JP2003196169A - 制御用表示装置、および、そのプログラムが記録された記録媒体、並びに、制御システム - Google Patents

制御用表示装置、および、そのプログラムが記録された記録媒体、並びに、制御システム

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JP2003196169A
JP2003196169A JP2002227881A JP2002227881A JP2003196169A JP 2003196169 A JP2003196169 A JP 2003196169A JP 2002227881 A JP2002227881 A JP 2002227881A JP 2002227881 A JP2002227881 A JP 2002227881A JP 2003196169 A JP2003196169 A JP 2003196169A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大規模な制御システムを構築しやすく、不正
なアクセスを拒絶可能な制御用表示装置を提供する。 【解決手段】 各グラフィック操作パネル5あるいは制
御用ホストコンピュータ7は、PLC3が接続される専
用ネットワーク4とは別の共通ネットワーク6を介し、
PLC3の機種に拘わらず、所定の共通プロトコルで互
いに通信する。また、各グラフィック操作パネル5は、
両ネットワーク4・6での通信を必要に応じて中継す
る。さらに、各グラフィック操作パネル5は、共通ネッ
トワーク6のネットワーク機器8がリモート接続した場
合、認証データ記憶部57を参照して当該機器8を認証
し、認証に成功した機器8のみを参加局記憶部58の参
加局情報に登録し、リモート接続を許可する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機種固有の通信プ
ロトコルで通信する制御装置と、当該制御装置との間で
データをやり取りする制御用表示装置とを含む制御シス
テムに関し、特に、大規模な制御システムを構築しやす
く、かつ、不正なアクセスを拒絶可能な制御用表示装
置、および、そのプログラムが記録された記録媒体、並
びに、制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、プログラマブル・ロジック・
コントローラ(以下、PLCと略称する)は、例えば、
ベルトコンベアー式の自動組付機など、種々のターゲッ
トシステムを制御する制御装置として、広く使用されて
いる。さらに、近年では、ターゲットシステムの複雑化
に伴って、複数台のPLCを互いに連携させて使用する
ことも行われている。また、各PLCからのデータの表
示、あるいは、PLCへの制御指示は、当該PLCの近
傍などに配される制御用表示装置で行われるだけではな
く、例えば、これらの制御用表示装置から離れた場所に
設置した制御用ホストコンピュータでも、表示あるいは
操作できるように、制御システムを構築することもあ
る。
【0003】具体的には、例えば、図9に示すように、
従来の制御システム501では、PLC503が制御の
中心として位置付けられており、各PLC503には、
ターゲットシステム502の制御対象機器521aやセ
ンサ521bと、表示および制御指示を行う制御用表示
装置505とが接続されている。さらに、当該PLC5
03には、他のPLC503や制御用ホストコンピュー
タ507が所定のインターフェイス回路を介して直接、
あるいは、専用のアダプタを介して間接的に接続されて
おり、PLC503と制御用ホストコンピュータ507
との間や各PLC503間における制御データの受け渡
しは、PLC503の通信機能を利用して行われてい
る。
【0004】しかしながら、上記構成の制御システム5
01では、各PLC503および制御用ホストコンピュ
ータ507間と、PLC503および制御用表示装置5
05間との双方で、PLC503に固有の通信プロトコ
ルで通信しているため、多くの種類のPLC503を混
在させることが難しいという問題を生じる。
【0005】また、制御システム501の通信の大半を
処理するために、PLC503の負担が大きくなってし
まう。さらに、制御用ホストコンピュータ507と制御
用表示装置505との双方に、PLC503と通信する
ための通信プロトコルを用意する必要があるために、制
御用ホストコンピュータ507および制御用表示装置5
05の製造および維持管理に手間がかかる。
【0006】具体的には、PLC503は、リレーを使
用したシーケンサから発達してきた経緯もあり、スイッ
チのオンオフ制御やセンサーからのデータ取り込みとい
ったI/O制御に関する処理を得意としている。したが
って、データ通信の中心として、制御システム501の
通信の大半を処理するには、能力が不足することが多
く、仮に処理可能であったとしても負担が大きい。例え
ば、ターゲットシステム502を制御するだけであれ
ば、PLC503は、通常、数十kバイト程度の記憶容
量と、記憶容量に応じた処理能力とで十分であるが、こ
の記憶容量や処理能力では、通信の大半を十分な速度で
処理することは難しい。
【0007】また、PLC503は、シーケンサから発
達してきた経緯から、製造会社毎、あるいは、同一会社
であっても製品毎など、PLC503の機種毎に、デー
タ通信に使用する通信プロトコルが異なることが多い。
したがって、従来では、制御システム501内では、同
一機種のPLC503が用いられることが多い。
【0008】ここで、通信プロトコルの相違の程度が軽
微な場合、具体的には、スタートキャラクタやストップ
キャラクタや、送受アドレスの指定方法など、通信の確
立に必要な通信プロトコルが同一であり、かつ、余り重
要ではないコマンドのみが相違している程度であれば、
PLC503の機能のうち、実際に使用する機能を制限
して、相違しているコマンドを使用しなければ、機種の
異なるPLC503を制御システム501に混在させる
ことも不可能ではない。ところが、例えば、複数機種と
通信するコマンドなど、重要なコマンドの相違が異なっ
ている場合には、制御用ホストコンピュータ507とP
LC503との間で、通信が確立したとしても、制御用
ホストコンピュータ507は、PLC503に所望の動
作を指示することができない。
【0009】また、上記通信確立に要する通信プロトコ
ル自体が異なっている場合には、通信プロトコルの異な
るPLC503aと制御用ホストコンピュータ507な
どとの間の通信が成立しないだけではなく、通信プロト
コルが共通のPLC503と制御用ホストコンピュータ
507との通信を阻害してしまう。したがって、当該P
LC503aを接続する場合には、変換器510を挿入
して、制御用ホストコンピュータ507や他のPLC5
03から、当該PLC503aが同じ機種に見えるよう
に、通信プロトコルを相互変換する必要がある。ここ
で、制御システム501では、変換器510を設置でき
る場所が限られていることが多く、また、新たに変換器
510を設けると、制御システム501全体のコストが
