JP2001036349A - Pll検波回路 - Google Patents

Pll検波回路

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JP2001036349A
JP2001036349A JP11207427A JP20742799A JP2001036349A JP 2001036349 A JP2001036349 A JP 2001036349A JP 11207427 A JP11207427 A JP 11207427A JP 20742799 A JP20742799 A JP 20742799A JP 2001036349 A JP2001036349 A JP 2001036349A
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circuit
signal
pll
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phase error
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JP11207427A
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Nobuhiro Murayama
宜弘 村山
Kosuke Fujita
幸祐 藤田
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Sony Corp
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    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/50Tuning indicators; Automatic tuning control
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D1/00Demodulation of amplitude-modulated oscillations
    • H03D1/22Homodyne or synchrodyne circuits
    • H03D1/2281Homodyne or synchrodyne circuits using a phase locked loop
    • HELECTRICITY
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    • H04N21/426Internal components of the client ; Characteristics thereof
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    • H04N21/4382Demodulation or channel decoding, e.g. QPSK demodulation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S331/00Oscillators
    • Y10S331/02Phase locked loop having lock indicating or detecting means

Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作の安定性を向上でき、誤動作の発生を回
避でき、PLLロック判別が正しく行われるPLL検波
回路を実現する。 【解決手段】 位相比較器10、ローパスフィルタ20
及びVCO30によって構成されているPLL回路の位
相誤差信号SE に応じて、PLL回路がロック状態にあ
るか否かを判断する。位相誤差信号SE のレベルを二つ
の閾値VRL及びVRHと比較し、位相誤差信号SE
VRLとVRHの中間にあるとき、PLL回路がロック
状態にあると判断し、それ以外のときPLL回路がロッ
ク状態から外れていると判断するので、正確かつ安定し
たPLLロック判別信号SK を出力できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PLL検波回路、
例えば、ラジオ、テレビジョン並びに衛星放送受信機、
ビデオレコーダ及び移動体通信システムの受信機などに
用られるPLL検波回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】同期検波方式のテレビジョンなどの受信
機では、PLL回路を用いて、例えば、チューナー、周
波数変換回路によって得られた映像中間周波(Video In
termediate Frequency, VIFと略して表記する)信号
に同期した発振信号を発生し、当該発振信号でVIF信
号を同期検波し、映像検波信号を出力する。図11は、
PLL検波回路を用いたテレビジョン受信機の検波回路
の主要部を示すブロック図である。
【0003】図示のように、この検波回路は、位相比較
器10、ローパスフィルタ20及び電圧制御発振回路
(VCO)30からなるPLL回路、AGC(Automati
c GainControl)アンプ(AGC AMP)50、AG
C制御回路60、振幅検波器(AM検波器)70、比較
器80、AGCループフィルタ90、ローパスフィルタ
110及びPLLロック判別回路120によって構成さ
れている。
【0004】AGCアンプ50に入力される入力信号S
INは、例えば、周波数変換回路によって映像中間周波V
IFに変換された中間周波数信号である。なお、映像中
間周波数は、放送システムによって異なるが、例えば、
