JP3447612B2 - モニタ画像撮影装置 - Google Patents

モニタ画像撮影装置

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JP3447612B2
JP3447612B2 JP14364899A JP14364899A JP3447612B2 JP 3447612 B2 JP3447612 B2 JP 3447612B2 JP 14364899 A JP14364899 A JP 14364899A JP 14364899 A JP14364899 A JP 14364899A JP 3447612 B2 JP3447612 B2 JP 3447612B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモニタ画像撮影装
置、更に詳しくはフィルムカセットの未装填状態の検知
部分に特徴のあるモニタ画像撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内視鏡用モニタ画像撮影装置に
は、巻き上げモータに供給される電流の大きさに基づい
て、カメラの巻き上げ異常やフィルムの未装填などを検
知することが行われ、特許2862010号に於いて考
案されている。
【0003】一方、複数の内視鏡用フィルムカセットを
使い分ける方法として、特許2647926号に於いて
フィルムカセットに固定抵抗を付加し、この抵抗値の違
いによりフィルム情報を判別する方法や、本出願人が先
に出願した特願平9−360734号に於いてフィルム
巻き上げ係合部を所定量回転させた時の光線の透過する
回数をカウントすることによりフィルム情報を判別する
方法が考案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
内視鏡用モニタ画像撮影装置に用いられていた、巻き上
げモータに供給される電流の大きさに基づいて、カメラ
の巻き上げ異常やフィルムの未装填などを検知する方法
は、電流量を検知するため、電流を電圧に変換し、コン
パレータでリファレンス電圧と比較し、この結果をCP
Uにて判別するなど、昨今の回路の集積化と相反するア
ナログ的な内容が多い。
【0005】また、巻き上げモータの電流は、フィルム
カセットやモータによるバラツキが避けられない。例え
ば、フィルムカセットの巻き上げトルクは、フィルムカ
セットの歪み、フィルムの長さ、厚み、温湿度、輸送時
の振動などの要因により数100gcm(MINとMA
Xで数倍異なる)は変動する。
【0006】従って、巻き上げトルクにバラツキがあれ
ば、モータの消費電流も変動が避けられないため、フィ
ルム巻き上げが行われているにも関わらず、巻き上げ異
常と誤検知したり、フィルムが未装填にも関わらず、フ
ィルム装填と誤検知するなどが発生することがあり、メ
ーカでは、誤検知を避けるために、フィルムカセットや
モータのバラツキに関する出荷検査を厳しくしたり、電
流検知の回路に冗長性を持たせるため、複雑な回路、ソ
フトウェア構成にするなどを行なっていたため、結果的
に生産コストの増大が避けられないという問題がある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、簡単な構成により確実にフィルム装填の有無を
認識することのできるモニタ画像撮影装置を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によるモ
ニタ画像撮像装置は、内視鏡画像を表示するCRTを有
する装置本体と、前記装置本体に取り付けられ前記CR
Tに表示された内視鏡画像を撮像するためのフィルムと
巻き上げのためにカメラの巻き上げ係合爪に係合すると
共に光線を透過させる複数の透過部により前記フィルム
の情報の識別部を形成する係合部とを有するフィルムカ
セットを装填可能でフィルム巻き上げにモータを使用す
るカメラとを備えたモニタ画像撮像装置において、発光
部と受光部とを有し、前記フィルムの前記カメラへの装
填時の空巻き上げに伴い、前記識別部が検出されたか否
かにより前記フィルムカセットが前記カメラに装填され
ているか否かの検出を行うと共に、前記識別部のフィル
ム情報の読み取りが可能な填検出手段と、前記装填検
出手段によりフィルムが装填されていることが検出され
た場合に、フィルムの巻き上げに伴い前記装填検出手段
により検出される前記識別部の検出状態の変化状況に基
づき、前記巻き上げの異常を検出する巻き上げ異常検出
