JP3447432B2 - ネットワークデータサーバ装置およびプログラマブルロジックコントローラシステム - Google Patents

ネットワークデータサーバ装置およびプログラマブルロジックコントローラシステム

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JP3447432B2
JP3447432B2 JP14050895A JP14050895A JP3447432B2 JP 3447432 B2 JP3447432 B2 JP 3447432B2 JP 14050895 A JP14050895 A JP 14050895A JP 14050895 A JP14050895 A JP 14050895A JP 3447432 B2 JP3447432 B2 JP 3447432B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プログラマブルロジッ
クコントローラなど複数台のプログラム処理手段のデー
タを記憶するためのネットワークデータサーバ装置に関
し、特にFAコントローラとプログラマブルロジックコ
ントローラを接続したシステムにおけるネットワークデ
ータサーバ装置およびプログラマブルロジックコントロ
ーラシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図30は複数台のプログラマブルロジッ
クコントローラを有するシステムの従来例を示してい
る。図30において、100はFAコントローラを、1
01〜104は各々プログラマブルロジックコントロー
ラ(以下、PLCと略称する)を各々示しており、FA
コントローラ100とPLC101〜104とは通信路
105によって双方向に通信可能に接続され、FAコン
トローラ100は、一つのタスクを動作させてPLC1 PLC101〜104のデータを読み書き可能に記憶す
る。
【0003】このシステムでは、FAコントローラ10
0に接続されている一つのPLCのデータを他のPLC
に複写する場合、FAコントローラ100が複写元のP
LCに対してデータ要求を出し、そのPLCのデバイス
メモリよりデータを読み出してデータを受信し、受信し
たデータを他のPLCに対し送信する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような手順でP
LCのデータを他のPLCに複写する場合には、FAコ
ントローラは各PLCのアドレスなどの情報を保有して
いる必要があるため、FAコントローラのメモリ資源を
節約できない。
【0005】FAコントローラは、OAにおけるコンピ
ュータなどとは異なってシステム変更の頻度が高く、そ
のシステム変更の都度、FAコントローラの通信プログ
ラムを変更することが多い。このため、生産ラインなど
を長時間停止されることになり、生産ラインの稼動率が
低下する。
【0006】またデータ複写の度にFAコントローラが
PLCにデータの読み出し、書き込みを行わなくてはな
らないため、データ複写に時間を要し、またFAコント
ローラの負担が大きい。
【0007】この発明は、上述のような問題点を解消す
るためになされたものであり、PLCなどのプログラム
処理手段のデータ複写をFAコントローラのタスクに依
存することなく応答性よく的確に行い、FAコントロー
ラが各PLCのアドレスなどの情報を保有する必要をな
くし、またFAコントローラのシステム変更時にも生産
ラインなどを平常通り稼動させることができ、また各プ
ログラム処理手段のデータを一元管理してそのデータの
読み書きが容易に行われ得るようにし、併せてトランス
ペアレントなデータ伝送、データの二重化、システム全
体の効率の向上を行うネットワークデータサーバ装置お
よびプログラマブルロジックコントローラシステムを提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明に係るネットワークデータサーバ装置
は、ネットワークデータサーバ装置が複数台設けられ、
その各ネットワークデータサーバ装置に複数台のプログ
ラマブルロジックコントローラが接続され、前記複数台
のネットワークデータサーバ装置の一つにFAコントロ
ーラが接続され、接続された各々が双方向に通信可能な
ネットワークデータサーバ装置であって、前記各ネット
ワークデータサーバ装置が、前記各プログラマブルロジ
ックコントローラのデータを所定のメモリアドレスに記
憶するPLC用メモリと、前記各プログラマブルロジッ
クコントローラあるいは前記FAコントローラが送信す
るデータを受信する受信手段と、前記受信手段が受信し
たデータを前記PLC用メモリに書き込む書き込み手段
と、前記PLC用メモリに書き込まれたデータを読み出
す読み出し手段と、前記読み出し手段により読み出され
たデータを前記各プログラマブルロジックコントローラ
あるいは前記FAコントローラへ送信する送信手段と、
データ複写の複写元のメモリアドレスと複写先のメモリ
アドレスとを記述された複写情報リスト部と、前記複写
情報リスト部に記述された複写元のメモリアドレスと複
写先のメモリアドレスに従って前記PLC用メモリの複
写元のメモリアドレスに書き込まれているデータを前記
読み出し手段によって前記PLC用メモリより読み出
し、このデータを前記書き込み手段によって前記PLC
用メモリの複写先のメモリアドレスに書き込む制御を行
う制御手段とを有しているものにおいて、前記各ネット
ワークデータサーバ装置相互で双方向に通信する送信手
段および受信手段と、接続されているプログラマブルロ
ジックコントローラの一覧を示す接続PLCリスト部と
を有し、前記制御手段は、前記FAコントローラよりの
データ読み書き要求の受信により前記接続PLCリスト
部のリスト内容を参照してそのデータ読み書き要求が自
ネットワークデータサーバ装置に接続されているプログ
ラマブルロジックコントローラのものであるか否かを判
別し、データ読み書き要求が自ネットワークデータサー
バ装置に接続されているプログラマブルロジックコント
ローラのものであれば、その要求を自己処理し、データ
読み書き要求が自ネットワークデータサーバ装置に接続
されているプログラマブル ロジックコントローラのもの
でない場合にはデータ読み書き要求を前記送信手段によ
って他のネットワークデータサーバ装置へ転送する制御
を行う。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】次の発明に係るネットワークデータサーバ
装置は、前記ネットワークデータサーバ装置が複数台設
けられ、その各ネットワークデータサーバ装置にプログ
ラマブルロジックコントローラが接続されたシステムに
おいて、ネットワークデータサーバ装置相互で双方向に
通信する送信手段および受信手段と、他のネットワーク
データサーバ装置に接続されているプログラマブルロジ
ックコントローラのデータを記憶するPLC用メモリと
を含み、前記制御手段は前記送信手段および受信手段に
よるネットワークデータサーバ装置間通信により他のネ
ットワークデータサーバ装置に接続されているプログラ
マブルロジックコントローラのデータを送信あるいは受
信してそのデータを前記書き込み手段によって前記PL
C用メモリに書き込む制御を行うものである。
【0013】次の発明に係るネットワークデータサーバ
装置は、前記ネットワークデータサーバ装置が複数台設
けられ、その各ネットワークデータサーバ装置にプログ
ラマブルロジックコントローラが接続されたシステムに
おいて、ネットワークデータサーバ装置相互で双方向に
通信する送信手段および受信手段と、前記PLC用メモ
リを構成する記憶媒体の種類、記憶容量、動作速度など
の記憶媒体情報を保有する記憶媒体情報メモリと、前記
PLC用メモリにどのデータを保有しているかを示すP
LCデータ保有情報を格納したPLCデータ保有情報メ
モリと、PLCデータ保有情報を前記PLCデータ保有
情報メモリに書き込む書き込み手段と、前記PLCデー
タ保有情報メモリに書き込まれたPLCデータ保有情報
を読み出す読み出し手段とを有し、前記制御手段は、前
記記憶媒体情報メモリに書き込まれている記憶媒体情報
に基づいて自ネットワークデータサーバ装置のPLC用
メモリに格納するデータを決定し、その決定に従ってP
LCデータ保有情報を前記PLCデータ保有情報メモリ
に書き込む制御と、受信したデータに該当するPLCデ
ータ保有情報を前記PLCデータ保有情報メモリより読
み出し、そのデータを自ネットワークデータサーバ装置
のPLC用メモリに書き込むか、他のネットワークデー
タサーバ装置へ送信するかの制御とを行うものである。
【0014】次の発明に係るプログラマブルロジックコ
ントローラシステムは、各々複数台のプログラマブルロ
ジックコントローラに双方向に通信可能に接続された複
数台のネットワークデータサーバ装置と、前記ネットワ
ークデータサーバ装置と少なくとも一台のFAコントロ
ーラの各々に双方向に通信可能に接続されたデータサー
バ管理装置とを含み、ネットワークデータサーバ装置
は、プログラマブルロジックコントローラのデータを所
定のメモリアドレスに記憶するPLC用メモリと、前記
プログラマブルロジックコントローラあるいはデータサ
ーバ管理装置が送信するデータを受信する受信手段と、
前記受信手段が受信したデータを前記PLC用メモリに
書き込む書き込み手段と、前記PLC用メモリに書き込
まれたデータを読み出す読み出し手段と、前記読み出し
手段により読み出されたデータを前記プログラマブルロ
ジックコントローラあるいは前記データサーバ管理装置
へ送信する送信手段と、ネットワークデータサーバ装置
相互で双方向に通信する送信手段および受信手段と、デ
ータ複写の複写元のメモリアドレスと複写先のメモリア
ドレスとを記述された複写情報リスト部と、前記プログ
ラマブルロジックコントローラよりのデータ受信のたび
にデータ格納先の問い合わせ通信を前記データサーバ管
理装置との間に行い前記データサーバ管理装置よりの返
答によりその受信データを自ネットワークデータサーバ
装置のPLC用メモリに書き込むか、他のネットワーク
データサーバ装置へ送信するかの制御と、前記複写情報
リスト部に記述された複写元のメモリアドレスと複写先
のメモリアドレスに従って前記PLC用メモリの複写元
のメモリアドレスに書き込まれているデータを前記読み
出し手段によって前記PLC用メモリより読み出し、こ
のデータを前記書き込み手段によって前記PLC用メモ
リの複写先のメモリアドレスに書き込む制御とを行う制
御手段とを有し、前記データサーバ管理装置は、各ネッ
トワークデータサーバ装置の前記PLC用メモリを構成
する記憶媒体の種類、記憶容量、動作速度などの記憶媒
体情報を保有する記憶媒体情報メモリと、前記ネットワ
ークデータサーバ装置の各々がどのデータを保有してい
るかを示すPLCデータ保有情報を格納したPLCデー
タ保有情報メモリと、PLCデータ保有情報を前記PL
Cデータ保有情報メモリに書き込む書き込み手段と、前
記PLCデータ保有情報メモリに書き込まれたPLCデ
ータ保有情報を読み出す読み出し手段と、前記記憶媒体
情報メモリに書き込まれている記憶媒体情報に基づいて
前記データを格納するネットワークデータサーバ装置を
分散割り当て、その分散割り当てにより決まるPLCデ
ータ保有情報を前記書き込み手段によって前記PLCデ
ータ保有情報メモリに書き込み、前記ネットワークデー
タサーバ装置あるいは前記FAコントローラよりのデー
タ格納先の問い合わせ通信のたびに該当するPLCデー
タ保有情報を前記PLCデータ保有情報メモリより読み
