JP3451496B2 - 火災受信機 - Google Patents

火災受信機

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JP3451496B2 JP06150294A JP6150294A JP3451496B2 JP 3451496 B2 JP3451496 B2 JP 3451496B2 JP 06150294 A JP06150294 A JP 06150294A JP 6150294 A JP6150294 A JP 6150294A JP 3451496 B2 JP3451496 B2 JP 3451496B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は函体の前面扉に表示部と
操作部等を設けた火災受信機に係り、火災監視機能やガ
ス洩れ監視機能或いは防排煙連動制御機能等を備えた火
災受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7と8は従来の火災受信機の構成説明
図で、それぞれ特開平5−62080号公報記載の火災
報知装置と実公昭63−39826号の火災報知用受信
機が例として挙げられている。図7において、1は金属
筐体、2は扉、3は操作板、4は表示板、5は増設用表
示板である。6は押え金具、7は補強板、8a,8bは
プリント基板、9は絶縁紙、10は送受話器である。2
2は扉2の窓穴(図示せず)である。操作板3,表示板
4,増設用表示板5は、窓穴22に嵌め込まれて扉2に
取り付けられる。
【0003】11は背板、12は配線ダクト、13は電
源基板、16は電源トランスで、それぞれ鋼板で作られ
た背板11に取付られて筐体1の内部に収容されてい
る。18a と18b は、電源用配線と信号用配線の挿通
穴である。20は背板11に設けられた取付穴で、この
取付穴20を利用して筐体1が壁面に取り付けられる。
そして、電源供給用と信号用の配線は壁面から一旦背板
11の裏側の、壁面と筐体間の隙間に引出されてから、
挿通穴18a と18b に挿通されて筐体1の内部に導か
れるようになっている。
【0004】また、図8の火災報知用受信機において、
1は本体、2は蓋体、3はプリント基板、6は金属板の
放熱体、8は遮蔽板、10は底部裏面、Tは電源トラン
ス、Wは壁である。本体1と蓋体2は合成樹脂により成
形され、放熱体6の下方は開口部12を介してトランス
Tに固着されて壁Wと隙間を開けて底部裏面に設けられ
ている。そして、電源トランスTで発生した熱を遮蔽板
8で遮蔽させながら裏面10の放熱体6を介してBのよ
うに外部へ放出して、筐体1,2の内部が高温度になら
ないように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図7に示された従来の
火災報知装置は上述のように、金属の背板11に電源基
板13と発熱し易い電源トランス15が取り付けられて
いる。したがって、電源基板13には整流回路、定電圧
回路等の半導体等の種々の電子部品が組み込まれてお
り、熱伝導率の高い金属の背板11を介して電源トラン
ス15の発熱した熱の影響を受ける恐れが多い。熱に弱
い電子部品が熱的な変化を受けると、入出力の関係が変
化して誤動作を生じる原因になる。
【0006】一方、図8の火災報知用受信機では内部が
高温度にならないように、合成樹脂の筐体1,2の底部
裏面10にできる限り広面積の放熱体6を設けたり、電
源トランスT回りを囲む遮蔽板8も設けられている。こ
のため、図8の装置においては、部品点数が増えてコス
ト高になる。
【0007】この外、図示されていないが実開平3−8
6973号公報に記載の火災報知機等に適用される開閉
部の軸支構造の場合は、ボルトの外形に似た形の軸本体
1が挿入される複雑な多角孔8が設けられている。ま
た、抜止め用にEリングを使用しているばかりか、この
Eリングを逃がす溝も形成されている。このため、実開
平3−86973号考案の軸支構造においても、上述し
た図7,8に示された従来の装置のときと同様に、いず
れも構造が複雑で部品点数も多くコスト高になる等の問
題点があった。
【0008】本発明は、上記3つの従来装置の問題点を
解消するためになされたもので、部品点数が少なく製作
コストが安価で、内部空間を有効に利用した放熱構造に