高騰してしまう。さらに、PLC503の通信プロトコ
ルは、例えば、100種以上と数多く存在するので、所
望の変換器510が存在するとは限らない。
【0010】これらの結果、PLC503を通信の中心
に配した場合、制御システム501に多くの種類のPL
C503を混在させることが難しく、PLC503を選
択する際の選択肢が制限されてしまう。
【0011】加えて、上記従来の制御システム501で
は、制御用ホストコンピュータ507と制御用表示装置
505との双方がPLC503と通信しているため、双
方が各PLC503の通信プロトコルで通信する必要が
ある。したがって、制御用ホストコンピュータ507や
制御用表示装置505を製造する際、接続される可能性
のあるPLC503の通信プロトコル全てで通信するた
めのプログラムを、制御用ホストコンピュータ507お
よび制御用表示装置505の双方に用意する必要があ
る。この結果、制御用ホストコンピュータ507および
制御用表示装置505を製造する際、多くのPLC50
3に対応させるために、非常に多くのソフトウェア工数
が必要になってしまう。さらに、新たな通信プロトコル
で通信するPLC503が開発された場合、制御用ホス
トコンピュータ507および制御用表示装置505の双
方に、当該通信プロトコルで通信するプログラムを新た
に用意する必要があり、さらに手間がかかる。
【0012】ここで、本件の出願人は、上記課題を解決
するために、先の特願平10−117117号におい
て、全く新たな構成の制御システムを提案した。この制
御システム101では、図10に示すように、制御用表
示装置としてのグラフィック操作パネル105とPLC
103との間に設けられた専用ネットワーク104とは
別に、共通ネットワーク106が設けられており、各グ
ラフィック操作パネル105は、当該共通ネットワーク
106を介し、予め定められた共通の通信プロトコル
(共通プロトコル)で互いに通信している。また、各グ
ラフィック操作パネル105は、共通ネットワーク10
6での通信と専用ネットワーク104での通信とを必要
に応じて中継する。これにより、制御用ホストコンピュ
ータ107は、何ら支障なく、グラフィック操作パネル
105を介して、PLC103へ指示を伝えたり、PL
C103からの情報を取得したりできる。
【0013】当該構成では、共通ネットワーク106に
接続された機器は、専用ネットワーク104で採用され
る専用プロトコルに拘わらず、所定の共通プロトコルで
通信しているため、専用プロトコルが互いに異なるPL
C103を、同一の制御システム101に容易に混在さ
せることが可能になり、大規模な、すなわち、構成機器
数の多い制御システムを比較的容易に実現できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成によって、大規模な制御システムを構築した場合、セ
キュリティの維持が難しいという問題が新たに発生す
る。具体的には、図9に示す従来の制御システム501
では、多様な専用プロトコルのうち、制御システム50
1で採用している専用プロトコルを理解しなければ、情
報を取得したり、PLC503を制御することができな
い。また、当該制御システム501は、比較的小規模な
ため、アクセス可能なポイントが製造現場などに限定さ
れている。したがって、例えば、製造現場にコンピュー
タを持ち込むなどしなければ、制御システム501の機
器にアクセスできない。
【0015】これに対して、本件出願人による上記先行
出願の構成、すなわち、図10に示す制御システム10
1では、例えば、共通ネットワーク106にネットワー
ク機器108が接続された場合、当該ネットワーク機器
108が共通プロトコルを採用していれば、いずれの専
用プロトコルを採用したPLC103であっても、情報
を所得したり、PLC103を制御したりできる。ま
た、制御システム101の規模が大きくなり、例えば、
他の製造ラインや社内の他の部署、さらには、社外から
もアクセス可能にネットワークを構成すると、アクセス
ポイントの管理が困難になる。したがって、比較的アク
セスしやすいポイントから、例えば、ユーザのノウハウ
などが凝縮されたアプリケーションプログラムやデータ
などへ、第三者が不正アクセスして、これらのデータが
盗用されたり、改竄あるいは破壊される虞れがある。さ
らに、不正アクセスによって、ターゲットシステム10
2の工作機械などが誤動作する虞れもある。
【0016】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、大規模な制御システムを構築
しやすく、不正なアクセスを拒絶可能な制御用表示装
置、および、制御システムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る制
御用表示装置は、上記課題を解決するために、制御対象
機器を制御する制御装置に固有の専用プロトコルで、自
らに接続されている制御装置と通信する専用ネットワー
ク・インターフェース部と、上記制御装置または制御対
象機器の情報を表示する表示手段と、指示を受け取る入
力部とを有し、上記制御装置からの情報の表示、あるい
は、上記制御装置への制御指示を行う制御用表示装置に
おいて、以下の手段を講じたことを特徴としている。
【0018】すなわち、上記専用ネットワーク・インタ
ーフェース部とは別に設けられ、予め定められた共通プ
ロトコルで通信する共通ネットワーク・インターフェー
ス部と、上記各制御装置が理解可能なコマンドのうち、
互いに同一内容のコマンド間では、専用プロトコルでの
コマンドコードに拘わらず統一された共通コードと、上
記専用プロトコルでのコマンドコードとの対応が格納さ
れたコマンド変換テーブルと、上記コマンド変換テーブ
ルを参照しながら、一方のコードから他方のコードに変
換して、上記専用プロトコルでの通信と共通プロトコル
での通信とを中継する中継手段と、上記共通プロトコル
のネットワークに参加している機器が登録された参加機
器情報を記憶する参加機器情報記憶手段と、上記共通プ
ロトコルのネットワークを介してリモート接続された場
合、上記参加機器情報記憶手段を参照して、リモート接
続元が参加局情報に登録されているか否かを判定し、登
録されていないときは、当該リモート接続元の機器を認
証し、認証に成功した機器を参加機器情報に登録すると
共に上記認証に失敗した機器からのリモート接続を拒否
する認証手段とを備え、上記表示手段、入力部、共通お
よび専用ネットワーク・インターフェース部、中継手
段、参加機器情報記憶手段、並びに、認証手段は、記憶
手段自体、あるいは、コンピュータが所定のプログラム
を実行することによって実現されている。
【0019】また、請求項2の発明に係る制御用表示装
置は、上記構成に加えて、上記リモート接続は、ログイ
ンコマンドまたはリモート接続要求の通知によって行わ
れ、さらに、リード命令またはライト命令であるアクセ
ス命令を受けた場合に、上記参加機器情報記憶手段を参
照して、アクセス命令の発信元が上記参加機器情報に登