手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】また、本発明によるモニタ画像撮像装置
は、内視鏡画像を表示するCRTを有する装置本体と、
前記装置本体に取り付けられ前記CRTに表示された内
視鏡画像を撮像するためのフィルムと巻き上げのために
カメラの巻き上げ係合爪に係合すると共に光線を透過さ
せる複数の透過部を形成する係合部とを有するフィルム
カセットを装填可能でフィルム巻き上げにモータを使用
するカメラとを備えたモニタ画像撮像装置において、
光部と受光部とを有し、前記フィルムの前記カメラへの
装填時の空巻き上げに伴い、前記係合部が検出されたか
否かにより前記フィルムカセットが前記カメラに装填さ
れているか否かの検出を行う填検出手段と、前記装填
検出手段によりフィルムが装填されていることが検出さ
れた場合に、フィルムの巻き上げに伴い前記装填検出手
段により検出される前記透過部の検出状態の変化状況に
基づき、前記巻き上げの異常を検出する巻き上げ異常検
出手段とを備えたことを特徴とし、更に、前記装填検
手段により、前記フィルムカセットが少なくとも未装填
状態であることを検出したとき、該異常状態であること
を告知する告知手段を備えたことを特徴とし、そして、
前記装填検出手段は、前記フィルムカセットの前記透過
を所定のタイミングで読み取り、前記巻き上げ異常検
出手段は、前記装填検出手段による前記所定のタイミン
グでの読み取りが不可のとき巻き上げの異常として検出
することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について述べる。
【0011】(第1の実施の形態) 図1から図4は本発明の第1の実施の形態に係わり、図
1はモニタ画像撮影装置の構成を示すブロック図、図2
は図1のカメラに装填されるフィルムカセットの平面
図、図3は図1のカメラに装填されるフィルムカセット
の正面図、図4は図1のカメラとフィルムカセットとの
接続関係を示すブロック図である。
【0012】(構成)図1に示すように、本実施の形態
のモニタ画像撮影装置1は、内視鏡用フィルムカセット
(以下、フィルムカセットと略記する)2が装填される
カメラ3及び電子内視鏡装置4からの内視鏡画像を表示
する図示しないCRTを内蔵するモニタ画像撮影装置本
体5ととから構成され、カメラ3にはフィルムカセット
2の装填の有無等の種々の状態をユーザに知らせる告知
手段としての例えばLED3aが設けられると共に、内
部に設けられた後述する電源とカメラの巻き上げ、シャ
ッタなどの動作を行うカメラ駆動部を制御する制御信号
が図示しない接続コネクタを介してモニタ画像撮影装置
本体5から送られているようになっている。
【0013】また、カメラ3からは、フィルムカセット
2から検知した後述するフィルム情報やカメラの巻き上
げ異常などの情報が通信により、モニタ画像撮影装置本
体5に送られている。また、電子内視鏡装置4からは、
内視鏡画像のビデオ信号が常時、モニタ画像撮影装置1
に送られていると共に、ユーザが写真撮影する時には、
レリーズ信号が送られてくるようになっている。
【0014】図2及び図3に示すように、本実施の形態
のフィルムカセット2は、フィルム感度、フィルム枚
数、色温度タイプ等が異なるフィルム2aが巻装可能な
フィルム供給部6と、撮影済みのフィルム2aが巻き取
られる巻き上げ部7と、このフィルム巻き上げ部7と前
記フィルム供給部6とを連結するブリッジ部8とが一体
となって構成されている。
【0015】また、フィルムカセット2をカメラ3に装
填した時、カメラ3本体と接するフィルム供給部6側の
部分には、フィルム感度、フィルム枚数、色温度タイプ
等のフィルム情報を表わす抵抗値(フィルム2aの種別
に応じて抵抗値が異なる)を持つ透明導電性塗料を塗布
した抵抗膜9が貼り付けられている。
【0016】図4に示すように、フィルムカセット2に
設けられた抵抗膜9(抵抗値R)の既定した2個所は、
カメラ3本体内部の2つの接点11、12により接触す
るようになっている。また、接点11は固定抵抗13
(抵抗値R0)と電源14が直列に接続され、接点12
はGNDを接続した構造となっている。
【0017】また、カメラ3本体内部には、接点11の
電圧値をデジタル信号に変換するA/D変換器15と、
A/D変換器15でデジタル信号となった接点11の電
圧値を読み込むCPU16と、デジタル信号となった接
点11の電圧値に基づいてCPU16により制御される