構成すると共に、組立が容易になる等種々の特徴を有す
る火災受信機を実現することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、背面側に配線
室を形成する背面板を取付けて内部に電源基板を含む電
子部品を収容した本体と、本体に開閉可能に保持された
前面扉とからなる金属板で成型した函体を備えた火災受
信機において、背面板に基板収納部を設けて配線室側に
突出させた火災受信機を構成したものである。また、電
源基板に実装された熱的影響度の高い電子部品を基板収
納部に臨ませた火災受信機を構成したものである。ま
た、基板収納部に通気孔を設けた火災受信機を構成した
ものである。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】本体側に設けられた背面板には基板収納部が裏
側に突出していて、この基板収納部には電源基板に二層
構造に実装されたスイッチング回路の増設基板が臨んで
いる。
【0014】電源基板上の増設基板は通気孔のある基板
収納部で冷やされて、加熱が抑制される。
【0015】
【実施例】図1は本発明実施例を適用した火災受信機の
主要部の構成を示す分解斜視図、図2は前面図、図3は
背面図である。図1〜3において、1は火災受信機、2
は函体である。函体2には鋼板のような金属板が用いら
れて奥行きの浅い角箱状に成形され、その分解構造が図
4に示されている。3は函体2の本体、4は前面扉であ
る。
【0016】5は本体3の周辺を方形に囲む枠体、6は
背面板、7と8は背面板6に貫設された配線用の開口と
取付孔、9a ,9b は断面がL字形の上下の取付杆、1
0は四角孔、11は基板収納部(図3)である。枠体5
の上下左右の幅方向の両側辺は内部側に直角に折曲げら
れ、形成された折曲片5a の直角成分により一定の強度
が与えられている。背面板6は取付杆9a ,9b により
本体3の奥行き方向の途中で垂直に配置されて、本体3
の内部空間の背面側に奥行きの浅い配線室R1を形成す
る。配線室R1 には壁面から一旦電源や信号用の配線が
引出されから、内部の収容室R2 に導かれる。基板収納
部11は、火災受信機1を壁面等に設置する際に壁面に
当たらない程度に配線室R1 に突出し、突出面に多数の
通気孔11a が設けられている。
【0017】一方、前面扉4は図4に図示されているよ
うに、長方形の金属板の各辺を直角に2段に折り曲げて
成型されて奥行きに厚みが設けられている。2段階の折
り曲げ加工により、ユニット部品を装着して開閉動作す
る前面扉4に一層の耐荷重機能が与えられるようになっ
ている。特に、前面扉4の開閉支点側(図1,4の左辺
側)で折返した折曲片4b は、他の3辺に比較して幅が
広く作られてより強度が付与されている。
【0018】12と13は前面扉4の前面4a に設けら
れた大小2つの装着孔、14は大きい方の装着孔12の
左右に設けられ一部を広幅にした、LCDがバックライ
トやLEDの光が外部に漏れるのを防止する遮光壁、1
5は前面扉4の折返した折曲片4b の上下にやや深く切
り込まれた切込部、dは切込部15の切込深さである。
16は前面扉4のヒンジ機構、17は複数の保持環、1
8は錠前である。
【0019】ヒンジ機構16は、それぞれ板材を折曲げ
た内ヒンジ16a と外ヒンジ16bおよびヒンジ軸16c
と止めネジ16d からなっている。内ヒンジ16a は
図5にも示されたように外ヒンジ16b よりやや厚い板
材を折り曲げ加工して作られ、先端に円筒軸受16e を
設けたコ字形アーム16f が形成されている。コ字形ア
ーム16f は枠体5(本体3)の折曲片5a と前面扉4
の折曲片4b とを囲繞して(図6も参照)、内ヒンジ1
6a が本体3側の内側壁の上下に固着されている。ま
た、外ヒンジ16b は円筒軸受16e を介在させる平行
な2枚の板状軸受16g を備えて、前面扉4の切込部1
5の位置に固定されている。
【0020】そして、円筒軸受16e と板状軸受16g
の孔を同一軸上に介在してヒンジ軸16c が挿入され
て、差込み端にネジ16d が螺合されて抜止めされてい
る。他方、本体3から前面扉4に導かれた配線は樹脂製
のファスナ等で束ねられ、この配線束が数箇所に設けら
れた保持環17に余裕を持たされて保持されている(図
示していない)。そして、前面扉4がほぼ前記折曲片4
