JP3451734B2 - テープカセットのリールロック機構 - Google Patents

テープカセットのリールロック機構

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JP3451734B2 JP18959794A JP18959794A JP3451734B2 JP 3451734 B2 JP3451734 B2 JP 3451734B2 JP 18959794 A JP18959794 A JP 18959794A JP 18959794 A JP18959794 A JP 18959794A JP 3451734 B2 JP3451734 B2 JP 3451734B2
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reel lock
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徹 三菅
雅章 久保塚
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、8ミリビデオ用カセッ
ト等に適用されるテープカセットのリールロック機構に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の8ミリビデオ用カセットにおける
リールロック機構の一例を図3に示す。符号1はテープ
カセットの下ハーフを示し、2,2はリールロック機構
の収容部を構成する収容部側壁である。リールロック機
構は先端部に左右一対のリールロック爪3,3を有する
リールロック本体部4と、このリールロック本体部4を
ばね付勢するリールロックスプリング5とから構成され
ている。
【0003】リールロック本体部4の背面部には一対の
固定用リブ6,6を有するスプリング支持部7が形成さ
れ、このスプリング支持部7にリールロックスプリング
5の一端側5aのスプリング部分(実施例ではスプリン
グの二巻き)が挟入されて固定されている。
【0004】一方、リールロック機構の収容部の背面を
なす下ハーフ1の背面板1aの裏面側には収容部側壁
2,2に左右一対の固定用リブ8,8と、この固定用リ
ブ8,8の内面側にサイドリブ9,9とを設けてスプリ
ング支持部10,10が形成されている。このスプリン
グ支持部10,10にリールロックスプリング5の他端
部5bのスプリング部分(実施例ではスプリングの二巻
き)が上方の開口側から挟入され固定されている。
【0005】これによって、リールロック本体部4はリ
ールロックスプリング5のばね付勢力により押圧され、
リールロック本体部4のリールロック爪3,3がテープ
供給リール11及びテープ巻取りリール12のそれぞれ
の歯11a,12aに係合し、両リール11及び12の
リールロック動作を可能にしている。
【0006】尚、上述したリールロック機構は、カセッ
トがビデオデッキ内に装填されることにより図示しない
リールロック解除レバーによりリールロック本体部4と
共にリールロック爪3,3が後退し、両リール11,1
2のリールロックが解除され回転可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したリールロック
機構の下ハーフ1内への組み込み手順は次のようにして
行われる。まず、リールロック本体部4のスプリング支
持部7にリールロックスプリング5の一端部5aが挟入
され支持される。そして、リールロック本体部4が支持
されたリールロックスプリング5の他端部5bを下ハー
フ1側のスプリング支持部10内に上部の開口側から挟
入され支持されたあと、リールロック本体部4が収容部
内に収容される。
【0008】ところで、リールロック機構は現状では下
ハーフ1やリールロック本体部4、リールロックスプリ
ング5は、それぞれの寸法、形状の寸法公差内のバラツ
キを考慮し、組立て設備の調整により取付け位置を対応
している。
【0009】しかし、下ハーフ1側のスプリング支持部
10内へのリールロックスプリング5の組み立てにおい
て、例えば、スプリング支持部10を正面から見た図4
について説明すると、リールロックスプリング5の端部
5bをスプリング支持部10の中心より一方側に偏った
方向から挟入すると、スプリング端部5bはスプリング
支持部10内に支持されるが、このスプリング端部5b
に隣接するスプリングの外周部分が図5に示すように固
定用リブ8の縁部に突き当ることがある。このようにな
るとリールロックスプリング5が捩れた状態となるた