カメラ駆動部17とが設けられ、外表面には前記LED
3aが設けられている。
【0018】(作用)本実施の形態では、カメラ3にフ
ィルムカセット2が装填されると、カメラ3本体内部に
おいて、抵抗膜9と固定抵抗13の各抵抗値R,R0と
で電源14の電位E(V)を分圧し、分圧された電圧値
をA/D変換器15でA/D変換し、CPU16に入力
される。
【0019】CPU16では、この分圧値に応じて、フ
ィルムカセット2のフィルム情報を検知し、カメラ駆動
部17を制御すると共に、モニタ画像撮影装置本体5に
前述のフィルム情報を通信して、モニタ画像撮影装置1
が、フィルムカセット2の種別に応じた最適な露光制御
を行なうように動作する。
【0020】また、フィルムカセット2がカメラ3に装
填されない場合、前述の抵抗値Rが開放となるから、A
/D変換した値はほぼ電源14の電位E(V)を示すの
で、この値をCPU16で読み取ることより、フィルム
カセットの未装填(nf)が検知でき、CPU13はフ
ィルムカセット2がカメラ3に未装填であると判断する
と、LED3aを点灯させ、ユーザに「フィルムカセッ
ト未装填」を告知する。
【0021】(効果)このように本実施の形態では、C
PU13がフィルムカセット2の抵抗膜9と固定抵抗1
3によりフィルムカセット2のフィルム情報を検知し、
特にフィルムカセット2の未装填における接点11の電
位が電源14の電位E(V)であるかを監視し、フィル
ムカセット2が未装填時にはLED3aを点灯させるの
で、モニタ画像撮影装置1に巻き上げモータの電流検知
回路が無くても、フィルムカセットの装填有無が確実に
検知でき、ユーザに告知することができる。
【0022】なお、フィルムカセット2が未装填時には
LED3aを点灯させてユーザに告知するとしたが、図
示しないブザーによる音、もしくは、電子内視鏡装置4
の内視鏡画像中に警告文章を重畳することにより、フィ
ルムカセット2が未装填(nf)であることをユーザに
告知するようにしてもよい。
【0023】(第2の実施の形態)図5ないし図16は
本発明の第2の実施の形態に係わり、図5はフィルムカ
セットの平面図、図6は図5のフィルムカセットの一部
断面図を含む正面図、図7は図5のフィルムカセットの
係合部に設けたフィルム情報部の構成を説明する説明
図、図8は図7のフィルム情報部とカメラとの関係を説
明する説明図、図9は図5のフィルム巻き上げ部を構成
する溝部と発光器及び受光器との関係を説明する説明
図、図10は図5のフィルムカセットが装填されるカメ
ラの概略構成を示すブロック図、図11は図8の係合部
と巻き上げ係合爪との係合状態を説明する説明図、図1
2は図10のカメラの動作を示すフローチャート、図1
3は図8の係合部と巻き上げ係合爪との係合状態を上方
から見たフィルム情報部の未受光状態を説明する第1の
説明図、図14は図8の係合部と巻き上げ係合爪との係
合状態を上方から見たフィルム情報部の未受光状態を説
明する第2の説明図、図15は図8の係合部と巻き上げ
係合爪との係合状態を上方から見たフィルム情報部の受
光状態を説明する説明図、図16はフィルム情報部を透
過した光線を受光した時の図10の識別回路に入力され
る信号のタイミング図である。
【0024】第2の実施の形態は、第1の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0025】 (構成) 図5及び図6に示すように、本実施の形態のフィルムカ
セット2では、フィルム巻き上げ部にカメラ3に設け
られている巻き上げ係合爪31が係入するフィルム情報
部を備えた係合部24aを一端部に設けた係合軸24が
回動自在に配設されている。なお、符号32は前記係合
軸24の先端部に設けられている係合部24aを、カメ
ラ3の巻き上げ係合爪31に係合させるために、前記係
合軸24の後端面に当接して係合軸24を係合爪側に押
圧移動させるカメラ3に設けた押し上げピンである。
【0026】図7に示すように、前記係合軸24の一端
部に設けた係合部24aには、カメラ3に設けた巻き上
げ係合爪31が係入すると共に、フィルム種類毎の情報
を示すフィルム情報部25を構成する複数の溝部25a
が形成されている。この溝部25aは、係合軸24の中
心軸に直交するように一外周面側から他外周面側に所定
の幅寸法及び深さ寸法に形成したものであり、フィルム
種類によって溝部25aの数を変化させている。つま
り、同図(a)に示すように放射状に等間隔に4本の溝
部25aを形成したり、同図(b)に示すように放射状
