JP3448680B2 - 吸収式空調装置 - Google Patents
吸収式空調装置Info
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸収式冷凍サイク
ルを利用した吸収式空調装置に係り、特に、二次側冷熱
媒体として相変化する流体を用いる吸収式空調装置に関
するものである。
ルを利用した吸収式空調装置に係り、特に、二次側冷熱
媒体として相変化する流体を用いる吸収式空調装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来技術に係る温水焚吸収式冷
温水機の一例を示す系統図である。この温水焚吸収式冷
温水機2aは、再生器3の加熱源熱源として、例えば排
温水等の熱媒を用いるもので、通常、単効用使用がほと
んどであり、冷凍能力成績係数(COPで表し、COP
=(冷凍能力)/(実インプット(入熱量)))は0.
7程度である。
温水機の一例を示す系統図である。この温水焚吸収式冷
温水機2aは、再生器3の加熱源熱源として、例えば排
温水等の熱媒を用いるもので、通常、単効用使用がほと
んどであり、冷凍能力成績係数(COPで表し、COP
=(冷凍能力)/(実インプット(入熱量)))は0.
7程度である。
【0003】上記温水焚吸収式冷温水機2aにおいて、
冷房運転を開始する時は、冷温水ポンプ26、冷却水ポ
ンプ27、熱媒ポンプ28、溶液循環ポンプ25が運転
される。熱媒出入口の二方弁32、32は手動又は自動
で開となり、100%の定格流量の排温水(熱媒)73
aが送られてくる。熱媒入口74の温度は、各装置によ
って差はあるが、70〜90℃の範囲内で定格条件の熱
媒入口74の温度、例えば88℃とし、熱媒入口74と
熱媒出口75との温度差ΔtはΔt=5℃とする。温水
焚では、インプット(入熱量)=熱媒出入口温度差Δt
×熱媒循環量×比熱×比重量で算出する。
冷房運転を開始する時は、冷温水ポンプ26、冷却水ポ
ンプ27、熱媒ポンプ28、溶液循環ポンプ25が運転
される。熱媒出入口の二方弁32、32は手動又は自動
で開となり、100%の定格流量の排温水(熱媒)73
aが送られてくる。熱媒入口74の温度は、各装置によ
って差はあるが、70〜90℃の範囲内で定格条件の熱
媒入口74の温度、例えば88℃とし、熱媒入口74と
熱媒出口75との温度差ΔtはΔt=5℃とする。温水
焚では、インプット(入熱量)=熱媒出入口温度差Δt
×熱媒循環量×比熱×比重量で算出する。
【0004】再生器3では排温水73aが供給され、加
熱源の中を循環し排温水73bとなって排出され、再生
器3に送られてくる稀溶液が再生器コイル表面で沸騰
し、冷媒蒸気と濃溶液に分離する。冷媒蒸気は上部の凝
縮器11へ導かれ凝縮器コイル内の冷却水にてコイル表
面で凝縮して水冷媒となり、溶液濃度調整機能を有する
冷媒貯蔵室9へ送られる。水冷媒は水冷媒管40を介し
て水冷媒分配器14へ移送される。水冷媒は蒸発器13
の蒸発コイル表面へ滴下、散布されて蒸発し冷媒蒸気と
なる。このとき蒸発コイル内を循環する冷水79a(冷
温水)は、気化熱(潜熱)を奪われて温度が低下し冷水
79bとなる。
熱源の中を循環し排温水73bとなって排出され、再生
器3に送られてくる稀溶液が再生器コイル表面で沸騰
し、冷媒蒸気と濃溶液に分離する。冷媒蒸気は上部の凝
縮器11へ導かれ凝縮器コイル内の冷却水にてコイル表
面で凝縮して水冷媒となり、溶液濃度調整機能を有する
冷媒貯蔵室9へ送られる。水冷媒は水冷媒管40を介し
て水冷媒分配器14へ移送される。水冷媒は蒸発器13
の蒸発コイル表面へ滴下、散布されて蒸発し冷媒蒸気と
なる。このとき蒸発コイル内を循環する冷水79a(冷
温水)は、気化熱(潜熱)を奪われて温度が低下し冷水
79bとなる。
【0005】更に、再生器3で分離された濃溶液は濃溶
液降り管41、溶液熱交換器20、濃溶液昇り管42を
介して吸収器16へ導かれ、蒸発器13で蒸発した冷媒
蒸気を吸収し冷却水83aと熱交換して稀溶液となり、
溶液循環ポンプ25にて稀溶液降り管43、溶液熱交換
器20、稀溶液昇り管44を介して再生器3に送られて
同様の冷房サイクルを繰り返す。
液降り管41、溶液熱交換器20、濃溶液昇り管42を
介して吸収器16へ導かれ、蒸発器13で蒸発した冷媒
蒸気を吸収し冷却水83aと熱交換して稀溶液となり、
溶液循環ポンプ25にて稀溶液降り管43、溶液熱交換
器20、稀溶液昇り管44を介して再生器3に送られて
同様の冷房サイクルを繰り返す。
【0006】冷房運転時の出力制御は、冷水出口に組み
込まれ冷水出口温度を検知する冷水温度センサー(「W
Tセンサー」とも云う)61で行なう。水冷媒及び冷水
の凍結破損や溶液の晶析トラブル等を防止する保護機能
としてWTセンサー61と、蒸発器13の温度を検知す
る蒸発器温度センサー(「LTセンサー」とも云う)6
0とで運転の発停制御を行なっている。特に、蒸発器1
3の温度が低下した場合は、LTセンサー60にて凍結
防止弁34を開に作動させて稀溶液分岐管45を介して
水冷媒分配器14へ溶液を流入させて凍結防止を図る。
尚、蒸発器温度センサー60は蒸発器の圧力を検知する
蒸発器圧力センサーでも良い。
込まれ冷水出口温度を検知する冷水温度センサー(「W
Tセンサー」とも云う)61で行なう。水冷媒及び冷水
の凍結破損や溶液の晶析トラブル等を防止する保護機能
としてWTセンサー61と、蒸発器13の温度を検知す
る蒸発器温度センサー(「LTセンサー」とも云う)6
0とで運転の発停制御を行なっている。特に、蒸発器1
3の温度が低下した場合は、LTセンサー60にて凍結
防止弁34を開に作動させて稀溶液分岐管45を介して
水冷媒分配器14へ溶液を流入させて凍結防止を図る。
尚、蒸発器温度センサー60は蒸発器の圧力を検知する
蒸発器圧力センサーでも良い。
【0007】一般に排熱利用の吸収式冷温水機は、冷房
運転が主であり、暖房運転で使われることは少ない。こ
れは、暖房機においてはイニシャルコストの点から直に
熱交換器を介して温水温度を調節し室内機へ送るシステ
ムが多いためである。但し、システムの組み方によって
は温水型吸収式冷温水機に暖房機能を有した方が安価な
場合もある。
運転が主であり、暖房運転で使われることは少ない。こ
れは、暖房機においてはイニシャルコストの点から直に
熱交換器を介して温水温度を調節し室内機へ送るシステ
ムが多いためである。但し、システムの組み方によって
