JP3751584B2 - 制御用表示装置、および、そのプログラムが記録された記録媒体、並びに、制御システム - Google Patents

制御用表示装置、および、そのプログラムが記録された記録媒体、並びに、制御システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機種固有の通信プロトコルで通信する制御装置と、当該制御装置との間でデータをやり取りする制御用表示装置とを含む制御システムに関し、特に、大規模な制御システムを構築しやすく、かつ、不正なアクセスを拒絶可能な制御用表示装置、および、そのプログラムが記録された記録媒体、並びに、制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、プログラマブル・ロジック・コントローラ(以下、PLCと略称する)は、例えば、ベルトコンベアー式の自動組付機など、種々のターゲットシステムを制御する制御装置として、広く使用されている。さらに、近年では、ターゲットシステムの複雑化に伴って、複数台のPLCを互いに連携させて使用することも行われている。また、各PLCからのデータの表示、あるいは、PLCへの制御指示は、当該PLCの近傍などに配される制御用表示装置で行われるだけではなく、例えば、これらの制御用表示装置から離れた場所に設置した制御用ホストコンピュータでも、表示あるいは操作できるように、制御システムを構築することもある。
【0003】
具体的には、例えば、図9に示すように、従来の制御システム501では、PLC503が制御の中心として位置付けられており、各PLC503には、ターゲットシステム502の制御対象機器521aやセンサ521bと、表示および制御指示を行う制御用表示装置505とが接続されている。さらに、当該PLC503には、他のPLC503や制御用ホストコンピュータ507が所定のインターフェイス回路を介して直接、あるいは、専用のアダプタを介して間接的に接続されており、PLC503と制御用ホストコンピュータ507との間や各PLC503間における制御データの受け渡しは、PLC503の通信機能を利用して行われている。
【0004】
しかしながら、上記構成の制御システム501では、各PLC503および制御用ホストコンピュータ507間と、PLC503および制御用表示装置505間との双方で、PLC503に固有の通信プロトコルで通信しているため、多くの種類のPLC503を混在させることが難しいという問題を生じる。
【0005】
また、制御システム501の通信の大半を処理するために、PLC503の負担が大きくなってしまう。さらに、制御用ホストコンピュータ507と制御用表示装置505との双方に、PLC503と通信するための通信プロトコルを用意する必要があるために、制御用ホストコンピュータ507および制御用表示装置505の製造および維持管理に手間がかかる。
【0006】
具体的には、PLC503は、リレーを使用したシーケンサから発達してきた経緯もあり、スイッチのオンオフ制御やセンサーからのデータ取り込みといったI/O制御に関する処理を得意としている。したがって、データ通信の中心として、制御システム501の通信の大半を処理するには、能力が不足することが多く、仮に処理可能であったとしても負担が大きい。例えば、ターゲットシステム502を制御するだけであれば、PLC503は、通常、数十kバイト程度の記憶容量と、記憶容量に応じた処理能力とで十分であるが、この記憶容量や処理能力では、通信の大半を十分な速度で処理することは難しい。
【0007】
また、PLC503は、シーケンサから発達してきた経緯から、製造会社毎、あるいは、同一会社であっても製品毎など、PLC503の機種毎に、データ通信に使用する通信プロトコルが異なることが多い。したがって、従来では、制御システム501内では、同一機種のPLC503が用いられることが多い。
【0008】
ここで、通信プロトコルの相違の程度が軽微な場合、具体的には、スタートキャラクタやストップキャラクタや、送受アドレスの指定方法など、通信の確立に必要な通信プロトコルが同一であり、かつ、余り重要ではないコマンドのみが相違している程度であれば、PLC503の機能のうち、実際に使用する機能を制限して、相違しているコマンドを使用しなければ、機種の異なるPLC503を制御システム501に混在させることも不可能ではない。ところが、例えば、複数機種と通信するコマンドなど、重要なコマンドの相違が異なっている場合には、制御用ホストコンピュータ507とPLC503との間で、通信が確立したとしても、制御用ホストコンピュータ507は、PLC503に所望の動作を指示することができない。
【0009】
また、上記通信確立に要する通信プロトコル自体が異なっている場合には、通信プロトコルの異なるPLC503aと制御用ホストコンピュータ507などとの間の通信が成立しないだけではなく、通信プロトコルが共通のPLC503と制御用ホストコンピュータ507との通信を阻害してしまう。したがって、当該PLC503aを接続する場合には、変換器510を挿入して、制御用ホストコンピュータ507や他のPLC503から、当該PLC503aが同じ機種に見えるように、通信プロトコルを相互変換する必要がある。ここで、制御システム501では、変換器510を設置できる場所が限られていることが多く、また、新たに変換器510を設けると、制御システム501全体のコストが高騰してしまう。さらに、PLC503の通信プロトコルは、例えば、100種以上と数多く存在するので、所望の変換器510が存在するとは限らない。
【0010】
これらの結果、PLC503を通信の中心に配した場合、制御システム501に多くの種類のPLC503を混在させることが難しく、PLC503を選択する際の選択肢が制限されてしまう。
【0011】
加えて、上記従来の制御システム501では、制御用ホストコンピュータ507と制御用表示装置505との双方がPLC503と通信しているため、双方が各PLC503の通信プロトコルで通信する必要がある。したがって、制御用ホストコンピュータ507や制御用表示装置505を製造する際、接続される可能性のあるPLC503の通信プロトコル全てで通信するためのプログラムを、制御用ホストコンピュータ507および制御用表示装置505の双方に用意する必要がある。この結果、制御用ホストコンピュータ507および制御用表示装置505を製造する際、多くのPLC503に対応させるために、非常に多くのソフトウェア工数が必要になってしまう。さらに、新たな通信プロトコルで通信するPLC503が開発された場合、制御用ホストコンピュータ507および制御用表示装置505の双方に、当該通信プロトコルで通信するプログラムを新たに用意する必要があり、さらに手間がかかる。
【0012】