に等間隔に3本の溝部25aを形成してフィルム種類の
識別を行えるようになっている。
【0027】図8に示すように、フィルムカセット2の
フィルム巻き上げ部が装填されるカメラ3内には一対
の発光部となる発光器33と受光部となる受光器34と
が対向して設けられており、この発光器33から受光器
34に向かって出射される光線を遮る光軸上に係合爪3
1が位置している。
【0028】また、前記押し上げピン32によって前記
係合軸24が巻き上げ係合爪31側に移動されて係合部
24aがフィルム巻き上げ部から突出したとき、図9
に示すように、前記係合部24aに形成したフィルム情
報部25が発光器33と受光器34との間に配置され
る。
【0029】具体的には、前記係合軸24の中心軸と発
光器33から受光器34に向かって出射される光線の光
軸とが直交している。このため、前記発光器33から前
記受光器34に向かって出射される光線の光軸上に溝部
25aが位置した場合、前記発光器33から出射された
光線が溝部25a内を通過して受光器34に到達する。
なお、本図においては巻き上げ係合爪31を省略してい
る。
【0030】図10に示すように、カメラ3には一対の
対設した例えば発光ダイオードである発光器33及び例
えばフォトトランジスタである受光器34と、フィルム
カセット10内に巻回されているフィルム2aの種類を
識別する回路である識別回路35と、この識別回路35
での識別結果に基づいて撮影条件設定を行う回路である
と共に内視鏡像撮影のための回路であるカメラ駆動回路
36等が設けられている。また、カメラ駆動回路36に
は、フィルムの巻き上げ動作が始まってからの時間を計
時するタイマ回路37が接続され、タイマ回路37で計
時した巻き上げ時間と、予め設定している巻き上げ予想
時間を比較するようになっている。
【0031】なお、図11に示すように、前記押し上げ
ピン32によって前記係合軸24が巻き上げ係合爪31
側に移動すると、この巻き上げ係合爪31が係合軸24
の係合部24aに形成されている複数の溝部25aの1
つに係合して、前記係合軸24を回転させることが可能
な状態になる。
【0032】また、前記巻き上げ係合爪31の係合軸2
4側先端は、前記溝部25aの幅に係合可能な程度の厚
さを有すると共に、係合軸24側に開口した略コ字形状
の切り欠きを有する板状に形成されている。さらに、前
記切り欠きの幅は、前記巻き上げ係合爪31を溝部25
aに係合させたときに、巻き上げ係合爪31と係合され
ていない残る全ての溝部25aが、係合軸24の直径方
向に貫通することができる程度のものである。
【0033】(作用)図12のフローチャートを参照し
てフィルム巻き上げ動作を説明する。
【0034】まず、図12に示すように、ステップS1
でフィルムカセット2をカメラ3に装填する。すると、
押し上げピン32が係合軸24を巻き上げ係合爪31側
に移動させて、巻き上げ係合爪31と係合軸24の係合
部24aとが図11及び例えば図13に示すように係合
してフィルム巻き上げ可能状態にすると共に、ステップ
S2に移行して発光器33がオン状態にする。このた
め、発光器33からは受光器34方向に向かって光線が
出射されたフィルム種類検出状態になる。
【0035】次に、ステップS3に移行してフィルム2
aの空巻き上げを動作行うため、巻き上げ係合爪31を
回転させる。すると、ステップS4に移行してこの巻き
上げ係合爪31に係合している係合部24aが回転され
て係合軸24が回転する。
【0036】このことにより、例えば図13に示すよう
に発光器33から出射されている光線が巻き上げ係合爪
31によって遮られて受光器34まで到達しない状態か
ら、係合軸24が矢印方向に回転して、図14に示すよ
うに係合部24aの外周面によって遮られて発光器33
から出射された光線が受光器34まで到達しない状態、
続いて図15に示すように発光器33から出射した光線
が溝部25a内を通過し受光器34に到達する状態にな
って、受光器34に到達したか否かが判断され、前記受
光器34に発光器33からの光線が入射すると、ステッ
プS5において、発光器33に光線が入射したことをカ
ウントする。
【0037】例えば、図7(a)に示したように係合部
24aに4本の溝部25aが形成されていれば、図16
(a)に示すように前記受光器34では1回転当たり6
回の光線が溝部25aを通過する。
【0038】また、図7(b)に示したように係合部2
4aに3本の溝部25aが形成されていれば、図16
