JP3448263B2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP3448263B2
JP3448263B2 JP2000191209A JP2000191209A JP3448263B2 JP 3448263 B2 JP3448263 B2 JP 3448263B2 JP 2000191209 A JP2000191209 A JP 2000191209A JP 2000191209 A JP2000191209 A JP 2000191209A JP 3448263 B2 JP3448263 B2 JP 3448263B2
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tape
cassette
tape cassette
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fixed blade
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芳生 一宮
晃志郎 山口
伸夫 加藤
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Brother Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ印字装置に
用いられるテープカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、透明テープの裏面に文字等の虚像
印字を行い、剥離紙付きの両面テープを貼り合わせるこ
とによりラベルテープを作成するテープ印字装置が提案
されている。このように作成されたラベルテープは、ビ
デオカセット等の背部に貼着されてインデックス等とし
て使用されて好適なものである。
【0003】ところで、この様なテープ印字装置には、
テープカセットが交換可能に装着される。そして、印字
が行われる前記透明テープ及び剥離紙付きの両面テープ
は、各々スプールに巻回された状態でテープカセット内
部に収容されている。そして、透明テープはスプールか
ら引き出された後に印字が行われ、剥離紙付き両面テー
プが貼り合わされた後、テープ印字装置に設けられてい
るテープカッタにより所望の長さに切断される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記透
明テープは、巻回された状態にあるため、スプールから
引き出された部分に巻き癖がついており、巻回方向に曲
がろうとする。一方、前記テープカッタは固定刃とこの
固定刃に向かって移動する可動刃とか構成されたハサミ
式のものが用いられ、可動刃と固定刃との間に送られて
きたラベルテープを可動刃が固定刃に向かって移動する
ことにより、ラベルテープが切断されるが、透明テープ
に巻き癖がついているため、ラベルテープが可動刃と固
定刃との間に送り出されず、切断ができないことがあっ
た。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、巻き癖がついた被印字媒体でで
あっても、確実にテープカッタの可動刃と固定刃との間
に被印字媒体を送り出すことができるテープカセットを
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載のテープカセットは、印字手段と、可
動刃及び固定刃からなるテープカッタを備えたテープ印
字装置に装着されるテープカセットであって、スプール
に巻回された状態でカセットケース本体内に収容されて
いるテープ状の被印字媒体が、その被印字面に前記印字
手段により文字等が印字された後、テープカセットから
送り出され、前記テープカッタにより裁断されるテープ
カセットにおいて、カセットケース本体に、前記印字後
の被印字媒体を前記テープカッタの可動刃と固定刃との
間に案内するように、前記固定刃 に対してはり出して形
成されている案内部を備えている。
【0007】上記構成を有する請求項1記載のテープカ
セットは、印字後の被印字媒体が案内部により案内され
つつテープカッタの可動刃と固定刃との間に送り出され
る。
【0008】また、請求項2記載のテープカセットは、
