JP3450734B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3450734B2
JP3450734B2 JP1237399A JP1237399A JP3450734B2 JP 3450734 B2 JP3450734 B2 JP 3450734B2 JP 1237399 A JP1237399 A JP 1237399A JP 1237399 A JP1237399 A JP 1237399A JP 3450734 B2 JP3450734 B2 JP 3450734B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、露光手段によって
静電潜像担持手段に静電潜像を形成する画像形成装置に
係り、詳しくは、、静電潜像担持手段としてアモルファ
スシリコン感光体を備え、後述するBAE方式の複写
機、プリンタ、ファクシミリ等に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、デジタル方式の画像形成装置では
一般的に下述の如きプロセスで画像を形成することが広
く行われている。図1は、この画像形成装置の要部断面
を図示する。 【0003】一次帯電手段3で一様に電位Vdprc(V)
に帯電された静電潜像担持手段であるドラム感光体1に
対し、レーザードライバ回路1からのレーザービームB
がポリゴンスキャナと呼ばれる不図示の回転多面鏡に照
射され、回転多面鏡からの反射ビームBが、一定速度V
prs (V)で移動する静電潜像担持手段1の表面に照射
される。回転多面鏡の回転によりレーザービームBはド
ラム感光体1の移動方向(以下、副走査方向と呼ぶ)A
と直角方向(以下、主走査方向と呼ぶ)Kに走査される
(図12)。レーザービームBは出力すべき画像に応じ
てオンまたはオフされるので、ドラム感光体1上には静
電潜像が形成され、この静電潜像が現像されて可視のト
ナー像となる。 【0004】該トナー像は転写手段5によって転写材M
に転写され、転写材Mは分離手段6で静電潜像担持手段
1から分離された後、図示しない定着手段で該トナーT
を転写材M上に定着し、最終プリントとして出力する。
なお、転写材Mに転写されずに静電潜像担持手段上に残
留したトナーT′は清掃手段7によって除去される。 【0005】そもそも、トナーは、カブリ等のない鮮明
な画像を得るために適正な電荷を有することがまず要求
される。更に、経時変化及び湿度変化等の環境変化によ
り、著しい帯電量の減衰や固化等の変化を生じないこと
も要求されている。これは帯電量が最初に設定された値
から減衰して小さくなると、画像濃度が低下したり、ト
ナー飛散が多くなり地肌カブリや白紙部分へのトナー飛
散、または現像手段4周辺にトナー汚れが生ずる等の問
題が発生するからである。 【0006】上記要求に応えるため、トナー製造に際し
荷電制御剤の添加がほぼ必須となるが、近年カラー化が
進み、色再現性に優れた白色あるいは淡黄色の帯電制御
剤が要求される。 【0007】負の電荷を付与する負荷電制御剤には無
色、白色または薄い黄色のものが市販され、効果も高
く、これらの制御剤を用いることは特に実用上制限はな
い。ところが正の電荷を付与する正荷電制御剤、特にカ
ラートナーに使用可能なものは、有色のニグロシン系染
料、白色の四級アンモニウム塩あるいはイミダゾール化
合物(特開昭62−287262号公報、特開昭61−
259265号公報あるいは特開昭59−187350
号公報)が知られているがその種類は非常に少ない。 【0008】ニグロシン系染料は、純粋な一種類の化合
物からなるのではなく、数種類の化合物の混合物でその
正確な組成等は不明で、常に同程度の機能を期待できず
問題である。またニグロシン系染料は転写速度が中低速
である複写機に用いられるトナーに対しては安定した荷
電を付与することに有効に機能するが、さらに低融点、
低粘度の樹脂で構成される高速複写機用のトナーにその
まま適用しても上記機能を得ることはできない。カラー
トナーに関しても、ニグロシン系染料は有色であるため
適用することに問題がある。 【0009】四級アンモニウム塩は荷電性能の耐環境安
定性が不安定であり、粒径が大きくかつ定着時に溶け
ず、さらに匂いがある等の問題がある。また四級アンモ
ニウム塩はニグロシン染料と同様に帯電性能において不
十分である。 【0010】つまるところ、正の電荷を付与する正荷電
制御剤は、その種類も少なく、特にカラートナーに適し
た無色あるいは白色のものが少ないことから、現時点で
は負帯電性トナーの自由度が高いと言わざるを得ず、実
際、高速の装置においては、負帯電性トナーが広く用い
られている。 【0011】一方、ドラム感光体には、製造コストが低
く、毒性も皆無な有機半導体(以下OPCという)が広
く用いられている。 【0012】しかしながら、OPCは、摩耗速度が早い
上、露光エネルギーEexp とドラム感光体電位Vs の関
係は、図13に示すように非線型性が強いため、画像エ
ッジ部で電位のダレが大きくなり、BAEに於はライン
が細るという欠点がある。 【0013】さらに、OPCは画像出力の反復に伴う帯
電特性及び露光特性の劣化が著しい(図14)。aが帯
電特性の劣化(画像暗部の電位の低下)、bが感光特性
の劣化(画像明部の電位の上昇)を示す。 【0014】初期には500(V9あった現像コントラ
ストVcdevが、末期には300(V)まで低下すること
がわかる。現像コントラストVcdevが減少するとトナー
の現像量が減少し、同時に線画等の線の太さも細くなる
