロリ走行装置Info
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- JP2534181B2 JP2534181B2 JP4150136A JP15013692A JP2534181B2 JP 2534181 B2 JP2534181 B2 JP 2534181B2 JP 4150136 A JP4150136 A JP 4150136A JP 15013692 A JP15013692 A JP 15013692A JP 2534181 B2 JP2534181 B2 JP 2534181B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、部材を支持して移動す
るトロリの走行装置に関するものである。
るトロリの走行装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、トロリ走行装置としては、特公昭
６２−１５４７２号公報により公表されているように、
溶接により連結された上面板の左右両側に、垂直な上部
側面板と下側に向かって相互に接近するように傾斜する
下部側面板とを順次屈折連設し、各下部側面板の下端部
に、互いに接近する方向に突出する水平フランジを屈折
連設し、各水平フランジの先端部に上向き突条を屈折連
設して、走行用レールを構成し、トロリフレームの上側
部分を、一対の上向き突条の間を通って走行用レール内
に配置し、前記トロリフレームの上部の左右両側に、水
平フランジの上面に載置される円筒面を有する走行車輪
を取付けた構造のものが知られている。
６２−１５４７２号公報により公表されているように、
溶接により連結された上面板の左右両側に、垂直な上部
側面板と下側に向かって相互に接近するように傾斜する
下部側面板とを順次屈折連設し、各下部側面板の下端部
に、互いに接近する方向に突出する水平フランジを屈折
連設し、各水平フランジの先端部に上向き突条を屈折連
設して、走行用レールを構成し、トロリフレームの上側
部分を、一対の上向き突条の間を通って走行用レール内
に配置し、前記トロリフレームの上部の左右両側に、水
平フランジの上面に載置される円筒面を有する走行車輪
を取付けた構造のものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のトロリ走行
装置の場合は、走行用レールの構造が複雑で製作コスト
が高くなるという問題がある。
装置の場合は、走行用レールの構造が複雑で製作コスト
が高くなるという問題がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前述の問題を有利に解決
するために、本発明のトロリ走行装置においては、上面
板１の左右両側に垂直な側面板２を下向きに屈折連設
し、各側面板２の下端部に、互いに接近する方向に突出
する水平フランジ３を屈折連設し、各水平フランジ３の
先端部に上向き突条４を屈折連設して、走行用レール５
を構成し、トロリ本体６の上部に連結した吊り部材７の
上側部分を、前記一対の上向き突条４の間を通って走行
用フレーム５内に配置し、前記吊り部材７の上部の左右
両側に、前記水平フランジ３の上面に載置される截頭円
錐面８を有する傾斜走行車輪９を取付ける。
するために、本発明のトロリ走行装置においては、上面
板１の左右両側に垂直な側面板２を下向きに屈折連設
し、各側面板２の下端部に、互いに接近する方向に突出
する水平フランジ３を屈折連設し、各水平フランジ３の
先端部に上向き突条４を屈折連設して、走行用レール５
を構成し、トロリ本体６の上部に連結した吊り部材７の
上側部分を、前記一対の上向き突条４の間を通って走行
用フレーム５内に配置し、前記吊り部材７の上部の左右
両側に、前記水平フランジ３の上面に載置される截頭円
錐面８を有する傾斜走行車輪９を取付ける。
【０００５】
【実施例】図面は本発明の実施例を示すものであって、
水平な帯状の上面板１の左右両側（巾方向の両側）に、
垂直な側面板２が下向きに屈折連設され、各側面板２の
下端部に、同一レベルにおいて互いに接近する方向に突
出する水平フランジ３が屈折連設され、各水平フランジ
３の先端部に垂直な上向き突条４が屈折連設されて、鋼
製走行用レール５が構成されている。
水平な帯状の上面板１の左右両側（巾方向の両側）に、
垂直な側面板２が下向きに屈折連設され、各側面板２の
下端部に、同一レベルにおいて互いに接近する方向に突
出する水平フランジ３が屈折連設され、各水平フランジ
３の先端部に垂直な上向き突条４が屈折連設されて、鋼
製走行用レール５が構成されている。
【０００６】Ｕ形支持金具１０の底板に、レールクラン
プ１１における上部クランプ金具１２の中央部が、縦軸
１３により旋回自在に取付けられて、トロリ本体６が構
成され、前記Ｕ形支持金具１０の両側板の間に吊り部材
７の下部が配置され、その吊り部材７の下部に設けられ
た大径孔１４と前記Ｕ形支持金具１０の両側板に設けら
れた透孔とにわたって横軸１５が挿通され、その横軸１
５の両端部に抜け止め用ピン１６が挿通されている。
プ１１における上部クランプ金具１２の中央部が、縦軸
１３により旋回自在に取付けられて、トロリ本体６が構
成され、前記Ｕ形支持金具１０の両側板の間に吊り部材
７の下部が配置され、その吊り部材７の下部に設けられ
た大径孔１４と前記Ｕ形支持金具１０の両側板に設けら
れた透孔とにわたって横軸１５が挿通され、その横軸１