出してデータの格納先を決定し、そのデータ格納先情報
を問い合わせ通信元に送信する制御を行う制御手段とを
有している。
【0015】
【作用】この発明に係るネットワークデータサーバ装置
においては、ネットワークデータサーバ装置が複数台設
けられ、その各ネットワークデータサーバ装置にプログ
ラマブルロジックコントローラが接続され、複数台のネ
ットワークデータサーバ装置の一つにFAコントローラ
が接続されたシステムにおいて、FAコントローラより
データ読み書き要求を受信すると、接続PLCリスト部
のリスト内容を参照してそのデータ読み書き要求が自ネ
ットワークデータサーバ装置に接続されているプログラ
マブルロジックコントローラのものであるか否か判別
し、データ読み書き要求が自ネットワークデータサーバ
装置に接続されているプログラマブルロジックコントロ
ーラのものであれば、その要求を自己処理し、データ読
み書き要求が自ネットワークデータサーバ装置に接続さ
れているプログラマブルロジックコントローラのもので
ない場合にはデータ読み書き要求を前記送信手段によっ
て他のネットワークデータサーバ装置へ転送することが
行われる。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】これにより、FAコントローラを接続され
ていないネットワークデータサーバ装置はFAコントロ
ーラを接続されているネットワークデータサーバ装置を
経由してFAコントローラとデータの受信と送信を行
い、このデータの受信、送信が、ネットワークデータサ
ーバ装置が保有している接続PLCリスト部のリスト内
容を参照して行われることで、FAコントローラは各ネ
ットワークデータサーバ装置との間にトランスペアレン
トなデータ伝送が行われるようになる。
【0026】次の発明に係るネットワークデータサーバ
装置においては、ネットワークデータサーバ装置が複数
台設けられ、その各ネットワークデータサーバ装置にプ
ログラマブルロジックコントローラが接続されたシステ
ムにおいて、送信手段および受信手段によるネットワー
クデータサーバ装置間通信により、他のネットワークデ
ータサーバ装置に接続されているプログラマブルロジッ
クコントローラのデータの送信あるいは受信が行われ、
他のネットワークデータサーバ装置に接続されているプ
ログラマブルロジックコントローラのデータがPLC用
メモリに書き込まれることで、データが二重化される。
【0027】次の発明に係るネットワークデータサーバ
装置においては、ネットワークデータサーバ装置が複数
台設けられ、その各ネットワークデータサーバ装置にプ
ログラマブルロジックコントローラが接続されたシステ
ムにおいて、記憶媒体情報メモリに書き込まれている記
憶媒体情報に基づいて自ネットワークデータサーバ装置
のPLC用メモリに格納するデータが決定され、この決
定内容、即ちどのネットワークデータサーバ装置がどの
データを保有しているかを示すPLCデータ保有情報が
PLCデータ保有情報メモリに格納され、このPLCデ
ータ保有情報メモリに格納されたPLCデータ保有情報
に従ってデータを自ネットワークデータサーバ装置のP
LC用メモリに書き込むか、あるいはデータを他のネッ
トワークデータサーバ装置へ送信することが行われる。
【0028】これによりPLC用メモリを構成する記憶
媒体の特性に適合するデータが各PLC用メモリ毎に選
ばれてPLC用メモリに対するデータの書き込みが行わ
れる。例えば記憶媒体の動作速度が速いものには変化サ
イクルタイムが短いデータが書き込まれ、記憶媒体の動
作速度が遅いものには変化サイクルタイムが長いデータ
が書き込まれ、メモリ資源の有効利用とシステム全体の
性能向上が図られる。
【0029】次の発明に係るプログラマブルロジックコ
ントローラシステムにおいては、データサーバ管理装置
が設けられ、ネットワークデータサーバ装置がプログラ
マブルロジックコントローラよりデータを受信すると、
データサーバ管理装置に対してデータ格納先の問い合わ
せ通信を行い、この問い合わせ通信によりデータサーバ
管理装置は、記憶媒体情報メモリに書き込まれている記
憶媒体情報に基づいて各プログラマブルロジックコント
ローラのデータを格納するネットワークデータサーバ装
置の分散割り当て、その分散割り当てにより決まるPL
Cデータ保有情報をPLCデータ保有情報メモリに書き
込み、ネットワークデータサーバ装置よりのデータ格納
先の問い合わせ通信のたびに該当するPLCデータ保有
情報を前記PLCデータ保有情報メモリより読み出して
データの格納先を決定し、そのデータ格納先情報を問い
合わせ通信元に送信する。ネットワークデータサーバ装
置は、データサーバ管理装置よりの返答、即ちデータ格
納先情報の受信によりデータを自ネットワークデータサ
ーバ装置のPLC用メモリに書き込むか、他のネットワ
ークデータサーバ装置へ送信する。
【0030】これによりPLC用メモリを構成する記憶
媒体の特性に適合するデータが各PLC用メモリ毎に選
ばれてPLC用メモリに対するデータの書き込みが行わ
れ、メモリ資源の有効利用とシステム全体の性能向上が
図られる。データを格納するネットワークデータサーバ
装置の分散割り当て、データ格納先の通知がデータサー
バ管理装置で統括して行われるから、それが各ネットワ
ークデータサーバ装置で個々に行われる場合に比してシ
ステム性能が向上する。
【0031】
【実施例】
[実施例1]図1、図2はこの発明によるネットワーク
データサーバ装置を含むPLCシステムの実施例1を示
している。図1において、1はネットワークデータサー
バ装置を、2はFAコントローラを、31 〜3nはPL
Cを各々示しており、ネットワークデータサーバ装置1
とFAコントローラ2とは通信路4によって双方向に通
信可能に接続され、ネットワークデータサーバ装置1と
PLC31 〜3nは通信路5によって双方向に通信可能
に接続されている。
【0032】図2に示されているように、ネットワーク
データサーバ装置1は、制御手段6と、PLC用メモリ
7と、データをPLC用メモリ7に書き込むメモリ書き
込み手段8と、データをPLC用メモリより読み出すメ
モリ読み出し手段9と、複写情報リスト部10と、FA
コントローラ2との通信を行う送信手段11および受信
手段12と、PLC31 〜3nとの通信を行う送信手段
13および受信手段14とを有している。
【0033】PLC用メモリ7は、各PLC31 〜3n
の各データを所定のメモリアドレスに記憶するものであ
り、ここでは各PLC31 〜3n毎にメモリ領域71
7nを設定され、そのメモリ領域71 〜7nに、後述す
る各PLC31 〜3nのデバイスメモリ18のメモリア
ドレスA1 〜F1 …An〜Fnと同じメモリアドレスを
設定される。
【0034】複写情報リスト部10は、データ複写の複
写元のメモリアドレスと、複写先のメモリアドレスとを
記述されたリストを有している。図2では、3ケースの
データ複写データが存在し、第一ケースではメモリ領域
1 のメモリアドレスA1 が複写元のメモリアドレス
で、メモリ領域72 のメモリアドレスA2 が複写先のメ
モリアドレスであることを示している。
【0035】制御手段6は、メモリ書き込み手段8と、
メモリ読み出し手段9と、送信手段11、13と受信手
段12、14の動作を制御するものであり、受信手段1
2がFAコントローラ2より読み書き要求を受信するこ
とにより、メモリ書き込み手段8によってPLC用メモ
リ7の所定のメモリアドレスにデータを書き込み、また
メモリ読み出し手段9によって所要のデータをPLC用
メモリ7より読み出して送信手段11によりFAコント
ローラ2へ送信する制御と、PLC用メモリ7に書き込
まれたデータに変化が生じた場合にはそのデータをメモ
リ読み出し手段9によってPLC用メモリ7より読み出
して対応するPLC31 〜3nへ送信手段13によって
送信する制御と、PLC31 〜3nよりのデータを受信
してそのデータをメモリ書き込み手段8によってPLC
用メモリ7の所定のメモリアドレスにデータを書き込む
制御とを行う。
【0036】また制御手段6は、複写情報リスト部10
に記述された複写元のメモリアドレスと複写先のメモリ
アドレスに従ってPLC用メモリ7の複写元のメモリア
ドレスに書き込まれているデータをメモリ読み出し手段
9によってPLC用メモリ7より読み出し、このデータ
をメモリ書き込み手段8によってPLC用メモリ7の複
写先のメモリアドレスに書き込む制御を行う。
【0037】FAコントローラ2は、ネットワークデー
タサーバ装置1との通信を行う送信手段15および受信
手段16を有している。
【0038】PLC31 〜3nは各々、制御手段17
と、デバイスメモリ18と、データをデバイスメモリ1
8に書き込むメモリ書き込み手段19と、データをデバ
イスメモリ18より読み出すメモリ読み出し手段20
と、ネットワークデータサーバ装置1との通信を行う送
信手段21および受信手段22とを有している。
【0039】制御手段17は、受信手段22によってネ
ットワークデータサーバ装置1より受信したデータをメ
モリ書き込み手段19によってデバイスメモリ18に書
き込み、デバイスメモリ18のデータが変化すれば、そ
のデータをメモリ読み出し手段20によってデバイスメ
モリ18より読み取り、そのデータを送信手段21によ
ってネットワークデータサーバ装置1へ送信する制御を
行う。
【0040】次に実施例1の動作を図3〜図5を参照し
て説明する。
【0041】図3はPLCの動作フローを示している。
この動作フローは、所定時間毎に繰り返し実行され、先
ず内部プログラムの現在の内部データとデバイスメモリ
18の1スキャン前のデータとを比較し(ステップS1
00)、データが変化していれば(ステップS101肯
定)、PLCのネットワーク番号、局番、デバイス名な
どのPLC情報と、変化したデータとを1フレームにし
てネットワークデータサーバ装置1へ送信する(ステッ
プS102)。PLCからの変化データをネットワーク
データサーバ装置1へ送信する手順は、変化が生じたデ
ータをそれぞれ個別に送信すると、通信回線が混雑する
ので、複数の変化データをネットワークが送信できる大
きさにまとめて送信することができる。
【0042】次にネットワークデータサーバ装置1から
のデータ変化通知を待ち(ステップS103)、受信デ
ータがある場合には(ステップS104)、PLCのデ
バイスメモリ18の所定のメモリアドレスにデータを書
き込む(ステップS105)。
【0043】図4、図5はネットワークデータサーバ装
置の動作フローを示している。この動作フローも、所定
時間毎に繰り返し実行され、先ずPLCよりのPLC情
報と変化データの受信待ち状態になり(ステップS20
0)、変化データを受信すれば(ステップS201肯
定)、PLC情報を解析して受信データをPLC用メモ
リ7の所定のメモリアドレスに書き込む(ステップS2
02)。
【0044】次にFAコントローラ2からのデータ読み
出し要求を待ち(ステップS203)、データ読み出し
要求を受信すると(ステップS204肯定)、読み出し
要求の対象データをPLCメモリ7より読み出し、この
データをFAコントローラ2へ送信する(ステップS2
05)。
【0045】次にFAコントローラ2からのデータ書き
込み要求を待ち(ステップS206)、書き込みデータ
を受信すると(ステップS207肯定)、その受信デー
タとPLC用メモリ7の対応する内部データとを比較す
る(ステップS208)。この比較で、データに変化が
あれば(ステップS209肯定)、FAコントローラ2
よりの新しいデータ(受信データ)をPLC用メモリ7