ことは周知である。 【0015】一方アモルファスシリコン系(以下a−S
i系という)の静電潜像担持手段は、製造コストは高い
ものの、潜像形成は露光エネルギー分布に比較的忠実な
ためIAE、BAEで画質の差は小さく、また、圧倒的
な耐久性の故に結果的に単位プリントのコストは安価と
なり、高速の画像形成装置にとって理想的な静電潜像担
持手段であるといえる。 【0016】 【発明が解決しようとする課題】ここで、デジタル静電
潜像形成方法には、従来より以下に述べるような2通り
の方式がある。 【0017】第1に画像の暗部(黒部)にレーザ露光を
行う方式(以下IAE(Image AreaExposure: 画像部露
光)という)であり、レーザ光等を潜像形成に用いたデ
ジタル方式の複写機、プリンター等において広く用いら
れている。 【0018】IAE方式では、画像明部(白部)の電位
がVl 、そして、画像暗部(黒部)の電位がVd となり
(ただし|Vd |>|Vl |)、現像手段で静電潜像担
持手段と同極性に帯電されたトナーを、平均値Vm なる
現像バイアスで反転現像することでトナー像を形成す
る。 【0019】第2に画像の明部(白部)に露光を行う方
式(以下BAE(Background Area Exposure:背景部露
光)という)であり、周知のごとく、アナログ方式の複
写機等の画像形成装置において広く用いられている。 【0020】BAE方式では、画像明部(白部)の電位
がVl 、そして、画像暗部(黒部)の電位がVd となり
(ただし|Vd |>|Vl |)、現像手段で静電潜像担
持手段と逆極性に帯電したトナーを、平均値Vm なる現
像バイアスで正規現像することでトナーを形成する。 【0021】BAE方式は、アナログ方式による以外
に、デジタル方式によっても画像情報領域以外の白地の
部分の電位の絶対値をレーザー光等により低下させるこ
とによっても実現できる。 【0022】したがって、高速の画像形成装置において
は、負帯電性トナーとa−Si系の静電潜像担持手段の
組み合わせが理想的である。 【0023】故に、かかる画像形成装置においては、必
然的にBAE方式の潜像形成を用いることとなるが、静
電潜像担持手段1表面を走査するレーザ光の光強度分布
は図8の破線で示したように完全な矩形でなく、実際に
は実線で示したように、ガウシアン分布を持っているた
め、BAE方式のレーザ露光を行った場合、画像暗部と
明部の境界部において、隣の画素のスポットの広がりが
画像暗部(黒部)に侵入してしまう。その結果、細い線
画や細かい点描においては静電潜像が実際の画像情報に
比べ細くなってしまい、現像後のトナー像も画像情報に
忠実な画像にはならない。 【0024】また、平均現像バイアスVm と静電潜像担
持手段の明部電位Vl との差である背景コントラスト電
位Vcbg が小さいと、副走査ピッチの電位の消し残りの
部分Pに帯電不良のトナーが付着しやすくなる(図1
5)。よって細線を再現するには十分にスポット径を小
さくしなければならなく、副走査方向のスジ状のカブリ
が目立たなくなったとしても暗部電位と明部電位のコン
トラストが取れなくなってしまい、べた黒の濃度は低下
してしまう。かかる現像は、潜像形成が高解像度になる
につれて顕著になる。 【0025】本発明は、かかる従来技術の課題を解決す
るためになされたものであって、その目的とするところ
は、画像出力の反復回数に拘らず、線画の線幅を一定に
保ち、かぶりの少ない安定した画像出力を得ることので
きる画像形成装置を提供することである。 【0026】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、静電潜像担持手段と、前記静電潜像担持手
段を帯電する帯電手段と、前記帯電手段によって帯電さ
れた前記静電潜像担持手段を露光して静電潜像を形成す
る露光手段と、前記静電潜像担持手段に現像剤を転移せ
しめることにより現像を行うため前記静電潜像担持手段
と距離G(μm)なる間隙を以って配設された現像剤担
持体を備えた現像手段と、前記現像剤担持体に現像バイ
アス電圧を印加する現像バイアス電圧印加手段と、を備
えた画像形成装置において、前記露光手段によって露光
された前記静電潜像担持手段の領域が電位Vl(V)を
有し、前記露光手段によって露光されていない前記静電
潜像担持手段の領域が電位Vd(V)を有し、前記現像
バイアス電圧印加手段は、前記現像工程において、前記
現像剤を前記現像剤担持体から前記静電潜像担持手段へ
転移せしめるために印加される印加電圧Vdev(V)
と、前記現像剤を前記静電潜像担持手段から前記現像剤
担持体へ転移せしめるために印加される電圧Vdef
(V)の間で周期T(μs)で変化する現像バイアス電
圧を印加し、電圧Vdev(V)から電圧Vdef
(V)への遷移時間T1(μs)、電圧Vdef(V)
から電圧Vdev(V)への遷移時間T2(μs)が、
0.3T<T1<0.5Tかつ、T2<0.1Tを満た
し、Vd,Vdev,G,Vdef,及びVlの間に、
3.7V/μm<|Vd−Vdev|/G<5.2V/
μmかつ、2.2V/μm<|Vdef−Vl|/G<
5.2V/μmを満たし、前記露光手段による前記静電
潜像担持手段上の光スポットの副走査方向の大きさDl
sを副走査方向走査ピッチDpsの1.4倍以上とし、
かつ、前記光スポットの主走査方向の大きさDlmと前
記光スポットの副走査方向の大きさDlsの差ΔDsを
画素の大きさDpxの0.5倍未満としたことを特徴と
する。 【0027】また、前記距離Gが140μm以上200
μm以下であることが好適である。 【0028】また、前記周期Tが250μs以上600
