JP3447635B2 - 発信制御システム - Google Patents

発信制御システム

Info

Publication number
JP3447635B2
JP3447635B2 JP36337799A JP36337799A JP3447635B2 JP 3447635 B2 JP3447635 B2 JP 3447635B2 JP 36337799 A JP36337799 A JP 36337799A JP 36337799 A JP36337799 A JP 36337799A JP 3447635 B2 JP3447635 B2 JP 3447635B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
call
predictive
function
customer
operator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP36337799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001177650A (ja
Inventor
功 吉澤
あゆみ 横澤
Original Assignee
川鉄情報システム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 川鉄情報システム株式会社 filed Critical 川鉄情報システム株式会社
Priority to JP36337799A priority Critical patent/JP3447635B2/ja
Publication of JP2001177650A publication Critical patent/JP2001177650A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3447635B2 publication Critical patent/JP3447635B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のオペレータ
が公衆回線で顧客と通信するために、顧客の電話番号を
自動的にダイヤルし発信するプレディクティブ発信機能
を備えた発信制御システムに係り、特に、オペレータの
人件費や設備費などの増大を抑えながら、プレディクテ
ィブ発信機能で発信し顧客側に接続された呼で、引き受
けるオペレータが存在しないために該接続を切断してし
まうものが発生する架け過ぎ状態になることを極力抑え
ることができる発信制御方法、発信制御装置、及び該発
信制御装置に係るコンピュータプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のオペレータが公衆回線で顧客と通
信するために、顧客の電話番号を自動的にダイヤルし発
信するプレディクティブ発信機能を備えた発信制御シス
テムを採用することで、コールセンタにおける大幅な省
力化を図ることができる。プレディクティブ発信機能で
は、オペレータの空きを予測して顧客の電話番号を自動
的にダイヤルし発信する。このため、発信し顧客側に接
続された呼で、引き受けるオペレータが存在しないとい
うものも発生する可能性が存在する。以下このような引
き受けるオペレータが存在しない状態を、架け過ぎ状態
と称する。
【0003】架け過ぎ状態に対処する方法としては、こ
れまでは次の3つの方法が用いられている。
【0004】A1.顧客の電話に対する架け過ぎの呼の
接続を、コールセンタ側で切断してしまう。例えば特開
平8−167939では、通話処理受付可能なオペレー
タが存在しない場合は、応答待ち中の回線を切断してし
まっている。
【0005】A2.該呼の接続を、オペレータが空くま
で保留状態にする。
【0006】A3.架け過ぎ対応用のオペレータを別に
用意し、このように多数のオペレータを備えることで、
架け過ぎが生じないよう万全を尽くす。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
A1やA2では、すぐにオペレータが通話できる訳では
ないにも拘わらず顧客をその電話口まで呼び出すことに
なり、顧客に対して迷惑を及ぼすことになる。A1にお
いては改めて架け直した時に、A2では保留を解除して
オペレータが通話を始めた時に、そのコールセンタから
の呼び出しであったことが明らかになって顧客が不快感
を生じ、コールセンタの会社に対する信頼や印象を損な
う結果になる場合もある。
【0008】又A3については、上述のように顧客に対
する迷惑や信頼や印象の損失といった問題はない。しか
しながら、オペレータを増員するために人件費や設備費
などが増大するという問題がある。又、オペレータを増
員したとしても、架け過ぎ状態の発生は確率的な問題で
ある。従って、このように人件費や設備費などを負担し
てオペレータを増員しても、プレディクティブ発信機能
を利用する限りは、少なからず架け過ぎ状態が発生する
可能性が存在する。
【0009】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、オペレータの人件費や設備費などの