b の切込深さdの大きさに対応する角範囲で、配線束に
支障を与えることなくヒンジ軸16c を支点に回転して
開閉されるようになっている。
【0021】錠前18は詳しくは図示されていないが、
前面扉4に突出した円錘筒18a 内にマイナス溝を形成
した錠前軸が遊嵌されている。そして、円筒内のマイナ
ス溝にドライバー等の器具の先を係合させて回転する
と、錠前軸に連結された内部の押え板18b が90度ク
リック回転して前面扉4が開かれるようになっている。
このような構造の採用により、火災受信機という公益上
の保安的な装置としての安全性が保たれている。
【0022】20は表示操作ユニットである。表示操作
ユニット20は、前面扉4に組込まれる。21は樹脂成
型されたユニット盤、22と23はカバーとメンブレン
シートである。ユニット盤21の前面にはカバー22と
メンブレンシート23が設けられて、表示窓やタッチス
イッチからなる操作パネルPa が構成される。
【0023】24はユニット盤21の裏面側に取付けら
れた制御基板、25はICカード、26はLCD(Liqui
d Crystal Display)基板、27はスピーカ、28は合成
樹脂の絶縁シートである。制御基板24にはメンブレン
シート23の表示に対応する多数の電子部品と共に、R
AMやROM及びCPUからなるマイコンが実装されて
いる。また、樹脂製の絶縁シート28は、表示操作ユニ
ット20の背面側を覆って電気的及び機械的にシールす
る。36はスピーカ取付部、37は通音溝、38はフィ
ルタ、39はリングで、スピーカ27が通音溝37を囲
む環状部内にフィルタ38とリング39を介装して取付
られる。
【0024】41はユニット盤21に設けられた大形の
窓孔、42は2つの中形の窓孔である。大形窓孔41は
LCD基板26が介装されてメニュー等が表示され、2
つの中形窓孔42は制御基板24に実装されたLEDに
よりメンブレンシート23の表示枠内に地区番号等が数
値で表示される。符号は付されていないが、ユニット盤
21には多数の小窓孔も設けられ、各小窓孔は単一のL
EDに臨んで赤や緑による動作状態の色表示用に利用さ
れる。
【0025】この外、ユニット盤21には嘴状の大形の
係止片や小形の係止片、或いは位置決め用の突出片やナ
ットをインサートした固定柱等も成型されている。そし
て、小形の係止片を有効に利用して最小限のネジによ
り、ユニット盤21の背面側に制御基板24とLCD基
板26及びスピーカ27等のユニット部品が位置決めさ
れて取付けられる。背面にユニット部品を取付け前面に
前述の操作パネルPa を形成したユニット盤21は、大
形の係止片を利用して前面扉4の装着孔12に着脱可能
に取付けられる。
【0026】60は印字ユニットで、前面扉4の下部に
設けられている。61は合成樹脂製のケース、62はフ
ランジ、63は開閉蓋、65はチャートの繰出し口、6
6はフィーダボタン(図2)、68は弾性的に変位する
ロック爪である。印字ユニット60が装着孔13に挿入
されると、弾性力によりロック爪68が平常状態に復元
して周辺の前面扉4が、ロック爪68とフランジ62の
隙間内で挟持されて印字ユニット60が自動的にロック
して装着される。そして、ケース61の内部には印字機
構が内蔵され、LCD基板26による表示データ等がロ
ール形のチャートに印字記録される。
【0027】図1の73はホルダにより背面板6に懸け
られた送受話器、74は左右の両面が観音開きに開放す
るトライアングル形の配線ダクト、75は電源基板であ
る。電源基板75には、階段状にネジ端子を配置した端
子台やヒューズ等が取り付けられている。また、この電
源基板75の反対面には図3に示されたように、実装面
の狭いプリント板の増設基板75a が二層構造に取付け
られている。増設基板75a には発熱し易い回路、例え
ば定電圧回路が組み込まれ、前述の背面板6上に設けら
れた基板収納部11に対向して臨んでいる。76は電源
トランスである。図6のθは、前面扉4の回転角であ
る。
【0028】このような構成の本発明の火災受信機の函
体2の組み立ての一例を示せば、次の通りである。例え
ば、プレス加工により大形の鋼板から装着孔12,13
等の孔と輪郭形状を打ち抜いて、前面扉4を平面展開し
た原板を製作する。このとき、開閉動作の支点側の折曲
片4b を他辺より広幅にし、切込深さdを所定幅に選定
する。打抜いた原板の4辺を2段階に折り曲げ、装着孔
12の左右辺と下辺はL字形に折り曲げ加工する。同様
にして、枠体5と背面板6及び上下の取付杆9a ,9b
を打抜いてから、折り曲げ加工する。ただし、枠体5
は、枠成型のための溶接加工が施される。
【0029】次に、予め板材を使って図5のように加工
した内ヒンジ16a と外ヒンジ16b を、枠体5と前面
扉4の内側面に溶接する。また、取付杆9a ,9b を枠
体5の上下の内面に溶接し、背面板6の四角孔10には
基板収納部11を配線室R1側に突出させて固着成型す
る。その後、錠前18を取付用の孔に組み込んでから、
二対の内ヒンジ16a と外ヒンジ16b を結合してヒン
ジ軸16c を挿入して前面扉4が開閉可能に本体3に連
結される。
【0030】ヒンジ軸16c の先端にはネジ16d が螺
合されて、抜け止めされる。小ネジで抜止めさせている
ので、前面扉4の取外しが容易でEリングと異なり再使
用ができる。本体3の取付杆9a ,9b には背面板6が
ネジで固定され、固定された背面板6の裏側に奥行きが
浅く区画された配線室R1 が作られ函体2が組立てられ
る。出来上った函体2の背面板6には送受話器73用の
ホルダ,配線ダクト74,電源トランス76,絶縁板7
9等と共に、電源基板75が取付けられる。電源基板7
5の背面に突出した増設基板75a は、多数の通気孔1
1a を設けた基板収納部11の内部空間に介装されてい
る。配線室R1 は信号線や電源線の配線を行なうため
に、ある程度の奥行きを必要とするが、これらの配線は
配線室R1全体を占める訳ではないため、デッドスペー
スが生じる。よって、本実施例では配線室R1 のデッド
スペースを利用して、受信機内の基板等の一部分を収納
でき、受信機内をすっきりさせることが可能になり、函
体の薄型化を促進できる。また増設基板75a より生じ
る熱が通気孔11a から効果的に放散される。しかも基
板収納部11に発熱部品を他の部品と分離して収納で
き、他の回路部品への発熱の影響を防止できる。
【0031】一方、樹脂で成型されたユニット盤21に
は、前述のように前面に窓孔41が設けられ背面に係止
片47や取付部36等が一体成型されている。一体成型
されたユニット盤2の前面側にはメンブレンシート23
が添着されて操作パネルPaが構成され、裏面側には制
御基板24やスピーカ27等の警報装置等のユニット部
品が係止片47を有効に利用して可及的に少ない固定用
のネジで取付られる。そして、印字ユニット60と共に
表示操作ユニット20が、前面から前面扉4の装着孔1
2,13に取り外し自在に装着される。
【0032】前面扉4に装着された表示操作ユニット2
0と印字ユニット60は、本体3内の電源基板75など
の電子部品とコネクタで接続され火災感知器や中継器或
いはガス洩れ検知器等の端末機器に回線で接続される。
接続用の配線束は前記のように、保持環17により前面
扉4の内面に密着して整然と保持されている。このよう
に構成された火災受信機1は防災センター等の壁面に取
付孔8で設置されて、火災感知器や中継器或いはガス洩
れ検知器等の端末機器に回線で接続され防災システムが
構成されることになる。
【0033】ここで、監視地区の火災感知器の検出信号
で火災が発報されると、表示操作ユニット20の制御基
板24に実装されたCPUがROMに予め格納された設
定データに基づいて制御信号を出力する。同時に、表示
操作ユニット20の操作パネルPa への火災状況の表示
やスピーカ27による警報装置の鳴動等を実行し、防排
煙機器等の端末機器が所定のプログラムで連動的に制御
されて火災やガス洩れ対策が実施されるようになってい
る。
【0034】火災受信機1の中を点検する際には、錠前
18のマイナス溝にドライバ等を差込んで前面扉4が開
かれることになる。施錠が解かれて前面扉4の自由端を
前面に引き寄せると、前面扉4が図6の(a) 〜(d) に示
されたような経過を経てヒンジ軸16c を支点に回転し
て開放される。前面扉4の切込部15を深くした実施例
構成に因れば、折曲片4b の幅を広くして一定の強度を
保ちながら前面扉4の回転角θを拡大させて点検作業が
行い易くなっている。なお、折曲片4b の端まで切込む
際、函体2の横からその切込みが見えない程度に切込部
15の切込深さdを設定することが美観上望ましい。