μs以下であることが好適である。 【0029】また、前記電圧Vdevと前記電圧Vde
fの差が2000V以下であることが好適である 【0030】また、画素の露光は、2値化された画像情
報に基づくようにしてもよい。 【0031】また、前記現像剤担持体は、導電性粒子を
含有した樹脂で被覆されたアルミニウム合金から成るよ
うにしてもよい。 【0032】また、前記静電潜像担持手段は、少なくと
も非晶質の珪素を含む光導電層を有するようにしてもよ
い。 【0033】また、前記現像剤は磁性一成分トナーであ
るようにしてもよい。 【0034】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
に沿って、各実施例に分けて説明する。 【0035】なお、本発明を実施した画像形成装置にお
いて従来の技術の項で説明したものと同様の部分につい
ては、説明を省略する。 【0036】(実施例1)図1は本発明の実施例1に係
る画像形成装置の主要部を示す図である。 【0037】1は感光層101にa−Siを用いた直径
80mmの静電潜像担持手段としてのドラム感光体であ
り、ドラム感光体の回転速度すなわちプロセススピード
は265mm/secであり、A4サイズの転写材片面
に同一の画像を連続して形成する速度は毎分60枚であ
る。 【0038】図2は、ドラム感光体の構造を示す模式的
な断面図である。 【0039】この図においてドラム感光体は、Alなど
からなる導電性支持体102と、導電性支持体102の
表面上に順次堆積された感光層101(電荷注入阻止層
101aおよび光導電性を示す光導電層101b)と表
面層103とからなる。ここで、電荷注入阻止層101
aは導電性支持体102から光導電層101bへの電荷
の注入を阻止するためのものであり、必要に応じて設け
られる。また、光導電層101bは少なくとも珪素原子
を含む非晶質材料で構成され、光導電性を示すものであ
る。さらに、表面層103は珪素原子と炭素原子(さら
に、必要により水素原子あるいはハロゲン族原子または
その両方の原子)を含み、電子写真装置における顕像を
保持する機能を有する。 【0040】2は残留電荷を除去するための波長略66
0nmの光を発するLED発光素子を含む前露光手段、
3は帯電電極としてのタングステンワイヤー301を用
い、グリッド302を有する帯電手段としてのいわゆる
スコロトロン方式の一次帯電手段、4は現像手段である
(図1)。 【0041】図3は本発明の実施例1に係る画像形成装
置の現像手段4を示す図である。現像手段4は、直径3
2.33mmの円筒状のアルミニウム合金(A606
3)製スリーブ42と、その内部に6個の磁極を有する
マグネットローラ43を固定配置した現像ローラー,現
像バイアス電圧印加手段48等からなる。スリーブ42
の外層42aは、フェノール等の樹脂にカーボングラフ
ァイト等の導電性粒子を分散させた厚さ10から14μ
mの層である(図4)。 スリーブ42は、現像剤とし
てのトナーToを担持し、不図示の樹脂製スペーサコロ
によりG=180μmを以ってドラム感光体1に対向せ
しめられ、不図示の駆動手段により、速度390mm/
sにて回転せしめられ、ドラム感光体1の画像情報部分
にトナーを転移させる。ここで、G<140μmとする
と、画像形成装置の微小な振動が現像電界へ及ぼす影
響、特に画像のムラが顕著となるので、距離Gは140
μm以上200μm以下であることが好適である。 【0042】スリーブに印加する現像バイアス波形は、
図5に示すとおりのいわゆる「スロープ形」であり、周
期は周期Tは370μs、周波数fは(=1/T)は2
700Hz、振幅A(=Vdef −Vdev )は1100
V、平均電圧Vm は180〜220Vである。ここで、
T<250μsとすると、現像バイアス電源の装置コス
トが高くなってしまい、また、耐刷後における微小画素
の再現性が劣るので、周期Tは250μs以上600μ
s以下であることが好適である。また、ここで、振幅A
を2000Vより大きくすると、現像バイアス電源の装
置コストが高くなってしまうので、振幅Aは2000V
以下であることが好適である。 【0043】スロープ形バイアスは、従来多用されてい
る矩形バイアスに地べて、理論的には画像濃度は低下す
るのであるが、実際にはほぼ同等であり(図18)、更
に、かぶり(特に帯電極性が反転したトナーによるも
の)が少なく、画像均一性が良好である等の種々の好ま
しい効果を有することがわかった。 【0044】以下に、現像バイアスの変化を時系列に説
明する。まず、現像バイアスは、a点から立ち下り、c
点に移行するが、b点すなわち、Vd との電位差が一定
の値Vth以上となるb点よりも電位が下ったとき、スリ
ーブ上のトナーはスリーブとの鏡映力に打ち勝って感光
体へと転移を始める。 【0045】c点から、d点まで一周期の25%は、現
像促進側の電位Vdev を維持して現像が行なわれ、d点
から再び電位は立ち上る。 【0046】このとき電位は、引き戻し側のVdef への
変化がゆるやかになるように立ち上るようにしている。
もちろん従来から現像バイアス電源には立ち上りがあ
り、図6に示すような通常の矩形波は一周期の10%程
度の立ち上り時間を有している。本発明では、通常の矩
形波ではなく意図的に立ち上り時間を大きく設定するこ
とが重要であり、本実施例では一周期の38%としてい
る。 【0047】そして1/2周期のe点にて、AC成分の
積分DC値Vm と交差する。そのため、bcdeで囲れ
た面積Sdev+で現像が行なわれるとし、面積Sde
v+を三角波/矩形波/スロープ波で比較すると、1.