増大を抑えながら、プレディクティブ発信機能で発信し
顧客側に接続された呼で、引き受けるオペレータが存在
しないために該接続を切断してしまうものが発生する架
け過ぎ状態になることを極力抑えることができる発信制
御システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】まず、本願の第1発明の
発信制御方法は、複数のオペレータが顧客と通信するた
めに、顧客の電話番号を自動的にダイヤルし発信する機
能を備えた発信制御方法において、プレディクティブ発
信機能で発信し顧客側に接続された呼で、引き受けるオ
ペレータが存在しないために該接続を切断してしまうも
のが発生する架け過ぎ状態になる危険性を、ペーシング
同期をとりながら予測し、危険性ありと予測された場合
は、空きオペレータ発生後にダイヤルし発信するオート
コール発信機能に遷移し、危険性なしと予測された場合
は、プレディクティブ発信機能で発信するように遷移す
ことにより、前記課題を解決したものである。
【0011】又、複数のオペレータが顧客と通信するた
めに、顧客の電話番号を自動的にダイヤルし発信する機
能を備えた発信制御方法において、引き受けるオペレー
タが存在しないために該接続を切断してしまうものが発
生する架け過ぎ状態になる危険性を、ペーシング同期を
とりながら予測し、危険性ありと予測された場合は、空
きオペレータ発生後にダイヤルし発信するオートコール
発信機能に遷移し、危険性なしと予測された場合は、プ
レディクティブ発信機能で発信するように遷移すること
により、前記課題を解決したものである。 又、前記発信
制御方法において、オートコール発信機能に遷移した
後、さらにオペレータが“0”と等しいと判定された場
合は、何ら発信をしない無発信モードに遷移するように
したものである。 更に、前記発信制御方法において、前
記架け過ぎ状態危険性予測を、空きオペレータの人数の
統計情報予測に基づいて行うことにより、該架け過ぎ状
態危険性予測を効果的に行うことができる。 次に、複数
のオペレータが顧客と通信するために、顧客の電話番号
を自動的にダイヤルし発信する機能を備えた発信制御方
法において、ペーシング同期をとりながらログオンオペ
レータ数により、プレディクティブ発信するか、あるい
は、オートコール発信するか、あるいは、発信しないか
を実行することにより、前記課題を解決したものであ
る。 又、前記発信制御方法において、前記ログオンオペ
レータ数を、空きオペレータの人数の統計情報予測に基
づいて行うようにしたものである。
【0012】次に、本願の第2発明の発信制御装置は、
複数のオペレータが顧客と通信するために、顧客の電話
番号を自動的にダイヤルし発信するプレディクティブ発
信機能を備えた発信制御装置において、少なくともその
電話番号を含む、対象とする多数の顧客に関する情報を
格納する顧客データベースと、該顧客データベースを利
用して自動的にダイヤルし発信するプレディクティブ発
信機能をもったプレディクティブ発信制御部と、空きオ
ペレータ発生後にダイヤルし発信するオートコール発信
機能をもったオートコール発信制御部と、プレディクテ
ィブ発信機能で発信し顧客側に接続された呼で、引き受
けるオペレータが存在しないために該接続を切断してし
まうものが発生する架け過ぎ状態になる危険性を予測す
る架け過ぎ状態予測処理部と、該危険性なしと予測され
た場合は前記プレディクティブ発信制御部でダイヤル発
信し、危険性ありと予測された場合は前記オートコール
発信制御部でダイヤル発信する発信方法変更制御部とを
備えるようにしたことにより、前記課題を解決したもの
である。なお、上記のプレディクティブ発信制御部、オ
ートコール発信制御部、架け過ぎ状態予測処理部、及び
発信方法変更制御部は、実体としてはコンピュータプロ
グラムによって実現することも可能である。
【0013】更に、本願の第3発明のコンピュータ読み
取り可能な記録媒体は、上記第2発明に記載の前記プレ
ディクティブ発信制御部、前記オートコール発信制御
部、前記架け過ぎ状態予測処理部、及び前記発信方法変
更制御部を実現するコンピュータプログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供すること
で、前記課題を解決したものである。
【0014】以下、本発明の作用について、簡単に説明
する。
【0015】図1は、本発明に係る典型的な発信制御装
置の構成を示すブロック図である。
【0016】図1に示す発信制御装置は、複数のオペレ
ータが公衆回線で顧客と通信するために、顧客の電話番
号を自動的にダイヤルし発信するプレディクティブ発信
機能を備えた発信制御装置である。又、本発明の発信制
御方法では、顧客データベース10と、プレディクティ
ブ発信制御部11と、オートコール発信制御部12と、
架け過ぎ状態予測処理部15と、発信方法変更制御部1
6とを備える。又必要に応じて統計情報予測演算部14
を備えるようにしてもよい。
【0017】まず、顧客データベース10は、少なくと
もその電話番号を含む、対象とする多数の顧客に関する
情報を格納する。プレディクティブ発信制御部11は、
該顧客データベースを利用して自動的にダイヤルし発信
