JPH0950186A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH0950186A
JPH0950186A JP7218258A JP21825895A JPH0950186A JP H0950186 A JPH0950186 A JP H0950186A JP 7218258 A JP7218258 A JP 7218258A JP 21825895 A JP21825895 A JP 21825895A JP H0950186 A JPH0950186 A JP H0950186A
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JP7218258A
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Masaru Hibino
勝 日比野
Kenichiro Waki
健一郎 脇
Nobuyuki Ito
展之 伊東
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2成分磁気ブラシ接触カウンター方式によ
り、像担持体上のドット分布静電潜像を掃き目むらやか
ぶりを生じることなく現像して、ハーフトーンを有する
画像をも高品質に再現することを可能とした画像形成方
法にある。 【構成】 感光ドラム3上にドット分布静電潜像を形成
し、磁石29を内包した現像スリーブ25上にトナーお
よび磁性キャリアからなる2成分現像剤を担持して、感
光ドラム3と対向した現像部において感光ドラム3の回
転方向と逆方向となる向きに回転して、現像部に現像剤
を搬送し、現像部において磁界により現像剤の磁気ブラ
シを形成して感光ドラム3に接触させ、直流電圧に交流
電圧を重畳した現像バイアスの印加下で感光ドラム3上
の潜像を現像し、画像を得る。その現像部での磁界内に
おいて、磁気ブラシが感光ドラム3を押す接触圧力を
0.7gf/cm2 以下とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像信号に対応して像
担持体上に形成されたドット分布静電潜像を、トナーと
磁性キャリアとを有する2成分現像剤の磁気ブラシによ
り現像して、画像を得る画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真装置の現像装置として各
種の装置が提案され、また実用化されている。大別する
と、1成分現像方式による現像装置と、2成分現像方式
による現像装置とに分けられる。
【0003】1成分現像方式はほとんど非接触方式であ
るが、代表的な現像法としては、磁性トナーを用いた1
成分ジャンピング現像法がある。この現像法は、構成が
容易で高品位な画像が得られるが、トナーに磁性体が含
まれるため、鮮明なカラー画像を得ることができないと
いう欠点がある。非磁性トナーを用いた1成分現像法で
は、鮮明なカラー画像を得ることができるが、現像スリ
ーブ上にトナーを塗布することが困難で、弾性ブレード
によって塗布しているのが現状であり、安定性、耐久性
に欠ける面がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、2成分現像法
は、磁性キャリアとトナーとを混合した2成分現像剤
を、キャリアにトナーを付着した形で感光ドラムと対向
した現像部に搬送し、現像を行なうものである。磁性キ
ャリアとしては、鉄粉系キャリア、フェライト系キャリ
ア等が用いられるが、現像剤の磁気ブラシによる画像の
掃き乱し(いわゆる掃き目むら)など、画像性を妨げる
問題点があった。
【0005】これは、現像剤の磁気ブラシが感光ドラム
を押す圧力が、鉄分系のキャリアで10〜80gf/c
2 、フェライト系のキャリアで3〜0gf/cm2
高いためである。
【0006】2成分現像法は、現像剤の磁気ブラシが感
光ドラムと当接するか否かで、接触現像法と非接触現像
法とに大別できるが、そのうち接触現像法は、現像部に
おける感光ドラムと現像スリーブの移動が同方向である
順方向現像方式と、互に逆方向であるカウンター現像方
式とに分けられる。特に、このカウンター方式では、感
光ドラムと磁気ブラシの相対速度差が大きくなるので、
上記の磁気ブラシによる掃き目むらは、非常に目立った
ものになる。
【0007】また、カウンター現像方式では、感光ドラ
ムに対する磁気ブラシの相対速度差が大きいことから、
磁気ブラシによる感光ドラム表面の接線方向の摺擦力が
大きくなり、白地部におけるかぶりも増加する。
【0008】このようなことから、2成分磁気ブラシ接
触カウンター現像方式は、階調性(γのリニアリティ)
が良好で、また現像装置の小型化が可能などの利点があ
るものの、かぶり、掃き目むらの点から現在ほとんど用
いられていないのが現状であった。
【0009】本発明の目的は、2成分磁気ブラシ接触カ
ウンター方式により、像担持体上のドット分布静電潜像
を掃き目むらやかぶりを生じることなく現像して、ハー
フトーンを有する画像をも高品質に再現することを可能
とした画像形成方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明にかか