日本などの地域で採用されているNTSC方式では、5
8.75MHzである。
【0005】映像中間周波信号SINがAGCアンプ50
によって増幅され、増幅信号SA が位相比較器10及び
AM検波器70に供給される。AGCアンプ50は、A
GC制御回路60からの制御信号SC に応じて、利得が
制御されるので、増幅信号SA の振幅が入力信号の強弱
によらず、ほぼ一定に保持される。
【0006】位相比較器10、ローパスフィルタ20及
びVCO30によって、PLL回路が構成されている。
位相比較器10は、増幅信号SA の位相とVCO30の
出力信号SL との位相を比較し、これらの信号の位相誤
差に基づいた位相誤差信号S10が出力される。ローパ
スフィルタ20は、位相誤差信号S10の高周波成分を
減衰させ、一定の周波数帯域における低周波成分を抽出
して、周波数制御信号として、VCO30に供給する。
VCO30は、ローパスフィルタ20からの周波数制御
信号に応じて発振周波数を制御し、発振信号SL を位相
比較器10及びAM検波器70にそれぞれ供給する。
【0007】このように、位相比較器10、ローパスフ
ィルタ20及びVCO30により構成されたPLL回路
によって、AGCアンプ50の出力信号SA の周波数に
追従して周波数が変化する発振信号SL を生成できる。
即ち、入力信号と完全に位相同期の発振信号SL が検波
回路内部で生成される。AM検波器70は、生成される
同期信号SL を用いて、同期検波、例えば、AGCアン
プ50の増幅信号SAと発振信号SL との掛け算によっ
て同期検波を行い、信号SA の振幅に応じた映像検波信
号SPDを出力する。
【0008】図11に示すように、AM検波器70によ
って得られた映像検波信号SPDは、ローパスフィルタ1
10及び比較器80にそれぞれ供給される。比較器80
は、映像検波信号SPDと基準電圧V1とを比較し、比較
の結果をAGCループフィルタ90に供給する。AGC
ループフィルタ90は、例えば、ローパスフィルタの特
性を有する。比較器80の出力信号のうち、所定の低周
波帯域の信号を抽出し、抽出した信号をAGC制御信号
AGC として、AGC制御回路60及びPLLロック判
別回路120にそれぞれ提供する。
【0009】AGC制御回路は、AGC制御信号SAGC
に応じて、AGCアンプ50の利得を制御する制御信号
C を出力する。即ち、検波回路において、AM検波器
70の出力する映像検波信号SPDに応じて、AGCアン
プ50の利得を制御する帰還ループが形成されている。
当該帰還ループの制御によって、AGCアンプ50は、
検波出力のレベルがほぼ一定になるように利得が自動的
に制御される。
【0010】PLLロック判別回路120は、ローパス
フィルタ110及びAGC制御信号SAGC に応じて、位
相比較器10、ローパスフィルタ20及びVCO30か
らなるPLL回路がロック状態にあるか否かを判別する
PLLロック判別信号SK を出力する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の検波回路では、映像検波信号SPDのレベル及びAG
C制御信号SAGC の状態に応じて、PLLロック判別を
行っていた。即ち、PLL回路そのものの動作状態では
なく、検波システム全体の動作状態から、PLL回路が
ロック状態にあるか否かを判別する。このため、想定し
ていない信号が入力された場合や、電源投入時などの過
渡状態において、PLLロック判別の結果が誤って、検
波回路の動作が不安定になりやすく、受信回路の誤動作
を招くおそれがあるという不利益がある。
【0012】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、過渡状態における動作の安定性
を向上でき、誤動作の発生を回避でき、PLLロック判
別を正しく行われるPLL検波回路を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のPLL検波回路は、入力信号と発振信号と
の位相を比較し、当該比較の結果に応じて、上記入力信
号と上記発振信号との位相誤差に基づいた位相誤差信号
を出力する位相比較回路と、上記位相誤差信号に応じて
発振周波数を制御し、上記発振信号を生成する発振回路
とを含むPLL回路と、上記位相誤差信号に応じて、上
記PLL回路がロック状態にあるか否かを判断し、上記
位相誤差信号の電圧レベルが所定の範囲内にあるとき、
上記PLL回路がロック状態にあると判断し、上記位相
誤差信号の電圧レベルが上記所定の範囲以外にあると
き、上記PLL回路がロック状態から外れたと判断する
PLLロック判別回路と、上記PLLロック判別回路の
判別結果に応じて、上記位相誤差信号に応じた信号、例
えば、上記位相誤差信号を増幅した増幅信号または所定
のレベルを持つ電圧信号を選択し、AFT制御信号とし
て出力する選択回路とを有する。
【0014】また、本発明のPLL検波回路は、入力信
号を所定の利得で増幅するAGC増幅回路と、上記AG
C増幅回路の出力信号と発振信号との位相を比較し、当
該比較の結果に応じて、上記入力信号と上記発振信号と
の位相誤差に応じた位相誤差信号を出力する位相比較回
路と、上記位相誤差信号に応じて発振周波数を制御し、
上記発振信号を生成する発振回路とを含むPLL回路
と、上記位相誤差信号に応じて、上記位相比較回路と上
記発振回路からなるPLL回路がロック状態にあるか否
かを判断し、上記位相誤差信号の電圧レベルが所定の範
囲内にあるとき、上記PLL回路がロック状態にあると
判断し、上記位相誤差信号の電圧レベルが上記所定の範
囲以外にあるとき、上記PLL回路がロック状態から外
れたと判断するPLLロック判別回路と、上記発振信号
