JP3448310B2 - 自動車用空気調和装置の制御装置 - Google Patents

自動車用空気調和装置の制御装置

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JP3448310B2 JP10422792A JP10422792A JP3448310B2 JP 3448310 B2 JP3448310 B2 JP 3448310B2 JP 10422792 A JP10422792 A JP 10422792A JP 10422792 A JP10422792 A JP 10422792A JP 3448310 B2 JP3448310 B2 JP 3448310B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、自動車用空気調和装置
の制御装置に係り、特にエアミックスドア制御にファジ
ィ制御を適用して短時間で目標温度に到達しうるように
したものに関する。 【0002】 【従来の技術】近年の自動車用空気調和装置では、安全
性の向上等を目的としたオートエアコンが普及してい
る。従来のオートエアコンは、乗員が所望の設定温度を
指示するだけで、自動的に吹出風の温度、コンプレッサ
の作動・停止、吹出口モードの設定、内外気の選択、お
よび風量の切り替えを行うようになっている。かかる制
御は、自動車や空気調和装置等の所定の位置に設けられ
た各種センサからの入力信号を制御手段に取り込むこと
によって、この制御手段であらかじめ決められた判断基
準に従って演算されるように構成されている。 【0003】例えば、吹出風温度の制御について説明す
ると、このシステムは、図11に示すように、センサ群
として温度設定器12、外気温センサ21、日射センサ
22、室温センサ13、吹出温センサ23、およびドア
開度検出手段24を有している。温度設定器12は室内
のコントロールパネルに設けられており、乗員が所望の
温度を選択でき、外気温センサ21は室外の例えばフロ
ントグリル周辺に取り付けられ、外気温度を検知する。
また、日射センサ22は室内のインストルメントパネル
の上面に設けられて室内に入射する日射量を検知する。
一方、室温センサ13はインストルメントパネルの前面
等に設けられて現在の室内温度を検知し、また、吹出温
センサ23はエバポレータ直後の空気温度を検知する。
さらに、ドア開度検出手段24は現在のエアミックスド
アの開度を検知する例えばPBR等から構成されてい
る。これらのセンサ群からの情報は制御手段25に取り
込まれた後に、図12に示す制御手順に従って演算処理
が行われ、得られた演算結果をエアミックスドアアクチ
ュエータ11に出力し、エアミックスドアを所定の方向
および開度に作動させる。 【0004】具体的には、図12のフローチャートに示
すように、ドア開度検出手段24から現在のエアミック
スドアの開度Xを検出し、このデータを制御手段に取り
込み(ステップ1)、下記の演算式1に従ってS値を算
出する(ステップ2)。 【0005】 【数1】 【0006】この演算式1において、A、B、C、D、
E、F、Gは空気調和装置を搭載する車両特有の補正定
数で、あらかじめ車両ごとに決定された値である(その
一例を同図(a) に示してある)。また、TPTC は乗員が
選択した設定温度、TAMB は外気温、QSUN は日射量、
INC は室内温度、TINT は吹出温度である。 【0007】そして、このようにして求められたS値を
基準値と比較して(ステップ3)、例えば、S<−2の
ときは、エアミックスドアをCOLD側へ回動させ(ス
テップ4)、S>2のときは、エアミックスドアをHO
T側へ回動させる(ステップ6)。また、−2≦S≦2
のときは、エアミックスドアをそのままの位置に維持す
る(ステップ5)。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のエアミックスドア制御では演算式1を用いて
おり、一つの温調式で判断しているため、冷暖房時間を
短縮しようとした場合に一定の限界があった。つまり、
ウォームアップやクールダウンの初期は急速温調を行な
って最短時間で設定温度に近付け、設定温度にある程度