る画像形成方法にて達成される。要約すれば、本発明
は、像担持体上にドット分布静電潜像を形成し、磁界発
生手段を内包した現像剤担持体上にトナーおよび磁性キ
ャリアからなる2成分現像剤を担持して、像担持体と対
向した現像部において像担持体の回転方向と逆方向とな
る向きに回転して現像部に現像剤を搬送し、現像部にお
いて磁界発生手段の磁界により現像剤の磁気ブラシを形
成して像担持体に接触させ、直流電圧に交流電圧を重畳
した現像バイアスの印加下で像担持体上の潜像を現像
し、画像を得る画像形成方法において、前記磁界発生手
段の現像部での磁界内において、磁気ブラシが像担持体
を押す接触圧力を0.7gf/cm2 以下としたことを
特徴とする画像形成方法である。
【0011】好ましくは、前記現像部の磁界のピーク値
が500〜2000ガウスである。本発明によれば、前
記現像部の磁界のピーク値が1000ガウスであり、現
像剤の磁性キャリアの該ピーク値の磁界内での単位体積
当たりの磁化の強さσが120emu/cm3 以下とすること
ができる。また、前記磁性キャリアが軟強磁性または硬
強磁性の磁性キャリアとされる。さらに、1画素当たり
の光源の発光時間を画像の濃度値に対応して変調するこ
とにより、前記ドット分布静電潜像が形成される。
【0012】
【実施例】以下、本発明にかかる画像形成装置を図面に
より詳しく説明する。
【0013】実施例1 図2は、本発明が適用可能な画像形成装置を示す全体構
成図である。本画像形成装置は、電子写真方式のカラー
プリンタである。このプリンタは、矢印方向に回転する
電子写真感光ドラム3を備え、該感光ドラム3の周囲
に、帯電器4、現像器1M、1C、1Y、1BKを備え
た回転現像装置1、転写帯電器10およびクリーニング
手段12が配設され、感光ドラム3の上方にレーザスキ
ャナLSが配設されており、これら帯電器4等により画
像形成手段が構成されている。
【0014】回転現像装置1の現像器、すなわちマゼン
タ現像器1M、シアン現像器1C、イエロー現像器1Y
およびブラック現像器1BKは、トナーとキャリアを含
有する2成分現像剤を収容しており、それぞれトナーと
してマゼンタトナー、シアントナー、イエロートナー、
ブラックトナーを使用している。
【0015】被複写原稿は、図示しない原稿読み取り装
置で読み取られる。この読み取り装置は、原稿画像を電
気信号に変化するCCD等の光電変換素子を有してお
り、原稿のマゼンタ画像情報、シアン画像情報、イエロ
ー画像情報、白黒画像情報のそれぞれ対応した画像信号
を出力する。レーザビームスキャナLSに内蔵された半
導体レーザは、これらの画像信号に対応して制御され、
レーザビームLを射出する。なお、電子計算機からの出
力信号に対応してレーザビームLを射出することもでき
る。
【0016】カラープリンタ全体のシーケンスについ
て、フルカラーモードの場合を例に採って簡単に説明す
ると、まず、感光ドラム3は帯電器4により均等に帯電
される。つぎに、マゼンタ画像信号により変調されたレ
ーザビームLにより走査露光され、感光ドラム3上にド
ット分布静電潜像が形成される。この潜像は予め現像位
置に定置されたマゼンタ現像器1Mによって反転現像し
て、マゼンタトナー像として可視化される。
【0017】一方、カセットCから取り出して、給紙ガ
イド5a、給紙ローラ6、給紙ガイド5bを経由して供
給された紙等の転写材は、転写ドラム9のグリッパ7に
より把持され、当接用ローラ8とその対向極により静電
的に転写ドラム9上に巻き付けて担持される。転写ドラ
ム9は、感光ドラム3と同期して図示の矢印方向に回転
しており、転写ドラム9上に担持された転写材は感光ド
ラム3と対向した転写部に搬送され、そこで上記の感光
ドラム3上のマゼンタトナー像が転写帯電器10により
転写される。転写ドラム9はそのまま回転を継続し、次
に形成される色のトナー像(図2においてはシアントナ
ー像)の転写に備えるべく、転写材を転写部に向けて再
び搬送する。
【0018】マゼンタトナー像の転写が終了した感光ド
ラム3は、除電帯電器11により除電し、クリーニング
手段12により清掃して転写残りのトナーを除去した
後、再び帯電器4によって帯電し、つぎのシアン画像信
号により変調されたレーザビームLの露光により、感光
ドラム3上にドット分布静電潜像が形成される。この間
に現像装置1が回転してシアン現像器1Cが現像位置に
定置され、上記の感光ドラム3上の潜像は、このシアン
現像器1Cによって反転現像されて、シアントナー像と
して可視化される。得られたシアントナー像は、転写部
において転写ドラム3上の転写材上にマゼンタトナー像
の上から重ね合わせて転写される。
【0019】以上のような工程がイエロー、ブラックに
対しても行なわれ、感光ドラム3上へのそれぞれの画像
信号で変調したレーザビームLの露光によるドット分布
静電潜像の形成、イエロー現像器1Y、ブラック現像器
1BKでの現像によるイエロートナー像、ブラックトナ
ー像の形成、転写材上へのイエロートナー像、ブラック
トナー像の重ね合わせた転写により、転写材上にマゼン
タ、シアン、イエローおよびブラックの4色のトナー像
を重ねたカラー画像が得られる。
【0020】4色のトナー像の転写が終了すると、転写
材は分離除電帯電器13、14により除電し、グリッパ