を基準信号として、上記AGC増幅回路の出力信号に対
して検波し、検波信号を出力する検波回路と、上記検波
信号に応じた信号、例えば、上記検波信号と所定の基準
信号とを比較する比較回路の出力信号における所定の周
波数成分を抽出する第1のループフィルタと、上記PL
Lロック判別回路の判別の結果に応じて、上記第1のル
ープフィルタの出力信号及び第2の信号の何れかを選択
して出力する選択回路と、上記選択回路の出力信号に応
じて上記AGC増幅回路の利得を制御する利得制御信号
を生成し、上記AGC増幅回路に供給するAGC制御回
路とを有する。
【0015】また、本発明では、好適には、上記PLL
ロック判別回路は、上記位相誤差信号と第1の基準電圧
とを比較する第1の比較回路と、上記位相誤差信号と第
2の基準電圧とを比較する第2の比較回路と、上記第1
と第2の比較回路の比較結果に応じて、PLLロック判
別信号を出力する出力回路とを有する。
【0016】また、本発明では、好適には、上記出力回
路は、カソードが上記第1の比較回路の出力端子に接続
され、アノードが出力ノードに接続されている第1のダ
イオードと、カソードが上記第2の比較回路の出力端子
に接続され、アノードが上記出力ノードに接続されてい
る第2のダイオードと、電源電圧の供給線と上記出力ノ
ードとの間に接続されている抵抗素子とを有し、上記第
1と第2の比較回路の出力信号がともにハイレベルのと
き、上記出力ノードから上記電源電圧に応じたハイレベ
ルの上記PLLロック判別信号が出力され、上記第1又
は第2の比較回路の何れかの出力信号がローレベルのと
き、上記出力ノードからローレベルの上記PLLロック
判別信号が出力される。
【0017】また、本発明では、好適には、上記第2の
信号は、上記比較回路の出力信号の所定の周波数成分を
抽出する第2のループフィルタの出力信号である。
【0018】さらに、本発明では、好適には、上記第2
の信号は、所定の電圧を持つ電圧信号である。
【0019】本発明によれば、PLL検波回路におい
て、位相比較回路、ローパスフィルタ及び発振回路から
なるPLL回路の位相誤差信号に応じて、PLL回路が
ロック状態にあるは否かが判断され、PLLロック判別
信号が出力される。PLL回路の状態に応じて、位相誤
差信号を増幅した信号または所定の定電圧信号の何れか
が選択され、AFT制御信号として出力される。また、
本発明のPLL検波回路において、PLL回路によって
生成した発振信号を基準信号として、入力信号を検波
し、検波信号と所定の基準電圧との比較結果に応じた信
号がループフィルタによって所定の周波数成分が抽出さ
れる。PLL回路の動作状態に応じて、ループフィルタ
の出力信号あるいは第2の信号、例えば、他のループフ
ィルタの出力信号或いは定電圧信号の何れかが選択さ
れ、それに応じてAGC増幅回路の利得を制御するAG
C制御信号が生成される。この結果、入力信号の強弱に
よらず、常に一定検波出力が得られるようにAGC増幅
回路の利得が制御される。
【0020】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は本発明に係るPLL検波回路の第1の実施形態を
示す回路図である。図示のように、本実施形態のPLL
検波回路は、位相比較器10、ローパスフィルタ20及
びVCO30からなるPLL回路、PLLロック判別回
路40、AGCアンプ50、AGC制御回路60、AM
検波器70、比較器80及びAGCループフィルタ90
によって構成されている。図示のように、本実施形態の
PLL検波回路では、PLL回路における位相誤差信号
E を用いて、PLLロック判別回路40によって、P
LL回路がロック状態にある否かを判別する。
【0021】AGCアンプ50の入力信号SINは、例え
ば、周波数変換回路によって映像中間周波VIFに変換
された中間周波数信号である。AGCアンプ50は、入
力信号SINを増幅し、増幅信号SA を出力する。なお、
AGCアンプ50は、制御信号SC によって利得が制御
されるので、受信信号の強弱によらず、常に一定の映像
検波出力が得られる。
【0022】PLL回路において、位相比較器10は、
AGCアンプ50からの増幅信号SA とVCO30から
の発振信号SL の位相を比較し、比較の結果、これらの
信号の位相誤差に応じた位相誤差信号を出力する。ロー
パスフィルタ20は、位相比較器10の出力信号の高周
波成分を除去し、所定の低周波帯域の信号を抽出して、
それを位相誤差信号SE として出力する。VCO30
は、位相誤差信号SE に応じて発振周波数を制御し、発
振信号SLを出力する。
【0023】上述したPLL回路によって、AGCアン
プ50の出力信号SA に位相同期した発振信号SL が得
られる。発振信号SL は、位相比較の基準信号として位
相比較器10に供給され、さらに、検波の位相基準信号
としてAM検波器70にも提供される。
【0024】AM検波器70は、VCO30からの発振
信号SL を位相基準信号として同期検波を行う。例え
ば、AM検波器70は、乗算器によって構成され、AG
Cアンプ50の増幅信号SA と発振信号SL との掛け算
で、信号SA の包絡に応じた映像検波信号SPDを出力す
る。
【0025】比較器80は、映像検波信号SPDと所定の
基準電圧V1とを比較し、比較の結果をAGCループフ
ィルタ90に供給する。AGCループフィルタ90は、
例えば、ローパスフィルタによって構成され、比較器8
0の出力信号の所定の低周波成分を抽出して、抽出され
たAGC制御信号SAGC をAGC制御回路60に供給す
る。
【0026】AGC制御回路60は、AGC制御信号S
AGC に応じて、AGCアンプ50の利得を制御する。こ
のため、本実施形態のPLL検波回路において、映像検
