JP3449850B2 - 熱記録装置 - Google Patents
熱記録装置Info
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- JP3449850B2 JP3449850B2 JP34859495A JP34859495A JP3449850B2 JP 3449850 B2 JP3449850 B2 JP 3449850B2 JP 34859495 A JP34859495 A JP 34859495A JP 34859495 A JP34859495 A JP 34859495A JP 3449850 B2 JP3449850 B2 JP 3449850B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
- B41J2/335—Structure of thermal heads
- B41J2/33555—Structure of thermal heads characterised by type
- B41J2/3357—Surface type resistors
-
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- B41J2/33575—Processes for assembling process heads
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,基板上に備えられた発
熱素子の熱エネルギを利用して対向する記録媒体上に所
望の視覚像を形成する熱記録装置に関するもので,詳し
くは,記録幅を拡大するために各々が基板上に直線状に
複数の発熱素子を備えた複数の基板からなるサーマルヘ
ッドを使用した熱記録装置において,記録媒体上に記録
される視覚像の記録品質の改良に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より,記録幅方向に沿って一列状に
複数の発熱素子を備えたサーマルヘッドを使用した熱記
録装置として,感熱プリンタ,熱転写プリンタ,FAX
装置,XYプロッタなどが実用化されている。これらの
熱記録装置では一般に,一つの基板上に所定の記録幅を
記録し得る数の発熱素子を蒸着工法などで一列状に付着
させ,且つ記録濃度むらを防止するため,発熱素子個々
の抵抗値偏差を極力小さくしたサーマルヘッドを採用し
ている。ところで,これら記録装置の中には,その機能
上,広い記録幅を有するサーマルヘッドを必要とする場
合がある。しかし,製造工程における蒸着釜内部の寸法
制限など,製造装置の基板収納寸法制限や歩留まりの点
から,ISO規格A2判,A1判,A0判などの記録幅
に対応するサーマルヘッドを,一つの基板上で安価に製
作することは極めて困難である。 【0003】一方,プリプレス用途などで行われる熱転
写カラー記録は,図3で示すように紙幅W’を有する記
録紙10の中心部で,記録幅C’の領域にISO規格ま
たはANSI規格サイズなどの画像を高品質に記録し,
その両側の記録幅B’の部分に付属情報としてクロップ
マークと呼ばれる位置決めマークなどを記録するが,一
般にこれらの付属情報の記録は,画像の記録程の記録濃
度の一様性は求められない。以上のことから,実際の画
像の記録幅に加え,これら付属情報を記録するために,
さらに長さを延長したサーマルヘッドを使用する必要が
ある。 【0004】このような理由から,広い記録幅を必要と
する熱記録装置では,図7に示すように,それぞれ一列
状に発熱素子を備えた複数の基板を繋ぎ合わせ,広い記
録幅Wで記録を実行できるサーマルヘッド16を採用し
ている。つまり,長さWの発熱素子列を備えたサーマル
ヘッド16を得るために,長さDの発熱素子列18を備
えた基板17と,長さ(W−D)の発熱素子列20を備
えた基板19を繋ぎ合わせる。この時,発熱素子列長さ
のWとDの関係は,記録すべき画像の幅に関係なく,お
よそD=W/2の関係で繋ぎ合わせが行われる。この結
果,基板17と基板19に備えられた発熱素子列18と
発熱素子列20の繋ぎ目では,発熱素子の抵抗値偏差が
不連続となりやすく,隣接抵抗値偏差が大きくなって目
立った記録濃度むらを生じやすい。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】この記録濃度むらは,