7による把持を解除した後、分離爪15により転写ドラ
ム9から分離され、ついで搬送ベルト16で定着器(熱
圧ローラ定着器)17に送られる。定着器17に送られ
た転写材は、そこで加熱および加圧して定着することに
より、各色のトナー像の混色および転写材への固定が行
なわれて、フルカラープリント画像とされる。かくし
て、一連のフルカラーモードのシーケンスが終了し、定
着により得られたフルカラープリント画像はプリンタの
機外に排出される。
【0021】図3に、図2のプリンタに設置したレーザ
ビームスキャナLSを示す。本スキャナは半導体レーザ
素子102を備え、この素子102はレーザ光発生用の
駆動信号である発光信号の発生器(レーザドライバ回
路)500に接続され、発光信号発生器500で発生さ
れた発光信号に応じて明滅する。レーザ素子102から
明滅により放射されたレーザビームLの光束は、コリメ
ータレンズ系103にて略平行光にして、回転多面鏡、
すなわちポリゴンミラー104に入射される。
【0022】ポリゴンミラー104は矢印B方向に一定
速度で回転することにより、コリメータレンズ系103
から入射された平行光のレーザビームLを偏向して、被
走査対象物である感光ドラム3の軸方向と同方向の矢印
C方向に走査する。このポリゴンミラー104の前方に
設けたfθレンズ群100が、偏向されたレーザビーム
Lを感光ドラム3の表面上にスポット状に結像するとと
もに、その走査速度を感光ドラム3の表面上で等速とす
る。このようなレーザビームLによる感光ドラム3の走
査露光により、感光ドラム3上にドット分布静電潜像が
形成される。
【0023】前記各現像器1M〜1BKは、帯電器4に
よる帯電極性と同極性に帯電したトナーを潜像の明部電
位部に付着させる反転現像を行なうので、レーザビーム
Lは感光ドラム3のトナーが付着されるべき領域を露光
する。
【0024】本実施例においては、PWM(パルス幅変
調)方式を用いて、最小記録単位を1画素とする多値記
録によってドット分布静電潜像を形成している。これに
ついて説明する。図4はパルス幅変調回路の一例を示す
回路ブロック図、図5はパルス幅変調回路の動作を示す
タイミングチャートである。
【0025】図4において、符号401は8ビットのデ
ジタル画像信号をラッチするTTLラッチ回路、402
はTTL論理レベルを高速ECL論理レベルに変換する
レベル変換器、403はECL論理レベルをアナログ信
号に変換するD/Aコンバータである。404はPWM
信号を発生するECLコンパレータ、405はECL論
理レベルをTTL論理レベルに変換するレベル変換器、
406はクロック信号2fを発振するクロック発振器、
407はクロック信号2fに同期して略理想的三角波信
号を発生する三角波信号発生器、408はクロック信号
2fを1/2分周して画像クロック信号fを作成する1
/2分周器である。これによりクロック信号2fは画像
クロック信号fの2倍の周期を有していることとなる。
なお、回路を高速動作させるために、随所にECL論理
回路を配している。
【0026】かかる構成の回路動作を図5のタイミング
チャートを参照して説明する。信号aはクロック信号2
f、信号bは画像クロック信号fを示しており、図示の
如く画像信号eと関係付けてある。また、三角波信号発
生器407内部においても、三角波信号のデューティー
比を50%に保つため、クロック信号2fを一旦1/2
分周してから三角波信号cを発生させている。さらに、
この三角波信号cはECLレベル(0〜−1V)に変換
されて三角波信号dになる。
【0027】一方、画像信号は00h(白)〜FFh
(黒)まで、たとえば256階調レベルで変化する(記
号”h”は16進数表示であることを示している)。そ
して画像信号eは、いくつかの画像信号値についてそれ
らをD/A変換したECL電圧レベルを示している。た
とえば、第1画素は最高濃度画素レベルのFFh、第2
画素は中間調レベルの80h、第3画素は中間調レベル
の40h、第4画素は中間調レベルの20hの各電圧を
示している。
【0028】コンパレータ404は三角波信号dと画像
信号eを比較することにより、形成すべき画素濃度に応
じたパルス幅(時間長)T、t2 、t3 、t4 等のPW
M信号を発生する。このPWM信号は低濃度画素に対応
するパルス幅ほど狭くなる。そしてPWM信号は、0V
または5VのTTLレベルに変換されてPWM信号fに
なり、レーザドライバ回路500に入力される。このよ
うにして得られたPWM信号値に対応して1画素当たり
の露光時間を変化させることにより、1画素で256階
調を得ることが可能となる。
【0029】なお、図5のビーム効果hは各駆動パルス
幅に対応する感光ドラムのレーザビーム露光面積形状を
示す。各ドット分布静電潜像の面積形状もこの露光面積
形状に略対応する。図5でa〜gの信号波形については
横軸は時間であり、hについては横軸はビーム走査方向
の距離である。
【0030】つぎに、図2の画像形成装置に設置された
回転現像装置1の現像器1M〜1BKを図1により説明
する。なお、各現像器1M〜1BKは同一の構成を備え
ているので、現像器1Mについてのみ説明し、他の現像
器の説明は省略する。
【0031】現像器1Mは、トナーと磁性キャリアを混