(b)に示すように前記受光器34に1回転当たり4回
の光線が溝部25aを通過する。
【0039】次いで、ステップS6に移行し、受光器3
に光線が入射した回数であるカウント値nがを超え
ているか否かを判別することにより、フィルムカセット
2の装填有無を判別する。フィルムカセット2が未装填
(nf)の場合には、図7(a)のように溝部25aが
4本のとき、図16(c)に示すように巻き上げ動作が
行われると、発光器33から出射された光線は、係合爪
31のみによって遮られる。この状態を検知することに
より、フィルムカセット2の装填有無を判定する。
【0040】ステップS6でフィルムカセット2が装填
されている場合にはステップS7に進み、フィルムカセ
ット2が未装填の場合にはステップS8でカメラ3に設
けられているLED3aを点灯させてフィルムカセット
が未装填(nf)であることをユーザに告知する。な
お、特に図示していないが、ブザーによる音、もしく
は、電子内視鏡装置の内視鏡画像中に警告文章を重畳
することにより、フィルムカセットが未装填(nf)で
あることをユーザに告知するようにしてもよい。
【0041】ステップS7では、タイマ回路37で計時
された巻き上げが開始されてからの時間が予め設定され
ている巻き上げ装填時間の範囲内か否かを判別すること
により、巻き上げ異常を判別する。
【0042】すなわち、フィルムカセット2が装填され
ている時に巻き上げ動作が正常に行われている場合、発
光器33から出射された光線は、係合爪31によって遮
られながら、受光器34に到達しているので、ON/O
FF動作が行われる。
【0043】このON/OFF動作の間隔は、図7
(a)(b)に示したようなフィルム情報を示す溝部2
5aの形状と、フィルムの巻き上げ速度によって、一義
的に求まる。フィルムカセット2が正常に巻き上げ動作
されていない巻き上げ異常(mt)の場合には、図16
(d)に示すように、所定時間t内を超えて受光器34
に1回転当たりの光線が溝部25aを通過する。
【0044】従って、フィルムカセット2が装填されて
いる時に巻き上げ動作が正常に行われない場合、前述の
ON/OFF間隔の1回転分が所定範囲tを超えている
はずである。この状態を検知することにより、フィルム
カセット2の巻き上げ異常を判定する。
【0045】ステップS7でフィルムカセット2の巻き
上げ動作が正常に行われている場合にはステップS9に
進み、フィルムカセット2の巻き上げ動作が正常に行わ
れていない場合には、ステップS8におけるフィルムカ
セットが未装填(nf)の場合と同様の手段により、ス
テップS10で巻き上げ異常(mt)であることをユー
ザに告知する。
【0046】ステップS9では、初期巻き上げ動作が終
了したか否かが判断される。このステップS9で初期巻
き上げ動作が継続していると判断されたときにはステッ
プS4に戻って受光器34に入射する受光器33からの
光線の回数が引き続きカウントされる。
【0047】ステップS9で初期巻き上げ動作が終了し
たと判断されたときにはステップS11に移行して発光
器33から受光器34に到達した光線の回数を識別回路
35に出力した後、ステップS12に移行して発光器3
3の発光を停止させた後、ステップS13に移行して識
別回路35に出力された最後の値を基に、カメラ駆動回
路36ではこの検出結果の数値からフィルム種類を識別
すると共に、識別後、ステップS14に移行してカメラ
3内の図示しないコンパレータ、CPU等を用いてカメ
ラ側の制御機構を制御して撮影条件等の設定を行って内
視鏡撮影状態にする。
【0048】(効果)このように本実施の形態では、フ
ィルムカセット2を構成する係合軸の一端部の係合部2
4aにフィルムカセット2に巻装されるフィルム種類を
識別するためのフィルム情報部となる溝部25aを設け
る一方、この溝部25aに対応するような一対の発光器
33及び受光器34子をカメラ3側に設け、係合軸14
を所定量回転させた時に発光器33から出射されて溝部
25aを通過して受光器34に到達する回数を検出する
ことによって、フィルムカセット2の情報を確実に識別
することができると共に、フィルムカセット2が未装填
(nf)であるか否かを確実に識別でき、フィルムカセ
ット2が未装填時にはLED3aを点灯させるので、モ
ニタ画像撮影装置1に巻き上げモータの電流検知回路が
無くても、フィルムカセットの装填有無が確実に検知で
き、ユーザに告知することができる。
【0049】また、前述の受光器34に到達する回数だ
けでなく、到達間隔が所定時間tを超えているか否かを
