JP3449377B2 - ディスクのサーチ方法 - Google Patents

ディスクのサーチ方法

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JP3449377B2
JP3449377B2 JP18958393A JP18958393A JP3449377B2 JP 3449377 B2 JP3449377 B2 JP 3449377B2 JP 18958393 A JP18958393 A JP 18958393A JP 18958393 A JP18958393 A JP 18958393A JP 3449377 B2 JP3449377 B2 JP 3449377B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はディスクのサーチ方法に
係り、特にCD,MD,LD等のディスクを対象にし
て、ピックアップのスレッド送りやレンズキックにより
目標位置をシークするようにしたディスクのサーチ方法
に関する。 【0002】 【従来の技術】コンパクトディスク(CD)には、音楽
データと共に制御用のサブコードが記録されており、特
にサブコードのQチャンネルデータにより、曲番(TN
O)、ディスク上の絶対的な位置を示す絶対時間(A−
time;分・秒・フレーム)、相対的な位置を示す曲
別の演奏経過時間(P−time;分・秒・フレーム)
が記録されている。従って、CDプレーヤでは、コンパ
クトディスクの演奏中に、QチャンネルデータのP−t
imeと曲番を読み取ることで、現在の演奏曲の演奏経
過時間を曲番とともに表示させたり、A−timeを読
み出すことで、光ピックアップを一定位置にポーズさせ
たりできるようになっている。 【0003】また、コンパクトディスクの最内周リード
インエリアには、曲別の先頭絶対時間が記録されており
(TOC情報)、予め、コンパクトディスクからTOC
情報を読み出しておき、演奏中または停止中に或る所望
曲の演奏が指示されたとき、TOC情報における所望曲
の先頭絶対時間に該当する箇所をコンパクトディスクに
記録されたA−timeを利用してサーチすることで、
迅速に所望曲の頭出しを行い演奏を開始できるようにな
っている。 【0004】即ち、一定線速度をv0 、トラックピッチ
をp、A−timeの零点(00分00秒)での半径を
0 、サーチ前の光ピックアップ現在位置の半径を
S ,絶対時間をtAS、目標位置の半径をrE ,絶対時
間をtAEとして、コンパクトディスクの任意位置の半径
r,絶対時間tA と、v0 及びr0 の間に、面積関係か
ら次式、 π(r2 −r0 2 )/p=v0 A が成立することから、 r={r0 2 +(pv0 A /π)}1/2 が求まる。よって、rS とrE は、 rS ={r0 2 +(pv0 AS/π)}1/2 ・・ (1) rE ={r0 2 +(pv0 AE/π)}1/2 ・・ (2) となる。一方、rS とrE の間のトラック数Nは、 N=(rE −rS )/p であるから、これに(1)、(2)式を代入すると、 N=〔{r0 2 +(pv0 AS/π)}1/2 − {r0 2 +(pv0 AE/π)}1/2 〕/p ・・ (3) となる。 【0005】(3)式で求めたNの絶対値がサーチ前の
光ピックアップ現在位置からサーチ目標位置までのトラ
ック単位で見た移動量を示し、Nの符号が移動方向を示
す。Nが正であれば外周方向、負であれば内周方向であ
る。よって、スレッド送りサーボ系とトラッキングサー
ボ系を制御して、所定方向へ所定の移動量だけトラック
ジャンプを行い、光ピックアップの検出位置を移動させ
ることで所望曲の先頭をサーチすることができる。 【0006】具体的には、サーチ開始時における光ピッ
クアップ現在位置と目標位置のずれが大きいとき(例え
ば、Nの絶対値が100 トラックを越えるとき)、スレッ
ド送りによる粗シークを行い、ピックアップ現在位置と
目標位置のずれが小さいとき(例えば、Nの絶対値が10
0 トラック以下のとき)、レンズキックによる精細シー
クを行うようにしている。そして、第1のサーチ方法で
は、各シーク後、ピックアップ現在位置を読み取って目
標位置と比較し、一致したならばシークを終え、不一致
ならば再度、ピックアップ現在位置と目標位置のずれの
大きさに応じて粗シークまたは精細シークを行うように
している。また、第2のサーチ方法では、粗シークまた
は精細シークによるシーク中にトラッキングエラー信号
から作成したトラックカウント信号をカウントし、カウ
ント値が目標値(Nの絶対値)と一致したところでシー
クを終えるようにしている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスクに
記録されたサブコードデータはPCMデータに比べて誤
り訂正能力が低く、ディスクの傷やほこり、ショック等
で読み取りエラーが生じやすい。よって、粗シークまた
は精細シーク後にピックアップ現在位置を読み取る場合
(第1のサーチ方法)、2回続けてサブコードQチャン
ネルデータの読み取りを行い、一致した場合にのみ読み
取った現在位置データが正しいとして、目標位置との比
較を行うようにしていた。これがため、1回のサーチを
実行する間に、何回も現在位置の読み取りを行わなけれ
ばならないが、サブコードQチャンネルデータは最高で
も13.3ms周期でしか読み取りを行うことができず、サー
チが完了するまで長い時間が掛かり、昨今の高速サーチ
化の要望を満たすことが難しいという問題があった。ま
た、シーク中にトラックカウントをする場合(第2のサ