前記印字後の被印字媒体がカセットケース本体から送り
出されるテープ出口を備え、前記案内部が、前記テープ
出口に設けられている。
【0009】上記構成を有する請求項2記載のテープカ
セットは、案内部がテープ出口に面しているテープカッ
タの可動刃と固定刃との間に被印字媒体を案内する。
【0010】まら、請求項3記載のテープカセットは被
印字媒体の表面及び裏面と対向しつつ被印字媒体を前記
テープカッタまで案内する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例に
係るテープカセット10の構成を示す平面図である。
【0012】このテープカセット10は、図示のよう
に、上蓋ケース12と下蓋ケース14とからなる(この
図では上蓋ケース12の大部分を取除いた状態を示
す)。下蓋ケース14には筒軸98,99及び軸23が
設けられている。筒軸99には透明なフィルムテープ1
8が巻回されたテープスプール20が回転可能に支持さ
れ、軸23にはインクリボン22が巻回されたリボンス
プール24が回転可能に支持され、筒軸98には剥離紙
付き両面粘着テープ26が剥離紙側を外側にして巻回さ
れた粘着テープスプール28が回転可能に支持されてい
る。
【0013】また、各スプール20、24、28の間に
リボン巻取スプール30が上蓋ケース12及び下蓋ケー
ス14に設けられた有底孔(図示せず)に嵌合されて回
転可能に支持されている。
【0014】また、このカセットケース本体16の一側
に開設されるテープ出口32の近傍には、後述のテープ
印字装置に設けられるテープ送りローラ62との協働に
より前記フィルムテープ18と両面粘着テープ26との
貼合わせテープTを前記テープ出口32より送り出すテ
ープ駆動ローラ34がやはり回転可能に配設されてい
る。
【0015】一方、このテープカセットが装着使用され
るテープ印字装置の概略構成は図2に示す通りであり、
図2において、テープ印字装置40には文字等を入力す
るための文字入力キー42、印字キー44、各種のファ
ンクションキーが設けられたキーボード46、キーボー
ド46から入力された文字等を表示する液晶ディスプレ
イ48及び前記テープカセット10を収納するカセット
収納部50が配設されている。かかるカセット収納部5
0は、テープ印字装置40の後方に回転可能に枢支され
た収納カバー52により開閉され、開状態でテープカセ
ット10の交換等が行われるようになっている。
【0016】図3はこのカセット収納部50の概略構成
を示す斜視図である。
【0017】このカセット収納部50には、前記テープ
カセット10のリボン巻取スプール30に係合し、パル
スモータの回転駆動によりこのリボン巻取スプール30
を回動させてインクリボン22を巻取るリボン巻取軸5
4、及び前記テープ駆動ローラ34に係合し、図示しな
いモータ及びギヤ伝達機構を介してこのテープ駆動ロー
ラ34を回転駆動させるテープ駆動軸56がそれぞれ立
設されている。尚、該切換機構については、特願平3−
283814号に添付された明細書及び図面にて詳細に
説明されているので、ここでの説明は省略する。
【0018】また、サーマル印字ヘッド58とプラテン
ローラ60とが対向して立設配置され、更に前記テープ
駆動ローラ34との協働により貼合わせテープTを送り
出す前記のテープ送りローラ62が配設されている。こ
のプラテンローラ60とテープ送りローラ62は詳述は
避けるが、ローラホルダに支持され、図示しない手動の
切換機構により印字位置とリリース位置とに切換可能と
されている。尚、該切換機構については、特願平3−2
83414号願書に添付された明細書及び図面にて詳細
に説明されているので、ここでの説明は省略する。
【0019】前記したサーマル印字ヘッド58は多数の
発熱素子を有しており、インクリボン22を介してフィ
ルムテープ18に文字等の印字を行うものである。
【0020】一方、前記テープカセット10のテープ出
口32より送り出される貼合わせテープTを裁断するテ
ープカッタ64がやはりこのカセット収納部50の一側
内縁寄り部位に設けられる。
【0021】このテープカッタ64はハサミ固定刃66
とハサミ可動刃68とからなり、ハサミ固定刃66の方
が前記カセット収納部50に装着されるテープカセット