波信号SPDに応じて、比較器80、AGCループフィル
タ90及びAGC制御回路60によって、AGCアンプ
50の利得を制御する。このため、入力信号SINの振幅
の変化に応じて、AGCアンプ50の利得が自動的に制
御され、映像検波信号SPDの振幅がほぼ一定に保持され
る。
【0027】本実施形態のPLL検波回路において、P
LLロック判別回路40は、PLL回路の位相誤差信号
E に応じて、PLL回路がロック状態にあるか否かを
判断する。以下、図2及び図3を参照しつつ、本実施形
態のPLL検波回路においてPLLロック判別回路40
の構成及びその動作について説明する。
【0028】図2は本発明に係るPLL検波回路の部分
回路の回路図であり、位相比較器10、ローパスフィル
タ20及びVCO30からなるPLL回路及びPLLロ
ック判別回路40によって構成されている主要部分の構
成を示している。図示のように、PLL回路は、位相比
較器10、ローパスフィルタ20及びVCO30によっ
て構成されている。位相比較器10及びローパスフィル
タ20によって、入力信号SA とVCO30からの発振
信号SL との位相誤差に応じた位相誤差信号SE が出力
される。
【0029】VCO30は、位相誤差信号SE に応じて
発振周波数が制御される。発振信号SL は位相比較の基
準信号として、位相比較器10に供給される。一方、P
LLロック判別回路40は、位相誤差信号SE に応じて
PLL回路がロック状態にあるか否かを判断し、PLL
ロック判別信号SK を出力する。本実施形態のPLLロ
ック判別回路40は、位相誤差信号SE のレベルに応じ
て、PLL回路がロック状態にあるか否かを判断する。
PLL回路がロックされている状態では、PLL回路の
位相比較器10に入力される信号SA の位相に追従して
VCO30の発振周波数が変化する。この場合、位相誤
差信号SE がVCOの発振周波数に対してリニアな特性
を示し、そのレベルが一定の範囲内にある。このため、
本実施形態のPLL検波回路では、位相誤差信号SE
レベルを二つの閾値と比較することによって、PLL回
路がロックされているか否かを判断する。
【0030】図3は、PLLロック判別回路40の一構
成例を示している。図示のように、PLLロック判別回
路40は、コンパレータCMP1,CMP2、ダイオー
ドD1,D2及び抵抗素子RLによって構成されてい
る。コンパレータCMP1の正の入力端子(+)に位相
誤差信号SE が入力され、負の入力端子(−)には、基
準電圧VRLが入力される。コンパレータCMP1は、
位相誤差信号SE と基準電圧VRLとを比較し、位相誤
差信号SE のレベルが基準電圧VRLより高いとき、ハ
イレベルの信号、例えば、電源電圧VCCレベルの信号を
出力し、逆に位相誤差信号SE のレベルが基準電圧VR
Lより低いとき、ローレベルの信号、例えば、接地電位
GNDの信号を出力する。
【0031】コンパレータCMP2の正の入力端子
(+)に基準電圧VRHが入力され、負の入力端子
(−)には、位相誤差信号SE が入力される。コンパレ
ータCMP2は、位相誤差信号SE と基準電圧VRHと
を比較し、位相誤差信号SE のレベルが基準電圧VRH
より低いとき、ハイレベルの信号を出力し、逆に位相誤
差信号SE のレベルが基準電圧VRHより高いとき、ロ
ーレベルの信号を出力する。
【0032】コンパレータCMP1の出力端子がダイオ
ードD1のカソードに接続され、コンパレータCMP2
の出力端子がダイオードD2のカソードに接続されてい
る。ダイオードD1とD2のアノードがともに出力ノー
ドNDに接続されている。抵抗素子RLは、電源電圧V
CCの供給線と出力ノードNDとの間に接続されている。
【0033】上述したように、PLLロック判別回路4
0において、コンパレータCMP1とCMP2によっ
て、位相誤差信号SE がそれぞれ二つの基準電圧VR
L,VRHと比較される。位相誤差信号SE の電圧がV
RLより高く、且つVRHより低いとき、コンパレータ
CMP1とCMP2の出力信号がともにハイレベルに保
持され、それ以外のとき、コンパレータCMP1又はC
MP2の何れかの出力信号がローレベルに保持される。
【0034】ダイオードD1、D2及び抵抗素子RLに
よって構成されている回路は、論理回路であるANDゲ
ートとほぼ同じ機能を有する。即ち、コンパレータCM
P1とCMP2の出力信号がともにハイレベルのとき、
ダイオードD1とD2がともにオフし、出力ノードND
からハイレベルの信号SK が出力される。一方、コンパ
レータCMP1又はCMP2の何れかの出力信号がロー
レベルのとき、ダイオードD1とD2のうち、何れかが
オンするので、抵抗素子RLに電流が流れ、出力ノード
ND2からローレベルの信号SK が出力される。
【0035】図4は、図3に示すPLLロック判別回路
40の動作を示す図である。図4(a)に示すように、
位相誤差信号SE は、VCO30の発振信号SL の発振
周波数fに応じて変化する。発振周波数が高くなると、
位相誤差信号SE のレベルが低下し、発振周波数低くな
ると、位相誤差信号SE のレベルが上昇する。なお、発
振周波数が一定の値以下または一定の値以上になると、
位相誤差信号SE がほぼ一定のレベルに保持される。
【0036】コンパレータCMP1とCMP2によっ
て、位相誤差信号SE は、それぞれ図4(a)に示す基
準電圧VRL及びVRHと比較され、それぞれのコンパ
レータの比較信号が論理積がPLLロック判別信号SK
として出力される。図4(b)は、PLLロック判別信
号SK を示している。図示のように、周波数f1 からf
2 の間に、PLLロック判別信号SK がハイレベルであ
り、それ以外のとき、即ち、周波数がf1 より低く、又
はf2 より高いとき、PLLロック判別信号SKがロー