57/3.14/2.36となり、スロ−プ波は現像の
強さを三角波よりは大きくできることがわかる。 【0048】現像バイアスは、さらに立ち上り、f点ま
で立ち上ったとき、Vl との電位差がVth以上となるの
で、反転帯電トナーがVL 部へ転移し始める。そして、
g点を経てVdef のh点に至る。h〜i点は、正規帯電
トナーにとっては引き戻しであり、Vd 部に過剰に付着
したトナーをスリーブへ引き戻す。 【0049】一方、反転帯電トナーにとっては、VL 部
への現像が行なわれる。 【0050】そして、i点で再び立ち下り、以上を繰り
返す。 【0051】ここでまた、反転帯電トナーを現像するた
めの領域(Vl よりVth以上高い領域)fhijの面積
Sdev−を考えると、矩形波より確実にこの面積を小
さくすることができる。 【0052】これは、スロープ部分をゆるやかにしてい
くほど(Tl/Tを大きくするほど)効果が疎著とな
り、逆に立ち上りを急峻にしていくほど、効果は減少す
る。そのため、従来の立ち上り時間が10%程度と急峻
である矩形波とは異なるのである。 【0053】このように、現像側の強さを三角波よりは
強く、また、反転かぶりを発生させる強さを、矩形波よ
りは小さくしている。 【0054】正規帯電トナーは、b点にてスリーブの鏡
映力に打ち勝って感光体へと転移し始め、前述したよう
におよそ面積Sdev+に応じた力を受け現像される。
その後、e〜f間はトナーはほとんど力を受けないが、
現像バイアスがVd より高くなり、引き戻し側に変位す
るg点までは、慣性力によって感光体へと転移を続ける
(もちろん、空気抵抗やトナーどうしの衝突によって、
転移速度は減衰する)。従って現像のために受ける力
は、ほぼ面積Sdev+に応じているが、現像方向に転
移している時間は、b→gの間となる。 【0055】同様に、反転帯電トナーがVL 部へ転移を
続ける時間は、fから現像バイアスがVl より低くなる
kまでのf→k間となる。そして、ACバイアスの引き
戻し側に傾きを設けたスロープバイアスは、正規帯電の
トナーの現像時間を1周期Tの50%より大きくするこ
とができ、反転帯電トナーをVL 部に現像しようとする
時間を50%より小さくすることができる。 【0056】更に、面積Sdev+は矩形波より小さく
濃度は出にくいが、b→g間(現像時間)を大きくとる
ことで補償しているので、矩形波と同等な濃度が得られ
る。 【0057】また、反転かぶりについても面積Sdev
−は三角波より大きく、反転かぶりし易いが、f→k間
(反転かぶり時間)を小さくすることで補償しているの
で、三角波並の反転かぶり防止効果がある。 【0058】以上述べてきたように、矩形波を改良して
現像ACバイアスの正規帯電トナーにとっての引き戻し
側への変化した比較的大きな傾きをもたせることで図1
8に示すようにsin波、矩形波のそれぞれの欠点であ
る低濃度/反転かぶりを同時に抑制できるのである。 【0059】また、遷移時間T1は、0.3Tより大で
あって、0.5T未満であればよく、遷移時間T2は、
0に近いのが望ましいが、バイアス電源のコスト等を考
慮した場合には0.1T未満であれば問題とならないこ
とがわかった(図18)。 【0060】逆に遷移時間T1が0.3T以下だと、矩
形波(図6)と効果が変わらなくなってしまい、0.5
T以上だと、三角波または鋸波(図7)と同様に画像濃
度が低下してしまうのである(図18)。 【0061】実際、本実施例においては、遷移時間Tl
=141μs、遷移時間T2=10μsであるから、
0.3T<Tl<0.5T、T2<0.1Tを満たす。 【0062】更に、|Vd −Vdev |/Gは、トナーを
スリーブからドラムへ転移せしめる期間中の電界であ
り、極力大きいのが望ましいが、バイアス電源のコスト
や、低気圧環境でのリーク等を考慮した場合には5.2
V/μm未満でなければならず、安定した画像濃度を得
るためには、3.7V/μmより大でなければならない
こともわかった(図18)。 【0063】実際、本実施例においては、Vd =440
〜460V、Vdev =−370〜−330Vであるか
ら、|Vd −Vdev |/G=4.28〜4.88V/μ
mであるから3.7V/μm<|Vd −Vdev |/G<
5.2V/μmを満たす。 【0064】|Vdef −Vl |/Gは、トナーをドラム
からスリーブへ転移せしめる期間中の電界であり、極力
大きいのが望ましいが、同様にバイアス電源のコスト
や、低気圧環境でのリーク等を考慮した場合には5.2
V/μm未満でなければならず、かぶりを一定のレベル
に抑制するためには、2.2V/μmより大でなければ
ならないこともわかった(図18)。 【0065】実際、本実施例においては、Vl =40〜
60V、Vdef =730〜770Vであるから、|Vde
f −Vl |/G=3.72〜4.06V/μmであるか
ら2V/μm<|Vdef −Vl |/G<5.2V/μm
を満たす。 【0066】トナーは、初期体積平均粒径D4が7.5
μmの一成分トナーであり、磁性かつ絶縁性を有する。 【0067】トナーの粒度分布は種々の方法によって測
定できるが、本発明においては、測定装置としてコール
