JP3451920B2 - 全自動洗濯乾燥機 - Google Patents

全自動洗濯乾燥機

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JP3451920B2
JP3451920B2 JP06087498A JP6087498A JP3451920B2 JP 3451920 B2 JP3451920 B2 JP 3451920B2 JP 06087498 A JP06087498 A JP 06087498A JP 6087498 A JP6087498 A JP 6087498A JP 3451920 B2 JP3451920 B2 JP 3451920B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般家庭において使
用する全自動洗濯乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の全自動洗濯乾燥機の構成を、図1
0に基づいて説明する。
【0003】1は全自動洗濯乾燥機の筐体で、2は受け
筒である。3は前記受け筒2を上記筐体1から懸垂防振
支持するサスペンション機構である。4は中空で二軸構
造となった洗濯・脱水軸であり、5は洗濯又は脱水時に
より回転力の伝達を洗濯・脱水軸に切り換えるクラッ
チ、6は洗濯兼脱水槽、7は洗濯兼脱水槽に設けた流
体バランサーである。8は上記受け筒2の底部に設けた
モータ、9は洗濯兼脱水槽の中央底部に設けたパルセ
ータで、その外周部には傾斜面が設けてあり、形はナベ
型の形状をしている。10は前記パルセータの中央部
から外周部の傾斜面を通り、ほぼ外周に迄至る放射状に
複数本形成したリブ状翼である。11は排水コック、1
2は温風送風手段であり、13は温風を上記洗濯兼脱水
槽6内に送り込む、略水平に設けられた伸縮自在チュー
ブであり、14は熱交換部である。
【0004】以上のように構成された全自動洗濯乾燥機
について、その動作を以下に説明する。
【0005】洗濯は、洗濯兼脱水槽6に衣類と水及び洗
剤を投入し、達機構部のクラッチを洗濯側に設定し
て、モータ8の動力を洗濯軸を介しパルセータ9に伝
達し、前記パルセータ9が回転することで、衣類が前記
パルセータ9のリブ状翼10に引っかかり水中を回転
ことにより進行する。
【0006】脱水は、洗濯およびすすぎが終了した後、
洗濯兼脱水槽6内の水を排水コック11を開き排水した
後、達機構部のクラッチを脱水側に切り換えて、モ
ータ8の動力を脱水軸を介し洗濯兼脱水槽6を回転さ
せ、遠心力により水分を洗濯物から分離することで進行
する。
【0007】乾燥は、まず、パルセータ9の回転によ
り、脱水時の遠心力により洗濯兼脱水槽6内壁に張り
付いた衣類を引き剥がしつつ、前記洗濯兼脱水槽6内で
上下に攪乱する。その状態で、温風送風手段12より温
風を伸縮自在チューブ13を通して洗濯兼脱水槽6内に
吹き込み行う。この温風により、被乾燥物の水分をと
り、その後熱交換部14を通過しつつ除湿を行い、気流
は、再び温風送風手段12に戻ることにより、乾燥が進
行するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成に示す様
温風が通過する伸縮自在チューブ13を略水平方向
に設けると、洗濯兼脱水槽6の上部で水平方向の一方向
へと引っ張られるため、脱水時の高速回転による洗濯兼
脱水槽6の首振り運動の振動が筐体に均一に伝わら
ず、全体に歪な振動を引き起こす事になる。場合によっ
ては、この歪な振動のために、洗濯兼脱水槽6の脱水回
転そのものが、立ち上がらなくなるという問題を有して
いた。
【0009】また、伸縮自在チューブ13の内部は中空
であるために、洗濯時に発生する多くの泡がその内部を
通って温風送風手段12の方へと至り、様々な不都合の
原因となるという課題も有していた。
【0010】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、脱水運転中の振動を少なくしつつ、しかも洗濯乾
燥を効率よく実現出来る全自動洗濯乾燥機とする事を目
的とする。
【0011】また、洗濯時の泡が温風送風手段に至らな
いような構成の全自動洗濯乾燥機を得ることを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、空気通路と中仕切り板とを蛇腹状の伸縮自
在チューブにより垂直方向から連結するとともに、前記
伸縮自在チューブに連通した中空の通路を前記中仕切り
板の内部側の面に沿ってその中心付近まで設け、前記中
空の通路の出口に前記洗濯兼脱水槽側へ下向きに空気を
導くガイドを設けたものである。これにより、洗濯兼脱