録されているか否かを判定し、登録されていない場合に
アクセスを拒否するアクセス拒否手段を備えていること
を特徴としている。
【0020】これらの構成では、専用ネットワーク・イ
ンターフェース部とは別に、共通ネットワーク・インタ
ーフェース部が設けられており、例えば、他の制御用表
示装置やホストコンピュータなど、共通プロトコルのネ
ットワーク(共通ネットワーク)に接続された機器は、
制御装置の専用プロトコルに拘わらず、共通プロトコル
で互いに通信する。また、制御用表示装置の中継手段
は、必要に応じてプロトコル変換するなどして、共通プ
ロトコルでの通信と専用プロトコルでの通信とを中継す
る。これにより、制御用表示装置に接続される制御装置
の専用プロトコルが制御用表示装置毎に異なっている場
合であっても、上記各機器は、例えば、各制御装置や制
御対象機器の情報や制御指示を交換するなどの通信を、
何ら支障なく行うことができる。
【0021】ここで、正規のユーザは、共通プロトコル
のネットワークへ、共通プロトコルで通信可能な機器を
接続し、例えば、制御用表示装置へログインコマンドを
送出するなどして、リモート接続する。一方、制御用表
示装置は、共通ネットワークを介してリモート接続され
た場合、例えば、ログインコマンドと同時に伝送される
パスワード、あるいは、ログインコマンドの後、制御用
表示装置の問い合わせに応答して伝送されるパスワード
を用いるなどして、接続元の機器を認証する。ここで、
正規の使用者であれば、認証に成功するので、制御用表
示装置の認証手段は、当該機器を参加機器情報に登録
し、リモート接続を許可する。
【0022】これとは逆に、正規ではないユーザが共通
ネットワークに機器を接続し、リモート接続した場合、
当該ユーザは、正規のユーザではないため、制御用表示
装置の認証手段による認証に失敗する。したがって、当
該制御用表示装置の参加機器情報には、不正なユーザの
機器が登録されず、また、当該機器からのリモート接続
は拒否される。
【0023】なお、その後、正規のユーザが上記機器を
用いて、制御用表示装置にアクセスした場合、当該機器
が参加機器情報に登録されているので、アクセス拒否手
段は、アクセスを拒否せず、当該機器による制御用表示
装置へのアクセスは成功する。
【0024】上記構成では、制御用表示装置が中継手段
を備えているので、制御装置および制御用表示装置に、
必要に応じてホストコンピュータなどを加えて構成され
る制御システム内に、通信プロトコルの異なる制御装置
を容易に混在させることができる。したがって、制御装
置を制御システムに加入させる際の手間を従来よりも大
幅に削減でき、例えば、制御装置など、構成する機器の
数が従来より大きな制御システムの構築が容易になる。
さらに、制御用表示装置が認証手段を備えているので、
不正なユーザの機器が共通ネットワークに接続されたと
しても、制御装置および/または制御対象機器の情報
は、当該機器へ送出されず、当該機器からの指示を制御
装置は受け取らない。これらの結果、規模が大きく、不
正なアクセスから保護された制御システムを構築でき
る。
【0025】また、請求項3の発明に係る記録媒体は、
互いに異なる第1および第2インターフェースと表示部
とを有するコンピュータを制御用表示装置として動作さ
せるためのプログラムが記録された記録媒体であって、
上記課題を解決するために、以下のプログラムが記録さ
れていることを特徴としている。
【0026】すなわち、上記第1インターフェースを制
御して、制御対象機器を制御する制御装置に固有の専用
プロトコルで、当該第1インターフェースに接続されて
いる制御装置と通信する手段、上記第2インターフェー
スを制御して、予め定められた共通プロトコルで通信す
る手段、上記表示部を制御して、上記制御装置または制
御対象機器の情報を表示する手段、指示を受け取る入力
部、上記各制御装置が理解可能なコマンドのうち、互い
に同一内容のコマンド間では、専用プロトコルでのコマ
ンドコードに拘わらず統一された共通コードと、上記専
用プロトコルでのコマンドコードとの対応が格納された
コマンド変換テーブル、上記コマンド変換テーブルを参
照しながら、一方のコードから他方のコードに変換し
て、上記専用プロトコルでの通信と共通プロトコルでの
通信とを中継する手段、および、上記共通プロトコルの
ネットワークを介してリモート接続された場合、上記参
加機器情報記憶手段を参照して、リモート接続元が参加
局情報に登録されているか否かを判定し、登録されてい
ないときは、当該リモート接続元の機器を認証し、認証
に成功した機器を参加機器情報に登録して記憶すると共
に上記認証に失敗した機器からのリモート接続を拒否す
る手段として、上記コンピュータを動作させ、当該コン
ピュータに、上記制御装置からの情報の表示、あるい
は、上記制御装置への制御指示を行わせるプログラムが
記録されている。
【0027】上記構成の記録媒体から、プログラムが読
み取られ、上記コンピュータにより実行されると、当該
コンピュータは、請求項1記載の制御用表示装置として
動作する。この結果、請求項1と同様に、これらの結
果、規模が大きく、不正なアクセスから保護された制御
システムを構築できる。
【0028】請求項4の発明に係る制御用表示装置は、
請求項1記載の発明の構成において、自らが送出可能な
専用プロトコルを順次選択しながら、上記制御装置の専
用プロトコルを特定可能なコマンドを上記制御装置へ送
出し、当該制御装置からの応答コードによって専用プロ
トコルを自動的に判別することによって、上記専用プロ
トコルを選択することを特徴としている。これにより、
制御用表示装置は、制御装置の専用プロトコルを自動的
に判別できる。
【0029】請求項5の発明に係る制御システムは、上
記共通プロトコルのネットワークで互いに接続された請
求項1記載の制御用表示装置を備えた制御システムであ
って、上記各制御用表示装置に接続された制御装置が採
用する専用プロトコルは、互いに異なっており、上記各
制御用表示装置の上記中継手段は、自らに接続された制
御装置と、上記他の制御用表示装置との間の通信を中継
する。
【0030】この場合であっても、各制御用表示装置間
は、共通プロトコルで通信できるので、大規模な、すな
わち、構成機器数の多い制御システムを比較的容易に実
現できる。また、各制御用表示装置が請求項1記載の制
御用表示装置であり、上記認証手段を備えているので、
不正なユーザの機器が共通ネットワークに接続されたと
しても、制御装置および/または制御対象機器の情報
は、当該機器へ送出されず、当該機器からの指示を制御
装置は受け取らない。これらの結果、規模が大きく、不
正なアクセスから保護された制御システムを構築でき
る。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図1
ないし図8に基づいて説明すると以下の通りである。す
なわち、本実施形態に係る制御システムは、例えば、タ
ーゲットシステムがベルトコンベアー式の自動組付機の
場合など、複数のプログラマブル・ロジック・コントロ
ーラ(以下では、PLCと略称する)が互いに連携して
