JP3451192B2 - 楽曲再生装置、楽曲再生方法および楽曲記録媒体 - Google Patents
楽曲再生装置、楽曲再生方法および楽曲記録媒体Info
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-
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Description
録された楽曲を再生するのに用いて好適な楽曲再生装
置、楽曲再生方法および楽曲記録媒体に関し、さらに詳
しくは、DVDに記録された楽曲のテンポまたは拍子等
の情報を外部に出力することができる楽曲再生装置、楽
曲再生方法および楽曲記録媒体に関する。
に2枚のレコード(アナログのレコード盤)をそれぞれ
セットし、それぞれのレコードの回転数や回転開始のタ
イミング等を手動で操作しながら、それぞれのレコード
に記録された楽曲の拍子を合わせつつ再生する方法(以
下、「拍子合わせ再生」という)は知られている。この
ような拍子合わせ再生は、例えば、ディスコ等でディス
クジョッキー(DJ)によって行われる。
によって、上述したような拍子合わせ再生が行われてい
る。ところが、CDには、楽曲がデジタル化されて記録
されており、また、CDは再生するとき高速で回転す
る。このため、CDの場合、アナログのレコード盤のよ
うに、レコードの回転数や回転開始のタイミングを手動
で操作するのは困難である。そこで、CDおよびCD再
生装置を用いた拍子合わせ再生は、以下のような方法で
行われる。
述した拍子合わせ再生を実現するために、CDに記録さ
れた楽曲自体の情報から当該楽曲の拍子を認識し、その
拍子に基づいて拍子信号を生成し、当該拍子信号に基づ
いて2枚のCD再生装置を同期させるといった方法を採
用している。さらに詳しく説明すると、CDに記録され
た楽曲が、一定のリズムを有し、そのリズムが強調され
た楽曲、例えばディスコミュージック等の楽曲の場合、
楽曲の再生レベル(音量)が他の部分と比べて大きくな
る部分を当該楽曲の拍子として検出することができ、そ
の拍子に基づいて拍子信号を生成することができる。そ
して、この拍子信号に基づいて2機のCD再生装置を同
期させることにより、上述した拍子合わせ再生を行うこ
とができる。
たように、CDに記録された楽曲の再生レベルに基づい
て当該楽曲の拍子を検出する方法では、複雑な検出回路
が必要となるだけでなく、リズムが強調されていない楽
曲については、拍を検出することが難しいという問題が
ある。
ので、再生する楽曲の拍子またはテンポ等を容易に生成
することができる楽曲再生装置、楽曲再生方法および楽
曲記録媒体を提供することを目的としている。
ために、請求項1の発明による楽曲再生装置は、楽曲を
再生するための楽曲情報、前記楽曲の拍子を表す拍子情
報及び拍子の強さを表す拍子強さ情報とを含む楽曲デー
タを記録した楽曲データ記録領域と、前記楽曲データの
再生を制御するための制御情報を記録した制御情報記録
領域とを有するデータを記録した記録媒体から、当該楽
曲データ及び前記制御情報を読み取る読取手段と、前記
読取手段により読み取られた楽曲データを前記制御情報
に基づいて前記楽曲を再生する再生手段と、前記読取手
段により読み取られた楽曲データに含まれる拍子情報に
基づいて前記楽曲の拍子を表す拍子信号を出力する拍子
信号出力手段と、前記読取手段により読み取られた楽曲
データに含まれる拍子強さ情報に基づいて前記楽曲の拍
子強さを表す拍子強さ信号を出力する拍子強さ信号出力
手段と、を備えている。
再生することができると共に、この楽曲に同期した拍子
信号を出力するができ、されにこれに加えて、この楽曲
の拍子の強さを表す信号を出力することができる。
曲データ中に、楽曲のテンポを表すテンポ情報を含み、
読取手段により読み取られた楽曲データに含まれるテン
ポ情報に基づいて楽曲のテンポを表すテンポ信号を出力
するテンポ出力手段を備えている。
再生することができると共に、この楽曲に同期した拍子
信号を出力することができ、さらにこれに加えて、この
楽曲のテンポを表す信号を出力することができる。
曲を所定の単位時間毎に分割した楽曲情報をそれぞれ含
む複数の楽曲情報片と、前記楽曲の拍子が存在する楽曲
情報片を特定するための拍子情報と拍子の強さを表す拍
子強さ情報とを含む拍子情報片とを備えた楽曲データを
記録した楽曲データ記録領域と、前記楽曲データの再生
を制御するための制御情報を記録した制御情報記録領域
とを有するデータを記録した記録媒体から、当該楽曲デ
ータ及び前記制御情報を読み取る読取手段と、前記読取
手段により読み取られた楽曲データから楽曲情報片を抽
出し、前記制御情報に基づいて前記楽曲を再生する再生
手段と、前記読取手段により読み取られた楽曲データか
ら拍子情報片を抽出し、この拍子情報片に含まれる拍子
情報に基づいて前記楽曲の拍子が存在する楽曲情報片を
特定し、前記楽曲の再生中に、この特定された楽曲情報
片に対応する楽曲部分が再生されたときに、前記拍子情
報に基づいて前記楽曲の拍子を表す拍子信号を出力する
拍子信号出力手段と、前記拍子情報片に含まれる拍子強
さ情報に基づいて前記楽曲の拍子強さを表す拍子強さ信
号を生成し、この拍子強さ信号を前記楽曲の再生中に出
力する拍子強さ信号出力手段と、を備えている。
タ及び前記制御情報を読み取る。再生手段は、読み取ら
れた楽曲データから楽曲情報片を抽出し、制御情報に基
づいて楽曲を再生する。楽曲情報は、楽曲を所定の単位
時間毎に分割したものであり、これら分割された各楽曲
情報は複数の楽曲情報片のそれぞれに記録されている。
従って、楽曲情報片を次々に抽出し、この楽曲情報片に
含まれる楽曲情報を連続的に処理していくことにより、
元の楽曲が再生される。
過する毎に現れる。また、拍子が一定の楽曲の場合に
は、拍子が現れる間隔は一定であるが、変拍子の楽曲の
場合には、拍子が現れる間隔は変化する。従って、拍子
が現れる時点に、ちょうど再生処理が実行される楽曲情
報を含む楽曲情報片を特定すれば、その楽曲情報片に基
づいて拍子を出力することができる。
は、読取手段によって読み取られた楽曲データにから拍
子情報片を抽出し、この拍子情報片に含まれる拍子情報
に基づいて、楽曲の拍子が存在する楽曲情報片を特定す
る。そして、楽曲の再生中に、この特定された楽曲情報