は温水型吸収式冷温水機に暖房機能を有した方が安価な
場合もある。
【0008】図2に示した温水焚吸収式冷温水機2a
は、暖房運転も可能であるので暖房作用についても記載
しておく。温水焚吸収式冷温水機2aは、濃溶液分岐管
47、冷暖切替弁35、溶液バイパス弁33及びバッフ
ル板17を有し、暖房運転時、冷暖切替弁35は開とな
り(冷却水ポンプ27は停止(オフ))、再生器3で加
熱された溶液を直接吸収器16の下部へ導く。バッフル
板17は気液分離機能を有し高温の溶液が吸収器コイル
へ飛散するのを防止する。吸収器16及び蒸発器13周
囲の加熱蒸気は蒸発コイル内を循環する冷温水と熱交換
して温水を発生させる。又、暖房運転時、濃溶液昇り管
42より吸収器16に高温溶液が流入しないように溶液
バイパス弁33を開として吸収器16の下部へ逃がして
いる。
は、暖房運転も可能であるので暖房作用についても記載
しておく。温水焚吸収式冷温水機2aは、濃溶液分岐管
47、冷暖切替弁35、溶液バイパス弁33及びバッフ
ル板17を有し、暖房運転時、冷暖切替弁35は開とな
り(冷却水ポンプ27は停止(オフ))、再生器3で加
熱された溶液を直接吸収器16の下部へ導く。バッフル
板17は気液分離機能を有し高温の溶液が吸収器コイル
へ飛散するのを防止する。吸収器16及び蒸発器13周
囲の加熱蒸気は蒸発コイル内を循環する冷温水と熱交換
して温水を発生させる。又、暖房運転時、濃溶液昇り管
42より吸収器16に高温溶液が流入しないように溶液
バイパス弁33を開として吸収器16の下部へ逃がして
いる。
【0009】図3は、従来技術に係る吸収式冷熱発生装
置を有する空調装置の例を示す系統図である。この図に
示すように、近年、二次側冷熱媒体に相変化を行なわせ
る流体を用いることにより、単位流量あたりの熱搬送量
を増加させる吸収式冷熱発生装置2bが提案されている
(例えば、特開平9−26223号公報)。
置を有する空調装置の例を示す系統図である。この図に
示すように、近年、二次側冷熱媒体に相変化を行なわせ
る流体を用いることにより、単位流量あたりの熱搬送量
を増加させる吸収式冷熱発生装置2bが提案されている
(例えば、特開平9−26223号公報)。
【0010】上記空調装置は、枠で囲まれた吸収式冷熱
発生装置2bと、この吸収式冷熱発生装置2bに冷媒液
管54、冷媒蒸気管55で接続され空調対象空間に配置
されて該空間の空気との熱交換を行なう空調用室内機、
例えば室内機90a〜90dと、二次側冷熱媒体の液を
吸収式冷熱発生装置2bに戻す冷媒ポンプ102と、こ
れら吸収式冷熱発生装置2b、室内機90a〜90d等
を制御するコントローラ99及びシステムコントローラ
100を含んでいる。コントローラ99は、この実施例
では吸収式冷熱発生装置2b内に設けられている。更
に、上記吸収式冷熱発生装置2bは、冷却水管48、4
9で接続され冷却水を冷却する冷却塔69と、前記冷却
水管49に介装され冷却水を冷却塔69から吸収器16
及び凝縮器11に循環させる冷却水ポンプ27とを有す
る。
発生装置2bと、この吸収式冷熱発生装置2bに冷媒液
管54、冷媒蒸気管55で接続され空調対象空間に配置
されて該空間の空気との熱交換を行なう空調用室内機、
例えば室内機90a〜90dと、二次側冷熱媒体の液を
吸収式冷熱発生装置2bに戻す冷媒ポンプ102と、こ
れら吸収式冷熱発生装置2b、室内機90a〜90d等
を制御するコントローラ99及びシステムコントローラ
100を含んでいる。コントローラ99は、この実施例
では吸収式冷熱発生装置2b内に設けられている。更
に、上記吸収式冷熱発生装置2bは、冷却水管48、4
9で接続され冷却水を冷却する冷却塔69と、前記冷却
水管49に介装され冷却水を冷却塔69から吸収器16
及び凝縮器11に循環させる冷却水ポンプ27とを有す
る。
【0011】更に、通常室外機と呼ばれる吸収式冷熱発
生装置2bは、燃料を燃焼させその熱で稀溶液を加熱す
る高温再生器4と、この高温再生器4で加熱された稀溶
液から冷媒蒸気と中間濃溶液を分離する分離器7と、分
離された冷媒蒸気を熱源として前記中間濃溶液を加熱し
て更に冷媒蒸気を発生させる低温再生器5と、該低温再
生器5を通過した冷媒蒸気及び該低温再生器5で発生し
た冷媒蒸気を冷却して凝縮液化させ液冷媒を生成する凝
縮器11と、該凝縮器11で生成された液冷媒を内装し
た水冷媒分配器14から同じく内装した蒸発コイル上に
滴下、蒸発させ、該蒸発コイル中の二次側冷熱媒体(例
えば、HFC134)を冷却する蒸発器13と、該蒸発
器13で蒸発した冷媒蒸気を濃溶液に吸収させ稀溶液を
生成する吸収器16と、該稀溶液を加圧し低温溶液熱交
換器22、高温溶液熱交換器21の被加熱流体側を経て
前記高温再生器4に送りこむ溶液循環ポンプ25と、暖
房運転の時に分離器7で分離された稀溶液を蒸発器13
及び吸収器16の底部に導く冷暖切換弁35とを有す
る。
生装置2bは、燃料を燃焼させその熱で稀溶液を加熱す
る高温再生器4と、この高温再生器4で加熱された稀溶
液から冷媒蒸気と中間濃溶液を分離する分離器7と、分
離された冷媒蒸気を熱源として前記中間濃溶液を加熱し
て更に冷媒蒸気を発生させる低温再生器5と、該低温再
生器5を通過した冷媒蒸気及び該低温再生器5で発生し
た冷媒蒸気を冷却して凝縮液化させ液冷媒を生成する凝
縮器11と、該凝縮器11で生成された液冷媒を内装し
た水冷媒分配器14から同じく内装した蒸発コイル上に
滴下、蒸発させ、該蒸発コイル中の二次側冷熱媒体(例
えば、HFC134)を冷却する蒸発器13と、該蒸発
器13で蒸発した冷媒蒸気を濃溶液に吸収させ稀溶液を
生成する吸収器16と、該稀溶液を加圧し低温溶液熱交
換器22、高温溶液熱交換器21の被加熱流体側を経て
前記高温再生器4に送りこむ溶液循環ポンプ25と、暖
房運転の時に分離器7で分離された稀溶液を蒸発器13
及び吸収器16の底部に導く冷暖切換弁35とを有す
る。
【0012】次に、図3に示す空調装置の動作は次の通
りである。即ち、冷房時には、冷暖切換弁104は開か
れている。冷媒蒸気(HFC134)は、蒸発器13の
蒸発コイルで冷却凝縮して冷媒液となり、重力により、
冷媒液管54を下方に流れ、膨張弁94a〜94dを経
て各室内機90a〜90dの熱交換器に流入する。熱交
換器に流入した冷媒液は、空調対象空間の空気の熱を奪
って蒸発し、冷媒蒸気となって冷媒蒸気管55を経て上
昇し蒸発器13の蒸発コイルに流入する。吸収式冷熱発