制御するようなターゲットシステムを制御する場合に、
特に好適に使用されるシステムであって、例えば、図1
に示すように、ターゲットシステム(制御対象機器)2
に接続されたPLC(制御装置)3と、各PLC3に固
有の通信プロトコルにて通信する専用ネットワーク4を
介して、当該PLC3に接続され、多くの場合、ターゲ
ットシステム2の近傍でターゲットシステム2の作業員
により操作されるグラフィック操作パネル(制御用表示
装置)5と、各グラフィック操作パネル5間を共通の通
信プロトコルで接続する共通ネットワーク6と、当該共
通ネットワーク6に接続され、多くの場合、グラフィッ
ク操作パネル5よりも離れた場所から制御システム1全
体の監視制御あるいは設定などを行う制御用ホストコン
ピュータ7とを備えている。
【0032】上記制御システム1では、従来とは異な
り、通信の中心にグラフィック操作パネル5が配されて
おり、当該グラフィック操作パネル5は、専用ネットワ
ーク4と共通ネットワーク6との双方に接続されてい
る。さらに、グラフィック操作パネル5は、両ネットワ
ーク4・6での通信プロトコルが異なる場合、両通信プ
ロトコルを相互変換して、自らに接続されたPLC3
と、制御用ホストコンピュータ7あるいは他のグラフィ
ック操作パネル5との間の通信を中継する。これによ
り、各グラフィック操作パネル5に接続されたPLC3
が採用する通信プロトコルが互いに異なる場合であって
も、各グラフィック操作パネル5および制御用ホストコ
ンピュータ7間は、共通の通信プロトコルにて通信でき
る。
【0033】より詳細に説明すると、上記ターゲットシ
ステム2は、例えば、バルブやモータなど、指示に応じ
た動作を行う制御対象機器21aと、例えば、流量セン
サや温度センサなど、制御対象機器21aやターゲット
システム2の各部の状態を検出するセンサ21bとを備
えており、制御対象機器21aおよびセンサ21b(以
下では、機器21と総称する)は、PLC3にて制御さ
れている。また、PLC3は、シーケンサから発達して
きた経緯もあって、例えば、製造会社毎や製品の種別毎
など、PLC3の機種毎に、独自の通信プロトコルを備
えているものが多い。したがって、PLC3は、専用ネ
ットワーク4を介して、グラフィック操作パネル5と接
続されており、当該PLC3が通信可能な通信プロトコ
ルで、グラフィック操作パネル5と通信する。
【0034】これにより、PLC3は、グラフィック操
作パネル5自体へ、あるいは、グラフィック操作パネル
5を介して、他のグラフィック操作パネル5あるいは制
御用ホストコンピュータ7へ、センサ21bが取得した
データを送信すると共に、グラフィック操作パネル5自
体から、あるいは、グラフィック操作パネル5を介して
伝えられた制御指示を受信して制御対象機器21aを制
御できる。
【0035】なお、広義の通信プロトコルには、例え
ば、スタートキャラクタやエンドキャラクタを示すコー
ドや、各キャラクタの送受タイミング、あるいは、送信
先や送信元の特定方法など、送信元と送信先とを含むネ
ットワーク内で統一されていないと正常にデータの伝送
できない通信プロトコルと、例えば、各PLC3が理解
可能なコマンド体系など、送信元と送信先とで統一され
ていないと、一方が所望する動作と、他方が実施する動
作とが一致せず、正常に制御できない通信プロトコルと
が存在するが、以下では、両者の組み合わせを通信プロ
トコルと称し、両者の区別が必要な場合には、前者を伝
送プロトコル、後者をコマンド体系として区別する。
【0036】一方、グラフィック操作パネル5は、専用
ネットワーク4を介してPLC3と通信する専用ネット
ワーク・インターフェース部(第1プロトコルインター
フェース)51と、作業員へ情報を表示する表示部(表
示手段)52と、作業員からの指示を受け取る入力部5
3と、グラフィック操作パネル5全体を制御すると共
に、グラフィック操作パネル5で扱われるデータを処理
するデータ処理部54とを備えている。本実施形態で
は、表示部52として、例えば、液晶表示装置などが使
用されており、入力部53として、表示部52の表示画
面上に一体に形成されたタッチパネルが使用されてい
る。なお、以下では、専用ネットワーク・インターフェ
ース部51や後述する共通ネットワーク・インターフェ
ース部55など、各種インターフェース部をIF部と略
称する。
【0037】さらに、上記グラフィック操作パネル5に
は、共通ネットワーク6と接続するための共通ネットワ
ーク・IF部(第2プロトコルインターフェース)55
と、共通ネットワーク6の通信プロトコルと専用ネット
ワーク4の通信プロトコルとを相互変換するための情報
を記憶したプロトコル変換用記憶部56とが設けられて
おり、上記データ処理部54は、両ネットワーク4・6
での通信プロトコルが互いに異なる場合、プロトコル変
換用記憶部56を参照しながら、一方の通信プロトコル
から他方へ変換する。なお、上記データ処理部54およ
びプロトコル変換用記憶部56が、特許請求の範囲に記
載の中継手段に対応する。
【0038】本実施形態では、上記あるいは後述する各
部51〜58は、RAMやROMあるいはハードディス
クなどの記憶手段自体、あるいは、CPUが所定のプロ
グラムを実行することによって実現される機能ブロック
であるが、同じ動作を行うハードウェアによって実現す
ることもできる。ただし、本実施形態のように、ソフト
ウェアによって実現した場合は、プログラムを記録した
記録媒体を配付して、コンピュータに実行させるだけ
で、各部51〜58を容易に実現できる。
【0039】ここで、各PLC3の製造会社が規定する
通信プロトコルでは、データの読み出しを指示する場
合、概ね、図2に示すように、次に伝送されるコードが
コマンドであることを示す制御コード(ESC)と、P
LC3へデータの読み出しを指示するコマンドコード
(RD)と、読み出し開始アドレス(X0001)と、
読み出しサイズ(5)と、伝送の終了を示す制御コード
(RET)とを含むデータ列41が伝送される。ただ
し、各PLC3間では、コマンドコードを含むコマンド
体系は、もちろん、アドレスやサイズなどの並び順や、
制御コード自体、あるいは、アドレスやサイズを表現す
る際の表現方法(数値を示す際のビット幅や文字を示す
際のコード種別など)も互いに異なっていることが多
い。
【0040】したがって、本実施形態では、グラフィッ
ク操作パネル5が共通ネットワーク6を介してデータ通
信する場合、上記専用ネットワーク4を伝送される通信
プロトコルに拘わらず、統一した通信プロトコルで通信
できるように、専用ネットワーク4で伝送可能な通信プ
ロトコルに共通の通信プロトコル(共通プロトコル)を
規定している。
【0041】具体的には、本実施形態では、共通ネット
ワーク6として、イーサネット(商標:ゼロックス社)
などのローカル・エリア・ネットワーク(LAN)が用
いられており、共通ネットワーク6での伝送プロトコル
として、TCP/IPが採用されている。したがって、
共通ネットワーク6に接続される各グラフィック操作パ
ネル5および制御用ホストコンピュータ7には、それぞ
