JP3447932B2 - 誘導電動機の制御方法及び装置 - Google Patents

誘導電動機の制御方法及び装置

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JP3447932B2
JP3447932B2 JP29958697A JP29958697A JP3447932B2 JP 3447932 B2 JP3447932 B2 JP 3447932B2 JP 29958697 A JP29958697 A JP 29958697A JP 29958697 A JP29958697 A JP 29958697A JP 3447932 B2 JP3447932 B2 JP 3447932B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変電圧、可変周
波数の交流電圧を出力して誘導電動機を可変駆動する誘
導電動機の制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インバータにより誘導電動機を駆動する
場合、電動機に印加する交流電圧の電圧と周波数の比
(V/F)を一定にして可変駆動するV/F一定制御方
式は、簡単な構成になるため、広く使用されている。し
かしながら、このV/F一定制御方式は、電動機に加わ
る負荷が軽くなるにつれて余分な励磁電流が流れ、効率
の良い運転ができなかったり、極低速度の範囲では有効
トルクが十分確保できなかった。この点を解決するた
め、種々の方法が提案されている。例えば、一例として
特開昭62−244297号公報には、有効電流と無効
電流に分離し、有効成分からすべり周波数を算出して電
動機を制御する技術が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、電動機を加速するとき、電動機の電流が負
荷トルクと対応しないため、低速時とか無負荷時に励磁
電流が増加する。このような状態で電動機を加速しよう
とすると、過励磁になったり、効率が低下したり、加速
できなかったりする問題が発生する。また、電動機の回
転数を検出しないセンサレス方式において、比例積分方
式の電流制御を持たない方式では、V/F一定方式であ
るため、インバータが過電流になったり、始動時に過大
電流が流れ、そのため、インバータ装置は過電流を検出
し、制御装置がトリップして正常な運転ができなくな
る、という問題が発生する。
【0004】本発明の課題は、上記従来技術の問題点を
解決し、電動機が低速時でも無負荷時でも過励磁になら
ず、効率よく、スムーズに加減速し、電動機の負荷が増
加しても、電動機に発生する過電流を防止し、安定した
運転を可能にする誘導電動機の制御方法及び装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、電動機の定格周波数、演算のためのサンプリング時
間、3相正弦波を作るテーブルのデータ数に基づいて定
格角速度を生成し、運転時には、定格角速度と加速時間
から加速角速度を演算し、サンプリング時間毎に初期角
速度に加速角速度を加算して出力角速度を生成し、
方、電動機の負荷の増加に伴うトルク電流を検出すると
共に、トルク設定電流を定め、トルク電流が設定電流よ
り大きい時は、トルク電流とトルク設定電流の差から偏
差電流を生成し、偏差電流が零から電流偏差最小値まで
の範囲を比例定数最小値として、また、比例定数最小値
より大きい所定値を比例定数最大値として、また、比例
定数最小値と比例定数最大値までの範囲であって偏差電
流と電流偏差最小値の差に比例する定数を比例定数とし
て可変比例定数を定め、偏差電流と可変比例定数の乗算
から電流角速度を生成し、出力角速度から電流角速度を
減算して電流角速度制御を実行し、トルク電流がトルク
設定電流より小さくなった時は、出力角速度と定格角速
度を比較し、出力角速度が定格角速度より小さい場合
出力角速度に加速角速度を加算し、出力角速度が定格角
速度より大きくなった場合、出力角速度から加速角速度
を減算して加速減速制御を実行し、電動機を定常運転に
移行する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態を示す。
図1において、交流電源1に接続される整流器2は交流
電圧を直流電圧に変換する。整流器2の直流出力側には
平滑コンデンサ3が並列に接続される。PWMインバー
タ4は、平滑コンデンサ3に接続され、直流電圧を可変
電圧、可変周波数の3相交流電圧に変換する。誘導電動
機5はPWMインバータ4の出力側に接続される。ここ
で、6は電動機の瞬時電流を検出する電流変流器(C