生装置(室外機)2bは、冷房モードで運転されている
から、蒸発器13の蒸発コイルは、その表面に滴下され
る水冷媒の蒸発により冷却され、蒸発コイルに流入して
きた冷媒蒸気を凝縮液化させる。この凝縮液化により、
蒸発コイル内部の圧力が低下し、室内機90a〜90d
の熱交換器で蒸発した冷媒蒸気を蒸発器13に吸引す
る。蒸発コイル内部で凝縮液化した冷媒液は重力で室内
機に流入するから、冷房時の冷媒は、自然循環し、ポン
プによる冷媒の駆動を行なう必要がない。
りである。即ち、冷房時には、冷暖切換弁104は開か
れている。冷媒蒸気(HFC134)は、蒸発器13の
蒸発コイルで冷却凝縮して冷媒液となり、重力により、
冷媒液管54を下方に流れ、膨張弁94a〜94dを経
て各室内機90a〜90dの熱交換器に流入する。熱交
換器に流入した冷媒液は、空調対象空間の空気の熱を奪
って蒸発し、冷媒蒸気となって冷媒蒸気管55を経て上
昇し蒸発器13の蒸発コイルに流入する。吸収式冷熱発
生装置(室外機)2bは、冷房モードで運転されている
から、蒸発器13の蒸発コイルは、その表面に滴下され
る水冷媒の蒸発により冷却され、蒸発コイルに流入して
きた冷媒蒸気を凝縮液化させる。この凝縮液化により、
蒸発コイル内部の圧力が低下し、室内機90a〜90d
の熱交換器で蒸発した冷媒蒸気を蒸発器13に吸引す
る。蒸発コイル内部で凝縮液化した冷媒液は重力で室内
機に流入するから、冷房時の冷媒は、自然循環し、ポン
プによる冷媒の駆動を行なう必要がない。
【0013】冷房運転が開始されると、先に述べたよう
に、蒸発コイル内部の圧力が低下し、冷媒蒸気管55内
の飽和冷媒蒸気が圧力差により蒸発コイル内に流入す
る。蒸発コイル内で凝縮して生成した冷媒液は、冷媒液
管54内を自重で流下し、冷媒液のヘッド(液柱)が上
昇してくる。先に述べた冷媒の自然循環が成立するため
には、(冷媒液ヘッド)−(冷媒蒸気ヘッド)が冷媒循
環回路の全圧力損失以上であればよい。つまり、次式を
満足する液ヘッドが形成されるまでは冷媒の自然循環は
開始されない。このことは、冷房運転開始時点で蒸発器
13に供給される熱負荷が少ないことを意味する。
に、蒸発コイル内部の圧力が低下し、冷媒蒸気管55内
の飽和冷媒蒸気が圧力差により蒸発コイル内に流入す
る。蒸発コイル内で凝縮して生成した冷媒液は、冷媒液
管54内を自重で流下し、冷媒液のヘッド(液柱)が上
昇してくる。先に述べた冷媒の自然循環が成立するため
には、(冷媒液ヘッド)−(冷媒蒸気ヘッド)が冷媒循
環回路の全圧力損失以上であればよい。つまり、次式を
満足する液ヘッドが形成されるまでは冷媒の自然循環は
開始されない。このことは、冷房運転開始時点で蒸発器
13に供給される熱負荷が少ないことを意味する。
【0014】
【数1】
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来、図2に示した温
水焚吸収冷温水機2aにおいても、三方弁(比例)を熱
媒回路に組み込んだものはあるが、通常冷水出口温度を
捉えて熱媒流量を三方弁で比例制御(PID制御)を行
なう。温水焚吸収冷温水機2aは、水を冷媒としている
ため比熱も高く、三方弁をオートチューニングさせても
ハンチング状態が短く安定状態を保てる。しかし、図3
に示した吸収式冷熱発生装置2bは、二次側冷媒にHF
C134を使用しており、熱容量が小さいため二次側冷
媒出口温度をセンサーで捉えて自動調整で三方弁を制御
させると温度の上下動(ハンチング)が激しく安定した
状態が得られない。通常の制御では吸収式冷熱発生装置
として使えない。
水焚吸収冷温水機2aにおいても、三方弁(比例)を熱
媒回路に組み込んだものはあるが、通常冷水出口温度を
捉えて熱媒流量を三方弁で比例制御(PID制御)を行
なう。温水焚吸収冷温水機2aは、水を冷媒としている
ため比熱も高く、三方弁をオートチューニングさせても
ハンチング状態が短く安定状態を保てる。しかし、図3
に示した吸収式冷熱発生装置2bは、二次側冷媒にHF
C134を使用しており、熱容量が小さいため二次側冷
媒出口温度をセンサーで捉えて自動調整で三方弁を制御
させると温度の上下動(ハンチング)が激しく安定した
状態が得られない。通常の制御では吸収式冷熱発生装置
として使えない。
【0016】図2に示した温水焚吸収冷温水機2aは、
冷房運転時に機内の水冷媒が凍結して晶析運転されるこ
とを防止するために蒸発器温度(LTセンサー60で検
知する温度)及び低負荷時に冷温水回路が凍結破損破損
するのを防止するために冷温水出口温度(WTセンサー
61で検知する温度)に基づく各保護制御がなされてい
るが、図3に示した相変化を利用する流体を用いる吸収
式冷熱発生装置2bを有する空調装置においては、蒸発
器温度及び冷媒液温度(図2の冷温水出口温度に相当)
の制御では温度の上下変動及び冷媒圧力変動が大きく安
定した出力制御が出来なかった。
冷房運転時に機内の水冷媒が凍結して晶析運転されるこ
とを防止するために蒸発器温度(LTセンサー60で検
知する温度)及び低負荷時に冷温水回路が凍結破損破損
するのを防止するために冷温水出口温度(WTセンサー
61で検知する温度)に基づく各保護制御がなされてい
るが、図3に示した相変化を利用する流体を用いる吸収
式冷熱発生装置2bを有する空調装置においては、蒸発
器温度及び冷媒液温度(図2の冷温水出口温度に相当)
の制御では温度の上下変動及び冷媒圧力変動が大きく安
定した出力制御が出来なかった。
【0017】本発明の課題は、二次側冷熱媒体として相
変化する流体を用いる吸収式空調装置において、二次側
冷熱媒体を冷却する時に、冷却出力制御が安定し、該二
次側冷熱媒体の冷却負荷変動に追随して安定した運転が
出来るようにすることにある。
変化する流体を用いる吸収式空調装置において、二次側
冷熱媒体を冷却する時に、冷却出力制御が安定し、該二
次側冷熱媒体の冷却負荷変動に追随して安定した運転が
出来るようにすることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器、熱交
換器及び循環ポンプを含む各機器を接続し、前記再生器
に供給される熱媒によって加熱する吸収溶液を循環させ
る一次側循環回路を形成すると共に、前記蒸発器の蒸発
伝熱管の管路を含む二次側循環回路を流れる二次側冷熱
媒体を前記蒸発器の蒸発伝熱管を介して前記吸収溶液に
よって冷却又は加熱して相変化させる吸収式空調装置に