レベルである。
【0037】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、PLL検波回路において、位相比較器10、ローパ
スフィルタ20及びVCO30によって構成されている
PLL回路の位相誤差信号SE に応じて、PLL回路が
ロック状態にあるか否かを判断する。例えば、位相誤差
信号SE のレベルを二つの閾値VRL及びVRHと比較
し、位相誤差信号SE がVRLより大きく且つVRHよ
り低いとき、PLL回路がロック状態にあると判断し、
それ以外のときPLL回路がロック状態から外れている
と判断する。このため、本実施形態のPLL検波回路で
は、PLL回路の位相誤差信号SE に応じてPLL回路
がロック状態にあるか否かを判断するので、正確かつ安
定したPLLロック判別信号SK を出力できる。
【0038】第2実施形態 図5は本発明に係るPLL検波回路の第2の実施形態を
示す回路図である。図示のように、本実施形態は、AF
T(Automatic Fine Tuning )制御信号SAFTを生成す
るブロックの構成を示している。
【0039】図示のように、AFT制御信号SAFT を生
成するブロックが位相比較器10、ローパスフィルタ2
0及びVCO30からなるPLL回路のほかに、PLL
ロック判別回路40、アンプ42及びスイッチ43を含
む。
【0040】PLL回路及びPLLロック判別回路40
の構成部分は、図2に示す第1の実施形態の対応する部
分とほぼ同じ構成を有する。即ち、位相比較器10、ロ
ーパスフィルタ20及びVCO30からなるPLL回路
において、入力信号SINの位相に応じて、VCO30の
発振周波数が制御される。その結果、VCO30から入
力信号SINと位相同期する発振信号SL が発生される。
【0041】PLLロック判別回路40は、PLL回路
の位相誤差信号SE のレベルに応じて、PLL回路がロ
ックされているか否かを判断する。即ち、位相誤差信号
Eのレベルがある一定の範囲内に保持されていると
き、PLL回路がロック状態にあると判断し、ハイレベ
ルのPLLロック判別信号SK が出力される。逆に、位
相誤差信号SE のレベルが上記の範囲以外にあるとき、
PLL回路がロック状態から外れたと判断し、ローレベ
ルのPLLロック判別信号SK が出力される。
【0042】図5に示すAFT制御信号SAFT の生成ブ
ロックにおいて、スイッチ43は、PLLロック判別信
号SK に応じて切り替え、AFT制御信号SAFT を出力
する。PLL回路がロックしているとき、即ち、PLL
ロック判別信号SK がハイレベルのとき、スイッチ43
はアンプ42によって増幅された位相誤差信号SE を出
力する。一方、PLL回路がロックされていないとき、
即ち、PLLロック判別信号SK がローレベルのとき、
スイッチ43はある定電圧VCNを出力する。
【0043】図6は、本実施形態のAFT制御信号S
AFT の生成ブロックの動作時の信号レベルを示す図であ
る。図6(a)は、PLLロック判別回路40により出
力されるPLLロック判別信号SK を示している。図6
(b)は、位相誤差信号SE 及びPLLロック判別回路
40における閾値電圧VRH,VRLを示している。
【0044】図6(a)及び(b)に示すように、位相
誤差信号SE のレベルが電圧VRLより高く、且つVR
Hより低いとき、PLLロック判別回路40からハイレ
ベルのPLLロック判別信号SK が出力される。それ以
外のとき、PLLロック判別回路40からローレベルの
PLLロック判別信号SK が出力される。
【0045】図6(c)は、AFT制御信号SAFT を示
している。PLL回路がロック状態にあるとき、即ち、
PLLロック判別信号SK がハイレベルのとき、スイッ
チ43によって、アンプ42の出力信号が選択され、A
FT制御信号SAFT として出力される。図6(c)に示
すように、例えば、アンプ42のダイナミックレンジを
DGとすると、増幅信号のレベルが当該ダイナミックレ
ンジを越えたとき、アンプ42が飽和し、その出力信号
が一定のレベルに保持される。
【0046】PLL回路がロック状態から外れたとき、
即ち、PLLロック判別信号SK がローレベルのとき、
スイッチ43によって、定電圧VCNが選択され、AFT
制御信号SAFT として出力される。なお、定電圧V
CNは、例えば、アンプ42のダイナミックレンジVDG
ほぼ中間のレベルに設定されている。
【0047】ここで、比較のため、従来のAFT制御信
号SAFT の生成回路の一例を図7に示す。図示のよう
に、従来のAFT制御信号SAFT の生成回路は、位相比
較器10、ローパスフィルタ20及びVCO30からな
るPLL回路の他に、90度移相器130、位相比較器
140及び外付け共振回路150によって構成されてい
る。
【0048】図示のように、PLL回路によって入力信
号SIN、例えば、映像中間周波信号の位相変化に追従し
て、VCO30の発振周波数が制御されるので、入力信
号SINと位相同期の発振信号SL が生成される。90度
移相器130は、入力信号SINの位相をほぼ90度回転
させた信号を外付け共振回路150に供給する。外付け
共振回路150は、例えば、安定した発振周波数を持つ
水晶等の共振素子またはRC共振回路などによって構成
され、90度移相器130の出力信号に応じて位相をシ
フトし、その信号Sp を位相比較の基準信号として、位
相比較器140に供給する。
【0049】位相比較器140は、外付け共振回路15
0からの基準信号Sp を位相基準信号として、入力信号
INに対して位相比較を行い、検波信号をAFT制御信
号SAFT として出力する。なお、位相比較器140は、
例えば、乗算回路によって構成され、入力信号SINと基