T)、6−1、6−2、6−3はU相、V相、W相の電
流を検出するホールCTである。7は電動機を制御する
制御部、8は一定時間Ts毎に演算させるためのサンプ
リングタイマであり、制御部7の演算の間隔はTsに依
存する。
【0007】制御部7は、指令部9、加減速制御部1
0、A/D変換器11、電流変換器12、すべり演算部
13、電流角速度制御部14、電流制御減算器15、電
流制御判別回路16、加減速電流制御切換器17、角速
度指令部18、すべり加算器19、積算回路20、磁束
電流指令部21、電動機定数回路22、ベクトル演算部
23、PWM発生回路24からなる。指令部9は、電動
機5の運転周波数を指令する周波数指令9−1、加速レ
ート減速レートを指令する加減速指令9−2、電動機の
起動停止を指令する起動停止指令9−3、電流角速度制
御の定数を設定する定数設定9−4、電流角速度制御を
動作させるか否を決定する設定電流9−5からなる。加
減速制御部10は、周波数指令9−1を受け、電動機が
始動時から定格周波数に到達するまでの角速度を加速レ
ートに基づいて加速角速度を加算し、停止命令時には減
速レートに基づいて減速角速度を減算する。そして、加
減速電流制御切換器17のa接点を介して角速度指令部
18に与える。角速度指令部18は、角速度指令ωout
を出力する。A/D変換器11は、電動機の交流電流i
u,iv,iwのアナログ瞬時値をサンプリングTs毎
にディジタル値Iu,Iv,Iwに変換する。電流変換
器12は、3相の相電流を2相のα−β軸に変換し、さ
らに回転座標のd−q軸に変換する。その結果トルク電
流成分Iqfと励磁電流成分Idfを出力する。すべり
演算部13は、トルク電流成分Iqfと励磁電流成分I
dfからすべり角速度ωsを演算する。すべり加算器1
9は、角速度指令ωoutとすべり角速度ωsを加算し、駆
動角速度ωdrを得る。このため、電動機回転数はより指
令値に精度良く一致する。電流角速度制御部14は、負
荷等が増加し、トルク電流成分Iqfが設定電流9−5
より大きくなったときに動作する。ここで、電流角速度
制御部14は指令部9から初期始動時に定数設定9−4
及び設定電流9−5のデータを記憶する。運転時には、
電流変換器12で得たトルク電流成分Iqfと設定電流
9−5を比較し、トルク電流成分Iqfが設定電流9−
5より大きくなったとき、トルク電流成分Iqfと設定
電流9−5との偏差に応じて電流角速度ωiを生成し、
角速度指令部18の出力角速度ωoutの値から電流角速
度ωiを電流制御減算器15を介して減算する。一方、
電流制御判別回路16は、トルク電流成分Iqfが設定
電流9−5より大きくなったことを判別し、トルク電流
加減速電流制御切換器17のb接点と接続して角速度指
令部18に与える。その結果、角速度指令部18の角速
度ωoutは低下して電動機5の回転数をさげ、負荷を軽
減させる。このため、トルク電流成分Iqfは低下す
る。そして、トルク電流成分Iqfが設定電流9−5よ
り小さくなったことを電流制御判別回路16により検出
したとき、加減速電流制御切換器17は再びa接点を選
択し、加減速制御を行い、加速する。このように、加減
速制御と電流角速度制御はトルク電流成分Iqfの大き
さが設定電流値9−5を境に切り換えられるため、過負
荷のときは定格角速度より小さい値で運転されることに
なる。積算回路20は、駆動角速度ωdrをサンプリング
Ts毎に積算し、位相θを得る。磁束電流指令部21
は、電動機の励磁電流指令値Id*を出力する。電動機
定数回路22は、駆動角速度ωdrと励磁電流指令値Id
*と電動機トルク電流Iqfを入力し、電動機の1次換
算推定抵抗値r1、1次換算総合インダクタンスLσ、
一次リアクタンスL1からq軸トルク電圧成分V1qと
d軸励磁電圧成分V1dを得る。ベクトル演算部23
は、q軸トルク電圧成分V1q、d軸励磁電圧成分V1
dからベクトル演算し、電動機印加電圧の大きさVu,
Vv,Vwを得る。PWM発生回路24は、3相交流電
圧Vu,Vv,Vwと三角波等の搬送波と比較し、PW
MパルスTu,Tx,Tv,Ty,Tw,Tzを作る。
このPWMパルスをインバータ4の半導体素子のゲート
に印加し、所望の周波数及び交流電圧を電動機に加えて
駆動する。
【0008】次に、本実施形態を詳細に説明する。ま
ず、図3を用いて、定格周波数Fdefと正弦波発生の原
理を示す。図3−1はサンプリング時間Ts毎に定格角
速度ωdefを加算する状態、図3−2は正弦波と余弦波
を360度分格納する正弦波、余弦波テーブル、図3−
3は定格周波数Fdefの時の定格角速度ωdefと位相θと
正弦波、余弦波を示す。いま、正弦波と余弦波がそれぞ
れNtb個のテーブル数が有るとすると、電動機の定格周
