JP3448036B2 - 3相モータのトルクリップル低減のための位相歪み補償装置及びその方法 - Google Patents

3相モータのトルクリップル低減のための位相歪み補償装置及びその方法

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JP3448036B2
JP3448036B2 JP2001148183A JP2001148183A JP3448036B2 JP 3448036 B2 JP3448036 B2 JP 3448036B2 JP 2001148183 A JP2001148183 A JP 2001148183A JP 2001148183 A JP2001148183 A JP 2001148183A JP 3448036 B2 JP3448036 B2 JP 3448036B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4個のスイッチン
グ素子からなるインバータを用いた3相モータの回転速
度を制御するための3相モータのトルクリップル低減の
ための位相歪み補償回路に係るもので、詳しくは、上、
下段直流リンクコンデンサ間の電圧差を直接的または間
接的に検出し、検出された電圧差に応じてスイッチング
時間を調節してトルクリップルの発生を減少させ得る、
3相モータのトルクリップル低減のための位相歪み補償
装置及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、3相モータには、6個のスイッ
チング素子からなるインバータを使用していたが、イン
バータの原価を節減するために、近来は4個のスイッチ
ング素子を用いる方式が提案されている。このような従
来の、4個のスイッチング素子を用いたインバータを採
用する3相モータは、図6に示したように、交流電源を
整流した直流電圧が入力されて電力を貯蔵する上段及
び、下段直流リンクコンデンサ3、4と、それらのコン
デンサ3、4から直流電圧が供給されると、スイッチ制
御信号によってオン/オフされてモータを回転させるた
めの3相電圧を供給するB4インバータ2と、により構
成されており、上記の上、下段直流リンクコンデンサ
3、4間の連結点及び前記B4インバータ2の各スイッ
チアームにそれぞれ連結された3相モータ1を駆動する
ようになっていた。
【0003】以下、このように構成された従来の3相モ
ータの動作について、図面を用いて説明する。先ず、交
流電源が入力され、整流手段(未図示)により整流され
た直流電圧が直列に接続された上段及び、下段直流リン
クコンデンサ3、4に供給されると、それらの上、下段
直流リンクコンデンサ3、4は交代に充/放電を行う
が、このとき、それらの充/放電はB4インバータ2を
構成する各スイッチング素子のスイッチング状態によっ
て異なる。
【0004】そして、B4インバータ2は、図8に示し
たように、4つのタイプのスイッチング状態を有し、例
えば、3相モータ1がY結線のとき、A相のアームのス
イッチング状態をS1、B相のアームのスイッチング状
態をS2とすると、それらS1、S2はそれぞれ0、1
の2つのタイプのスイッチング状態を有する。ここで、
0は下段スイッチがオンになった状態、1は上段スイッ
チがオンになった状態をそれぞれ示したものである。
【0005】そして、<1、1>の状態、即ち、B4イン
バータ2を構成する4個のスイッチング素子中、上段の
2個のスイッチング素子のみがオンした状態では、上段
直流リンクコンデンサ3に充電された電圧V1は3相モ
ータ1に供給されるが、下段直流リンクコンデンサ4に
充電された電圧V2はモータ1に供給されない。一方、
<0、0>の状態、即ち、下段の2個のスイッチング素子
のみがオンした状態では、下段直流リンクコンデンサ4
に充電された電圧V2は3相モータ1に供給されるが、
上段直流リンクコンデンサ3に充電された電圧V1はモ
ータ1に供給されない。
【0006】また、<0、1>または<1、0>の状態で
は、上、下段直流リンクコンデンサ3、4の両方からモ
ータ1に電圧が供給される。このように電圧が供給され
て3相モータ1が回転するが、このとき、この3相モー
タ1を回転させるためには、図7に示したように、互い
に120°の位相差を有する3相の電圧Va、Vb、V
cが必要となる。
【0007】そのため、3相モータ1の1つの入力端子
は上段直流リンクコンデンサ3と下段直流リンクコンデ
ンサ4との連結点に接続され、残りの2つの入力端子は
上段スイッチング素子と下段スイッチング素子間の各ア
ームの中間点にそれぞれ接続されて、3相の電圧ベクト
