JP3448415B2 - 映像信号受信回路 - Google Patents

映像信号受信回路

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JP3448415B2
JP3448415B2 JP00831396A JP831396A JP3448415B2 JP 3448415 B2 JP3448415 B2 JP 3448415B2 JP 00831396 A JP00831396 A JP 00831396A JP 831396 A JP831396 A JP 831396A JP 3448415 B2 JP3448415 B2 JP 3448415B2
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宏和 千吉良
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TV受像機やVT
Rなどの映像信号受信回路に関するもので、特にAFT
ウインド幅を確保することが出来、正確な選局動作を供
することができる映像信号受信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】TV受像機やVTRなどの映像信号受信
回路では局部発振回路の発振周波数を変えることにより
選局を行っている。選局動作は、最初にプログラマブル
デバイダを備えた選局用のPLL(位相同期ループ)に
より粗調整を行い、その後AFT(自動微調整)回路に
より微調整が行われる。
【0003】AFT回路は、IF信号の周波数が正確に
所望の値になるようにするもので、種々なやり方があ
る。例えば、映像IF信号をPLL回路型の映像検波器
で検波するものでは、前記PLL回路内のLPFの出力
信号レベルに応じて調整するものが考えられる。その場
合、LPFの出力信号は、ウインドコンパレータに印加
される。すると、ウインドコンパレータの出力信号波形
は、図2のようになる。図2の特性は、AFT検波特性
と呼ばれ、a及びbはAFTウインド幅と呼ばれる。
【0004】選局動作を行う場合、まず図2の周波数f
0付近をスタートとして低い周波数と高い周波数にスイ
ープを行う。そして、スイープの結果が図2の特性の如
きカーブの結果を示したならば、局を捕まえた判断を行
う。その際に大切なのはa及びbのAFTウインド幅で
ある。AFTウインド幅が適切な期間存在することで、
正しい判定ができる。
【0005】そして、図2のAFT検波特性に基づいて
IF信号の周波数が正確に所望の値となるように制御を
行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記AFTウインド幅
は、IC内部のウインドコンパレータの基準電圧と、前
記PLL回路内のLPFの出力信号レベルにより定ま
る。前記ウインドコンパレータの基準電圧は、IC内部
であるので後から変更するのは難しい。その為、前記P
LL回路内のVCOの感度が高いと前記PLL回路内の
LPFの出力信号の感度が高くなる。その結果、図2に
示すAFTウインド幅が必要な期間得られなくなってし
まう、という問題があった。
【0007】前記PLL回路内のVCOの発振子として
コイルとコンデンサからなるタンク回路を用いている場
合には、前記タンク回路のQが高くないので、VCOの
感度が必要以上に高くなることはなかった。ところが、
前記タンク回路の代わりにセラミックや水晶などの振動
子を使用すると、そのQが高いために上述の問題が生ず
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、映像RF信号を映像I
F信号に周波数変換する周波数変換回路と、VCOとL
PFと位相比較器を備え前記周波数変換回路の出力映像
IF信号にロックするPLL回路と、該PLL回路に含
まれる前記VCOの発振子に直列接続される抵抗と、前
記PLL回路に含まれる前記LPFの出力電圧に応じて
発振周波数が微調整されその発振出力信号が前記周波数
変換回路に印加される局部発振回路とを備え、前記VC
Oの発振子と前記抵抗を集積回路の外部に設けたことを
特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の映像信号の映像
信号受信回路の実施の形態を示すもので、(1)はアン
テナからの映像RF信号が印加される入力回路、(2)
は入力回路(1)からの映像RF信号を映像IF信号に
周波数変換する周波数変換回路、(3)はIFアンプ、
(4)はVCO(5)とLPF(6)と位相比較器
(7)を備え前記周波数変換回路(2)の出力映像IF
信号にロックするPLL回路、(8)はPLL回路
(4)に含まれる前記VCO(5)のセラミック発振子
(9)に直列接続された抵抗、(10)はLPF(6)
の出力信号が印加される第1増幅器、(11)は第1及
び第2コンパレータ(12)及び(13)を備えるウイ
ンドコンパレータ、(14)は第1増幅器(10)の出
力信号を制御信号に応じて波形整形する可変利得型の第
2増幅器、(15)は第1及び第2コンパレータ(1
2)及び(13)の「H」又は「L」の出力信号に応じ
て制御信号を発生する制御回路、(16)は端子(1
7)からの制御電圧に応じて発振周波数が粗調整され、
第2増幅器(14)の出力電圧に応じて発振周波数が微
調整されその発振出力信号が周波数変換回路(2)に印
加される局部発振回路、(18)は映像検波回路であ
る。
【0010】アンテナからの映像RF信号は入力回路
(1)を介して周波数変換回路(2)で周波数変換され
る。周波数変換された映像IF信号は、IFアンプ
(3)で増幅され、PLL回路(4)と映像検波回路
(18)に印加される。出力映像IF信号にロックする
PLL回路(4)は、検波用のキャリア信号を映像検波
回路(18)に印加する。
【0011】その結果、出力端子(19)には検波され
たビデオ信号が導出される。図3の実線は、セラミック
発振子(9)の周波数に対するインピーダンス変化を示