合した2成分現像剤22を収容した現像容器18を備
え、この現像容器18内は、隔壁19によって現像室
(第1室)R1と撹拌室(第2室)R2とに区画されて
いる。上記の2成分現像剤22は、現像室R1および撹
拌室R2内に収容されている。撹拌室R2の上方にはト
ナー貯蔵室R3が設けられ、このトナー貯蔵室R3内に
補給用トナー(非磁性トナー)20が収容されている。
トナー貯蔵室R3の下部には補給口21が設けられ、現
像で消費されたトナーに見合った量で補給用トナー20
が補給口21を経て撹拌室R2内に落下、補給される。
【0032】前記のトナーとしては、バインダー樹脂に
着色剤や帯電制御剤等を添加した公知のトナーが使用で
き、その体積平均粒径は5〜15μmの範囲が好適であ
る。トナーの体積平均粒径は、たとえば下記の測定法で
測定した。
【0033】測定装置としてコールカウンターTA−II
型(コールター社製)を用い、個数分布、体積分布を出
力するインターフェース(日科機製)およびCX−iパ
ーソナルコンピュータ(キヤノン製)を接続した。電解
液として、試薬1級の塩化ナトリウムを用い、1%Na
Cl水溶液を調製した。
【0034】上記の電解液100〜150ml中に分散
剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスル
ホン酸塩を0.1〜5ml加え、さらにトナーの測定試
料を0.5〜50mg加えて懸濁する。そして試料を懸
濁した電解液を超音波分散器で約1〜3分間分散処理を
行なってから、上記のコールカウンターにより100μ
mのアパチャーを用いて、2〜40μmの粒子の粒度分
布を測定し、それからトナーの体積分布を求める。この
体積分布により試料の体積平均粒径が得られる。
【0035】一方、磁性キャリアとしては、磁性体粒子
の表面に極めて薄く樹脂コーティングを施したもの等が
好適に使用でき、平均粒径は5〜70μmが好ましい。
このキャリアの平均粒径は水平方向最大弦長で示してお
り、測定法は顕微鏡法によった。キャリア300個以上
をランダムに選んで、その径を実測して算術平均するこ
とによりキャリアの平均粒径が得られる。
【0036】さて、現像室R1内には搬送スクリュー2
3が設置され、この搬送スクリュー23の回転駆動によ
って、現像室R1内の現像剤22が撹拌されながら、現
像スリーブ25の長手方向に向けて搬送される。撹拌室
R2内にも搬送スクリュー24が設置され、この搬送ス
クリュー24の回転駆動によって、撹拌室R2内の現像
剤とこれに供給されたトナーが撹拌されながら、現像ス
リーブ25の長手方向に向けて搬送する。この搬送スク
リュー24による搬送方向はスクリュー23によるそれ
とは反対方向である。
【0037】現像容器18の隔壁19には手前側と奥側
に開口が設けられており、スクリュー23で搬送された
現像剤がこの開口の1つからスクリュー24に受け渡さ
れ、スクリュー24で搬送された現像剤が他の1つの開
口からスクリュー23に受け渡され、上記したように撹
拌されながら搬送される。この撹拌による磁性キャリア
との摩擦で、トナーは潜像を現像するための極性に帯電
される。
【0038】現像容器18の感光ドラム3に近接した部
位には開口部が設けられ、この開口部には、前記の現像
スリーブ25が設置されている。現像スリーブ25は、
アルミニウムや非磁性ステンレス鋼等の非磁性材料から
なる。
【0039】現像容器18内に収容された現像剤22
は、現像スリーブ25内に設置された磁石29により現
像スリーブ25上に担持され、現像スリーブ25の矢印
b方向の回転により、感光ドラム3と対向した現像部2
6に向けて搬送される。そして現像部26で磁気ブラシ
を形成して矢印方向aに回転する感光ドラム3に接触
し、感光ドラム3上に形成されたドット分布静電潜像が
現像される。
【0040】現像時、現像スリーブ25には電源27に
より現像バイアスとして、直流電圧に交流電圧に重畳し
た振動バイアス電圧が印加される。潜像の暗部電位(非
露光部電位)と明部電位(露光部電位)は、上記振動バ
イアス電圧の最大値と最小値の間に位置している。これ
によって現像部26に向きが交互に変化する交番電界が
形成される。この交番電界中で現像剤のトナーとキャリ
アが激しく振動し、トナーが現像スリーブ25およびキ
ャリアへの静電的拘束を振り切って感光ドラム3に飛翔
し、感光ドラム3に潜像に対応して付着する。
【0041】振動バイアス電圧の最大値と最小値の差
(ピーク間電圧)は1〜5kVが好ましく、周波数は1
〜10kHzが好ましい。振動バイアス電圧の波形は、
矩形波、サイン波、三角波等が使用できる。振動バイア
スの直流電圧成分は、上記したように暗部電位と明部電
位の間の値であるが、絶対値で最小の明部電位よりも暗
部電位に近い値である方が、暗部電位領域へのかぶりト
ナーの付着を防止する上で好ましい。
【0042】現像スリーブ25と感光ドラム3の最小間
隙(この最小間隙は現像部26内にある)は、0.2〜
1mmであることが好適である。
【0043】現像スリーブ25の下方には現像剤層厚規
制ブレード28が設置されており、この規制ブレード2
8は、現像スリーブ25が現像部26に搬送する現像剤
22の層厚、つまり現像剤22の量を規制する。現像部
26に搬送される現像剤量は、磁石29の現像磁極S1