ルが形成される。また、3相の平衡電圧と同様な効果を
有する電圧を形成するために、図7に示したように、上
段直流リンクコンデンサ3と下段直流リンクコンデンサ
4の間の連結点に接続された1つの相電圧の逆相の電圧
を残りの相電圧に印加して、2つの電圧ベクトルVu、
Vwを形成する。このように形成された各電圧Vu、V
wは、3相の平衡電圧と零相分(zero-phase-sequenc
e)の電圧を有する形態になるため、4個のスイッチを
使用して3相の平衡電圧を得ることができる。
【0008】ここで、各電圧ベクトルVu、Vwは、図
7に示したように、互いに60°の位相差を有し、3相
モータ1のc相がコンデンサ連結点に接続された場合、
電圧Vuはa相の相電圧Vaに比べて30°遅延され
る。従って、B4インバータ2のスイッチングロジック
を次式(1)のように構成すると、パルス幅変調(Puls
e width modulation、以下、PWMと略称す)により前
記3相モータ1を制御することが可能になる。 (式1)
【0009】
【数1】
【0010】ここで、Vu、Vwはそれぞれ電圧ベクトル
Vu、Vwを得るためのスイッチング素子のスイッチン
グ時間を決めるためのロジック信号電圧、θは回転子の
位置、maは変調率、Tsampはスイッチングサンプリング
時間、をそれぞれ示すものである。上式1において、モ
ータのc相が上段直流リンクコンデンサ3と下段直流リ
ンクコンデンサ4間の連結点に接続されたと仮定されて
おり、各電圧Vw、Vuは相互60°の位相差を有すると
共に、電圧Vuはa相の相電圧Vaよりも30°ほど遅
れることが分かる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】然るに、このような従
来の3相モータにおいては、インバータを構成する各ス
イッチング素子のスイッチング状態に従って、上段直流
リンクコンデンサ3と下段直流リンクコンデンサ4の各
電圧間に電圧差が発生して、3相の平衡電圧をモータに
印加することができないため、トルクリップルが発生し
て、円滑な速度制御を行うことができないという不都合
な点があった。
【0012】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたもので、インバータに電圧を供給する上、下段
直流リンクコンデンサ間の電圧差によってスイッチング
素子のスイッチング時間を調節して、トルクリップルの
発生を低減し得る、3相モータのトルクリップル低減の
ための位相歪み補償装置及びその方法を提供することを
目的とする。
【0013】また、本発明の他の目的は、インバータに
供給される上、下段直流リンクコンデンサ間の電圧差を
3相モータに流れる電流を利用して検出する方式を採用
してトルクリップルを低減し得る、3相モータのトルク
リップル低減のための位相歪み補償装置及びその方法を
提供することを目的とする。
【0014】
【0015】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明に係る3相モータのトルクリップル低減
のための位相歪み補償方法においては、3相モータを駆
動するためにインバータのA、B相アームの上段スイッ
チのスイッチング時間(Ta、Tb)をそれぞれ計算する第
1段階と、この計算された各スイッチング時間(Ta、T
b)の大きさを比較する第2段階と、第2段階の比較結
果に基づいて上記の各スイッチング時間(Ta、Tb)から
上記のA、B相アームのスイッチング素子の各スイッチ
ング状態(S1、S2)のうち、(0、0)の下段スイッチ
のオン時間(t1)及び(1,1)の上段スイッチのオン
時間(t3)をそれぞれ演算する第3段階と、この各スイ
ッチのオン時間(t1、t3)を演算した後、前記のインバ
ータの入力側に接続された上、下段直流リンクコンデン
サ間の連結点から流れる電流を検出し積分して、それら
の上、下段直流リンクコンデンサ間の電圧差を求める第
4段階と、この求められた電圧差を利用して前記の各ス
イッチング時間(Ta、Tb)の補償成分値(ΔTa、ΔTb)
をそれぞれ演算する第5段階と、前記の第1段階で計算
された各スイッチング時間(Ta、Tb)を上記の補償成分
値(ΔTa、ΔTb)により補正された新しいスイッチング
時間(Ta'、Tb')を生成して前記のインバータに供給す
る第6段階と、が順次行われる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に対
し、図面を用いて説明する。本発明に係る3相モータの
トルクリップル低減のための位相歪み補償装置の第1実
施形態においては、図1(B)に示したように、入力さ
れる交流電源をブリッジダイオードを利用して直流電圧
に整流する整流部12と、この整流された直流電圧を
充、放電させる上、下段直流リンクコンデンサ3、4
と、4個のスイッチング素子により構成され、各コンデ
ンサ3、4の電圧を受けて3相電圧を生成するB4イン
バータ2と、3相モータ1に連結された上、下段直流リ
ンクコンデンサ3、4間の連結点から流れる電流を検出
する電流検出器5と、この検出された電流を積分して各
コンデンサ3、4間の電圧差を求める積分器6と、3相
モータ1の回転速度ωr を検出する速度検出器7と、こ
の検出された回転速度ωr から回転子の位置θを検出す
る位置検出器9と、速度指令ωr *と速度検出器7により
検出された回転速度ωr と間の速度偏差を速度誤差とし
て求める減算器11と、求められた速度誤差によって3
相モータ1に印加される電圧の大きさを決定する速度制
御器10と、速度制御器10により決定された電圧の大
きさと、位置検出器9により検出された回転子の位置
と、積分器6により求められた上、下段直流リンクコン
デンサ3、4間の電圧差を利用して、B4インバータ2
のA、B相のスイッチング素子をスイッチングするため
の補償成分を計算し、この補償成分により補正されたス
イッチング時間を出力してモータの速度を制御する電圧
指令発生器8と、を備えて構成され、このとき、上、下
段直流リンクコンデンサ3、4の連結点及びB4インバ
ータ2の各スイッチアームは3相モータ1に接続されて
いる。
【0017】以下、このように構成された本発明に係る
3相モータのトルクリップル低減のための位相歪み補償
装置の第1実施形態の動作について、図面を用いて説明
する。一般に、B4インバータ2は、図8に示したよう
に、4つのタイプのスイッチング状態を有する。図中の
A、B、CはそれぞれモータのA、B、C巻線を表す。
例えば、3相モータ1がY結線のとき、A相のアームの
スイッチング状態をS1、B相のアームのスイッチング
状態をS2とすると、それらS1、S2はそれぞれ0、
1の2つのタイプのスイッチング状態を有する。ここ
で、0は下段スイッチが全てオンになった状態、1は上
段スイッチが全てオンになった状態を示す。
【0018】この場合、各スイッチング状態S1、S2
が<0、0>の場合、即ち、B4インバータ2を構成する
4個のスイッチング素子の中の、上段のスイッチング素
子は全てオフ状態で、下段のスイッチング素子のみが全
てオン状態であるとき、各相の電圧は図8(A)に示し
た通りである。図中、C相は、上、下段直流リンクコン
デンサ3、4間の連結点に連結され、V1は上段直流リ
ンクコンデンサの電圧を、V2は下段直流リンクコンデ
ンサの電圧を、それぞれ示したものである。
【0019】一方、各スイッチング状態S1、S2が<
0、1>であるとき、即ち、A相アームのスイッチング状
態S1は下段のスイッチング素子のみがオンし、B相ア
ームのスイッチング状態S2は上段のスイッチング素子
のみがオンしたとき、各相の電圧は図8(B)に示した
通りである。また、各スイッチング状態S1、S2が<
1、0> であるとき、即ち、A相アームのスイッチング
状態S1は上段のスイッチング素子のみがオンし、B相
アームのスイッチング状態S2は下段のスイッチング素
子のみがオンしたとき、各相の電圧は図8(C)に示し
た通りである。
【0020】更に、各スイッチング状態S1、S2が<
1、1>であるとき、即ち、下段のスイッチング素子は全
てオフし、上段のスイッチング素子は全てオンしたと
き、各相の電圧は図8(D)に示した通りである。な
お、図8(A)の各スイッチング状態S1、S2が<
0、0>の場合、即ち、下段のスイッチのみが全てオンし
ている状態を基準にして電圧ベクトルを表示すると、図
9に示したようになる。ここでu1 〜u4 の電圧ベクト
ルは、各スイッチング状態(<0、0>〜<0、1>)にお
ける、モータに印加される相電圧の正相分(対称分)の
電圧ベクトルである。
【0021】また、図10は、図9に示した直交する両
軸の4つの電圧ベクトルに対する実数成分値Re及び虚
数成分値Imをそれぞれ示したもので、図中、u1 〜u
4 は印加電圧、t1〜t4はスイッチング時間をそれぞ
れ示したものである。以下、図面を参照してB4インバ
ータ2の電圧歪み現象を説明する。先ず、B4インバー
タ2に電圧を供給する上段直流リンクコンデンサ3の電
圧V1と下段直流リンクコンデンサ4の電圧V2との大
きさが同じであるとき(V1=V2)、B4インバータ
2の4個の電圧は、図11の左側に示したように、直交
するように表示されるが、下段直流リンクコンデンサ4
の電圧V2が上段直流リンクコンデンサ3の電圧V1よ
りも大きいときは、図10に示したように、(1/2)
(V2−V1)の実数成分値Reが正の値を有するた
め、u2 (1、0)及びu4 (0、1)は、図11の右側に
示したように、Im軸に対して右側に傾いた電圧ベクト
ルを有すると共に、u1 (0、0)がu3 (1、1)よりも
大きくなる結果になる。
【0022】従って、B4インバータ2に電圧指令ベク
トルを形成するためのスイッチング時間を与えても、
上、下段直流リンクコンデンサ3、4間の電圧差によっ
て、図12の右側に示したように、電圧ベクトルの歪み
(各相電圧の基本波成分の大きさのアンバランス及び位
相のずれ)が発生する。尚、図12は図9のu1 〜u4
ベクトルを所定のアルゴリズムに基づいたスイッチング
パターンに従って選択し、その大きさを決定してベクト
ル加算することにより、モータ印加電圧をその指令値V
* に合わせる過程を例示したものである。
【0023】ところが、上、下段直流リンクコンデンサ
3、4間に電圧差がないとき、即ち、V1=V2の場合
は、図12の左側に示したような正常な電圧指令V*
印加されるので、電圧差による歪み現象を補償するため
には、演算されたスイッチング時間を補償すべきであ
る。即ち、電圧差による歪みを減少させるとき、V2>
V1の場合は、上述のように印加電圧がIm軸に対して
右側に傾くため、計算されたu1 の印加時間t1を減少
させる一方、u3 の印加時間t3は増大させる。このと
き、印加時間の増大幅はV1−V2またはV2−V1に
表示される、t1及びt3に歪み分が比例するため、印
加時間の変化量も考慮すべきである。
【0024】そして、本発明では、図9に示したように
直交する電圧ベクトルを有するように、B4インバータ
2の各スイッチング素子をオンまたはオフさせるための
パルス幅変調PWMパルスのオン時間をTsampの中
心(center)に合わせたセンター整列PWM(Center
Aligned PWM)パルスを生成する(図13及び図14参
照)。
【0025】図13は、Ta>Tbの場合を示したもの
で、B4インバータ2の4個のベクトルにおいて各電圧
1 、u2 、u3 を利用する領域Iに電圧指令ベクトル
があることを表示する。図中、TaはA相アームの上段
スイッチのスイッチング時間、TbはB相アームの上段
スイッチのスイッチング時間をそれぞれ示したものであ
る。
【0026】図13(B)は、図13(A)の指令電圧
ベクトルを発生させるPWMパルスを示した波形図であ
る。図13の領域Iに示されたように、下段直流リンク
コンデンサ4の電圧V2が上段直流リンクコンデンサ3
の電圧V1よりも大きいとき、実際に計算された電圧を
そのまま印加すると、u1 の大きさはV1=V2のとき
よりも大きくなる一方、u3 は小さくなるため、上、下
段直流リンクコンデンサ3、4間の電圧差による歪みを
補償するためには、u1 の印加時間であるt1は減少さ
せて、u3 の印加時間であるt3を増大させるべきであ
る。
【0027】ここで、図13(B)に示したように、ス
イッチングサンプリング時間をTsampとすると、t
1=Tsamp−Ta、t3=Tbと表示される。従っ
て、V2>V1のとき、電圧差による歪みを補償するた
めに、印加時間t1は減少させ、印加時間t3は増大さ
せるべきであるため、Ta及びTbの両方を増加させ
る。
【0028】一方、V1>V2のときは上記のV2>V
1の場合と反対に、u1 の印加時間t1は増大させ、u
3 の印加時間t3を減少させて電圧差による歪みを補償
すべきであるが、このとき、Ta及びTbの両方を減少
させると良い。また、図14の領域IIに示したように、
下段直流リンクコンデンサ4の電圧V2が上段直流リン
クコンデンサ3の電圧V1よりも大きい場合、図13の
場合と同様に実際に計算された電圧をそのまま印加する
と、u1 が大きくなって、u3は小さくなるため、上、
下段直流リンクコンデンサ3、4間の電圧差による歪み
を補償するときには、u1 の印加時間t1は減少させ
て、u3 の印加時間t3は増大させるべきである。
【0029】ここで、図14(B)に示したように、ス
イッチングサンプリング時間をTsampとすると、t
1=Tsamp−Tb、t3=Taと表示される。従っ
て、V2>V1のとき、電圧差による歪みを補償するた
めに、印加時間t1は減少させ、印加時間t3は増大さ
せるべきであるが、このとき、Tb及びTaは両方とも
増加される。
【0030】一方、V1>V2のときは前記V2>V1
ときと反対に、印加時間t1は増大させ、印加時間t3
は減少させて、電圧差による歪みを補償することができ
る。結局、領域に拘わらず、下段直流リンクコンデンサ
4の電圧V2が上段直流リンクコンデンサ3の電圧V1
よりも大きいときは、Ta、Tbの両方を増加させる
が、上段直流リンクコンデンサ3の電圧V1が下段直流
リンクコンデンサ4の電圧V2よりも大きいときは、T
a、Tbの両方を減少させるべきである。
【0031】以下、上、下段直流リンクコンデンサ3、
4間の電圧差を電流検出器5を利用して検出する方法に
対して説明する。先ず、図15に示したように、整流部
12、上、下段直流リンクコンデンサ3、4及びB4イ
ンバータ2を等価回路で示すと、例えば、C相が各上、
下段直流リンクコンデンサ3、4間の連結点に連結され
た場合、各スイッチング状態における電流は、図16に
示したように表示される。
【0032】なお、前記図15の等価回路を数式で示す
と、次式2に示したようになる。 (式2)
【0033】
【数2】
【0034】ここで、Lleakは漏洩インダクタンス、C
1、C2は各直流リンクコンデンサ3、4の容量、R
1、R2はそれらコンデンサ3、4の直流等価抵抗、V
D はダイオードD1、D2の順電圧降下を、それぞれ示
したものである。そして、図15に示した、上、下段直
流リンクコンデンサ3、4間の電圧差V2−V1は、次
式3のように表示することができる。 (式3)
【0035】
【数3】
【0036】上式3において、上、下段直流リンクコン
デンサ3、4の容量が同じで(C=C1=C2)、各抵
抗R1、R2による電圧降下を無視すると、次式4のよ
うに表示することができる。 (式4)
【0037】
【数4】
【0038】上式4において、idc1−idc2は、上、下
段直流リンクコンデンサ3、4間の連結点から流れる電
流値を示したもので、図16に示したように、スイッチ
ング状態に拘わらずidc1−idc2=−icsであること
が分かる。従って、下段直流リンクコンデンサ4の電圧
V2と上段直流リンクコンデンサ3の電圧V1間の電圧
差は、次式5のように表示され、これは各直流リンクコ
ンデンサ3、4間の連結点から流出する電流の積分値に
該当する。 (式5)
【0039】
【数5】
【0040】このように、上、下段直流リンクコンデン
サ3、4の各電圧V1、V2を直接的に検出しなくて
も、電流検出器5及び積分器6を利用して各電圧V1、
V2を間接的に検出することができるため、それらの電
圧差も間接的に検出することができる。一方、上、下段
直流リンクコンデンサ3、4間の電圧差の補正量は、
(下段直流リンクコンデンサ4の電圧V2)−(上段直
流リンクコンデンサ3の電圧V1)、または、(上段直
流リンクコンデンサ3の電圧V1−下段直流リンクコン
デンサ4の電圧V2)のように、それら上、下段直流リ
ンクコンデンサ3、4間の電圧差によって決定され、こ
のとき、u1 ベクトルの印加時間t1及びu3 ベクトル
の印加時間t3の補正量は上記V1、V2の電圧差の歪
みの程度に比例する。
【0041】図13の領域Iにおける補正量は次式6の
ように表現される。 (式6) ΔTa=k×(V2−V1)×t1 ΔTb=k×(V2−V1)×t3 ここで、kは補正定数である。
【0042】上式6から見ると、V2>V1の場合、Δ
Ta、ΔTbは正となり、上述したように増加するが、V1
>V2の場合は反対にΔTa、ΔTbは負となり、減少する
ことが分かる。そして、図14の領域IIにおける補正量
は次式7のように表現される。 (式7) ΔTa=k×(V2−V1)×t3 ΔTb=k×(V2−V1)×t1 ここで、kは補正定数である。
【0043】上式6及び7から、図13の領域Iにおけ
るTaの増減はt1 の増減と関係があり、図14の領域
IIにおけるTaの増減はt3 と関係があることが分か
る。そして、本発明に係る3相モータのトルクリップル
低減のための位相歪み補償装置の第1実施形態の変更例
として、永久磁石同期モータ(Permanent magnetsynch
ronous motor、PMSM)の場合は、図5に示したよう
に、電流検出器5及び積分器6の代わりにダイオード及
びコンデンサからなる電流検出器5’を利用して電流の
大きさのみを検出して、上、下段直流リンクコンデンサ
3、4間の電圧差を検出するように構成することもでき
る。
【0044】この場合、誘起電圧と相電流とを一致させ
て制御を行うため、モータの回転子の位置が分かれば、
上、下段直流リンクコンデンサ3、4間の連結点に流れ
る電流がC相であると仮定するとき、C相の電流ics
次式のように表現することができる。
【0045】
【数6】
【0046】従って、電流検出器5’を利用して電流の