近付くと徐々に制御を緩和して違和感なく設定温度に到
達するように制御することが最も好ましいが、一つの温
調式で判断すると、目標値に対してその一つの温調式で
求まる傾きの制御(線形制御)しかできないため、室内
の状態に適した非線形制御を行うことができず、ウォー
ムアップやクールダウン時間の短縮は困難である。ま
た、従来の制御では、快適性を損なうオーバシュートや
アンダシュートの発生を抑制するため、遅延された定数
を使っていることも冷暖房時間の短縮化を妨げる一因に
なっている。 【0009】また、一つの温調式いえども複雑な内容で
あるため、演算式の理解に熟練を必要とし、特に仕様変
更や機能追加の時にプログラムミスを犯す等の危険があ
り、プログラム作業の正確さを確保することが困難であ
るのみならず、部分的な微調整を行うと演算式全体をも
微調整する必要があり、車両ごとに設定する定数等のプ
ログラム作業に長時間を要していた。 【0010】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、ウォームアップやクールダ
ウンを短時間で行うことができ、しかもプログラムの設
定や変更等の作業を短時間でかつ容易に行うことができ
る自動車用空気調和装置の制御装置を提供することを目
的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、ヒータユニット内に設けられたエアミック
スドアを所定の速度および方向に回動させるエアミック
スドア駆動手段と、所望の温度を選択する温度設定器
と、車室内の温度を検知する室温センサと、前記温度設
定器と前記室温センサによりそれぞれ得られた設定温度
と室温との温度差を演算する設定温度差演算手段と、前
記室温センサにより得られた室温データに基づいて室温
の変化量を演算する室温変化量演算手段と、前記設定温
度差演算手段と前記室温変化量演算手段によりそれぞれ
得られた設定温度差データと室温変化量データを用いて
あらかじめ設定されたファジィ制御則に従って前記エア
ミックスドア駆動手段の動作速度と動作方向を推論する
ファジィ推論手段とを有することを特徴とする。 【0012】 【作用】このように構成した本発明にあっては、温度設
定器と室温センサから得られた温度データを基に、まず
設定温度差演算手段で設定温度と室温との温度差を演算
するとともに室温変化量演算手段で室温の変化量を演算
し、これら設定温度差データと室温変化量データに基づ
いてファジィ推論手段にてあらかじめ設定されたファジ
ィ制御則に従ってエアミックスドア駆動手段の動作速度
と動作方向を推論する。 【0013】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例に係る自動車用空気調
和装置の制御装置を示すブロック図、図2は同実施例の
前件部変数に係るメンバーシップ関数を示す図、図3は
同実施例の前件部変数に係る他のメンバーシップ関数を
示す図、図4は同実施例のルールテーブルを示す図、図
5は同実施例の出力条件を示す図、図6は同実施例の他
の出力条件を示す図、図7は同実施例による演算方法の
説明に供する図、図8は同実施例と従来例によるクール
ダウンテストの結果を示すグラフ、図9はそのときのP
BR電圧を示すグラフ、図10はそのときのファン電圧
を示すグラフである。 【0014】本実施例は、吹出風温度の制御をファジィ
制御を用いて構成した自動車用空気調和装置である。ま
ず、図1に基づいて構成を説明すると、この自動車用空
気調和装置の本体は、一般の自動車用空気調和装置と同
様、内気または外気を選択的に取り入れるインテークユ
ニット1と、取り入れ空気を冷却するクーリングユニッ
ト2と、取り入れ空気を調和して温調した後この調和空
気を車室内に吹き出すヒータユニット3とで構成されて
いる。インテークユニット1はモータ4によって所定の
速度で回転するファン5を有し、クーリングユニット2
には冷房サイクルを構成するエバポレータ6が内設され
ている。ただし、本発明においてこのクーリングユニッ
ト2は必須のものではなく、インテークユニット1とヒ
ータユニット3とを直接接続してもよい。 【0015】ヒータユニット3にはヒータコア7が内設