するプレディクティブ発信機能をもつ。オートコール発
信制御部12は、空きオペレータ発生後にダイヤルし発
信するオートコール発信機能をもつ。
【0018】このオートコール発信機能は、本発明は具
体的に限定するものではない。即ち、自動的に空きオペ
レータを検出し、該検出時に、顧客データベース10を
利用したダイヤルを開始するものであればよい。
【0019】架け過ぎ状態予測処理部15は、プレディ
クティブ発信機能で発信し顧客側に接続された呼で、引
き受けるオペレータが存在しないために該接続を切断し
てしまうものが発生する架け過ぎ状態になる危険性を予
測する。発信方法変更制御部16は、該危険性なしと予
測された場合は前記プレディクティブ発信制御部でダイ
ヤル発信し、危険性ありと予測された場合は前記オート
コール発信制御部でダイヤル発信するように変更する。
【0020】従って、架け過ぎ状態になりそうになった
ら、オートコール発信機能が利用されるので、空きオペ
レータが存在しない限り発信されず、架け過ぎ状態は生
じ難い。又、架け過ぎ状態になりそうになっても、オー
トコール発信機能を利用して発信がなされていくので、
限られた人数のオペレータを限界まで活用するように発
信することができる。
【0021】このように本発明によれば、オペレータの
人件費や設備費などの増大を抑えながら、プレディクテ
ィブ発信機能で発信し顧客側に接続された呼で、引き受
けるオペレータが存在しないために該接続を切断してし
まうものが発生する架け過ぎ状態になることを極力抑え
ることができる。
【0022】なお、本発明において、「空きオペレー
タ」とはログオンしているが、顧客との通話や、通話前
後の関連業務などをしていない、顧客との接続が生じれ
ば応じることができる状態である。又、ログオンとは、
実際に業務中である場合、あるいは通話待ちなど業務待
ちである場合を問わず、オペレータとして業務できる状
態である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施の
形態を詳細に説明する。
【0024】図2は、本発明が適用されたCTI(Comp
uter Telephony Integration)サーバ装置50の利用
形態の全体構成を示すブロック図である。
【0025】この図において、コールセンタ側には、P
BX(Private Branch eXchange)44と、オペレー
タ毎に設けられる複数の電話機32及び複数のクライア
ント装置34と、CTIサーバ装置50とが設けられて
いる。又、PBX44と、複数のクライアント装置34
と、CTIサーバ装置50とは、LAN(Local Area
Network)46で相互に接続されている。
【0026】このようなコールセンタでは、オペレータ
プレディクティブ発信機能を利用して、顧客電話機40
に対してコールセンタ側から発信する、いわゆる、アウ
トバウンドの業務が行われている。
【0027】即ち、プレディクティブ発信機能により、
顧客の電話番号を自動的にダイヤルし発信する。そうし
て、該発信の呼が公衆電話回線(PSTN)42を経由して
顧客側に接続されると、コールセンタ内ではこの呼はP
BX44によりオペレータの電話機32に接続される。
同時に、該呼の着信者番号などの顧客に関する情報が、
CTIサーバ装置50からそのオペレータのクライアン
ト装置34に送られ、該クライアント装置34の画面に
表示される。
【0028】図3は、本実施形態のCTIサーバ装置5
0の構成を示すブロック図である。
【0029】CTIサーバ装置50は、顧客データベー
ス10と、ペーシング制御部54と、CTI基本制御部
56とを備える。又、上述のペーシング制御部54は、
プレディクティブ発信制御部11と、オートコール発信
制御部12と、統計情報予測演算部14と、架け過ぎ状
態予測処理部15と、発信方法変更制御部16とを有す
る。
【0030】なお、CTI基本制御部56は、LAN4
6を経由して、複数のクライアント装置34、及びPB
X44に接続する機能を有している。ペーシング制御部
54は、ペーシング制御テーブル52に接続されてい
る。
【0031】まず、顧客データベース10は、データベ
ース10a及びデータベース制御部10bにより構成さ
れている。該顧客データベース10は、少なくともその
電話番号を含む、対象とする多数の顧客に関する情報を
格納する。
【0032】プレディクティブ発信制御部11は、「プ
レディクティブ発信モード」で用いられる。該プレディ
クティブ発信制御部11は、オペレータの空きを予測し
て、即ちオペレータ空きを特に待つことをせず、顧客デ
ータベース10を利用して自動的にダイヤルし発信する
プレディクティブ発信機能をもつ。
【0033】オートコール発信制御部12は、「オート
コール発信モード」で用いられる。該オートコール発信
制御部12は、空きオペレータ発生後にダイヤルし発信
するオートコール発信機能をもつ。
【0034】本実施形態においてはオートコール発信制
御部12は、自動的に空きオペレータを検出し、該検出
時に、顧客データベース10を利用したダイヤルを開始
するものである。
【0035】統計情報予測演算部14は、架け過ぎ状態
危険性予測を、空きオペレータの人数の統計情報予測に