10のテープ出口32縁寄りに位置し、ハサミ可動刃6
8がテープ出口32から遠い方に位置している。
【0022】このテープカッタ64の駆動機構について
は詳細は避けるが、モータの駆動がピニオン及びギヤ機
構を介してハサミ可動刃68に伝達され、該ハサミ可動
刃68がその枢支軸を支点として開閉作動されるもの
で、この開閉動作により前記ハサミ固定刃66との協働
により、図1に示すように、ハサミ可動刃68とハサミ
固定刃66との間に位置する貼合わせテープTが裁断さ
れるものである。
【0023】前記テープカセット10の内部構造に戻っ
て説明すれば、図1に示すように、前記インクリボン2
2を展張させるリボン展張レバー70が支軸72を支点
として回動可能に配置される。そしてその詳細を図4〜
図7に示すように、リボン展張レバー70の支軸72に
挿通されるねじりバネ74の両端がそれぞれそのリボン
展張レバー70に延設された係合段部76、78に係止
させた状態で下蓋ケース14の内底面に設けられた軸受
筒80に前記支軸72を挿通するように装着される。
【0024】このとき、前記ねじりバネ74の一バネ端
部74aが下蓋ケース14内底面に立設されるテーパ状
係止片82のテーパ面82aに沿って滑り落ち、そのテ
ーパ下傾端に設けられた鉤部84に係止される。これに
よりリボン展張レバー70は支軸72を中心として図1
の時計方向へねじりバネ74の付勢力を受ける。
【0025】そして、前述のようにねじりバネ74をリ
ボン展張レバー70の支軸72に抜脱不能に装着させた
状態でこれを軸受筒80に装着させるものであるから、
その装着作業時にねじりバネ74がリボン展張レバー7
0の支軸72から不意に抜け落ちるということも回避さ
れて組付け作業性もよい。
【0026】一方、前記リボン展張レバー70の先端に
屈曲片86が延設され、該屈曲片86がインクリボン2
2に当接し、さらに該屈曲片86の基部に設けられる外
方突出縁88によりインクリボン22はリボン展張レバ
ー70よりリリースされてリボン巻取スプール30に巻
取られるように構成されている。
【0027】また、該リボン展張レバー70の途中部位
には、このテープカセット10が前記テープ印字装置4
0のカセット収納部50に装着されたときサーマル印字
ヘッド58の背面に対向位置するように回動作動片90
が突設される。この回動作動片90は、図3に示すよう
に、前記サーマル印字ヘッド58の背面に、高さの異な
る一対の傾斜片92a、92bが並設されているが、狭
幅テープカセット10Aの場合は、図8及び図9に示す
ように、背の高い方の傾斜片92aに係合されるように
対向配置され、一方幅広テープカセット10Bの場合
は、図10及び図11に示すように、背の低い方の傾斜
片92bに係合されるように対向配置される。
【0028】これにより、狭幅テープカセット10Aの
場合には、これをテープ印字装置40のカセット収納部
50に装着する際の早い時期から図9(a)(b)に示
すように、リボン展張レバー70の回動作動片90aと
サーマル印字ヘッド58の背の高い方の傾斜片92aと
の係合が開始されるので早めにリボン展張レバー70の
回動作動が始まる。これに対して幅広テープカセット1
0Bの場合には、狭幅テープカセット10Aの場合より
も遅いタイミングで図11(a)(b)に示すように、
リボン展張レバー70の回動作動片90bとサーマル印
字ヘッド58の背の低い方の傾斜片92bとの係合が開
始されるので遅目にリボン展張レバー70の回動作動が
始まる。
【0029】このリリースタイミングは、狭幅テープカ
セット10Aの場合には早くても別に支障ないが、幅広
テープカセット10Bの場合には早いとインクリボン2
2がサーマル印字ヘッド58の端縁に引掛かるおそれが
あるので遅くリリースさせるように配慮したものであ
る。
【0030】また、いずれの回動作動片90a、90b
ともその下端縁に上方傾斜面を有し、これに対応して前
記サーマル印字ヘッド58の両傾斜片92a、92bと
もにその上端縁が下方傾斜面を有する。
【0031】これにより、カセットテープをテープ印字
装置40のカセット収納部50に上から嵌め込むように
装着するときリボン展張レバー70のそれぞれの回動作
動片90a、90bがサーマル印字ヘッド58の傾斜片
