JP3448801B2 - 耐火二層管継手の接続部構造 - Google Patents
耐火二層管継手の接続部構造Info
- Publication number
- JP3448801B2 JP3448801B2 JP37778898A JP37778898A JP3448801B2 JP 3448801 B2 JP3448801 B2 JP 3448801B2 JP 37778898 A JP37778898 A JP 37778898A JP 37778898 A JP37778898 A JP 37778898A JP 3448801 B2 JP3448801 B2 JP 3448801B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- joint
- layer
- fire
- inner pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L21/00—Joints with sleeve or socket
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Joints With Sleeves (AREA)
- Thermal Insulation (AREA)
Description
するために使用される耐火二層管継手の接続部構造に関
する。
繊維混入モルタル製の外管で被覆した耐火二層管は、金
属管に比べて施工が簡単で経済的であること、外管は断
熱性に富み吸水性があるので防露性能に優れているこ
と、外管と内管は二重構造のため遮音特性に優れている
こと、内管は腐食せず耐薬品性に優れているので半永久
的な排水性能があること、外管は耐火性があるなどの特
長により、建造物の汚水管、雑配水管、通気管、雨水
管、配電管、特殊配水管等に広く使用されている。
二層管と同様に、硬質塩化ビニル樹脂製の継手内管の外
周が、繊維混入モルタルで成形された継手外管で被覆さ
れた耐火二層管継手が用いられている。
より所定の挿入代だけ突出させ、その突出部分の外面と
耐火二層管継手の継手内管に設けられた内管受け口の内
面にそれぞれ接着剤を塗布したのち、耐火二層管の内管
を耐火二層管継手の受け口の段部に当接するまで挿入す
る。このとき耐火二層管の外管の管端部は耐火二層管継
手の継手外管の外管受け口に、径違いによる段差がつい
た状態で、挿入されているに過ぎない。
ント系の粉末目地材及びけい酸ソーダ系の目地材からな
るシール材による湿式施工法か、ロックウールやガラス
ウールを介して段形や平形の金属製目地カバーによる乾
式施工法で、或いはそれらを併用した施工法により目地
施工を行い、火災時に内管が焼失した場合、炎や有害ガ
スが耐火二層管と耐火二層管継手との継ぎ目から外部に
漏れたり、或いは外管と継手外管が分離して脱落するこ
とを防いでいる。
地施工は建造物への配管作業が終了したのち一括して行
われるので、施工位置が狭隘なため確実な目地施工が困
難である上、施工箇所が多いため非常に煩わしい作業と
なっている。また、湿式施工法では目地材が収縮して亀
裂や剥離を生じることがあり、乾式施工法では目地カバ
ーの設置忘れミスが起こることがある。
施工を省略することができ、かつ耐火二層管の内管と耐
火二層管継手の内管を接着するだけで、耐火二層管と耐
火二層管継手の接合部を、目地施工を施したのと同等以
上の機能を備えた状態で接続することができる耐火二層
管継手を提供することを目的とする。
め、本発明の耐火二層管継手の接続部構造は、合成樹脂
製の内管と、その内管の外周を空気層を介して被覆する
耐火性を有する外管とで構成され、内管の管端部が前記
外管の管端面より突出した耐火二層管を接続するための
耐火二層管継手の接続部構造であって、合成樹脂製の継
手内管と、その継手内管の外周を空気層を介して被覆す
る耐火性を有する継手外管で構成され、継手内管の管端
部に形成された、前記耐火二層管の内管の管端部外周と
嵌合する内管受け口と、継手内管の開口面より外側に延
在する、継手外管の管端部に形成され、前記耐火二層管
の外管の管端部外周と嵌合する外管受け口と、継手外管
の開口面から継手外管の外管受け口の内面に沿い、継手
外管の内面と継手内管の内管受け口の外周との間の空気
層内まで延設された耐火性を有するリングとを備え、空
気層内のリング部分に、継手内管の開口面側に向けて斜
めに突出し、その継手内管の外周面を挟持する複数個の
突起を設けた。
て、合成樹脂製の継手内管が硬質塩化ビニル樹脂成形品
とすることが好ましく、上記の各耐火二層管継手の接続
部構造において、耐火性を有する継手外管が繊維混入モ
ルタルからの成形品でもよい。
おいて、耐火性を有するリングは金属製でもよい。
構造の実施の形態を、図面によりその詳細を以下に説明
する。
層管継手1に接合される耐火二層管2の接合部を示す断
面説明図で、図2は図1の耐火二層管継手1の接続部構
造を拡大して示す断面説明図である。
その内管21の外周を空気層3を介して被覆する耐火性
を有する外管22とで構成されている。内管21は硬質
塩化ビニル製のパイプであり、外管22が繊維混入モル
タル成形品である。そして内管21の管端部23は、耐
火二層管継手1と接続する前に、内管21の呼び径によ
り定まる内管挿入代26だけ、外管22の管端面25よ
り突出するようにあらかじめ加工されている。なお、内
管21の外周と外管22の内周との間の空気層3は、断
熱のために設けられている。
に、硬質塩化ビニル樹脂で成形された継手内管11とそ
の継手内管11の外周を空気層3を介して被覆する繊維
混入モルタルで成形された継手外管12で構成されてい
る。継手内管11の管端部には、耐火二層管2の内管2
1の管端部23の外周と嵌合する内管受け口13が形成
されている。そして継手内管11の開口面14から前記
内管挿入代26に相当する位置に段部15が設けられて
いて、内管21の挿入量を規制する。
内管11の開口面14より外側に延在する、前記外管2
2の管端部24の外周と嵌合する外管受け口17が形成
されている。