準信号Sp との掛け算によって入力信号SINの周波数変
化に応じて、検波出力信号のレベルが変化する。このた
め、位相比較出力信号をAFT制御信号SAFT として出
力すれば、入力信号SINの周波数の変化に対応して、受
信機の周波数制御が行われる。
【0050】しかし、図7に示すように、従来のAFT
制御信号SAFT の生成回路では、位相比較器140で位
相比較を行う必要があるので、回路規模が大きくなる。
さらに、外付け共振回路150を用いることによって、
IC化する場合に端子の数が増え、ICチップの小型化
の障害となり、かつ動作の安定性が影響される。これに
対して、図5に示す本実施形態のAFT制御信号SAFT
の生成ブロックでは、位相比較器及び外付け共振回路が
不要となり、ICの回路規模の縮小及び回路コストの削
減を実現できる。
【0051】また、図8のように、PLL回路における
位相誤差信号SE をアンプ42で増幅し、増幅信号をA
FT制御信号SAFT として出力する従来のAFT回路も
ある。この場合のAFT制御信号SAFT を図9に示して
いる。図9(a)は、位相誤差信号SE を示している。
この位相誤差信号SE をアンプ42で増幅した結果、図
9(b)に示すAFT制御信号SAFT が得られる。ここ
で、アンプ42のダイナミックレンジVDGは図9(b)
に示す通りである。図示のように、アンプ42のダイナ
ミックレンジVDGの範囲内に、位相誤差信号SE が増幅
された信号がAFT制御信号SAFT として出力される。
一方、増幅信号のレベルがアンプ42のダイナミックレ
ンジVDGを越えた場合、アンプ42が飽和し、出力信号
が一定のレベルに保持される。
【0052】図9(b)に示すAFT制御信号SAFT
応じて受信機の周波数制御を行うことができる。一方、
図9(b)と図6(c)のAFT制御信号SAFT とを比
較すると、図6(c)に示す本実施形態の信号生成ブロ
ックで得られたAFT制御信号SAFT がより理想的なS
字の制御特性に近いことが分かる。本実施形態によって
得られたAFT制御信号SAFT で受信機の周波数制御を
行うことによって、受信回路の安定した動作を実現でき
る。
【0053】第3実施形態 図10は、本発明にかかるPLL検波回路の第3の実施
形態を示す回路図である。図示のように、本実施形態の
PLL検波回路は、位相比較器10、ローパスフィルタ
20及びVCO30からなるPLL回路、PLLロック
判別回路40、AGCアンプ50、AGC制御回路6
0、スイッチ62、AM検波器70、比較器80及びA
GCループフィルタ90,100によって構成されてい
る。
【0054】本実施形態において、位相比較器10、ロ
ーパスフィルタ20及びVCO30からなるPLL回路
及びPLLロック判別回路40は、図2に示す第1の実
施形態の対応する部分とほぼ同じ構成を有する。PLL
回路において、位相比較器10は、AGCアンプによっ
て増幅された増幅信号SA とVCO30の発振信号との
位相を比較し、比較の結果これらの信号の位相誤差に応
じた信号が得られる。ローパスフィルタによって高周波
成分が減衰され、所定の低周波帯域の信号が抽出され、
位相誤差信号SE として出力される。VCO30は、位
相誤差信号SEに応じて発振周波数が制御され、発振信
号SL が位相比較器10及びAM検波器70にそれぞれ
供給される。PLL回路によって、入力信号SA に位相
同期の発振信号SL が生成される。発振信号SL が位相
比較器10の位相比較の基準信号及びAM検波器70の
検波基準信号として用いられる。
【0055】PLLロック判別回路40は、位相誤差信
号SE に応じてPLL回路がロック状態にあるか否かを
判断する。例えば、第1の実施形態と同じく、PLLロ
ック判別回路40において、位相誤差信号SE の電圧が
所定の範囲内にあるか否かを検出し、当該範囲内にある
とき、PLL回路がロックされていると判断し、当該範
囲以外にあるとき、PLL回路がロック状態から外れて
いると判断する。判断の結果に応じて、PLLロック判
別信号SK のレベルが設定される。例えば、PLL回路
がロック状態にあるとき、ハイレベルのPLLロック判
別信号SK が出力され、PLL回路がロックされていな
いとき、ローレベルのPLLロック判別信号SK が出力
される。
【0056】図10に示すように、本実施形態のPLL
検波回路において、PLLロック判別信号SK に応じ
て、AGC制御信号SAGC を生成する帰還ループのパラ
メータが制御される。例えば、PLLロック判別信号S
K に応じて、スイッチ62によって、AGCループフィ
ルタ90,100の出力信号を切り換えてAGC制御回
路60に供給する。以下、AGC制御信号SAGC の生成
回路について詳細に説明する。
【0057】AM検波器70において、発振信号SL
基準信号としてAGCアンプ50からの増幅信号SA
対して振幅検波が行われ、映像検波信号SPDが出力され
る。比較器80において、映像検波信号SPDが基準電圧
V1と比較され、比較の結果に応じた比較信号がAGC
ループフィルタ90,100にそれぞれ入力される。A
GCループフィルタ90の出力信号がスイッチ62の1
側、AGCループフィルタ100の出力信号がスイッチ
62の2側にそれぞれ入力される。
【0058】スイッチ62は、PLLロック判別信号S
K に応じて、1側または2側の何れかの入力信号を選択
してAGC制御回路60に供給する。例えば、PLL回
路がロック状態から外れ、PLLロック判別信号SK
ローレベルのとき、スイッチ62が1側の入力信号、即
ち、AGCループフィルタ90の出力信号を選択して、
AGC制御信号SAGC としてAGC制御回路60に供給
する。逆に、PLL回路がロック状態にあり、PLLロ