されており、このヒータコア7の近傍には取り入れ空気
がヒータコア7を迂回して混合室8に至る迂回路9が形
成されている。また、ヒータコア7の上流側には、ヒー
タコア7を通過する空気の量と迂回路9を通過する空気
の量との比率を調節するためのエアミックスドア10が
回動自在に設けられており、このエアミックスドア10
は電動アクチュエータなどのエアミックスドアアクチュ
エータ11(エアミックスドア駆動手段)によって回動
するようになっている。これにより、ヒータコア7の下
流に形成された混合室8には、ヒータコア7を通過して
加熱された温風と、迂回路9を通過した非加熱の冷風と
が流下することになり、ここで両者が混合して適当な温
度にミックスされた後に、混合室8に開設されたデフ吹
出口12、ベント吹出口13、フット吹出口14のいず
れかの吹出口から車室内に供給される。ここで、デフ吹
出口12は温風をフロントガラス内面に導いてガラスの
曇りを除去するための吹出口であり、ベント吹出口13
は調和空気を乗員の上半身に吹き出して室内の温調を司
るための吹出口である。また、フット吹出口14は主に
温風を乗員の足元に導いて乗員の暖房感を高めるための
吹出口である。これらの吹出口12〜14には、それぞ
れデフドア15、ベントドア16、フットドア17が回
動自在に設けられており、例えばリンク機構を介して電
動アクチュエータなどによる自動操作によって所望の吹
出口モードに設定される。 【0016】本実施例では、センサ群として温度設定器
12と室温センサ13を有する。温度設定器12は、室
内のコントロールパネルに設けられており、乗員が所望
の温度を選択でき、また、室温センサ13は、インスト
ルメントパネルの前面等に設けられて現在の室内温度を
検知する。これら温度設定器12と室温センサ13から
の温度データはコントロールアンプ14に取り込まれ
る。 【0017】コントロールアンプ14は、入力アナログ
信号をディジタル信号に変換するA/D変換器15と、
温度設定器12と室温センサ13からの温度データに基
づいて両者の温度差を演算する設定温度差演算手段16
と、室温センサ13からの温度データに基づいて室温の
変化量を演算する室温変化量演算手段17とを備えてい
る。設定温度差演算手段16は、設定温度差、つまり
(設定温度)−(室温)を演算して設定温度差信号x1
をファジィ推論手段18に出力する。また、室温変化量
演算手段17は、室温変化量、例えば、(現在の室温)
−(1分40秒前の室温)を演算して室温変化量信号x
2 をファジィ推論手段18に出力する。なお、本実施例
では省略しているが、外気温や日射量によって設定温度
差を補正するようにしてもよい。 【0018】また、本実施例のファジィ推論手段18
は、ファジィ推論用のメンバーシップ関数を格納するR
OMと、ファジィ推論のロジックが格納されているファ
ジィ推論部と、アクチュエータ11の動作方向と動作速
度を算出して信号合成手段19へ出力する演算部とから
構成されている。 【0019】このファジィ推論手段18では、二つの入
力値、つまり、設定温度差信号x1と室温変化量信号x
2 を基に、ファジィ推論によってエアミックスドア10
の動作方向と動作速度を決定して動作方向信号x3 と動
作速度信号x4 を信号合成手段19に出力するが、これ
らの操作量はROMに予め格納された各制御則から求め
られた適合度により実行される。すなわち、図2は前件
部変数に係るメンバーシップ関数であり、設定温度差演
算手段16から出力された設定温度差信号x1を横軸
に、これに応じた適合度を縦軸に示している。このと
き、ファジィラベルすなわち曖昧さを含んだ概念で適合
度を表現すると、設定温度差が+2度以上の場合は「大
変寒い(VVCL)」、+1〜+3度が「かなり寒い
(VCL)」、0〜+2度が「寒い(CL)」、−1〜
+1度が「適温(GD)」、−2〜0度が「暑い(H
T)」、−3〜−1度が「かなり暑い(VHT)」、−
2度以下が「大変暑い(VVHT)」となる。また、図
3は同じく前件部変数に係るメンバーシップ関数であっ
て、室温変化量演算手段17から出力された室温変化量
信号x2 を横軸に、これに応じた適合度を縦軸に示して