特に昇華式熱転写カラープリンタのような連続階調によ
る画像出力を行う熱記録装置の場合,画像の略中心部に
記録紙搬送方向に沿った縦筋を発生し,画質の低下を招
く結果となる。 【0006】 【問題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため本発明では,各々が基板上に直線状に複数の発熱
素子を備えた複数の基板を繋ぎ合わせたサーマルヘッド
によって,記録媒体の略中央部に画像を記録し,余白部
に該画像に対する付属情報を記録する熱記録装置におい
て,前記サーマルヘッドにおける基板の繋ぎ目を前記余
白部又は前記画像の記録領域と前記付属情報の記録領域
の境界部に設けている。 【0007】 【作用】この結果,記録濃度むらを発生しやすいサーマ
ルヘッドの繋ぎ目が,画像の記録領域から外れ,記録濃
度の多少の変化が許容できる余白部又は画像の記録領域
と付属情報の記録領域との境界部となっており,実質的
に画像の記録領域における画質の低下を防止できる。 【0008】 【実施例】図5に熱記録装置の一例として,図6に示す
インクシートを用いる熱転写カラープリンタの構成を示
す。記録紙10とインクシート25は,インクシート2
5のインク塗布面が記録紙10と密接するように,サー
マルヘッド1とプラテンローラ26の間を通され,且つ
サーマルヘッド1によってプラテンローラ26へ所定の
圧力で押圧されている。この状態で,プラテンローラを
回転させながらサーマルヘッド1に備えられた発熱素子
列へ通電を繰り返すと,インクシート25のインクが記
録紙10へ転写されて画像が形成される。 【0009】インクシート25の一面には,イエロー
Y,マゼンタM,シアンC,ブラックBkの4色インク
を面順次に塗布されており,その塗布面積は,各色とも
に記録領域を若干超える面積としている。インクは昇華
式記録用には昇華染料を含み,溶融式記録用にはワック
スに顔料を混成したものが使用される。また,インクシ
ート25を廃止し,記録紙に感熱記録紙を採用してサー
マルヘッド1の発熱素子によって記録を行う場合もあ
る。 【0010】実際に記録される視覚像は,図3に示すよ
うに,記録紙10の中で高画質を要求される記録幅C’
の画像の記録領域11と,その両側に設けられた幅B’
の余白部に,付属情報として記録されるクロップマーク
12などで構成される。一般的には,画像の記録領域1
1とクロップマーク12などの付属情報記録部との間に
は,僅かな幅Gのギャップが設けられる。 【0011】このような視覚像を記録するため,本発明
の熱記録装置で使用されるサーマルヘッド1の第一の構
成例を図1に示す。図1の例は,2個の基板を繋ぎ合わ
せた例である。長さWの発熱素子列を備えたサーマルヘ
ッド1を得るために,長さAの発熱素子列3を備えた基
板2と,長さBの発熱素子列5を備えた基板4を繋ぎ合
わせる。発熱素子列の長さWと記録紙10の紙幅W’の
関係は,ほぼ等しく又はWを若干短くしている。また,
基板2と基板4の繋ぎ目が,図3に示した幅Gのギャッ
プ部,又は付属情報記録領域の幅を含んだ幅(B’+
G)の領域と相対するように,各基板の長さ及び記録機
構部(図示せず)の組み合わせ位置関係を定めている。 【0012】図4に,各基板の繋ぎ目の構造を示す。繋
ぎ目で各発熱素子が等ピッチで並ぶように,基板2と基
板4の端部の加工が行われ,両基板の締結や接着などの
工法で両者が密接されている。基板2上の発熱素子列3
を構成する各発熱素子には,導電材料で形成された導体
電極部13が接続されており,同様に基板4上の発熱素
子列5を構成する各発熱素子には,導電材料で形成され
た導体電極部14が接続されている。これら導体電極部
13及び導体電極部14の電位を同一とするため,繋ぎ
目を越えて両者間を短絡線15で電気的に接続してい
る。以上のような工法で,複数の基板から成るサーマル
ヘッド1を繋ぎ合わせている。 【0013】次に,本発明の熱記録装置で使用されるサ
ーマルヘッド1の第二の構成例を図2に示す。図2の例
は,3個の基板を繋ぎ合わせた例である。長さWの発熱
素子列を備えたサーマルヘッド1を得るために,長さC
の発熱素子列7を備えた基板6と,その両側に,長さB
の発熱素子列5を備えた基板4と,同じく長さBの発熱