れに固有のIPアドレスが割り当てられ、共通ネットワ
ーク6を介して通信する際、TCP/IPで規定された
形式、すなわち、図3に示すように、送信元および送信
先のIPアドレスを含むヘッダ部62と、通信内容を示
すデータ本体63とを備えた形式のデータ列61を送受
する。これにより、例えば、制御システム1の開発者が
使用する制御用ホストコンピュータなどのネットワーク
機器8などが、制御システム1の運用会社とは異なる場
所から電話回線を介して接続する場合であっても、TC
P/IPで通信可能な通信機器であれば、他の通信機器
間のデータ伝送を阻害することなく、共通ネットワーク
6に自由に参加できる。
【0042】さらに、共通プロトコルでは、データ読み
出しを指示するコマンドをPLC3へ伝える際のデータ
本体63rに、コマンドの内容を示す共通コード64
と、当該共通コード64に付随する関連情報65とし
て、読み出し開始アドレス65aおよび読み出しサイズ
65bとが含まれる。また、データ書き込みを指示する
際のデータ本体63wには、関連情報65として、書き
込み開始アドレス65cおよび書き込みデータ65dが
含まれる。
【0043】上記共通コード64は、各PLC3が理解
可能なコマンドのうち、互いに同一内容のコマンド間で
は、専用ネットワーク4でのコマンドコード(各PLC
3でのコマンドコード)に拘わらず、統一されている。
また、例えば、読み出し開始アドレス65aおよび読み
出しサイズ65bなど、関連情報65内のデータを伝送
する順番、伝送する際の表現方法も、専用ネットワーク
4での通信プロトコルに拘わらず、統一されている。こ
れにより、共通プロトコルでは、グラフィック操作パネ
ル5に接続されているPLC3に拘わらず、実行させる
べき命令を一意的に特定できる。
【0044】ここで、図1に示す上記プロトコル変換用
記憶部56に格納されている情報は、専用ネットワーク
4および共通ネットワーク6の通信プロトコルを相互変
換できれば、どのような形式でもよいが、本実施形態に
係るプロトコル変換用記憶部56は、専用ネットワーク
4で伝送されるデータのフォーマットを示すデータ転送
フォーマットFMTと、両ネットワーク4・6で伝送さ
れるコマンドコード間の対応関係を示すコマンド変換テ
ーブルTBLとを記憶している。
【0045】具体的には、図2に示すように、上記デー
タ転送フォーマットFMTは、専用ネットワーク4にて
伝送されるデータ列41のうち、例えば、読み書きする
データ内容自体や、データのサイズ、あるいは、読み書
きするアドレスなど、実際に伝送するデータ内容によっ
て変化する部分を未定義としたスケルトン状のデータ列
であって、未定義の部分は、用途のみが定義されてい
る。なお、コマンドの領域を未定義とすれば、実際に伝
送されるデータ列から抽出されたデータ転送フォーマッ
トFMTが複数のコマンド間で共通になる場合、コマン
ドの領域をも未定義として、これらのコマンド間で、共
通のデータ転送フォーマットFMTを用いてもよい。
【0046】また、コマンド変換テーブルTBLには、
図4に示すように、共通ネットワーク6で伝送される共
通コードと、当該専用ネットワーク4にて伝送されるコ
マンドコードとの対応が格納されており、データ処理部
54は、一方のコードから他方のコードに変換できる。
【0047】上記構成によれば、共通ネットワーク6を
介して、共通プロトコルのデータ列61を受け取った場
合、データ処理部54は、データ本体63から、PLC
3へ伝送すべきコマンドを示す共通コード64と関連情
報65とを抽出する。さらに、データ処理部54は、コ
マンド変換テーブルTBLを参照して、専用ネットワー
ク4で伝送可能で、当該共通コード64に対応するコマ
ンドコードを選択する。なお、必要に応じて、関連情報
65の表現方法は、専用ネットワーク4で伝送される表
現方法に変換される。これらの結果、PLC3へ伝送す
べきコマンド、データ内容自体、データのサイズおよび
アドレスなどが決まると、データ処理部54は、データ
転送フォーマットFMTを参照して、PLC3へ送出す
るデータ列を生成できる。一方、PLC3からデータ列
41を受け取った場合、データ処理部54は、上記デー
タ転送フォーマットFMTに当てはめて、当該データ列
の示すコマンド、データ内容自体、データのサイズおよ
びアドレスなどを抽出し、上述とは逆の手順で、共通プ
ロトコルのデータ列61に変換する。
【0048】上記データ転送フォーマットFMTおよび
コマンド変換テーブルTBLの組み合わせ(プロトコル
情報)は、グラフィック操作パネル5およびPLC3が
制御に関するデータを通信する前に、PLC3の通信プ
ロトコルに合わせて設定され、異なる通信プロトコルを
採用したPLC3が接続されると、当該プロトコル情報
は、切り換えられる。例えば、図4では、機種AのPL
C3から機種BのPLC3に変更する場合、コマンド変
換テーブルTBLaからコマンド変換テーブルTBLb
に切り換えられる。
【0049】なお、通信プロトコルの選択方法は、例え
ば、制御用ホストコンピュータ7やグラフィック操作パ
ネル5を操作して、使用者が選択してもよい。さらに、
グラフィック操作パネル5が自らが送出可能な通信プロ
トコルを順次選択しながら、PLC3の通信プロトコル
を特定可能なコマンドを、PLC3へ送出し、PLC3
からの応答コードによって、通信プロトコルを自動的に
判別してもよい。また、グラフィック操作パネル5は、
自らに接続可能なPLC3が採用している通信プロトコ
ル全てに関して、上記プロトコル情報を格納しておいて
もよいし、現在、接続されているPLC3の通信プロト
コルのみを格納しておき、必要に応じて、制御用ホスト
コンピュータ7から、あるいは、記録媒体を介してな
ど、種々の方法でダウンロードしてもよい。
【0050】このように、PLC3との間で受け渡すデ
ータ列41を、制御システム1の動作中にリアルタイム
に生成することにより、グラフィック操作パネル5は、
入力されたデータがどこから来たかを問うことなく、P
LC3へデータを受け渡しできると共に、PLC3が変
更された場合にあっても、制御システム1を停止するこ
となく即応できる。
【0051】ここで、グラフィック操作パネル5は、制
御システム1に必須の構成であるが、近年では、高解像
度の画像を表示するために、例えば、数Mバイト程度の
記憶容量を持ち、表示に十分な演算速度を有している。
したがって、グラフィック操作パネル5は、十分余力を
持って、上記プロトコル変換できる。また、グラフィッ
ク操作パネル5と制御用ホストコンピュータ7との間
に、PLC3が介在していないため、PLC3は、ター
ゲットシステム2の制御に専念できる。したがって、図
9に示す従来の制御システム501のように、通信の大
半を処理する場合よりも、記憶容量や処理能力を削減で
きる。なお、通信量の大きな処理の例として、ターゲッ
トシステム2が製造する製品を変換する際など、制御用
ホストコンピュータ7からグラフィック操作パネル5へ
画面データをダウンロードする処理などが挙げられる。
ところが、本実施形態に係る制御システム1では、画面