の所定のメモリアドレスに書き込み(ステップS21
0)、またそのデータをPLC情報と共にPLCへ送信
する(ステップS211)。
【0046】次にPLC用メモリ7に対するデータ書き
込みにおいて、書き込み先のメモリアドレスが複写情報
リスト部10に記述された複写元のメモリアドレスであ
るか否かを判別し(ステップS212)、書き込み先の
メモリアドレスが複写情報リスト部10に記述された複
写元のメモリアドレスである場合には(ステップS21
2肯定)、複写情報リスト部10に記述された複写先の
メモリアドレスにデータ書き込み、データ複写を実行す
る(ステップS213)。
【0047】なお、データ複写によりPLC用メモリ7
のデータが変化した場合も、そのデータをPLC情報と
共にPLCへ送信することが行われる。
【0048】上述のデータ複写は、FAコントローラ2
に依存することなく、応答性よく的確に行われる。これ
により、FAコントローラの負担が軽減されると共に、
FAコントローラ2のシステム変更時にも生産ラインな
どを平常通り稼動させることができるようになる。この
場合、FAコントローラ2は、単なるパラメータ変更な
どの処理を担うことになり、PLC31 〜3nのアドレ
ス情報などを保有している必要がなくなり、FAコント
ローラ2のメモリ資源を節約できるようになる。またP
LC間のデータ複写のためのプログラムをPLCに組み
込む必要もなくなる。
【0049】各PLC31 〜3nのデータがネットワー
クデータサーバ装置1にて一元管理されることになり、
FAコントローラ2が複数個のPLCに対して読み書き
要求を出力する場合に、各PLCに対して読み書き要求
を出力する必要がなくなり、プログラミングなどの処理
が容易になる。
【0050】[実施例2]図6〜図8はこの発明による
ネットワークデータサーバ装置を含むPLCシステムの
実施例2を示している。この実施例2では、図6に示さ
れているように、ネットワークデータサーバ装置11
2 の2台のネットワークデータサーバ装置1が使用さ
れている。
【0051】ネットワークデータサーバ装置11には一
台のFAコントローラ2が通信路4によって双方向に通
信可能に接続されていると共にPLC31 〜310が通信
路5 1 によって各々双方向に通信可能に接続され、ネッ
トワークデータサーバ装置1 2 にはPLC311〜320
通信路52 によって各々双方向に通信可能に接続されて
おり、ネットワークデータサーバ装置11 と12 とが通
信路23によって双方向に通信可能に接続されている。
【0052】ネットワークデータサーバ装置11 のPL
Cメモリ7は接続PLCであるPLC31 〜310のため
のメモリ領域71 〜710を有しており、ネットワークデ
ータサーバ装置12 のPLCメモリ7は接続PLCであ
るPLC311〜320のためのメモリ領域711〜720を有
している。
【0053】ネットワークデータサーバ装置11は、図
7に示されているように、実施例1におけるネットワー
クデータサーバ装置1に、ネットワークデータサーバ装
置1 2 との通信のための送信手段24および受信手段2
5を加えた構成になっており、ネットワークデータサー
バ装置12 は、図8に示されているように、実施例1に
おけるネットワークデータサーバ装置1よりFAコント
ローラ2との通信を行う送信手段11および受信手段1
2を省略し、これに代えてネットワークデータサーバ装
置11 との通信のための送信手段26および受信手段2
7を加えた構成になっている。
【0054】複写情報リスト部10は、A2 →A12、B
18→D8 のように、異なるネットワークデータサーバ装
置間でデータ複写を行う複写元のメモリアドレスと複写
先のメモリアドレスとを記述された部分を含んでいる。
【0055】これにより、ネットワークデータサーバ装
置11 、12 の何れの制御手段6も、複写情報リスト部
10に記述された複写元のメモリアドレスと複写先のメ
モリアドレスに従ってネットワークデータサーバ装置1
1 と12 の相互で、送信手段24、26および受信手段
25、27を介してデータ複写を行う制御を行う。
【0056】ネットワークデータサーバ装置11 、12
は各々接続PLCリスト部28を有している。接続PL
Cリスト部28は自ネットワークデータサーバ装置に接
続されているPLCのネットワーク番号の一覧を示すも
のであり、ネットワークデータサーバ装置11 の接続P
LCリスト部28は、ネットワークデータサーバ装置1
1 にネットワーク番号が#1〜#10のPLCが接続さ
れていることを示し、ネットワークデータサーバ装置1
2の接続PLCリスト部28は、ネットワークデータサ
ーバ装置12 にネットワーク番号が#11〜#20のP
LCが接続されていることを示している。
【0057】ネットワークデータサーバ装置11 の制御
手段6は、FAコントローラ2よりのデータ読み書き要
求の受信により、接続PLCリスト部28のリスト内容
を参照してそのデータ読み書き要求が自ネットワークデ
ータサーバ装置に接続されているPLCのものであるか
否か、即ち自局のものであるか否かを判別し、データ読
み書き要求が自局のものであれば、その要求を自己処理
し、データ読み書き要求が自局のものでない場合にはデ
ータ読み書き要求を送信手段24によって他のネットワ
ークデータサーバ装置12 へ転送する制御を行う。
【0058】次に実施例2の動作を図9〜図12を参照
して説明する。
【0059】図9、図10はネットワークデータサーバ
装置11 の動作フローを示している。この動作フローは
所定時間毎に繰り返し実行され、先ず自局(自ネットワ
ークデータサーバ装置)に接続されているPLCよりの
PLC情報と変化データの受信待ち状態になり(ステッ
プS300)、変化データを受信すれば(ステップS3
01肯定)、PLC情報を解析して受信データを自局の
PLC用メモリ7の所定のメモリアドレスに書き込む
(ステップS302)。
【0060】次にFAコントローラ2からのデータ読み
出し要求を待ち(ステップS303)、データ読み出し
要求を受信すると(ステップS304肯定)、それが自
局のものであるか否かを接続PLCリスト部28のリス
ト内容を参照して判別する(ステップS305)。
【0061】自局のものであれば(ステップS305肯
定)、読み出し要求の対象データを自局のPLCメモリ
7より読み出し、このデータをFAコントローラ2へ送
信する(ステップS306)。
【0062】これに対し、FAコントローラ2からのデ
ータ読み出し要求が自局のものでない場合には(ステッ
プS305否定)、ネットワークデータサーバ装置11
が受信したFAコントローラ2からのデータ読み出し要
求を他のネットワークデータサーバ装置12 へ転送する
(ステップS307)。
【0063】次にFAコントローラ2からのデータ読み
出し要求に応答するデータを他のネットワークデータサ
ーバ装置12より受信する待ち状態になり(ステップS
308)、データを受信すれば(ステップS309肯
定)、そのデータをFAコントローラ2へ送信する(ス
テップS310)。
【0064】次にFAコントローラ2からのデータ書き
込み要求を待ち(ステップS311)、書き込みデータ
を受信すると(ステップS312肯定)、それが自局の
ものであるか否かを接続PLCリスト部28のリスト内
容を参照して判別する(ステップS313)。
【0065】自局のものであれば(ステップS313肯
定)、その受信データと自局のPLC用メモリ7の対応
する内部データとを比較する(ステップS314)。こ
の比較で、データに変化があれば(ステップS315肯
定)、FAコントローラ2よりの新しいデータ(受信デ
ータ)をPLC用メモリ7の所定のメモリアドレスに書
き込み(ステップS316)、またそのデータをPLC
情報と共にPLCへ送信する(ステップS317)。
【0066】これに対し、FAコントローラ2からのデ
ータ書き込み要求を自局のものでない場合には(ステッ
プS313否定)、ネットワークデータサーバ装置11
が受信したFAコントローラ2からのデータ書き込み要
求を他のネットワークデータサーバ装置12 へ転送する
(ステップS318)。
【0067】次にデータ複写による他のネットワークデ
ータサーバ装置12 からのデータ書き込み要求を待ち
(ステップS319)、その書き込みデータを受信する
と(ステップS320肯定)、自局のPLCメモリの複
写先メモリアドレスにデータを書き込むと共に、そのデ
ータを自局に接続されているPLCへ送信する(ステッ
プS321)。
【0068】次にPLC用メモリ7に対するデータ書き
込みにおいて、書き込み先のメモリアドレスが複写情報
リスト部10に記述された複写元のメモリアドレスであ
るか否かを判別し(ステップS322)、書き込み先の
メモリアドレスが複写情報リスト部10に記述された複
写元のメモリアドレスである場合には、その複写元のメ
モリアドレスが自局のものであるか否かを接続PLCリ
スト部28のリスト内容を参照して判別する(ステップ
S323)。
【0069】複写元のメモリアドレスが自局である場合
には(ステップS323肯定)、自局のPLCメモリの
複写先メモリアドレスにデータを書き込むと共に、その
データを自局に接続されているPLCへ送信する(ステ
ップS324)。
【0070】これに対し、複写元のメモリアドレスが自
局のものでない場合には(ステップS323否定)、デ
ータ複写によるデータ書き込み要求を他のネットワーク
データサーバ装置12 へ送信する(ステップS32
5)。
【0071】図11、図12はネットワークデータサー
バ装置12 の動作フローを示している。この動作フロー
も所定時間毎に繰り返し実行され、先ず自局に接続され
ているPLCよりのPLC情報と変化データの受信待ち
状態になり(ステップS400)、変化データを受信す
れば(ステップS401肯定)、PLC情報を解析して
受信データを自局のPLC用メモリ7の所定のメモリア
ドレスに書き込む(ステップS402)。
【0072】次にネットワークデータサーバ装置11
ら転送されてくるFAコントローラ2からのデータ読み
出し要求を待ち(ステップS403)、データ読み出し
要求を受信すると(ステップS404肯定)、それが自
局のものであるか否かを接続PLCリスト部28のリス
ト内容を参照して判別する(ステップS405)。
【0073】自局のものであれば(ステップS405肯
定)、読み出し要求の対象データを自局のPLCメモリ
7より読み出し、このデータをネットワークデータサー
バ装置11 へ送信する(ステップS406)。
【0074】これに対し、FAコントローラ2からのデ
ータ読み出し要求が自局のものでない場合には(ステッ
プS405否定)、ネットワークデータサーバ装置11
より転送されたFAコントローラ2からのデータ読み出
し要求を更に他のネットワークデータサーバ装置へ転送
する(ステップS407)。
【0075】なお、ステップ405、407は、ネット
ワークデータサーバ装置11 、12以外の他のネットワ
ークデータサーバ装置が存在する場合に必要なステップ
であり、図7、図8に示された実施例では、不要であ
る。
【0076】次にネットワークデータサーバ装置11
ら転送されてくるFAコントローラ2からのデータ書き
込み要求を待ち(ステップS408)、書き込みデータ
を受信すると(ステップS409肯定)、それが自局の
ものであるか否かを接続PLCリスト部28のリスト内
容を参照して判別する(ステップS410)。
【0077】自局のものであれば(ステップS410肯
定)、その受信データと自局のPLC用メモリ7の対応
する内部データとを比較する(ステップS411)。こ