【0035】なお、上述の実施例では前面扉の折曲片の
切込部を深くして開閉角を大きくした場合で説明した
が、切込部とコ字形アームとの接触を前面扉のストッパ
ーに利用するようにしてもよい。また、基板収納部に定
電圧回路用のプリント基板の増設基板を介装した構成を
例示したが、熱の影響を受け易い電子部品であればプリ
ント基板の回路基板に拘るものではない。また、ほぼ凸
形の保持環で前面扉の配線束を保持させたが、保持用の
孔等があればよく、必ずしも実施例の場所や形状に限定
するものではない。
【0036】
【発明の効果】本発明は、背面側に配線室を形成する背
面板を取付けて内部に電源基板を含む電子部品を収容し
た本体と、本体に開閉可能に保持された前面扉とからな
る金属板で成型した函体を備えた火災受信機において、
背面板に基板収納部を設けて配線室側に突出させた火災
受信機を構成した。また、電源基板に実装された熱的影
響度の高い電子部品を基板収納部に臨ませた火災受信機
を構成した。また、基板収納部に通気孔を設けた火災受
信機を構成した。
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】この結果、火災受信機の据付面に沿った背
面の配線室に突出した基板収納部により発熱部品を放熱
するようにしたので、函体の厚さを従来と同等に保持し
たまま熱による誤動作を防止させることができる。基板
収納部は背面板の一部を加工する程度であって、部品点
数が増えてコスト高になることも少ない。
【0041】
【0042】よって、本発明によれば、部品点数が少な
く製作コストが安価で、内部空間を有効に利用した放熱
構造に構成すると共に、誤動作がなく、組立も容易にな
る等種々の特徴を有する火災受信機を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の火災受信機の主要部の構成を示
す分解斜視図である。
【図2】図1の前面図である。
【図3】図1の背面図である。
【図4】本発明実施例の函体の構成を示す分解斜視図で
ある。
【図5】本発明実施例のヒンジ機構の付近を拡大して示
した分解斜視図である。
【図6】本発明実施例の動作説明図である。
【図7】従来の火災報知装置の扉を開いた状態を示す斜
視図である。
【図8】従来の火災報知機用受信機の断面図である。
【符号の説明】
1 火災受信機 2 函体 3 本体 4 前面扉 4a 前面 4b 折曲片 5 枠体 5a 折曲片 6 背面板 10 四角孔 11 基板収納部 11a 通気孔 12,13 装着孔 15 切込部 16 ヒンジ機構 16a 内ヒンジ 16b 外ヒンジ 16c ヒンジ軸 16d 止めネジ 16e 円筒軸受 16f コ字形アーム 16g 板状軸受 17 保持環 18 錠前 20 表示操作ユニット 22 カバー 23 メンブレンシート 24 制御基板 26 LCD基板 60 印字ユニット 73 送受話器 75 電源基板 75a 増設基板 Pa 操作パネル R1 配線室 R2 収容室 d 切込深さ θ 回転角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H05K 5/03 H02B 1/08 D (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/00 G06K 17/00 H02B 1/00 - 7/08 H05K 5/00 - 5/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面側に配線室を形成する背面板を取付
    けて内部に電源基板を含む電子部品を収容した本体と、
    該本体に開閉可能に保持された前面扉とからなる金属板
    で成型した函体を備えた火災受信機において、 前記背面板に基板収納部を設けて配線室側に突出させた
    ことを特徴とする火災受信機。
  2. 【請求項2】 前記電源基板に実装された熱的影響度の
    高い電子部品を基板収納部に臨ませたことを特徴とする
    請求項1記載の火災受信機。
  3. 【請求項3】 前記基板収納部に通気孔を設けたことを
    特徴とする請求項1または2記載の火災受信機。
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