片に対応する楽曲部分が再生された時点に、拍子信号を
出力する。
再生することができると共に、この楽曲に同期した拍子
信号を出力することができる。されにこれに加えて、こ
の楽曲の拍子の強さを表す信号を出力することができ
る。
る拍子信号出力手段は、読取手段により読み取られた楽
曲データから拍子情報片を抽出する抽出手段と、抽出手
段により抽出された拍子情報片に含まれる拍子情報に基
づいて前記楽曲の拍子が存在する楽曲情報片を特定する
特定手段と、特定手段により特定された楽曲情報片の再
生が開始される時刻を決定する決定手段と、楽曲の再生
中に、前記決定手段により決定された時刻となったとき
には、前記楽曲の拍子を表す拍子信号を出力する拍子信
号出力手段とを備えている。
曲情報片の再生が開始される時刻を決定し、この時刻に
よって拍子信号を出力するようにすれば、楽曲の拍子に
同期した拍子信号を容易に生成し、出力することができ
る。
手段は、楽曲データに含まれる複数の楽曲情報片のうち
第1番目に位置する楽曲情報片の再生が開始される時刻
を認識する時刻認識手段と、第1番目に位置する楽曲情
報片の再生が開始されたてから、特定手段により特定さ
れた楽曲情報片の再生が開始されるまでの時間を算出す
る時間算出手段と、時間算出手段により算出された時間
と時刻認識手段により認識された時刻を加算することに
より、特定手段により特定された楽曲情報片の再生が開
始される時刻を決定する時刻決定手段とを備えている。
楽曲情報片のうち第1番目に位置する楽曲情報片の再生
が開始される時刻と、この第1番目に位置する楽曲情報
片の再生が開始されてから、特定手段により特定された
楽曲情報片の再生が開始されるまでの時間を加算する。
これにより、この特定された楽曲情報片の再生が開始さ
れる時刻を簡単に決定することができる。この特定され
た楽曲情報片の再生が開始される時刻とは、即ち、拍子
信号を出力する時刻である。
曲データ中に、楽曲のテンポを表すテンポ情報を含むテ
ンポ情報片を備えており、読取手段により読み取られた
楽曲データからテンポ情報片を抽出し、このテンポ情報
片に含まれるテンポ情報に基づいて前記楽曲のテンポを
表すテンポ信号を出力するテンポ出力手段を備えてい
る。
再生することができると共に、この楽曲に同期した拍子
信号を出力することができ、さらにこれに加えて、この
楽曲のテンポを表す信号を出力することができる。
子信号出力手段により出力される拍子信号を、MIDI
規格に基づくタイミングクロックとしたものである。
て、当該楽曲再生装置と、MIDI規格に基づくシーケ
ンサ(自動演奏装置)等とを同期させることができる。
法によれば、請求項1または2と同様に、楽曲データに
対応した楽曲を再生することができると共に、この楽曲
に同期した拍子信号を出力することができる。さらに、
楽曲の拍子の強さを表す信号を出力し、または、楽曲の
テンポを表す信号を出力することが可能となる。
楽曲を所定の単位時間毎に分割した楽曲情報をそれぞれ
含む複数の楽曲情報片と、前記楽曲の拍子が存在する楽
曲情報片を特定するための拍子情報を含む拍子情報片と
を備えた楽曲データを記録した楽曲データ記録領域と、
前記楽曲データの再生を制御するための制御情報を記録
した制御情報記録領域とを有することを特徴とするデー
タを記録したものである。
ンピュータに読み込ませる。これにより、楽曲情報片に
含まれる楽曲情報はコンピュータによって順次読み取ら
れる。この結果、コンピュータによって楽曲情報に対応
した楽曲が再生される。このような楽曲の再生処理と並
列に、拍子情報片に含まれる拍子情報及び拍子強さ情報
も、コンピュータによって読み取られる。そして、コン
ピュータによって楽曲の拍子が存在する楽曲情報片が特
定される。さらに、楽曲の拍子が存在する楽曲情報片に
含まれる楽曲情報が再生されるとき、これに同期した拍
子信号がコンピュータから出力される。されにこれに加
えて、この楽曲の拍子の強さを表す信号を出力させるこ
とができる。従って、拍子に強弱をつけることができ
る。例えば、4拍子の楽曲の場合に、1拍目を2〜4拍
目よりも強くするといった情報を外部に伝達することが
可能となる。
ータをコンピュータに読み込ませることにより、楽曲デ
ータに対応した楽曲を再生することができると共に、こ
の楽曲に同期した拍子信号を出力させることができる。
拍子情報を、楽曲データ中における楽曲の拍子が存在す
る楽曲情報片の位置を示す数値としたものである。
て楽曲の拍子が存在する楽曲情報片を特定し、楽曲の拍
子が存在する楽曲情報片に含まれる楽曲情報を再生する
とき、これに同期した拍子信号を出力する。このような
処理において、楽曲の拍子が存在する楽曲情報片の位置
を示す数値が、拍子情報として拍子情報片に記録されて
いるので、コンピュータは、この数値を用いて楽曲の拍
子が存在する楽曲情報片を容易に特定することができ
る。従って、拍子信号の出力処理を簡単化することがで
きる。
拍子情報を、楽曲データに含まれる複数の楽曲情報片の
うち第1番目に位置する楽曲情報片の再生が開始されて
から楽曲データ中における楽曲の拍子が存在する楽曲情
報片の再生が開始されるまでにかかる時間を示す数値と
したものである。
れる複数の楽曲情報のうち、第1番目に位置する楽曲情
報片の再生が開始されてから、拍子が存在する楽曲情報
の再生が開始されるまでの時間を拍子情報に基づいて設
定し、この時間に基づいて生成されるタイミングに同期
した拍子信号を出力する。このような処理において、第
1番目に位置する楽曲情報片の再生が開始されてから、
拍子が存在する楽曲情報の再生が開始されるまでの時間
は、拍子情報として拍子情報片に記録されているので、
コンピュータはこれを読み取るだけで、当該時間を容易
に設定することができる。従って、拍子信号の出力処理
を簡単化することができる。
いて、楽曲データは、楽曲のテンポを表すテンポ情報を
含んでいる。
曲データをコンピュータに読み込ませることにより、楽
曲データに対応した楽曲を再生することができると共
に、この楽曲に同期した拍子信号を出力させることがで
き、さらにこれに加えて、この楽曲のテンポを表す信号
を出力させることができる。従って、楽曲のテンポを外
部に伝達することができる。
図面に従って説明する。
VDを例に挙げ、本発明による楽曲記録媒体に記録され
た楽曲データの構造について、図1および図2を参照し
つつ説明する。
ォーマット (1.1)物理フォーマット 始めに、オーディオDVD上におけるオーディオ情報
(音楽及び音声情報をも含む。以下、同じ)の物理フォ
ーマット(物理的記録フォーマット)について、図1を
用いて説明する。
ディオDVD200は、その最内周部にリードインエリ
アLIを有すると共にその最外周部にリードアウトエリ
アLOを有し、その間は、ボリュームスペースとなって
いる。この中に、必ずオーディオゾーンが記録される。
このオーディオゾーンに、音声情報が、夫々にID(識
別)番号を有する複数のATS(Audio Title Set)2
03(ATS#1〜ATS#n)に分割されて記録され
ている。
当該ディスク内に記録されるファイルのフォーマットを
管理する情報を有するUDF(Universal Disk Forma
t)201が記録され、それに続いてAMG(Audio Man
ager)202が記録される。このAMG202として記
録される情報は、例えば、ユーザに対して項目選択を促
すためのメニューや、違法コピー防止のための情報、又
は夫々のタイトルにアクセスするためのアクセステーブ
ル等、当該オーディオDVD200に記録されている音
声情報の全体に係わる管理情報である。
e Set Information)211を先頭として、夫々にID
番号を有する複数のAOB(Audio Object)210から
構成される。
れている部分をAOBセット(AOBS)という。この
AOBセットは音声情報の実体部分である。
211には、複数のセル(セルについては後述する。)
を組みあわせた論理的区分であるプログラムチェインに
関する種々の情報である再生制御情報としてのAPGC
I(Audio Program Chain Information)等の情報が記
録される。また、各AOB210には音声情報の実体部
分が記録される。各AOB210は、夫々にID番号を
有する複数のセル220により構成されている。
のオーディオパック230または、オーディオパックと
リアルタイム情報パック(Real Time Information Pac
k:以下、これを「RTIパック」という)231によ
り構成される。オーディオパック230は、オーディオ
DVDに記録されるべき音声情報を所定の大きさ毎にパ
ック化したものであり、例えばリニアPCMなどにより
デジタル化されたオーディオ情報が含まれる。
スト、歌詞情報などのテキスト情報、BPM(Beat Per
Minutes)、拍情報、等が含まれる。
うに、複数のオーディオフレーム55により構成されて
いる。各オーディオフレーム55には楽曲データを最小
の時間単位毎に分割した音声情報が記録されている。具
体的に説明すると、各オーディオフレーム55には、楽
曲を1/600秒単位で細分化した音声情報が記録され
ている。即ち、オーディオフレーム55は、再生時間が
1/600秒分の音声情報である。
ポ情報53および拍子情報54が記録されている。テン
ポ情報53は、再生される楽曲のテンポを表す情報であ
る。さらに具体的に説明すると、テンポ情報53は、再
生される楽曲の1分当たりの拍子数(BPM: Beat Per Mi
nute)を表す数値である。
1と、拍子強さ情報62とから構成されている。位置指
定情報61は、当該楽曲の拍子が存在する位置を指定す
るための情報である。具体的には、楽曲の拍子が存在す
る部位に対応するオーディオフレーム55の番地が位置
指定情報61として記録されている。
に、各オーディオフレーム55には、楽曲を1/600
秒単位で細分化した音声情報が記録されている。従っ
て、楽曲の再生は、1/600秒毎にオーディオフレー
ム55に記録された音声情報を順次読み込むことによっ
て行われる。それ故に、例えば再生する楽曲が一定の拍
子を有する場合には、オーディオパック230内に配列
された複数のオーディオフレーム55のうち、当該楽曲
の拍子が存在する部位に対応するオーディオフレーム5
5がいくつか存在する。
ディオパック230中に順次連続的に配列されているた
め、各オーディオフレーム55の番地を指定することに
より、任意の一のオーディオフレーム55を特定するこ
とができる。従って、楽曲の拍子が存在する部位に対応
するオーディオフレーム55の番地を位置指定情報61
として記録しておくことにより、楽曲を再生するとき
に、この位置指定情報61を参照して拍子が存在する部
位に対応するオーディオフレーム55を認識することが
できる。
オーディオフレーム55の番地ではなく、拍子が存在す
るディスク上の絶対アドレスであってもよいし、RTI
パックからの拍子が存在する位置までの相対アドレスで
あってもよい。
指定するオーディオフレーム55に対応する拍子の強さ
を表す情報である。例えば、拍子強さ情報62は1バイ
トの数値であり、拍子の強さを256段階に特定するも
のである。
ンポ、拍子数等をテキスト情報としてRTIパック内に
記録してもよい。
造の記録フォーマットにおいて、夫々の区分は、オーデ
ィオDVD200内に記録させる記録情報の製作者(以
下、単に製作者という。)がその意図に応じて自在に区
分設定をして記録できるものである。これらの区分毎に
後述の論理構造に基づいて再生することにより、変化に
富んだ種々の再生が可能となる。
れた情報を組みあわせた論理的フォーマット(論理構
造)について図3を用いて説明する。
実際にオーディオDVD200上に情報が記録されてい
るのではない。オーディオDVD上にはあくまで図1お
よび図2に示す物理フォーマットで音声情報が記録され
ている。なお、図3に示す論理構造に関する情報は、前
述したAMG202、ATSI211に記録されてい
る。
ていくと、上記図1において説明した物理構造のうち、
一のセルまたは複数のセル220を選択して組みあわせ
ることにより、インデックス259を構成する。インデ
ックスは、曲番としても使うことができ、ユーザによっ
て、アクセス可能な最小の単位である。
一のトラック260が論理上構成される。このトラック
260は一つの曲に相当する情報単位である。ユーザは
任意のトラック(曲)を選択し、ダイレクトにアクセス
することができる。
は、当該セル220を物理フォーマットにおいて取り扱
う際にはセルID番号として取り扱い(図3中、セルI