素子列9を備えた基板8とを繋ぎ合わせる。発熱素子列
の長さWと記録紙10の紙幅W’の関係は,第一の構成
例と同様に,ほぼ等しく又はWを若干短くしている。ま
た,基板6と基板4及び基板6と基板8の繋ぎ目が,図
3に示した画像記録領域幅W’の両側に設けられた幅G
のギャップ部,又は付属情報記録領域の幅を含んだ幅
(B’+G)の領域と相対するように,各基板の長さ及
び記録機構部(図示せず)の組み合わせ位置関係を定め
ている。尚,第二の構成例における繋ぎ目の構造は,第
一の構成例と同様である。 【0014】 【発明の効果】以上の説明のように本発明によると,各
々が基板上に直線状に複数の発熱素子を備えた複数の基
板を繋ぎ合わせたサーマルヘッドによって,記録媒体の
略中央部に画像を記録し,余白部に該画像に対する付属
情報を記録する熱記録装置において,前記サーマルヘッ
ドにおける基板の繋ぎ目を前記余白部又は前記画像の記
録領域と前記付属情報の記録領域の境界部に設けている
から,記録濃度むらを発生しやすいサーマルヘッドの繋
ぎ目が,画像の記録領域から外れ,記録濃度の多少の変
化が許容できる余白部又は画像の記録領域と付属情報の
記録領域との境界部となっており,実質的に画像の記録
領域における画質の低下を防止できる。また,本発明に
よる熱記録装置として,熱転写カラープリンタを例に説
明したが,本発明を,熱転写白黒プリンタや,記録紙に
感熱紙を使用した直接感熱プリンタやFAX装置など,
他の熱記録装置へ適用しても同様の効果が得られること
は明白である。
熱素子の熱エネルギを利用して対向する記録媒体上に所
望の視覚像を形成する熱記録装置に関するもので,詳し
くは,記録幅を拡大するために各々が基板上に直線状に
複数の発熱素子を備えた複数の基板からなるサーマルヘ
ッドを使用した熱記録装置において,記録媒体上に記録
される視覚像の記録品質の改良に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より,記録幅方向に沿って一列状に
複数の発熱素子を備えたサーマルヘッドを使用した熱記
録装置として,感熱プリンタ,熱転写プリンタ,FAX
装置,XYプロッタなどが実用化されている。これらの
熱記録装置では一般に,一つの基板上に所定の記録幅を
記録し得る数の発熱素子を蒸着工法などで一列状に付着
させ,且つ記録濃度むらを防止するため,発熱素子個々
の抵抗値偏差を極力小さくしたサーマルヘッドを採用し
ている。ところで,これら記録装置の中には,その機能
上,広い記録幅を有するサーマルヘッドを必要とする場
合がある。しかし,製造工程における蒸着釜内部の寸法
制限など,製造装置の基板収納寸法制限や歩留まりの点
から,ISO規格A2判,A1判,A0判などの記録幅
に対応するサーマルヘッドを,一つの基板上で安価に製
作することは極めて困難である。 【0003】一方,プリプレス用途などで行われる熱転
写カラー記録は,図3で示すように紙幅W’を有する記
録紙10の中心部で,記録幅C’の領域にISO規格ま
たはANSI規格サイズなどの画像を高品質に記録し,
その両側の記録幅B’の部分に付属情報としてクロップ
マークと呼ばれる位置決めマークなどを記録するが,一
般にこれらの付属情報の記録は,画像の記録程の記録濃
度の一様性は求められない。以上のことから,実際の画
像の記録幅に加え,これら付属情報を記録するために,
さらに長さを延長したサーマルヘッドを使用する必要が
ある。 【0004】このような理由から,広い記録幅を必要と
する熱記録装置では,図7に示すように,それぞれ一列
状に発熱素子を備えた複数の基板を繋ぎ合わせ,広い記
録幅Wで記録を実行できるサーマルヘッド16を採用し
ている。つまり,長さWの発熱素子列を備えたサーマル
ヘッド16を得るために,長さDの発熱素子列18を備
えた基板17と,長さ(W−D)の発熱素子列20を備
えた基板19を繋ぎ合わせる。この時,発熱素子列長さ
のWとDの関係は,記録すべき画像の幅に関係なく,お
よそD=W/2の関係で繋ぎ合わせが行われる。この結
果,基板17と基板19に備えられた発熱素子列18と
発熱素子列20の繋ぎ目では,発熱素子の抵抗値偏差が
不連続となりやすく,隣接抵抗値偏差が大きくなって目
立った記録濃度むらを生じやすい。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】この記録濃度むらは,