リング4が、継手外管12の開口面18から外管受け口
17の内面に沿い、継手外管12の内面と継手内管11
の内管受け口13の外周との間の空気層3内まで延設さ
れている。したがって、リング4は、端部にフランジを
備えた筒体で、軸方向中央で径が縮小した形状となって
いる。そして、空気層3内のリング4部分に、継手内管
11の開口面14側に向けて斜めに突出した複数個の突
起41により、その継手内管11の外周面を挟持して、
継手内管11と継手外管12との間の空気層3の隙間を
均一にするとともに、リング4が継手内管11から脱落
しないようになっている。
るには、まず耐火二層管2の内管21の管端部23の外
面及び耐火二層管継手1の継手内管11の内管受け口1
3の内面に硬質塩化ビニル管専用の接着剤を均一に塗布
し、つぎに継手内管11の段部15に内管21の管端面
25が当接するまで耐火二層管2を挿入し、30〜60
秒保持したのち、耐火二層管2の戻りが生じないことを
確かめてから徐々に力を抜く。
が接続された状態を示す断面説明図である。耐火二層管
2の内管21の管端部23は耐火二層管継手1の継手内
管11の内管受け口13に嵌合され、内管21の開口面
は継手内管11の段部15に接している。一方耐火二層
管2の外管22の管端部24は、耐火二層管継手1の継
手外管12の外管受け口17にリング4を介して嵌合さ
れている。また外管22の管端面25は、リング4の段
部の形状に沿って変形して、リング4及び継手内管11
の開口面14と密接している。なお、外管22の管端面
25と、リング4及び継手内管11の開口面14と密接
をさらに確実なものとするために、外管22の端端面に
耐火性の無機質繊維材からなる環状のパッキンを装着し
てもよい。
層管2と耐火二層管継手1の継ぎ目において、湿式又は
乾式の目地施工を行わなくても、外管22及び継手外管
12がリング4を介して密に接触しているので、内管2
1及び継手内管11の耐火性が保持されるとともに、た
とえ内管21や継手内管11が焼損したときでも、炎や
有毒なガスが外管22と継手外管12の継ぎ目から漏れ
ることがなく、また外管22の管端部24と継手外管1
2の外管受け口17がリング4を介して重なっているか
ら、継手外管12が外管22から脱落することはない。
は、例えば図4の断面説明図に示すように、45°Y字
形継手に適用することができる。なお、図1と対応する
部分に同一の符号を付してあるので説明を省略する。
曲りエルボ、45°エルボ、90°小曲りY、90°大
曲り両Y、ソケット、インクリーザー、バルブソケッ
ト、伸縮片受ソケット、エスソケット等、耐火二層管用
の各種耐火二層管継手の接続部構造にも適用することが
できる。
化ビニル樹脂成形品を使用する場合を示したが、オレフ
ィン系の合成樹脂、ABS樹脂、ポリアセタール、ポリ
カーボネート等の難燃処理を施した各種熱可塑性樹脂成
形品も利用可能である。
入モルタルで形成されている場合を示したが、例えば不
燃性フェノール樹脂発泡体に、セラミック、ガラス、水
酸化アルミニウム等の無機充填材を添加したものなど、
耐火性を有して管状に成形できる各種材料が利用可能で
ある。
等の金属製のものが経済的であるが、そのほかセラミッ
クス成形品、ガラス繊維やカーボン繊維で補強され、耐
火性を有する合成樹脂成形品等も利用することができ
る。また、リングに設ける突起の代わりに、耐火性のあ
るスペーサをリングと継手内管との間に挿入してもよ
い。
上述のように構成されているので、つぎのような効果を
奏する。
おいて、その接続部で湿式又は乾式の目地施工を行わな
くても、外管及び継手外管が密に接触しているので、内
管及び継手内管の耐火性が保持されるとともに、たとえ
内管や継手内管が焼損したときでも、炎や有毒なガスが
外管と継手外管の継ぎ目から漏れることがなく、また継
手外管が外管22から脱落することはない。
施工期間が大幅に短縮することができるので、工事費を
大幅に低減することができる。
面側に向けて斜めに突出し、その継手内管の外周面を挟
持する複数個の突起が設けられているので、継手外管内
での継手内管の移動を止めるとともに、継手外管と継手
内管との間の空気層の隙間を均一にすることができる。
と耐火二層管2の接合部を示す断面説明図である。
て示す断面説明図である。
態を示す断面説明図である。
た他の例を示す断面図である。
はリング、5は耐火二層管継手、11は継手内管、12
は継手外管、13は内管受け口、14は開口面、15は
段部、17は外管受け口、18は開口面、21は内管、
22は外管、23は管端部、24は管端部、25は管端
面、26は挿入代、41は突起、である。
Claims (2)
- 【請求項1】 合成樹脂製の内管と、その内管の外周を
空気層を介して被覆する耐火性を有する外管とで構成さ
れ、前記内管の管端部が前記外管の管端面より突出した
耐火二層管を接続するための耐火二層管継手の接続部構
造であって、合成樹脂製の継手内管と、その継手内管の
外周を空気層を介して被覆する耐火性を有する継手外管
で構成され、(イ)継手内管の管端部に形成された、前
記耐火二層管の内管の管端部外周と嵌合する内管受け口
と、(ロ)継手内管の開口面より外側に延在する、継手
外管の管端部に形成され、前記耐火二層管の外管の管端
部外周と嵌合する外管受け口と、(ハ)継手外管の開口
面から継手外管の外管受け口の内面に沿い、継手外管の
内面と継手内管の内管受け口の外周との間の空気層内ま
で延設された耐火性を有するリングと、を備え、空気層
内のリング部分に、継手内管の開口面側に向けて斜めに
突出し、その継手内管の外周面を挟持する複数個の突起
を設けたことを特徴とする耐火二層管継手の接続部構
造。 - 【請求項2】 耐火性を有するリングが金属製である請