D#と示す。)、図2に示す論理フォーマットにおいて
取り扱う際には後述のAPGCI中の記述順にセル番号
として取り扱う。
む情報単位であり、ある共通の属性などを有するセルの
集合である。すなわちトラック内の全てのセルの属性
は、すべて同一である。また、トラックに含まれるすべ
てのセルは、同一のオブジェクト内に、隣接して記録さ
れる。
せて一のタイトル261が論理上構成される。但し、ユ
ーザから、このタイトル自体が、アクセスの単位として
認識されることはない。従って、タイトル番号を指定し
て任意のタイトルにアクセスすることはできない。
構成する各トラック260の属性を最大8パターンの中
で独立に定義することができる。すなわち各トラック
(曲)毎に、チャンネル数、量子化方法、サンプリング
周波数など音声情報としての属性を変更してもよい。
PGCIが定義され、当該APGCIには、各トラック
の属性、夫々のトラック260を再生する際の各トラッ
ク260毎のセル220の再生順序、夫々のセル220
のオーディオDVD200上の記録位置であるアドレ
ス、一のトラック260における再生すべき先頭セル2
20の番号、各トラック260の再生方式及び各種コマ
ンドが含まれている。
の他に、実体的な音声情報がトラック(曲)260の組
みあわせとして(換言すれば、セル220の組みあわせ
として)含まれることとなる。
タイトルグループ262が論理上構成される。また、タ
イトルグループ262は、ユーザがアクセスできる最大
の単位で、1ボリューム中、最大9個まで定義すること
ができる。このタイトルグループ262は、ある一定の
関連性に基づいて集合された1又は複数のタイトル26
1により構成され、タイトルグループ内の全てのタイト
ルは、連続的に再生される。例えば、ある歌手、作曲家
の曲集などを一つのタイトルグループとして集合させる
ことができる。
り、一のボリューム263が論理上構成される。このボ
リューム263は一枚のアルバム(DVD)に相当する
情報単位である。
音声情報は、オーディオDVD上では図1に示すいずれ
か一のATS203内に記録されていることになる。
て、物理構造において区分された情報を製作者が指定す
ることにより、視聴者が聞く音楽が形成される。
を例に挙げ、本発明による楽曲再生装置について説明す
る。
再生するためのオーディオDVD再生装置の実施の形態
を、図4を用いて説明する。
装置1は、ピックアップ80と、復調訂正部81と、ス
トリームスイッチ82及び84と、トラックバッファ8
3と、システムバッファ85と、デマルチプレクサ86
と、オーディオバッファ92と、オーディオデコーダ9
3と、オーディオデコーダバッファ94と、RTIバッ
ファ95と、RTIデコーダ96と、RTIデコーダバ
ッファ97と、入力部98と、ディスプレイ99と、シ
ステムコントローラ100と、ドライブコントローラ1
01と、スピンドルモータ102と、スライダモータ1
03と、により構成されている。なお、図4に示す構成
は、オーディオDVD再生装置の構成のうち、音声の再
生に関する部分のみを記載したものであり、ピックアッ
プ80及びスピンドルモータ102並びにスライダモー
タ103等をサーボ制御するためのサーボ回路等は従来
技術と同様であるので、図示及び細部説明を省略する。
イオード、ビームスプリッタ、対物レンズ、光検出器等
を含み、オーディオDVD200に対して再生光として
の光ビームBを照射すると共に、当該光ビームBのオー
ディオDVD200からの反射光を受光し、オーディオ
DVD200上に形成されている情報ピットに対応する
検出信号Spを出力する。このとき、光ビームBがオー
ディオDVD200上の情報トラックに対して正確に照
射されると共に、オーディオDVD1上の情報記録面で
正確に焦点を結ぶように、図示しない対物レンズに対し
て従来技術と同様の方法によりトラッキングサーボ制御
及びフォーカスサーボ制御が施されている。
Spは、復調訂正部81に入力され、復調処理及び誤り
訂正処理が行われて復調信号Sdmが生成され、ストリー
ムスイッチ82及びシステムバッファ85に出力され
る。
ッチ82は、ドライブコントローラ101からのスイッ
チ信号Ssw1によりその開閉が制御され、閉のときに
は、入力された復調信号Sdmをそのままスルーしてトラ
ックバッファ83に出力する。一方、ストリームスイッ
チ82が開のときには、復調信号Sdmは出力されず、不
要な情報(信号)がトラックバッファ83に入力される
ことがない。
ァ83は、FIFO(First In First Out)メモリ等に
より構成され、入力された復調信号Sdmを一時的に記憶
すると共に、ストリームスイッチ84が閉とされている
ときには、記憶した復調信号Sdmを連続的に出力する。
クサ86における分離処理において、後段の各種バッフ
ァがオーバーフローしたり、逆に空になってデコード処
理が中断することがないように、システムコントローラ
100からのスイッチ信号Ssw2により開閉が制御され
る。
調信号Sdmが入力されるシステムバッファ85は、オー
ディオDVD200をローディングしたときに最初に検
出され、オーディオDVD200に記録されている情報
全体に関する管理情報(AMG202等)又はATS2
03毎のATSI211を蓄積して制御情報Scとして
システムコントローラ100に出力すると共に、システ
ムコントローラ100に制御情報Scを出力する。
Sdmが連続的に入力されたデマルチプレクサ86におい
ては、当該復調信号Sdmから各パック毎にオーディオ情
報を抽出し、オーディオ信号Sadとしてオーディオバッ
ファ92に出力する。
オバッファ92は、FIFOメモリ等により構成され、
入力されたオーディオ信号Sadを一時的に蓄積し、オー
ディオデコーダ93に出力する。オーディオ信号Sad
は、オーディオデコーダ93に入力され、システムコン
トローラ100から出力される制御信号Shcに基づい
て、リニアPCM方式における再生処理等が施されて復
調オーディオ信号Saddとして図示しないスピーカ等に
出力される。
タイム情報、テンポ情報および拍子情報は、デマルチプ
レクサからRTIバッファ95に出力される。RTIバ
ッハァ95に一時的に蓄積されたデータは、システムコ
ントローラ100から出力される制御信号Shcに基づい