ターカウンタ(商標)TA−II型(米国コールター社
製)を用い、個数分布,体積分布を出力するインターフ
ェイスおよびコンピュータ等を接続し、電解液として1
%NaCl水溶液を用いた。 【0068】まず、前記電解水溶液100〜150ml
中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベン
ゼンスルホン酸塩を0.1〜5ml加え、さらに測定試
料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は超音
波分散器で約1〜3分間分散処理を行い、前記測定装置
により、アパチャーとして100μアパチャーを用い
て、個数を基準として2〜40μの粒子の粒度分布を測
定して、D4を算出した。 【0069】トナーの結着樹脂としては、ポリスチレ
ン、ポリ−P−クロルスチレン、ポリビニルトルエン等
のスチレン及びその置換体の単重合体、スチレン−P−
クロルスチレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共
重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチレ
ン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−α−クロ
ルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニ
トリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重
合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレ
ン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合
体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体等
のスチレン系共重合体、ポリ塩化ビニル、フェノール樹
脂、天然樹脂変性マレイン酸樹脂、アクリル樹脂、メタ
クリル樹脂、ポリ酢酸ビニル、シリコン樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリウレタン、ポリアミド樹脂、フラン樹
脂、ポリビニルブチラール、エポキシ樹脂、キシレン樹
脂、ポリビニルブチラール、テルペン樹脂、クマロンイ
ンディーン樹脂、石油系樹脂などが使用できる。 【0070】本発明で使用するトナーは、上述の結着樹
脂中に、黒色を呈する着色剤を混合して形成する。着色
剤としては、磁性粉、顔料、染料などが使用できる。磁
性粉としては、例えば、表面酸化、又は未酸化の鉄、ニ
ッケル、銅、マンガン、クロム、希土類等の金属及びそ
れらの合金、又は、酸化物及び、フェライトが使用でき
る。顔料としては、カーボンブラックなどが使用でき
る。 【0071】また、これらの成分以外に、流動化剤とし
て例えば酸化珪素、研磨剤としてチタン酸ストロンチウ
ム、酸化セリウム等、荷電制御剤等を適宜添加できる。 【0072】スリーブ上でのトナーの平均帯電量は5〜
15μC/g、平均塗布量は、0.6〜0.9mg/c
m2 である。 【0073】図1において81は波長655nmのレー
ザー半導体をオンオフ発光駆動させるためのレーザード
ライバー回路、82はドラム感光体の回転及び画像位置
に同期させレーザー光をドラム面上に照射するためのコ
リメーティングレンズ、ポリゴンミラー、fθレンズ等
から構成されるレーザースキャナー装置、83は、不図
示の原稿台に置かれた原稿の画像情報を600dpi(d
ot per inch)の解像度で読み取るための、CCD等の撮
像素子及び光学レンズ等で構成される画像読取手段、8
4は画像読取装置から読み取った画像のシェーディング
補正、濃度変換、データ圧縮伸長、2値化処理等を行う
読み取り画像データ処理手段、85は外部ネットワーク
と接続し、ネットワークに接続されているコンピュータ
ー等からの制御信号およびコンピュータ等で作成した画
像データ信号を入出力するためのインターフェイス手
段、86は画像読取手段から読み取った画像データ及び
外部から入力した画像を一時蓄えるためのハードディス
クドライブ等で構成されるバッファーメモリ、87は装
置全体を制御するCPUである。本実施例ではレーザー
ドライバー回路81及びレーザースキャナー装置82か
ら露光手段が構成される。 【0074】次に、潜像形成について説明する。 【0075】上記実施例に示す最小画素寸法Dpxは主副
とも42μm(解像度600dpi)とし、スポット径
は以下に説明するような実験結果を基に設定する。 【0076】ここで、スポット径とは、前記レーザ光の
光路長が最短となる状態における前記静電潜像担持手段
上における前記レーザ光の強度Eexp が中心部の最高強
度Eexpmaxの1/e2 である領域の、主走査方向に沿っ
た長さDlm及び副走査方向に沿った長さDlsをいう(図
8,9)。 【0077】図10は副走査方向スポット径Dlsをパラ
メータとしたVcbg とカブリ(反射率低下度%)△Rf