求項1に記載の耐火二層管継手の接続部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37778898A JP3448801B2 (ja) | 1998-12-10 | 1998-12-10 | 耐火二層管継手の接続部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37778898A JP3448801B2 (ja) | 1998-12-10 | 1998-12-10 | 耐火二層管継手の接続部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000179790A JP2000179790A (ja) | 2000-06-27 |
JP3448801B2 true JP3448801B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=18509159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37778898A Expired - Fee Related JP3448801B2 (ja) | 1998-12-10 | 1998-12-10 | 耐火二層管継手の接続部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3448801B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4641118B2 (ja) * | 2001-04-18 | 2011-03-02 | 株式会社エーアンドエーマテリアル | 伸縮継手付耐火二層管 |
JP4085358B2 (ja) * | 2001-11-27 | 2008-05-14 | フネンアクロス株式会社 | 耐火二層管継手用目地装置 |
AT414035B (de) * | 2003-01-24 | 2006-08-15 | Jenbacher Ag | Dämmeinrichtung zum zumindest teilweisen umfassen eines leitungssystems |
JP2005207550A (ja) * | 2004-01-26 | 2005-08-04 | Inaba Denki Sangyo Co Ltd | 管継手 |
JP4749099B2 (ja) * | 2005-09-16 | 2011-08-17 | 因幡電機産業株式会社 | 管接続構造 |
JP5430988B2 (ja) * | 2009-03-23 | 2014-03-05 | 未来工業株式会社 | 流体管継手装置 |
-
1998
- 1998-12-10 JP JP37778898A patent/JP3448801B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000179790A (ja) | 2000-06-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3448801B2 (ja) | 耐火二層管継手の接続部構造 | |
ATE224030T1 (de) | Feuerbeständige rohrkupplung | |
JP2008106936A (ja) | 配管用管材及び排水管システム | |
JP2002031280A (ja) | 複合管の接続構造 | |
JP2003214592A (ja) | 防火区画貫通部用継手 | |
JP4942964B2 (ja) | 排水配管構造 | |
JP2000213675A (ja) | 二重管用接続継手及び該継手で接続した二重管式断熱配管 | |
JP2003161392A (ja) | 耐火二層管継手用の耐火性を備えた熱膨張性環状目地部材 | |
JP5384082B2 (ja) | 耐火二層管継手 | |
JP7000095B2 (ja) | 耐火性熱膨張材を内蔵した受け口形耐火二層管 | |
JPH0123024Y2 (ja) | ||
JPH0310469Y2 (ja) | ||
JP4121181B2 (ja) | 変換継手 | |
JP2005282750A (ja) | 耐火二層管 | |
JP2004257523A (ja) | 耐火二層管 | |
JP2604250Y2 (ja) | 耐火パイプの接続装置 | |
JP3387020B2 (ja) | 内管と外管とを固定した耐火二層管 | |
JP7488690B2 (ja) | 排水管継手 | |
JP2004205020A (ja) | ステンレス鋼板による鋼管の更生工法 | |
JP2006194374A (ja) | 排水管 | |
JP2003166680A (ja) | 耐火複合管の接続システム | |
JPH0239116Y2 (ja) | ||
JPS591910B2 (ja) | 耐火二層管継手の製造方法 | |
JP2002372179A (ja) | 耐火二層管の接合部構造 | |
JP2933251B2 (ja) | 耐火性二層管継手の内外管の間隙形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080711 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080711 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090711 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090711 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100711 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100711 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120711 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130711 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |