JP3451511B2 - 圧延機の案内装置 - Google Patents

圧延機の案内装置

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JP3451511B2 JP33885995A JP33885995A JP3451511B2 JP 3451511 B2 JP3451511 B2 JP 3451511B2 JP 33885995 A JP33885995 A JP 33885995A JP 33885995 A JP33885995 A JP 33885995A JP 3451511 B2 JP3451511 B2 JP 3451511B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧延機の案内装
置、特に該装置に設けられる1対の案内板を、圧延材を
圧延機の次の所定のパスへ案内するときに自動的に移動
して、所定のパスに位置させることができる案内装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の案内装置として、例えば複数の
圧延ロールを縦向きに有する多ロール圧延機の前面から
後面に抜けた圧延材を受け止めて該圧延機の後面から次
の所定のパスへ噛み込ませるために昇降するチルチング
テーブルの前端部の上方に、チルチングテーブルが昇降
したときに該チルチングテーブルによって昇降されて圧
延材を圧延機の次の所定のパスへ噛み込ませるべく案内
する案内部材を機枠で支持して昇降可能に設けたものが
ある。この案内部材は圧延機の後面に沿って昇降可能に
機枠に設けた横向きの支持部材と、該支持部材の長さ方
向に移動可能に設置された1対の案内板とを有してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記の圧延
機においてはパスの孔型(カリバー)として種々なもの
があり、多パス圧延に際して圧延材の圧延サイズにより
使用するパスが決まるようになっているが、このパスの
決定に際し、案内板は移動可能になっているものの、移
動は専ら手動により行い、自動案内ができない構造とな
っているため、孔型違い防止のために作業者による監視
作業が必要であった。しかも、このことを原因として思
い切った自動作業も行えず、作業ロス低減のネックにも
なっていた。
【0004】そこでこの発明は、前記のような従来の問
題点を解決し、作業者による監視作業を行うことなく、
多パス圧延に際してのパスの決定に際し、案内板を自動
的に移動して所定のパスに位置させることができる圧延
機の案内装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、前記のような圧延機の案内装置
であって、1対の案内板を移動させる駆動部材と、圧延
材を圧延機の次の所定のパスへ案内するときに1対の案
内板が所定のパスに位置するようにこの駆動部材を制御
する制御部材とを具えたことを特徴とする。請求項2の
発明は、請求項1において、1対の案内板の移動に際
し、該案内板のセンターを検知する位置検知部材を具え
ている。
【0006】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施の形態の
多ロール圧延機の案内装置を示す正面図、図2はその一
側部分の平面図である。両図において1は多ロール圧延
機で、複数の圧延ロール1a,1b,1cが縦向きに配
設されてなり、その後面のパス近くには圧延機1の前面
から後面に抜けた圧延材Wを圧延機1の後面から所定パ
スへ案内する入口ガイド2が設けられている。3は圧延
機1の後面側に設置されたチルチングテーブルで、図示
省略した後端部を支点として実線で示す下降位置と鎖線
で示す上昇位置の間を傾動して昇降可能となっている。
チルチングテーブル3の前端部の上方には圧延材Wを入
口ガイド2へ案内する案内部材5が機枠6に支持されて
圧延機1の後面に沿って昇降可能に設置されている。
【0007】案内部材5は図3にその平面図、図4に側
面図を示すように方形枠状の水平横向き支持部材7と、
該支持部材の長さ方向に移動可能に設置された1対の案
内板8,8aとから構成されている。支持部材7は両端
部に設けたガイドローラ10が機枠6の両側壁に設けたガ
イド溝11に係合して水平状態を保ってに昇降するように
なっている。13はガイド溝11に設けられ支持部材7の下
降限を規制するストッパである。このストッパ13にガイ
ドローラ10が係止すると案内部材5は図1に実線で示す
下降位置となる。尚、この下降位置は案内部材5の待機
位置でもあり、この位置に案内部材5があるとき、圧延
材Wは図1から明らかのように圧延機1の下パスを通過
可能である。
【0008】1対の案内板8,8aは支持部材7に設け
た台車15に設置されていて、該台車を走行させる駆動モ
ータ16により台車15ごと支持部材7の長さ方向に移動可
能になっている。すなわち、案内板8,8aは図2,3
のようにその間隔が圧延材Wの入口側が出口側よりも広
くなるように予め設定されて支持基板17の下面に垂下固
定されている。支持基板17は棒状の取付具18を介して台
車15に取り付けられている。台車15にはローラチェーン
20が取り付けられ、このローラチェーンは支持部材7の
両端部上に設けたスプロケット21,22に装架されてい
る。スプロケット21が取り付けられている回転軸23には
別のスプロケット25が設けられ、該スプロケットと支持
部材7上に設置したモータ16の軸に設けたスプロケット
26には駆動用ローラチェーン27が装架されている。した
がって、モータ16を駆動するとローラチェーン27及びロ
ーラチェーン20を経て台車15を図4に矢印で示す左右方
向に移動させ、これにより案内板8,8aを上パス用の