波数Fdefの1周期の時間幅Tdefは、1/Fdefで求ま
る。1周期のサンプル回数Nsnpは、(数1)式により
演算できる。この時は正弦波を発生させるための電気角
360度を表現するテーブル数Ntbとすると、定格角速
度ωdefは(数2)式を用いて演算する。
【数1】
【数2】 ここで、サンプリング時間Ts毎にωdefを積算すると、
(数3)により位相θが求まる。
【数3】 (数3)式の積算結果を図3−2のテーブルのアドレス
としてひくと、sinθ、cosθが求り、θの積算結
果がテーブル数Ntbより大きくなった時、θの値を零に
して積算すれば、連続的な正弦波と余弦波が得られる。
【0009】つぎに、電動機の加速時と減速時に関して
説明する。電動機の始動時、電動機が始動周波数から定
格周波数Fdefまで加速する加速時間をTaとする。定格
周波数Fdefまで加速するサンプル回数Nsnaは、サンプ
リング時間Tsと加速時間Taから(数4)式を用いて求
める。加速角速度ωaは定格角速度ωdefとサンプル回数
Nsnaから(数5)式により求める。
【数4】
【数5】 角速度出力ωoutが定格角速度ωdefに到達しない時は角
速度出力ωoutに(数5)式で得られた加速角速度ωaを
加算する。すなわち(数6)式に従い加算する。また、
角速度出力ωoutが定格角速度ωdefに到達した時は、角
速度出力ωoutに(数5)式で得られた加速角速度ωaを
減算する。すなわち(数7)式に従い減算する。
【数6】
【数7】 電動機の運転中、停止命令が発生されると、(数8)式
に従い、減速角速度ωdを出力角速度ωoutから減算し、
出力角速度が停止角速度以下に達すると、電動機を停止
する。
【数8】
【0010】図2に、本実施形態の加減速制御部10の
詳細ブロックを示す。まず、電動機の始動から加速して
定格回転数に上昇する状態を説明する。図2において、
始動時には始動(初期)角速度ωfwを出力角速度部10
−4に格納する。電動機はこの始動(初期)角速度ωfw
で初動回転する。続いて、運転指令定格周波数値部9−
1−1から定格周波数Fdefと始動命令を発すると、角
速度変換器10−1は周波数指令を角速度指令ωrefに
変換する。一方、加速指令部9−2−1は加速減速スイ
ッチ10−2のa接点を選択し、接点acを接続する。
第1の比較器10−3において出力角速度部10−4の
値ωoutと角速度指令ωrefを比較し、ωout≦ωrefの時
は加速スイッチ10−5をa接点を選択し、接点acを
接続する。その結果、加速加算器10−6は出力角速度
ωoutと加速角速度10−7のωaを加算し、出力加速
度部10−4に格納する。これは前記(数6)式を実施
したことになる。この動作をサンプリング毎に実施すれ
ば、やがてTa秒後にはωout≧ωrefの条件が発生す
る。この時、第1の比較器10−3は加速スイッチ10
−5のb接点を選択し、接点cbを接続する。その結
果、加速減算器10−8は出力角速度ωoutから加速角
速度ωaを減算し、出力加速度部10−4に格納する。
これは前記(数7)式を実施したことになる。この動作
をサンプリング毎に実施すれば、やがてωout≦ωrefの
条件が発生する。すなわち、(数6)式と(数7)式を
選択しながら、定常運転することになる。
【0011】つぎに、電動機が停止命令を受け、減速し
て停止する状態を説明する。停止指令停止周波数値部9
−1−2から停止指令と電動機の運転する停止周波数F
stを発生すると、角速度指令変換器10−9は停止周波
数Fstを停止角速度指令ωstに変換する。また、停止命
令とともに減速指令9−2−2は加速減速スイッチ10
−2のb接点を選択し、接点cbを接続する。第2の比
較器10−10は出力角速度部10−4の値ωoutと停
止角速度指令ωstを比較し、ωout≧ωstの時は減速ス
イッチ10−11のa接点を選択し、acを接続する。
その結果、減速減算器10−12は角速度出力10−4
のωoutから減速角速度10−13のωdを減算して角速
度出力ωoutを減少させる。これは(数8)式を実施し
たことになる。この動作をサンプリング毎に実施すれ
ば、やがてωout≦ωstの条件が成立する。そのとき第
2の比較器10−10は減速スイッチの接点bを選択
し、接点cbを接続し、停止命令ゲートサプレス部10
−14からゲートサプレス信号を発生し、図1のPWM
演算回路24からゲート信号を停止し、電動機を停止す
る。
【0012】図1において、A/D変換器11は、電動
機5の交流電流のアナログ値を瞬時電流値としてサンプ
ルホールドし、ディジタル値Iu,Iv,Iwをに変換
する。変換されたディジタル値の3相電流を電流変換器