の比較で、データに変化があれば(ステップS412肯
定)、FAコントローラ2よりの新しいデータ(受信デ
ータ)をPLC用メモリ7の所定のメモリアドレスに書
き込み(ステップS413)、またそのデータをPLC
情報と共にPLCへ送信する(ステップS414)。
【0078】これに対し、FAコントローラ2からのデ
ータ書き込み要求を自局のものでない場合には(ステッ
プS410否定)、ネットワークデータサーバ装置11
より転送されたFAコントローラ2からのデータ書き込
み要求を更に他のネットワークデータサーバ装置へ転送
する(ステップS415)。
【0079】なお、ステップ410、415も、ネット
ワークデータサーバ装置11 、12以外の他のネットワ
ークデータサーバ装置が存在する場合に必要なステップ
であり、図7、図8に示された実施例では、不要であ
る。
【0080】次にデータ複写による他のネットワークデ
ータサーバ装置11からのデータ書き込み要求を待ち
(ステップS416)、その書き込みデータを受信する
と(ステップS417肯定)、自局のPLCメモリの複
写先メモリアドレスにデータを書き込むと共に、そのデ
ータを自局に接続されているPLCへ送信する(ステッ
プS418)。
【0081】次にPLC用メモリ7に対するデータ書き
込みにおいて、書き込み先のメモリアドレスが複写情報
リスト部10に記述された複写元のメモリアドレスであ
るか否かを判別し(ステップS419)、書き込み先の
メモリアドレスが複写情報リスト部10に記述された複
写元のメモリアドレスである場合には、その複写元のメ
モリアドレスが自局のものであるか否かを接続PLCリ
スト部28のリスト内容を参照して判別する(ステップ
S420)。
【0082】複写元のメモリアドレスが自局である場合
には(ステップS420肯定)、自局のPLCメモリの
複写先メモリアドレスにデータを書き込むと共に、その
データを自局に接続されているPLCへ送信する(ステ
ップS421)。
【0083】これに対し、複写元のメモリアドレスが自
局のものでない場合には(ステップS420否定)、デ
ータ複写によるデータ書き込み要求を他のネットワーク
データサーバ装置11 へ送信する(ステップS42
2)。
【0084】この実施例2では、複写情報リスト部に記
述されている複写元のメモリアドレスと複写先のメモリ
アドレスに従ったデータ複写がネットワークデータサー
バ装置間に拡大して行われ、このネットワークデータサ
ーバ装置間のデータ複写も、実施例1と同様に、FAコ
ントローラのタスクに依存することなく応答性よく的確
に行われる。
【0085】またネットワークデータサーバ装置11
接続PLCリスト部28のリスト内容を参照してFAコ
ントローラ2よりのデータ読み書き要求が自局のもので
あるか否かを判別し、自局のものでなければ、それを他
のネットワークデータサーバ装置12 へ転送することを
行うから、FAコントローラ2は、ネットワークデータ
サーバ装置の通信アドレス情報などを保有する必要がな
くなり、どのネットワークデータサーバ装置に接続され
ているPLCかを意識せずに、各ネットワークデータサ
ーバ装置との間にトランスペアレントなデータ伝送を行
うようになる。
【0086】[実施例3]図13はこの発明によるネッ
トワークデータサーバ装置を含むPLCシステムの実施
例3を示している。この実施例3では、ネットワークデ
ータサーバ装置1 1 のPLCメモリ7は自局に接続され
たPLC31 〜310のデータを記憶するメモリ領域71
〜710に加えてネットワークデータサーバ装置12 に接
続されているPLC311〜320のデータを記憶するメモ
リ領域711〜720を有している。
【0087】実施例3におけるネットワークデータサー
バ装置12 は図8に示されている実施例2における構造
のものと同じものであってよい。
【0088】これによりPLC311〜320のためのPL
Cメモリはネットワークデータサーバ装置11 と12
の重複して存在することになる。
【0089】実施例3では、ネットワークデータサーバ
装置12 の制御手段6は自局のPLCメモリ7(図8参
照)のデータが書き換えれると、データの二重化のため
に、そのデータをネットワークデータサーバ装置11
送信する。これに対し、ネットワークデータサーバ装置
1 の制御手段6はネットワークデータサーバ装置1 2
よりデータ二重化ためにデータを受信すると、それを自
局のPLCメモリ7の所定のメモリアドレスに書き込む
ことを行う。
【0090】次に実施例3の動作を図14〜図17を参
照して説明する。
【0091】図14、図15はネットワークデータサー
バ装置11 の動作フローを示している。この動作フロー
は所定時間毎に繰り返し実行され、先ず自局(自ネット
ワークデータサーバ装置)に接続されているPLCより
のPLC情報と変化データの受信待ち状態になり(ステ
ップS500)、変化データを受信すれば(ステップS
501肯定)、PLC情報を解析して受信データを自局
のPLC用メモリ7の所定のメモリアドレスに書き込む
(ステップS502)。
【0092】次にFAコントローラ2からのデータ読み
出し要求を待ち(ステップS503)、データ読み出し
要求を受信すると(ステップS504肯定)、それが自
局のものであるか否かを接続PLCリスト部28のリス
ト内容を参照して判別する(ステップS505)。
【0093】自局のものであれば(ステップS505肯
定)、読み出し要求の対象データを自局のPLCメモリ
7より読み出し、このデータをFAコントローラ2へ送
信する(ステップS506)。
【0094】これに対し、FAコントローラ2からのデ
ータ読み出し要求が自局のものでない場合には(ステッ
プS505否定)、ネットワークデータサーバ装置11
が受信したFAコントローラ2からのデータ読み出し要
求を他のネットワークデータサーバ装置12 へ転送する
(ステップS507)。
【0095】次にFAコントローラ2からのデータ読み
出し要求に応答するデータを他のネットワークデータサ
ーバ装置12より受信する待ち状態になり(ステップS
508)、データを受信すれば(ステップS509肯
定)、そのデータをFAコントローラ2へ送信する(ス
テップS510)。
【0096】次にFAコントローラ2からのデータ書き
込み要求を待ち(ステップS511)、書き込みデータ
を受信すると(ステップS512肯定)、それが自局の
ものであるか否かを接続PLCリスト部28のリスト内
容を参照して判別する(ステップS513)。
【0097】自局のものであれば(ステップS513肯
定)、その受信データと自局のPLC用メモリ7の対応
する内部データとを比較する(ステップS514)。こ
の比較で、データに変化があれば(ステップS515肯
定)、FAコントローラ2よりの新しいデータ(受信デ
ータ)をPLC用メモリ7の所定のメモリアドレスに書
き込み(ステップS516)、またそのデータをPLC
情報と共にPLCへ送信する(ステップS517)。
【0098】これに対し、FAコントローラ2からのデ
ータ書き込み要求を自局のものでない場合には(ステッ
プS513否定)、ネットワークデータサーバ装置11
が受信したFAコントローラ2からのデータ書き込み要
求を他のネットワークデータサーバ装置12 へ転送する
(ステップS518)。
【0099】次にデータ複写による他のネットワークデ
ータサーバ装置12 からのデータ書き込み要求を待ち
(ステップS519)、その書き込みデータを受信する
と(ステップS520肯定)、自局のPLCメモリの複
写先メモリアドレスにデータを書き込むと共に、そのデ
ータを自局に接続されているPLCへ送信する(ステッ
プS521)。
【0100】次にデータ二重化のための他のネットワー
クデータサーバ装置12 からのデータ書き込み要求を待
ち(ステップS522)、その書き込みデータを受信す
ると(ステップS523肯定)、自局のPLCメモリ7
の所定メモリアドレスにデータを書き込む(ステップS
524)。
【0101】次にPLC用メモリ7に対するデータ書き
込みにおいて、書き込み先のメモリアドレスが複写情報
リスト部10に記述された複写元のメモリアドレスであ
るか否かを判別し(ステップS525)、書き込み先の
メモリアドレスが複写情報リスト部10に記述された複
写元のメモリアドレスである場合には、その複写元のメ
モリアドレスが自局のものであるか否かを接続PLCリ
スト部28のリスト内容を参照して判別する(ステップ
S526)。
【0102】複写元のメモリアドレスが自局である場合
には(ステップS526肯定)、自局のPLCメモリ7
の複写先メモリアドレスにデータを書き込むと共に、そ
のデータを自局に接続されているPLCへ送信する(ス
テップS527)。
【0103】これに対し、複写元のメモリアドレスが自
局のものでない場合には(ステップS526否定)、デ
ータ複写によるデータ書き込み要求を他のネットワーク
データサーバ装置12 へ送信し(ステップS528)、
またそのデータをデータの二重化のためにPLCメモリ
7の複写先メモリアドレスにデータを書き込む(ステッ
プS529)。
【0104】図16、図17はネットワークデータサー
バ装置12 の動作フローを示している。この動作フロー
も所定時間毎に繰り返し実行され、先ず自局に接続され
ているPLCよりのPLC情報と変化データの受信待ち
状態になり(ステップS600)、変化データを受信す
れば(ステップS601肯定)、PLC情報を解析して
受信データを自局のPLC用メモリ7の所定のメモリア
ドレスに書き込む(ステップS602)。またデータの
二重化のためにその受信データをネットワークデータサ
ーバ装置11 へ送信するためのデータ書き込み要求をネ
ットワークデータサーバ装置11 へ送信する(ステップ
S603)。
【0105】次にネットワークデータサーバ装置11
ら転送されてくるFAコントローラ2からのデータ読み
出し要求を待ち(ステップS604)、データ読み出し
要求を受信すると(ステップS605肯定)、それが自
局のものであるか否かを接続PLCリスト部28のリス
ト内容を参照して判別する(ステップS606)。
【0106】自局のものであれば(ステップS606肯
定)、読み出し要求の対象データを自局のPLCメモリ
7より読み出し、このデータをネットワークデータサー
バ装置11 へ送信する(ステップS607)。
【0107】これに対し、FAコントローラ2からのデ
ータ読み出し要求が自局のものでない場合には(ステッ
プS606否定)、ネットワークデータサーバ装置11
より転送されたFAコントローラ2からのデータ読み出
し要求を更に他のネットワークデータサーバ装置へ転送
する(ステップS608)。
【0108】次にネットワークデータサーバ装置11
ら転送されてくるFAコントローラ2からのデータ書き
込み要求を待ち(ステップS609)、書き込みデータ
を受信すると(ステップS610肯定)、それが自局の
ものであるか否かを接続PLCリスト部28のリスト内
容を参照して判別する(ステップS611)。
【0109】自局のものであれば(ステップS611肯
定)、その受信データと自局のPLC用メモリ7の対応
する内部データとを比較する(ステップS612)。こ
の比較で、データに変化があれば(ステップS613肯
定)、FAコントローラ2よりの新しいデータ(受信デ
ータ)をPLC用メモリ7の所定のメモリアドレスに書
き込み(ステップS614)、そのデータをPLC情報
と共にPLCへ送信する(ステップS615)。またデ
ータの二重化のためにその受信データをネットワークデ
ータサーバ装置11 へ送信するためのデータ書き込み要