任意の入口ガイド2に対応した位置とすることが可能に
なっている。
【0009】モータ16はコンピュータの中央処理装置
(CPU)を含む図示省略の制御部材からの制御信号に
より制御され、圧延材Wを圧延機1の次の所定の上パス
へ案内するときに案内板8,8aを所定の上パスに位置
させるようにしている。この案内に際し、モータ16によ
って回転される回転軸23にはロータリーエンコーダ28が
位置検知部材としてが設けられていて、該回転軸の回転
数から所定の上パスに対する案内板8,8aのセンター
を検知するようになっている。圧延機1のパスの孔型は
等間隔に設けられるとは限らず、図5に示すように上パ
ス、下パスともにランダムに配置される。そのため、前
記制御部材のCPUにはどのパスを使用するのかを作動
プログラムとしてインプットしておき、このプログラム
通りにモータ16を駆動するようにしている。図3,4で
29はディスクブレーキである。
【0010】次に前記実施の形態の作用を説明する。圧
延機1の前面から後面に下パスを経て抜けた圧延材(下
パス材)Wが下パス用の入口ガイド2を通り、図1に実
線で示す下降位置となったチルチングテーブル3で受け
止められると、該チルチングテーブルが傾動して上昇し
鎖線で示す上昇位置となる。このチルチングテーブル3
の上昇により案内部材5が、ガイドローラ10がガイド溝
11のストッパ13に係止した図1で実線で示す待機位置か
らチルチングテーブル3の前端部により同時に持ち上げ
られ、ガイドローラ10がガイド溝11に係合して摺動する
ことにより機枠6に沿って上昇され、案内板8,8aの
出口が上パス用の入口ガイド2に臨む図1で鎖線で示す
上昇位置となる。
【0011】しかる後、チルチングテーブル3で受け止
められた圧延材Wが今度は圧延機1の後面から前面に上
パスへ噛み込まれるように送りこまれる(例えば図5で
1パス→2パス)。この際に制御部材からモータ16に対
してその作動プログラム通りの制御信号が送られ、この
信号によりモータ16が駆動されることにより台車15はそ
の任意の停止位置から上パスの2パスの孔型と対応する
位置まで移動し、案内板8,8aをその入口ガイド2の
前に位置させる。この位置決めに際してはロータリーエ
ンコーダー28が案内板8,8aのセンターを正確に決め
る。しかる後に、送りこまれる圧延材(上パス材)Wは
案内板8,8aの幅広になっている入口から案内板8,
8aに入るとともに、入口ガイド2と同様な幅狭になっ
ている出口から入口ガイド2に入るように案内されるの
で、確実に入口ガイド2に入れられる。
【0012】入口ガイド2に入れられた圧延材(上パス
材)Wは圧延機1の上パスの2パスの孔型を経て抜ける
こととなる。圧延材Wが圧延機1の上パスの2パスの孔
型を経て抜けると、チルチングテーブル3が下降されて
再び下降位置となり、圧延機1の前面から後面に下パス
を経て抜けてくる次の圧延材Wを受け止めるために待機
することになる。
【0013】前記のようにして、図5に示す上パスと下
パスの任意のパス間を通って圧延材Wは目的の形状に圧
延されることになるが、上パスを通る際は、前記のよう
に自動的に制御されるモータ16により移動されて位置決
めされる案内板8,8aによって確実に入口ガイド2に
案内される。
【0014】この実施の形態では入口ガイド2を用いて
いるが、これは必ずしも必要がなく、省略してもよい。
また、構成部材の詳細も設計変更程度の事項は実施に際
して任意に変更したり修正することができるものであ
る。
【0015】
【発明の効果】この発明は前記のような構成からなり、
多パス圧延に際してのパスの決定に際し、1対の案内板
を制御部材によって制御される駆動部材により自動的に
移動して所定のパスに位置させることができ、作業能率
を格段に向上させることができる。しかも、作業者によ
る監視作業を行う必要もなく、省力化にも役立つという
優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の多ロール圧延機の案
内装置を示す正面図である。
【図2】同上の一側部分の平面図である。
【図3】案内部材の平面図である。
【図4】案内部材の側面図である。
【図5】上パスと下パスの配置例を示す図面である。
【符号の説明】
1 多ロール圧延機 2 入口ガイド 3 チルチングテーブル 5 案内部材 6 機枠 7 支持部材 8,8a 1対の案内板 15 台車 16 駆動モータ(駆動部材) 23 回転軸 28 ロータリーエンコーダ(位置検知部材) W 圧延材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延機の前面から後面に抜けた圧延材を
    受け止めて該圧延機の後面から次の所定のパスへ噛み込
    ませるために昇降するチルチングテーブルの前端部の上
    方に、チルチングテーブルが昇降したときに該チルチン
    グテーブルによって昇降されて圧延材を圧延機の次の所
    定のパスへ噛み込ませるべく案内する案内部材を機枠で
    支持して昇降可能に設け、この案内部材が圧延機の後面
    に沿って昇降可能に機枠に設けた横向きの支持部材と、
    該支持部材の長さ方向に移動可能に設置された1対の案
    内板とを有している圧延機の案内装置であって、 前記1対の案内板を移動させる駆動部材と、圧延材を圧
    延機の次の所定のパスへ案内するときに1対の案内板が
    所定のパスに位置するようにこの駆動部材を制御する制
    御部材とを具えたことを特徴とする圧延機の案内装置。
  2. 【請求項2】 1対の案内板の移動に際し、該案内板の
    センターを検知する位置検知部材を具えている請求項1
    記載の圧延機の案内装置。
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