特に昇華式熱転写カラープリンタのような連続階調によ
る画像出力を行う熱記録装置の場合,画像の略中心部に
記録紙搬送方向に沿った縦筋を発生し,画質の低下を招
く結果となる。 【0006】 【問題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため本発明では,各々が基板上に直線状に複数の発熱
素子を備えた複数の基板を繋ぎ合わせたサーマルヘッド
によって,記録媒体の略中央部に画像を記録し,余白部
に該画像に対する付属情報を記録する熱記録装置におい
て,前記サーマルヘッドにおける基板の繋ぎ目を前記余
白部又は前記画像の記録領域と前記付属情報の記録領域
の境界部に設けている。 【0007】 【作用】この結果,記録濃度むらを発生しやすいサーマ
ルヘッドの繋ぎ目が,画像の記録領域から外れ,記録濃
度の多少の変化が許容できる余白部又は画像の記録領域
と付属情報の記録領域との境界部となっており,実質的
に画像の記録領域における画質の低下を防止できる。 【0008】 【実施例】図5に熱記録装置の一例として,図6に示す
インクシートを用いる熱転写カラープリンタの構成を示
す。記録紙10とインクシート25は,インクシート2
5のインク塗布面が記録紙10と密接するように,サー
マルヘッド1とプラテンローラ26の間を通され,且つ
サーマルヘッド1によってプラテンローラ26へ所定の
圧力で押圧されている。この状態で,プラテンローラを
回転させながらサーマルヘッド1に備えられた発熱素子
列へ通電を繰り返すと,インクシート25のインクが記
録紙10へ転写されて画像が形成される。 【0009】インクシート25の一面には,イエロー
Y,マゼンタM,シアンC,ブラックBkの4色インク
を面順次に塗布されており,その塗布面積は,各色とも
に記録領域を若干超える面積としている。インクは昇華
式記録用には昇華染料を含み,溶融式記録用にはワック
スに顔料を混成したものが使用される。また,インクシ
ート25を廃止し,記録紙に感熱記録紙を採用してサー
マルヘッド1の発熱素子によって記録を行う場合もあ
る。 【0010】実際に記録される視覚像は,図3に示すよ
うに,記録紙10の中で高画質を要求される記録幅C’
の画像の記録領域11と,その両側に設けられた幅B’
の余白部に,付属情報として記録されるクロップマーク
12などで構成される。一般的には,画像の記録領域1
1とクロップマーク12などの付属情報記録部との間に
は,僅かな幅Gのギャップが設けられる。 【0011】このような視覚像を記録するため,本発明
の熱記録装置で使用されるサーマルヘッド1の第一の構
成例を図1に示す。図1の例は,2個の基板を繋ぎ合わ
せた例である。長さWの発熱素子列を備えたサーマルヘ
ッド1を得るために,長さAの発熱素子列3を備えた基
板2と,長さBの発熱素子列5を備えた基板4を繋ぎ合
わせる。発熱素子列の長さWと記録紙10の紙幅W’の
関係は,ほぼ等しく又はWを若干短くしている。また,
基板2と基板4の繋ぎ目が,図3に示した幅Gのギャッ
プ部,又は付属情報記録領域の幅を含んだ幅(B’+
G)の領域と相対するように,各基板の長さ及び記録機
構部(図示せず)の組み合わせ位置関係を定めている。 【0012】図4に,各基板の繋ぎ目の構造を示す。繋
ぎ目で各発熱素子が等ピッチで並ぶように,基板2と基
板4の端部の加工が行われ,両基板の締結や接着などの
工法で両者が密接されている。基板2上の発熱素子列3
を構成する各発熱素子には,導電材料で形成された導体
電極部13が接続されており,同様に基板4上の発熱素
子列5を構成する各発熱素子には,導電材料で形成され
た導体電極部14が接続されている。これら導体電極部
13及び導体電極部14の電位を同一とするため,繋ぎ
目を越えて両者間を短絡線15で電気的に接続してい
る。以上のような工法で,複数の基板から成るサーマル
ヘッド1を繋ぎ合わせている。 【0013】次に,本発明の熱記録装置で使用されるサ
ーマルヘッド1の第二の構成例を図2に示す。図2の例
は,3個の基板を繋ぎ合わせた例である。長さWの発熱
素子列を備えたサーマルヘッド1を得るために,長さC
の発熱素子列7を備えた基板6と,その両側に,長さB
の発熱素子列5を備えた基板4と,同じく長さBの発熱