12において(数9)式により2相のα−β軸に変換
し、(数10)を用いて回転子座標であるd−q軸変換
する。ここで、図4に、ベクトル図として(数9)、
(数10)式の関係を示す。変換された励磁成分Idf
とトルク成分Idqから(数11)式を用いて電動機5
のすべり角速度ωsを求める。
【数9】
【数10】
【数11】 ただし、ksは電動機5の励磁リアクタンスLxと2次抵
抗r2から求まる。角速度指令部18は、角速度指令変
換器10−1の角速度指令ωrefと加速減速により出力
角速度ωoutを出力し、電動機5はωoutよりすべりωs
だけ早い回転数指令で回転する。駆動角速度ωdrは(数
12)式に示すように加算器19によりωoutとωsを加
算して得る。
【数12】 このため、電動機5は角速度指令部18より指令された
出力角速度ωoutに近い回転数で駆動する。積算回路2
0は、(数3)式を原理式とし、駆動角速度ωdrを(数
13)式のように積算することにより、位相θを求め
る。図3に示したように、電気角で360度分の正弦波
のデータをNtbのテーブルに分割して格納する。この
時、位相θはサンプリング毎にωdrを積算していき、θ
の値がテーブル数Ntbになったとき、θを零にクリアす
れば、図3−1に示すような鋸歯状が得られる。また、
位相θは、正弦波テーブルのアドレスに当たり、サンプ
リング毎に求めた位相θでテーブルをひけば、0から3
60度までの正弦波を連続して得ることができる。
【数13】 ここで、ωdrnは(数12)式に示した駆動角速度ωdr
の積算値と等しい。ωdr(n-1)は前回の駆動角速度ωdr
の積算値である。磁束電流指令部21は、磁束電流指令
を出力し、電動機5に相当した励磁電流を予め設定して
おく。電動機定数回路22は、1次換算抵抗値r1、1
次換算総合インダクタンスLσ、1次インダクタンスL
1の電動機定数と磁束電流Id*、駆動角速度ωdr、電動
機のトルク成分Iqfより、(数14)、(数15)式
を用いてq軸電圧トルク成分V1qとd軸電圧励磁成分
V1dを求める。
【数14】
【数15】 ベクトル演算部23は、V1qとV1dから3相出力電
圧Vu,Vv,Vwを(数16)、(数17)式により
求める。
【数16】
【数17】 ここで、sinθ、cosθは図3−2のテーブルから
求めた正弦波値、余弦波値を使用する。PWM演算回路
24は、ベクトル演算で得たVu,Vv,Vwを3角波
と比較してパルス幅変調してインバータ4のゲートパル
スを得る。
【0013】次に、電流角速度制御について説明する。
電流角速度制御において負荷が増加して規定以上の電流
が流れたとき、インバータ4に流れる電流を抑制するた
めに、出力角速度ωoutを減少させる。図1において、
設定電流9−5の出力値IESTA_Pの値と電流変換器12
で検出したq軸トルク電流Iqfを比較し、Iqf≧I
ESTA_Pの条件になった時、(数18)式に示すように出
力角速度ωoutを減少させる。すなわち、電流角速度制
御部14では電流角速度ωiを出力し、角速度指令部1
8の出力ωoutから減算器15によりωiを減算する。一
方、電流制御判別回路16では、Iqf≧IESTA_Pの条
件を確認してスイッチ17の接点bを選択し、接点bc
を接続する。そして、減算した結果を角速度指令部18
に格納すれば、運転している出力角速度ωoutを低下さ
せることができる。すなわち、電動機の運転周波数が減
少し、q軸トルク電流Iqfが設定電流9−5の値より
小さくなれば、電流制御判別回路16は再びスイッチ1
7の接点aを選択し、接点acを接続する。その結果、
最大負荷電流は設定電流IESTA_Pの近傍で運転されるこ
とになる。
【数18】
【0014】ここで、図5に、トルク電流Iqfと設定
電流IESTA_Pの関係、図6に、比例定数KIDEFとq軸偏
差電流IQDEFの関係を示す。図5において、q軸トルク
電流Iqfが設定電流IESTA_Pを超えたとき、(数1
9)式によりq軸偏差電流IQDEFを検出する。このIQD
EFと比例定数KIDEFの乗算から電流角速度ωiを(数2
0)式で求める。
【数19】
【数20】 この電流角速度制御系において、偏差電流IQDEFが小さ
い範囲では、比例係数KIDEFを小さく選んで制御系がハ
ンチングしないようにし、偏差電流IQDEFが大きい範囲
では比例係数KIDEFを大きく選んで電流角速度ωiを大
きくして出力角速度ωoutを早く減少させ、インバータ
4の過電流を保護する必要がある。そこで、本実施形態
では、図6に示すように、偏差電流IQDEFの大きさに従
い比例定数KIDEFを可変にする特性を実現した。すなわ
ち、偏差電流IQDEFが零から最小値IQDEF_MINまでの小