いる。すなわち、室温変化量が+8度以上の場合は「室
温の上昇大(VUP)」、0〜+16度が「室温の上昇
小(UP)」、−8〜+8度が「変化なし(NT)」、
−16〜0度が「室温の下降小(DN)」、−8度以下
が「室温の下降大(VDN)」としている。 【0020】一方、図5は後件部変数に係る出力条件で
あり、エアミックスドア10の動作方向を決定する出力
信号x3 のプログラム上のビット番号(これを動作モー
ドの意味でMODという)とこれに応じた動作方向を示
している。このとき、本実施例ではプログラム上のビッ
ト番号(MOD)は01〜31まで設定されており、M
OD値が16の場合は「停止」、16より大きく31以
下が「正転(本実施例ではHOT側)」、01以上16
未満が「逆転(本実施例ではCOOL側)」となってい
る。また、図6は同じく後件部変数に係る出力条件であ
り、エアミックスドア10の動作速度を決定する出力信
号x4 のプログラム上のビット番号(これをパルス幅制
御によるという意味でPWMという)とこれに応じた動
作速度を示している。ここでもまた、プログラム上のビ
ット番号(PWM)は01〜31まで設定されており、
PWM値が31に近付くほど動作速度が速く、逆に01
に近付くほど動作速度が遅くなるようになっている。 【0021】さらに、図4はファジィ推論部に格納され
た予測ルールテーブルであり、設定温度差と室温変化量
の各適合度の組み合わせに対するMOD値とPWM値の
組み合わせ(MOD/PWM)をあらかじめ設定したも
のである。このテーブル上のMOD/PWM値は、後述
するように設定温度差と室温変化量の各適合度に重み付
けを行って動作方向と動作速度の各出力値を決定する場
合の重み付け定数として用いられる。制御性のチューニ
ングは、このテーブルのMOD/PWM値を変更して行
うことになる。 【0022】そして、ファジィ推論手段18は、図2と
図3に示すメンバーシップ関数と図4に示す予測ルール
テーブルとによってファジィ推論を行って出力値を求め
る。ファジィ推論で出力を導く手法としては、一般に、
面積法、高さ法、重心法等があるが、本実施例では、収
束性やチューニング性の良さを重視して高さ法を用いる
ことにする。この高さ法による演算方法の具体例を、図
7を参照して以下説明する。 【0023】まず、二つの入力値(設定温度差t1 、室
温変化量t2 )を用いて図4のルールテーブルに対して
前件部の設定温度差と室温変化量のそれぞれの適合度を
図2と図3のメンバーシップ関数から算出する。例え
ば、図7(a) に示すように設定温度差t1 の適合度は、
VVHT(大変暑い)が0.7(=a1 )、VTH(か
なり暑い)が0.3(=a2 )であり、また、図7(b)
に示すように室温変化量t2 の適合度は、VDN(室温
の下降大)が0.8(=b1 )、DN(室温の下降小)
が0.2(=b2 )であるとする。こうして求めた適合
度に図4の予測ルールテーブルの定数(MOD/PWM
値)で重み付けを行う。図7(c) にこのルールテーブル
の該当部分を示している。このとき、前件部に各二つの
条件がある(つまり、a1 1 ,a1 2 ,a2 1
2 2 )ので、ファジィ理論に基づき、論理積をと
る。すなわち、下記の数式2と数式3に従ってそれぞれ
エアミックスドア10の動作方向と動作速度の出力値
(MOD値とPWM値)を算出する。 【0024】 【数2】 【0025】 【数3】 【0026】その結果、MOD値は5.21なので、図
5の出力条件より、エアミックスドア10の動作方向は
「逆転」つまりCOOL側となり、またPWM値は2
3.93なので、図6の出力条件より、エアミックスド
ア10の動作速度は「やや速い」となる。 【0027】以上のようなファジィ制御を用いたクール
ダウンテストの結果を図8〜図10に示す。テスト条件
は、同一の車両を用い、外気温35℃湿度70%、目標
設定温度25℃、車両の走行速度40km/h 一定、であ
る。図8に示すように、本実施例のファジィ制御によれ
ば、従来の制御の場合と比較して、クールダウンの開始
後目標温度に到達するまでの時間が約40秒ほど早くな
っている(率にして約20%の短縮)。これは、非線形
制御が可能になったことのほか、図9に示すように従来