ック判別信号SK がハイレベルのとき、スイッチ62が
2側の入力信号、即ち、AGCループフィルタ100の
出力信号を選択して、AGC制御信号SAGC としてAG
C制御回路60に供給する。
【0059】AGC制御回路60は、スイッチ62から
入力されるAGC制御信号SAGC に応じて、AGCアン
プ50の利得を制御する制御信号SC を生成し、AGC
アンプ50に供給する。
【0060】上述したように、本実施形態のPLL検波
回路において、AGCアンプの50の利得を制御する帰
還ループにおいて、二つのループフィルタ90と100
が設けられ、PLL回路の動作状態に応じて、二つのル
ープフィルタの出力を切り換えて利得制御に使用され
る。例えば、PLL回路がロックされているとき、通常
の時定数を持つループフィルタ100の出力信号をAG
C制御信号SAGC として選択し、AGC制御回路60に
供給する。一方、PLL回路がロックされていないと
き、応答性の速い時定数を持つループフィルタ90の出
力信号をAGC制御信号SAGC として選択し、AGC制
御回路60に供給する。
【0061】なお、本実施形態のPLL検波回路におけ
るAGC制御は、上述した構成に限定されることなく、
例えば、ループフィルタ90の代わりに定電圧源を用い
て、PLL回路がロックされていないとき、定電圧源に
よって供給された定電圧をスイッチ62によって選択
し、AGC制御信号SAGC としてAGC制御回路60に
供給することも可能である。このような制御によって、
PLL回路がロック状態から外れたとき、一定の電圧持
つAGC制御信号SAGC がAGC制御回路に供給され、
それに応じてAGCアンプ50の利得が制御されるの
で、PLL回路のロックしていないときに検波動作の安
定性の向上が図れる。
【0062】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、PLL回路の動作状態に応じてAGC制御信号を時
定数の異なるループフィルタ90,100を用いて生成
することによって、PLL回路がロックされていると
き、安定したAGC制御信号SAGC が生成され、それに
応じてAGCアンプ50の利得が制御される。PLL回
路がロックされていないとき、応答特性の速いAGC制
御信号SAGC が生成され、それに応じてAGCアンプ5
0の利得が入力信号SA に応じて素早く制御される。こ
のため、安定したAGC制御を実現できる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のPLL検
波回路によれば、PLL回路における位相誤差信号に応
じてPLL回路の動作状態を判断するので、動作状態を
正確に判断でき、安定した動作を実現できる。本発明の
PLL検波回路において、PLLロック判別回路を用い
てAFT制御信号を生成するので、より理想的なS字制
御特性を実現でき、従来のAFT制御信号生成回路に比
べて、外付け部品が不要となるので、IC回路のチップ
面積の縮小及び消費電力の低減を実現できる。本発明に
よれば、PLLロック判別の結果に応じてAGC制御回
路の応答特性を制御するので、安定したAGC制御特性
を実現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPLL検波回路の第1の実施形態
を示す回路図である。
【図2】PLL検波回路の主要な構成部分を示す回路図
である。
【図3】PLLロック判別回路の構成を示す回路図であ
る。
【図4】PLLロック判別回路の動作時の信号を示す図
である。
【図5】本発明に係るPLL検波回路の第2の実施形態
を示す回路図であり、AFT制御信号生成ブロックの回
路図である。
【図6】本発明に係る第2の実施形態の動作時の信号を
示す図である。
【図7】従来のAFT制御信号生成回路の一例を示す回
路図である。
【図8】従来のAFT制御信号生成回路の他の例を示す
回路図である。
【図9】図8に示すAFT制御信号生成回路の動作時の
信号を示す図である。
【図10】本発明に係るPLL検波回路の第3の実施形
態を示す回路図である。
【図11】従来のPLL検波回路の一例を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
10…位相比較器、20…ローパスフィルタ、30…V
CO、40…PLLロック判別回路、50…AGCアン
プ、60…AGC制御回路、70…AM検波器、80…
比較器、90,100…AGCループフィルタ、110
…ローパスフィルタ、120…PLLロック判別回路、
130…90度移相器、140…位相比較器、150…
外付け共振回路、VCC…電源電圧、GND…接地電位。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA14 AA25 BA25 DA04 5C026 AA05 AA07 5J106 AA04 BB09 CC01 CC31 CC38 CC41 DD05 DD09 EE10 EE18 KK29

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号と発振信号との位相を比較し、当
    該比較の結果に応じて、上記入力信号と上記発振信号と
    の位相誤差に基づいた位相誤差信号を出力する位相比較
    回路と、上記位相誤差信号に応じて発振周波数を制御
    し、上記発振信号を生成する発振回路とを含むPLL回
    路と、 上記位相誤差信号に応じて、上記PLL回路がロック状
    態にあるか否かを判断し、上記位相誤差信号の電圧レベ
    ルが所定の範囲内にあるとき、上記PLL回路がロック
    状態にあると判断し、上記位相誤差信号の電圧レベルが