基づいて行う。該統計情報予測の結果は、架け過ぎ状態
予測処理部15において行う、架け過ぎ状態の危険性の
予測に用いる。
【0036】架け過ぎ状態予測処理部15は、プレディ
クティブ発信機能で発信し顧客側に接続された呼で、引
き受けるオペレータが存在しないために該接続を切断し
てしまうものが発生する架け過ぎ状態になる危険性を予
測する。発信方法変更制御部16は、該危険性なしと予
測された場合は前記プレディクティブ発信制御部でダイ
ヤル発信し、危険性ありと予測された場合は前記オート
コール発信制御部でダイヤル発信するように変更する。
【0037】従って、架け過ぎ状態になりそうになった
ら、オートコール発信機能が利用されるので、空きオペ
レータが存在しない限り発信されず、架け過ぎ状態は生
じ難い。又、架け過ぎ状態になりそうになっても、オー
トコール発信機能を利用して発信がなされていくので、
限られた人数のオペレータを限界まで活用するように発
信することができる。
【0038】図4は、ペーシング制御部54を中心とし
て行われる発信制御の処理内容を示すフローチャートで
ある。
【0039】この図においてまずステップ112では、
ペーシング制御テーブル52を読み込む。該ペーシング
制御テーブル52は、図5に示すように構成されてお
り、ペーシング制御オペレータ数N、最大オペレータ数
M、及び、ペーシング同期パラメータXの値が格納され
ている。ここで、これらの値には、下記のような関係が
ある。
【0040】0<N<M (M/4)≦N≦(M/2)
【0041】次にステップ114では、この図4の発信
制御処理のプログラムを呼び出した上位プログラムの処
理が終了したか判定する。終了と判定されると、該発信
制御処理のプログラムも終了する。終了ではないと判定
されると、次にステップ116に進む。
【0042】ステップ116では、ペーシングの同期を
とる。これは、ペーシング制御テーブル52から読み出
したペーシング同期パラメータXの値の秒数だけ、先回
のプレディクティブ発信から次回のプレディクティブ発
信までの時間間隔をとるというものである。
【0043】次にステップ118及びステップ120の
2つのステップによって、ログオンオペレータの数の値
を判定する。そうして該判定結果に基づいて、次にはス
テップ122〜124のいずれか1つのステップに進
む。
【0044】これらステップ118及びステップ120
では、架け過ぎ状態予測処理部15における、引き受け
るオペレータが存在しないために該接続を切断してしま
うものが発生する架け過ぎ状態になる危険性を予測する
処理を行う。又これらステップ118及びステップ12
0では、発信方法変更制御部16における、上記危険性
なしと予測された場合は前記プレディクティブ発信制御
部でダイヤル発信し、危険性ありと予測された場合は前
記オートコール発信制御部でダイヤル発信するように変
更する処理を行う。
【0045】ステップ118及びステップ120におい
てログオンオペレータ数がN以上であると判定された場
合、オペレータが十分にログオンしている場合であり、
「プレディクティブ発信モード」として、プレディクテ
ィブ発信制御部11により顧客電話機40に対して自動
的にダイヤルし発信する。具体的には本実施形態におい
ては、ステップ122において、プレディクティブ発信
制御部11が顧客データベース10から発信先の顧客電
話番号などの情報を読み出して、プレディクティブ発信
する。これによりステップ130において、該情報はC
TI基本制御部56に送り出され、該CTI基本制御部
56はPBX44を制御し、公衆電話回線42を経由し
て顧客電話機40の内で該当するものに発信する。
【0046】あるいは、ステップ118及びステップ1
20においてログオンオペレータ数がNより小さいと判
定された場合、ログオンしているオペレータが少なくて
架け過ぎ状態が発生する可能性がある場合であり、「オ
ートコール発信モード」として、オートコール発信制御
部12により顧客電話機40に対して自動的にダイヤル
し発信する。具体的には本実施形態においては、ステッ
プ123において、オートコール発信制御部12が顧客
データベース10から発信先の顧客電話番号などの情報
を読み出して、オートコール発信する。これによりステ
ップ130において、該情報はCTI基本制御部56に
送り出され、該CTI基本制御部56はPBX44を制
御し、公衆電話回線42を経由して顧客電話機40の内
で該当するものに発信する。
【0047】ステップ118においてログオンオペレー
タ数が“0”と等しいと判定された場合、ログオンして
いるオペレータが1人もいないので、何ら発信を行うこ
とができない。このため、ステップ124に進む。そう
して該ステップ124において、何ら発信をしない「無
発信モード」とする。
【0048】上述のステップ130やステップ124の
後には、前述したステップ114の前方に戻る。そうし
て、該ステップ114以降の処理を再び同様に実行す
る。
【0049】なお、上述の「プレディクティブ発信モー
ド」、「オートコール発信モード」、及び、「無発信モ
ード」の3モードについては、図6のように状態遷移す
ることになる。
【0050】以上説明したように本実施形態においては