て、RTIデコーダ96へと出力され、さらに、RTI
デコーダ96からシステムコントローラ100に出力さ
れ、後述する拍子信号の出力や、ディスプレイ99への
テキスト情報の表示などに用いられる。
いて一時的に音声を中断する(ポーズする)必要がある
ことが検出された場合には、システムコントローラ10
0からポーズ信号Scaがオーディオデコーダ93に出力
され、当該オーディオデコーダ93は一時的に復調オー
ディオ信号Saddの出力を停止する。
動作について説明する。図5にオーディオデコーダ93
の構成を示す。図示のように、オーディオデコーダ93
は、デジタルフィルタなどを含む信号処理部120と、
D/Aコンバータ121と、アンプなどを含むアナログ
出力回路122と、ディジタル出力回路123と、RA
M124aを含むシステムマイコン124と、クロック
回路125と、を備える。
トローラ100との間で制御信号Scaを交換し、クロッ
ク回路125、信号処理部120、D/Aコンバータ1
21、アナログ出力回路122の動作制御を行う。シス
テムマイコン124は、内部にRAM124aを有す
る。RAM124aは、システムコントローラ100か
ら制御信号Scaとして供給されるオーディオ属性情報を
一時的に記憶し、信号処理部120、D/Aコンバータ
121、クロック回路125などへ制御信号を供給す
る。
からのクロック信号fsを使用し、システムマイコン1
24から得た符号化方式(リニアPCM又はドルビーA
C3など)、サンプリング周波数、量子化ビット数など
の情報に従って、オーディオバッファ92から供給され
るオーディオ信号の復号化、帯域制限などの処理を行
い、更に、エンファシスの有無の情報に従ってディエン
ファシス処理を行い、D/Aコンバータ121へ出力す
る。D/Aコンバータ121は、システムマイコン12
4から得たチャンネル情報に従って、入力された信号を
チャンネル毎に分割し、さらに各チャンネル毎のアナロ
グ信号としてアナログ出力回路122へ出力する。アナ
ログ出力回路122は、各チャンネルの信号毎に適正な
増幅処理を施し、アナログオーディオ信号として図示し
ないスピーカなどへ出力する。
力回路123を介してディジタルオーディオ信号Sadd
を外部へ出力する。
る。次に再生すべきタイトルグループが指定されると、
再生装置は、AMG202内のナビゲーション情報を参
照し、指定されたタイトルグループに含まれるトラック
の再生制御情報をATS中のATSIから取得する。取
得された再生制御情報にはタイトルに含まれるトラック
のアドレス情報やオーディオ属性情報が含まれており、
これらに従ってオーディオデコーダ93内の動作制御を
行う。
情報に基づくアドレス情報(スタートアドレス)に基づ
いて、ドライブコントローラ101へ制御信号Scslを
送り、ピックアップ80を上記スタートアドレスへ移動
させる。この処理は、ユーザーによる当該トラックの再
生指示後直ちに開始する。即ち、上記のオーディオデコ
ーダ93内の制御と時間的に並行して行う。
ピックアップ80を移動させた後、システムコントロー
ラ100は、ピックアップ80を一時的に待機状態と
し、オーディオデコーダ93内のオーディオ属性の設定
が完了する程度の待機時間の経過後に再生を開始する。
以上のようにして、曲の再生が行われる。
100のメモリ100aには、後述する拍子信号を生成
するための拍子信号出力プログラムが記憶されている。
そして、システムコントローラ100は、この拍子信号
出力プログラムを実行し、拍子情報54等に基づいて拍
子信号を生成する。さらにまた、システムコントローラ
100は、外部から入力される拍子信号を受け取り、こ
の拍子信号に基づいて、楽曲データの再生速度(楽曲の
テンポ)を調整する機能をも有している。
コントローラ83により生成された拍子信号を外部に出
力するものである。また、拍子信号入力部87は、外部
から出力される拍子信号をシステムコントローラ83に
入力するものである。
いて図6のフローチャートに沿って説明する。
0の再生が開始されると、この再生処理と並列して、シ
ステムコントローラ100により図6に示す拍子信号出
力プログラムが実行される。
は、RTIデコーダ96の出力が存在するか否かを調べ
る。即ち、RTIデコーダ96からシステムコントロー
ラ100にRTIデータが入力されているか否かを判定
する。システムコントローラ100にRTIデータが入
力されている場合には「YES」と判定し、RTIデー
タの内容をシステムコントローラ100のメモリ100
aに記憶してステップ5に移行する。なお、システムコ
ントローラ100にRTIデータが入力されていない場
合には、ステップ2を繰り返してRTIデータが入力さ
れるのを待つ。
時刻をシステムコントローラ100のメモリ100aに
記憶すると共に、RTIデータを取得した時刻をシステ
ムコントローラ100に設けられた時間カウンタに入力
し、この時間カウンタにより時間の計数を開始する。こ
こで、時間カウンタにより時間の計数を開始する時点
と、RTIデータを含んでいるRTIパックの次に(図
2によれば、右隣)配置されたオーディオパック42の
うち、第1番目に配置されたオーディオフレーム55の
再生が開始される時点とは実質的に同じである。
システムコントローラ100のメモリ100aに記憶さ
れたRTIデータに含まれる拍子情報54を取得する。
即ち、図2に示すように、RTIデータには1個または
複数の拍子情報54が記録されている。ステップ6で
は、これらRTIデータ中に記録された拍子情報54の
うち、第1番目の拍子情報54をシステムコントローラ
100のメモリ100aから読み出す。
に含まれる位置指定情報61に基づいて、楽曲の拍子が
存在するオーディオフレーム55が再生される時刻を算
出する。即ち、上述したように、拍子情報54には、楽
曲の拍子が存在する部位に対応するオーディオフレーム
55の番地が位置指定情報61として記録されている。
これにより、位置指定情報61に基づいて、RTIパッ
ク231の次に配置されたオーディオパック230のう
ち第1番目に配置されたオーディオフレーム55と、楽
曲の拍子が存在する部位に対応するオーディオフレーム
55との位置関係、即ち、両者の距離を特定する。ここ
で、オーディオパック230内に配列されたオーディオ