求をネットワークデータサーバ装置11 へ送信する(ス
テップS616)。
【0110】これに対し、FAコントローラ2からのデ
ータ書き込み要求を自局のものでない場合には(ステッ
プS611否定)、ネットワークデータサーバ装置11
より転送されたFAコントローラ2からのデータ書き込
み要求を更に他のネットワークデータサーバ装置へ転送
する(ステップS617)。
【0111】次にデータ複写による他のネットワークデ
ータサーバ装置11 からのデータ書き込み要求を待ち
(ステップS618)、その書き込みデータを受信する
と(ステップS619肯定)、自局のPLCメモリの複
写先メモリアドレスにデータを書き込むと共に、そのデ
ータを自局に接続されているPLCへ送信する(ステッ
プS620)。
【0112】次にPLC用メモリ7に対するデータ書き
込みにおいて、書き込み先のメモリアドレスが複写情報
リスト部10に記述された複写元のメモリアドレスであ
るか否かを判別し(ステップS621)、書き込み先の
メモリアドレスが複写情報リスト部10に記述された複
写元のメモリアドレスである場合には、その複写元のメ
モリアドレスが自局のものであるか否かを接続PLCリ
スト部28のリスト内容を参照して判別する(ステップ
S622)。
【0113】複写元のメモリアドレスが自局である場合
には(ステップS622肯定)、自局のPLCメモリの
複写先メモリアドレスにデータを書き込むと共に、その
データを自局に接続されているPLCへ送信する(ステ
ップS623)。またデータの二重化のためにその受信
データをネットワークデータサーバ装置11 へ送信する
ためのデータ書き込み要求をネットワークデータサーバ
装置11 へ送信する(ステップS624)。
【0114】これに対し、複写元のメモリアドレスが自
局のものでない場合には(ステップS622否定)、デ
ータ複写によるデータ書き込み要求を他のネットワーク
データサーバ装置11 へ送信する(ステップS62
5)。
【0115】これによりこの実施例では、ネットワーク
データサーバ装置12 に接続されているPLC311〜3
20のデータがネットワークデータサーバ装置11 のPL
Cメモリ7とネットワークデータサーバ装置12 のPL
Cメモリ7とで二重化され、その一方のデータが破壊さ
れても、他方のデータによってバックアップが図られ
る。
【0116】従って、例えばネットワークデータサーバ
装置12 のPLCメモリ7に障害が発生し、PLCメモ
リ7が保有しているデータが破壊されてもネットワーク
データサーバ装置11 のPLCメモリ7が保有している
PLC311〜320のデータの読み書きが行われる。
【0117】PLCメモリ7が動作不能状態になったこ
との検出は、ネットワークデータサーバ装置間で何らか
のデータを送信し合い、データ出力できないものを識別
することによって行われる。
【0118】またFAコントローラ2より読み書き要求
が送信された場合も、応答がない場合には、アクセス対
象のPLCメモリ7が動作不能になったと判断し、デー
タを二重化されている他のネットワークデータサーバ装
置のPLCメモリ7に対してデータの読み書きが行われ
ばよい。
【0119】なお、上述の実施例では、PLC311〜3
20のデータのみが二重化されているが、ネットワークデ
ータサーバ装置12 のPLCメモリ7にPLC31 〜3
10のデータを格納するデータ領域を確保することによ
り、PLC31〜310のデータを二重化することもでき
る。
【0120】[実施例4]図18、図19はこの発明に
よるネットワークデータサーバ装置を含むPLCシステ
ムの実施例4を示している。この実施例4では、ネット
ワークデータサーバ装置11 と12 の各々がPLC用メ
モリ7を構成する記憶媒体29の種類(たとえばハード
ディスク式磁気記憶媒体、フロッピディスク式磁気記憶
媒体)、記憶容量、動作速度などの記憶媒体情報を保有
する記憶媒体情報メモリ30と、PLC用メモリ7がど
のデータを保有しているかを示すPLCデータ保有情報
を格納したPLCデータ保有情報メモリ31と、PLC
データ保有情報をPLCデータ保有情報メモリ31に書
き込む書き込み手段32と、PLCデータ保有情報メモ
リ31に書き込まれたPLCデータ保有情報を読み出す
読み出し手段33とを有している。
【0121】ネットワークデータサーバ装置11 と12
の制御手段6は各々、記憶媒体情報メモリ30に書き込
まれている記憶媒体情報に基づいて自局のPLC用メモ
リ7に格納するデータを決定し、その決定に従って自局
のPLC用メモリ7にデータを書き込む制御と、他のネ
ットワークデータサーバ装置のPLC用メモリ7に書き
込むデータを送信手段24によって他のネットワークデ
ータサーバ装置へ送信する制御を行う。
【0122】また制御手段6は、記憶媒体情報メモリ3
0に書き込まれている記憶媒体情報に基づいて自局のP
LC用メモリ7に格納するデータを決定し、その決定に
従ってPLCデータ保有情報をPLCデータ保有情報メ
モリ31に書き込み、受信したデータに該当するPLC
データ保有情報をPLCデータ保有情報メモリ31より
読み出し、そのデータを自局のPLC用メモリ7に書き
込むか、他のネットワークデータサーバ装置へ送信する
かの制御を行う。
【0123】また制御手段6は、定期的に記憶媒体29
の状態をモニタし、記憶媒体情報メモリ30の記憶媒体
情報を更新する。
【0124】どのデータをどの記憶媒体29によるPL
Cメモリ7に格納するかの判断基準の設定には、メーカ
設定とユーザ設定の2通りがある。
【0125】この場合、変化サイクルタイムが短く、ア
クセス頻度が高いデータほど、所要の記憶容量が残存し
ている記憶媒体29の範囲で、動作速度が速いものが選
択される。
【0126】次に実施例4の動作を図20〜図23を参
照して説明する。
【0127】図20、図21はネットワークデータサー
バ装置11 の動作フローを示している。この動作フロー
は所定時間毎に繰り返し実行され、先ず自局(自ネット
ワークデータサーバ装置)に接続されているPLCより
のPLC情報とデータの受信待ち状態になり(ステップ
S700)、データを受信すれば(ステップS701肯
定)、そのデータがPLC情報と自己保有の記憶媒体情
報メモリ30に書き込まれている記憶媒体情報に基づい
て自局のPLC用メモリ7に格納するデータであるか否
かを決定し、そのPLCデータを保有していることを示
すPLCデータ保有情報をPLCデータ保有情報メモリ
31に書き込む(ステップS702)。
【0128】なお、PLCデータ保有情報メモリ31に
既にPLCデータ保有情報が存在し、記憶媒体情報メモ
リ30に書き込まれている記憶媒体情報に変化がない場
合には、ステップS702は省略される。
【0129】次にPLCデータ保有情報メモリ31に書
き込まれているPLCデータ保有情報に基づいてPLC
よりのデータが自局のPLC用メモリ7に書き込むもの
であるか否かを判別する(ステップS703)。
【0130】そのデータが自局のPLC用メモリ7に書
き込むものであれば(ステップS703肯定)、受信デ
ータを自局のPLC用メモリ7の所定のメモリアドレス
に書き込む(ステップS704)。
【0131】これに対し、データが自局のPLC用メモ
リ7に書き込むものでない場合には(ステップS703
否定)、そのデータを他のネットワークデータサーバ装
置1 2 へ送信するためのデータ書き込み要求を他のネッ
トワークデータサーバ装置1 2 へ送信する(ステップS
705)。
【0132】次にFAコントローラ2からのデータ読み
出し要求を待ち(ステップS706)、データ読み出し
要求を受信すると(ステップS707肯定)、PLCデ
ータ保有情報メモリ31に書き込まれているPLCデー
タ保有情報に基づいてそれが自局のものであるか否かを
判別する(ステップS708)。
【0133】自局のものであれば(ステップS708肯
定)、読み出し要求の対象データを自局のPLCメモリ
7より読み出し、このデータをFAコントローラ2へ送
信する(ステップS709)。
【0134】これに対しFAコントローラ2からのデー
タ読み出し要求が自局のものでない場合には(ステップ
S708否定)、ネットワークデータサーバ装置11
受信したFAコントローラ2からのデータ読み出し要求
を他のネットワークデータサーバ装置12 へ転送する
(ステップS710)。
【0135】次にFAコントローラ2からのデータ読み
出し要求に応答するデータを他のネットワークデータサ
ーバ装置12 より受信する待ち状態になり(ステップS
711)、データを受信すれば(ステップS712肯
定)、そのデータをFAコントローラ2へ送信する(ス
テップS713)。
【0136】次にFAコントローラ2からのデータ書き
込み要求を待ち(ステップS714)、書き込みデータ
を受信すると(ステップS715肯定)、そのデータが
PLC情報と自己保有の記憶媒体情報メモリ30に書き
込まれている記憶媒体情報に基づいて自局のPLC用メ
モリ7に格納するデータであるか否かを決定し、そのP
LCデータを保有していることを示すPLCデータ保有
情報をPLCデータ保有情報メモリ31に書き込む(ス
テップS716)。
【0137】なお、この場合もPLCデータ保有情報メ
モリ31に既にPLCデータ保有情報が存在し、記憶媒
体情報メモリ30に書き込まれている記憶媒体情報に変
化がない場合には、ステップS716は省略される。
【0138】次にPLCデータ保有情報メモリ31に書
き込まれているPLCデータ保有情報に基づいてFAコ
ントローラ2よりのデータが自局のPLC用メモリ7に
書き込むものであるか否かを判別する(ステップS71
7)。
【0139】自局のものであれば(ステップS717肯
定)、その受信データと自局のPLC用メモリ7の対応
する内部データとを比較する(ステップS718)。こ
の比較で、データに変化があれば(ステップS719肯
定)、FAコントローラ2よりの新しいデータ(受信デ
ータ)をPLC用メモリ7の所定のメモリアドレスに書
き込み(ステップS720)、またそのデータをPLC
情報と共にPLCへ送信する(ステップS721)。
【0140】これに対し、FAコントローラ2からのデ
ータ書き込み要求自局のものでない場合には(ステッ
プS717否定)、ネットワークデータサーバ装置11
が受信したFAコントローラ2からのデータ書き込み要
求を他のネットワークデータサーバ装置12 へ転送する
(ステップS722)。
【0141】次にデータ複写による他のネットワークデ
ータサーバ装置12 からのデータ書き込み要求を待ち
(ステップS723)、書き込みデータを受信すると
(ステップS724肯定)、自局のPLCメモリの複写
先メモリアドレスにデータを書き込むと共に、そのデー
タを自局に接続されているPLCへ送信する(ステップ
S725)。
【0142】次に記憶媒体29の有効利用のためにネッ
トワークデータサーバ装置12 よりのデータ書き込み要
求を待ち(ステップS726)、データを受信すると
(ステップS72肯定)、自局のPLCメモリ7にデ
ータを書き込む(ステップS728)。
【0143】次にPLC用メモリ7に対するデータ書き
込みにおいて、書き込み先のメモリアドレスが複写情報
リスト部10に記述された複写元のメモリアドレスであ
るか否かを判別し(ステップS729)、書き込み先の
メモリアドレスが複写情報リスト部10に記述された複
写元のメモリアドレスである場合には(ステップS72
9肯定)、その複写元のメモリアドレスが自局のもので
あるか否かをPLCデータ保有情報メモリ31に書き込
まれているPLCデータ保有情報に基づいて判別する