ここで、本件の出願人は、上記課題を解決するために、先の特願平10−117117号において、全く新たな構成の制御システムを提案した。この制御システム101では、図10に示すように、制御用表示装置としてのグラフィック操作パネル105とPLC103との間に設けられた専用ネットワーク104とは別に、共通ネットワーク106が設けられており、各グラフィック操作パネル105は、当該共通ネットワーク106を介し、予め定められた共通の通信プロトコル(共通プロトコル)で互いに通信している。また、各グラフィック操作パネル105は、共通ネットワーク106での通信と専用ネットワーク104での通信とを必要に応じて中継する。これにより、制御用ホストコンピュータ107は、何ら支障なく、グラフィック操作パネル105を介して、PLC103へ指示を伝えたり、PLC103からの情報を取得したりできる。
【0013】
当該構成では、共通ネットワーク106に接続された機器は、専用ネットワーク104で採用される専用プロトコルに拘わらず、所定の共通プロトコルで通信しているため、専用プロトコルが互いに異なるPLC103を、同一の制御システム101に容易に混在させることが可能になり、大規模な、すなわち、構成機器数の多い制御システムを比較的容易に実現できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成によって、大規模な制御システムを構築した場合、セキュリティの維持が難しいという問題が新たに発生する。具体的には、図9に示す従来の制御システム501では、多様な専用プロトコルのうち、制御システム501で採用している専用プロトコルを理解しなければ、情報を取得したり、PLC503を制御することができない。また、当該制御システム501は、比較的小規模なため、アクセス可能なポイントが製造現場などに限定されている。したがって、例えば、製造現場にコンピュータを持ち込むなどしなければ、制御システム501の機器にアクセスできない。
【0015】
これに対して、本件出願人による上記先行出願の構成、すなわち、図10に示す制御システム101では、例えば、共通ネットワーク106にネットワーク機器108が接続された場合、当該ネットワーク機器108が共通プロトコルを採用していれば、いずれの専用プロトコルを採用したPLC103であっても、情報を所得したり、PLC103を制御したりできる。また、制御システム101の規模が大きくなり、例えば、他の製造ラインや社内の他の部署、さらには、社外からもアクセス可能にネットワークを構成すると、アクセスポイントの管理が困難になる。したがって、比較的アクセスしやすいポイントから、例えば、ユーザのノウハウなどが凝縮されたアプリケーションプログラムやデータなどへ、第三者が不正アクセスして、これらのデータが盗用されたり、改竄あるいは破壊される虞れがある。さらに、不正アクセスによって、ターゲットシステム102の工作機械などが誤動作する虞れもある。
【0016】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、大規模な制御システムを構築しやすく、不正なアクセスを拒絶可能な制御用表示装置、および、制御システムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る制御用表示装置は、上記課題を解決するために、制御対象機器を制御する制御装置に固有の専用プロトコルで、自らに接続されている制御装置と通信する専用ネットワーク・インターフェース部と、上記制御装置または制御対象機器の情報を表示する表示手段と、指示を受け取る入力部とを有し、上記制御装置からの情報の表示、あるいは、上記制御装置への制御指示を行う制御用表示装置において、以下の手段を講じたことを特徴としている。
【0018】
すなわち、上記専用ネットワーク・インターフェース部とは別に設けられ、予め定められた共通プロトコルで通信する共通ネットワーク・インターフェース部と、上記各制御装置が理解可能なコマンドのうち、互いに同一内容のコマンド間では、専用プロトコルでのコマンドコードに拘わらず統一された共通コードと、上記専用プロトコルでのコマンドコードとの対応が格納されたコマンド変換テーブルと、上記コマンド変換テーブルを参照しながら、一方のコードから他方のコードに変換して、上記専用プロトコルでの通信と共通プロトコルでの通信とを中継する中継手段と、上記共通プロトコルのネットワークに参加している機器が登録された参加機器情報を記憶する参加機器情報記憶手段と、上記共通プロトコルのネットワークを介してリモート接続された場合、上記参加機器情報記憶手段を参照して、リモート接続元が参加局情報に登録されているか否かを判定し、登録されていないときは、当該リモート接続元の機器を認証し、認証に成功した機器を参加機器情報に登録すると共に上記認証に失敗した機器からのリモート接続を拒否する認証手段とを備え、上記表示手段、入力部、共通および専用ネットワーク・インターフェース部、中継手段、参加機器情報記憶手段、並びに、認証手段は、記憶手段自体、あるいは、コンピュータが所定のプログラムを実行することによって実現されている。
【0019】
また、請求項2の発明に係る制御用表示装置は、上記構成に加えて、上記リモート接続は、ログインコマンドまたはリモート接続要求の通知によって行われ、さらに、リード命令またはライト命令であるアクセス命令を受けた場合に、上記参加機器情報記憶手段を参照して、アクセス命令の発信元が上記参加機器情報に登録されているか否かを判定し、登録されていない場合にアクセスを拒否するアクセス拒否手段を備えていることを特徴としている。
【0020】
これらの構成では、専用ネットワーク・インターフェース部とは別に、共通ネットワーク・インターフェース部が設けられており、例えば、他の制御用表示装置やホストコンピュータなど、共通プロトコルのネットワーク(共通ネットワーク)に接続された機器は、制御装置の専用プロトコルに拘わらず、共通プロトコルで互いに通信する。また、制御用表示装置の中継手段は、必要に応じてプロトコル変換するなどして、共通プロトコルでの通信と専用プロトコルでの通信とを中継する。これにより、制御用表示装置に接続される制御装置の専用プロトコルが制御用表示装置毎に異なっている場合であっても、上記各機器は、例えば、各制御装置や制御対象機器の情報や制御指示を交換するなどの通信を、何ら支障なく行うことができる。
【0021】
ここで、正規のユーザは、共通プロトコルのネットワークへ、共通プロトコルで通信可能な機器を接続し、例えば、制御用表示装置へログインコマンドを送出するなどして、リモート接続する。一方、制御用表示装置は、共通ネットワークを介してリモート接続された場合、例えば、ログインコマンドと同時に伝送されるパスワード、あるいは、ログインコマンドの後、制御用表示装置の問い合わせに応答して伝送されるパスワードを用いるなどして、接続元の機器を認証する。ここで、正規の使用者であれば、認証に成功するので、制御用表示装置の認証手段は、当該機器を参加機器情報に登録し、リモート接続を許可する。