大きさが検出されると、モータの速度及びモータの回転
子位置を利用して上式中の三角関数演算を行って、上、
下段直流リンクコンデンサ間の電圧差を求めることがで
きる。また、本発明に係る3相モータのトルクリップル
減少のための位相歪み補償装置の第2実施形態として、
図1(A)に示したように、電流検出器5及び積分器6
の代わりに電圧検出器14を利用して上、下段直流リン
クコンデンサ3、4間の電圧差を直接検出するように構
成し、その他は上記の第1実施形態と同様に構成して使
用することもできる。
【0047】以下、本発明に係る3相モータのトルクリ
ップル低減方法について、図2に基づいて説明する。先
ず、整流部12に印加される交流電源をブリッジダイオ
ード(未図示)を利用して直流電圧に整流した後、上、
下段直流リンクコンデンサ3、4に出力してそれら上、
下段直流リンクコンデンサ3、4を充電させる。
【0048】次いで、この充電されたコンデンサ電圧が
B4インバータ2の各スイッチング素子に与えられる
と、それらのスイッチング素子のオンまたはオフ動作に
より、3相モータ1が回転する。次いで、速度検出器7
は3相モータ1の回転速度ωr を検出してその出力を減
算器11及び位置検出器9にそれぞれ与え、位置検出器
9はモータ1の回転速度ωr から回転子の位置θを求め
て電圧指令発生器8に出力する。
【0049】次いで、電圧指令発生器8はインバータ2
のA、B相のアームの上段スイッチのスイッチング時間
Ta、Tbを次式のように求める(S100)。 Ta=[1/2+(1/2)ma×sin(θ−π/6)]×T
samp Tb=[1/2+(1/2)ma×sin(θ−π/2)]×T
samp、 ここで、θは式1のVu、Vwのロジック信号電圧のPW
M変調により決まる回転子位置角の値、maは変調率、
Tsampはスイッチングサンプリング時間を示したも
のである。
【0050】次いで、上記のように求めたA相アームの
スイッチング時間TaとB相アームのスイッチング時間
Tbとの大きさを比較する(S110)。比較の結果、A相
アームのスイッチング時間TaがB相アームのスイッチ
ング時間Tbよりも大きいときは、ベクトルu1 (0、
0)の印加時間t1及びベクトルu3 (1、1)の印加時
間t3をt1=Tsamp−Ta、t3=Tbによりそ
れぞれ求め(S120)、一方、B相アームのスイッチング
時間TbがA相アームのスイッチング時間Taよりも大
きいときは、ベクトルu1 (0、0)の印加時間t1及び
ベクトルu3 (1、1)の印加時間t3をt1=Tsam
p−Tb、t3=Taによりそれぞれ求める(S130)。
【0051】次いで、3相モータ1の速度制御を行うた
めに速度指令ωr *を出力し、この速度指令ωr *から速度
検出器7により検出された3相モータ1の速度ωr を減
算器11により減算して速度誤差を求めた後、速度制御
器10に出力する。次いで、速度制御器10は減算器1
1から出力された速度誤差に基づいて電圧指令発生器8
に印加すべき電圧の大きさを指令として出力する。
【0052】このとき、電流検出器5は各直流リンクコ
ンデンサ3、4間の連結点から3相モータ1へ流れる電
流を検出して積分器6に伝達し、積分器6は上記の検出
された電流を積分して得た電圧を電圧指令発生器8に出
力する。このとき、上記の積分して得た電圧は、下段直
流リンクコンデンサ4の電圧V2と上段直流リンクコン
デンサ3の電圧V1との差に該当する。
【0053】また、上記の電流検出器5及び積分器6の
代わりに、図1(A)に示したように、電圧検出器14
を利用して、上、下段直流リンクコンデンサ3、4の電
圧V1、V2をそれぞれ求めて、それら直流リンクコン
デンサ3、4の電圧差を直接求めることも可能で、この
ように求められた電圧差は前記電圧指令発生器8に与え
られる。
【0054】次いで、電圧指令発生器8は、速度制御器
10により求められた電圧指令と、位置検出器9により
求められた回転子の位置θと、電圧検出器14または、
電流検出器5及び積分器6により検出された電圧差と、
による各印加時間の補償成分ΔTa、ΔTbを計算する(S1
40、S150)。次いで、上記の各補償成分ΔTa、ΔTbと上
記の段階S100で計算されたA、B相アームの各スイ
ッチング時間Ta、Tbとを加算して、補償成分値が加
えられた新しいスイッチング時間Ta’、Tb’を次式
のように生成して、インバータ2に与える(S160)。 Ta'=Ta+ΔTa Tb'=Tb+ΔTb 次いで、この各スイッチング時間Ta’、Tb’により
インバータ2の各スイッチング素子がオンまたはオフさ
れることによって生成される電圧を3相モータ1に出力