素子列9を備えた基板8とを繋ぎ合わせる。発熱素子列
の長さWと記録紙10の紙幅W’の関係は,第一の構成
例と同様に,ほぼ等しく又はWを若干短くしている。ま
た,基板6と基板4及び基板6と基板8の繋ぎ目が,図
3に示した画像記録領域幅W’の両側に設けられた幅G
のギャップ部,又は付属情報記録領域の幅を含んだ幅
(B’+G)の領域と相対するように,各基板の長さ及
び記録機構部(図示せず)の組み合わせ位置関係を定め
ている。尚,第二の構成例における繋ぎ目の構造は,第
一の構成例と同様である。 【0014】 【発明の効果】以上の説明のように本発明によると,各
々が基板上に直線状に複数の発熱素子を備えた複数の基
板を繋ぎ合わせたサーマルヘッドによって,記録媒体の
略中央部に画像を記録し,余白部に該画像に対する付属
情報を記録する熱記録装置において,前記サーマルヘッ
ドにおける基板の繋ぎ目を前記余白部又は前記画像の記
録領域と前記付属情報の記録領域の境界部に設けている
から,記録濃度むらを発生しやすいサーマルヘッドの繋
ぎ目が,画像の記録領域から外れ,記録濃度の多少の変
化が許容できる余白部又は画像の記録領域と付属情報の
記録領域との境界部となっており,実質的に画像の記録
領域における画質の低下を防止できる。また,本発明に
よる熱記録装置として,熱転写カラープリンタを例に説
明したが,本発明を,熱転写白黒プリンタや,記録紙に
感熱紙を使用した直接感熱プリンタやFAX装置など,
他の熱記録装置へ適用しても同様の効果が得られること
は明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱記録装置で使用されるサーマルヘッ
ドにおいて,第一の構成例を示す図である。 【図2】本発明の熱記録装置で使用されるサーマルヘッ
ドにおいて,第二の構成例を示す図である。 【図3】本発明による熱記録装置で,記録紙上に記録さ
れる画像記録領域及び付属情報記録領域の関係を示す図
である。 【図4】複数の基板から成るサーマルヘッドの繋ぎ目を
示す図である。 【図5】熱記録装置の基本構成を示す図である。 【図6】熱記録装置で使用されるインクシートの構成を
示す図である。 【図7】従来の熱記録装置に使用され,繋ぎ合わされた
サーマルヘッドの一例を示す図である。 【符号の説明】 1,16 サーマルヘッド 2,4,6,8,17,19 基板 3,5,7,9,18,20 発熱素子列 10 記録紙 11 画像記録領域 12 クロップマーク 13,14 導体電極部 15 短絡線 21 インクシート巻き取りロ
ール 22 インクシート供給ロール 23,24 インクシート案内棒 25 インクシート 26 プラテンローラ A,B,C,D 各基板に備えられた発熱
素子列の長さ W 繋ぎ合わされたサーマルヘッ
ドの発熱素子列の長さ W’ 記録紙の紙幅 B’ 付属情報の記録領域幅 C’ 画像の記録領域幅 G 画像記録領域と付属情報
記録領域間の隙間
ドにおいて,第一の構成例を示す図である。 【図2】本発明の熱記録装置で使用されるサーマルヘッ
ドにおいて,第二の構成例を示す図である。 【図3】本発明による熱記録装置で,記録紙上に記録さ
れる画像記録領域及び付属情報記録領域の関係を示す図
である。 【図4】複数の基板から成るサーマルヘッドの繋ぎ目を
示す図である。 【図5】熱記録装置の基本構成を示す図である。 【図6】熱記録装置で使用されるインクシートの構成を
示す図である。 【図7】従来の熱記録装置に使用され,繋ぎ合わされた
サーマルヘッドの一例を示す図である。 【符号の説明】 1,16 サーマルヘッド 2,4,6,8,17,19 基板 3,5,7,9,18,20 発熱素子列 10 記録紙 11 画像記録領域 12 クロップマーク 13,14 導体電極部 15 短絡線 21 インクシート巻き取りロ
ール 22 インクシート供給ロール 23,24 インクシート案内棒 25 インクシート 26 プラテンローラ A,B,C,D 各基板に備えられた発熱
素子列の長さ W 繋ぎ合わされたサーマルヘッ
ドの発熱素子列の長さ W’ 記録紙の紙幅 B’ 付属情報の記録領域幅 C’ 画像の記録領域幅 G 画像記録領域と付属情報
記録領域間の隙間
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平5−138912(JP,A)