【0022】
これとは逆に、正規ではないユーザが共通ネットワークに機器を接続し、リモート接続した場合、当該ユーザは、正規のユーザではないため、制御用表示装置の認証手段による認証に失敗する。したがって、当該制御用表示装置の参加機器情報には、不正なユーザの機器が登録されず、また、当該機器からのリモート接続は拒否される。
【0023】
なお、その後、正規のユーザが上記機器を用いて、制御用表示装置にアクセスした場合、当該機器が参加機器情報に登録されているので、アクセス拒否手段は、アクセスを拒否せず、当該機器による制御用表示装置へのアクセスは成功する。
【0024】
上記構成では、制御用表示装置が中継手段を備えているので、制御装置および制御用表示装置に、必要に応じてホストコンピュータなどを加えて構成される制御システム内に、通信プロトコルの異なる制御装置を容易に混在させることができる。したがって、制御装置を制御システムに加入させる際の手間を従来よりも大幅に削減でき、例えば、制御装置など、構成する機器の数が従来より大きな制御システムの構築が容易になる。さらに、制御用表示装置が認証手段を備えているので、不正なユーザの機器が共通ネットワークに接続されたとしても、制御装置および/または制御対象機器の情報は、当該機器へ送出されず、当該機器からの指示を制御装置は受け取らない。これらの結果、規模が大きく、不正なアクセスから保護された制御システムを構築できる。
【0025】
また、請求項3の発明に係る記録媒体は、互いに異なる第1および第2インターフェースと表示部とを有するコンピュータを制御用表示装置として動作させるためのプログラムが記録された記録媒体であって、上記課題を解決するために、以下のプログラムが記録されていることを特徴としている。
【0026】
すなわち、上記第1インターフェースを制御して、制御対象機器を制御する制御装置に固有の専用プロトコルで、当該第1インターフェースに接続されている制御装置と通信する手段、上記第2インターフェースを制御して、予め定められた共通プロトコルで通信する手段、上記表示部を制御して、上記制御装置または制御対象機器の情報を表示する手段、指示を受け取る入力部、上記各制御装置が理解可能なコマンドのうち、互いに同一内容のコマンド間では、専用プロトコルでのコマンドコードに拘わらず統一された共通コードと、上記専用プロトコルでのコマンドコードとの対応が格納されたコマンド変換テーブル、上記コマンド変換テーブルを参照しながら、一方のコードから他方のコードに変換して、上記専用プロトコルでの通信と共通プロトコルでの通信とを中継する手段、および、上記共通プロトコルのネットワークを介してリモート接続された場合、上記参加機器情報記憶手段を参照して、リモート接続元が参加局情報に登録されているか否かを判定し、登録されていないときは、当該リモート接続元の機器を認証し、認証に成功した機器を参加機器情報に登録して記憶すると共に上記認証に失敗した機器からのリモート接続を拒否する手段として、上記コンピュータを動作させ、当該コンピュータに、上記制御装置からの情報の表示、あるいは、上記制御装置への制御指示を行わせるプログラムが記録されている。
【0027】
上記構成の記録媒体から、プログラムが読み取られ、上記コンピュータにより実行されると、当該コンピュータは、請求項1記載の制御用表示装置として動作する。この結果、請求項1と同様に、これらの結果、規模が大きく、不正なアクセスから保護された制御システムを構築できる。
【0028】
請求項4の発明に係る制御用表示装置は、請求項1記載の発明の構成において、自らが送出可能な専用プロトコルを順次選択しながら、上記制御装置の専用プロトコルを特定可能なコマンドを上記制御装置へ送出し、当該制御装置からの応答コードによって専用プロトコルを自動的に判別することによって、上記専用プロトコルを選択することを特徴としている。これにより、制御用表示装置は、制御装置の専用プロトコルを自動的に判別できる。
【0029】
請求項5の発明に係る制御システムは、上記共通プロトコルのネットワークで互いに接続された請求項1記載の制御用表示装置を備えた制御システムであって、上記各制御用表示装置に接続された制御装置が採用する専用プロトコルは、互いに異なっており、上記各制御用表示装置の上記中継手段は、自らに接続された制御装置と、上記他の制御用表示装置との間の通信を中継する。
【0030】
この場合であっても、各制御用表示装置間は、共通プロトコルで通信できるので、大規模な、すなわち、構成機器数の多い制御システムを比較的容易に実現できる。また、各制御用表示装置が請求項1記載の制御用表示装置であり、上記認証手段を備えているので、不正なユーザの機器が共通ネットワークに接続されたとしても、制御装置および/または制御対象機器の情報は、当該機器へ送出されず、当該機器からの指示を制御装置は受け取らない。これらの結果、規模が大きく、不正なアクセスから保護された制御システムを構築できる。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について図1ないし図8に基づいて説明すると以下の通りである。すなわち、本実施形態に係る制御システムは、例えば、ターゲットシステムがベルトコンベアー式の自動組付機の場合など、複数のプログラマブル・ロジック・コントローラ(以下では、PLCと略称する)が互いに連携して制御するようなターゲットシステムを制御する場合に、特に好適に使用されるシステムであって、例えば、図1に示すように、ターゲットシステム(制御対象機器)2に接続されたPLC(制御装置)3と、各PLC3に固有の通信プロトコルにて通信する専用ネットワーク4を介して、当該PLC3に接続され、多くの場合、ターゲットシステム2の近傍でターゲットシステム2の作業員により操作されるグラフィック操作パネル(制御用表示装置)5と、各グラフィック操作パネル5間を共通の通信プロトコルで接続する共通ネットワーク6と、当該共通ネットワーク6に接続され、多くの場合、グラフィック操作パネル5よりも離れた場所から制御システム1全体の監視制御あるいは設定などを行う制御用ホストコンピュータ7とを備えている。
【0032】
上記制御システム1では、従来とは異なり、通信の中心にグラフィック操作パネル5が配されており、当該グラフィック操作パネル5は、専用ネットワーク4と共通ネットワーク6との双方に接続されている。さらに、グラフィック操作パネル5は、両ネットワーク4・6での通信プロトコルが異なる場合、両通信プロトコルを相互変換して、自らに接続されたPLC3と、制御用ホストコンピュータ7あるいは他のグラフィック操作パネル5との間の通信を中継する。これにより、各グラフィック操作パネル5に接続されたPLC3が採用する通信プロトコルが互いに異なる場合であっても、各グラフィック操作パネル5および制御用ホストコンピュータ7間は、共通の通信プロトコルにて通信できる。
【0033】