さい範囲では、比例定数KIDEFは最小比例係数KIDEF_M
INを選択し、偏差電流IQDEFが偏差電流最小値IQDEF_M
IN以上になったとき、比例定数KIDEFは偏差電流IQDEF
と偏差電流最小値IQDEF_MINの差に比例した定数を作
る。そして、比例係数の最大値KIDEF_MAXを設ける。こ
れにより、偏差電流IQDEFの大きさに応じて比例係数K
IDEFを自由に選択することが可能になり、偏差電流IQD
EFが小さい範囲では、比例係数KIDEFを小さく選んで制
御系がハンチングしないようにし、偏差電流IQDEFが大
きい範囲では比例係数KIDEFを大きく選んでインバータ
4の過電流を保護することができる。(数21)式は、
可変比例定数KIDEF_COEを用いて比例定数KIDEFを求め
る式である。
【数21】
【0015】図7に、本実施形態の電流角速度制御部1
4の詳細ブロックを示す。設定電流比較器14−1は、
指令部9の設定電流値9−5の出力値IESTA_Pと電流変
換器12の出力トルク電流Iqfを比較してIqf≦I
ESTA_Pの範囲では、零1スイッチ14−2の接点aを選
択し、ac接点を接続した零値14−3を選択する。そ
の結果、第1の乗算器14−4は零と乗算するので、出
力ωiは零となり、電流角速度制御は動作しない。ま
た、Iqf≧IESTA_Pの範囲では、設定電流比較器14
−1は零1スイッチ14−2の接点bを選択し、bc接
点を接続した1の値14−5を選択する。その結果、第
1の乗算器14−4は1と乗算するので、電流角速度制
御部14は、次に説明する方法で電流角速度制御を行
い、ωiを出力する。まず、設定減算器14−6は、
(数19)式に従い、偏差電流IQDEFを出力する。偏差
電流IQDEFとトルク電流偏差最小値9−4−4の出力に
おいて、IQDEF≦IQDEF_MINの範囲では最小電流偏差比
較器14−8は比例定数スイッチ14−9のb接点を選
択し、接点bcを接続する。このため、可変比例定数は
零値14−3を選択し、第2の乗算器14−10は出力
零となる。比例定数リミッタ14−11には比例定数最
大値9−4−1からKIDEF_MAXを格納してあるが、この
条件では無視され、比例定数加算器14−12は比例定
数最小値KIDEF_MIN9−4−2を加算するから、比例定
数KIDEF=KIDEF_MINとなり、第3の乗算器14−13
はIQDEFとKIDEF_MINを乗算する。すなわち(数20)
式を実施する。つぎに、IQDEF≧IQDEF_MINの範囲で
は、最小電流偏差比較器14−8は比例定数スイッチ1
4−9のa接点を選択し、接点acを接続する。このた
め、可変比例定数9−4−3はKIDEF_COEを出力し、第
2の乗算器14−10に入力する。偏差電流減算器14
−7はIQDEF−IQDEF_MINを演算し、第2の乗算器14
−10に印加されるので、(数21)式の第2項の演算
をしたことになる。比例定数リミッタ14−11は、こ
の第2項と比例定数最大値KIDEF_MAXを比較し、KIDEF
_MAX以上にならないようにリミッタする。続いて、比例
定数加算器14−12は比例定数最小値KIDEF_MINを加
算し、(数21)式を実行する。この加算結果がKIDEF
となり、第3の乗算器14−13でIQDEFと乗算すれ
ば、電流角速度ωiが求まり、(数20)式を実施した
ことになる。この結果、比例定数KIDEFは、トルク偏差
電流IQDEFの値に従い図6に示す値から自由に選択され
ることになる。
【0016】また、本実施形態は、電流角速度制御部1
4において、図8に示すように、比例定数等を自由に可
変できる。図8は、横軸に偏差電流IQDEFと電流偏差最
小値IQDEF_MINの差をとり、縦軸に比例定数KIDEFをと
った場合、パラメータに種々の値を与えたときの可変比
例係数KIDEF_COEの特性例を示す。例えば、KIDEF_COE
=H‘4189、比例定数最大値KIDEF_MAXを128
に選択すれば、A特性が得られ、また、KIDEF_COE=H
‘20C4、比例定数最大値KIDEF_MAXを256に選択
すれば、B特性が得られる。この他、可変比例係数KID
EF_COEと比例定数最大値KIDEF_MAXの値を図示のように
組み合わせれば、図示細線のような特性が得られる。こ
のように、偏差電流IQDEFと電流偏差最小値IQDEF_MIN
の差をとった横軸と、比例定数KIDEFをとった縦軸から
なる第1象源において、比例定数の特性の全てが選択可
能となる。これにより、電動機の容量が変わっても、制
御系の安定性を適切に選択できる。また、インバータの
半導体素子の容量により、設定電流を自由に可変できる