本発明を効果的に適用することができる。従って、オペ
レータの人件費や設備費などの増大を抑えながら、プレ
ディクティブ発信機能で発信し顧客側に接続された呼
で、引き受けるオペレータが存在しないために該接続を
切断してしまうものが発生する架け過ぎ状態になること
を極力抑えることができる。
【0051】なお本実施形態においては、図4のフロー
チャートのステップ120において、ログオンオペレー
タ数の多少、即ちログオンオペレータ数をNと比較する
ことで、架け過ぎ状態になる危険性があるかないかの予
測判定を行っているが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。
【0052】例えば、ある程度のログオンオペレータ数
が存在する状況では、ログオンオペレータの内におい
て、通話中の者と通話待ちの者との比率の変動が該比率
の数割程度になる場合、即ち通話中オペレータ数に大幅
な変動のない場合もある。あるいは、コールセンタの運
用時には、ある程度のログオンオペレータ数が存在する
ことが期待されていて、元々、通話中オペレータ数に、
このような大幅な変動のない場合もある。
【0053】このような場合において、即ち、ログオン
オペレータ数が所定数以上と判定される場合において、
通話中オペレータ数が所定数以上と判定される場合に、
あるいは、通話中オペレータ数のログオンオペレータ数
に対する比率が所定数以上と判定される場合に、架け過
ぎ状態になる危険性があると予測判定してもよい。
【0054】更に具体的には、通話中オペレータ数の変
動についての標準偏差(人数として把握)を求めてお
く。そうして、通話中オペレータ数が大幅な変動のない
所定数以上と判定される場合において、通話中オペレー
タ数に対して上記標準偏差を足した数値が、ログオンオ
ペレータ数の7割ないし9割程度になる場合に、架け過
ぎ状態になる危険性があると判定し、「オートコール発
信モード」に変更するようにしてもよい。この際の標準
偏差は、統計情報として把握するようにして、学習機能
を持たせてもよい。
【0055】あるいは、プレディクティブ発信機能で発
信したもので、顧客が留守や話し中(通話中)など以外
の、オペレータにつながる有効な発信の比率についての
変動の、平均値と標準偏差とを統計情報として求めてお
く。そうして、通話中オペレータ数が大幅な変動のない
所定数以上と判定される場合において、通話中オペレー
タ数や、通話待ちオペレータ数や、上記の平均値や標準
偏差に基づいて、架け過ぎ状態になる危険性があるか否
か判定するようにしてもよい。
【0056】なお、コールセンタの運用時には、ある程
度のログオンオペレータ数が存在することが期待されて
いるなど、元々、通話中オペレータ数に大幅な変動のな
い場合もある。このような場合においては、改めて、ロ
グオンオペレータ数が所定数以上であるか否か判定する
必要はない。即ち、このような場合においては、上述の
ような、架け過ぎ状態になる危険性があるか否かの予測
判定において、ログオンオペレータ数が所定数以上であ
るか否かの判定を省くことも可能である。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、オペレータの人件費や
設備費などの増大を抑えながら、プレディクティブ発信
機能で発信し顧客側に接続された呼で、引き受けるオペ
レータが存在しないために該接続を切断してしまうもの
が発生する架け過ぎ状態になることを極力抑えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る典型的な発信制御装置の構成を示
すブロック図
【図2】本発明が適用されたCTIサーバ装置の利用形
態の全体構成を示すブロック図
【図3】前記実施形態のCTIサーバ装置の構成を示す
ブロック図
【図4】前記実施形態において用いられるペーシング制
御部を中心として行われる発信制御の処理内容を示すフ
ローチャート
【図5】前記実施形態において用いられるペーシング制
御テーブルを示すデータ構成図
【図6】前記実施形態における「プレディクティブ発信
モード」、「オートコール発信モード」、及び、「無発
信モード」の3モードに関する状態遷移図
【符号の説明】
10…顧客データベース 11…プレディクティブ発信制御部 12…オートコール発信制御部 14…統計情報予測演算部 15…架け過ぎ状態予測処理部 32…電話機 34…クライアント装置 40…顧客電話機 42…公衆電話回線 44…PBX 46…LAN 50…CTIサーバ装置 52…ペーシング制御テーブル 54…ペーシング制御部 56…CTI基本制御部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−167939(JP,A) 特開 平8−46699(JP,A) 特表2001−522201(JP,A) Web、コールブレンディング対応へ 高機能化するダイヤリングシステム,コ ンピューターテレフォニー,日本,株式 会社リックテレコム,1999年11月20日, 第2巻 第11号 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/42 - 3/58