より詳細に説明すると、上記ターゲットシステム2は、例えば、バルブやモータなど、指示に応じた動作を行う制御対象機器21aと、例えば、流量センサや温度センサなど、制御対象機器21aやターゲットシステム2の各部の状態を検出するセンサ21bとを備えており、制御対象機器21aおよびセンサ21b(以下では、機器21と総称する)は、PLC3にて制御されている。また、PLC3は、シーケンサから発達してきた経緯もあって、例えば、製造会社毎や製品の種別毎など、PLC3の機種毎に、独自の通信プロトコルを備えているものが多い。したがって、PLC3は、専用ネットワーク4を介して、グラフィック操作パネル5と接続されており、当該PLC3が通信可能な通信プロトコルで、グラフィック操作パネル5と通信する。
【0034】
これにより、PLC3は、グラフィック操作パネル5自体へ、あるいは、グラフィック操作パネル5を介して、他のグラフィック操作パネル5あるいは制御用ホストコンピュータ7へ、センサ21bが取得したデータを送信すると共に、グラフィック操作パネル5自体から、あるいは、グラフィック操作パネル5を介して伝えられた制御指示を受信して制御対象機器21aを制御できる。
【0035】
なお、広義の通信プロトコルには、例えば、スタートキャラクタやエンドキャラクタを示すコードや、各キャラクタの送受タイミング、あるいは、送信先や送信元の特定方法など、送信元と送信先とを含むネットワーク内で統一されていないと正常にデータの伝送できない通信プロトコルと、例えば、各PLC3が理解可能なコマンド体系など、送信元と送信先とで統一されていないと、一方が所望する動作と、他方が実施する動作とが一致せず、正常に制御できない通信プロトコルとが存在するが、以下では、両者の組み合わせを通信プロトコルと称し、両者の区別が必要な場合には、前者を伝送プロトコル、後者をコマンド体系として区別する。
【0036】
一方、グラフィック操作パネル5は、専用ネットワーク4を介してPLC3と通信する専用ネットワーク・インターフェース部(第1プロトコルインターフェース)51と、作業員へ情報を表示する表示部(表示手段)52と、作業員からの指示を受け取る入力部53と、グラフィック操作パネル5全体を制御すると共に、グラフィック操作パネル5で扱われるデータを処理するデータ処理部54とを備えている。本実施形態では、表示部52として、例えば、液晶表示装置などが使用されており、入力部53として、表示部52の表示画面上に一体に形成されたタッチパネルが使用されている。なお、以下では、専用ネットワーク・インターフェース部51や後述する共通ネットワーク・インターフェース部55など、各種インターフェース部をIF部と略称する。
【0037】
さらに、上記グラフィック操作パネル5には、共通ネットワーク6と接続するための共通ネットワーク・IF部(第2プロトコルインターフェース)55と、共通ネットワーク6の通信プロトコルと専用ネットワーク4の通信プロトコルとを相互変換するための情報を記憶したプロトコル変換用記憶部56とが設けられており、上記データ処理部54は、両ネットワーク4・6での通信プロトコルが互いに異なる場合、プロトコル変換用記憶部56を参照しながら、一方の通信プロトコルから他方へ変換する。なお、上記データ処理部54およびプロトコル変換用記憶部56が、特許請求の範囲に記載の中継手段に対応する。
【0038】
本実施形態では、上記あるいは後述する各部51〜58は、RAMやROMあるいはハードディスクなどの記憶手段自体、あるいは、CPUが所定のプログラムを実行することによって実現される機能ブロックであるが、同じ動作を行うハードウェアによって実現することもできる。ただし、本実施形態のように、ソフトウェアによって実現した場合は、プログラムを記録した記録媒体を配付して、コンピュータに実行させるだけで、各部51〜58を容易に実現できる。
【0039】
ここで、各PLC3の製造会社が規定する通信プロトコルでは、データの読み出しを指示する場合、概ね、図2に示すように、次に伝送されるコードがコマンドであることを示す制御コード(ESC)と、PLC3へデータの読み出しを指示するコマンドコード(RD)と、読み出し開始アドレス(X0001)と、読み出しサイズ(5)と、伝送の終了を示す制御コード(RET)とを含むデータ列41が伝送される。ただし、各PLC3間では、コマンドコードを含むコマンド体系は、もちろん、アドレスやサイズなどの並び順や、制御コード自体、あるいは、アドレスやサイズを表現する際の表現方法(数値を示す際のビット幅や文字を示す際のコード種別など)も互いに異なっていることが多い。
【0040】
したがって、本実施形態では、グラフィック操作パネル5が共通ネットワーク6を介してデータ通信する場合、上記専用ネットワーク4を伝送される通信プロトコルに拘わらず、統一した通信プロトコルで通信できるように、専用ネットワーク4で伝送可能な通信プロトコルに共通の通信プロトコル(共通プロトコル)を規定している。
【0041】
具体的には、本実施形態では、共通ネットワーク6として、イーサネット(商標:ゼロックス社)などのローカル・エリア・ネットワーク(LAN)が用いられており、共通ネットワーク6での伝送プロトコルとして、TCP/IPが採用されている。したがって、共通ネットワーク6に接続される各グラフィック操作パネル5および制御用ホストコンピュータ7には、それぞれに固有のIPアドレスが割り当てられ、共通ネットワーク6を介して通信する際、TCP/IPで規定された形式、すなわち、図3に示すように、送信元および送信先のIPアドレスを含むヘッダ部62と、通信内容を示すデータ本体63とを備えた形式のデータ列61を送受する。これにより、例えば、制御システム1の開発者が使用する制御用ホストコンピュータなどのネットワーク機器8などが、制御システム1の運用会社とは異なる場所から電話回線を介して接続する場合であっても、TCP/IPで通信可能な通信機器であれば、他の通信機器間のデータ伝送を阻害することなく、共通ネットワーク6に自由に参加できる。
【0042】
さらに、共通プロトコルでは、データ読み出しを指示するコマンドをPLC3へ伝える際のデータ本体63rに、コマンドの内容を示す共通コード64と、当該共通コード64に付随する関連情報65として、読み出し開始アドレス65aおよび読み出しサイズ65bとが含まれる。また、データ書き込みを指示する際のデータ本体63wには、関連情報65として、書き込み開始アドレス65cおよび書き込みデータ65dが含まれる。
【0043】
上記共通コード64は、各PLC3が理解可能なコマンドのうち、互いに同一内容のコマンド間では、専用ネットワーク4でのコマンドコード(各PLC3でのコマンドコード)に拘わらず、統一されている。また、例えば、読み出し開始アドレス65aおよび読み出しサイズ65bなど、関連情報65内のデータを伝送する順番、伝送する際の表現方法も、専用ネットワーク4での通信プロトコルに拘わらず、統一されている。これにより、共通プロトコルでは、グラフィック操作パネル5に接続されているPLC3に拘わらず、実行させるべき命令を一意的に特定できる。