ーチ方法)、ディスクの傷やほこりを光ピックアップが
通過すると、トラッキングエラー信号に欠落が生じ、ト
ラックカウント信号が或る期間で欠落してしまうので、
該トラックカウント信号のカウント値が目標値と一致し
たとき、目標位置を通り過ぎてしまっており、光ピック
アップを戻すために余計なサーチ時間が掛かってしまう
という問題があった。 【0008】以上から本発明の目的は、サーチ時間の短
縮を図ることのできるディスクのサーチ方法を提供する
ことである。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題は本発明におい
ては、ピックアップ現在位置と目標位置のずれが大きい
ときスレッド送りによる粗シークを行う手段と、ピック
アップ現在位置と目標位置のずれが小さいときレンズキ
ックによる精細シークを行う手段と、粗シーク後、ピッ
クアップ現在位置の読み取りを2回続けて行い、該2つ
の現在位置データが一致したときは現在位置データが正
しいとして、目標位置と比較し、当該2つの現在位置デ
ータが不一致のときは現在位置データが誤っているとし
ていずれか一方と目標位置とのずれに従い再シークする
か、または、2回続けて読み取ったピックアップ現在位
置が一致するまで現在位置の読み取りを継続して目標位
置と比較する手段と、精細シーク後、ピックアップ現在
位置の読み取りを1回行い、該読み取った現在位置デー
タと目標位置とのずれが所定の一定範囲内のとき、現在
位置データが正しいとして、目標位置と比較し、当該読
み取った現在位置データと目標位置とのずれが所定の一
定範囲外のとき、現在位置データが誤っているとして目
標位置とのずれに従い再シークする手段と、各シーク後
のピックアップ現在位置と目標位置との比較で、一致し
ていたならばシークを終え、不一致ならば再度、ピック
アップ現在位置と目標位置のずれに応じて粗シークまた
は精細シークを行う手段とを設けたことにより達成され
る。 【0010】 【作用】本発明によれば、ピックアップ現在位置と目標
位置のずれが大きいときスレッド送りによる粗シークを
行い、ピックアップ現在位置と目標位置のずれが小さい
ときレンズキックによる精細シークを行い、各シーク
後、ピックアップ現在位置を読み取って目標位置と比較
し、一致したならばシークを終え、不一致ならば再度、
粗シークまたは精細シークを行うようにしたディスクの
サーチ方法において、粗シーク後は、ピックアップ現在
位置の読み取りを2回続けて行い、該2つの現在位置デ
ータが一致したときは現在位置データが正しいとして、
目標位置と比較するようにし、当該2つの現在位置デー
タが不一致のときは現在位置データが誤っているとして
いずれか一方と目標位置とのずれに従い再シークする
か、または、2回続けて読み取ったピックアップ現在位
置が一致するまで現在位置の読み取りを継続して目標位
置と比較するようにし、精細シーク後は、ピックアップ
現在位置の読み取りを1回行い、該読み取った現在位置
データと目標位置とのずれが所定の一定範囲内のとき、
現在位置データが正しいとして、目標位置と比較するよ
うにし、当該読み取った現在位置データと目標位置との
ずれが所定の一定範囲外のとき、現在位置データが誤っ
ているとして目標位置とのずれに従い再シークする。 【0011】これにより、精細シーク後のピックアップ
現在位置の読み取りを1回行うだけで、読み取りエラー
発生の有無をチェックできるようになり、1回のサーチ
中に精細シークが何回か行われる場合であっても、ピッ
クアップ現在位置の読み取り回数を少なくでき、サーチ
時間の短縮化を図ることができる。 【0012】 【0013】 【実施例】図1は本発明の第1実施例に係るディスクの
サーチ方法を具現したCDプレーヤの要部構成図であ
る。1は音楽データがサブコードデータとともに記録さ
れたコンパクトディスクであり、サーブコードQチャン
ネルによりディスク全周にわたり絶対的な位置を示すA
−timeと曲別の相対的な位置を示すP−timeが
記録されている。また、コンパクトディスク1の最内周
のリードインには、TOC情報として、曲別の先頭絶対
時間が記録されている。 【0014】2はコンパクトディスク1を所定の一定線
速度で回転するスピンドルモータ、3はコンパクトディ
スク1に対しレーザビームを照射し、反射ビームよりコ
ンパクトディスク1に記録された信号を検出する光ピッ
クアップ、4は光ピックアップ3をコンパクトディスク
1の半径方向に送るスレッドモータ、5は光ピックアッ
プ3の検出信号からRF信号及びEFM信号、フォーカ
スエラー信号FE、トラッキングエラー信号TE、CL
V制御信号等を作成するRFアンプ、6はCLV制御信
号に基づきスピンドルモータ2の駆動制御を行うスピン
ドルサーボ回路、7はフォーカスエラー信号FEに基づ
き光ピックアップ3のフォーカスアクチュエータの駆動
制御を行うフォーカスサーボ回路、8はトラッキングエ
ラー信号TEに基づき光ピックアップ3のトラッキング
アクチュエータの駆動制御を行うトラッキングサーボ回
路であり、8aは位相補償等を行うループフィルタ、8
bは加算器、8cは増幅器である。 【0015】9はLPF8aから入力した信号に基づ
き、スレッドモータ4の駆動制御を行うスレッドサーボ
回路であり、9aは位相補償等を行うループフィルタ、
9bは加算器、9cは増幅器である。10は後述するシ
ステムコントローラの指示を受けて、所定のレンズキッ
ク信号を加算器8bに入力して対物レンズを所定量だけ
所定方向へキックし、精細シークを行わせたり、所定の
スレッド送り信号を加算器9bに入力して光ピックアッ
プ全体を所定量だけ所定方向へスレッド送し、粗シーク