してモータ1を回転させる。
【0055】図3(A)は、補償が行われてないとき、
3相モータ1を回転させるための速度指令及び実際速度
を示した波形図で、図3(B)は、3相電流をそれぞれ
示した波形図で、図示されたように、図3(A)では、
速度指令50rpmに対して速度リップルがかなり存在
することが確認され、図3(B)では、3相の平衡され
た電圧が印加された場合、120゜の位相差を有する3
相平衡電流が生成されるべきであるが、B相の電流ib
sがA、C相の電流ias、icsに比べて小さく、
B、C相の位相はほぼ同相であることが分かる。
【0056】これは、B4インバータ2において、上、
下段直流リンクコンデンサ3、4間の電圧差による印加
電圧のベクトルが指令値の電圧ベクトルとはかなり歪ま
されてあるためであって、3相平衡電圧が印加されず、
このような電圧の歪みのため、モータにトルクリップル
が発生して、速度リップルを招く結果となる。併し、本
発明に係る3相モータのトルクリップル低減のための位
相歪み補償装置を用いて図3と同様の条件下で補償を行
った場合は、図4(A)に示したように、速度指令と実
際の速度とを比較した結果、速度波形のリップルがかな
り減少され、図4(B)に示したように、3相電流ia
s、ibs、icsの各位相差が120゜を維持するこ
とが確認され、また、図4(C)に示したように、直流
リンク電圧Vdcが上、下段直流リンクコンデンサ3、
4の電圧V1、V2の和であり、V1とV2がほぼ等し
くなっていることが分かる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る3相
モータのトルクリップル低減のための位相歪み補償装置
及びその方法においては、上、下段直流リンクコンデン
サ間の電圧差によってスイッチング時間を調節して、ト
ルクリップルの発生が減少されるため、円滑な速度制御
を行い得るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A),(B)は本発明に係る3相モータのト
ルクリップル低減のための位相歪み補償装置の各実施例
を示した回路図である。
【図2】本発明に係る3相モータのトルクリップル低減
方法を示したフローチャートを示す図である。
【図3】(A),(B)は電圧歪みを補償する前の速度
波形及び3相電流の波形をそれぞれ示した波形図であ
る。
【図4】(A),(B),(C)は電圧歪みを補償した
後の速度波形、3相電流及び上、下段直流リンクコンデ
ンサの波形をそれぞれ示した図である。
【図5】図1(B)の変更例として、電流検出器及び積
分器の代わりに使用される電流検出器を示した回路図で
ある。
【図6】従来の3相モータを示した回路図である。
【図7】図6の3相モータを回転させるための、相互に
120°の位相差を有する3相電圧ベクトルと、相互に
60°の位相差を有する2相電圧ベクトルとを示した説
明図である。
【図8】(A)〜(D)は図6の各スイッチング素子の
スイッチング状態による電圧分配状態をそれぞれ示した
説明図である。
【図9】図8(A)を基準に、4つのタイプの電圧ベク
トルを示した説明図である。
【図10】図9の各スイッチング状態S1、S2でのモ
ータ印加電圧ベクトルの実数成分及び虚数成分を示した
テーブルである。
【図11】図9において、下段直流リンクコンデンサの
電圧V2が上段直流リンクコンデンサの電圧V1よりも
大きいときの電圧ベクトルを示した説明図である。
【図12】図9において下段直流リンクコンデンサの電
圧V2が上段直流リンクコンデンサの電圧V1よりも大
きいとき、指令速度を与えるための理想的な印加電圧及
び実際に加えられる印加電圧を示した電圧ベクトル図で
ある。
【図13】(A),(B)はインバータのA相アームの
スイッチング時間がB相アームのスイッチング時間より
も大きい領域Iのスイッチング波形を示した説明図であ
る。
【図14】(A),(B)はインバータのB相アームの
スイッチング時間がA相アームのスイッチング時間より
も大きい領域IIのスイッチング波形を示した説明図であ
る。
【図15】整流部、上、下段直流コンデンサ及びインバ
ータの等価回路図である。
【図16】図15の3相モータのC相が上、下段直流リ
ンクコンデンサの連結点に連結されたとき、各スイッチ
ング状態における上記の連結点から流れる電流を示した
テーブルである。
【符号の説明】