データは、PLC3を通過しないので、PLC3は、画
面データをダウンロードする場合であっても、負担が少
なく、正常に動作し続けることができる。
【0052】また、PLC3の機種に拘わらず、各グラ
フィック操作パネル5および制御用ホストコンピュータ
7の間は、共通のプロトコルで通信される。したがっ
て、同じ制御システム1内に、複数機種のPLC3を混
在させることができ、機種選択の幅が広くなる。さら
に、図9に示す従来の制御システム501のように、通
信プロトコルが異なるPLC503aを混在させるため
に、制御システム501を、互いに異なる通信プロトコ
ルのサブネットワークに分割し、サブネットワーク間に
変換器510を配する場合とは異なり、制御システム1
の共通ネットワーク6では、通信プロトコルが共通であ
る。したがって、例えば、ハブやブリッジ、ルータな
ど、共通ネットワーク6に接続される機器を自由に転用
でき、これらの機器やPLC3の配置に関する自由度も
向上できる。加えて、変換器510が不要なので、制御
システム1全体の製造費を低減できる。
【0053】さらに、本実施形態に係るグラフィック操
作パネル5には、上述の構成に加えて、図1に示すよう
に、認証用のデータ(認証データ)を記憶する認証デー
タ記憶部57と、共通ネットワーク6に参加している正
規の機器を示す情報(参加局情報)が格納される参加局
記憶部(参加機器情報記憶手段)58とが設けられてお
り、上記データ処理部54は、認証データ記憶部57お
よび参加局記憶部58を参照して、正規のアクセスのみ
を許可する。また、データ処理部54および認証データ
記憶部57は、認証手段に対応する。
【0054】より詳細に説明すると、上記認証データ記
憶部57には、認証データとして、グラフィック操作パ
ネル5が共通ネットワーク6に接続されたネットワーク
機器8からリモート接続を受けた場合に当該ネットワー
ク機器8が正規の機器であるか否かを判定するためのデ
ータが格納されている。当該認証データは、ネットワー
ク機器8のリモート接続に先立って、データ処理部54
による認証方法に応じ、例えば、制御用ホストコンピュ
ータ7からダウンロードするなどして格納されている。
【0055】以下では、説明の便宜上、認証方法の一例
として、リモート接続時に送られるパスワード(リモー
トパスワード)が予め格納されたリモートパスワードと
一致したときに正規のネットワーク機器8と判定する方
法を採用した場合について説明する。この場合、上記認
証データは、リモートパスワード自体となり、例えば、
図5に示すように、制御用ホストコンピュータ7におい
て、予めリモートパスワードが入力され、各グラフィッ
ク操作パネル5へ配信される。なお、同図では、ネット
ワーク全体で1つのリモートパスワードを設定し、各グ
ラフィック操作パネル5の認証データ記憶部57へ同一
のリモートパスワードが格納される場合を例示している
が、各グラフィック操作パネル5毎、あるいは、リード
可(ライト可)などのアクセス権毎にパスワードを設定
してもよい。
【0056】一方、上記参加局記憶部58には、参加局
情報として、現在、ネットワークに参加している正規の
ネットワーク機器8を示す情報が格納されており、例え
ば、図6に示すように、制御用ホストコンピュータ7な
どにおいて、リスト状に表示したり、後述するように、
グラフィック操作パネル5がアクセスを受けた場合、ア
クセス元が参加局情報に含まれているか否かを判定した
りできる。なお、参加局情報の格納方法は、例えば、登
録しているネットワーク機器8を特定するID(例え
ば、IPアドレスや、シリアル番号など)を所定のアド
レス領域に順番に格納したり、当該IDをリスト状に格
納するなど、ネットワーク機器8が参加局情報に登録さ
れているか否かを判定可能な方法で格納される。
【0057】上記構成において、ネットワーク機器8が
グラフィック操作パネル5へアクセスする際の各部の動
作について、図7および図8に基づき説明すると、以下
の通りである。すなわち、図7のステップ1(以下で
は、S1のように略称する)に示すように、例えば、ロ
グインコマンドやリモート接続要求を通知するなどし
て、ネットワーク機器8がグラフィック操作パネル5へ
リモート接続すると、S2において、グラフィック操作
パネル5は、上記参加局記憶部58を参照して、リモー
ト接続元が参加局情報に既に登録されているか否かを判
定する。既に登録されている場合、グラフィック操作パ
ネル5は、当該ネットワーク機器8が既に認証に成功し
た機器などの正規の機器であると判断して、S6におい
て、リモート接続を許可する。なお、リモート接続元、
および、後述のリード・ライト命令などの命令の送信元
は、例えば、図3に示すヘッダ部62に格納されている
送信元のIPアドレスなどから特定できる。
【0058】一方、上記参加局記憶部58の参加局情報
にリモート接続元が登録されていない場合、グラフィッ
ク操作パネル5は、S3において、認証データ記憶部5
7を参照し、例えば、ネットワーク機器8から受け取っ
たリモートパスワードが上記認証データ記憶部57に格
納されたリモートパスワードと一致するか否かを判定し
て、ネットワーク機器8を認証する。なお、上記ネット
ワーク機器8は、例えば、リモート接続用のコマンドと
リモートパスワードとを同時に送付するなどして、自発
的にリモートパスワードを送出してもよいし、例えば、
グラフィック操作パネル5からの問い合わせに応じてリ
モートパスワードを送出してもよい。
【0059】上記S3において、認証データ記憶部57
に格納されたリモートパスワードが、ネットワーク機器
8から受け取ったリモートパスワードと一致した場合な
ど、ネットワーク機器8の認証に成功すると、グラフィ
ック操作パネル5のデータ処理部54は、当該ネットワ
ーク機器8が正規の機器であると判定して、S4におい
て、上記参加局記憶部58の参加局情報に当該ネットワ
ーク機器8を登録し、S5において、リモート接続を許
可する。
【0060】これとは逆に、上記S3において、両リモ
ートパスワードが一致しない場合など、ネットワーク機
器8の認証に失敗すると、S7において、グラフィック
操作パネル5は、リモート接続を拒否する。この場合
は、上記S4の処理が実施されないので、参加局情報に
は、当該ネットワーク機器8が登録されない。
【0061】一方、グラフィック操作パネル5は、図8
のS11に示すように、共通ネットワーク6に接続され
たネットワーク機器8から、リード命令やライト命令な
どのアクセス命令を受け取ると、S12において、上記
S2と同様に、参加局記憶部58を参照して、アクセス
命令の発信元が参加局情報に登録されているか否かを判
定する。登録されている場合、グラフィック操作パネル
5のデータ処理部54は、当該ネットワーク機器8が正
規の機器であると判定して、S13において、例えば、
上述したリード処理やライト処理など、受け取った命令
に応じた処理を行う。
【0062】これとは逆に、参加局情報に登録されてい
ない場合、上記データ処理部54は、アクセス命令の発
信元が正規の機器ではないと判定する。この場合は、上