【0044】
ここで、図1に示す上記プロトコル変換用記憶部56に格納されている情報は、専用ネットワーク4および共通ネットワーク6の通信プロトコルを相互変換できれば、どのような形式でもよいが、本実施形態に係るプロトコル変換用記憶部56は、専用ネットワーク4で伝送されるデータのフォーマットを示すデータ転送フォーマットFMTと、両ネットワーク4・6で伝送されるコマンドコード間の対応関係を示すコマンド変換テーブルTBLとを記憶している。
【0045】
具体的には、図2に示すように、上記データ転送フォーマットFMTは、専用ネットワーク4にて伝送されるデータ列41のうち、例えば、読み書きするデータ内容自体や、データのサイズ、あるいは、読み書きするアドレスなど、実際に伝送するデータ内容によって変化する部分を未定義としたスケルトン状のデータ列であって、未定義の部分は、用途のみが定義されている。なお、コマンドの領域を未定義とすれば、実際に伝送されるデータ列から抽出されたデータ転送フォーマットFMTが複数のコマンド間で共通になる場合、コマンドの領域をも未定義として、これらのコマンド間で、共通のデータ転送フォーマットFMTを用いてもよい。
【0046】
また、コマンド変換テーブルTBLには、図4に示すように、共通ネットワーク6で伝送される共通コードと、当該専用ネットワーク4にて伝送されるコマンドコードとの対応が格納されており、データ処理部54は、一方のコードから他方のコードに変換できる。
【0047】
上記構成によれば、共通ネットワーク6を介して、共通プロトコルのデータ列61を受け取った場合、データ処理部54は、データ本体63から、PLC3へ伝送すべきコマンドを示す共通コード64と関連情報65とを抽出する。さらに、データ処理部54は、コマンド変換テーブルTBLを参照して、専用ネットワーク4で伝送可能で、当該共通コード64に対応するコマンドコードを選択する。なお、必要に応じて、関連情報65の表現方法は、専用ネットワーク4で伝送される表現方法に変換される。これらの結果、PLC3へ伝送すべきコマンド、データ内容自体、データのサイズおよびアドレスなどが決まると、データ処理部54は、データ転送フォーマットFMTを参照して、PLC3へ送出するデータ列を生成できる。一方、PLC3からデータ列41を受け取った場合、データ処理部54は、上記データ転送フォーマットFMTに当てはめて、当該データ列の示すコマンド、データ内容自体、データのサイズおよびアドレスなどを抽出し、上述とは逆の手順で、共通プロトコルのデータ列61に変換する。
【0048】
上記データ転送フォーマットFMTおよびコマンド変換テーブルTBLの組み合わせ(プロトコル情報)は、グラフィック操作パネル5およびPLC3が制御に関するデータを通信する前に、PLC3の通信プロトコルに合わせて設定され、異なる通信プロトコルを採用したPLC3が接続されると、当該プロトコル情報は、切り換えられる。例えば、図4では、機種AのPLC3から機種BのPLC3に変更する場合、コマンド変換テーブルTBLaからコマンド変換テーブルTBLbに切り換えられる。
【0049】
なお、通信プロトコルの選択方法は、例えば、制御用ホストコンピュータ7やグラフィック操作パネル5を操作して、使用者が選択してもよい。さらに、グラフィック操作パネル5が自らが送出可能な通信プロトコルを順次選択しながら、PLC3の通信プロトコルを特定可能なコマンドを、PLC3へ送出し、PLC3からの応答コードによって、通信プロトコルを自動的に判別してもよい。また、グラフィック操作パネル5は、自らに接続可能なPLC3が採用している通信プロトコル全てに関して、上記プロトコル情報を格納しておいてもよいし、現在、接続されているPLC3の通信プロトコルのみを格納しておき、必要に応じて、制御用ホストコンピュータ7から、あるいは、記録媒体を介してなど、種々の方法でダウンロードしてもよい。
【0050】
このように、PLC3との間で受け渡すデータ列41を、制御システム1の動作中にリアルタイムに生成することにより、グラフィック操作パネル5は、入力されたデータがどこから来たかを問うことなく、PLC3へデータを受け渡しできると共に、PLC3が変更された場合にあっても、制御システム1を停止することなく即応できる。
【0051】
ここで、グラフィック操作パネル5は、制御システム1に必須の構成であるが、近年では、高解像度の画像を表示するために、例えば、数Mバイト程度の記憶容量を持ち、表示に十分な演算速度を有している。したがって、グラフィック操作パネル5は、十分余力を持って、上記プロトコル変換できる。また、グラフィック操作パネル5と制御用ホストコンピュータ7との間に、PLC3が介在していないため、PLC3は、ターゲットシステム2の制御に専念できる。したがって、図9に示す従来の制御システム501のように、通信の大半を処理する場合よりも、記憶容量や処理能力を削減できる。なお、通信量の大きな処理の例として、ターゲットシステム2が製造する製品を変換する際など、制御用ホストコンピュータ7からグラフィック操作パネル5へ画面データをダウンロードする処理などが挙げられる。ところが、本実施形態に係る制御システム1では、画面データは、PLC3を通過しないので、PLC3は、画面データをダウンロードする場合であっても、負担が少なく、正常に動作し続けることができる。
【0052】
また、PLC3の機種に拘わらず、各グラフィック操作パネル5および制御用ホストコンピュータ7の間は、共通のプロトコルで通信される。したがって、同じ制御システム1内に、複数機種のPLC3を混在させることができ、機種選択の幅が広くなる。さらに、図9に示す従来の制御システム501のように、通信プロトコルが異なるPLC503aを混在させるために、制御システム501を、互いに異なる通信プロトコルのサブネットワークに分割し、サブネットワーク間に変換器510を配する場合とは異なり、制御システム1の共通ネットワーク6では、通信プロトコルが共通である。したがって、例えば、ハブやブリッジ、ルータなど、共通ネットワーク6に接続される機器を自由に転用でき、これらの機器やPLC3の配置に関する自由度も向上できる。加えて、変換器510が不要なので、制御システム1全体の製造費を低減できる。
【0053】
さらに、本実施形態に係るグラフィック操作パネル5には、上述の構成に加えて、図1に示すように、認証用のデータ(認証データ)を記憶する認証データ記憶部57と、共通ネットワーク6に参加している正規の機器を示す情報(参加局情報)が格納される参加局記憶部(参加機器情報記憶手段)58とが設けられており、上記データ処理部54は、認証データ記憶部57および参加局記憶部58を参照して、正規のアクセスのみを許可する。また、データ処理部54および認証データ記憶部57は、認証手段に対応する。