(ステップS730)。
【0144】複写元のメモリアドレスが自局である場合
には(ステップS730肯定)、自局のPLCメモリ7
の複写先メモリアドレスにデータを書き込むと共に、そ
のデータを自局に接続されているPLCへ送信する(ス
テップS731)。
【0145】これに対し複写元のメモリアドレスが自局
のものでない場合には(ステップS730否定)、デー
タ複写によるデータ書き込み要求を他のネットワークデ
ータサーバ装置12 へ送信する(ステップS732)。
【0146】図22、図23はネットワークデータサー
バ装置12 の動作フローを示している。この動作フロー
も所定時間毎に繰り返し実行され、先ず自局に接続され
ているPLCよりのPLC情報とデータの受信待ち状態
になり(ステップS800)、データを受信すれば(ス
テップS801肯定)、そのデータがPLC情報と自己
保有の記憶媒体情報メモリ30に書き込まれている記憶
媒体情報に基づいて自局のPLC用メモリ7に格納する
データであるか否かを決定し、そのPLCデータを保有
していることを示すPLCデータ保有情報をPLCデー
タ保有情報メモリ31に書き込む(ステップS80
2)。
【0147】なお、この場合もPLCデータ保有情報メ
モリ31に既にPLCデータ保有情報が存在し、記憶媒
体情報メモリ30に書き込まれている記憶媒体情報に変
化がない場合には、ステップS802は省略される。
【0148】次にPLCデータ保有情報メモリ31に書
き込まれているPLCデータ保有情報に基づいてPLC
よりのデータが自局のPLC用メモリ7に書き込むもの
であるか否かを判別する(ステップS803)。
【0149】そのデータが自局のPLC用メモリ7に書
き込むものであれば(ステップS803肯定)、受信デ
ータを自局のPLC用メモリ7の所定のメモリアドレス
に書き込む(ステップS804)。
【0150】これに対し、データが自局のPLC用メモ
リ7に書き込むものでない場合には(ステップS803
否定)、そのデータを他のネットワークデータサーバ装
置1 2 へ送信するためのデータ書き込み要求を他のネッ
トワークデータサーバ装置1 2 へ送信する(ステップS
805)。
【0151】次にネットワークデータサーバ装置11
ら転送されてくるFAコントローラ2からのデータ読み
出し要求を待ち(ステップS806)、データ読み出し
要求を受信すると(ステップS807肯定)、PLCデ
ータ保有情報メモリ31に書き込まれているPLCデー
タ保有情報に基づいてそれが自局のものであるか否かを
判別する(ステップS808)。
【0152】自局のものであれば(ステップS808肯
定)、読み出し要求の対象データを自局のPLCメモリ
7より読み出し、このデータをネットワークデータサー
バ装置11 へ送信する(ステップS809)。
【0153】これに対しFAコントローラ2からのデー
タ読み出し要求が自局のものでない場合には(ステップ
S808否定)、ネットワークデータサーバ装置11
り転送されたFAコントローラ2からのデータ読み出し
要求を更に他のネットワークデータサーバ装置へ転送す
る(ステップS810)。
【0154】次にネットワークデータサーバ装置11
ら転送されてくるFAコントローラ2からのデータ書き
込み要求を待ち(ステップS811)、書き込みデータ
を受信すると(ステップS812肯定)、PLCデータ
保有情報メモリ31に書き込まれているPLCデータ保
有情報に基づいてそれが自局のものであるか否かを判別
する(ステップS813)。
【0155】自局のものであれば(ステップS813肯
定)、その受信データと自局のPLC用メモリ7の対応
する内部データとを比較する(ステップS814)。こ
の比較で、データに変化があれば(ステップS815肯
定)、FAコントローラ2よりの新しいデータ(受信デ
ータ)をPLC用メモリ7の所定のメモリアドレスに書
き込み(ステップS816)、またそのデータをPLC
情報と共にPLCへ送信する(ステップS817)。
【0156】これに対しFAコントローラ2からのデー
タ書き込み要求を自局のものでない場合には(ステップ
S813否定)、ネットワークデータサーバ装置11
り転送されたFAコントローラ2からのデータ書き込み
要求を更に他のネットワークデータサーバ装置へ転送す
る(ステップS818)。
【0157】次にデータ複写による他のネットワークデ
ータサーバ装置11 からのデータ書き込み要求を待ち
(ステップS819)、その書き込みデータを受信する
と(ステップS820肯定)、自局のPLCメモリの複
写先メモリアドレスにデータを書き込むと共に、そのデ
ータを自局に接続されているPLCへ送信する(ステッ
プS821)。
【0158】次に記憶媒体29の有効利用のためにネッ
トワークデータサーバ装置11 よりのデータ書き込み要
求を待ち(ステップS822)、データを受信すると
(ステップS823肯定)、自局のPLCメモリ7にデ
ータを書き込む(ステップS824)。
【0159】次にPLC用メモリ7に対するデータ書き
込みにおいて、書き込み先のメモリアドレスが複写情報
リスト部10に記述された複写元のメモリアドレスであ
るか否かを判別し(ステップS825)、書きみ先のメ
モリアドレスが複写情報リスト部10に記述された複写
元のメモリアドレスである場合には、その複写元のメモ
リアドレスが自局のものであるか否かをPLCデータ保
有情報メモリ31に書き込まれているPLCデータ保有
情報に基づいて判別する(ステップS826)。
【0160】複写元のメモリアドレスが自局である場合
には(ステップS826肯定)、自局のPLCメモリの
複写先メモリアドレスにデータを書き込むと共に、その
データを自局に接続されているPLCへ送信する(ステ
ップS827)。
【0161】これに対し複写元のメモリアドレスが自局
のものでない場合には(ステップS826否定)、デー
タ複写によるデータ書き込み要求を他のネットワークデ
ータサーバ装置11 へ送信する(ステップS828)。
【0162】実施例4においては、PLC用メモリ7を
構成する記憶媒体29の特性に適合するデータが各PL
C用メモリ7毎に選ばれてPLC用メモリ7に対するデ
ータの書き込みが行われる。これにより、例えば記憶媒
体29の動作速度が速いものには変化サイクルタイムが
短いデータが書き込まれ、記憶媒体29の動作速度が遅
いものには変化サイクルタイムが長いデータが書き込ま
れ、メモリ資源の有効利用とシステム全体の性能向上が
図られる。
【0163】[実施例5]図24〜図26はこの発明に
よるネットワークデータサーバ装置を含むPLCシステ
ムの実施例5を示している。実施例5では、ネットワー
クデータサーバ装置11 と12 とが通信路36によって
双方向に通信可能に接続されていると共に、通信路36
にFAコントローラ2とデータサーバ管理装置34が各
々ネットワークデータサーバ装置11 、12 と双方向に
通信可能に接続されている。ネットワークデータサーバ
装置11 と12 には上述の実施例と同様に通信路51
2によってPLC31 〜310、311〜320が各々双方
向に通信可能に接続されている。
【0164】図25に示されているように、データサー
バ管理装置34は、ネットワークデータサーバ装置11
と12 の各々のPLC用メモリ7を構成する記憶媒体2
9の種類、記憶容量、動作速度などの記憶媒体情報一括
して保有する記憶媒体情報メモリ37と、各ネットワー
クデータサーバ装置11 、12 がどのPLCデータを保
有しているかの情報を各PLCデータ毎を書き込まれる
PLCデータ保有情報メモリ38と、PLCデータ保有
情報をPLCデータ保有情報メモリ38に書き込む保有
情報書き込み手段39と、PLCデータ保有情報メモリ
38に書き込まれたPLCデータ保有情報を読み取る保
有情報読み取り手段40と、各ネットワークデータサー
バ装置11 、12 およびFAコントローラ2との通信を
行う送信手段44および受信手段45と、これら各手段
の動作を制御する制御手段46とを有している。
【0165】制御手段46は、記憶媒体情報メモリ37
に書き込まれている記憶媒体情報に基づいてデータを格
納するネットワークデータサーバ装置11 、12 を分散
割り当て、その分散割り当てにより決まるPLCデータ
保有情報を書き込み手段39によってPLCデータ保有
情報メモリ38に書き込み、ネットワークデータサーバ
装置11 、12 あるいはFAコントローラ2よりのデー
タ格納先の問い合わせ通信のたびに該当するPLCデー
タ保有情報をPLCデータ保有情報メモリ38より読み
出してデータの格納先を決定し、そのデータ格納先情報
を問い合わせ通信元に送信する。
【0166】また制御手段46は、定期的にネットワー
クデータサーバ装置11 、12 と交信して記憶媒体29
の状態をモニタし、記憶媒体情報メモリ37の記憶媒体
情報を更新する。
【0167】この実施例におけるネットワークデータサ
ーバ装置11、12は、実施例4におけるネットワークデ
ータサーバ装置11 より記憶媒体情報メモリ30と、P
LCデータ保有情報メモリ31とを省略したものであ
る。
【0168】ネットワークデータサーバ装置11 、12
の制御装置6は、PLCよりのデータ受信のたびにデー
タ格納先の問い合わせ通信をデータサーバ管理装置34
との間に行い、データサーバ管理装置34よりの返答に
より、その受信データを自ネットワークデータサーバ装
置のPLC用メモリ7に書き込むか、他のネットワーク
データサーバ装置へ送信するかの制御を行う。
【0169】この実施例が実施例4に異なっている特徴
的事項は、PLCデータをどのネットワークデータサー
バ装置11、12のPLC用メモリ7に格納するかの決
定、即ち、データを格納するネットワークデータサーバ
装置の分散割り当てと、どのネットワークデータサーバ
装置11 、12 がどのPLCデータを保有しているかの
管理をデータサーバ管理装置34が一括管理することで
ある。
【0170】次に実施例5の動作を図27〜図29を参
照して説明する。
【0171】図27はデータサーバ管理装置34の動作
フローを示している。
【0172】この動作フローは所定時間毎に繰り返し実
行され、先ずネットワークデータサーバ装置11 、12
とFAコントローラ2よりのPLC情報の受信待ち状
態、即ちデータ格納先の問い合わせ待ち状態になり(ス
テップS900)、PLC情報を受信すれば(ステップ
S901肯定)、そのPLC情報と記憶媒体情報メモリ
37に書き込まれている記憶媒体情報に基づいて、どの
ネットワークデータサーバ装置11 、12 にデータを格
納するかを決定し、どのネットワークデータサーバ装置
がどのPLCデータを保有していることを示すPLCデ
ータ保有情報をPLCデータ保有情報メモリ38に書き
込む(ステップS902)。
【0173】なお、PLCデータ保有情報メモリ38に
既にPLCデータ保有情報が存在し、記憶媒体情報メモ
リ37に書き込まれている記憶媒体情報に変化がない場
合には、ステップS902は省略される。
【0174】次に、PLCデータ保有情報メモリ38よ
りPLCデータ保有情報を読み出し、PLCデータ保有
情報をデータ格納先の問い合わせ元に送信応答する(ス
テップS903)。
【0175】図28、図29はネットワークデータサー
バ装置11 、12 の動作フローを示している。この動作
フローは所定時間毎に繰り返し実行され、先ず自局(自
ネットワークデータサーバ装置)に接続されているPL
CよりのPLC情報とデータの受信待ち状態になり(ス
テップS1000)、データを受信すれば(ステップ1
001肯定)、データ格納先の問い合わせとして、その