おいて、前記熱媒の流量を制御する三方弁と、前記蒸発
器の二次側冷熱媒体の蒸気入口圧力を検知する蒸気圧力
検知手段と、前記蒸発器の二次側冷熱媒体の液出口圧力
を検知する液圧力検知手段と、前記二次側冷熱媒体を冷
却する時に、前記蒸気入口圧力と液出口圧力との差圧に
よって前記二次側冷熱媒体の冷却負荷を演算し、該冷却
負荷に対応して前記三方弁に制御信号を出力する制御手
段とを備えたことを特徴とする。
め、本発明は、再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器、熱交
換器及び循環ポンプを含む各機器を接続し、前記再生器
に供給される熱媒によって加熱する吸収溶液を循環させ
る一次側循環回路を形成すると共に、前記蒸発器の蒸発
伝熱管の管路を含む二次側循環回路を流れる二次側冷熱
媒体を前記蒸発器の蒸発伝熱管を介して前記吸収溶液に
よって冷却又は加熱して相変化させる吸収式空調装置に
おいて、前記熱媒の流量を制御する三方弁と、前記蒸発
器の二次側冷熱媒体の蒸気入口圧力を検知する蒸気圧力
検知手段と、前記蒸発器の二次側冷熱媒体の液出口圧力
を検知する液圧力検知手段と、前記二次側冷熱媒体を冷
却する時に、前記蒸気入口圧力と液出口圧力との差圧に
よって前記二次側冷熱媒体の冷却負荷を演算し、該冷却
負荷に対応して前記三方弁に制御信号を出力する制御手
段とを備えたことを特徴とする。
【0019】すなわち、冷房負荷が大きい場合、冷媒蒸
気の流入量が増大するので蒸気入口圧力は上がり、冷媒
出入口の圧力差は大きくなる。一方、冷房負荷が小さい
場合、冷媒蒸気の流入量が減少するので冷媒蒸気入口圧
力は下がり、冷媒出入口の圧力差は小さくなる。したが
って、蒸気入口圧力と液出口圧力との差圧に応じて熱媒
流量を制御する三方弁を制御することにより、二次側冷
熱媒体の冷却負荷の変動に追随して熱媒の流量を増減で
き、二次側冷熱媒体の液温度又は液圧力の変動を小さく
し、安定した運転が出来る。
気の流入量が増大するので蒸気入口圧力は上がり、冷媒
出入口の圧力差は大きくなる。一方、冷房負荷が小さい
場合、冷媒蒸気の流入量が減少するので冷媒蒸気入口圧
力は下がり、冷媒出入口の圧力差は小さくなる。したが
って、蒸気入口圧力と液出口圧力との差圧に応じて熱媒
流量を制御する三方弁を制御することにより、二次側冷
熱媒体の冷却負荷の変動に追随して熱媒の流量を増減で
き、二次側冷熱媒体の液温度又は液圧力の変動を小さく
し、安定した運転が出来る。
【0020】
【0021】
【0022】そして、上記いずれかの吸収式空調装置に
おいて、前記再生器に供給される熱媒を補助的に加熱す
る加熱手段を備えたことである。加熱手段を備えたこと
により、熱媒の温度が低下しても、加熱手段により補助
的に熱媒を加熱し、大巾な出力低下がなく冷却負荷に対
応して二次側冷熱媒体を冷却することが出来る。
おいて、前記再生器に供給される熱媒を補助的に加熱す
る加熱手段を備えたことである。加熱手段を備えたこと
により、熱媒の温度が低下しても、加熱手段により補助
的に熱媒を加熱し、大巾な出力低下がなく冷却負荷に対
応して二次側冷熱媒体を冷却することが出来る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る吸収式冷熱発
生装置の実施の形態を図1に基づいて詳細に説明する。
尚、図1において、従来技術の説明で示した図2、3と
同じ構造、作用部分には同じ符号を付けて示す。
生装置の実施の形態を図1に基づいて詳細に説明する。
尚、図1において、従来技術の説明で示した図2、3と
同じ構造、作用部分には同じ符号を付けて示す。
【0024】図1は、本発明に係る吸収式冷熱発生装置
と室内機とを含む空調装置の一実施の形態を示す系統図
である。本実施の形態の空調装置は、枠で囲まれた吸収
式冷熱発生装置1と、この吸収式冷熱発生装置1に冷媒
液管54及び冷媒蒸気管55で接続され空調対象空間に
配置されて、この空間の空気との熱交換を行なう複数の
室内機、例えば室内機90a〜90dと、冷媒液を吸収
式冷熱発生装置1に戻す冷媒ポンプ102と、吸収式冷
熱発生装置1を制御する制御手段としてパワーボックス
(補助動力盤)を含むコントロールボックス(本体制御
盤)96及び室外機コントローラ98と、室内機90a
〜90d側を制御するシステムコントローラ100とを
含んでいる。
と室内機とを含む空調装置の一実施の形態を示す系統図
である。本実施の形態の空調装置は、枠で囲まれた吸収
式冷熱発生装置1と、この吸収式冷熱発生装置1に冷媒
液管54及び冷媒蒸気管55で接続され空調対象空間に
配置されて、この空間の空気との熱交換を行なう複数の
室内機、例えば室内機90a〜90dと、冷媒液を吸収
式冷熱発生装置1に戻す冷媒ポンプ102と、吸収式冷
熱発生装置1を制御する制御手段としてパワーボックス
(補助動力盤)を含むコントロールボックス(本体制御
盤)96及び室外機コントローラ98と、室内機90a
〜90d側を制御するシステムコントローラ100とを
含んでいる。
【0025】更に、吸収式冷熱発生装置1は、この吸収
式冷熱発生装置1に冷却水管48、49で接続され冷却
水を冷却する冷却塔69と、冷却水管49に介装され冷
却水を冷却塔69から後述の吸収器16と凝縮器11に
循環させる冷却水ポンプ27とを有する。
式冷熱発生装置1に冷却水管48、49で接続され冷却
水を冷却する冷却塔69と、冷却水管49に介装され冷
却水を冷却塔69から後述の吸収器16と凝縮器11に
循環させる冷却水ポンプ27とを有する。
【0026】ここで、コントロールボックス(本体制御
盤)96は、吸収式冷熱発生装置1の運転、停止信号に
より、機内の冷暖切換弁35の開閉、溶液循環ポンプ2
5、電磁弁類(凍結防止弁34、溶液バイパス弁33)
の発停及び各温度又は圧力に基づいて、三方弁に制御信
号を出力する。パワーボックス(補助動力盤)は熱媒ポ
ンプ28、冷却水ポンプ27及び冷却塔ファンモーター
70の発停を行なう。室外機コントローラ98は、二次
側の操作(運転、停止)によりシステムコントローラ1
00から制御信号を受けてコントロールボックス96に
出力すると共に、システムコントローラ100から冷房
負荷率信号を受け、コントロールボックス96に出力す
る。更に、室外機コントローラ98は、本体が異常停止
の時に異常信号をシステムコントローラを介してリモコ
ンへ出力する(点検ランプを表示)。又、システムコン
トローラ100は、室内機90a〜90d、冷媒ポンプ