92a、92bの傾斜面に沿って滑り易いようにし、か
つリボン展張レバー70がスムーズに回動される。
【0032】また、リボン展張レバー70の回動により
インクリボン22のリボンスプール24からリボン巻取
スプール30までの経路長がリボン展張レバー70の回
動前と同じか回動前よりも長くなる。
【0033】従って、テープカセットの使用前における
インクリボンの巻き緩み等があっても実際にテープ印字
装置に装着されたときにはその巻き緩みが解消されるこ
ととなる。
【0034】また、インクリボン22は外方突出縁88
によりリボン展張レバー70からリリースされているの
でインクリボン22が静電気的にリボン展張レバー70
の背面にベタッとくっついて離れないとということも回
避され、インクリボン22のスムーズな送りが確保され
る。
【0035】さらに、テープカセット10の回動作動片
90はインクリボン22に用いられるインクの種類によ
って、サーマル印字ヘッド58に向けての突出幅の大き
なものと小さなものとがある。
【0036】これは、インクリボンに用いられるインク
の組成がワックス系と樹脂系とがあり、インクの組成が
樹脂系の場合、サーマル印字ヘッドによる印字後、イン
クの冷えて固まる時間が短いために大きく剥離させる必
要がある。そのため、フィルムテープ18とインクリボ
ン22との間の剥離角度が大きくなるように回動作動片
90の突出幅が大きく形成されている。
【0037】一方、インクの組成がワックス系の場合、
それ程印字後のインクの冷えて固まる時間が短くないた
めに剥離角度を小さくして、フィルムテープ18にイン
クリボン22が固着するまでの時間を設ける必要があ
る。そのため、回動作動片90の突出幅が小さく形成さ
れている。
【0038】次に、前記リボン巻取スプール30の構成
を図1に戻って説明すると、該リボン巻取スプール30
の基部にはクラッチコイルバネ94が挿着され、その一
端はリボン巻取スプール30に圧接されているものの、
他端は下蓋ケース14上の係止片96により止着されて
いる。
【0039】したがって、リボン巻取スプール30に印
字状態時等に一定以上のテンションが掛かれば、前記ク
ラッチコイルバネ94の作動により該リボン巻取スプー
ル30は空回りし、巻取りトルクが調整されるようにな
っている。
【0040】また、上蓋ケース12と下蓋ケース14と
の接合は、図12及び図13に示すように、狭幅テープ
カセット10Aの場合も幅広テープカセット10Bの場
合も、上蓋ケース12の外周には4個のピン29(図に
は1個のみ示す)が設けられている。また、下蓋ケース
14の外周には4個の小孔31(図には1個のみ示す)
が設けられており、その小孔31は下方にいくほど直径
が小さくなっている。そして、上蓋ケース12のピン2
9が下蓋ケース14の小孔31に圧入されて、上蓋ケー
ス12と下蓋ケース14とが接合されている。また、粘
着テープスプール28が装着される筒軸98a、98b
の先端に係合部であるブリッジ部100が形成される一
方、上蓋ケース12の下面には該ブリッジ部100を両
側から抱え込む弾発性ある一対の係止片102a、10
2bが突設され、上蓋ケース12を下蓋ケース14に被
せる時に前記筒軸98a、98bのブリッジ部100に
両側から前記係止片102a、102bが弾発力により
嵌まり込むことにより抜脱不能に係止されるように構成
されている。
【0041】これにより、図示のように上蓋ケース12
の下面で粘着テープスプール28に巻かれている剥離紙
付き両面粘着テープ26の軸方向へのズレ動き(テレス
コープと称される。)を規制するようにしている。この
ことを詳しく説明すると、使用中の印字ヘッドの熱や使
用環境の湿度等により両面粘着テープ26の剥離紙が水
分を含んで膨張し、粘着テープスプール28に巻回され
た状態における両面粘着テープ26の内部応力が変化し
て、両面粘着テープ26の巻回状態が軸方向へズレて円
錐状に変形しようとするが、上蓋ケース12の係止片1
02a、102bが下蓋ケース14の筒軸98a、98
bのブリッジ部100に嵌まり込んで、テープカセット
10の内側で抜脱不能に係止しているので、両面粘着テ
ープ26の外周が上蓋ケース12を押圧しても上蓋ケー
ス12が膨らむことなくテープカセット10の形が変わ