PLC情報をデータサーバ管理装置34へ送信する(ス
テップS1002)。
【0176】次にデータサーバ管理装置34よりのデー
タ格納先情報の受信待ち状態になり(ステップS100
3)、データ格納先情報を受信すれば(ステップ100
4肯定)、受信したデータ格納先情報に基づいてPLC
よりのデータが自局のPLC用メモリ7に書き込むもの
であるか否かを判別する(ステップS1005)。
【0177】そのデータが自局のPLC用メモリ7に書
き込むものであれば(ステップS1005肯定)、受信
データを自局のPLC用メモリ7の所定のメモリアドレ
スに書き込む。
【0178】これに対しデータが自局のPLC用メモリ
7に書き込むものでない場合には(ステップS1005
否定)、そのデータを他のネットワークデータサーバ装
置1 2 へ送信するためのデータ書き込み要求を他のネッ
トワークデータサーバ装置1 2 へ送信する(ステップS
1007)。
【0179】次にFAコントローラ2からのデータ読み
出し要求を待ち(ステップS1008)、データ読み出
し要求を受信すると(ステップS1009肯定)、その
データのPLC情報をデータサーバ管理装置34へ送信
し、データ格納先の問い合わせを行う(ステップS10
10)。
【0180】次にデータサーバ管理装置34よりのデー
タ格納先情報に基づいてFAコントローラ2よりの読み
出し要求のデータが自局のPLC用メモリ7に書き込む
ものであるか否かを判別し(ステップS1011)、自
局のものであれば(ステップS1011肯定)、読み出
し要求の対象データを自局のPLCメモリ7より読み出
し、このデータをFAコントローラ2へ送信する(ステ
ップS1012)。
【0181】これに対しFAコントローラ2からのデー
タ読み出し要求が自局のものでない場合には(ステップ
S1011否定)、ネットワークデータサーバ装置11
が受信したFAコントローラ2からのデータ読み出し要
求を他のネットワークデータサーバ装置12 へ転送する
(ステップS1013)。
【0182】次にFAコントローラ2からのデータ書き
込み要求を待ち(ステップS1014)、書き込みデー
タを受信すると(ステップS1015肯定)、そのデー
タのPLC情報をデータサーバ管理装置34へ送信し、
データ格納先の問い合わせを行う(ステップS101
6)。
【0183】次にデータサーバ管理装置34よりのデー
タ格納先情報に基づいてFAコントローラ2よりの書き
込み要求のデータが自局のPLC用メモリ7に書き込む
ものであるか否かを判別し(ステップS1017)、自
局のものであれば(ステップS1017肯定)、その受
信データと自局のPLC用メモリ7の対応する内部デー
タとを比較する(ステップS1018)。この比較で、
データに変化があれば(ステップS1019肯定)、F
Aコントローラ2よりの新しいデータ(受信データ)を
PLC用メモリ7の所定のメモリアドレスに書き込み
(ステップS1020)、またそのデータをPLC情報
と共にPLCへ送信する(ステップS1021)。
【0184】これに対し、FAコントローラ2からのデ
ータ書き込み要求を自局のものでない場合には(ステッ
プS1017否定)、FAコントローラ2からのデータ
書き込み要求を他のネットワークデータサーバ装置へ転
送する(ステップS1022)。
【0185】次にデータ複写による他のネットワークデ
ータサーバ装置12からのデータ書き込み要求を待ち
(ステップS1023)、書き込みデータを受信すると
(ステップS1024肯定)、自局のPLCメモリの複
写先メモリアドレスにデータを書き込むと共に、そのデ
ータを自局に接続されているPLCへ送信する(ステッ
プS1025)。
【0186】次に他のネットワークデータサーバ装置よ
りのデータ書き込み要求を待ち(ステップS102
6)、データを受信すると(ステップS1027肯
定)、自局のPLCメモリ7にデータを書き込む(ステ
ップS1028)。
【0187】次にPLC用メモリ7に対するデータ書き
込みにおいて、書き込み先のメモリアドレスが複写情報
リスト部10に記述された複写元のメモリアドレスであ
るか否かを判別し(ステップS1029)、書き込み先
のメモリアドレスが複写情報リスト部10に記述された
複写元のメモリアドレスである場合には(ステップS1
029肯定)、そのデータのPLC情報をデータサーバ
管理装置34へ送信し、データ格納先の問い合わせを行
う(ステップS1030)。
【0188】次にデータサーバ管理装置34よりのデー
タ格納先情報に基づいてその複写元のメモリアドレスが
自局のものであるか否かを判別する(ステップS103
1)。
【0189】複写元のメモリアドレスが自局である場合
には(ステップS1031肯定)、自局のPLCメモリ
7の複写先メモリアドレスにデータを書き込むと共に、
そのデータを自局に接続されているPLCへ送信する
(ステップS1032)。
【0190】これに対し、複写元のメモリアドレスが自
局のものでない場合には(ステップS1031否定)、
データ複写によるデータ書き込み要求を他のネットワー
クデータサーバ装置12 へ送信する(ステップS103
3)。
【0191】実施例5においては、PLC用メモリ7を
構成する記憶媒体29の特性に適合するデータが各PL
C用メモリ7毎に選ばれてPLC用メモリ7に対するデ
ータの書き込みが行われる。これにより、記憶媒体29
の動作速度が速いものには変化サイクルタイムが短いデ
ータが書き込まれ、記憶媒体29の動作速度が遅いもの
には変化サイクルタイムが長いデータが書き込まれ、メ
モリ資源の有効利用とシステム全体の性能向上が図られ
ると共に、データを格納するネットワークデータサーバ
装置の分散割り当て、ネットワークデータサーバ装置間
のデータ複写の制御がデータサーバ管理装置で統括して
行われるから、それらの処理が各ネットワークデータサ
ーバ装置で個々に行われる場合に比して各データサーバ
の処理能力を低下させることなく、システム全体の効率
を向上させることができる。
【0192】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るネ
ットワークデータサーバ装置においては、FAコントロ
ーラとネットワークデータサーバ装置とのデータ通信
が、ネットワークデータサーバ装置が保有している接続
PLCリスト部のリスト内容を参照して行われるから、
FAコントローラは、ネットワークデータサーバ装置の
通信アドレス情報などを保有する必要がなくなり、どの
ネットワークデータサーバ装置に接続されているPLC
かを意識せずに、各ネットワークデータサーバ装置との
間にトランスペアレントなデータ伝送が行われるように
なる。
【0193】
【0194】
【0195】
【0196】
【0197】
【0198】次の発明に係るネットワークデータサーバ
装置においては、PLC用メモリに書き込まれるデータ
が二重化されるから、その一方のデータが破壊されて
も、他方のデータによってバックアップが行われるか
ら、システムの信頼性が向上する。
【0199】次の発明に係るネットワークデータサーバ
装置においては、PLC用メモリを構成する記憶媒体の
動作速度などの特性に適合するデータが各PLC用メモ
リ毎に選ばれてPLC用メモリに対するデータの書き込
みが行われるから、メモリ資源が有効利用され、またシ
ステム全体の効率が向上する。
【0200】次の発明に係るプログラマブルロジックコ
ントローラシステムにおいては、PLC用メモリを構成
する記憶媒体の特性に適合するデータが各PLC用メモ
リ毎に選ばれてPLC用メモリに対するデータの書き込
みが行われるから、記憶媒体の動作速度が速いものには
変化サイクルタイムが短いデータが書き込まれ、記憶媒
体の動作速度が遅いものには変化サイクルタイムが長い
データが書き込まれ、メモリ資源の有効利用とシステム
全体の性能向上が図られると共に、データを格納するネ
ットワークデータサーバ装置の分散割り当て、ネットワ
ークデータサーバ装置間のデータ複写の制御がデータサ
ーバ管理装置で統括して行われるから、それらの処理が
各ネットワークデータサーバ装置で個々に行われる場合
に比して各データサーバの処理能力を低下させることな
く、システム全体の効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明によるネットワークデータサーバ装
置を含むPLCシステムの実施例1の全体構成図であ
る。
【図2】 この発明によるネットワークデータサーバ装
置の実施例1のブロック線図である。
【図3】 この発明によるネットワークデータサーバ装
置を含むPLCシステムにおけるPLCの動作フローを
示すフローチャートである。
【図4】 この発明によるネットワークデータサーバ装
置の実施例1の動作フローの前半部分を示すフローチャ
ートである。
【図5】 この発明によるネットワークデータサーバ装
置の実施例1の動作フローの後半部分を示すフローチャ
ートである。
【図6】 この発明によるネットワークデータサーバ装
置を含むPLCシステムの実施例1〜4の共通の全体構
成図である。
【図7】 この発明によるFAコントローラ接続側のネ
ットワークデータサーバ装置の実施例2のブロック線図
である。
【図8】 この発明によるFAコントローラ非接続側の
ネットワークデータサーバ装置の実施例2のブロック線
図である。
【図9】 この発明によるFAコントローラ接続側のネ
ットワークデータサーバ装置の実施例2の動作フローの
前半部分を示すフローチャートである。
【図10】 この発明によるFAコントローラ接続側の
ネットワークデータサーバ装置の実施例2の動作フロー
の後半部分を示すフローチャートである。
【図11】 この発明によるFAコントローラ非接続側
のネットワークデータサーバ装置の実施例2の動作フロ
ーの前半部分を示すフローチャートである。
【図12】 この発明によるFAコントローラ非接続側
のネットワークデータサーバ装置の実施例2の動作フロ
ーの後半部分を示すフローチャートである。
【図13】 この発明によるFAコントローラ接続側の
ネットワークデータサーバ装置の実施例3のブロック線
図である。
【図14】 この発明によるFAコントローラ接続側の
ネットワークデータサーバ装置の実施例3の動作フロー
の前半部分を示すフローチャートである。
【図15】 この発明によるFAコントローラ接続側の
ネットワークデータサーバ装置の実施例3の動作フロー
の後半部分を示すフローチャートである。
【図16】 この発明によるFAコントローラ非接続側
のネットワークデータサーバ装置の実施例3の動作フロ
ーの前半部分を示すフローチャートである。
【図17】 この発明によるFAコントローラ非接続側
のネットワークデータサーバ装置の実施例3の動作フロ
ーの後半部分を示すフローチャートである。
【図18】 この発明によるFAコントローラ接続側の
ネットワークデータサーバ装置の実施例4のブロック線
図である。
【図19】 この発明によるFAコントローラ非接続側
のネットワークデータサーバ装置の実施例4のブロック
線図である。
【図20】 この発明によるFAコントローラ接続側の
ネットワークデータサーバ装置の実施例4の動作フロー
の前半部分を示すフローチャートである。
【図21】 この発明によるFAコントローラ接続側の
ネットワークデータサーバ装置の実施例4の動作フロー
の後半部分を示すフローチャートである。
【図22】 この発明によるFAコントローラ非接続側
のネットワークデータサーバ装置の実施例4の動作フロ
ーの前半部分を示すフローチャートである。
【図23】 この発明によるFAコントローラ非接続側
のネットワークデータサーバ装置の実施例4の動作フロ