水槽の振動が、ほぼ均一に筐体に伝わり、全体として、
運転中の振動を少なくすることができるとともに、温風
を被乾燥物に効率よく当てることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
複数のサスペンションで受け筒を垂下支持する筺体と、
前記受け筒に内包され上部に流体バランサーを配設した
洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の底部に回転自在に
配されたパルセータと、前記洗濯兼脱水槽内に温風を吹
き込む温風送風手段と、前記筐体に配した温風を流す空
気通路とを備え、前記受け筒は、開閉自在の蓋を有する
中仕切り板により上面を覆われ、前記空気通路と前記中
仕切り板とを蛇腹状の伸縮自在チューブにより垂直方向
から連結するとともに、前記伸縮自在チューブに連通し
た中空の通路を前記中仕切り板の内部側の面に沿ってそ
の中心付近まで設け、前記中空の通路の出口に前記洗濯
兼脱水槽側へ下向きに空気を導くガイドを設けたもので
あり、洗濯兼脱水槽の振動が、ほぼ均一に筐体に伝わ
り、運転中の振動を少なくすることができるとともに、
温風を被乾燥物に効率よく当てることができる。
【0014】求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明において、伸縮自在チューブの少なくとも片
端部に柔軟に動くフランジ状の振動吸収部を設けたもの
であり、洗濯兼脱水槽の振動を柔軟に吸収することがで
、筐体への振動伝達を少なくすることができる。
【0015】求項3に記載の発明は、上記請求項1
記載の発明において、伸縮自在チューブの内部に、洗濯
兼脱水槽方向への空気の流れに対しては開き、逆方向で
ある洗濯兼脱水槽側からの空気の流れに対しては開かな
い弁を設けたものであり、洗濯時に発生する泡が前記伸
縮自在チューブの内部を通って筐体側の温風送風手段
内部へと入り込むのを防ぐことができる。
【0016】
【実施例】(実施例1) 本発明の第1の実施例を図1に基づいて説明する。
【0017】図において、15は筐体であり、その内部
には、複数のサスペンション16で前記筐体15から懸
垂支持された受け筒17が設置してある。18は中空で
二軸構造となった洗濯・脱水軸であり、19は洗濯又は
脱水時により回転力の伝達を洗濯軸と脱水軸に切り換え
るクラッチである。この受け筒17内部に、洗濯・脱水
軸18によって回転自在に支持された洗濯兼脱水槽20
があり、前記洗濯兼脱水槽20の上部には、流体バラン
サー21が設けられている。
【0018】前記洗濯兼脱水槽20の底部には、ナベ型
の形状をしいるパルセータ22があり、その中央部か
ら外周の傾斜部23にかけて、複数本のリブ状翼24が
設けられている。前記パルセータ22を取り付けた洗濯
軸25と、前記洗濯軸25に連結し、前記洗濯・脱水軸
18及びクラッチ19を介して、モータ26が設けら
れ、前記受け筒17にメカケース27と共に固定されて
いる。
【0019】また、前記洗濯兼脱水槽20内に温風を吹
き込む為に、風を発生させる為の送風装置28と、熱を
発生させる為のヒータ29とで構成されている温風送風
手段を設けている。熱交換部30に於いては、水冷で除
湿するための水供給部31を有している。
【0020】更に、前記洗濯兼脱水槽20の上面には、
開閉自在の蓋32を有する中仕切り板33を設けると共
に、前記筐体15と前記中仕切り板33との間には、略
垂直方向に設置して、内部に空気通路を有する蛇腹形状
をした伸縮自在チューブ34を設けている。35は空気
通路であり、36は筐体15全体を支える保持足であ
り、37は排水コックである。そして38は被乾燥物で
ある。
【0021】次に本実施例の動作について説明する。
洗濯は、洗濯兼脱水槽20に衣類と水及び洗剤を投入
し、転力の伝達を洗濯軸25と脱水軸に切り換えるク
ラッチ19を洗濯軸25側に設定して、モータ26によ
る回転力を洗濯軸25を介しパルセータ22に伝達
し、前記パルセータ22が回転することで、洗濯兼脱水
20内の衣類が前記パルセータ22に設けたリブ状翼
24に引っかかり水中を回転することにより進行する。
【0022】脱水は、洗濯終了後、洗濯兼脱水槽20内
の水を排水コック37を開き排水した後に、転力の伝
達を洗濯軸25と脱水軸に切り換えるクラッチ19を、
脱水軸側に切り替えて設定した後、モータ26による回
転力を脱水軸を介して洗濯兼脱水槽20に伝達しモー
タ26の回転力を洗濯兼脱水槽20に伝えて回転させ、
遠心力により水分を洗濯物から分離することで進行す
る。
【0023】乾燥は、まず、パルセータ22の回転によ
り、脱水時の遠心力により洗濯兼脱水槽20の内壁に張