５の両端部に抜け止め用ピン１６が挿通されている。
【０００７】前記吊り部材７の上側部分は、前記一対の
上向き突条４の間を通って走行用レール５内に配置さ
れ、前記吊り部材７の上部の左右両側に、その吊り部材
７の左右両側面から左右方向に離反するにしたがって上
昇するように傾斜する傾斜軸１７の基端部が溶接により
固定され、各傾斜軸１７に、前記水平フランジ３の上面
に載置される截頭円錐面８を有する傾斜走行車輪９が、
軸受１８を介して回転自在に嵌設され、前記傾斜軸１７
の先端部に軸受抜け止め金具１９が取付けられ、前記傾
斜走行車輪９は、その下端から上端に向かって相互に接
近するように傾斜し、傾斜走行車輪９における水平な下
端縁は、走行用レール５における水平フランジ３の上面
に載置されている。
上向き突条４の間を通って走行用レール５内に配置さ
れ、前記吊り部材７の上部の左右両側に、その吊り部材
７の左右両側面から左右方向に離反するにしたがって上
昇するように傾斜する傾斜軸１７の基端部が溶接により
固定され、各傾斜軸１７に、前記水平フランジ３の上面
に載置される截頭円錐面８を有する傾斜走行車輪９が、
軸受１８を介して回転自在に嵌設され、前記傾斜軸１７
の先端部に軸受抜け止め金具１９が取付けられ、前記傾
斜走行車輪９は、その下端から上端に向かって相互に接
近するように傾斜し、傾斜走行車輪９における水平な下
端縁は、走行用レール５における水平フランジ３の上面
に載置されている。
【０００８】レールクランプ１１の構造について説明す
ると、前記上部クランプ金具１２の前後両側すなわち長
手方向の両側下部に、下部クランプ金具２０が配置さ
れ、その下部クランプ金具２０の上部は、上部クランプ
金具１２の両端部に設けられたストッパ２１の内側に配
置され、前記上部クランプ金具１２における上面板の両
端側の透孔と下部クランプ金具２０の水平板の透孔とに
わたって締付ボルト２２が挿通され、前記締付ボルト２
２により上部クランプ金具１２および下部クランプ金具
２０が締付けられる。また前記吊り部材７に取付けられ
た一対の傾斜走行車輪９とトロリ本体６とによりトロリ
２６が構成されている。
ると、前記上部クランプ金具１２の前後両側すなわち長
手方向の両側下部に、下部クランプ金具２０が配置さ
れ、その下部クランプ金具２０の上部は、上部クランプ
金具１２の両端部に設けられたストッパ２１の内側に配
置され、前記上部クランプ金具１２における上面板の両
端側の透孔と下部クランプ金具２０の水平板の透孔とに
わたって締付ボルト２２が挿通され、前記締付ボルト２
２により上部クランプ金具１２および下部クランプ金具
２０が締付けられる。また前記吊り部材７に取付けられ
た一対の傾斜走行車輪９とトロリ本体６とによりトロリ
２６が構成されている。
【０００９】２本の走行用レール５は、平行状態で前後
方向に延長するように配置されて、建築物の天井または
梁２３に対しボルト２４により固定され、走行用レール
５と同一構造の横行用レール２５は、左右方向に延長す
るように配置されて、各走行用レール５により支持され
ているトロリ２６のレールクランプ１１により把持され
ている。
方向に延長するように配置されて、建築物の天井または
梁２３に対しボルト２４により固定され、走行用レール
５と同一構造の横行用レール２５は、左右方向に延長す
るように配置されて、各走行用レール５により支持され
ているトロリ２６のレールクランプ１１により把持され
ている。
【００１０】電動チェーンブロックまたは手動チェーン
ブロック等の巻上機２７を支持している横行トロリ２８
の上部の両側に、前記傾斜走行車輪９と同一構造の傾斜
走行車輪９Ａが取付けられ、その傾斜走行車輪９Ａの下
部は、横行用レール２５の水平フランジ３Ａに載置され
ている。
ブロック等の巻上機２７を支持している横行トロリ２８
の上部の両側に、前記傾斜走行車輪９と同一構造の傾斜
走行車輪９Ａが取付けられ、その傾斜走行車輪９Ａの下
部は、横行用レール２５の水平フランジ３Ａに載置され
ている。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、上面板１の左右両側に
垂直な側面板２を下向きに屈折連設し、各側面板２の下
端部に、互いに接近する方向に突出する水平フランジ３
を屈折連設し、各水平フランジ３の先端部に上向き突条
４を屈折連設して、走行用レール５を構成し、トロリ本
体６の上部に連結した吊り部材７の上側部分を、前記一
対の上向き突条４の間を通って走行用レール５内に配置
し、前記吊り部材７の上部の左右両側に、前記水平フラ
ンジ３の上面に載置される截頭円錐面８を有する傾斜走
行車輪９を取付けたので、走行用レール５の構造が簡単
で、その走行用レール５を容易にかつ低コストで製作す
ることができ、しかも既製のレール材を使用することも
でき、さらにトロリ２６が蛇行した場合は、傾斜走行車
輪９の側面全体が側面板２に接触しないで、その傾斜走
行車輪９の側面の下部のみが側面板２に接触するので、
トロリの走行抵抗を小さくすることができる。
垂直な側面板２を下向きに屈折連設し、各側面板２の下
端部に、互いに接近する方向に突出する水平フランジ３
を屈折連設し、各水平フランジ３の先端部に上向き突条
４を屈折連設して、走行用レール５を構成し、トロリ本
体６の上部に連結した吊り部材７の上側部分を、前記一
対の上向き突条４の間を通って走行用レール５内に配置
し、前記吊り部材７の上部の左右両側に、前記水平フラ
ンジ３の上面に載置される截頭円錐面８を有する傾斜走