記S12の後、S14において、当該ネットワーク機器
8からのアクセスが拒否される。
【0063】上記構成では、正規ではないユーザが共通
ネットワーク6にネットワーク機器8を接続するなどし
て、不正なアクセスを試みたとしても、グラフィック操
作パネル5の参加局情報にネットワーク機器8が登録さ
れていないので、グラフィック操作パネル5は、当該ア
クセスを拒否する。また、例えば、リモート接続によ
り、自機器を参加局情報に登録しようとしても、不正な
ユーザは、図7のS3における認証に成功できないの
で、当該ネットワーク機器8を参加局情報に登録するこ
とができない。
【0064】これにより、例えば、ネットワーク機器8
が共通ネットワーク6に直接、あるいは、例えば、ルー
タなどのネットワーク機器を介して間接に接続されたと
しても、各グラフィック操作パネル5は、当該ネットワ
ーク機器8からの不正アクセスを拒否できる。したがっ
て、例えば、グラフィック操作パネル5やPLC3ある
いはターゲットシステム2の情報など、制御システム1
の情報の閲覧、改竄あるいは破壊を防止できる。この結
果、図9に示す従来の制御システム501に比べて大規
模なシステムを構築できるにも拘わらず、不正アクセス
から保護された制御システム1を実現できる。
【0065】一方、正規のユーザであれば、正しいパス
ワードを知っているので、図7のS3における認証に成
功できる。したがって、参加局情報に自機器を登録で
き、何ら支障なくグラフィック操作パネル5にアクセス
できる。ここで、上記制御システム1では、各グラフィ
ック操作パネル5や制御用ホストコンピュータ7が共通
ネットワーク6で接続されているので、ネットワーク機
器8は、例えば、共通ネットワーク6に直接接続した
り、例えば、ルータなどのネットワーク機器を介して間
接に接続できる。この結果、ターゲットシステム2から
離れた場所からも何ら支障なくアクセスできる。
【0066】なお、本実施形態では、認証データとして
リモートパスワードを記憶し、リモート接続時にネット
ワーク機器8から送られるリモートパスワードが認証デ
ータ記憶部57に予め格納されたリモートパスワードと
一致したときに、正規のネットワーク機器8と判定する
場合を例にして説明したが、これに限るものではない。
認証データ記憶部57は、例えば、グラフィック操作パ
ネル5のデータ処理部54がワンタイム・パスワードを
用いてネットワーク機器8を認証する場合には、ワンタ
イム・パスワードを生成するネットワーク機器8とグラ
フィック操作パネル5とで共有される秘密鍵などを記憶
してもよい。いずれの場合であっても、認証データとし
て、ネットワーク機器8が正規の機器であるか否かを認
証可能なデータを、認証データ記憶部57が記憶してい
れば、同様の効果が得られる。
【0067】
【発明の効果】請求項1の発明に係る制御用表示装置
は、以上のように、専用ネットワーク・インターフェー
ス部とは別に設けられ、予め定められた共通プロトコル
で通信する共通ネットワーク・インターフェース部と、
上記各制御装置が理解可能なコマンドのうち、互いに同
一内容のコマンド間では、専用プロトコルでのコマンド
コードに拘わらず統一された共通コードと、上記専用プ
ロトコルでのコマンドコードとの対応が格納されたコマ
ンド変換テーブルと、上記コマンド変換テーブルを参照
しながら、一方のコードから他方のコードに変換して、
上記専用プロトコルでの通信と共通プロトコルでの通信
とを中継する中継手段と、上記共通プロトコルのネット
ワークを介してリモート接続された場合、上記参加機器
情報記憶手段を参照して、リモート接続元が参加局情報
に登録されているか否かを判定し、登録されていないと
きは、当該リモート接続元を認証して認証に成功した機
器を参加機器情報に登録すると共に上記認証に失敗した
機器からのリモート接続を拒否する認証手段とを備え、
表示手段、入力部、共通および専用ネットワーク・イン
ターフェース部、中継手段、参加機器情報記憶手段、並
びに、認証手段は、記憶手段自体、あるいは、コンピュ
ータが所定のプログラムを実行することによって実現さ
れている構成である。
【0068】また、請求項2の発明に係る制御用表示装
置は、以上のように、上記構成に加えて、上記リモート
接続は、ログインコマンドまたはリモート接続要求の通
知によって行われ、さらに、リード命令またはライト命
令であるアクセス命令を受けた場合に、上記参加機器情
報記憶手段を参照して、アクセス命令の発信元が上記参
加機器情報に登録されているか否かを判定し、登録され
ていない場合にアクセスを拒否するアクセス拒否手段を
備えている構成である。
【0069】これらの構成では、制御用表示装置が中継
手段を備えているので、制御装置および制御用表示装置
に、必要に応じてホストコンピュータなどを加えて構成
される制御システム内に、通信プロトコルの異なる制御
装置を容易に混在させることができる。したがって、制
御装置を制御システムに加入させる際の手間を従来より
も大幅に削減できる。さらに、制御用表示装置が認証手
段を備えているので、不正なユーザの機器が共通ネット
ワークに接続されたとしても、制御装置および/または
制御対象機器の情報は、当該機器へ送出されず、当該機
器からの指示を制御装置は受け取らない。これらの結
果、規模が大きく、不正なアクセスから保護された制御
システムを構築できるという効果を奏する。
【0070】請求項3の発明に係る記録媒体は、以上の
ように、第1インターフェースを制御して、専用プロト
コルで制御装置と通信する手段、第2インターフェース
を制御して、予め定められた共通プロトコルで通信する
手段、表示部を制御して、制御装置または制御対象機器
の情報を表示する手段、指示を受け取る入力部、上記各
制御装置が理解可能なコマンドのうち、互いに同一内容
のコマンド間では、専用プロトコルでのコマンドコード
に拘わらず統一された共通コードと、上記専用プロトコ
ルでのコマンドコードとの対応が格納されたコマンド変
換テーブル、上記コマンド変換テーブルを参照しなが
ら、一方のコードから他方のコードに変換して、上記専
用プロトコルでの通信と共通プロトコルでの通信とを中
継する手段、上記共通プロトコルのネットワークを介し
てリモート接続された場合、上記参加機器情報記憶手段
を参照して、リモート接続元が参加局情報に登録されて
いるか否かを判定し、登録されていないときは、当該リ
モート接続元の機器を認証し、認証に成功した機器を参
加機器情報に登録して記憶すると共に上記認証に失敗し
た機器からのリモート接続を拒否する手段、および、リ
ード命令またはライト命令であるアクセス命令を受けた
場合に、アクセス命令の発信元が上記参加機器情報に登
録されているか否かを判定し、登録されていない場合に
アクセスを拒否する手段として、上記コンピュータを動
作させ、当該コンピュータに、上記制御装置からの情報
の表示、あるいは、上記制御装置への制御指示を行わせ
るプログラムが記録されている構成である。
【0071】上記構成の記録媒体から、プログラムが読
み取られ、上記コンピュータにより実行されると、当該
コンピュータは、請求項1記載の制御用表示装置として