り付いた衣類を引き剥がし、その後、前記洗濯兼脱水槽
20内で、同じくパルセータ22の回転により、衣類を
パルセータ22の傾斜部23に沿わせて回転させること
により、上下方向に攪乱する。この、衣類が上下に攪乱
している状態で、送風装置28とヒータ29の発熱によ
る温風を空気通路35を介した後、伸縮自在チューブ
を通して洗濯兼脱水槽20内に吹きむ。この温風は、
被乾燥物38の水分をとり、その後熱交換部30を通過
する時に、供給部31から供給される水により冷却さ
れて、除湿されることになる。その後気流は、再びヒー
タ29を通ることにより加熱され、前記の様に洗濯兼脱
水槽20に再び戻り、この過程が繰り返されることによ
り、乾燥が進行するものである。
【0024】上記のような動作の過程の中で、洗濯、脱
水及び乾燥時の夫々の過程において、運転時にはパルセ
ータ22又は洗濯兼脱水槽20が回転している。この回
より、サスペンション16により支持された受け筒
17等の部分には上下方向や、首振り方向の振動が生じ
ることになる。しかしこの振動は、自由な振動形態のも
のであれば、複数のサスペンション16により吸収され
るため、筐体15には伝わりにくいものである。ここ
で、本実施例における振動について考えてみると、筐体
15側から受け筒17の中仕切り板33への間には、
腹形状の伸縮自在チューブ34が繋がってはいるもの
の、設置形態が略垂直であることと、形状が蛇腹形状で
あることにより、上下方向、首振り方向共に制約を受け
ることが少なく、自由な振動形態となり得る。
【0025】これにより、運転時の筐体15の振動を少
なくする事が出来、その結果、振動の少ない全自動洗濯
乾燥機を提供することができるものである。
【0026】(実施例2) 本発明の第2の実施例を図2、図3に基づいて説明す
る。
【0027】本実施例の内容の中で、実施例1と共通の
ものは、同じ図と、同じ番号を使用し、ここでは、実施
例1とは違った内容のもののみの図と番号について記載
する。即ち、図において、39は、両端に同材質からな
るフランジ状の振動吸収部40をもつ蛇腹形状をした伸
縮自在チューブであり、他は、実施例1と同様の構成で
ある。
【0028】以下に本発明の動作について説明する。動
作についても、実施例1と共通の部分もあるので、本実
施例特徴的な内容のみについて記す。即ち、実施例1
と同様に洗濯兼脱水槽20は、様々な振動をするのであ
るが、本実施例においては、筐体15と受け筒17の中
仕切り板33への間には、同様に、蛇腹形状の伸縮自在
チューブ39が繋がってはいるものの、設置形態が略垂
直であることと、形状が蛇腹形状であることに加えて、
伸縮自在チューブ39の端部にフランジ状の柔軟な振動
吸収部40を設けている事により、受け筒17の振動は
より影響を受けにくく、自由なものとなり、運転時の筐
体15の振動を極めて少なくする事が出来ることにな
る。
【0029】その結果、振動の少ない全自動洗濯乾燥機
を提供することができるものである。
【0030】(実施例3) 本発明の第3の実施例を図4に基づいて説明する。
【0031】第2の実施例と同様に、本実施例の内容の
中で、実施例1と共通のものは、同じ図と、同じ番号を
使用し、ここでは、実施例1とは違った内容のもののみ
の図と番号について記載する。即ち、図において、41
蛇腹形状の伸縮自在チューブ34に連通して中仕切り
板33の洗濯兼脱水槽20側の壁面に設けた中空の通路
であり、前記中仕切り板33のほぼ中央まで至ってい
る。42は前記中空の通路41に続いて、内部を通って
きた空気の方向を下向きに修正するガイドである。
【0032】以下に本発明の動作について説明する。動
作についても、実施例1と共通の部分もあるので、本実
施例特徴的な内容のみについて記す。即ち、実施例1
と同様に、蛇腹形状の伸縮自在チューブ34を通ってき
た温風は、中仕切り板33を経て、洗濯兼脱水槽20の
内部へと入っていく。しかしながら、本実施例において
は、中仕切り板33のほぼ中央部まで中空の通路41が
設けてあるので、温風は、これにしたがってほぼ中央部
まで進むこととなる。
【0033】さらに、前記中空の通路41の出口には、
下向きガイド42が設けられているので、温風はこの
ガイド42に従って下方向へと向かうことになる。この
ことにより、温風は、効率よく洗濯兼脱水槽20の内部
の被乾燥物38に当たることが出来、これにより効率よ
く乾燥が進み、仕上がり時間が短縮された全自動洗濯乾
燥機が実現できるものである。
【0034】(実施例4) 本発明の第4の実施例を図5図6に基づいて説明す
る。
【0035】第2、第3の実施例と同様に、本実施例の
内容の中で、実施例1と共通のものは、同じ図と、同じ