【0054】
より詳細に説明すると、上記認証データ記憶部57には、認証データとして、グラフィック操作パネル5が共通ネットワーク6に接続されたネットワーク機器8からリモート接続を受けた場合に当該ネットワーク機器8が正規の機器であるか否かを判定するためのデータが格納されている。当該認証データは、ネットワーク機器8のリモート接続に先立って、データ処理部54による認証方法に応じ、例えば、制御用ホストコンピュータ7からダウンロードするなどして格納されている。
【0055】
以下では、説明の便宜上、認証方法の一例として、リモート接続時に送られるパスワード(リモートパスワード)が予め格納されたリモートパスワードと一致したときに正規のネットワーク機器8と判定する方法を採用した場合について説明する。この場合、上記認証データは、リモートパスワード自体となり、例えば、図5に示すように、制御用ホストコンピュータ7において、予めリモートパスワードが入力され、各グラフィック操作パネル5へ配信される。なお、同図では、ネットワーク全体で1つのリモートパスワードを設定し、各グラフィック操作パネル5の認証データ記憶部57へ同一のリモートパスワードが格納される場合を例示しているが、各グラフィック操作パネル5毎、あるいは、リード可(ライト可)などのアクセス権毎にパスワードを設定してもよい。
【0056】
一方、上記参加局記憶部58には、参加局情報として、現在、ネットワークに参加している正規のネットワーク機器8を示す情報が格納されており、例えば、図6に示すように、制御用ホストコンピュータ7などにおいて、リスト状に表示したり、後述するように、グラフィック操作パネル5がアクセスを受けた場合、アクセス元が参加局情報に含まれているか否かを判定したりできる。なお、参加局情報の格納方法は、例えば、登録しているネットワーク機器8を特定するID(例えば、IPアドレスや、シリアル番号など)を所定のアドレス領域に順番に格納したり、当該IDをリスト状に格納するなど、ネットワーク機器8が参加局情報に登録されているか否かを判定可能な方法で格納される。
【0057】
上記構成において、ネットワーク機器8がグラフィック操作パネル5へアクセスする際の各部の動作について、図7および図8に基づき説明すると、以下の通りである。すなわち、図7のステップ1(以下では、S1のように略称する)に示すように、例えば、ログインコマンドやリモート接続要求を通知するなどして、ネットワーク機器8がグラフィック操作パネル5へリモート接続すると、S2において、グラフィック操作パネル5は、上記参加局記憶部58を参照して、リモート接続元が参加局情報に既に登録されているか否かを判定する。既に登録されている場合、グラフィック操作パネル5は、当該ネットワーク機器8が既に認証に成功した機器などの正規の機器であると判断して、S6において、リモート接続を許可する。なお、リモート接続元、および、後述のリード・ライト命令などの命令の送信元は、例えば、図3に示すヘッダ部62に格納されている送信元のIPアドレスなどから特定できる。
【0058】
一方、上記参加局記憶部58の参加局情報にリモート接続元が登録されていない場合、グラフィック操作パネル5は、S3において、認証データ記憶部57を参照し、例えば、ネットワーク機器8から受け取ったリモートパスワードが上記認証データ記憶部57に格納されたリモートパスワードと一致するか否かを判定して、ネットワーク機器8を認証する。なお、上記ネットワーク機器8は、例えば、リモート接続用のコマンドとリモートパスワードとを同時に送付するなどして、自発的にリモートパスワードを送出してもよいし、例えば、グラフィック操作パネル5からの問い合わせに応じてリモートパスワードを送出してもよい。
【0059】
上記S3において、認証データ記憶部57に格納されたリモートパスワードが、ネットワーク機器8から受け取ったリモートパスワードと一致した場合など、ネットワーク機器8の認証に成功すると、グラフィック操作パネル5のデータ処理部54は、当該ネットワーク機器8が正規の機器であると判定して、S4において、上記参加局記憶部58の参加局情報に当該ネットワーク機器8を登録し、S5において、リモート接続を許可する。
【0060】
これとは逆に、上記S3において、両リモートパスワードが一致しない場合など、ネットワーク機器8の認証に失敗すると、S7において、グラフィック操作パネル5は、リモート接続を拒否する。この場合は、上記S4の処理が実施されないので、参加局情報には、当該ネットワーク機器8が登録されない。
【0061】
一方、グラフィック操作パネル5は、図8のS11に示すように、共通ネットワーク6に接続されたネットワーク機器8から、リード命令やライト命令などのアクセス命令を受け取ると、S12において、上記S2と同様に、参加局記憶部58を参照して、アクセス命令の発信元が参加局情報に登録されているか否かを判定する。登録されている場合、グラフィック操作パネル5のデータ処理部54は、当該ネットワーク機器8が正規の機器であると判定して、S13において、例えば、上述したリード処理やライト処理など、受け取った命令に応じた処理を行う。
【0062】
これとは逆に、参加局情報に登録されていない場合、上記データ処理部54は、アクセス命令の発信元が正規の機器ではないと判定する。この場合は、上記S12の後、S14において、当該ネットワーク機器8からのアクセスが拒否される。
【0063】
上記構成では、正規ではないユーザが共通ネットワーク6にネットワーク機器8を接続するなどして、不正なアクセスを試みたとしても、グラフィック操作パネル5の参加局情報にネットワーク機器8が登録されていないので、グラフィック操作パネル5は、当該アクセスを拒否する。また、例えば、リモート接続により、自機器を参加局情報に登録しようとしても、不正なユーザは、図7のS3における認証に成功できないので、当該ネットワーク機器8を参加局情報に登録することができない。
【0064】
これにより、例えば、ネットワーク機器8が共通ネットワーク6に直接、あるいは、例えば、ルータなどのネットワーク機器を介して間接に接続されたとしても、各グラフィック操作パネル5は、当該ネットワーク機器8からの不正アクセスを拒否できる。したがって、例えば、グラフィック操作パネル5やPLC3あるいはターゲットシステム2の情報など、制御システム1の情報の閲覧、改竄あるいは破壊を防止できる。この結果、図9に示す従来の制御システム501に比べて大規模なシステムを構築できるにも拘わらず、不正アクセスから保護された制御システム1を実現できる。
【0065】
一方、正規のユーザであれば、正しいパスワードを知っているので、図7のS3における認証に成功できる。したがって、参加局情報に自機器を登録でき、何ら支障なくグラフィック操作パネル5にアクセスできる。ここで、上記制御システム1では、各グラフィック操作パネル5や制御用ホストコンピュータ7が共通ネットワーク6で接続されているので、ネットワーク機器8は、例えば、共通ネットワーク6に直接接続したり、例えば、ルータなどのネットワーク機器を介して間接に接続できる。この結果、ターゲットシステム2から離れた場所からも何ら支障なくアクセスできる。