らない。したがって、両面粘着テープ26が引き出せな
くなることがない。
【0042】また、テープカセット10のテープ出口3
2にはくちばし状のテープ受け部36がハサミ固定刃6
6の刃先端近傍まではり出し形成されている。このテー
プ受け部36は、図9に示すように、張り合わせテープ
Tの表面と裏面との各々に対抗するように構成されてお
り、テープカセット10のテープ出口32より送り出さ
れてきた貼合わせテープTの先端が、丁度このテープ受
け部36に受止された状態で前記テープカッタ64のハ
サミ固定刃66とハサミ可動刃68の両刃先の先端に案
内されるようになっている。即ち、図1に示すように、
貼合わせテープTは、ハサミ固定刃とハサミ可動刃との
間に確実に案内されるようになっている。
【0043】このように構成されたテープカセット10
によれば、今、このテープカセット10をテープ印字装
置40のカセット収納部50に装着するとき、はじめに
テープカセット10のリボン展張レバー70の回動作動
片90がサーマル印字ヘッド58の傾斜片92に当た
る。そしてこのテープカセット10を更にカセット収納
部50内に嵌め込んでいくとき、前記回動作動片90が
前記傾斜片92を滑ることによりリボン展張レバー70
が支軸72を支点として所定の位置まで回動されてテー
プカセット10の装着が完了する。
【0044】次に、このテープカセット10内に収納さ
れるフィルムテープ18面に文字等を出力印字し、これ
に両面粘着テープ26を貼り合わせて貼合わせテープT
を得る動作を説明する。
【0045】サーマル印字ヘッドとプラテンローラとの
間を前記フィルムテープ18とインクリボン22とが重
ね合わせた状態で通過する間にサーマル印字ヘッド58
に送られる印字情報に基づいてフィルムテープ18面に
インクリボン22を介して文字等がサーマル印字され
る。
【0046】そして、フィルムテープ18はテープ駆動
ローラ34とテープ送りローラ62との協働により剥離
紙付き両面粘着テープ26と貼り合わされて、貼合わせ
テープTとしてテープ出口32より送り出される。テー
プ印字終了後はテープカッタ64のハサミ可動刃68と
ハサミ固定刃66とにより貼合わせテープTは裁断され
る。
【0047】このとき、フィルムテープ18及び剥離紙
付き両面粘着テープ26は各々テープスプール20及び
粘着テープスプール28に巻回された状態にあったた
め、巻癖が付いている。図1に示すように、貼合わせの
際、両者の巻癖が相殺されるようになってはいるが、両
テープ18,26に付いている巻癖の度合いが必ずしも
一致していないので、貼合わせテープTは巻癖の強い側
のテープにより表面側あるいは裏面側に向かって湾曲す
る。従って、貼合わせテープTは、テープ出口から送り
出された後に何も案内するものがない状態では、ハサミ
固定刃66とハサミ可動刃68との間には送り出され
ず、貼合わせテープTを裁断することができない。
【0048】しかしながら、本実施形態では、テープ出
口32には丁度ハサミ固定刃66の刃先近くまでテープ
受け部36が延設され、且つ、テープ受け部36が貼合
わせテープTの表面と裏面との各々に対抗しているた
め、貼合わせテープTは確実にハサミ固定刃66とハサ
ミ可動刃68との間に案内され、確実に裁断することが
できる。
【0049】また、裁断後はテープカセット10側の貼
合わせテープTの先端はそのテープ受け部36面に保持
された状態でテープカセット10外にこのテープTのテ
ープ出口32の突出量は、テープ受け部36により厚さ
が増している下蓋ケース厚さよりも小さくなる。
【0050】したがって、裁断後に貼合わせテープTの
先端が多少不用意にカセットケース本体内に引っぱら
れ、あるいは押し込まれても引っ込んでしまって取り出
せなくなるようなことは回避される。
【0051】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1記載のテープカセットは、カセットケース本体
に、印字後の被印字媒体をテープカッタの可動刃と固定
刃との間に案内するように、前記固定刃に対してはり出
して形成されている案内部材を備えたので、巻癖の付い
ている被印字媒体を確実に固定刃と可動刃との間に案内
することができ、テープカッタにより確実に裁断するこ