ーの後半部分を示すフローチャートである。
【図24】 この発明によるプログラマブルロジックコ
ントローラシステムの一実施例を示す全体構成図であ
る。
【図25】 この発明によるプログラマブルロジックコ
ントローラシステムにおけるデータサーバ管理装置の一
実施例を示すブロック線図である。
【図26】 この発明によるプログラマブルロジックコ
ントローラシステムにおけるネットワークデータサーバ
装置の一実施例を示すブロック線図である。
【図27】 この発明によるプログラマブルロジックコ
ントローラシステムにおけるデータサーバ管理装置の動
作フローを示すフローチャートである。
【図28】 この発明によるプログラマブルロジックコ
ントローラシステムにおけるネットワークデータサーバ
装置の動作フローの前半部分を示すフローチャートであ
【図29】 この発明によるプログラマブルロジックコ
ントローラシステムにおけるネットワークデータサーバ
装置の動作フローの半部分を示すフローチャートであ
る。
【図30】 従来のプログラマブルロジックコントロー
ラシステムの一例を示すブロック線図である
【符号の説明】
1 ネットワークデータサーバ装置,2 FAコントロ
ーラ,3 PLC,4通信路,5 通信路,6 制御手
段,7 PLC用メモリ,8メモリ書き込み手段,9
メモリ読み出し手段9,10 複写情報リスト部,11
送信手段,12 受信手段 13 送信手段,14
受信手段,15 送信手段,16 受信手段,18 デ
バイスメモリ,19 メモリ書き込み手段,20 メモ
リ読み出し手段,21 送信手段, 23 通信路,2
4 送信手段,25 受信手段,26 送信手段,27
受信手段 28 接続PLCリスト部,29 記憶媒
体,30 記憶媒体情報メモリ,31 PLC保有情報
メモリ,32 保有情報書き込み手段,33 保有情報
読み込み手段,34 データサーバ管理装置 36 通
信路,37 記憶媒体情報メモリ,38 PLC保有情
報メモリ,39保有情報書き込み手段,40 保有情報
読み込み手段,44 送信手段,45受信手段,46
制御装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−195406(JP,A) 特開 平6−282314(JP,A) 特開 昭63−133204(JP,A) 特開 平7−36374(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/05 G06F 12/00 G06F 13/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークデータサーバ装置が複数台
    設けられ、その各ネットワークデータサーバ装置に複数
    台のプログラマブルロジックコントローラが接続され、
    前記複数台のネットワークデータサーバ装置の一つに
    Aコントローラが接続され、接続された各々双方向に
    通信可能ネットワークデータサーバ装置であって、前記各ネットワークデータサーバ装置が、 前記 各プログラマブルロジックコントローラのデータを
    所定のメモリアドレスに記憶するPLC用メモリと、 前記プログラマブルロジックコントローラあるいは前
    記FAコントローラが送信するデータを受信する受信手
    段と、 前記受信手段が受信したデータを前記PLC用メモリに
    書き込む書き込み手段と、 前記PLC用メモリに書き込まれたデータを読み出す読
    み出し手段と、 前記読み出し手段により読み出されたデータを前記
    ログラマブルロジックコントローラあるいは前記FAコ
    ントローラへ送信する送信手段と、 データ複写の複写元のメモリアドレスと複写先のメモリ
    アドレスとを記述された複写情報リスト部と、 前記複写情報リスト部に記述された複写元のメモリアド
    レスと複写先のメモリアドレスに従って前記PLC用メ
    モリの複写元のメモリアドレスに書き込まれているデー
    タを前記読み出し手段によって前記PLC用メモリより
    読み出し、このデータを前記書き込み手段によって前記
    PLC用メモリの複写先のメモリアドレスに書き込む制
    御を行う制御手段とを有しているものにおいて、 前記各ネットワークデータサーバ装置相互で双方向に通
    信する送信手段および受信手段と、接続されているプロ
    グラマブルロジックコントローラの一覧を示す接続PL
    Cリスト部とを有し、前記制御手段は、前記FAコント
    ローラよりのデータ読み書き要求の受信により前記接続
    PLCリスト部のリスト内容を参照してそのデータ読み
    書き要求が自ネットワークデータサーバ装置に接続され
    ているプログラマブルロジックコントローラのものであ
    るか否かを判別し、データ読み書 き要求が自ネットワー
    クデータサーバ装置に接続されているプログラマブルロ
    ジックコントローラのものであれば、その要求を自己処
    理し、データ読み書き要求が自ネットワークデータサー
    バ装置に接続されているプログラマブルロジックコント
    ローラのものでない場合にはデータ読み書き要求を前記
    送信手段によって他のネットワークデータサーバ装置へ
    転送する制御を行う ことを特徴とするネットワークデー
    タサーバ装置。
  2. 【請求項2】 前記ネットワークデータサーバ装置が複
    数台設けられ、その各ネットワークデータサーバ装置に
    プログラマブルロジックコントローラが接続されたシス
    テムにおいて、 ネットワークデータサーバ装置相互で双方向に通信する
    送信手段および受信手段と、他のネットワークデータサ
    ーバ装置に接続されているプログラマブルロジックコン
    トローラのデータを記憶するPLC用メモリとを含み、
    前記制御手段は前記送信手段および受信手段によるネッ
    トワークデータサーバ装置間通信により他のネットワー
    クデータサーバ装置に接続されているプログラマブルロ
    ジックコントローラのデータを送信あるいは受信してそ
    のデータを前記書き込み手段によって前記PLC用メモ
    リに書き込む制御を行うことを特徴とする請求項に記
    載のネットワークデータサーバ装置。
  3. 【請求項3】 前記ネットワークデータサーバ装置が複
    数台設けられ、その各ネットワークデータサーバ装置に
    プログラマブルロジックコントローラが接続されたシス
    テムにおいて、 ネットワークデータサーバ装置相互で双方向に通信する
    送信手段および受信手段と、前記PLC用メモリを構成
    する記憶媒体の種類、記憶容量、動作速度などの記憶媒
    体情報を保有する記憶媒体情報メモリと、前記PLC用
    メモリにどのデータを保有しているかを示すPLCデー
    タ保有情報を格納したPLCデータ保有情報メモリと、
    PLCデータ保有情報を前記PLCデータ保有情報メモ
    リに書き込む書き込み手段と、前記PLCデータ保有情
    報メモリに書き込まれたPLCデータ保有情報を読み出
    す読み出し手段とを有し、前記制御手段は、前記記憶媒
    体情報メモリに書き込まれている記憶媒体情報に基づい
    て自ネットワークデータサーバ装置のPLC用メモリに
    格納するデータを決定し、その決定に従ってPLCデー
    タ保有情報を前記PLCデータ保有情報メモリに書き込
    む制御と、受信したデータに該当するPLCデータ保有
    情報を前記PLCデータ保有情報メモリより読み出し、
    そのデータを自ネットワークデータサーバ装置のPLC
    用メモリに書き込むか、他のネットワークデータサーバ
    装置へ送信するかの制御とを行うことを特徴とする請求
    1または2に記載のネットワークデータサーバ装置。
  4. 【請求項4】 各々複数台のプログラマブルロジックコ
    ントローラに双方向に通信可能に接続された複数台のネ
    ットワークデータサーバ装置と、前記ネットワークデー
    タサーバ装置と少なくとも一台のFAコントローラの各
    々に双方向に通信可能に接続されたデータサーバ管理装
    置とを含み、 ネットワークデータサーバ装置は、プログラマブルロジ
    ックコントローラのデータを所定のメモリアドレスに記
    憶するPLC用メモリと、前記プログラマブルロジック
    コントローラあるいはデータサーバ管理装置が送信する
    データを受信する受信手段と、前記受信手段が受信した
    データを前記PLC用メモリに書き込む書き込み手段
    と、前記PLC用メモリに書き込まれたデータを読み出
    す読み出し手段と、前記読み出し手段により読み出され
    たデータを前記プログラマブルロジックコントローラあ
    るいは前記データサーバ管理装置へ送信する送信手段
    と、ネットワークデータサーバ装置相互で双方向に通信
    する送信手段および受信手段と、データ複写の複写元の
    メモリアドレスと複写先のメモリアドレスとを記述され
    た複写情報リスト部と、前記プログラマブルロジックコ
    ントローラよりのデータ受信のたびにデータ格納先の問
    い合わせ通信を前記データサーバ管理装置との間に行い
    前記データサーバ管理装置よりの返答によりその受信デ
    ータを自ネットワークデータサーバ装置のPLC用メモ
    リに書き込むか、他のネットワークデータサーバ装置へ
    送信するかの制御と、前記複写情報リスト部に記述され
    た複写元のメモリアドレスと複写先のメモリアドレスに
    従って前記PLC用メモリの複写元のメモリアドレスに
    書き込まれているデータを前記読み出し手段によって前
    記PLC用メモリより読み出し、このデータを前記書き
    込み手段によって前記PLC用メモリの複写先のメモリ
    アドレスに書き込む制御とを行う制御手段とを有し、 前記データサーバ管理装置は、各ネットワークデータサ
    ーバ装置の前記PLC用メモリを構成する記憶媒体の種
    類、記憶容量、動作速度などの記憶媒体情報を保有する
    記憶媒体情報メモリと、前記ネットワークデータサーバ
    装置の各々がどのデータを保有しているかを示すPLC
    データ保有情報を格納したPLCデータ保有情報メモリ
    と、PLCデータ保有情報を前記PLCデータ保有情報
    メモリに書き込む書き込み手段と、前記PLCデータ保
    有情報メモリに書き込まれたPLCデータ保有情報を読
    み出す読み出し手段と、前記記憶媒体情報メモリに書き
    込まれている記憶媒体情報に基づいて前記データを格納
    するネットワークデータサーバ装置を分散割り当て、そ
    の分散割り当てにより決まるPLCデータ保有情報を前
    記書き込み手段によって前記PLCデータ保有情報メモ
    リに書き込み、前記ネットワークデータサーバ装置ある
    いは前記FAコントローラよりのデータ格納先の問い合
    わせ通信のたびに該当するPLCデータ保有情報を前記
    PLCデータ保有情報メモリより読み出してデータの格
    納先を決定し、そのデータ格納先情報を問い合わせ通信
    元に送信する制御を行う制御手段とを有していることを
    特徴とするプログラマブルロジックコントローラシステ
    ム。
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