判別することにより、フィルムカセット2の巻き上げ異
常(mt)も確実に識別でき、LED3aを点灯させる
ことでユーザに告知することができる。
【0050】さらに、フィルムカセット2の未装填(n
f)の識別に、第1の実施の形態で示した抵抗検知を併
用して用いれば、フィルム2aの巻き上げ動作が行われ
る前にフィルムカセット2の未装填(nf)が検知可能
であるから、即時にかつ、より確実・安定にフィルムカ
セット2の未装填(nf)状態を識別できる。
【0051】[付記] (付記項1) 内視鏡画像を表示するCRTを有する装
置本体と、前記装置本体に取り付けられ前記CRTに表
示された内視鏡画像を撮影すると共にフィルム情報を設
定した設定手段を備えたフィルムカセットを装填可能で
フィルム巻き上げにモータを使用するカメラとを備えた
モニタ画像撮影装置において、少なくとも前記フィルム
カセットの前記カメラへの未装填状態を検知する検知手
段と、前記検知手段の検知結果に基づいて異常内容を告
知する告知手段とを備えたことを特徴とするモニタ画像
撮影装置。
【0052】(付記項2) 前記検知手段は、前記設定
手段を検知できなかった場合を、前記フィルムカセット
の前記カメラへの未装填状態として検知することを特徴
とする付記項1に記載のモニタ画像撮影装置。
【0053】(付記項3) 前記設定手段は、前記フィ
ルムカセットに設けられた固定抵抗であることを特徴と
する付記項1または2に記載のモニタ画像撮影装置。
【0054】(付記項4) 前記設定手段は、フィルム
カセットの巻き上げ係合部に設けられた、前記カメラに
設けられた発光部からの光線を透過する複数の透過部で
あることを特徴とする付記項1または2に記載のモニタ
画像撮影装置。
【0055】(付記項5) 前記検知手段は、前記複数
の透過部が所定量検知できなった場合を、前記フィルム
カセットの前記カメラへの未装填状態として検知するこ
とを特徴とする付記項4に記載のモニタ画像撮影装置。
【0056】(付記項6) 前記検知手段は、前記フィ
ルムカセットのフィルム巻き上げ異常を検知することを
特徴とする付記項1ないし5のいずれか1つに記載のモ
ニタ画像撮影装置。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるモニタ
画像撮像装置によれば、装填検出手段がフィルムカセッ
トのカメラへの装填の有無を検出し、巻き上げ異常検出
手段がフィルムの巻き上げに伴いフィルム巻き上げの正
常、異常を検出するので、簡単な構成により確実にフィ
ルム装填の有無を認識することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るモニタ画像撮
影装置の構成を示すブロック図
【図2】図1のカメラに装填されるフィルムカセットの
平面図
【図3】図1のカメラに装填されるフィルムカセットの
正面図
【図4】図1のカメラとフィルムカセットとの接続関係
を示すブロック図
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るフィルムカセ
ットの平面図
【図6】図5のフィルムカセットの一部断面図を含む正
面図
【図7】図5のフィルムカセットの係合部に設けたフィ
ルム情報部の構成を説明する説明図
【図8】図7のフィルム情報部とカメラとの関係を説明
する説明図
【図9】図5のフィルム巻き上げ部を構成する溝部と発
光器及び受光器との関係を説明する説明図
【図10】図5のフィルムカセットが装填されるカメラ
の概略構成を示すブロック図
【図11】図8の係合部と巻き上げ係合爪との係合状態
を説明する説明図、
【図12】図10のカメラの動作を示すフローチャート
【図13】図8の係合部と巻き上げ係合爪との係合状態
を上方から見たフィルム情報部の未受光状態を説明する
第1の説明図
【図14】図8の係合部と巻き上げ係合爪との係合状態
を上方から見たフィルム情報部の未受光状態を説明する
第2の説明図
【図15】図8の係合部と巻き上げ係合爪との係合状態
を上方から見たフィルム情報部の受光状態を説明する説
明図
【図16】フィルム情報部を透過した光線を受光した時
の図10の識別回路に入力される信号のタイミング図
【符号の説明】