1…3相モータ 2…B4インバータ 3…上段直流リンクコンデンサ 4…下段直流リンクコンデンサ 5…電流検出器 5’…電流検出器 6…積分器 7…速度検出器 8…電圧指令発生器 9…位置検出器 10…速度制御器 11…減算器 12…整流部 13…入力電源 14…電圧検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チョン ダル ホ 大韓民国,ソウル,マポ−ク,ドーワ 1−ドン,357,ヒュンダイ アパート メント 104−408 (56)参考文献 特開 平11−136994(JP,A) 特開 平11−89239(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 5/408 - 5/412 H02P 7/628 - 7/632 H02P 21/00 H02M 7/42 - 7/98 WPI(DIALOG)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3相モータを駆動するためにインバータ
    の2相(A、B相)のアームの上段スイッチのスイッチ
    ング時間(Ta、Tb)をそれぞれ計算する第1段階と、 計算された各該スイッチング時間(Ta、Tb)の大きさを
    比較する第2段階と、 該第2段階における前記各スイッチング時間(Ta、Tb)
    の大きさの比較結果に基づいて前記A、B相アームの各
    スイッチング状態(S1、S2)中2相共、下段スイッチが
    オンするオン時間(t1)及び上段スイッチがオンする
    オン時間(t3)をそれぞれ演算する第3段階と、 前記各スイッチのオン時間(t1、t3)を演算した
    後、前記インバータの入力側に接続された上、下段直流
    リンクコンデンサの連結点から流れる電流を検出し積分
    して、該上、下段直流リンクコンデンサ間の電圧差を求
    める第4段階と、 前記の求められた電圧差を利用して前記各スイッチング
    時間(Ta、Tb)の補償成分値(ΔTa、ΔTb)をそれぞれ
    演算する第5段階と、 前記第1段階で計算された各スイッチング時間(Ta、T
    b)を前記補償成分値(ΔTa、ΔTb)によって補正した
    新しいスイッチング時間(Ta'、Tb')を生成して前記イ
    ンバータに供給する第6段階と、 を順次行うことを特徴とする3相モータのトルクリップ
    ル低減のための位相歪み補償方法。
  2. 【請求項2】 前記下段直流リンクコンデンサの電圧
    (V2)が前記上段直流リンクコンデンサの電圧(V
    1)よりも大きいときは、前記各スイッチング時間(T
    a、Tb)を両方とも増加させるが、前記下段直流リンク
    コンデンサの電圧(V2)が前記上段直流リンクコンデ
    ンサの電圧(V1)よりも小さいときは、前記各スイッ
    チング時間(Ta、Tb)を両方とも減少させることを特徴
    とする請求項に記載の3相モータのトルクリップル低
    減のための位相歪み補償方法。
  3. 【請求項3】 前記第1段階の各スイッチング時間(T
    a、Tb)は、次式 Ta=[1/2+1/2ma×sin(θ−π/6)]×Tsamp Tb=[1/2+1/2ma×sin(θ−π/2)]×Tsamp、 (ここで、θは回転子位置角、maは変調率、Tsampはス
    イッチングサンプリング時間を示す)により計算される
    ことを特徴とする請求項に記載の3相モータのトルク
    リップル低減のための位相歪み補償方法。
  4. 【請求項4】 前記第3段階の下段スイッチのオン時間
    (t1)及び上段スイッチのオン時間(t3)は、 Ta≧Tbの場合、式t1=Tsamp−Ta、t3=Tb、 Ta<Tbの場合、式t1=Tsamp−Tb、t3=Ta、 により計算されることを特徴とする請求項に記載の3
    相モータのトルクリップル低減のための位相歪み補償方
    法。
  5. 【請求項5】 前記第5段階の前記各スイッチング時間
    の前記補償成分値(ΔTa、ΔTb)は、 Ta≧Tbの場合、式 ΔTa=k×(V2−V1)×t1、ΔTb=k×(V2−V1)×t3、 Ta<Tbの場合、式 ΔTa=k×(V2−V1)×t3、ΔTb=k×(V2−V1)×t1、 により計算されることを特徴とする請求項に記載の3
    相モータのトルクリップル低減のための位相歪み補償方
    法。
  6. 【請求項6】 前記第6段階の新しいスイッチング時間
    (Ta'、Tb')は式、Ta'=Ta+ΔTa、Tb'=Tb+ΔTbによ
    り計算されることを特徴とする請求項に記載の3相モ
    ータのトルクリップル低減のための位相歪み補償方法。
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