102等を制御し、且つ冷房負荷率信号を室外機コント
ローラ98に出力すると共に、室外機コントローラ98
から吸収式冷熱発生装置の上記異常停止信号や運転状態
を入力される。
盤)96は、吸収式冷熱発生装置1の運転、停止信号に
より、機内の冷暖切換弁35の開閉、溶液循環ポンプ2
5、電磁弁類(凍結防止弁34、溶液バイパス弁33)
の発停及び各温度又は圧力に基づいて、三方弁に制御信
号を出力する。パワーボックス(補助動力盤)は熱媒ポ
ンプ28、冷却水ポンプ27及び冷却塔ファンモーター
70の発停を行なう。室外機コントローラ98は、二次
側の操作(運転、停止)によりシステムコントローラ1
00から制御信号を受けてコントロールボックス96に
出力すると共に、システムコントローラ100から冷房
負荷率信号を受け、コントロールボックス96に出力す
る。更に、室外機コントローラ98は、本体が異常停止
の時に異常信号をシステムコントローラを介してリモコ
ンへ出力する(点検ランプを表示)。又、システムコン
トローラ100は、室内機90a〜90d、冷媒ポンプ
102等を制御し、且つ冷房負荷率信号を室外機コント
ローラ98に出力すると共に、室外機コントローラ98
から吸収式冷熱発生装置の上記異常停止信号や運転状態
を入力される。
【0027】更に、吸収式冷熱発生装置1は、熱源をコ
ージェネレーション等にて発生する排熱、例えば排温水
等の熱媒を送り出す熱媒ポンプ28と、この熱媒ポンプ
28から送り出された排温水で吸収溶液の稀な稀溶液を
加熱し、冷媒蒸気と濃溶液を生成する再生器3と、この
再生器3で発生した冷媒蒸気を冷却して凝縮液化させ水
冷媒(液冷媒)を生成する凝縮器11と、この凝縮器1
1で生成された水冷媒を内装した冷媒分配器14から同
じく内装した蒸発コイル上に滴下、蒸発させ該蒸発コイ
ル中の二次側冷熱媒体である二次側冷媒蒸気を冷却する
蒸発器13と、この蒸発器13で蒸発した冷媒蒸気(一
次側)を濃溶液に吸収させ稀溶液を生成する吸収器16
と、蒸発器13及び吸収器16の底部から稀溶液を吸引
し加圧する溶液循環ポンプ25と、この溶液循環ポンプ
25から送り出された稀溶液を被加熱流体側に通し、再
生器3からの濃溶液と熱交換する溶液熱交換器20とを
有している。
ージェネレーション等にて発生する排熱、例えば排温水
等の熱媒を送り出す熱媒ポンプ28と、この熱媒ポンプ
28から送り出された排温水で吸収溶液の稀な稀溶液を
加熱し、冷媒蒸気と濃溶液を生成する再生器3と、この
再生器3で発生した冷媒蒸気を冷却して凝縮液化させ水
冷媒(液冷媒)を生成する凝縮器11と、この凝縮器1
1で生成された水冷媒を内装した冷媒分配器14から同
じく内装した蒸発コイル上に滴下、蒸発させ該蒸発コイ
ル中の二次側冷熱媒体である二次側冷媒蒸気を冷却する
蒸発器13と、この蒸発器13で蒸発した冷媒蒸気(一
次側)を濃溶液に吸収させ稀溶液を生成する吸収器16
と、蒸発器13及び吸収器16の底部から稀溶液を吸引
し加圧する溶液循環ポンプ25と、この溶液循環ポンプ
25から送り出された稀溶液を被加熱流体側に通し、再
生器3からの濃溶液と熱交換する溶液熱交換器20とを
有している。
【0028】そして、吸収式冷熱発生装置1は、再生器
3の底部と吸収器16の底部を冷暖切換弁35を介して
連通する管路50と、溶液熱交換器20の加熱流体出側
を吸収器16の上部に接続する濃溶液昇り管42と、こ
の濃溶液昇り管42と吸収器16の下部を溶液バイパス
弁33を介して接続する管路51と、溶液循環ポンプ2
5の出口側と蒸発器5に内装された水冷媒分配器14を
凍結防止弁34を介して連通する管路52と、水冷媒分
配器14に装着されこの水冷媒分配器14内の水冷媒の
温度を検知する温度検知手段として蒸発器温度センサー
(LTセンサーとも云う)60と、凝縮器11から水冷
媒分配器14に水冷媒を導く水冷媒管46とを含んでい
る。
3の底部と吸収器16の底部を冷暖切換弁35を介して
連通する管路50と、溶液熱交換器20の加熱流体出側
を吸収器16の上部に接続する濃溶液昇り管42と、こ
の濃溶液昇り管42と吸収器16の下部を溶液バイパス
弁33を介して接続する管路51と、溶液循環ポンプ2
5の出口側と蒸発器5に内装された水冷媒分配器14を
凍結防止弁34を介して連通する管路52と、水冷媒分
配器14に装着されこの水冷媒分配器14内の水冷媒の
温度を検知する温度検知手段として蒸発器温度センサー
(LTセンサーとも云う)60と、凝縮器11から水冷
媒分配器14に水冷媒を導く水冷媒管46とを含んでい
る。
【0029】上記構成の吸収式冷熱発生装置1におい
て、冷暖切換弁35は、冷房と暖房の切替を行うもの
で、冷房時は閉、暖房時は開とされる。凍結防止弁34
は、蒸発温度が低下して1℃になれば開いて稀溶液を冷
媒分配器14に流入させ、水冷媒の凍結を防ぐ弁であ
る。溶液バイパス弁33は、冷房立上り時及び低負荷運
転時に、蒸発器温度が低下したとき、濃溶液を吸収器5
の下部にバイパスして吸収器5の吸収能力を低下させ、
蒸発器のそれ以上の温度低下を防ぐためのオン−オフ制
御弁である。
て、冷暖切換弁35は、冷房と暖房の切替を行うもの
で、冷房時は閉、暖房時は開とされる。凍結防止弁34
は、蒸発温度が低下して1℃になれば開いて稀溶液を冷
媒分配器14に流入させ、水冷媒の凍結を防ぐ弁であ
る。溶液バイパス弁33は、冷房立上り時及び低負荷運
転時に、蒸発器温度が低下したとき、濃溶液を吸収器5
の下部にバイパスして吸収器5の吸収能力を低下させ、
蒸発器のそれ以上の温度低下を防ぐためのオン−オフ制
御弁である。
【0030】更に、吸収式冷熱発生装置1は、再生器
3、凝縮器11、蒸発器13、吸収器16、溶液熱交換
器20(熱交換器)及び溶液循環ポンプ25(循環ポン
プ)等の各機器を管路で接続し、再生器3に供給される
排温水(熱媒)によって加熱する吸収溶液(一次側冷熱
媒体)を循環させる一次側循環回路を形成し、又、先の
室内機90a〜90d、冷媒ポンプ102及び蒸発器1
3の蒸発コイル(蒸発伝熱管)の管路とを冷媒液管54
及び冷媒蒸気管55で接続して二次側循環回路を形成
し、二次側循環回路を流れる流体である冷媒(二次側冷
熱媒体)を蒸発器13の蒸発コイルを介して吸収溶液
(一次側冷熱媒体)によって冷却又は加熱し相変化(潜
熱)をさせるものである。因に、冷媒液管54は蒸発器
13の蒸発コイルの入口側に、冷媒蒸気管55は蒸発器
13の蒸発コイルの出口側に、それぞれ接続されてい