を行わせたりするサーチ制御回路であり、マイコン等で
構成されている。 【0016】11はRFアンプ5から出力されるEFM
信号に対し同期、ディインターリーブ、誤り訂正等を行
い、オーディオサンプルデータを復調したり、サブコー
ドデータを復調したりするディジタル信号処理回路、1
2と13はディジタル信号処理回路から出力されたオー
ディオサンプルデータをch別にD/A変換して出力す
るD/A変換器、14はPLAYキー、STOPキー、
ダイレクト選曲キー、曲送りキー、曲戻しキー等を備え
た操作部、15は操作部での操作に従い、システム全体
を制御して所望の通常演奏動作や選曲演奏動作を行わせ
るマイコン等で構成されたシステムコントローラであ
る。このシステムコントローラ15はコンパクトディス
ク1がCDプレーヤにセットされると、各種サーボを立
ち上げ、光ピックアップ3をリードインエリアに移動さ
せるとともに、該光ピックアップ3、RFアンプ5、デ
ィジタル信号処理回路11をしてTOC情報を読み取ら
せ、内蔵メモリ(図示せず)に記憶しておく。 【0017】そして、操作部14のダイレクト選曲キ
ー、曲送りキー、曲戻しキー等の操作に付勢されて、或
る所望曲の先頭を目標位置としてサーチする場合、光ピ
ックアップ3の現在位置に係るA−timeと、TOC
情報で指定された所望曲の先頭絶対時間とから、前述し
た(3)式により、所望曲の先頭までの移動量と移動方
向を定め、移動量が100 トラックを越えるときは粗シー
ク指令(移動量と移動方向を含む)、移動量が100 トラ
ック以下のときは精細シーク指令(移動量と移動方向を
含む)をサーチ制御回路10に指示を与えてサーチ制御
を行わせる。システムコントローラ15は粗シークや精
細シークにおいて、必要がある場合、トラッキングサー
ボオン・オフ制御を行うが、周知の事項なのでここでは
説明を略す。 【0018】システムコントローラ15は粗シークをさ
せた後、光ピックアップ3、RFアンプ5、ディジタル
信号処理回路11をしてコンパクトディスク1からサブ
コードQチャンネルデータ(A−timeデータ)を2
回続けて読み取らせて入力する。そして、読み取った2
つのA−timeが一致しているかチェックし、一致し
ているときは、エラーの無い正しいA−timeである
として、サーチの目標位置と比較し、一致していればサ
ーチを終えてPLAY制御を行う。2つのA−time
が不一致であったときは、少なくとも一方のA−tim
eにエラーが生じているとして、いずれか一方を新たな
現在位置とし、(3)式により再び、目標位置までの移
動量と移動方向を定め、移動量が100 トラックを越える
ときは粗シーク指令(移動量と移動方向を含む)、移動
量が100 トラック以下のときは精細シーク指令(移動量
と移動方向を含む)をサーチ制御回路10に指示を与え
てサーチ制御を行わせる。このように、粗シークをした
後、コンパクトディスク1からA−timeを2回続け
て読み取るようにしたのは、光ピックアップ全体をスレ
ッド送りしたとき、光ピックアップ3が停止したあとも
対物レンズが暫く振動して直ぐには整定せず、元々誤り
訂正能力の低いサブコードデータにエラーが生じやすい
ことから、A−timeデータの信頼性を高めて目標位
置と比較することで、サーチ精度を確保し、余計な時間
が掛からないようにするためである。 【0019】また、システムコントローラ15は精細シ
ークをさせた後、光ピックアップ3、RFアンプ5、デ
ィジタル信号処理回路11をしてコンパクトディスク1
からサブコードQチャンネルデータを1回読み取らせて
入力する。そして、読み取ったA−timeが目標位置
に対し一定範囲内(例えば10秒)に入っているかチェ
ックし、入っていればエラーの無い正しいA−time
であるとし、サーチの目標位置と比較して一致していれ
ば、サーチを終えてPLAY制御を行う。若し、読み取
ったA−timeが目標位置に対し一定範囲外であれ
ば、A−timeにエラーが生じているとして、該A−
timeを現在位置とし、(3)式により再び、目標位
置までの移動量と移動方向を定め、移動量が100 トラッ
クを越えるときは粗シーク指令(移動量と移動方向を含
む)、移動量が100 トラック以下のときは精細シーク指
令(移動量と移動方向を含む)をサーチ制御回路10に
指示を与えてサーチ制御を行わせる。このように、精細
シークをした後、コンパクトディスク1からA−tim
eを1回だけ読み取るようにしたのは、レンズキックに
よる精細シーク後、対物レンズの整定に要する時間が極
めて短く、サブコードデータにエラーが生じる程度が小
さいからである。但し、コンパクトディスク1の傷やほ
こり、汚れにより、A−timeにエラーが生じる場合
もあるので、目標位置に対し一定範囲内(例えば10
秒)に入っている場合のみ正しいデータとすることで、
A−timeを複数回読み取る場合のように時間を掛け
なくても、A−timeの信頼性を確保できるようにし
てある。 【0020】図2と図3はシステムコントローラ15に
よる選曲演奏処理を示す流れ図であり、以下、この図を
参照して説明する。なお、予め、コンパクトディスク1
がCDプレーヤにセットされた時点で、システムコント
ローラ15の制御により、ディスク最内周リードインエ
リアのTOC情報が読み出され、システムコントローラ
15の内蔵メモリに記憶済であるとする。 【0021】例えば、或る曲(ここでは曲番nとする)
の演奏中に、ユーザが操作部14で曲送りキーを押圧し
て、次の曲(曲番n+1)の選曲演奏を指示したことに
より、システムコントローラ15が選曲演奏を行う場