ので、装置の小型化、低価格化が可能になる。
【0017】また、本実施形態は、周波数指令、加減速
指令を負の値とし、制御装置7の演算を符号付で実施す
れば、装置を変更することなく、逆転指令も実施するこ
とができる。また、本実施形態は、指令部9に負の電流
設定値IESTA_Nを設け、電流角速度制御部14に追加す
れば、回生モードにも適用できる。さらに、回生時に負
の電流設定値IESTA_Nよりトルク電流Iqfがさらに小
さくなれば、電流角速度制御部14の出力ωiは負の値
となるので、(数18)式においても分かるように、出
力角速度ωoutは加算され、回転数指令を上昇させて電
動機の過電流を防止することができる。このような現象
の発生は次の時に発生する。すなわち、急減速指令が有
り、出力角速度ωoutは低位に設定されているにもかか
わらず、電動機の慣性が大きい場合、回転している電動
機の角速度が出力角速度ωoutより高くなるので、トル
ク電流は負になる(回生モード)。このトルク電流が負
の設定電流IESTA_Nより小さくなると、出力角速度ωou
tに電流角速度の出力ωiを加える。その結果、出力角速
度ωoutは大きくなり、より電動機が回転している角速
度に近づき、負の過電流を防止することができる。
【0018】図9は、図1の実施形態の指令部9と制御
部7を分割した本発明の他の実施形態を示す。本実施形
態は、指令部9には、指令命令、データを格納する送信
記憶装置9−6、送信部9−7、記憶装置と送信部を伝
送する送信データバス9−8を備え、制御部7では、受
信部7−1、受信データバス7−2、受信記憶装置7−
3を備え、送信部9−7と受信部7−1はシリアル転送
する装置とする。このため、指令部9と制御部7は別個
に制御可能となる。ここで、送信記憶装置9−6は、指
令(定格周波数Fdef)9−1、加速減速指令(加速角
速度ωa.減速角速度ωd)9−2、起動停止指令Ifw.
Ist(初期角速度ωfw、停止角速度ωst)9−3、比例
定数最大値KIDEF_MAX9−4−1、比例定数最小値KID
EF_MIN9−4−2、可変比例定数KIDEF_COE9−4−
3、電流偏差最小値IQDEF_MIN9−4−4、設定電流値
IESTA_P9−5、負設定電流値IESTA_N9−9からな
り、受信記憶装置7−3には、送信記憶装置9−6に対
応して前記指令命令、データを記憶する。本実施形態で
は、指令部9の送信記憶装置9−6のデータは外部から
書き換えて保管し、指令部9と制御部7は定期的に送信
部9−7と受信部7−1を介して受信部記憶装置7−3
に転送保管する。加減速制御部10、電流角速度制御部
14は必要時に受信記憶装置7−3のデータを用いて制
御する。これにより、指令部9は制御部7が運転中にデ
ータを書き換えることが可能となる。このため、加減速
制御部10では運転中に電動機の周波数指令を可変でき
る。また、起動時の加速スピード、停止時の減速スピー
ドを自由に可変可能とすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
出力角速度及び加速角速度から減速角速度を生成するこ
とによって、電動機の加速レート、減速レートを自由に
設定でき、電動機の低速時及び無負荷時でも、過励磁に
ならず、効率よく、スムーズに電動機を加減速すること
が可能になる。また、トルク電流と設定電流との差から
偏差電流を作り、偏差電流に依存して比例定数を算出
し、偏差電流と比例定数から電流角速度を生成すること
によって、電動機の負荷が増加しても電動機の回転数を
低下させ、電動機電流を過電流にさせずに安定した運転
が可能になる。また、比例定数の大きさを偏差電流に対
して自由に選択できるので、比例定数を偏差電流が小さ
い時に小さく、大きい時に大きく可変することができ
る。そのため、定常負荷であってトルク電流が設定電流
近傍では比例定数が小さいので、設定電流をリミッタと
してハンチングなしに安定に運転することができ、ま
た、過渡時に急激にトルクが大きくなったときは比例定
数が大きいので、速やかに電動機の角速度指令を低下
し、これにより、過電流の発生を防止でき、制御装置の
トリップ等の事故を未然に防ぎ、安定に運転することが
可能になる。また、指令部の設定値及び制御部の演算を
符号付で行うことにより、正転、逆転、力行及び回生運
転を簡単に実行することができる。また、通信手段を介
して指令部と制御部を独立して別個に設けることによ
り、指令部は制御部が運転中でも任意の時間に任意の値
にデータを可変できるので、電動機の特性を運転中に調
整することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態