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のオペレータが顧客と通信するため
    に、顧客の電話番号を自動的にダイヤルし発信する機能
    を備えた発信制御方法において、 プレディクティブ発信機能で発信し顧客側に接続された
    呼で、引き受けるオペレータが存在しないために該接続
    を切断してしまうものが発生する架け過ぎ状態になる危
    険性を、ペーシング同期をとりながら予測し、 危険性ありと予測された場合は、空きオペレータ発生後
    にダイヤルし発信するオートコール発信機能に遷移し、
    危険性なしと予測された場合は、プレディクティブ発信
    機能で発信するように遷移することを特徴とした発信制
    御方法。
  2. 【請求項2】 複数のオペレータが顧客と通信するため
    に、顧客の電話番号を自動的にダイヤルし発信する機能
    を備えた発信制御方法において、 引き受けるオペレータが存在しないために該接続を切断
    してしまうものが発生する架け過ぎ状態になる危険性
    を、ペーシング同期をとりながら予測し、 危険性ありと予測された場合は、空きオペレータ発生後
    にダイヤルし発信するオートコール発信機能に遷移し、
    危険性なしと予測された場合は、プレディクティブ発信
    機能で発信するように遷移することを特徴とした発信制
    御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の発信制御方
    法において、オートコール発信機能に遷移した後、さら
    にオペレータが“0”と等しいと判定された場合は、何
    ら発信をしない無発信モードに遷移することを特徴とし
    た発信制御方法。
  4. 【請求項4】請求項1又は請求項2又は請求項3に記載
    の発信制御方法において、前記架け過ぎ状態危険性予測
    を、空きオペレータの人数の統計情報予測に基づいて行
    うことを特徴とする発信制御方法。
  5. 【請求項5】 複数のオペレータが顧客と通信するため
    に、顧客の電話番号を自動的にダイヤルし発信する機能
    を備えた発信制御方法において、 ペーシング同期をとりながらログオンオペレータ数によ
    り、プレディクティブ発信するか、あるいは、オートコ
    ール発信するか、あるいは、発信しないかを実行するこ
    とを特徴とした発信制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の発信制御方法において、
    前記ログオンオペレータ数を、空きオペレータの人数の
    統計情報予測に基づいて行うことを特徴とする発信制御
    方法。
  7. 【請求項7】複数のオペレータが顧客と通信するため
    に、顧客の電話番号を自動的にダイヤルし発信するプレ
    ディクティブ発信機能を備えた発信制御装置において、 少なくともその電話番号を含む、対象とする多数の顧客
    に関する情報を格納する顧客データベースと、 該顧客データベースを利用して自動的にダイヤルし発信
    するプレディクティブ発信機能をもったプレディクティ
    ブ発信制御部と、 空きオペレータ発生後にダイヤルし発信するオートコー
    ル発信機能をもったオートコール発信制御部と、 プレディクティブ発信機能で発信し顧客側に接続された
    呼で、引き受けるオペレータが存在しないために該接続
    を切断してしまうものが発生する架け過ぎ状態になる危
    険性を予測する架け過ぎ状態予測処理部と、 該危険性なしと予測された場合は前記プレディクティブ
    発信制御部でダイヤル発信し、危険性ありと予測された
    場合は前記オートコール発信制御部でダイヤル発信する
    発信方法変更制御部とを備えるようにしたことを特徴と
    する発信制御装置。
  8. 【請求項8】請求項に記載の前記プレディクティブ発
    信制御部、前記オートコール発信制御部、前記架け過ぎ
    状態予測処理部、及び前記発信方法変更制御部を実現す
    るコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体。
JP36337799A 1999-12-21 1999-12-21 発信制御システム Expired - Lifetime JP3447635B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36337799A JP3447635B2 (ja) 1999-12-21 1999-12-21 発信制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36337799A JP3447635B2 (ja) 1999-12-21 1999-12-21 発信制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001177650A JP2001177650A (ja) 2001-06-29
JP3447635B2 true JP3447635B2 (ja) 2003-09-16