る。
3、凝縮器11、蒸発器13、吸収器16、溶液熱交換
器20(熱交換器)及び溶液循環ポンプ25(循環ポン
プ)等の各機器を管路で接続し、再生器3に供給される
排温水(熱媒)によって加熱する吸収溶液(一次側冷熱
媒体)を循環させる一次側循環回路を形成し、又、先の
室内機90a〜90d、冷媒ポンプ102及び蒸発器1
3の蒸発コイル(蒸発伝熱管)の管路とを冷媒液管54
及び冷媒蒸気管55で接続して二次側循環回路を形成
し、二次側循環回路を流れる流体である冷媒(二次側冷
熱媒体)を蒸発器13の蒸発コイルを介して吸収溶液
(一次側冷熱媒体)によって冷却又は加熱し相変化(潜
熱)をさせるものである。因に、冷媒液管54は蒸発器
13の蒸発コイルの入口側に、冷媒蒸気管55は蒸発器
13の蒸発コイルの出口側に、それぞれ接続されてい
る。
【0031】又、吸収器16及び凝縮器11にはそれぞ
れ冷却水コイルが内装され、吸収器16の冷却水コイル
の出口は凝縮器11の冷却水コイルの入口に接続されて
いて、吸収器16の冷却水コイルの入口は冷却水管49
に、凝縮器11の冷却水コイルの出口は冷却水管48
に、それぞれ接続されている。そして、吸収器16の冷
却水コイルの入口近傍には、冷却水コイルの入口温度を
検知する冷却水入口温度センサー(CT1センサー)6
4が、冷却塔69の低部には冷却塔69で冷却された冷
却水温度を検知するCTSセンサー65が、それぞれ装
着されている。
れ冷却水コイルが内装され、吸収器16の冷却水コイル
の出口は凝縮器11の冷却水コイルの入口に接続されて
いて、吸収器16の冷却水コイルの入口は冷却水管49
に、凝縮器11の冷却水コイルの出口は冷却水管48
に、それぞれ接続されている。そして、吸収器16の冷
却水コイルの入口近傍には、冷却水コイルの入口温度を
検知する冷却水入口温度センサー(CT1センサー)6
4が、冷却塔69の低部には冷却塔69で冷却された冷
却水温度を検知するCTSセンサー65が、それぞれ装
着されている。
【0032】上記構成を有する本実施の形態の吸収式冷
熱発生装置1は、二次側の冷媒を冷却する時、即ち冷房
運転をする時に、二次側冷媒の冷房負荷(冷却負荷)に
対応して排温水の流量を制御する三方弁31と、蒸発器
の二次側冷媒出口温度又は圧力を検知する液温度・圧力
検知手段として冷媒液管54の蒸発コイル出口近傍に冷
媒出口温度・圧力センサー(「CRIセンサー」とも云
う)62と、この冷媒出口温度・圧力センサー62の検
知した温度又は圧力によって冷媒の冷房負荷を演算し、
この冷房負荷に対応して三方弁31に制御信号を出力す
るコントローラ98とを備えている。一方、二次側冷媒
の蒸気入口圧力を検知する蒸気圧力検知手段として冷媒
蒸気管55の蒸発コイル入口近傍には冷媒入口圧力セン
サー(「CROセンサー」とも云う)63が装着されて
いる。
熱発生装置1は、二次側の冷媒を冷却する時、即ち冷房
運転をする時に、二次側冷媒の冷房負荷(冷却負荷)に
対応して排温水の流量を制御する三方弁31と、蒸発器
の二次側冷媒出口温度又は圧力を検知する液温度・圧力
検知手段として冷媒液管54の蒸発コイル出口近傍に冷
媒出口温度・圧力センサー(「CRIセンサー」とも云
う)62と、この冷媒出口温度・圧力センサー62の検
知した温度又は圧力によって冷媒の冷房負荷を演算し、
この冷房負荷に対応して三方弁31に制御信号を出力す
るコントローラ98とを備えている。一方、二次側冷媒
の蒸気入口圧力を検知する蒸気圧力検知手段として冷媒
蒸気管55の蒸発コイル入口近傍には冷媒入口圧力セン
サー(「CROセンサー」とも云う)63が装着されて
いる。
【0033】上記冷媒入口圧力センサー63と冷媒出口
温度・圧力センサー62とを備えることにより、コント
ローラ98は、蒸発器13の二次側冷媒の蒸気入口圧力
と液出口圧力との差圧によって二次側冷媒の冷房負荷を
演算し、この冷房負荷に対応して三方弁31に制御信号
を出力するようにしても良いし、二次側冷媒の冷房負荷
率(冷却負荷率)を演算し、この冷房負荷率に対応して
三方弁31に制御信号を出力するようにしても良い。
又、コントローラ98の機能として上記二つの冷房負荷
及び冷房負荷率から三方弁31への制御信号を演算し、
制御信号を出力するようにすることも出来る。又、上記
吸収式冷熱発生装置1において、再生器3に供給される
排温水を補助的に加熱する加熱手段としてボイラーを備
えることも出来る。
温度・圧力センサー62とを備えることにより、コント
ローラ98は、蒸発器13の二次側冷媒の蒸気入口圧力
と液出口圧力との差圧によって二次側冷媒の冷房負荷を
演算し、この冷房負荷に対応して三方弁31に制御信号
を出力するようにしても良いし、二次側冷媒の冷房負荷
率(冷却負荷率)を演算し、この冷房負荷率に対応して
三方弁31に制御信号を出力するようにしても良い。
又、コントローラ98の機能として上記二つの冷房負荷
及び冷房負荷率から三方弁31への制御信号を演算し、
制御信号を出力するようにすることも出来る。又、上記
吸収式冷熱発生装置1において、再生器3に供給される
排温水を補助的に加熱する加熱手段としてボイラーを備
えることも出来る。
【0034】本実施の形態の吸収式冷熱発生装置1は、
三方弁31を備えたことにより、二次側冷媒の冷房負荷
(冷却負荷)の変動に追随して排温水(熱媒)の流量を
増減するので、二次側冷媒の液温度又は液圧力の変動を
小さくし、安定した冷房運転を行なう。そして、ボイラ
ー(加熱手段)を備えたことにより、排温水の温度が低
下しても、ボイラーにより補助的に排温水を加熱し、大
巾な出力低下がなく冷房負荷に対応して二次側冷媒を冷
却することが出来る。
三方弁31を備えたことにより、二次側冷媒の冷房負荷
(冷却負荷)の変動に追随して排温水(熱媒)の流量を
増減するので、二次側冷媒の液温度又は液圧力の変動を
小さくし、安定した冷房運転を行なう。そして、ボイラ
ー(加熱手段)を備えたことにより、排温水の温度が低
下しても、ボイラーにより補助的に排温水を加熱し、大
巾な出力低下がなく冷房負荷に対応して二次側冷媒を冷
却することが出来る。
【0035】以上説明したように上記空調装置は、基本
的には三方弁31の弁開度を冷房負荷によって設定し、
室外機である吸収式冷熱発生装置1に入る熱媒流量を制
御する。三方弁31の流量制御は冷房負荷に比例した制
御が望ましいが、多段階制御、例えば冷房負荷に対応し
て三方弁31の流量を100%→75%→50%→25