【図2】本発明の加減速制御部の詳細ブロック図
【図3】本発明の定格角速度と正弦波発生原理の説明図
【図4】電動機の3相交流電流とトルク電流と励磁電流
の関係を示す電流ベクトル図
【図5】本発明のトルク電流と設定電流の関係を示す図
【図6】本発明のトルク偏差電流と比例定数を示す特性
【図7】本発明の電流角速度制御部の詳細ブロック図
【図8】本発明のトル偏差電流と比例定数を示す詳細特
性図
【図9】本発明の他の実施形態
【符号の説明】
4…インバータ 5…誘導電動機 7…誘導電動機の制
御部 7−3…受信記憶装置 8…サンプリングタイマ
9…指令部 9−1…周波数指令部 9−2…加減速
指令部 9−3…起動停止指令部 9−4…定数設定部
9−4−1…比例定数最大値 9−4−2…比例定数
最小値 9−4−3…可変比例定数 9−4−4…トル
ク電流偏差最小値 9−5…設定電流値 9−6…送信
記憶装置 9−9…負設定電流値 10…加減速制御部 10−1
…角速度指令変換器 10−2…加速減速スイッチ 1
0−3…第1の比較器 10−4…出力角速度 10−5…加速スイッチ 10−6…加速加算器 10
−7…加速角速度 10−8…加速減算器 10−9…
角速度指令変換器 10−10…第2の比較器 10−11…減速スイッチ 10−12…減速減算器
10−13…減速角速度 10−14…停止命令ゲートサプレス部 11…A/D
変換器 12…電流変換器 13…すべり演算部 14
…電流角速度制御部 14−1…設定電流比較器 14−2…零1スイッチ 14−4…第1の乗算器 1
4−6…設定減算器 14−7…偏差電流減算器 14
−8…最小電流偏差比較器 14−9…比例定数スイッ
チ 14−10…第2の乗算器 14−11…比例定数
リミッタ 14−12…比例定数加算器 14−13…
第3の乗算器 15…減算器 16…電流制御判別回路
17…切換スイッチ 18…角速度指令部 19…加
算器 20…積算回路 21…磁束電流指令部 22…
電動機定数回路 23…ベクトル演算部 24…PWM
演算回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−145892(JP,A) 特開 平5−68398(JP,A) 特開 平6−261596(JP,A) 特開 平8−126400(JP,A) 特開 平8−317698(JP,A) 特開 平10−23780(JP,A) 特開 平10−191690(JP,A) 特開 平11−69899(JP,A) 特開 昭60−156271(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 5/408 - 5/412 H02P 7/628 - 7/632 H02P 21/00 H02P 5/00 H02P 6/00 - 6/24 H02M 7/42 - 7/98

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変電圧、可変周波数の交流電圧を出力
    して誘導電動機を駆動する誘導電動機の制御方法におい
    て、 前記電動機の定格周波数、演算のためのサンプリング時
    間、3相正弦波を作るテーブルのデータ数に基づいて定
    格角速度を生成し、運転時には、前記定格角速度と加速
    時間から加速角速度を演算し、前記サンプリング時間毎
    に初期角速度に前記加速角速度を加算して出力角速度を
    生成し、一方、前記電動機の負荷の増加に伴うトルク電
    流を検出すると共に、トルク設定電流を定め、前記トルク電流が前記設定電流より大きい時は、前記ト
    ルク電流と前記設定電流の差から偏差電流を生成し、前
    記偏差電流が零から電流偏差最小値までの範囲を比例定
    数最小値として、また、前記比例定数最小値より大きい
    所定値を比例定数最大値として、また、前記比例定数最
    小値と前記比例定数最大値までの範囲であって前記偏差
    電流と前記電流偏差最小値の差に比例する定数を比例定
    数として可変比例定数を定め、前記偏差電流と前記可変
    比例定数の乗算から電流角速度を生成し、前記出力角速
    度から前記電流角速度を減算して電流角速度制御を実行
    し、 前記トルク電流が前記設定電流より小さくなった時は、
    前記 出力角速度と前記定格角速度を比較し、前記出力角
    速度が前記定格角速度より小さい場合前記出力角速度
    前記加速角速度を加算し、前記出力角速度が定格角速
    度より大きくなった場合前記出力角速度から前記加速
    角速度を減算して加速減速制御を実行し、 前記電動機を定常運転に移行することを特徴とする誘導