フレーム55は再生順序が変更されたり、入れ替えられ
たりすることはなく、常に、オーディオパック42のう
ち、第1番目(図2の最も左側)に配置されたオーディ
オフレーム55から順に再生される。また、上述したよ
うに、1個のオーディオフレーム55の再生時間が1/
600秒であることが予めわかっている。従って、これ
らに基づいて、RTIパック231の次に配置されたオ
ーディオパック42のうち第1番目に配置されたオーデ
ィオフレーム55の再生が開始される時点から、楽曲の
拍子が存在する部位に対応するオーディオフレーム55
の再生が開始される時点までにかかる時間を算出する。
さらに、この時間を、RTIデータを取得した時刻に加
算することにより、楽曲の拍子が存在する部位に対応す
るオーディオフレーム55の再生が開始される時刻(以
下、これを「拍子時刻」という)を算出する。
00のメモリ100aから読み出した拍子情報54に含
まれる拍子強さ情報62に基づいて、拍子強さ信号を生
成する。
00のメモリ100aに記録したRTIデータに含まれ
るテンポ情報53を読み出し、このテンポ情報53に基
づいてテンポ信号を生成し、このテンポ信号を拍子信号
出力部86を介して外部に出力する。ここで、テンポ信
号は、楽曲のテンポを表す例えば2バイトのデジタル信
号等である。
100の時間カウンタの値がステップ7で算出した拍子
時刻以上になったか否かを判定する。そして、時間カウ
ンタの値が拍子時刻以上になったときは、ステップ11
に移行し、拍子信号および拍子強さ信号を拍子信号出力
部86に向けて出力する。即ち、時間カウンタの値が拍
子時刻以上になった時点は、楽曲の拍子が存在する部位
に対応するオーディオフレーム55に記録された音声情
報が、オーディオデコーダ93によりデコード処理さ
れ、この音声情報の再生が開始される時点と実質的に同
一である。従って、時間カウンタの値が拍子時刻以上に
なった時点で、ステップ11に移行し、拍子信号および
拍子強さ信号を拍子信号出力部86を介して外部に向け
て出力することにより、楽曲の拍子に合わせて、拍子信
号および拍子強さ信号を出力することができる。
する時点になるとレベルが変化するパルス信号、MID
I規格に基づくタイミングクロック、またはMIDI規
格に基づくMIDIタイムコードである。また、拍子強
さ信号は拍子の強さを表す1バイトのデジタル信号等で
ある。
で、システムコントローラ100のメモリ100aに記
憶されたRTIデータに配列された各拍子情報54の中
から、現在設定されている拍子時刻を算出するときに基
礎となった位置指定情報61を含む拍子情報54の次に
配置されている拍子情報54を読み出す。即ち、現在、
RTIデータ中の第1番目の拍子情報54に基づいて拍
子時刻を設定していた場合には、RTIデータ中の第2
番目の拍子情報54に基づいて拍子時刻を設定する。
子情報54に含まれる位置指定情報61に基づいて拍子
時刻を算出し、ステップ3に移行する。
ーラ100の時間カウンタの値がステップ7で算出した
拍子時刻以上でないときには、楽曲の拍子が存在する部
位に対応するオーディオフレーム55は、まだ再生され
ていないため、ステップ11〜ステップ13の処理を実
行せずにステップ3に移行する。
ローラ100に入力されたRTIデータを調べ、ステッ
プ4では、RTIデコーダ96からシステムコントロー
ラ100に新たなRTIデータが入力されているか否か
を判定する。システムコントローラ100に新たなRT
Iデータが入力されている場合には「YES」と判定
し、RTIデータの内容をシステムコントローラ100
のメモリ100aに記憶してステップ5に移行する。そ
して、システムコントローラ100に新たに入力された
RTIデータに基づいてステップ5〜ステップ13の処
理を実行する。一方、システムコントローラ100に新
たなRTIデータが入力されていない場合には、ステッ
プ10に移行し、ステップ10で時間カウンタの値が拍
子時刻以上になるか、または、ステップ4でRTIデー
タが更新されるまで、ステップ10,3,4を繰り返
す。
VD再生装置1によれば、楽曲の再生処理と、上述した
拍子信号出力プログラムによる拍子信号出力処理とを並
列的に、即ち実質的に同時に実行することにより、再生
している楽曲の拍子と同一のタイミングで、拍子信号お
よび拍子強さ信号を拍子信号出力部86を介して外部に
出力することができる。
D再生装置1A、1B、ミキサー2およびスピーカ3
を、図7に示すように接続し、DVD再生装置1Aから
DVD再生装置1Bに向けて拍子信号等を出力すること
により、DVD再生装置1Aにより再生される楽曲の拍
子とDVD再生装置1Bにより再生される楽曲の拍子を
合わせることができる。これにより、ディスコ等でディ
スクジョッキー(DJ)によって行われる拍子合わせ再生
を容易に実現することができる。
MIDI規格に基づくタイミングクロックを出力するD
VD再生装置1Cと、MIDI規格に基づくタイミング
クロックに同期して動作する音源内蔵型MIDIシーケ
ンサ4とを接続すれば、DVD再生装置1Cから出力さ
れるタイミングクロックに基づいて、MIDIシーケン
サまたはMIDIシーケンサ内蔵型の音源等を同期演奏
させることができる。
IDIシーケンサ5等から出力されるタイミングクロッ
ク等に同期させて、DVD再生装置1Dによる楽曲の再
生を行うことも可能である。
再生装置1EからDVD再生装置1Fに向けてテンポ信
号を出力することにより、DVD再生装置1Fに、DV
D再生装置1Eが再生している楽曲のテンポを容易に伝
達することができる。これにより、DVD再生装置10
0EとDVD再生装置100Fとの同期再生を容易に行
うことができる。
に、楽曲の拍子が存在する部位に対応するオーディオフ
レーム55の番地を位置指定情報61として記録するも
のとして述べたが、本発明はこれに限るものではない。
例えば、RTIパック231の次に配置されたオーディ
オパック230のうち第1番目に配置されたオーディオ
フレーム55の再生が開始される時点から楽曲の拍子が
存在する部位に対応するオーディオフレーム55の再生
が開始されるまでにかかる時間を予め算出しておき、当
該時間を位置指定情報61として拍子情報54に記録す
る構成としてもよい。
グラムのステップ7またはステップ13で、拍子情報5