により現像部26に形成される現像剤の磁気ブラシの現
像スリーブ表面からの高さが、感光ドラム3を取り去っ
た状態で、上記の最小間隙0.2〜1mmの1.2〜3
倍となるような量であることが好ましい。
【0044】現像スリーブ25内の磁石29はローラ状
に形成され、現像スリーブ25内に同心状にかつ非回転
に配置されている。磁石29の現像磁極S1は現像部2
6に位置し、この現像磁極S1が現像部26に形成する
現像磁界により、現像スリーブ25上の現像剤に磁気ブ
ラシが形成される。磁気ブラシは感光ドラム3に接触し
て、磁気ブラシ中のトナーが感光ドラム3上に形成され
たドット分布静電潜像に転移して、潜像を現像する。磁
気ブラシ中のトナーは、磁性キャリアの穂(ブラシ)に
付着したり、現像スリーブ25の表面に付着している
が、いずれのトナーも潜像の露光部に転移可能である。
【0045】現像磁極S1による現像磁界の現像スリー
ブ25表面上での強さ(現像スリーブ表面に垂直な方向
の磁束密度)は、そのピーク値が500〜2000ガウ
スであることが好適である。
【0046】磁石29は、本例では、現像磁極(現像主
極)S1の他に、磁極N1、N2、N3、S2を有して
いる。現像容器18内の現像剤22が磁極N3によって
現像スリーブ25上に汲み上げられ、現像スリーブ25
が回転することにより、汲み上げられた現像剤が磁極S
2からN1へと搬送され、その途中で規制部材28によ
り規制されて、現像剤22の薄層に形成される。そして
現像スリーブ25の回転に伴い現像部26へ搬送され
て、前記したように、現像磁極S1の磁界中で磁気ブラ
シを形成し、感光ドラム3上の静電潜像の現像に使用さ
れる。
【0047】現像を終了した現像剤は、現像スリーブ2
5の回転により現像容器18内に戻され、磁極N2とN
3間の反撥磁界により現像スリーブ25上から撹拌室R
1内落下して、回収される。回収された現像剤は、前記
したように撹拌スクリュー23および24により搬送さ
れる。
【0048】現像主極である現像磁極S1のピーク磁界
中における磁性キャリアの単位体積当たりの磁化の強さ
をσd (d:現像磁極のピーク磁界の強さ)とすると、
σdの値が大きいキャリアを用いた場合、現像スリーブ
25上現像剤の磁気ブラシと感光ドラム3の相対速度が
大きすぎると、現像後のトナー像の磁気ブラシによる掻
き取りが生じ、得られる画像の劣化を招く。この掻き取
りによる画像劣化は、特に感光ドラム上に現像されたト
ナー量の少ないハイライト・ハーフトーン濃度域に、す
じ状乃至は引っかき状の掃き目むらとして現れる。
【0049】本発明者等は、図1の現像器を用いて、磁
気ブラシによるトナーの掻き取りを検討した。その結
果、磁気ブラシによるトナーの掻き取りは、現像部にお
いて磁気ブラシが感光ドラム3を押す接触圧力と、感光
ドラムと磁気ブラシの相対速度に大きく依存しており、
特に、感光ドラムの移動方向に関して、磁気ブラシが現
像領域の下流側に位置したときに、発生しやすくなるこ
とが分かった。従って、感光ドラムと現像スリーブ間の
相対速度が大きいカウンター方式の現像において、特に
トナーの掻き取りが生じやすい。
【0050】また、磁気ブラシの接触圧力は、現像領域
における現像剤のパッキング密度(たとえば同じ体積の
現像剤を現像スリーブ上にコートしたとき、現像スリー
ブと感光ドラム間のS−Dギャップが狭いほど、現像剤
のパッキング密度は高くなる)、あるいは磁気ブラシの
穂立ちの状態(従って、現像磁極のピーク磁界の強さを
加えたときの磁性キャリアの単位体積当たりの磁化の強
さ、つまりσd )に、強く依存していることが分かっ
た。
【0051】なお、磁性キャリアの磁気特性は、理研電
子(株)の直流磁化B−H特性自動記録装置BHH−5
0型を使用して測定することができる。この測定の際、
内径6.5mm、高さ10mmの円柱状の容器にキャリ
アを2kgf程度の荷重をかけて充填し、容器内でキャ
リアが動かないようにしてその磁化の強さを測定する。
【0052】そこで、まず、カウンター現像において、
σd の値が200emu/cm3 のキャリアを用い、現像スリ
ーブ上の現像剤量を約50mg/cm2 とした条件で、
S−Dギャップのみを変化させて、磁気ブラシの接触圧
力と得られる画像の掃き目むらの関係を調べた。
【0053】感光ドラムに対する磁気ブラシの接触圧力
の測定は、図6に示すように、圧力センサー30を現像
スリーブ25に対し現像部で垂直に対向配置し、現像ス
リーブ25の表面の法線方向の磁気ブラシの圧力を選択
的に測定することにより行なった。この接触圧力は、磁
気ブラシの接触接触面積を測定して、単位面積当たりの
圧力[gf/cm2 ]として表示した。
【0054】その結果を図7および表1に示す。図7
は、S−Dギャップを変化させたときの磁気ブラシの接
触圧力変化である。表1は、その接触圧力と画像の掃き
目むらとの関係である。なお、図7において、S−Dギ
ャップが1400μm以上では、磁気ブラシは感光ドラ
ムに到達しておらず非接触状態である。
【0055】
【表1】
【0056】図7および表1から明らかなように、S−
Dギャップを増大して磁気ブラシの接触圧力を減少させ
ると、画像の掃き目むらは低減し、接触圧力が約1.0