め、リールロックスプリングのばね力が高くなったり、
あるいは捩れたスプリング5の影響でリールロック本体
部4が収容部側壁2に強く接触し、円滑な移動が困難に
なることもある。
【0010】従って、上述したようなことが発生する
と、ビデオデッキ側のリールロック解除レバーが例えば
所定のばね圧でもってリールロック本体部4を後退動作
する機構においては、リールロック本体部4が後退不能
になり、テープ走行に重大なトラブルを発生することに
なる。
【0011】本発明は、上述したような課題を解消する
ためになされたもので、簡単な構成を付加することでリ
ールロックスプリングの正確な組込みを可能とし、安定
したリールロック動作と解除動作を行えるようにしたテ
ープカセットのリールロック機構を得ることを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によるテープカセットのリールロック機構
は、上ハーフと下ハーフとから構成されるカセット筐体
内にテープ供給リール及びテープ巻取りリールとが回転
可能に収容され、両リールのテープ弛み方向の回転を阻
止するリールロック機構を備え、リールロック機構はリ
ールロック爪3,3を有するリールロック本体部4と、
このリールロック本体部4が下ハーフに設けられた収容
部内に収容され、リールロック本体部4をリール側へば
ね付勢するリールロックスプリング5とから構成され、
収容部の背面をなす下ハーフの収容部側壁に左右一対の
固定用リブ8,8とサイドリブ9,9とを当該下ハーフ
の底面から開口部側に亘って設けられ、リールロックス
プリング5の端部5bが開口部側から固定用リブ8,8
に挟入され固定されるスプリング支持部10が形成され
リールロック機構において、スプリング支持部10の
開口部側に固定用リブ8,8より長く延出した一対のガ
イドリブ13,13を設け、ガイドリブ13,13の先
端部に収容部側壁側に高く内側に低くしたテーパー面1
3a,13aを形成したものである。
【0013】
【0014】
【0015】
【作用】上述のように構成した発明では、スプリング支
持部10の開口部側に固定用リブ8,8より長く延出し
た一対のガイドリブ13,13を設け、ガイドリブ1
3,13の先端部にテーパー面13a,13aを形成し
ことで、リールロックスプリング5の端部5bがスプ
リング支持部10に挟入される際にガイドリブ13のテ
ーパー面13aに案内されて該スプリング支持部10の
中心側に呼び込められて確実に移動し、リールロックス
プリング5をスプリング支持部10へ正常な姿勢状態に
支持することができる。
【0016】
【0017】
【0018】
【実施例】以下、本発明によるテープカセットの実施例
を8ミリビデオ用カセットを例にとって図面を参照して
説明する。図1は本例のリールロック機構の分離状態の
斜視図、図2は下ハーフ側のスプリング支持部を正面か
ら見た図であり、従来例の図3及び図4で説明した構成
と同一部分には同じ符号を付して重複する説明は省略す
る。
【0019】本発明は、従来例と異なる部分はスプリン
グ支持部10の左右に形成した一対のサイドリブ9,9
から一体的に固定用リブ8,8より該スプリング支持部
10の上方の開口部側にガイドリブ13,13を長く延
出したものである。そして、このガイドリブ13,13
の先端部内側面にテーパー面13a,13aを形成した
ものである。
【0020】このように構成したスプリング支持部10
へのリールロックスプリング5の支持に際しては、ま
ず、リールロック本体部4にリールロックスプリング5
の一端部を従来例と同様に支持する(図1参照)。
【0021】その後、リールロックスプリング5の他端
部5bがスプリング支持部10内に支持されるものであ
り、これを図2について説明すると、リールロックスプ
リング5の他端部5bがスプリング支持部10の中心よ
り一方側に偏った方向から仮想線で示したように挟入さ
れたとき、このスプリング他端部5bは一方のガイドリ
ブ13のテーパー面13aに接触し、そして、テーパー
面13aに沿ってスプリング他端部5bがスプリング支
持部10の中心側に呼び込められ、スプリング他端部5
bはほぼ中心からスプリング支持部10内に上下方向に
位置ずれなく収容される。収容状態のスプリング他端部
5bは下ハーフ背面板1aの裏面と固定用リブ8,8と
の間に挟入され安定して固定される。
【0022】上述したように、スプリング他端部5bが
スプリング支持部10の中心から挟入されるということ
は、スプリング他端部5bと隣接するスプリング部分が
従来のように固定用リブ8に突き当たることもなく、正