合、システムコントローラ15は、その時点でディジタ
ル信号処理回路11から入力していたサブコードQチャ
ンネルのA−time(サーチ開始前のコンパクトディ
スク1に対する光ピックアップ3の現在位置)をtAS
して内蔵メモリに記憶し(図2のステップ101)、ま
た、所望曲である曲番n+1についてTOC情報が指定
した先頭絶対時間をtAEとする(ステップ102)。 【0022】次いで、前述した(3)式にtASとtAE
代入し、光ピックアップ3の検出位置を移動すべき量と
方向を決定する(ステップ103)。そして、(3)式
のNの絶対値である移動量が100 トラックを越えている
かチェックし(ステップ104)、越えているときは、
サーチ制御回路10に対し移動量と移動方向を含む粗シ
ーク指令を与え、目標位置としての次曲の先頭位置まで
の粗シークを行わせる(ステップ105)。サーチ制御
回路10は粗シーク指令を受けると、移動量と移動方向
に応じた所定のスレッド送り信号をスレッドサーボ回路
9の加算器9bに入力して、光ピックアップ3全体を目
標位置付近までトラックジャンプさせる。 【0023】粗シークが終わったならば、システムコン
トローラ15は光ピックアップ3、RFアンプ5、ディ
ジタル信号処理回路11をしてコンパクトディスク1か
らサブコードQチャンネルデータを2回続けて読み取ら
せて入力する(ステップ106、107)。そして、読
み取った2つのA−timeが一致しているかチェック
する(ステップ108)。このように、2回続けて読み
取ったA−timeが一致しているか否かチェックする
ことで、スレッド送り後に対物レンズの振動でA−ti
meにエラーが生じているか否かチェックすることがで
き、正しいA−timeに基づきその後のサーチ処理を
進めることができる。ステップ108で一致していると
きは、エラーの無い正しいA−timeであるとして、
サーチの目標位置tAEと比較し(ステップ109)、こ
こでも、一致していればサーチを終えてPLAY制御を
行う(ステップ110)。これにより、曲番n+1の曲
の先頭から演奏させることができる。 【0024】若し、ステップ108でA−timeと目
標位置tAEとが不一致であったときは、今回のA−ti
meを新たなtASとしてステップ103に戻り(ステッ
プ111)、再び、前述した(3)式にtASとtAEを代
入し、光ピックアップ3の検出位置を移動すべき量と方
向を決定する。そして、(3)式のNの絶対値である移
動量が100 トラックを越えているかチェックする(ステ
ップ104)。今回の移動量が100 以下になっていたと
き、システムコントローラ15はサーチ制御回路10に
対し移動量と移動方向を含む精細シーク指令を与え、目
標位置としての次曲の先頭位置までの精細シークを行わ
せる(図3のステップ201)。サーチ制御回路10は
精細シーク指令を受けると、移動量と移動方向に応じた
所定のレンズキック信号をトラッキングサーボ回路8の
加算器8bに入力して、光ピックアップ3のトラッキン
グアクチュエータを駆動し、対物レンズを目標位置tAE
までトラックジャンプさせる。 【0025】精細シークが終わったならば、システムコ
ントローラ15は光ピックアップ3、RFアンプ5、デ
ィジタル信号処理回路11をしてコンパクトディスク1
からサブコードQチャンネルデータを1回だけ読み取ら
せて入力する(ステップ202)。そして、読み取った
A−timeが目標位置tAEから10秒以内に入ってい
るかチェックし(ステップ203)、入っていれば正し
いA−timeであるとして、更に、目標位置tAEと一
致しているかチェックする(ステップ204)。目標位
置tAEと一致しているときは、サーチを終えてPLAY
制御を行う(ステップ205)。このように精細シーク
後は、A−timeの読み取りを1回だけしか行わない
が、レンズキック後は対物レンズが直ぐに整定するの
で、A−timeデータにエラーが生じる可能性は非常
に低いので、特に問題はない。但し、コンパクトディス
イク1の傷やほこりがあると、A−timeにエラーが
生じて間違った値となってしまうことがあるので、目標
位置tAEから10秒以内かチェックすることで、エラー
の有無を迅速にチェックできるようにしている。精細シ
ークは精度が高く、目標位置tAEから数秒程度のずれし
か生じないので、ステップ203により、A−time
のエラーチェックを確実に行うことができる。 【0026】若し、ステップ204のチェックで不一致
であったとき、今回のA−timeを新たなtASとして
ステップ103に戻り(ステップ205)、再び、前述
した(3)式にtASとtAEを代入し、光ピックアップ3
の検出位置を移動すべき量と方向を決定する。そして、
(3)式のNの絶対値である移動量が100 トラックを越
えているかチェックする(ステップ104)。今回の移
動量も100 以下になっていたとき、システムコントロー
ラ15はサーチ制御回路10に対し移動量と移動方向を
含む精細シーク指令を与え、目標位置としての次曲の先
頭位置までの精細シークを行わせる(ステップ20
1)。サーチ制御回路10は精細シーク指令を受ける
と、移動量と移動方向に応じた所定のレンズキック信号
をトラッキングサーボ回路8の加算器8bに入力して、
光ピックアップ3のトラッキングアクチュエータを駆動
し、対物レンズを目標位置tAEまでトラックジャンプさ
せる。 【0027】精細シークが終わったならば、システムコ
ントローラ15は光ピックアップ3、RFアンプ5、デ
ィジタル信号処理回路11をしてコンパクトディスク1
からサブコードQチャンネルデータを1回だけ読み取ら
せて入力する(ステップ202)。そして、読み取った