gf/cm2 以下になると、掃き目むらはほとんど目立
たない程度になる。
【0057】現像領域における現像剤のパッキング密度
を変えて行なった幾つかの検討の結果、カウンター現像
において生じる掃き目むら現象は、感光ドラムと現像ス
リーブの相対速度以上に磁気ブラシの接触圧力が支配的
で、接触圧力が1.0gf/cm2 以下ならば、掃き目
むらをほとんど目立たないようにすることができる。
【0058】S−Dギャップ依存の磁気ブラシの接触圧
力変化に対する画像のかぶり量の変化を図8に示す。通
常、かぶり量の測定は、転写紙の影響をなくすために、 反射率(%)=転写紙白地部の反射率(%)−転写紙か
ぶり部の反射率(%) のような差し引きの反射率として求められる。
【0059】図8から明らかなように、磁気ブラシの接
触圧力を減少させると、画像のかぶり量は減少し、接触
圧力が0.7g/cm2 以下になると、かぶり量は反射
率が約0.5%以下のほとんど無視できるくらいの小さ
な値で一定になる。
【0060】かぶり量が反射率約2%以下であれば、画
像の汚れに対する人間の主観評価の点で目立たず許容で
き、さらに反射率0.5%以下であれば、かぶりはほと
んど認識されないといわれている。
【0061】磁気ブラシの接触圧力が約0.7g/cm
2 以下になるとかぶり量が一定になるのは、この圧力以
下ではトナーの白地部への付着が、機械的な摩擦や接触
圧力によるのではなく、トナーのもつ電荷による単なる
静電的な鏡映力によることが理由であると思われる。
【0062】すなわち、現像バイアスの交番電界により
トナーがS−Dギャップ間を往復運動し、そのとき鏡映
力で感光ドラムに付着したトナーの一部の付着力が高い
トナーは、現像バイアスの電界により引き戻されず、白
地部であってもそのまま付着しているが、磁気ブラシの
接触圧力が約0.7g/cm2 以下では、機械的な摩擦
や接触圧力による付着が無視できる程度に小さいので、
その結果、一定量のかぶりが発生することになる。
【0063】従って、このかぶりは、たとえ磁気ブラシ
が感光ドラムに非接触(つまり接触圧力がゼロ)であっ
ても発生し得、発生するかどうかは、ひとえにトナーの
帯電量と感光ドラムの誘電率にかかっている。
【0064】ところが、磁気ブラシの接触圧力が約0.
7gf/cm2 以上になると、往復運動により感光ドラ
ムに到達トナーに、磁気ブラシの機械的な摩擦や接触圧
力が加わり、トナーが機械的押圧により感光ドラムに擦
り付けられる。従ってトナーの付着力が増大し、磁気ブ
ラシの接触圧力の増大に対応して、かぶり量が増大する
ことになる。
【0065】磁気ブラシの接触圧力は、磁性キャリアの
単位体積当たりの磁化の強さσd によっても大きく変わ
る。これは、現像磁界中でキャリア粒子が穂立ちすると
き、その穂の一つひとつはそれぞれ棒磁石のような挙動
を示すが、たとえばキャリアの磁化の強さが小さくなる
と、キャリア粒子間に働く力が小さくなって、穂が崩れ
やすくなる結果、ブラシの接触圧力が減少するというよ
うに説明できるものと考えられる。
【0066】図9は、磁性キャリアの単位体積当たりの
磁化の強さσd を66〜200emu/cm3 まで変化させた
ときの磁気ブラシの接触圧力の変化を示す。このとき、
現像スリーブ上の現像剤量は約50mg/cm2 、S−
Dギャップは500μm、現像種極のピーク磁界の強さ
は1000ガウスであった。
【0067】図9から明らかなように、磁性キャリアの
磁化の強さσd を選択することにより、磁気ブラシの接
触圧力を変化させて選択することができる。磁性キャリ
アの磁化強さσd 依存の磁気ブラシ接触圧力の変化に対
する画像の掃き目むらの評価を表2に示す。表2から
も、接触圧力が1.0gf/cm2 以下のときは、掃き
目むらがほとんど目立たないようになる。
【0068】
【表2】
【0069】図10は、磁気ブラシの磁化強さσd 依存
の磁気ブラシの接触圧力変化に対するかぶり量の変化を
示す。図10から明らかなように、磁気ブラシの接触圧
力を減少させると、図8のときと同様、かぶり量は減少
し、接触圧力が約0.7g/cm2 以下になると、かぶ
り量は反射率約0.5%以下の無視できるいくらいの小
さな値で一定になることが確認された。
【0070】現像スリーブ上の現像剤量が約50mg/
cm2 、S−Dギャップが500μm、現像主極の磁界
のピークの強さが1000ガウスである場合、接触圧力
を0.7gf/cm2 以下にするには、図10から、磁
性キャリアの体積当たりの磁化の強さσd (σ1000)を
120emu/cm3 以下にすることが必要である。
【0071】以上のように、現像スリーブ25と感光ド
ラム3とをカウンター方向に回転させ、かつ現像磁界
(現像磁極の磁界)内において、現像スリーブ上現像剤
の磁気ブラシが感光ドラムを押す接触圧力を0.7gf
/cm2 以下することにより、磁気ブラシによる掃き目
むらもない、均一なハイライト・ハーフトーンを形成す
ることができる。
【0072】磁性キャリアの単位体積当たりの磁化の強
さσd を小さくした現像方式において、現像スリーブと
感光ドラムの回転をカウンター方向にした現像を行なう
ことは、他の点でも有利である。以下に説明する。
【0073】1000ガウスの現像磁界中で、磁性キャ