とができる。
【0052】また、請求項2記載のテープカセットは、
請求項1の案内部がテープカセットに備えられたテープ
出口に設けられているので、カセットケース本体から送
り出された巻癖の付いている被印字媒体を確実にテープ
カッタの可動刃と固定刃との間に案内することができ
る。
【0053】また、請求項3記載のテープカセットは、
請求項1または請求項2の案内部が被印刷媒体の表面ま
たは裏面と対抗しつつ案内するので、より確実に巻癖の
付いている被印字媒体を可動刃と固定刃との間に案内す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテープカセットの上蓋ケースの大
部分を取除いて示した平面図である。
【図2】このテープカセットが装着使用されるテープ印
字装置の平面図である。
【図3】図2に示したテープ印字装置のカセット収納部
の斜視図である。
【図4】図1に示したテープカセット内のリボン展張レ
バーの分解斜視図である。
【図5】図4に示したリボン展張レバーの支軸にねじり
バネを装着した状態の説明図である。
【図6】図5に示したリボン展張レバーを下蓋ケース上
の軸受筒に挿通する途中の説明図である。
【図7】図5に示したリボン展張レバーを下蓋ケース上
の軸受筒に挿通し終えた状態の説明図である。
【図8】狭幅テープカセットにおけるリボン展張レバー
の回動作動片とサーマル印字ヘッドの傾斜片との係合状
態を説明する断面図である。
【図9】この狭幅テープカセットをテープ印字装置に装
着するときのリボン展張レバーの回動状態を説明する図
である。
【図10】幅広テープカセットにおけるリボン展張レバ
ーの回動作動片とサーマル印字ヘッドの傾斜片との係合
状態を説明する断面図である。
【図11】幅広テープカセットをテープ印字装置に装着
するときのリボン展張レバーの回動状態を説明する図で
ある。
【図12】狭幅テープカセットの上蓋ケースと下蓋ケー
スとの係合状態を説明する断面図である。
【図13】幅広テープカセットの上蓋ケースと下蓋ケー
スとの係合状態を説明する断面図である。
【符号の説明】
10 テープカセット 16 テープケース本体 18 フィルムテープ 32 テープ出口 36 テープ受け部 58 サーマル印字ヘッド 64 テープカッタ 66 ハサミ固定刃 68 ハサミ可動刃 T 貼合わせテープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 23/28 B41J 3/36 B41J 11/70 B41J 15/04 B65H 35/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字手段と、可動刃及び固定刃からなる
    テープカッタを備えたテープ印字装置に装着されるテー
    プカセットであって、スプールに巻回された状態でカセ
    ットケース本体内に収容されているテープ状の被印字媒
    体が、その被印字面に前記印字手段により文字等が印字
    された後、テープカセットから送り出され、前記テープ
    カッタにより裁断されるテープカセットにおいて、カセットケース本体に、 前記印字後の被印字媒体を前記
    テープカッタの可動刃と固定刃との間に案内するよう
    に、前記固定刃に対してはり出して形成されている案内
    部を備えたことを特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】 前記テープカセットは、前記印字後の被
    印字媒体がカセットケース本体から送り出されるテープ
    出口を備え、前記案内部は、前記テープ出口に設けら
    れ、テープ出口に面している前記テープカッタ可動刃と
    固定刃との間に被印字媒体を案内することを特徴とする
    請求項1に記載のテープカセット。
  3. 【請求項3】 前記案内部は、被印字媒体の表面及び裏
    面と対向しつつ被印字媒体を前記テープカッタまで案内
    することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    テープカセット。
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