A−timeが目標位置tAEから10秒以内に入ってい
るかチェックし(ステップ203)、入っていれば、正
しいA−timeであるとして、更に、目標位置tAE
一致しているかチェックする(ステップ204)。目標
位置tAEと一致しているときは、サーチを終えてPLA
Y制御を行う(ステップ205)。 【0028】なお、粗シーク後に読み取った2つのA−
timeが不一致だった場合(ステップ108でNOの
判断)、いずれかまたは両方にエラーが生じているの
で、ここでは、後から読み取ったA−timeをtAS
したのち(ステップ112)、ステップ103に進み、
現在位置tASと目標位置tAEのずれの大きさに応じて粗
シークまたは精細シークを行う。同様に、精細シーク後
に読み取ったA−timeと目標位置tAEのずれが10
秒を越えていた場合も(ステップ203でNOの判
断)、A−timeにエラーが生じているので、該A−
timeをtASとしたのち(ステップ206)、ステッ
プ103に進み、現在位置tASと目標位置tAEのずれの
大きさに応じて粗シークまたは精細シークを行う。 【0029】この第1実施例によれば、精細シーク後の
A−timeの読み取りは、1回だけとし、エラーチェ
ックはA−timeと目標位置とのずれが10秒以内か
否か判断することで行うようにしたので、コンパクトデ
ィスク1から複数回A−timeを読み込む必要がな
く、高速サーチが実現できる。なお、図3のステップ2
03では10秒のずれを基準にしたが、5秒や15秒な
ど他の時間としても良い。 【0030】図4は本発明の第2実施例に係るディスク
のサーチ方法を具現したCDプレーヤの一部省略した構
成図であり、図1と同一の構成部分には同一の符号が付
してある。20はコンパクトディスク1に傷、ほこり、
よごれがあることを示すハイレベルのディフェクト信号
を出力するディフェクト回路であり、この内、22はR
Fアンプ5からRF信号を入力して上側エンベロープ検
波を行う検波回路、24は検波回路の出力を所定の基準
レベルと比較し、検波回路出力が基準レベルを下回った
ときハイレベル、基準レベルを上回ったときローレベル
を出力するコンパレータである(図5参照)。100は
後述するシステムコントローラの指示を受けて、所定の
レンズキック信号をトラッキングサーボ回路8の加算器
8bに入力して対物レンズを所定量だけ所定方向へキッ
クし、精細シークを行わせたり、所定のスレッド送り信
号をスレッドサーボ回路9に入力して加算器9bに入力
して光ピックアップ全体を所定量だけ所定方向へスレッ
ド送し、粗シークを行わせたりするサーチ制御回路であ
り、マイコン等で構成されている。 【0031】サーチ制御回路100の内、102はシー
ク中にトラッキングエラー信号TEを所定の基準レベル
と比較し、基準レベルを越えたときハイ、基準レベルを
下回ったときローを出力することでトラックカウント信
号を作成するトラックカウント信号作成回路、104は
シーク中にトラックカウント信号作成回路102から連
続した所定の複数のトラックカウント信号を入力する
と、平均的なパルス周期と、パルス幅を求め、以降、該
平均的なパルス周期とパルス幅を持つ予測トラックカウ
ント信号を発生する予測トラックカウント信号発生回
路、106はディフェクト信号に従いスイッチを切り替
えるスイッチであり、傷等が検出されておらず、ディフ
ェクト回路20の出力がローレベルとなっているときス
イッチをトラックカウント信号作成回路102の側に切
り替え、逆に、ハイレベルのディフェクト信号が入力さ
れたときスイッチを予測トラックカウント信号発生回路
104の側に切り替える。 【0032】108はスイッチ106を経由して入力さ
れるトラックカウント信号または予測トラックカウント
信号をカウントするカウンタ、110は移動量がセット
されるレジスタ、112はカウンタのカウント値とレジ
スタ110の値が一致したとき、一致検出信号を出力す
る一致検出回路、114はシーク信号発生回路であり、
システムコントローラから移動量及び移動方向を伴う粗
シーク指令または精細シーク指令を入力すると、カウン
タ108をクリアするとともに移動量をレジスタ110
にセットしたのち、指定された移動量と移動方向、また
は指定された移動方向に対応した所定のスレッド送り信
号またはレンズキック信号を発生し、スレッドサーボ回
路9の加算器9bまたはトラッキングサーボ回路8の加
算器8bに出力し、その後、カウンタ108のカウント
値が指定された移動量と一致し、一致検出回路112か
ら一致検出信号を入力したところで、スレッド送り信号
またはレンズキック信号の出力を止め、粗シークまたは
精細シークを停止するようになっている。そして、シー
ク終了をシステムコントローラに対して通知する。 【0033】150は操作部での操作に従い、システム
全体を制御して所望の通常演奏動作や選曲演奏動作を行
わせるマイコン等で構成されたシステムコントローラで
ある。このシステムコントローラ150はコンパクトデ
ィスク1がCDプレーヤにセットされると、各種サーボ
を立ち上げ、光ピックアップ3をリードインエリアに移
動させるとともに、該光ピックアップ3、RFアンプ
5、ディジタル信号処理回路11をしてTOC情報を読
み取らせ、内蔵メモリ(図示せず)に記憶しておく。 【0034】そして、操作部14のダイレクト選曲キ
ー、曲送りキー、曲戻しキー等の操作に付勢されて、或
る所望曲の先頭を目標位置としてサーチする場合、光ピ
ックアップ3の現在位置に係るA−timeと、TOC
情報で指定された所望曲の先頭絶対時間とから、前述し
た(3)式により、所望曲の先頭までの移動量と移動方