    上記所定の範囲以外にあるとき、上記PLL回路がロッ
    ク状態から外れたと判断するPLLロック判別回路と、 上記PLLロック判別回路の判別結果に応じて、上記位
    相誤差信号に応じた信号または所定のレベルを持つ電圧
    信号を選択し、AFT制御信号として出力する選択回路
    とを有するPLL検波回路。
  2. 【請求項2】上記位相誤差信号を増幅する増幅回路を有
    し、上記選択回路は、上記PLLロック判別回路の判別
    結果に応じて、上記増幅回路の出力信号または上記電圧
    信号の何れかを選択する請求項1記載のPLL検波回
    路。
  3. 【請求項3】上記PLL回路は、上記位相誤差信号の所
    定の周波数成分を抽出して、上記発振回路に供給するフ
    ィルタを有する請求項1記載のPLL回路。
  4. 【請求項4】上記PLLロック判別回路は、上記位相誤
    差信号と第1の基準電圧とを比較する第1の比較回路
    と、 上記位相誤差信号と第2の基準電圧とを比較する第2の
    比較回路と、 上記第1と第2の比較回路の比較結果に応じて、PLL
    ロック判別信号を出力する出力回路と を有する請求項1記載のPLL検波回路。
  5. 【請求項5】上記出力回路は、カソードが上記第1の比
    較回路の出力端子に接続され、アノードが出力ノードに
    接続されている第1のダイオードと、 カソードが上記第2の比較回路の出力端子に接続され、
    アノードが上記出力ノードに接続されている第2のダイ
    オードと、 電源電圧の供給線と上記出力ノードとの間に接続されて
    いる抵抗素子とを有し、 上記第1と第2の比較回路の出力信号がともにハイレベ
    ルのとき、上記出力ノードから上記電源電圧に応じたハ
    イレベルの上記PLLロック判別信号が出力され、上記
    第1又は第2の比較回路の何れかの出力信号がローレベ
    ルのとき、上記出力ノードからローレベルの上記PLL
    ロック判別信号が出力される請求項4記載のPLL検波
    回路。
  6. 【請求項6】入力信号を所定の利得で増幅するAGC増
    幅回路と、 上記AGC増幅回路の出力信号と発振信号との位相を比
    較し、当該比較の結果に応じて、上記入力信号と上記発
    振信号との位相誤差に基づいた位相誤差信号を出力する
    位相比較回路と、上記位相誤差信号に応じて発振周波数
    を制御し、上記発振信号を生成する発振回路とを含むP
    LL回路と、 上記位相誤差信号に応じて、上記PLL回路がロック状
    態にあるか否かを判断し、上記位相誤差信号の電圧レベ
    ルが所定の範囲内にあるとき、上記PLL回路がロック
    状態にあると判断し、上記位相誤差信号の電圧レベルが
    上記所定の範囲以外にあるとき、上記PLL回路がロッ
    ク状態から外れたと判断するPLLロック判別回路と、 上記発振信号を基準信号として、上記AGC増幅回路の
    出力信号に対して検波し、検波信号を出力する検波回路
    と、 上記検波信号に基づいた信号における所定の周波数成分
    を抽出する第1のループフィルタと、 上記PLLロック判別回路の判別の結果に応じて、上記
    第1のループフィルタの出力信号及び第2の信号の何れ
    かを選択して出力する選択回路と、 上記選択回路の出力信号に応じて上記AGC増幅回路の
    利得を制御する利得制御信号を生成し、上記AGC増幅
    回路に供給するAGC制御回路とを有するPLL検波回
    路。
  7. 【請求項7】上記検波信号と所定の基準信号とを比較す
    る比較回路を有し、上記第1のループフィルタは、当該
    比較回路の出力信号における所定の周波数成分を抽出す
    る請求項6記載のPLL検波回路。
  8. 【請求項8】上記PLL回路は、上記位相誤差信号の所
    定の周波数成分を抽出して、上記発振回路に供給するフ
    ィルタを有する請求項6記載のPLL回路。
  9. 【請求項9】上記PLLロック判別回路は、上記位相誤
    差信号と第1の基準電圧とを比較する第1の比較回路
    と、 上記位相誤差信号と第2の基準電圧とを比較する第2の
    比較回路と、 上記第1と第2の比較回路の比較結果に応じて、PLL
    ロック判別信号を出力する出力回路とを有する請求項6
    記載のPLL検波回路。
  10. 【請求項10】上記出力回路は、カソードが上記第1の
    比較回路の出力端子に接続され、アノードが出力ノード
    に接続されている第1のダイオードと、 カソードが上記第2の比較回路の出力端子に接続され、
    アノードが上記出力ノードに接続されている第2のダイ
    オードと、 電源電圧の供給線と上記出力ノードとの間に接続されて
    いる抵抗素子とを有し、 上記第1と第2の比較回路の出力信号がともにハイレベ
    ルのとき、上記出力ノードから上記電源電圧に応じたハ
    イレベルの上記PLLロック判別信号が出力され、上記
    第1又は第2の比較回路の何れかの出力信号がローレベ
    ルのとき、上記出力ノードからローレベルの上記PLL
    ロック判別信号が出力される請求項9記載のPLL検波
    回路。
  11. 【請求項11】上記第2の信号は、上記比較回路の出力
    信号の所定の周波数成分を抽出する第2のループフィル
    タの出力信号である請求項6記載のPLL検波回路。
  12. 【請求項12】上記第2の信号は、所定の電圧を持つ電
    圧信号である請求項6記載のPLL検波回路。
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