リアの磁化を小さくすると、順方向の接触現像方式で
は、ベタ部(ソリッド部)において掃き寄せが生じやす
くなる。この掃き寄せとは、ベタ部を現像する際、ベタ
部に背景部(白地部)が隣接し、また後続すると、ベタ
部の後端部にトナーが大量に付着し、ベタ部後端の濃度
が高くなる現象である。この掃き寄せ現象は、特に非接
触現像時に生じやすく、現像バイアスにより感光ドラム
側の現像領域の前半部に滞留し、振動しているトナー
が、ベタ部に続く背景部において現像スリーブ側に引き
戻されずに、ベタ部に付着してしまうことによる。
【0074】キャリアの磁化σd を小さくすると掃き寄
せが生じやすくなるのは、これにより現像磁界中で磁気
ブラシが緻密になることと、磁気ブラシの穂の長さが短
くなることによる。現像領域前半の磁気ブラシの穂長が
長いと、現像領域前半において感光ドラム側に滞留して
いるトナーを磁気ブラシが掻き取るので、掃き寄せが発
生しにくくなるが、磁気ブラシの穂長が短くなると、上
記の滞留トナーを掻き取りづらくなる。
【0075】以上の掃き寄せに関しては、磁性キャリア
の磁化σd を小さくした現像方式においても、カウンタ
ー現像を行なうことにより、ベタ部後端の滞留現象その
ものが生じなくなり、掃き寄せを発生させないようにで
きる点でもメリットがある。
【0076】以上を要するに、本発明では、感光ドラム
と現像スリーブとが対向した現像部において、感光ドラ
ムと現像スリーブとが互に逆方向になるように移動し、
その現像スリーブ上現像剤の磁気ブラシを感光ドラムに
接触して、像担持体上の潜像を直流電圧に交流電圧を重
畳した現像バイアスを印加した下で現像するに際し、現
像部における磁気ブラシが感光ドラムを押圧する接触圧
力を0.7gf/cm2 以下にしたので、掃き目むら
も、かぶりもなく、また掃き寄せもない、高品質なハー
フトーン画像を得ることができる。
【0077】実施例2 実施例1においては、2成分現像剤の磁性キャリアとし
て、図11に示すように、ヒステリシスがない磁気特性
を示す軟強磁性キャリアを用いたが、本実施例では、図
12に示すように、ヒステリシスを有する磁気特性を示
す硬強磁性キャリアを用いたことが特徴である。本実施
例のその他の構成は、実施例1と同様である。
【0078】図12のような硬強磁性キャリアは、保磁
力Hcおよび残留磁化σrを有することを特徴としてい
る。硬強磁性キャリアは残留磁化σrを有するため、外
部磁場が弱まった状態(現像スリーブから離れた状態)
においてもある程度の磁化を持ち、そのためキャリア同
士が引き合う力、あるいはキャリアの現像極に引き付け
られる力が強くなり、軟強磁性キャリアに比べてキャリ
ア付着を起こりずらくするのに有利である。
【0079】本実施例において、2成分現像剤の磁性キ
ャリアとして複数種の硬強磁性キャリアを使用した他
は、実施例1と同様にして、磁性キャリアの磁化強さσ
d 依存の磁気ブラシ接触圧力の変化と画像の掃き目むら
の関係を調べた。硬強磁性キャリアは、いずれも、保磁
力Hcが約2000エルステッドのものを使用したが、
1000ガウスの磁界における磁化の強さσ1000および
残留磁化σrは異ならせた。
【0080】本実施例によっても、実施例1のときと同
様、接触カウンター現像において、磁気ブラシの接触圧
力を0.7gf/cm2 以下にすることにより、掃き目
むらも、かぶりもなく、また掃き寄せもない、良好なハ
ーフトーン画像を得ることができた。
【0081】実施例3 本実施例では、多重現像プロセスに適用した。近年、感
光ドラム上にトナー像を直接重ね合わせてカラー画像を
形成する、多重現像プロセスが提案され、検討されてい
る。
【0082】この多重現像プロセスを図13を参照して
説明すると、感光ドラム33の表面を帯電器34によっ
て均一に帯電し、露光手段35によりレーザ照射して感
光ドラム33の表面上に潜像を形成し、その潜像に対応
した色の現像器31M、31C、31Yまたは31BK
により反転現像して、トナー像として可視化する。この
プロセスをマゼンタ、シアン、イエローの3色またはこ
れにブラックを加えた4色分繰り返して、感光ドラム3
3上に3色または4色のトナー像を重ねたカラー画像を
形成する(多重現像)。ついで、このトナー像を転写手
段40により転写材上に一括転写し、定着器に送って定
着し、転写材上にカラー画像を得る。感光ドラム33
は、前露光ランプ36により残留電荷を除去した後、つ
ぎの画像形成に備えられる。
【0083】本実施例では、このような多重現像プロセ
スの画像形成方法において、上記の各現像器31M、3
1C、31Y、31BKを、実施例1の図1に示した現
像器と同様な構成とするものである。
【0084】本実施例においても、接触カウンター現像
において、磁気ブラシの接触圧力を0.7gf/cm2
以下とすることにより、掃き目むらも、かぶりもなく、
また掃き寄せもない、高品質なハーフトーン画像を得る
ことができた。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、像担持
体上にドット分布静電潜像を形成し、磁界発生手段を内
包した現像剤担持体上にトナーおよび磁性キャリアから
なる2成分現像剤を担持して、像担持体と対向した現像
部において像担持体の回転方向と逆方向となる向きに回