向を定め、移動量が100 トラックを越えるときは粗シー
ク指令(移動量と移動方向を含む)、移動量が100 トラ
ック以下のときは精細シーク指令(移動量と移動方向を
含む)をサーチ制御回路100に指示を与えてサーチ制
御を行わせる。また、システムコントローラ150はサ
ーチ制御回路100から粗シークの終了通知を受ける
と、光ピックアップ3、RFアンプ5、ディジタル信号
処理回路11をしてコンパクトディスク1からサブコー
ドQチャンネルデータを2回続けて読み取らせて入力す
る。そして、読み取った2つのA−timeが一致して
いるかチェックし、一致しているときは、エラーの無い
正しいA−timeであるとして、サーチの目標位置と
比較し、一致していればサーチを終えてPLAY制御を
行う。不一致であったときは、少なくとも一方のA−t
imeにエラーが生じているとして、いずれか一方を現
在位置とし、(3)式により再び、目標位置までの移動
量と移動方向を定め、移動量が100 トラックを越えると
きは粗シーク指令(移動量と移動方向を含む)、移動量
が100 トラック以下のときは精細シーク指令(移動量と
移動方向を含む)をサーチ制御回路100に指示を与え
てサーチ制御を行わせる。 【0035】また、システムコントローラ150は精細
シークをさせた後、精細シーク終了通知を受けると、光
ピックアップ3、RFアンプ5、ディジタル信号処理回
路11をしてコンパクトディスク1からサブコードQチ
ャンネルデータを1回読み取らせて入力する。そして、
読み取ったA−timeが目標位置に対し一定範囲内
(例えば10秒)に入っているかチェックし、入ってい
ればエラーの無い正しいA−timeであるとし、サー
チの目標位置と比較して一致していれば、サーチを終え
てPLAY制御を行う。若し、読み取ったA−time
が目標位置に対し一定範囲外であれば、A−timeに
エラーが生じているとして、該A−timeを現在位置
とし、(3)式により再び、目標位置までの移動量と移
動方向を定め、移動量が100 トラックを越えるときは粗
シーク指令(移動量と移動方向を含む)、移動量が100
トラック以下のときは精細シーク指令(移動量と移動方
向を含む)をサーチ制御回路100に指示を与えてサー
チ制御を行わせる。その他の構成部分は、図1と全く同
様に構成されている。 【0036】図5はサーチ制御回路100の動作を示す
波形図であり、以下、この図を参照してサーチ制御回路
100を中心にして動作を説明する。なお、システムコ
ントローラ150の選局演奏動作は第1実施例のシステ
ムコントローラ15と全く同様である(図2、図3)。 【0037】システムコントローラ150から粗シーク
指令(移動量、移動方向を含む)を受けると、サーチ制
御回路100は移動量と移動方向、または移動方向に応
じた所定のスレッド送り信号をスレッド送りサーボ回路
9の加算器9bに入力して、光ピックアップ3全体を目
標位置付近までトラックジャンプさせる。 【0038】具体的には、粗シーク指令を受けたシーク
信号発生回路114はまずカウンタ108をクリアする
とともにレジスタ110に指定された移動量をセットす
る。また、スイッチ106をトラックカウント信号作成
回路102の側に切り替える。そして、粗シーク指令の
場合、移動量と移動方向、または移動方向に応じた所定
のスレッド送り信号をスレッドサーボ回路9の加算器9
bに入力して、光ピックアップ3全体を目標位置に向け
トラックジャンプさせる。粗シーク中、トラッキングエ
ラー信号TEに基づき、トラックカウント信号作成回路
102がトラックカウント信号を作成し、スイッチ10
6を介してカウンタ108に入力するとともに、予測ト
ラックカウント信号発生回路104に入力する。カウン
タ108はトラックカウント信号を入力する毎に、初期
値零からカウントアップしていく。 【0039】一方、予測トラックカウント信号発生回路
104は、トラックカウント信号を所定数(m個)連続
して入力した時点で、直前の複数(n個、但し、m>
n)のトラックカウント信号における平均的な周期とパ
ルス幅を求め、以降、該平均的な周期とパルス幅を持つ
予測トラックカウント信号を連続的に発生する。粗シー
ク中、コンパクトディスク1に傷やほこり、汚れがない
とき、トラッキングエラー信号TEは欠落することなく
周期的な変化を繰り返し、トラックカウント信号作成回
路102は連続的なトラックカウント信号を出力し、ま
た、ディフェクト回路20はディフェクト信号を出力せ
ず、出力がローレベルに維持される。よって、スイッチ
106はトラックカウント信号作成回路102の側に切
り替えられたままとなり、カウンタ108はトラックカ
ウント信号作成回路102から出力された連続的なトラ
ックカウント信号をカウントしていく。 【0040】そして、カウンタ108のカウント値がレ
ジスタ110にセットされた移動量と一致すると、一致
検出回路112が一致検出信号をシーク信号発生回路1
14に出力し、該一致信号を受けたシーク信号発生回路
114はスレッド送り信号の出力を止めるとともに、シ
ステムコントローラ150に対し粗シーク終了を通知す
る。 【0041】これと異なり、粗シーク中、コンパクトデ
ィスク1に傷やほこり、汚れがあると、トラッキングエ
ラー信号TEが或る期間欠落することになり、トラック
カウント信号作成回路102から出力されるトラックカ
ウント信号が或る期間欠落することになる(図5参
照)。このように、コンパクトディスク1に傷やほこ
り、汚れがあると、ディフェクト回路20はハイレベル
のディフェクト信号を出力し、傷やほこり、汚れを通過