4の位置指定情報61を読み出すことによって、RTI
パック231の次に配置されたオーディオパック42の
うち第1番目に配置されたオーディオフレーム55の再
生が開始される時点から楽曲の拍子が存在する部位に対
応するオーディオフレーム55の再生が開始されるまで
にかかる時間を認識し、RTIデータを取得した時刻に
当該時間を加算することにより、楽曲の拍子が存在する
オーディオフレーム55が再生される時刻を算出する。
0に記録されたオーディオフレーム(楽曲情報片)およ
びRTIパック(拍子情報片)等のデータ構造は、これ
に限るものではない。即ち、互いに隣接した状態で連続
的に配列された固定長の楽曲情報片と、前記楽曲情報片
の配列中に挿入されている拍子情報片とを含んでおり、
前記楽曲情報片は、楽曲を所定の単位時間毎に分割した
楽曲情報を含み、前記拍子情報片は、前記各楽曲情報片
のうち、前記楽曲を再生したときに当該楽曲の拍子が存
在する楽曲情報を含んだ楽曲情報片の位置を、当該拍子
情報片が挿入されている位置を基準とした相対アドレス
によって指し示す拍子情報を含む───といった構成を
満たすものであれば、他のデータ構造を採用することが
可能である。ここで、相対アドレスとは、例えば、前記
拍子情報片が挿入されている位置を基準として前記楽曲
の拍子が存在する楽曲情報片の位置を示す数値、また
は、前記拍子情報片に含まれる拍子情報が読み出される
時点から前記楽曲の拍子が存在する楽曲情報片の再生が
開始されるまでにかかる時間を示す数値である。
よる楽曲再生装置によれば、楽曲を再生しながら、楽曲
に同期した拍子信号を出力することができる。従って、
ディスコ等でディスクジョッキーによって行われる、い
わゆる拍子合わせ再生や、MIDIシーケンサ等との同
期演奏を容易に実現することができる。さらに拍子の強
弱に関する情報を容易に外部に伝達することが可能とな
る。
楽曲データに含まれるテンポ情報に基づいて楽曲のテン
ポを表すテンポ信号を出力することとしたから、楽曲の
テンポ情報を容易に外部に伝達することができる。
楽曲データに対応した楽曲を再生することができると共
に、この楽曲に同期した拍子信号を出力することができ
る。従って、ディスコ等でディスクジョッキーによって
行われる、いわゆる拍子合わせ再生や、MIDIシーケ
ンサ等との同期演奏を容易に実現することができる。さ
らに、拍子の強弱に関する情報を容易に外部に伝達する
ことができる。
特定手段により特定された楽曲情報片の再生が開始され
る時刻を決定し、この時刻によって拍子信号を出力する
こととしたから、楽曲の拍子に同期した拍子信号を容易
に生成し、出力することができる。
楽曲データに含まれる複数の楽曲情報片のうち第1番目
に位置する楽曲情報片の再生が開始される時刻と、この
第1番目に位置する楽曲情報片の再生が開始されてか
ら、特定手段により特定された楽曲情報片の再生が開始
されるまでの時間を加算することによって、拍子が存在
する楽曲情報片の再生が開始される時刻を簡単に決定す
ることができ、拍子信号を出力する時刻を容易に決定す
ることができる。
楽曲データからテンポ情報片を抽出し、このテンポ情報
片に含まれるテンポ情報に基づいて楽曲のテンポを表す
テンポ信号を出力する構成としたから、楽曲のテンポ情
報を容易に外部に伝達することができる。
拍子信号を、MIDI規格に基づくタイミングクロック
としたから、MIDI規格に基づくシーケンサ(自動演
奏装置)等との同期演奏を容易に実現することができ
る。
よっても、請求項1または2と同様に、楽曲データに対
応した楽曲を再生することができると共に、この楽曲に
同期した拍子信号を出力することができる。従って、デ
ィスコ等でディスクジョッキーによって行われる、いわ
ゆる拍子合わせ再生や、MIDIシーケンサ等との同期
演奏を容易に実現することができる。さらに、拍子の強
弱に関する情報、または、楽曲のテンポ情報を容易に外
部に伝達することができる。
ば、楽曲データに対応した楽曲を再生することができる
と共に、この楽曲に同期した拍子信号を出力させること
ができる。従って、ディスコ等でディスクジョッキーに
よって行われる、いわゆる拍子合わせ再生や、MIDI
シーケンサ等との同期演奏を容易に実現することができ
る。さらに拍子に強弱に関する情報、例えば、4拍子の
楽曲の場合に、1拍目を2〜4拍目よりも強くするとい
った情報を外部に伝達させることが可能となる。
ば、拍子情報を、楽曲データ中における楽曲の拍子が存
在する楽曲情報片の位置を示す数値としたから、コンピ
ュータは、この数値を用いて楽曲の拍子が存在する楽曲
情報片を正確にかつ容易に特定することができる。従っ
て、拍子信号の出力処理を簡単化することができる。
ば、拍子情報を、楽曲データに含まれる複数の楽曲情報
片のうち第1番目に位置する楽曲情報片の再生が開始さ
れてから楽曲の拍子が存在する楽曲情報片の再生が開始
されるまでにかかる時間を示す数値としたから、コンピ
ュータは、この拍子情報を読み取るだけで、当該時間を
正確にかつ容易に設定することができる。従って、拍子
信号の出力処理を簡単化することができる。
れば、楽曲データ中に、楽曲のテンポを表すテンポ情報
を含むテンポ情報片をさらに備えたから、楽曲のテンポ
を表す信号を容易に出力させることができ、楽曲のテン
ポを外部に伝達させることができる。
フォーマットを示す説明図である。
RTIパックおよびオーディオパックの物理的記録フォ
ーマットを示す説明図である。
データの論理的フォーマットを示す説明図である。
生装置の構成を示すブロック図である。
置に設けられたオーディオデコーダの構成を示すブロッ
ク図である。
ラムによる処理を示すフローチャートである。
1の使用例を示す説明図である。
2の使用例を示す説明図である。
3の使用例を示す説明図である。
第4の使用例を示す説明図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 楽曲を再生するための楽曲情報、前記楽
曲の拍子を表す拍子情報及び拍子の強さを表す拍子強さ
情報とを含む楽曲データを記録した楽曲データ記録領域
と、前記楽曲データの再生を制御するための制御情報を
記録した制御情報記録領域とを有するデータを記録した
記録媒体から、 当該楽曲データ及び前記制御情報を読み取る読取手段