1…モニタ画像撮影装置 2…フィルムカセット 2a…フィルム 3…カメラ 3a…LED 4…電子内視鏡装置 5…モニタ画像撮影装置本体 6…フィルム供給部 7…巻き上げ部 8…ブリッジ部 9…抵抗膜 11、12…接点 13…固定抵抗 14…電源 15…A/D変換器 16…CPU 17…カメラ駆動部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−34794(JP,A) 特開 平9−197512(JP,A) 特開 平4−314040(JP,A) 特開 平4−213439(JP,A) 特開 平2−278244(JP,A) 特開 昭58−120239(JP,A) 特開 昭58−120236(JP,A) 特開 平4−58233(JP,A) 特開 平11−143024(JP,A) 特開 平11−84593(JP,A) 特開 平5−158125(JP,A) 特開 昭61−260232(JP,A) 特開 昭60−60630(JP,A) 実開 昭63−68637(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/00 G03B 17/18 - 17/20 G03B 17/26 - 17/46 G03C 3/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡画像を表示するCRTを有する装
    置本体と、前記装置本体に取り付けられ前記CRTに表
    示された内視鏡画像を撮像するためのフィルムと巻き上
    げのためにカメラの巻き上げ係合爪に係合すると共に光
    線を透過させる複数の透過部により前記フィルムの情報
    の識別部を形成する係合部とを有するフィルムカセット
    を装填可能でフィルム巻き上げにモータを使用するカメ
    ラとを備えたモニタ画像撮像装置において、発光部と受光部とを有し、前記フィルムの前記カメラへ
    の装填時の空巻き上げに伴い、前記識別部が検出された
    か否かにより前記フィルムカセットが前記カメラに装填
    されているか否かの検出を行うと共に、前記識別部のフ
    ィルム情報の読み取りが可能な填検出手段と、前記装填検出手段によりフィルムが装填されていること
    が検出された場合に 、フィルムの巻き上げに伴い前記装
    填検出手段により検出される前記識別部の検出状態の変
    化状況に基づき、前記巻き上げの異常を検出する巻き上
    げ異常検出手段と、 を備えたことを特徴とするモニタ画像撮像装置。
  2. 【請求項2】 内視鏡画像を表示するCRTを有する装
    置本体と、前記装置本体に取り付けられ前記CRTに表
    示された内視鏡画像を撮像するためのフィルムと巻き上
    げのためにカメラの巻き上げ係合爪に係合すると共に光
    線を透過させる複数の透過部を形成する係合部とを有す
    るフィルムカセットを装填可能でフィルム巻き上げにモ
    ータを使用するカメラとを備えたモニタ画像撮像装置に
    おいて、発光部と受光部とを有し、前記フィルムの前記カメラへ
    の装填時の空巻き上げに伴い、前記係合部が検出された
    か否かにより前記フィルムカセットが前記カメラに装填
    されているか否かの検出を行う填検出手段と、前記装填検出手段によりフィルムが装填されていること
    が検出された場合に 、フィルムの巻き上げに伴い前記装
    填検出手段により検出される前記透過部の検出状態の変
    化状況に基づき、前記巻き上げの異常を検出する巻き上
    げ異常検出手段と、 を備えたことを特徴とするモニタ画像撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記装填検出手段により、前記フィルム
    カセットが少なくとも未装填状態であることを検出した
    とき、該異常状態であることを告知する告知手段を、更
    に備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のモニタ画像撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記装填検出手段は、前記フィルムカセ
    ットの前記透過部を所定のタイミングで読み取り、前記
    巻き上げ異常検出手段は、前記装填検出手段による前記
    所定のタイミングでの読み取りが不可のとき巻き上げの
    異常として検出することを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載のモニタ画像撮像装置。
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