す特性である。又、図3の点線は、セラミック発振子
(9)と抵抗(8)の直列回路の周波数に対するインピ
ーダンス変化を示す特性である。抵抗(8)を挿入する
ことで抵抗(8)の抵抗値Rオーム分だけ特性が上側に
シフトしている。抵抗(8)の抵抗値としては、50オ
ーム程度から500オーム程度がよい。この程度の小さ
い抵抗値であれば、発振子の温度特性などを変えずにQ
を変えることができる。
【0012】図1の回路では、発振させる周波数を図3
の共振周波数faではなく、そこからわずかにずれた周
波数fbに設定している。周波数fb付近における周波
数に対するインピーダンス変化を見ると、実線の変化に
対して点線の変化は緩やかになっている。従って、抵抗
(8)により発振子のQが低くなる。発振子のQが低く
なると、VCO(5)の応答感度が低くなる。PLL回
路(4)内のVCO(5)の感度が低いと前記PLL回
路(4)内のLPF(6)の出力信号の感度が低くな
り、結果としてAFTウインド幅として必要な期間が得
られるようになる。
【0013】次にそれについて説明する。図4及び図5
の横軸は、入力される映像IF信号周波数であり、縦軸
はレベルである。図4及び図5の(a)は、LPF
(6)の出力信号レベルを示している。図4は、本発明
の場合の特性を示し、図5はセラミック発振子(9)の
みで、抵抗(8)が存在しない場合である。図4ではV
CO(5)の感度が低いので図5に比べて同じLPF
(6)の出力信号レベルを得るのに倍近い周波数変化が
必要となる。
【0014】図4及び図5の(a)は、第1増幅器(1
0)で増幅されてそれぞれ(b)のようになる。今、図
4及び図5の(b)の信号が3Vを中心に上下に変化し
たとする。すると、ウインドコンパレータ(11)の第
1及び第2コンパレータ(12)及び(13)の基準電
源値(Vref1、Vref2)を3.5Vと2.5Vに設定す
る。
【0015】この状態で、図4及び図5の(b)の信号
が3.5Vと2.5Vの間のレベルであったとすると、第
1及び第2コンパレータ(12)及び(13)の出力信
号は、ともに「H」となり、制御回路(15)に印加さ
れる。すると、制御回路(15)は、第2増幅器(1
4)の利得を大きく増加させる。第2増幅器(14)の
利得が増加すると、第2増幅器(14)の出力信号波
形、即ちAFT検波カーブは図4(c)のようになる。
第2増幅器(14)の出力信号波形は、希望の映像IF
信号周波数F0からわずかにでもはずれると出力レベル
が飽和する。
【0016】次に、図4及び図5の(b)の信号が3.
5Vより大、又は2.5Vより小さいレベルであったと
すると、第1及び第2コンパレータ(12)及び(1
3)の出力信号は、一方が「L」、他方「H」となり、
制御回路(15)に印加される。すると、制御回路(1
5)は、第2増幅器(14)の利得を低下させる。従っ
て、第2増幅器(14)の出力信号波形、即ちAFT検
波カーブは図4及び図5(c)のようになる。
【0017】図4と図5の比較から明らかなように、
(b)の特性カーブがなだらかであれば、AFTウイン
ド幅は広くなる。AFTウインド幅が十分に確保できれ
ば選局を安定に行える。
【0018】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、振動
子に直列に小さな抵抗値の抵抗を接続することでVCO
のQを低く出来る。その為、AFT検波カーブのAFT
ウインド幅が広くなり、安定な選局動作が可能となる。
又、本発明によれば、ICの外付けとなる振動子に直列
に抵抗を接続するだけでよいので、セットの完成後でも
簡単にAFTウインド幅の調整ができる。
【0019】更に、本発明によれば、前記抵抗値が小さ
くて良いので発振子の温度特性などを変えずにQを変え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像信号受信回路を示すブロック図で
ある。
【図2】AFT検波カーブの説明に供するための特性図
である。
【図3】振動子のQの説明に供するための特性図であ
る。
【図4】図1の動作説明に供するための波形図である。
【図5】図1の動作説明に供するための波形図である。
【符号の説明】
(2) 周波数変換回路 (4) PLL回路 (5) VCO (6) LPF (8) 抵抗 (9) セラミック発振子 (11) ウインドコンパレータ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−167398(JP,A) 特開 平6−153112(JP,A) 特開 平3−284075(JP,A) 特開 昭63−88974(JP,A) 特開 昭58−172074(JP,A) 実開 平4−78819(JP,U) 実開 昭58−16930(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/38 - 5/63

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像RF信号を映像IF信号に周波数変換
    する周波数変換回路と、 VCOとLPFと位相比較器を備え前記周波数変換回路
    の出力映像IF信号にロックするPLL回路と、 該PLL回路に含まれる前記VCOの発振子に直列接続
    される抵抗と、 前記PLL回路に含まれる前記LPFの出力電圧に応じ
    て発振周波数が微調整されその発振出力信号が前記周波
    数変換回路に印加される局部発振回路とを備え、前記V
    COの発振子と前記抵抗を集積回路の外部に設けたこと
    を特徴とする映像信号受信回路。
  2. 【請求項2】前記PLL回路に含まれる前記LPFの出
    力電圧が印加されその出力信号を前記局部発振回路に印
    加するウインドコンパレータを備えることを特徴とする
    請求項1記載の映像信号受信回路。
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