番号を使用し、ここにおいては、実施例1とは違った内
容のもののみの図と番号について記載する。即ち、図に
おいて、43は、筐体15と、受け筒17の中仕切り板
33との間にある蛇腹形状の伸縮自在チューブであり、
略円筒形状をしている洗濯兼脱水槽20の接線方向(2
0a方向)に傾いて設置されている。
【0036】以下に本発明の動作について説明する。動
作についても、実施例1と共通の部分もあるので、本実
施例特徴的な内容のみについて記す。即ち、実施例1
と同様に、蛇腹形状の伸縮自在チューブ43を通ってき
た温風は、中仕切り板33を経て、洗濯兼脱水槽20の
内部へと入っていく。しかしながら、本実施例において
は、上記蛇腹形状の伸縮自在チューブ43は、略円筒形
状をしている洗濯兼脱水槽20の接線方向(20a方
向)に向けて設置されているので、洗濯兼脱水槽20の
内部に流入した温風の気流は、その洗濯兼脱水槽20の
内壁面に沿って渦を巻くように流れることになる。こ
のことにより、温風は、効率よく洗濯兼脱水槽20の内
部の被乾燥物38に当たることが出来、これにより効率
よく乾燥が進み、仕上がり時間が短縮された全自動洗濯
乾燥機が実現できるものである。
【0037】(実施例5) 本発明の第5の実施例を図7、図8に基づいて説明す
る。
【0038】本実施例の内容は、前記の第4の実施例と
共通の構成をしている部分もあるので、前記の実施例と
同様に、本実施例の内容の中では、実施例1と実施例4
と共通のものは、同じ図と、同じ番号を使用し、ここで
は、実施例1及び実施例4とは違った内容のもののみの
図と番号について記載する。即ち、図において、44
は、筐体15と、受け筒17の中仕切り板33との間に
設けた複数本の蛇腹形状の伸縮自在チューブである。こ
伸縮自在チューブ44は、略円筒形状をしている洗濯
兼脱水槽20の接線方向(20a方向)に傾けて設置さ
れている。
【0039】以下に本発明の動作について説明する。動
作についても、実施例4と共通の部分もあるので、本実
施例特徴的な内容のみについて記す。即ち、実施例4
と同様に、複数本の蛇腹形状の伸縮自在チューブ44を
通ってきた温風は、中仕切り板33を経て、洗濯兼脱水
槽20の内部へと入っていく。しかしながら、本実施例
においては、上記蛇腹形状の伸縮自在チューブ44は、
複数本でしかも、略円筒形状をしている洗濯兼脱水槽2
0の接線方向(20a方向)に向けて設置されているの
で、洗濯兼脱水槽20の内部に流入した温風の気流は、
その洗濯兼脱水槽20の内壁面に沿って強力な渦を巻
くように流れることになる。このことにより、温風は、
効率よく洗濯兼脱水槽20の内部の被乾燥物38に強力
な渦状態で当たることが出来、これにより効率よく乾燥
が極めて速く進み、仕上がり時間が短縮された全自動洗
濯乾燥機が実現できるものである。
【0040】(実施例6) 本発明の第6の実施例を図9に基づいて説明する。
【0041】本実施例の内容の中で、実施例1と共通の
ものは、同じ図と、同じ番号を使用し、ここでは、実施
例1とは違った内容のもののみの図と番号について記載
する。即ち、図において、45は、蛇腹形状をした伸縮
自在チューブであり、その内部の通路部には筐体15側
から洗濯兼脱水槽20側に向けて気流が流れる時は開
き、逆の方向に向いて流れる時には開かない構造をし
て、弁46が設けられている。その他は、実施例1と同
様の構成である。
【0042】以下に本発明の動作について説明する。動
作についても、実施例1と共通の部分もあるので、本実
施例特徴的な内容のみについて記す。即ち、実施例1
と同様に温風は、空気通路35を通り、伸縮自在チュー
ブ45を通過して、洗濯兼脱水槽20の内部へと流れ込
んでいく。しかしながら、たとえば、洗濯時などに、水
分、若しくは石鹸の泡等が、伸縮自在チューブ45を通
って空気通路35側、ひいては、ヒータ29の方へ行こ
うとしても弁46があるために進むことが出来ない状態
となる。このことにより、無用なものが逆流することが
無くなるので、安全な構成の全自動洗濯乾燥機を得るこ
とが出来るものである。
【0043】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、複数のサスペンションで受け筒
を垂下支持する筺体と、前記受け筒に内包され上部に流
体バランサーを配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱
水槽の底部に回転自在に配されたパルセータと、前記洗
濯兼脱水槽内に温風を吹き込む温風送風手段と、前記筐
体に配した温風を流す空気通路とを備え、前記受け筒
は、開閉自在の蓋を有する中仕切り板により上面を覆わ