【0066】
なお、本実施形態では、認証データとしてリモートパスワードを記憶し、リモート接続時にネットワーク機器8から送られるリモートパスワードが認証データ記憶部57に予め格納されたリモートパスワードと一致したときに、正規のネットワーク機器8と判定する場合を例にして説明したが、これに限るものではない。認証データ記憶部57は、例えば、グラフィック操作パネル5のデータ処理部54がワンタイム・パスワードを用いてネットワーク機器8を認証する場合には、ワンタイム・パスワードを生成するネットワーク機器8とグラフィック操作パネル5とで共有される秘密鍵などを記憶してもよい。いずれの場合であっても、認証データとして、ネットワーク機器8が正規の機器であるか否かを認証可能なデータを、認証データ記憶部57が記憶していれば、同様の効果が得られる。
【0067】
【発明の効果】
請求項1の発明に係る制御用表示装置は、以上のように、専用ネットワーク・インターフェース部とは別に設けられ、予め定められた共通プロトコルで通信する共通ネットワーク・インターフェース部と、上記各制御装置が理解可能なコマンドのうち、互いに同一内容のコマンド間では、専用プロトコルでのコマンドコードに拘わらず統一された共通コードと、上記専用プロトコルでのコマンドコードとの対応が格納されたコマンド変換テーブルと、上記コマンド変換テーブルを参照しながら、一方のコードから他方のコードに変換して、上記専用プロトコルでの通信と共通プロトコルでの通信とを中継する中継手段と、上記共通プロトコルのネットワークを介してリモート接続された場合、上記参加機器情報記憶手段を参照して、リモート接続元が参加局情報に登録されているか否かを判定し、登録されていないときは、当該リモート接続元を認証して認証に成功した機器を参加機器情報に登録すると共に上記認証に失敗した機器からのリモート接続を拒否する認証手段とを備え、表示手段、入力部、共通および専用ネットワーク・インターフェース部、中継手段、参加機器情報記憶手段、並びに、認証手段は、記憶手段自体、あるいは、コンピュータが所定のプログラムを実行することによって実現されている構成である。
【0068】
また、請求項2の発明に係る制御用表示装置は、以上のように、上記構成に加えて、上記リモート接続は、ログインコマンドまたはリモート接続要求の通知によって行われ、さらに、リード命令またはライト命令であるアクセス命令を受けた場合に、上記参加機器情報記憶手段を参照して、アクセス命令の発信元が上記参加機器情報に登録されているか否かを判定し、登録されていない場合にアクセスを拒否するアクセス拒否手段を備えている構成である。
【0069】
これらの構成では、制御用表示装置が中継手段を備えているので、制御装置および制御用表示装置に、必要に応じてホストコンピュータなどを加えて構成される制御システム内に、通信プロトコルの異なる制御装置を容易に混在させることができる。したがって、制御装置を制御システムに加入させる際の手間を従来よりも大幅に削減できる。さらに、制御用表示装置が認証手段を備えているので、不正なユーザの機器が共通ネットワークに接続されたとしても、制御装置および/または制御対象機器の情報は、当該機器へ送出されず、当該機器からの指示を制御装置は受け取らない。これらの結果、規模が大きく、不正なアクセスから保護された制御システムを構築できるという効果を奏する。
【0070】
請求項3の発明に係る記録媒体は、以上のように、第1インターフェースを制御して、専用プロトコルで制御装置と通信する手段、第2インターフェースを制御して、予め定められた共通プロトコルで通信する手段、表示部を制御して、制御装置または制御対象機器の情報を表示する手段、指示を受け取る入力部、上記各制御装置が理解可能なコマンドのうち、互いに同一内容のコマンド間では、専用プロトコルでのコマンドコードに拘わらず統一された共通コードと、上記専用プロトコルでのコマンドコードとの対応が格納されたコマンド変換テーブル、上記コマンド変換テーブルを参照しながら、一方のコードから他方のコードに変換して、上記専用プロトコルでの通信と共通プロトコルでの通信とを中継する手段、上記共通プロトコルのネットワークを介してリモート接続された場合、上記参加機器情報記憶手段を参照して、リモート接続元が参加局情報に登録されているか否かを判定し、登録されていないときは、当該リモート接続元の機器を認証し、認証に成功した機器を参加機器情報に登録して記憶すると共に上記認証に失敗した機器からのリモート接続を拒否する手段、および、リード命令またはライト命令であるアクセス命令を受けた場合に、アクセス命令の発信元が上記参加機器情報に登録されているか否かを判定し、登録されていない場合にアクセスを拒否する手段として、上記コンピュータを動作させ、当該コンピュータに、上記制御装置からの情報の表示、あるいは、上記制御装置への制御指示を行わせるプログラムが記録されている構成である。
【0071】
上記構成の記録媒体から、プログラムが読み取られ、上記コンピュータにより実行されると、当該コンピュータは、請求項1記載の制御用表示装置として動作する。この結果、請求項1と同様に、これらの結果、規模が大きく、不正なアクセスから保護された制御システムを構築できるという効果を奏する。
【0072】
請求項4の発明に係る制御用表示装置は、以上のように、請求項1記載の発明の構成において、自らが送出可能な専用プロトコルを順次選択しながら、上記制御装置の専用プロトコルを特定可能なコマンドを上記制御装置へ送出し、当該制御装置からの応答コードによって専用プロトコルを自動的に判別することによって、上記専用プロトコルを選択する構成である。これにより、制御用表示装置は、制御装置の専用プロトコルを自動的に判別できるという効果を奏する。
【0073】
請求項5の発明に係る制御システムは、以上のように、上記共通プロトコルのネットワークで互いに接続された請求項1記載の制御用表示装置を備えた制御システムであって、上記各制御用表示装置に接続された制御装置が採用する専用プロトコルは、互いに異なっており、上記各制御用表示装置の上記中継手段は、自らに接続された制御装置と、上記他の制御用表示装置との間の通信を中継する構成である。
【0074】
この場合であっても、各制御用表示装置間は、共通プロトコルで通信できるので、大規模な、すなわち、構成機器数の多い制御システムを比較的容易に実現できる。また、各制御用表示装置が請求項1記載の制御用表示装置であり、上記認証手段を備えているので、不正なユーザの機器が共通ネットワークに接続されたとしても、制御装置および/または制御対象機器の情報は、当該機器へ送出されず、当該機器からの指示を制御装置は受け取らない。これらの結果、規模が大きく、不正なアクセスから保護された制御システムを構築できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであり、制御システムの要部構成を示すブロック図である。