転して現像部に現像剤を搬送し、現像部において磁界発
生手段の磁界により現像剤の磁気ブラシを形成して像担
持体に接触させ、直流電圧に交流電圧を重畳した現像バ
イアスの印加下で像担持体上の潜像を現像し、画像を得
る画像形成方法である。その磁界発生手段の現像部での
磁界内において、磁気ブラシが像担持体を押す接触圧力
を0.7gf/cm2 以下としたので、掃き目むらも、
かぶりもなく、また掃き寄せもなく、ハーフトーンを再
現でき、高品質な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用する現像器の一実施例を示す構成
図である。
【図2】本発明が適用可能な画像形成装置を示す全体構
成図である。
【図3】図2の画像形成装置のレーザビームスキャナを
示す説明図である。
【図4】図3のスキャナで使用するパルス幅変調回路の
一例を示す回路ブロック図である。
【図5】図4のパルス幅変調回路の信号波形を示す説明
図である。
【図6】図1の現像器の現像スリーブ上現像剤の磁気ブ
ラシの測定法を示す説明図である。
【図7】図1の現像器のS−Dギャップを変化させたと
きの磁気ブラシの接触圧力変化を示す図である。
【図8】図1の現像器のS−Dギャップ依存の磁気ブラ
シの接触圧力変化に対する画像のかぶり量の変化を示す
図である。
【図9】図1の現像器の磁性キャリアの磁化の強さσd
を変化させたときの磁気ブラシの接触圧力の変化を示す
図である。
【図10】図1の現像器の磁気ブラシの磁化強さσd
存の磁気ブラシの接触圧力変化に対するかぶり量の変化
を示す図である。
【図11】本発明で使用した軟強磁性キャリアの磁気特
性を示す図である。
【図12】本発明で使用した硬強磁性キャリアの磁気特
性を示す図である。
【図13】本発明が適用可能な多重現像プロセス方式の
画像形成装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 回転現像装置 1M〜1BK 現像器 3 感光ドラム 18 現像容器 22 2成分現像剤 25 現像スリーブ 27 バイアス電源 29 磁石 S1 現像磁極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上にドット分布静電潜像を形成
    し、磁界発生手段を内包した現像剤担持体上にトナーお
    よび磁性キャリアからなる2成分現像剤を担持して、像
    担持体と対向した現像部において像担持体の回転方向と
    逆方向となる向きに回転して現像部に現像剤を搬送し、
    現像部において磁界発生手段の磁界により現像剤の磁気
    ブラシを形成して像担持体に接触させ、直流電圧に交流
    電圧を重畳した現像バイアスの印加下で像担持体上の潜
    像を現像し、画像を得る画像形成方法において、前記磁
    界発生手段の現像部での磁界内において、磁気ブラシが
    像担持体を押す接触圧力を0.7gf/cm2 以下とし
    たことを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 前記現像部の磁界のピーク値を500〜
    2000ガウスとした請求項1の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 前記現像部の磁界のピーク値が1000
    ガウスであり、現像剤の磁性キャリアの該ピーク値の磁
    界内での単位体積当たりの磁化の強さσが120emu/cm
    3 以下である請求項2の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 前記磁性キャリアが軟強磁性または硬強
    磁性の磁性キャリアである請求項1、2または3の画像
    形成方法。
  5. 【請求項5】 1画素当たりの光源の発光時間を画像の
    濃度値に対応して変調することにより、前記ドット分布
    静電潜像を形成する請求項1、2、3、または4の画像
    形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001100524A (ja) * 1999-09-30 2001-04-13 Minolta Co Ltd 現像装置およびそれを使用する画像形成装置
JP2012141537A (ja) * 2011-01-06 2012-07-26 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

Cited By (3)

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JP2012141537A (ja) * 2011-01-06 2012-07-26 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
US8693929B2 (en) 2011-01-06 2014-04-08 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus

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