の制御ではクールダウン開始と同時にHOT側に動いて
いるのに対して本発明では少なくともクールダウンの最
中にはフルクールに制御が固定されているためである。
なお、図8において、設定温度は25℃であるが、25
±1℃の範囲でクールダウン時間を判定している。ま
た、このようなクールダウンのみならずウォームアップ
ついてもこれに要する時間の短縮が図られることは明ら
かである。 【0028】また、本実施例によれば、図8に示すよう
にクールダウン後に室温が実際に目標温度(25℃)に
到達するため、図10に示すように、安定制御に入って
からファン電圧をLOW(5V)にすることができるの
で、従来のようにクールダウン後であるにもかかわらず
風量が多い(6V)といった違和感が解消されるととも
にファン騒音も低減されることになる。 【0029】さらに、本実施例によれば、予測ルールテ
ーブルのMOD/PWM値を変えるだけで、オーバシュ
ートやアンダシュートの量を容易に変更することができ
る。また、従来の演算式1のような複雑な温調式を使用
しないため、プログラムの設定や変更等の作業を短時間
でかつ容易に行うことができ、プログラムミスの低減を
も図ることができる。 【0030】また、本実施例では、出力値の算出に高さ
法を用いたのでプログラムの簡略化を図ることができる
とともに、アセンブリ言語による現行プログラムとの融
合化も容易になった。 【0031】 【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、二つ
の入力値とファジィ制御則とに基づいてファジィ推論を
行うため、非線形制御を行うことが可能となり、ウォー
ムアップやクールダウン時間の短縮を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例に係る自動車用空気調和装置
の制御装置を示すブロック図である。 【図2】同実施例の前件部変数に係るメンバーシップ関
数を示す図である。 【図3】同実施例の前件部変数に係る他のメンバーシッ
プ関数を示す図である。 【図4】同実施例の予測ルールテーブルを示す図であ
る。 【図5】同実施例の出力条件を示す図である。 【図6】同実施例の他の出力条件を示す図である。 【図7】同実施例による演算方法の説明に供する図であ
る。 【図8】同実施例によるクールダウンテストの結果を示
すグラフである。 【図9】そのときのPBR電圧を示すグラフである。 【図10】そのときのファン電圧を示すグラフである。 【図11】従来のオートエアコンの吹出風温度制御を示
すブロック図である。 【図12】同じく吹出風温度制御を示すフローチャート
である。 【符号の説明】 3…ヒータユニット 10…エアミックスドア 11…エアミックスドアアクチュエータ(エアミックス
ドア駆動手段) 12…温度設定器 13…室温センサ 16…設定温度差演算手段 17…室温変化量演算手段 18…ファジィ推論手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】ヒータユニット(3) 内に設けられたエアミ
    ックスドア(10)を所定の速度および方向に回動させるエ
    アミックスドア駆動手段(11)と、 所望の温度を選択する温度設定器(12)と、 車室内の温度を検知する室温センサ(13)と、 前記温度設定器(12)と前記室温センサ(13)によりそれぞ
    れ得られた設定温度と室温との温度差を演算する設定温
    度差演算手段(16)と、 前記室温センサ(13)により得られた室温データに基づい
    て室温の変化量を演算する室温変化量演算手段(17)と、 前記設定温度差演算手段(16)と前記室温変化量演算手段
    (17)によりそれぞれ得られた設定温度差データと室温変
    化量データを用いて、あらかじめ設定されたファジィ制
    御則に従って前記エアミックスドア駆動手段(11)の動作
    速度と動作方向を推論するファジィ推論手段(18)と、 を有することを特徴とする自動車用空気調和装置の制御
    装置。
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