の関係を示したものである。ここで、△Rf*は主観評
価で不可と可が分かれる別れる△Rfの値を示してい
る。 【0078】スポット径が大きいほど従来のアナログ露
光に近いカブリ特性になり、また同じDlsならばVcbg
が大きいほどカブリは低下する。ここでVd はa−Si
感光層の帯電能に鑑み例えば450V、またVl は感光
層の感度、レーザ発光素子のパワー等に鑑み例えば50
Vとする。ライン再現性から必要とされる現像コントラ
ストVdev (=Vd −Vm )は250V程度であるため
Vm は200Vに設定する。したがってVcbg は略15
0V程度となる。よって副走査方向スポット径Dlsはマ
ージンLを考慮し下限を60μmとする。 【0079】一方、主走査方向レーザスポット径Dlmは
カブリには影響しないため、小さいほどライン再現性は
良い。しかしながら小さくしすぎると副走査方向のライ
ン幅とアンバランスになり好ましくない。 【0080】図18にはVl =50V、Vcbg =150
V、Vd =450V、副走査方向スポット径Dlsを光学
系のバラツキを考慮し70μmとした場合における主走
査方向スポット径Dlmと縦線の幅と横線の幅の差△Wl
及び各主走査方向スポット径における出力画像の主観評
価を示した。 【0081】600dpiの解像度においては主副の差
が20μm程度、すなわちスポット径の差△Ds が最小
構成画素サイズDpxの概略0.5倍未満であれば画質的
に問題ない。 【0082】よって主走査方向スポット径の下限は50
μm程度が望ましい。 【0083】この時のA方向に垂直な面の白地部(Vl
)の潜像電位の形状は、図11に示す模式図のよう
に、副走査ピッチDps(42μm)のレーザー照射オー
バーラップ部の消し残り部分は十分小さくなりスジ状の
カブリは生じない。 【0084】上記設定においての画像形成方法について
以下に述べる。 【0085】本実施例の画像形成装置は複写機としての
機能以外に、ネットワークに接続されたパソコン等の情
報端末装置からの情報やファクシミリ受信した情報を出
力するプリンタ機能をも有する。 【0086】最初に複写機能について説明する。不図示
のコピースタートボタンが押されると、ドラム感光体1
は不図示のモータにより図に示す矢印Aの方向に回転を
開始し、1次帯電手段3により現像位置で前述のVd に
なるよう帯電される。そして画像読取手段83内の不図
示の光源及び不図示の反射ミラー等から構成される不図
示の光学ユニットは不図示の原稿読み取り台に置かれた
原稿を走査し600dpi、256階調の多値データと
して原稿画像情報を取り込む。 【0087】取り込まれた画像データは84の画像デー
タ処理回路によってシェーディング補正、濃度変換、2
値化処理、圧縮処理等が行われ、一旦ハードディスクド
ライブ86に蓄えられる。そして潜像形成タイミングに
同期して読み出され、データ伸長された後、画像データ
はレーザドライバ回路81に入力される。レーザドライ
バ回路81は、画像情報がない部分、転写材間及び余白
部分が発光オン、画像データ部分が発光オフになるよう
に画像情報をレーザ光信号のオンオフに変換する。 【0088】レーザ光はレーザスキャナ装置82により
ドラム感光体に照射され潜像を形成する。 【0089】プリンタとして機能する場合は、画像デー
タはインターフェイス回路85に入力され、ここで画像
情報信号はビットマップデータに変換され、画像データ
処理回路84に出力される。その後は前述した動作と同
様な処理が行われる。 【0090】なお、プロセススピード、ドラム感光体の
径、現像バイアス、Vd 、Vl 等についても上記実施例
に限定されるものではないことは言うまでもない。 【0091】ここで、図16乃至図18に記載した物理
量等の説明又は定義及びそれらの測定方法等について補
足する。 【0092】まず、ηは、デューディー比と呼ばれ、現
像バイアスがVm を下回っている時間T1の、周期Tに
対する比率である(図6)。 【0093】また、Edev =|Vd −Vdev |/G、E
def +=|Vdef −Vl |/Gである。 【0094】RDは、画像反射濃度のことであり、米国
MacBeth杜製のRD−914を用いて、直径5m
mの円形の最大画像濃度入力情報に対するA4サイズプ
リント上5点測定した値の平均値である.かぶりは、東
京電色社製のTC−6DSを用いて、画像濃度ゼロの入
力情報に対する出力画像上において、画像形成装置内部
を通過していない未使用の転写材の反射率との差分とし
て求めたA4サイズプリント上5点測定した値の平均値
である。 【0095】縦線の幅とは、4画素分だけレーザー発光
をオフすることにより、副走査方向に形成される線の幅
のことである。 【0096】同様に、横線の幅とは、4画素分だけレー
ザー発光をオフすることにより、主走査方向に形成され
る線の幅のことである。 【0097】これらは、米国MacBeth社製のマイ
クロデンシトメータ2405を用いて、A4サイズプリ
ント上10点測定した値の平均値である。 【0098】現像バイアスリークの有無は、かかる画像
形成装置が使用されうる環境として最も気圧の低い地点