れ、前記空気通路と前記中仕切り板とを蛇腹状の伸 縮自
在チューブにより垂直方向から連結するとともに、前記
伸縮自在チューブに連通した中空の通路を前記中仕切り
板の内部側の面に沿ってその中心付近まで設け、前記中
空の通路の出口に前記洗濯兼脱水槽側へ下向きに空気を
導くガイドを設けたから、運転中の振動を少なくするこ
とができるとともに、被乾燥物の乾燥効率をよくして乾
燥時間を短縮することができる。
【0044】また、請求項2記載の発明によれば、伸縮
自在チューブの少なくとも片端部に柔軟に動くフランジ
状の振動吸収部を設けたから、洗濯兼脱水槽の振動を筐
体側へ一層伝わりにくくすることができる。
【0045】また、請求項記載の発明によれば、伸縮
自在チューブの内部に、洗濯兼脱水槽方向への空気の流
れに対しては開き、逆方向である洗濯兼脱水槽側からの
空気の流れに対しては開かない弁を設けたから、洗濯中
に泡などが温風送風手段へ逆流するのを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の全自動洗濯乾燥機の構成図
【図2】本発明の実施例2の全自動洗濯乾燥機の構成図
【図3】同全自動洗濯乾燥機の伸縮自在チューブの斜視
【図4】本発明の実施例3の全自動洗濯乾燥機の構成図
【図5】本発明の実施例4の全自動洗濯乾燥機の構成図
【図6】同全自動洗濯機の伸縮自在チューブの設置形態
の説明
【図7】本発明の実施例5の全自動洗濯乾燥機の構成図
【図8】同全自動洗濯乾燥機の伸縮自在チューブの設置
形態の説明
【図9】本発明の実施例6の全自動洗濯乾燥機の構成図
【図10】従来の全自動洗濯乾燥機の構成図
【符号の説明】
15 筐体 17 受け筒 20 洗濯兼脱水槽22 パルセータ 28 送風装置(温風送風手段) 29 ヒータ(温風送風手段) 33 中仕切り板 34 伸縮自在チューブ 35 空気通路 41 中空の通路 42 ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 眞一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−327896(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 1/00 - 51/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のサスペンションで受け筒を垂下支
    持する筺体と、前記受け筒に内包され上部に流体バラン
    サーを配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の底
    部に回転自在に配されたパルセータと、前記洗濯兼脱水
    槽内に温風を吹き込む温風送風手段と、前記筐体に配し
    た温風を流す空気通路とを備え、前記受け筒は、開閉自
    在の蓋を有する中仕切り板により上面を覆われ、前記空
    気通路と前記中仕切り板とを蛇腹状の伸縮自在チューブ
    により垂直方向から連結するとともに、前記伸縮自在チ
    ューブに連通した中空の通路を前記中仕切り板の内部側
    の面に沿ってその中心付近まで設け、前記中空の通路の
    出口に前記洗濯兼脱水槽側へ下向きに空気を導くガイド
    を設けた全自動洗濯乾燥機。
  2. 【請求項2】 縮自在チューブの少なくとも片端部に
    柔軟に動くフランジ状の振動吸収部を設けた請求項1記
    載の全自動洗濯乾燥機。
  3. 【請求項3】 縮自在チューブの内部に、洗濯兼脱水
    槽方向への空気の流れに対しては開き、逆方向である洗
    濯兼脱水槽側からの空気の流れに対しては開かない弁を
    設けた請求項1記載の全自動洗濯乾燥機。
JP06087498A 1998-03-12 1998-03-12 全自動洗濯乾燥機 Expired - Fee Related JP3451920B2 (ja)

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DE69922864T DE69922864T2 (de) 1998-03-12 1999-03-10 Elektrischer Waschtrockner
EP99301797A EP0942093B1 (en) 1998-03-12 1999-03-10 Electric washer-dryer
TW088103772A TW479088B (en) 1998-03-12 1999-03-11 Electric washer-dryer
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