常なばね姿勢状態で支持することができる。従って、ガ
イドリブ13,13を新たに設けたことで、組立て設備
の調整が容易となり、また、下ハーフ1やリールロック
本体部4及びリールロックスプリング5の形状等の影響
を受けることもない。
【0023】尚、本発明は、上述しかつ図面に示した実
施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範
囲内で種々の変形実施が可能である。
【0024】実施例では、ガイドリブ13,13をサイ
ドリブ9,9から一体的に延出した場合について説明し
たが、収容部側壁2,2にサイドリブ9,9とは別にガ
イドリブ13,13を設けるようにしてもよい。
【0025】また、実施例では8ミリビデオ用カセット
のリールロック機構の場合について説明したが、VHS
方式あるいはベーター方式のカセット等のリールロック
機構にも広く適用可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、スプリ
ング支持部の開口部側に固定用リブより長く延出した一
対のガイドリブを設け、ガイドリブの先端部にテーパー
面を形成したことで、リールロックスプリングの端部を
正常な姿勢状態に支持することができ、これによって、
安定したリールロック動作と解除動作を行うことができ
る。
【0027】また、第2の発明では、ガイドリブの先端
部にテーパー面を形成したことで、リールロックスプリ
ングの端部がガイドリブのテーパー面に沿ってリールロ
ックスプリングの中心側に確実に移動し、スプリング支
持部へ正常な姿勢状態に支持することができる。
【0028】また、第3の発明では、ガイドリブをサイ
ドリブから一体に延出したことで、スプリング支持部に
上下方向に位置ずれなく正確に挟入させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本例のリールロック機構の分離状態の斜視図で
ある。
【図2】本例のスプリング支持部を正面から見た図であ
る。
【図3】従来のリールロック機構の平面図である。
【図4】従来のスプリング支持部を正面から見た図であ
る。
【図5】従来のリールロック機構の課題の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 下ハーフ 1a 背面板 2 収容部側壁 5 リールロックスプリング 5b リールロックスプリングの端部 8 固定用リブ 9 サイドリブ 10 スプリング支持部 13 ガイドリブ 13a テーパー面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−3687(JP,A) 特開 昭62−270084(JP,A) 実開 平4−62566(JP,U) 実開 昭59−130278(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/087 506

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ハーフと下ハーフとから構成されるカ
    セット筐体内にテープ供給リール及びテープ巻取りリー
    ルとが回転可能に収容され、上記両リールのテープ弛み
    方向の回転を阻止するリールロック機構を備え、上記リ
    ールロック機構はリールロック爪を有するリールロック
    本体部と、このリールロック本体部が上記下ハーフに設
    けられた収容部内に収容され、当該リールロック本体部
    を上記リール側へばね付勢するリールロックスプリング
    とから構成され、上記収容部の背面をなす下ハーフの収容部側壁に左右一
    対の固定用リブとサイドリブとを当該下ハーフの底面か
    ら開口部側に亘って設けられ、上記リールロックスプリ
    ングの端部が上記開口部側から上記固定用リブに挟入さ
    れ固定されるスプリング支持部が形成された リールロッ
    ク機構において、 上記スプリング支持部の開口部側に上記固定用リブより
    長く延出した一対のガイドリブを設け 上記ガイドリブの先端部に上記収容部側壁側に高く内側
    に低くしたテーパー面を形成した、 ことを特徴とするテープカセットのリールロック機構。
  2. 【請求項2】 上記ガイドリブが上記サイドリブから一
    体に延出されていることを特徴とする請求項1記載のテ
    ープカセットのリールロック機構。
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