Family

ID=18479164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36337799A Expired - Lifetime JP3447635B2 (ja) 1999-12-21 1999-12-21 発信制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3447635B2 (ja)

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Web、コールブレンディング対応へ高機能化するダイヤリングシステム,コンピューターテレフォニー,日本,株式会社リックテレコム,1999年11月20日,第2巻 第11号

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001177650A (ja) 2001-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9386158B2 (en) Controller for the intelligent interconnection of two communication networks, and method of use for same
EP0604046B1 (en) Unattended meet-me-conference controlled by a telephone terminal
EP0985178B1 (en) System and method for establishing a real-time agent pool between computer systems
US5553133A (en) System and method for predictive outdialing
EP0426361A2 (en) Coordinated voice and data display in a multiplex communication system
JPH0846699A (ja) 自動発信制御方法および装置
JP3447635B2 (ja) 発信制御システム
US20040136346A1 (en) Computer telephony integration
US5363435A (en) Method and apparatus for seizing a trunk circuit in a telecommunications private branch exchange
JP2778774B2 (ja) 自動呼処理装置及び呼転送装置
JP2002232566A (ja) コールセンタ運営統計収集システム
JPH05199327A (ja) 自動ダイヤリング方法
JP3529687B2 (ja) 複合コールセンタ運用システム
JP2004266611A (ja) Acdシステム
JPH07221847A (ja) 電話発信方法及び装置
JPH09163416A (ja) 構内交換機の内線通信管理システム
JP2818549B2 (ja) 呼受付分配方式
JP3950702B2 (ja) ネッワーク網障害時の転送システム
JP2827853B2 (ja) コールウェイティング着信制御方式
JP3024842B2 (ja) 構内交換機の交換制御方法
JPH0563829A (ja) デイジタル構内交換機
KR20050036121A (ko) 호분배방법 및 호분배장치
JPH0482455A (ja) 緊急強制切断接続方式
JPH04326847A (ja) 電話業務用自動発信システム
JP2000307725A (ja) 自動発呼システム

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3447635

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080704

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080704

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090704

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090704

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100704

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100704

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130704

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140704

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term