%→0%でも良い。排温水回路には排温水入口に追い焚
き用ボイラーにより排温水が設定範囲の下限値を超えて
低下しても直ちに設定範囲内で冷房運転出来るようにし
てあり、出力ダウンのない安定した冷房運転が出来る。
的には三方弁31の弁開度を冷房負荷によって設定し、
室外機である吸収式冷熱発生装置1に入る熱媒流量を制
御する。三方弁31の流量制御は冷房負荷に比例した制
御が望ましいが、多段階制御、例えば冷房負荷に対応し
て三方弁31の流量を100%→75%→50%→25
%→0%でも良い。排温水回路には排温水入口に追い焚
き用ボイラーにより排温水が設定範囲の下限値を超えて
低下しても直ちに設定範囲内で冷房運転出来るようにし
てあり、出力ダウンのない安定した冷房運転が出来る。
【0036】三方弁31による熱媒流量の制御は、以下
のように行なう。
のように行なう。
【0037】(1)冷媒出口制御:CRIセンサー62
により冷媒出口温度又は冷媒出口圧力が設定範囲を超え
た場合、室外機への熱媒流量を多くし、設定範囲を下ま
わった場合は順次熱媒流量を少なくする。
により冷媒出口温度又は冷媒出口圧力が設定範囲を超え
た場合、室外機への熱媒流量を多くし、設定範囲を下ま
わった場合は順次熱媒流量を少なくする。
【0038】(2)冷媒入口制御:CROセンサー63
により冷媒入口圧力を検知し、CRIセンサー62(冷
媒出口圧力)との圧力差にて冷房負荷を算出し、三方弁
31の流量を調節する。冷房負荷が大きい場合、冷媒蒸
気の流入量は増大するので冷媒蒸気入口圧力は上がり、
冷媒出入口の圧力差は大きくなる。冷房負荷が小さい場
合、冷媒蒸気の流入量は減少するので冷媒蒸気入口圧力
は下がり、冷媒出入口の圧力差は小さくなる。
により冷媒入口圧力を検知し、CRIセンサー62(冷
媒出口圧力)との圧力差にて冷房負荷を算出し、三方弁
31の流量を調節する。冷房負荷が大きい場合、冷媒蒸
気の流入量は増大するので冷媒蒸気入口圧力は上がり、
冷媒出入口の圧力差は大きくなる。冷房負荷が小さい場
合、冷媒蒸気の流入量は減少するので冷媒蒸気入口圧力
は下がり、冷媒出入口の圧力差は小さくなる。
【0039】(3)室内機負荷率制御:室内機からの冷
房負荷率信号を受けて冷却水温度(CT1センサー64
の検知温度)との関連により三方弁31の流量を多段階
に設定する。更に、冷房負荷率信号の制御は、以下の二
つより決める。
房負荷率信号を受けて冷却水温度(CT1センサー64
の検知温度)との関連により三方弁31の流量を多段階
に設定する。更に、冷房負荷率信号の制御は、以下の二
つより決める。
【0040】1)室外機に対応する室内機の発停台数
2)リモコン又は集中コントローラーの設定温度と室内
機吸い込み温度及び吹き出し温度で演算されるもの 三方弁31のPIDの設定値は、次のようである。
機吸い込み温度及び吹き出し温度で演算されるもの 三方弁31のPIDの設定値は、次のようである。
【0041】1)比例帯:P(ピー)は狭くした方が良
い。→オーバーシュートは発生するが、オフセットは減
少する(設定到達時間は短くなる)。制御振幅がON−
OFFのような波になる。
い。→オーバーシュートは発生するが、オフセットは減
少する(設定到達時間は短くなる)。制御振幅がON−
OFFのような波になる。
【0042】2)積分 :I(アイ)は短くした方が良
い。→制御出力振幅が大きくなり、 ハンチング
はするがオフセットの減少が早くなる方向に行く。
い。→制御出力振幅が大きくなり、 ハンチング
はするがオフセットの減少が早くなる方向に行く。
【0043】3)微分 :D(ディ)は短くした方が良
い。→急激な外乱に対して大きな操作量を出して早くも
との制御に戻す働きをするため微分時間は短い方より長
い方へ設定を変えて最適制御定数をさがす。
い。→急激な外乱に対して大きな操作量を出して早くも
との制御に戻す働きをするため微分時間は短い方より長
い方へ設定を変えて最適制御定数をさがす。
【0044】三方弁31の設定値としては、P=2〜1
0、I=0〜60、D=0〜10の範囲で最適値を決定
する。但し、これは吸収式冷熱発生装置1の各設定条件
及びこの空調装置の組み方により最適PIDの設定値は
異なってくる。出力制御として、三つを取り上げたが、
それぞれPIDの最適値は異なる。特に、冷媒出口温度
・圧力センサー62にて制御する場合、時定数の大きな
センサー(感度が鈍い)の方が安定し易い。
0、I=0〜60、D=0〜10の範囲で最適値を決定
する。但し、これは吸収式冷熱発生装置1の各設定条件
及びこの空調装置の組み方により最適PIDの設定値は
異なってくる。出力制御として、三つを取り上げたが、
それぞれPIDの最適値は異なる。特に、冷媒出口温度
・圧力センサー62にて制御する場合、時定数の大きな
センサー(感度が鈍い)の方が安定し易い。
【0045】吸収式冷熱発生装置1は、冷媒(HFC1
34)を使用しているため狭い比例帯にて制御する。O
n−Offではないが、On−Offにより近い領域で
三方弁31を制御する。
34)を使用しているため狭い比例帯にて制御する。O
n−Offではないが、On−Offにより近い領域で
三方弁31を制御する。
【0046】次に暖房運転について説明する。暖房運転
時は冷暖切換弁104は閉じられている。冷媒液(HF
C134)は、蒸発器13の蒸発コイルで加熱されて冷
媒蒸気となり、冷媒蒸気管55を下方に流れ、各室内機
90a〜90dの熱交換器に流入する。熱交換器に流入
した冷媒蒸気は、空調対象空間の空気に熱を奪われて凝
縮液化し、冷媒液となって冷媒液管54を下方に流れて
冷媒ポンプ102入口側に流入する。冷媒液は冷媒ポン
プ102で加圧され、蒸発器13の蒸発コイルに戻り上
記のサイクルを繰り返す。この時、吸収式冷熱発生装置
(室外機)2bは暖房モードで運転され、蒸発器13に
は再生器3で分離された高温の濃溶液が導かれ、蒸発コ
イルはこの熱により加熱される。
時は冷暖切換弁104は閉じられている。冷媒液(HF
C134)は、蒸発器13の蒸発コイルで加熱されて冷
媒蒸気となり、冷媒蒸気管55を下方に流れ、各室内機
90a〜90dの熱交換器に流入する。熱交換器に流入
した冷媒蒸気は、空調対象空間の空気に熱を奪われて凝
縮液化し、冷媒液となって冷媒液管54を下方に流れて
冷媒ポンプ102入口側に流入する。冷媒液は冷媒ポン
プ102で加圧され、蒸発器13の蒸発コイルに戻り上
記のサイクルを繰り返す。この時、吸収式冷熱発生装置