したあと、ディフェクト信号をローレベルに戻す。ハイ
レベルのディフェクト信号を入力している間、スイッチ
106は予測トラックカウント信号発生回路104の側
に切り替わる。よって、トラックカウント信号が欠落し
た期間に、予測トラックカウント信号発生回路104で
発生された予測トラックカウント信号が内挿されてカウ
ンタ108に入力されるので、傷やほこり、汚れを通過
し、トラッキングエラー信号TEに欠落が生じても、カ
ウンタ108はほぼ正確にトラック横切り数をカウント
していくことができる。 【0042】そして、カウンタ108のカウント値がレ
ジスタ110にセットされた移動量と一致すると、一致
検出回路112が一致検出信号をシーク信号発生回路1
14に出力し、該一致検出信号を受けたシーク信号発生
回路114はスレッド送り信号の出力を止めるととも
に、システムコントローラ150に対し粗シーク終了を
通知する。この際、カウンタ108はほぼ正確にトラッ
ク横切り数をカウントしているので、光ピックアップ3
が目標位置からオーバーランする量は極めて小さい。 【0043】また、システムコントローラ150から精
細シーク指令(移動量、移動方向を含む)を受けると、
サーチ制御回路100は移動量と移動方向、または移動
方向に応じた所定のレンズキック信号をトラッキングサ
ーボ回路8の加算器8bに入力して、光ピックアップ3
の対物レンズを目標位置付近までトラックジャンプさせ
る。 【0044】具体的には、精細シーク指令を受けたシー
ク信号発生回路104はまずカウンタ108をクリアす
るとともにレジスタ110に移動量をセットする。ま
た、スイッチ106をトラックカウント信号作成回路1
02の側に切り替える。そして、精細シーク指令の場
合、移動量と移動方向、または移動方向に応じた所定の
レンズキック信号をトラッキングサーボ回路8の加算器
8bに入力して、光ピックアップ3の対物レンズを目標
位置に向けトラックジャンプさせる。精細シーク中、ト
ラッキングエラー信号TEに基づき、トラックカウント
信号作成回路102がトラックカウント信号を作成し、
スイッチ106を介してカウンタ108に入力するとと
もに、予測トラックカウント信号発生回路104に入力
する。カウンタ108はトラックカウント信号を入力す
る毎に、初期値零からカウントアップしていく。 【0045】一方、予測トラックカウント信号発生回路
104は、トラックカウント信号を所定数(m´個)連
続して入力した時点で、直前の複数(n´個、但し、m
´>n´、m´,n´は各々m,nと同一であっても異
なっていても良い)のトラックカウント信号における平
均的な周期とパルス幅を求め、以降、該平均的な周期と
パルス幅を持つ予測トラックカウント信号を連続的に発
生する。精細シーク中、コンパクトディスク1に傷やほ
こり、汚れがないとき、トラッキングエラー信号TEは
欠落することなく周期的な変化を繰り返し、トラックカ
ウント信号作成回路102は連続的なトラックカウント
信号を出力し、また、ディフェクト回路20はディフェ
クト信号を出力せず、出力がローレベルに維持される。
よって、スイッチ106はトラックカウント信号作成回
路102の側に切り替えられたままとなり、カウンタ1
08はトラックカウント信号作成回路102から出力さ
れた連続的なトラックカウント信号をカウントしてい
く。 【0046】そして、カウンタ108のカウント値がレ
ジスタ110にセットされた移動量と一致すると、一致
検出回路112が一致検出信号をシーク信号発生回路1
14に出力し、該一致信号を受けたシーク信号発生回路
114はレンズキック信号の出力を止めるとともに、シ
ステムコントローラ150に対し精細シーク終了を通知
する。 【0047】これと異なり、精細シーク中、コンパクト
ディスク1に傷やほこり、汚れがあると、トラッキング
エラー信号TEが或る期間欠落することになり、トラッ
クカウント信号作成回路102から出力されるトラック
カウント信号が或る期間欠落することになる(図5参
照)。このように、コンパクトディスク1に傷やほこ
り、汚れがあると、ディフェクト回路20はハイレベル
のディフェクト信号を出力し、傷やほこり、汚れを通過
したあと、ディフェクト信号をローレベルに戻す。ハイ
レベルのディフェクト信号を入力している間、スイッチ
106は予測トラックカウント信号発生回路104の側
に切り替わる。よって、トラックカウント信号が欠落し
た期間に、予測トラックカウント信号発生回路104で
発生された予測トラックカウント信号が内挿されてカウ
ンタ108に入力されるので、傷やほこり、汚れを通過
し、トラッキングエラー信号TEに欠落が生じても、カ
ウンタ108はほぼ正確にトラック横切り数をカウント
していくことができる。 【0048】そして、カウンタ108のカウント値がレ
ジスタ110にセットされた移動量と一致すると、一致
検出回路112が一致検出信号をシーク信号発生回路1
14に出力し、該一致信号を受けたシーク信号発生回路
114はレンズキック信号の出力を止めるとともに、シ
ステムコントローラ150に対し精細シーク終了を通知
する。この際、カウンタ108はほぼ正確にトラック横
切り数をカウントしているので、光ピックアップ3が目
標位置からオーバーランする量は極めて小さい。 【0049】この第2実施例によれば、粗シーク中また
は精細シーク中にコンパクトディスク1の傷やほこり、
汚れを通過しても、トラック横切り数を正確に検出でき
るようになり、ピックアップ現在位置のオーバーランを
防止し、所望の目標位置へのサーチを迅速に行えるよう
になる。なお、上記した第2実施例では、ディフェクト
信号がハイレベルとなっている間、スイッチ106を予