【図2】上記制御システムにおいて、専用ネットワークの通信プロトコルと、上記グラフィック操作パネルが通信プロトコルを変換する場合に参照するデータ転送フォーマットとを示す説明図である。
【図3】上記制御システムにおいて、共通ネットワークの通信プロトコルを示す説明図である。
【図4】上記グラフィック操作パネルが通信プロトコルを変換する場合に参照されるコマンド変換テーブルを示す説明図である。
【図5】上記制御システムにおいて、パスワードの設定画面の一例を示す説明図である。
【図6】上記制御システムにおいて、ネットワーク参加局リストの表示画面例を示す説明図である。
【図7】上記制御システムの動作を示すものであり、リモート接続時の認証動作を示すフローチャートである。
【図8】上記制御システムの動作を示すものであり、リモートアクセス時の動作を示すフローチャートである。
【図9】従来例を示すものであり、制御システムの要部構成を示すブロック図である。
【図10】本件出願人による先行出願の構成を示すものであり、制御システムの要部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 ターゲットシステム(制御対象機器)
3 プログラマブル・ロジック・コントローラ(制御装置)
5 グラフィック操作パネル(制御用表示装置)
51 専用ネットワーク・IF部(専用ネットワーク・インターフェース部及び第1プロトコルインターフェース)
52 表示部(表示手段)
54 データ処理部(中継手段、認証手段)
55 共通ネットワーク・IF部(共通ネットワーク・インターフェース部及び第2プロトコルインターフェース)
56 プロトコル変換用記憶部(中継手段)
57 認証データ記憶部(認証手段)
58 参加局記憶部(参加機器情報記憶手段)

Claims (5)

  1. 制御対象機器を制御する制御装置に固有の専用プロトコルで、自らに接続されている制御装置と通信する専用ネットワーク・インターフェース部と、上記制御装置または制御対象機器の情報を表示する表示手段と、指示を受け取る入力部とを有し、上記制御装置からの情報の表示、あるいは、上記制御装置への制御指示を行う制御用表示装置において、
    上記専用ネットワーク・インターフェース部とは別に設けられ、予め定められた共通プロトコルで通信する共通ネットワーク・インターフェース部と、
    上記各制御装置が理解可能なコマンドのうち、互いに同一内容のコマンド間では、専用プロトコルでのコマンドコードに拘わらず統一された共通コードと、上記専用プロトコルでのコマンドコードとの対応が格納されたコマンド変換テーブルと、
    上記コマンド変換テーブルを参照しながら、一方のコードから他方のコードに変換して、上記専用プロトコルでの通信と共通プロトコルでの通信とを中継する中継手段と、
    上記共通プロトコルのネットワークに参加している機器が登録された参加機器情報を記憶する参加機器情報記憶手段と、
    上記共通プロトコルのネットワークを介してリモート接続された場合、上記参加機器情報記憶手段を参照して、リモート接続元が参加局情報に登録されているか否かを判定し、登録されていないときは、当該リモート接続元を認証して認証に成功した機器を参加機器情報に登録すると共に上記認証に失敗した機器からのリモート接続を拒否する認証手段とを備え、
    上記表示手段、入力部、共通および専用ネットワーク・インターフェース部、中継手段、参加機器情報記憶手段、並びに、認証手段は、記憶手段自体、あるいは、コンピュータが所定のプログラムを実行することによって実現されていることを特徴とする制御用表示装置。
  2. 上記リモート接続は、ログインコマンドまたはリモート接続要求の通知によって行われ、
    さらに、リード命令またはライト命令であるアクセス命令を受けた場合に、上記参加機器情報記憶手段を参照して、アクセス命令の発信元が上記参加機器情報に登録されているか否かを判定し、登録されていない場合にアクセスを拒否するアクセス拒否手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の制御用表示装置。
  3. 互いに異なる第1および第2インターフェースと表示部とを有するコンピュータを制御用表示装置として動作させるためのプログラムが記録された記録媒体であって、
    上記第1インターフェースを制御して、制御対象機器を制御する制御装置に固有の専用プロトコルで、当該第1インターフェースに接続されている制御装置と通信する手段、
    上記第2インターフェースを制御して、予め定められた共通プロトコルで通信する手段、
    上記表示部を制御して、上記制御装置または制御対象機器の情報を表示する手段、
    指示を受け取る入力部、
    上記各制御装置が理解可能なコマンドのうち、互いに同一内容のコマンド間では、専用プロトコルでのコマンドコードに拘わらず統一された共通コードと、上記専用プロトコルでのコマンドコードとの対応が格納されたコマンド変換テーブル、
    上記コマンド変換テーブルを参照しながら、一方のコードから他方のコードに変換して、上記専用プロトコルでの通信と共通プロトコルでの通信とを中継する手段、および、
    上記共通プロトコルのネットワークを介してリモート接続された場合、上記参加機器情報記憶手段を参照して、リモート接続元が参加局情報に登録されているか否かを判定し、登録されていないときは、当該リモート接続元の機器を認証し、認証に成功した機器を参加機器情報に登録して記憶すると共に上記認証に失敗した機器からのリモート接続を拒否する手段として、上記コンピュータを動作させ、当該コンピュータに、上記制御装置からの情報の表示、あるいは、上記制御装置への制御指示を行わせるプログラムが記録されている記録媒体。
  4. 上記制御用表示装置は、自らが送出可能な専用プロトコルを順次選択しながら、上記制御装置の専用プロトコルを特定可能なコマンドを上記制御装置へ送出し、当該制御装置からの応答コードによって専用プロトコルを自動的に判別することによって、上記専用プロトコルを選択することを特徴とする請求項1記載の制御用表示装置。
  5. 上記共通プロトコルのネットワークで互いに接続された請求項1記載の制御用表示装置を備えた制御システムであって、
    上記各制御用表示装置に接続された制御装置が採用する専用プロトコルは、互いに異なっており、
    上記各制御用表示装置の上記中継手段は、自らに接続された制御装置と、上記他の制御用表示装置との間の通信を中継することを特徴とする制御システム。
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