特開 平6−155808(JP,A)
特開 平5−254208(JP,A)
特開 平5−124240(JP,A)
特開 平3−118584(JP,A)
特開 平2−310060(JP,A)
実開 昭64−1947(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B41J 2/335
B41J 2/345
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 各々が基板上に直線状に複数の発熱素子
を備えた複数の基板を繋ぎ合わせたサーマルヘッドによ
って,記録媒体の略中央部に画像を記録し,余白部に該
画像に対する付属情報を記録する熱記録装置において,
前記サーマルヘッドにおける基板の繋ぎ目を前記余白部
又は前記画像の記録領域と前記付属情報の記録領域の境
界部に設けたことを特徴とする熱記録装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34859495A JP3449850B2 (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 熱記録装置 |
US08/768,798 US5903297A (en) | 1995-12-20 | 1996-12-18 | Thermal recording apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34859495A JP3449850B2 (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 熱記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09169133A JPH09169133A (ja) | 1997-06-30 |
JP3449850B2 true JP3449850B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=18398062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34859495A Expired - Fee Related JP3449850B2 (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 熱記録装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5903297A (ja) |
JP (1) | JP3449850B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6536893B2 (en) * | 2001-01-16 | 2003-03-25 | Hewlett-Packard Company | Waterfast and smearfast inks using ink jet delivered dye sublimation dyes |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5028935A (en) * | 1986-11-17 | 1991-07-02 | Calcomp Group, Sanders Associates, Inc. | Wide format thermal recording device |
JPH0743270B2 (ja) * | 1992-01-31 | 1995-05-15 | ローム株式会社 | 指示計器 |
-
1995
- 1995-12-20 JP JP34859495A patent/JP3449850B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-12-18 US US08/768,798 patent/US5903297A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09169133A (ja) | 1997-06-30 |
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