とされているボリビアのLa Paz(標高4071
m)での気圧約600hPa下と等しい気圧に調節され
た環境試験室内で、現像バイアスリ−クに起因する異常
画像の有無により判断した。 【0099】小領域画像均一性は、直径5mmの円形の
中間画像濃度入力情報に対するプリント上の均一性を主
観評価したものである。 【0100】微小画素再現性は、正方形状に配列した2
画素×2画素の、プリント上形状等を主観評価したもの
である。 【0101】装置コスト相対値とは、実施例1の画像形
成装置のコストを1とした場合のものである。 出願人
等の調査によれば、上述した項目を重要な順にならべる
と、現像バイアスリーク、かぶり、RD、線幅となる。 【0102】標準的なユーザーは、これらの項目が一定
水準以上にあれば、他の項目が一定水準以下でも、すな
わち、縦線と横線の幅の差△Wl が大きかったり、小領
域画像均一性や微小画素の再現性が不十分でも不満を感
じないことがわかった。 【0103】(実施例2乃至実施例12)これらの実施
例では、現像バイアス及び距離Gが異なる以外は、実施
例1と同様であるので説明を割愛する。 【0104】すなわち、これらの実施例に係る画像形成
装置では、図16に記載した如き現像バイアス及び距離
Gを有し、その性能等は、図18に示されている。 【0105】(実施例13乃至実施例19)これらの実
施例では、現像バイアス及び距離Gが異なる外、解像度
が400dpiである、すなわち、画素サイズが64μ
m×64μmである以外は、上述の実施例と同様である
ので説明を割愛する。 【0106】これらの実施例に係る画像形成装置では、
図16に記載した如き現像バイアス及び距離Gを有し、
その性能等は、図18に示されている。 【0107】解像度が600dpiの画像形成装置に比
較して、画像形成装置コストが安いことは周知の通りで
ある。 【0108】ここで、実施例13,14,18,19は
いずれも、Dls≧1.4DpsかつΔDs<0.5Dpxの
条件を満足するものではないが、図18に示すように、
ΔWlや微小画素再現性の点で、この条件を満足する他
の実施例よりも劣るものの、比較例よりはいずれも優れ
た結果を示している。 【0109】(実施例20乃至実施例24)これらの実
施例では、現像バイアス、距離G及びスリーブ径が異な
る以外は、第1実施例と同様であるので説明を割愛す
る。 【0110】これらの実施例に係る画像形成装置では、
図16に記載した如き現像バイアス及び距離Gを有し、
その性能等は、図18に示されている。 【0111】現像バイアスのT2部がなだらかになって
いるため及びスリーブ径が24.5mmと小さくなって
いるため、かぶりは若干増加し、線画の線の太さも若干
減少するが、画像形成装置の小型化及び装置コストの低
減が図られることがわかる。 【0112】(実施例25)本実施例では、1画素当り
の像露光時間Texppx が256段階に変化せしめられて
行われる点以外は、実施例1と同様であるので説明を割
愛する。 【0113】上記時間Texppx を変化させるパルス幅変
調(PWM)回路9の回路構成及び動作の詳細にこつい
ては、公知のものを用いてよいので割愛する。 【0114】本実施例に係る画像形成装置では、上述し
たスジ状のかぶりが目立った(定量的には、2.5
%)。 【0115】(実施例26)本実施例では、現像スリー
ブ42がガラス微粒子吹き付けによる粗面化処理が施さ
れているステンレス合金(SUS304)のみから構成
され、表面層を有しない点以外は、実施例1と同様であ
るので説明を割愛する。 【0116】a−Si感光体を備えた画像形成装置で
は、いわゆる画像流れ(高温高湿環境等における感光体
表面での水分の吸着による表面抵抗の低下に伴って発生
する画像の乱れ)を防止すべくドラム感光体内周等に面
状発熱体等の加熱部材9を配設しており、画像形成装置
を使用しない夜間でも該加熱部材に通電することが広く
行われている。 【0117】かかる状況においては、同様に停止してい
る現像スリーブ42の感光ドラム1側は温度が高くな
り、アルミニウム合金と異なり熱伝導性の低いステンレ
ス合金から現像スリーブ42は、温度分布に起因する現
像スリーブピッチの画像むらが目立ち易くなる。 【0118】(比較例1乃至比較例18)これらの比較
例では現像バイアス、及び距離Gが異なる以外は、第1
実施例と同様であるので説明を割愛する。 【0119】これらの実施例に係る画像形成装置では、
図17に記載した如き現像バイアス及び距離Gを有し、
その性能等は、図18に示されており、本実施例にかか
る画像形成装置の優位性は明らかである。 【0120】以上、本発明を磁性一成分現像剤を用いた
白黒マルチファンクション型画像形成装置に適用した場
合についての実施例を挙げたが、これらに限定されるも
のではなく、例えば、複写機能のみを有する複写機、プ
リンタ機能のみを有するプリンタ、ファクシミリ機能の
みを有するファクシミリ装置等にも適用できる。 【0121】さらに、一の静電潜像担持手段に二以上の
トナー担持体を有する現像手段、トナー規制手段として
現像剤担持手段に接触する方式の現像手段、トナー担持