測トラックカウント信号発生回路104の側に切り替え
るようにしたが、ディフェクト信号がハイレベルとなっ
たあと、所定の一定時間の間、スイッチ106を予測ト
ラックカウント信号発生回路の側に切り替えるようにし
てもよい。 【0050】また、精精細シーク後、A−timeの読
み取りは1回だけ行い、目標位置から一定範囲内に入っ
ているか否かでエラーチェックするようにしたが、粗シ
ーク後と同様に、A−timeの読み取りを2回続けて
行い、該2つのA−timeデータの一致・不一致より
エラーチェックするようにしてもよい。また、目標位置
に達するまで、粗シークと精細シークを何回か実行する
ようにしたが、サーチ開始後、粗シークまたは精細シー
クを1度だけ行うようにし、粗シークまたは精細シーク
の終了通知を受けたところで、システムコントローラは
サーチ制御を終え、PLAY制御を行うようにしてもよ
い。 【0051】また、上記した各実施例では、粗シーク
後、2回続けて読み取ったA−timeが不一致となっ
たとき、ステップ112において後者のA−timeを
ASとしたのち、再度、(3)式により移動量と移動方
向を求めるようにしたが、前者のA−timeをtAS
してもよく、更に、2回続けて読み取ったA−time
が一致するまで読み取りを繰り返し、このあと、図2の
ステップ109へ進むようにしてもよい。また、上記し
た各実施例ではコンパクトディスクを対象として説明し
たが、MD、LD等、他の種類のディスクにも同様に適
用することができる。 【0052】 【発明の効果】以上本発明によれば、粗シーク後は、ピ
ックアップ現在位置の読み取りを2回続けて行い、該2
つの現在位置データが一致したときは現在位置データが
正しいとして、目標位置と比較するようにし、当該2つ
の現在位置データが不一致のときは現在位置データが誤
っているとしていずれか一方と目標位置とのずれに従い
再シークするか、または、2回続けて読み取ったピック
アップ現在位置が一致するまで現在位置の読み取りを継
続して目標位置と比較するようにし、精細シーク後は、
ピックアップ現在位置の読み取りを1回行い、該読み取
った現在位置データと目標位置とのずれが所定の一定範
囲内のとき、現在位置データが正しいとして、目標位置
と比較するようにし、当該読み取った現在位置データと
目標位置とのずれが所定の一定範囲外のとき、現在位置
データが誤っているとして目標位置とのずれに従い再シ
ークするように構成したから、精細シーク後のピックア
ップ現在位置の読み取りを1回行うだけで、読み取りエ
ラー発生の有無をチェックできるようになり、1回のサ
ーチ中に精細シークが何回か行われる場合であっても、
ピックアップ現在位置の読み取り回数を少なくでき、サ
ーチ時間の短縮化を図ることができる。 【0053】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施例に係るディスクサーチ方法
を具現したCDプレーヤの要部構成図である。 【図2】システムコントローラの選曲演奏処理を示す第
1の流れ図である。 【図3】システムコントローラの選曲演奏処理を示す第
2の流れ図である。 【図4】本発明の第2実施例に係るディスクサーチ方法
を具現したCDプレーヤの一部省略した構成図である。 【図5】サーチ制御回路の動作を示す波形図である。 【符号の説明】 1 コンパクトディスク 3 光ピックアップ 4 スレッドモータ 5 RFアンプ 8 トラッキングサーボ回路 9 スレッドサーボ回路 10、100 サーチ制御回路 11 ディジタル信号処理回路 14 操作部 15、150 システムコントローラ 20 ディフェクト回路 102 トラックカウント信号作成回路 104 予測トラックカウント信号発生回路 106 スイッチ 108 カウント 110 レジスタ 112 一致検出回路 114 シーク信号発生回路

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ピックアップ現在位置と目標位置のず
    れが大きいときスレッド送りによる粗シークを行い、ピ
    ックアップ現在位置と目標位置のずれが小さいときレン
    ズキックによる精細シークを行い、各シーク後、ピック
    アップ現在位置を読み取って目標位置と比較し、一致し
    たならばシークを終え、不一致ならば再度、粗シークま
    たは精細シークを行うようにしたディスクのサーチ方法
    において、 粗シーク後は、ピックアップ現在位置の読み取りを2回
    続けて行い、該2つの現在位置データが一致したときは
    現在位置データが正しいとして、目標位置と比較するよ
    うにし、当該2つの現在位置データが不一致のときは現
    在位置データが誤っているとしていずれか一方と目標位
    置とのずれに従い再シークするか、または、2回続けて
    読み取ったピックアップ現在位置が一致するまで現在位
    置の読み取りを継続して目標位置と比較するようにし、 精細シーク後は、ピックアップ現在位置の読み取りを1
    回行い、該読み取った現在位置データと目標位置とのず
    れが所定の一定範囲内のとき、現在位置データが正しい
    として、目標位置と比較するようにし、当該読み取った
    現在位置データと目標位置とのずれが所定の一定範囲外
    のとき、現在位置データが誤っているとして目標位置と
    のずれに従い再シークするようにしたこと、 を特徴とするディスクのサーチ方法。
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