と、 前記読取手段により読み取られた楽曲データを前記制御
情報に基づいて前記楽曲を再生する再生手段と、 前記読取手段により読み取られた楽曲データに含まれる
拍子情報に基づいて前記楽曲の拍子を表す拍子信号を出
力する拍子信号出力手段と、 前記読取手段により読み取られた楽曲データに含まれる
拍子強さ情報に基づいて前記楽曲の拍子強さを表す拍子
強さ信号を出力する拍子強さ信号出力手段と、 を備えて
なる楽曲再生装置。 - 【請求項2】 前記楽曲データは、前記楽曲のテンポを
表すテンポ情報を含むものであり、 前記読取手段により読み取られた楽曲データに含まれる
テンポ情報に基づいて前記楽曲のテンポを表すテンポ信
号を出力するテンポ出力手段を備えてなる請求項1に記
載の楽曲再生装置。 - 【請求項3】 楽曲を所定の単位時間毎に分割した楽曲
情報をそれぞれ含む複数の楽曲情報片と、前記楽曲の拍
子が存在する楽曲情報片を特定するための拍子情報と拍
子の強さを表す拍子強さ情報とを含む拍子情報片とを備
えた楽曲データを記録した楽曲データ記録領域と、前記
楽曲データの再生を制御するための制御情報を記録した
制御情報記録領域とを有するデータを記録した記録媒体
から、当該楽曲データ及び前記制御情報を読み取る読取
手段と、 前記読取手段により読み取られた楽曲データから楽曲情
報片を抽出し、前記制御情報に基づいて前記楽曲を再生
する再生手段と、 前記読取手段により読み取られた楽曲データから拍子情
報片を抽出し、この拍子情報片に含まれる拍子情報に基
づいて前記楽曲の拍子が存在する楽曲情報片を特定し、
前記楽曲の再生中に、この特定された楽曲情報片に対応
する楽曲部分が再生されたときに、前記拍子情報に基づ
いて前記楽曲の拍子を表す拍子信号を出力する拍子信号
出力手段と、 前記拍子情報片に含まれる拍子強さ情報に基づいて前記
楽曲の拍子強さを表す拍子強さ信号を生成し、この拍子
強さ信号を前記楽曲の再生中に出力する拍子強さ信号出
力手段と、 を備えてなる楽曲再生装置。 - 【請求項4】 前記拍子信号出力手段は、 前記読取手段により読み取られた楽曲データから拍子情
報片を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された拍子情報片に含まれる拍
子情報に基づいて前記楽曲の拍子が存在する楽曲情報片
を特定する特定手段と、 前記特定手段により特定された楽曲情報片の再生が開始
される時刻を決定する決定手段と、 前記楽曲の再生中に、前記決定手段により決定された時
刻となったときに、前記拍子信号を出力することを備え
てなる請求項3に記載の楽曲再生装置。 - 【請求項5】 前記決定手段は、前記楽曲データに含ま
れる複数の楽曲情報片のうち第1番目に位置する楽曲情
報片の再生が開始される時刻を認識する時刻認識手段
と、 前記第1番目に位置する楽曲情報片の再生が開始された
てから、前記特定手段により特定された楽曲情報片の再
生が開始されるまでの時間を算出する時間算出手段と、 前記時間算出手段により算出された時間と前記時刻認識
手段により認識された時刻を加算することにより、前記
特定手段により特定された楽曲情報片の再生が開始され
る時刻を決定する時刻決定手段とを備えてなる請求項4
に記載の楽曲再生装置。 - 【請求項6】 前記楽曲データは、前記楽曲のテンポを
表すテンポ情報を含むテンポ情報片を備え、 前記読取手段により読み取られた楽曲データからテンポ
情報片を抽出し、このテンポ情報片に含まれるテンポ情
報に基づいて前記楽曲のテンポを表すテンポ信号を出力
するテンポ出力手段を備えてなる請求項3ないし5のい
ずれかに記載の楽曲再生装置。 - 【請求項7】 前記拍子信号出力手段により出力される
拍子信号はMIDI規格に基づくタイミングクロックで
ある請求項3ないし6のいずれかに記載の楽曲再生装
置。 - 【請求項8】 楽曲を再生するための楽曲情報、前記楽
曲の拍子を表す拍子情報及び拍子の強さを表す拍子強さ
情報とを含む楽曲データを記録した楽曲データ記録領域
と、前記楽曲データの再生を制御するための制御情報を
記録した制御情報記録領域とを有するデータを記録した
記録媒体から、当該楽曲データ及び前記制御情報を読み
取る読取工程と、 前記読取工程により読み取られた楽曲データを前記制御
情報に基づいて前記楽曲を再生する再生工程と、 前記再生工程と並列的に実行され、前記読取工程により
読み取られた楽曲データに含まれる拍子情報に基づいて
前記楽曲の拍子を表す拍子信号を出力する拍子信号出力
工程と、前記読取工程により読み取られた楽曲データに含まれる
拍子強さ情報に基づいて前記楽曲の拍子強さを表す拍子
強さ信号を出力する拍子強さ信号出力工程と、 を備えて
なる楽曲再生方法。 - 【請求項9】 前記楽曲データは、前記楽曲のテンポを
表すテンポ情報を含むものであり、 前記読取工程により読み取られた楽曲データに含まれる
テンポ情報に基づいて前記楽曲のテンポを表すテンポ信
号を出力するテンポ出力工程を備えてなる請求項8に記
載の楽曲再生方法。 - 【請求項10】 楽曲を所定の単位時間毎に分割した楽
曲情報をそれぞれ含む複数の楽曲情報片と、前記楽曲の
拍子が存在する楽曲情報片を特定するための拍子情報及
び拍子の強さを表す拍子強さ情報を含む拍子情報片とを
備えた楽曲データを記録した楽曲データ記録領域と、前
記楽曲データの再生を制御するための制御情報を記録し
た制御情報記録領域とを有することを特徴とするデータ
を記録したコンピュータ読み取り可能な楽曲記録媒体。 - 【請求項11】 前記拍子情報は、前記楽曲データ中に
おける前記楽曲の拍子が存在する楽曲情報片の位置を示
す数値である請求項10に記載の楽曲記録媒体。 - 【請求項12】 前記拍子情報は、前記楽曲データに含
まれる複数の楽曲情報片のうち第1番目に位置する楽曲
情報片の再生が開始されてから前記楽曲データ中におけ
る前記楽曲の拍子が存在する楽曲情報片の再生が開始さ
れるまでにかかる時間を示す数値である請求項11に記
載の楽曲記録媒体。 - 【請求項13】 前記楽曲データは、前記楽曲のテンポ
を表すテンポ情報を含むテンポ情報片をさらに備えたも
のである請求項10ないし12のいずれかに記載の楽曲
記録媒体。
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