体及び当該現像剤担持手段に内包される磁界発生手段が
共に回転する現像手段、二以上の静電潜像担持手段及び
ベルト状の静電潜像担持手段等を有する画像形成装置、
換言すれば、本発明の趣旨に鑑みれば小さな変更と認め
られるすべての変更は、本発明の思想の範疇内のもので
あることは勿論である。 【0122】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
かぶりを抑制し、線の細りを防止し、安定した画像を長
期間にわたり得ることができる画像形成装置を提供する
ことができる。 【0123】さらに、少なくとも非晶質の珪素を含む光
導電層を有する静電潜像担持手段を用いることにより、
出力速度の高速化をももたらすことができるとともに単
位プリントのコストを低減することがでいる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は実施例1等における画像形成装置の主要
部を示す図である。 【図2】図2はドラム感光体の断面図である。 【図3】図3は実施例1等における現像手段を示す図で
ある。 【図4】図4はトナー担持体の断面図である。 【図5】図5は実施例1等における現像バイアス波形を
示す図である。 【図6】図6は現像バイアスとしての矩形波を示す図で
ある。 【図7】図7は現像バイアスとしての三角波又は鋸波を
示す図である。 【図8】図8はレーザ光のエネルギー分布を示す図であ
る。 【図9】図9はレーザ光のスポット径がかぶりに及ぼす
影響を説明する図である。 【図10】図10は現像コントラストと4幅分の線幅の
画像幅との関係を示す図。 【図11】図11はスポット径を大きくした場合の感光
体電位プロフィールを示す図である。 【図12】図12はレーザ光の走査方向とドラム感光体
の回転方向を示す図である。 【図13】図13はOPC感光体とa−Si感光体の特
性の差を示す図である。 【図14】図14は耐刷に伴うOPC感光体の劣化を示
す図である。 【図15】図15はスポット径が小さい場合の感光体電
位プロフィールを示す図である。 【図16】図16は実施例1〜24における現像バイア
ス等の設定値を示す表である。 【図17】図17は比較例1〜18における現像バイア
ス等の設定値を示す表である。 【図18】図18は各実施例と比較例における出力画像
結果と評価を示す表である。 【符号の説明】 1 静電潜像担持手段 3 一次帯電手段 4 現像手段 42 トナー担持体 42a トナー担持体表面層 48 現像バイアス電圧印加手段 8 露光手段 81 レーザ光線ドライバ回路 To トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/06 - 13/095 G03G 15/06 - 15/095 B41J 2/44

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 静電潜像担持手段と、 前記静電潜像担持手段を帯電する帯電手段と、 前記帯電手段によって帯電された前記静電潜像担持手段
    を露光して静電潜像を形成する露光手段と、 前記静電潜像担持手段に現像剤を転移せしめることによ
    り現像を行うため前記静電潜像担持手段と距離G(μ
    m)なる間隙を以って配設された現像剤担持体を備えた
    現像手段と、 前記現像剤担持体に現像バイアス電圧を印加する現像バ
    イアス電圧印加手段と、を備えた画像形成装置におい
    て、 前記露光手段によって露光された前記静電潜像担持手段
    の領域が電位Vl(V)を有し、前記露光手段によって
    露光されていない前記静電潜像担持手段の領域が電位V
    d(V)を有し、 前記現像バイアス電圧印加手段は、前記現像工程におい
    て、前記現像剤を前記現像剤担持体から前記静電潜像担
    持手段へ転移せしめるために印加される印加電圧Vde
    v(V)と、前記現像剤を前記静電潜像担持手段から前
    記現像剤担持体へ転移せしめるために印加される電圧V
    def(V)の間で周期T(μs)で変化する現像バイ
    アス電圧を印加し、 電圧Vdev(V)から電圧Vdef(V)への遷移時
    間T1(μs)、電圧Vdef(V)から電圧Vdev
    (V)への遷移時間T2(μs)が、 0.3T<T1<0.5T かつ、 T2<0.1T を満たし、Vd,Vdev,G,Vdef,及びVlの
    間に、 3.7V/μm<|Vd−Vdev|/G<5.2V/
    μm かつ、 2.2V/μm<|Vdef−Vl|/G<5.2V/
    μmを満たし、 前記露光手段による前記静電潜像担持手段上の光スポッ
    トの副走査方向の大きさ Dlsを副走査方向走査ピッチ
    Dpsの1.4倍以上とし、 かつ、 前記光スポットの主走査方向の大きさDlmと前記光ス
    ポットの副走査方向の大きさDlsの差ΔDsを画素の
    大きさDpxの0.5倍未満としたことを特徴とする
    像形成装置。
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