行車輪９を取付けたので、走行用レール５の構造が簡単
で、その走行用レール５を容易にかつ低コストで製作す
ることができ、しかも既製のレール材を使用することも
でき、さらにトロリ２６が蛇行した場合は、傾斜走行車
輪９の側面全体が側面板２に接触しないで、その傾斜走
行車輪９の側面の下部のみが側面板２に接触するので、
トロリの走行抵抗を小さくすることができる。
【図１】本発明の実施例に係るトロリ走行装置を示す一
部縦断正面図である。
部縦断正面図である。
【図２】本発明の実施例に係るトロリ走行装置を示す一
部縦断側面図である。
部縦断側面図である。
【図３】図１の一部を拡大して示す一部縦断正面図であ
る。
る。
【図４】本発明のトロリ走行装置を有する天井走行クレ
ーンを示す一部縦断正面図である。
ーンを示す一部縦断正面図である。
１ 上面板 ２ 側面板 ３ 水平フランジ ４ 上向き突条 ５ 走行用レール ６ トロリ本体 ７ 吊り部材 ８ 截頭円錐面 ９ 傾斜走行車輪 １０ Ｕ形支持金具 １１ レールクランプ １２ 上部クランプ金具 １３ 縦軸 １４ 大径孔 １５ 横軸 １６ 抜け止め用ピン １７ 傾斜軸 １８ 軸受 １９ 軸受抜け止め金具 ２０ 下部クランプ金具 ２１ ストッパ ２２ 締付ボルト ２３ 天井または梁 ２４ ボルト ２５ 横行用レール ２６ トロリ ２７ 巻上機
Claims (1)
- 【請求項１】 上面板１の左右両側に垂直な側面板２を
下向きに屈折連設し、各側面板２の下端部に、互いに接
近する方向に突出する水平フランジ３を屈折連設し、各
水平フランジ３の先端部に上向き突条４を屈折連設し
て、走行用レール５を構成し、トロリ本体６の上部に連
結した吊り部材７の上側部分を、前記一対の上向き突条
４の間を通って走行用レール５内に配置し、前記吊り部
材７の上部の左右両側に、前記水平フランジ３の上面に
載置される截頭円錐面８を有する傾斜走行車輪９を取付
けたトロリ走行装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4150136A JP2534181B2 (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | トロリ走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4150136A JP2534181B2 (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | トロリ走行装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05319773A JPH05319773A (ja) | 1993-12-03 |
| JP2534181B2 true JP2534181B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=15490278
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4150136A Expired - Fee Related JP2534181B2 (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | トロリ走行装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2534181B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4947276B2 (ja) * | 2006-07-24 | 2012-06-06 | 日本ホイスト株式会社 | 懸垂式天井クレーン |
| KR200466301Y1 (ko) * | 2009-03-27 | 2013-04-12 | 현대중공업 주식회사 | 선박 엔진용 트롤리 빔 장치 |
| DE102013111042B4 (de) * | 2013-10-05 | 2016-04-28 | WHN Technologies GmbH | Kranführungsanordnung für einen Hängekran |
| CN105731254A (zh) * | 2016-04-17 | 2016-07-06 | 昆山克鲁克机电设备有限公司 | 改进的起重机电动葫芦轨道 |
| CN105883323A (zh) * | 2016-06-12 | 2016-08-24 | 常州机电职业技术学院 | 一种轨道式工作车走行装置 |
-
1992
- 1992-05-19 JP JP4150136A patent/JP2534181B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05319773A (ja) | 1993-12-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627 Year of fee payment: 13 |
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|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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