(室外機)2bは暖房モードで運転され、蒸発器13に
は再生器3で分離された高温の濃溶液が導かれ、蒸発コ
イルはこの熱により加熱される。
【0047】
【発明の効果】本発明の二次側冷熱媒体として相変化す
る流体を用いる吸収式冷熱発生装置によれば、二次側冷
熱媒体を冷却する時に、この二次側冷熱媒体の冷却負荷
の変動に追随して安定した運転が出来る。
る流体を用いる吸収式冷熱発生装置によれば、二次側冷
熱媒体を冷却する時に、この二次側冷熱媒体の冷却負荷
の変動に追随して安定した運転が出来る。
【図1】本発明に係る吸収式冷熱発生装置と室内機とを
含む空調装置の一実施の形態を示す系統図である。
含む空調装置の一実施の形態を示す系統図である。
【図2】従来技術に係る温水焚吸収式冷温水機の一例を
示す系統図である。
示す系統図である。
【図3】従来技術に係る吸収式冷熱発生装置を有する空
調装置の一例を示す系統図である。
調装置の一例を示す系統図である。
1 吸収式冷熱発生装置
3 再生器
11 凝縮器
13 蒸発器
16 吸収器
20 溶液熱交換器
25 溶液循環ポンプ(循環ポンプ)
31 三方弁
62 冷媒出口温度・圧力センサー(液温度・圧力検知
手段又は液圧力検知手段) 63 冷媒入口圧力センサー(蒸気圧力検知手段) 73a、73b 排温水(熱媒) 96 コントロールボックス(制御手段) 98 室外機コントローラ(制御手段)
手段又は液圧力検知手段) 63 冷媒入口圧力センサー(蒸気圧力検知手段) 73a、73b 排温水(熱媒) 96 コントロールボックス(制御手段) 98 室外機コントローラ(制御手段)
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(56)参考文献 特開 平9−89406(JP,A)
特開 昭62−106268(JP,A)
特開 平7−243714(JP,A)
特開 平8−121911(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F25B 15/00 306
Claims (3)
- 【請求項1】 再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器、熱交
換器及び循環ポンプを含む各機器を接続し、前記再生器
に供給される熱媒によって加熱する吸収溶液を循環させ
る一次側循環回路を形成すると共に、前記蒸発器の蒸発
伝熱管の管路を含む二次側循環回路を流れる二次側冷熱
媒体を前記蒸発器の蒸発伝熱管を介して前記吸収溶液に
よって冷却又は加熱して相変化させる吸収式空調装置に
おいて、前記熱媒の流量を制御する三方弁と、前記蒸発
器の二次側冷熱媒体の蒸気入口圧力を検知する蒸気圧力
検知手段と、前記蒸発器の二次側冷熱媒体の液出口圧力
を検知する液圧力検知手段と、前記二次側冷熱媒体を冷
却する時に、前記蒸気入口圧力と液出口圧力との差圧に
よって前記二次側冷熱媒体の冷却負荷を演算し、該冷却
負荷に対応して前記三方弁に制御信号を出力する制御手
段とを備えたことを特徴とする吸収式空調装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記制御手段は、前
記冷却負荷である室内機の発停台数、設定温度と室内機
の吸い込み温度及び吹き出し温度から演算される冷却負
荷率に対応して前記三方弁の制御信号を調整することを
特徴とする吸収式空調装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、前記再生器に
供給される熱媒を補助的に加熱する加熱手段を備えたこ
とを特徴とする吸収式空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05802898A JP3448680B2 (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | 吸収式空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05802898A JP3448680B2 (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | 吸収式空調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11257778A JPH11257778A (ja) | 1999-09-24 |
JP3448680B2 true JP3448680B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=13072506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP05802898A Expired - Fee Related JP3448680B2 (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | 吸収式空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3448680B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4827307B2 (ja) * | 2001-03-26 | 2011-11-30 | 矢崎総業株式会社 | 空気調和装置 |
JP5707549B2 (ja) * | 2010-12-02 | 2015-04-30 | 川重冷熱工業株式会社 | 温水活用システム |
CN113188108B (zh) * | 2021-04-26 | 2024-07-16 | 冰山松洋制冷(大连)有限公司 | 一种高效热泵及控制使用方法 |
CN113720040B (zh) * | 2021-09-14 | 2022-12-13 | 哈尔滨工程大学 | 一种带余热分级回收和吸收式制冷装置的冷热电联产系统 |
-
1998
- 1998-03-10 JP JP05802898A patent/JP3448680B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH11257778A (ja) | 1999-09-24 |
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