    電動機の制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記電流角速度は、
    前記偏差電流が電流偏差最小値以下の時は前記比例定数
    最小値を選択し、前記偏差電流が前記電流偏差最小値以
    上であって前記電流偏差最大値以下の時は前記比例定数
    を選択し、前記偏差電流が前記電流偏差最大値の時は前
    記比例定数最大値を選択し、それぞれ前記比例定数最小
    値または前記比例定数または前記比例定数最大値前記
    偏差電流を乗算して生成することを特徴とする誘導電動
    機の制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記電動機の運転
    止指令時には、停止角速度と減速角速度を与え、前記
    ンプリング時間毎に前記出力角速度から前記減速角速度
    を減算し、前記出力角速度が前記停止角速度以下に達し
    た時、前記電動機を停止することを特徴とする誘導電動
    機の制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記定格周波数、
    初期角速度を負の値にして逆転運転を実行し、各演算
    を符号付として力行から回生までの運転を実行すること
    を特徴とする誘導電動機の制御方法。
  5. 【請求項5】 可変電圧、可変周波数の交流電圧を出力
    して誘導電動機を駆動する誘導電動機の制御装置におい
    て、 前記電動機の定格周波数、演算のためのサンプリング時
    間、3相正弦波を作るテーブルのデータ数に基づいて定
    格角速度を生成する手段と、前記定格角速度と加速時間
    から加速角速度を演算する手段と、前記サンプリング時
    間毎に初期角速度に前記加速角速度を加算して出力角速
    度を生成する手段と、前記出力角速度と前記定格角速度
    を比較する手段と、前記電動機の負荷の増加に伴うトル
    ク電流を検出する手段と、トルク設定電流を定める手段
    と、前記トルク電流と前記設定電流の差から偏差電流を
    生成する手段と、前記偏差電流が零から電流偏差最小値
    までの範囲を比例定数最小値として、また、前記比例定
    数最小値より大きい所定値を比例定数最大値として、ま
    た、前記比例定数最小値と前記比例定数最大値までの範
    囲であって前記偏差電流と前記電流偏差最小値の差に比
    例する定数を比例定数として可変比例定数を定める手段
    と、前記偏差電流と前記可変比例定数の乗算から電流角
    速度を生成する手段を備え、運転時において、前記トルク電流が前記設定電流より大
    きい時は、前記出力角速度から前記電流角速度を減算し
    て電流角速度制御を実行し、 前記トルク電流が前記設定電流より小さくなった時は、
    前記 出力角速度が前記定格角速度より小さい場合、前記
    出力角速度に前記加速角速度を加算し、前記出力角速度
    前記定格角速度より大きくなった場合、前記出力角速
    度から前記加速角速度を減算して加速減速制御を実行
    し、 前記電動機を定常運転に移行することを特徴とする誘導
    電動機の制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記偏差電流と前記
    電流偏差最小値を比較する手段と、前記偏差電流が電流
    偏差最小値以下の時は前記比例定数最小値を選択する手
    段と、前記偏差電流が前記電流偏差最小値以上であって
    前記電流偏差最大値以下の時は前記比例定数を選択する
    手段と、前記偏差電流が前記電流偏差最大値の時は前記
    比例定数最大値を選択する手段と、それぞれ前記比例定
    数最小値または前記比例定数または前記比例定数最大値
    前記偏差電流を乗算して前記電流角速度を生成する手
    段を有することを特徴とする誘導電動機の制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項5において、前記電動機の停止角
    速度と減速角速度を与える手段と、前記出力角速度と
    停止角速度を比較する手段を備え、前記電動機の運転
    停止指令時には、前記サンプリング時間毎に前記出力角
    速度から前記減速角速度を減算し、前記出力角速度が
    停止角速度以下に達した時、前記電動機を停止するこ
    とを特徴とする誘導電動機の制御装置。
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