動作する。この結果、請求項1と同様に、これらの結
果、規模が大きく、不正なアクセスから保護された制御
システムを構築できるという効果を奏する。
【0072】請求項4の発明に係る制御用表示装置は、
以上のように、請求項1記載の発明の構成において、自
らが送出可能な専用プロトコルを順次選択しながら、上
記制御装置の専用プロトコルを特定可能なコマンドを上
記制御装置へ送出し、当該制御装置からの応答コードに
よって専用プロトコルを自動的に判別することによっ
て、上記専用プロトコルを選択する構成である。これに
より、制御用表示装置は、制御装置の専用プロトコルを
自動的に判別できるという効果を奏する。
【0073】請求項5の発明に係る制御システムは、以
上のように、上記共通プロトコルのネットワークで互い
に接続された請求項1記載の制御用表示装置を備えた制
御システムであって、上記各制御用表示装置に接続され
た制御装置が採用する専用プロトコルは、互いに異なっ
ており、上記各制御用表示装置の上記中継手段は、自ら
に接続された制御装置と、上記他の制御用表示装置との
間の通信を中継する構成である。
【0074】この場合であっても、各制御用表示装置間
は、共通プロトコルで通信できるので、大規模な、すな
わち、構成機器数の多い制御システムを比較的容易に実
現できる。また、各制御用表示装置が請求項1記載の制
御用表示装置であり、上記認証手段を備えているので、
不正なユーザの機器が共通ネットワークに接続されたと
しても、制御装置および/または制御対象機器の情報
は、当該機器へ送出されず、当該機器からの指示を制御
装置は受け取らない。これらの結果、規模が大きく、不
正なアクセスから保護された制御システムを構築できる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであり、制御シ
ステムの要部構成を示すブロック図である。
【図2】上記制御システムにおいて、専用ネットワーク
の通信プロトコルと、上記グラフィック操作パネルが通
信プロトコルを変換する場合に参照するデータ転送フォ
ーマットとを示す説明図である。
【図3】上記制御システムにおいて、共通ネットワーク
の通信プロトコルを示す説明図である。
【図4】上記グラフィック操作パネルが通信プロトコル
を変換する場合に参照されるコマンド変換テーブルを示
す説明図である。
【図5】上記制御システムにおいて、パスワードの設定
画面の一例を示す説明図である。
【図6】上記制御システムにおいて、ネットワーク参加
局リストの表示画面例を示す説明図である。
【図7】上記制御システムの動作を示すものであり、リ
モート接続時の認証動作を示すフローチャートである。
【図8】上記制御システムの動作を示すものであり、リ
モートアクセス時の動作を示すフローチャートである。
【図9】従来例を示すものであり、制御システムの要部
構成を示すブロック図である。
【図10】本件出願人による先行出願の構成を示すもの
であり、制御システムの要部構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
2 ターゲットシステム(制御対象機器) 3 プログラマブル・ロジック・コントローラ(制御装
置) 5 グラフィック操作パネル(制御用表示装置) 51 専用ネットワーク・IF部(専用ネットワーク・
インターフェース部及び 第1プロトコルインターフェース) 52 表示部(表示手段) 54 データ処理部(中継手段、認証手段) 55 共通ネットワーク・IF部(共通ネットワーク・
インターフェース部及び第2プロトコルインターフェー
ス) 56 プロトコル変換用記憶部(中継手段) 57 認証データ記憶部(認証手段) 58 参加局記憶部(参加機器情報記憶手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 5B085 AE03 BA06 BG02 5B089 HB10 KF05 5H223 CC03 CC09 EE18 5K033 BA03 BA08 DA01 DB20 EA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御対象機器を制御する制御装置に固有の
    専用プロトコルで、自らに接続されている制御装置と通
    信する専用ネットワーク・インターフェース部と、上記
    制御装置または制御対象機器の情報を表示する表示手段
    と、指示を受け取る入力部とを有し、上記制御装置から
    の情報の表示、あるいは、上記制御装置への制御指示を
    行う制御用表示装置において、 上記専用ネットワーク・インターフェース部とは別に設
    けられ、予め定められた共通プロトコルで通信する共通
    ネットワーク・インターフェース部と、 上記各制御装置が理解可能なコマンドのうち、互いに同
    一内容のコマンド間では、専用プロトコルでのコマンド
    コードに拘わらず統一された共通コードと、上記専用プ
    ロトコルでのコマンドコードとの対応が格納されたコマ
    ンド変換テーブルと、 上記コマンド変換テーブルを参照しながら、一方のコー
    ドから他方のコードに変換して、上記専用プロトコルで
    の通信と共通プロトコルでの通信とを中継する中継手段
    と、 上記共通プロトコルのネットワークに参加している機器
    が登録された参加機器情報を記憶する参加機器情報記憶
    手段と、 上記共通プロトコルのネットワークを介してリモート接
    続された場合、上記参加機器情報記憶手段を参照して、
    リモート接続元が参加局情報に登録されているか否かを
    判定し、登録されていないときは、当該リモート接続元
    を認証して認証に成功した機器を参加機器情報に登録す
    ると共に上記認証に失敗した機器からのリモート接続を
    拒否する認証手段とを備え、 上記表示手段、入力部、共通および専用ネットワーク・
    インターフェース部、中継手段、参加機器情報記憶手
    段、並びに、認証手段は、記憶手段自体、あるいは、コ
    ンピュータが所定のプログラムを実行することによって
    実現されていることを特徴とする制御用表示装置。
  2. 【請求項2】上記リモート接続は、ログインコマンドま
    たはリモート接続要求の通知によって行われ、 さらに、リード命令またはライト命令であるアクセス命
    令を受けた場合に、上記参加機器情報記憶手段を参照し
    て、アクセス命令の発信元が上記参加機器情報に登録さ
    れているか否かを判定し、登録されていない場合にアク
    セスを拒否するアクセス拒否手段を備えていることを特
    徴とする請求項1記載の制御用表示装置。
  3. 【請求項3】互いに異なる第1および第2インターフェ
    ースと表示部とを有するコンピュータを制御用表示装置
    として動作させるためのプログラムが記録された記録媒
    体であって、 上記第1インターフェースを制御して、制御対象機器を
    制御する制御装置に固有の専用プロトコルで、当該第1
    インターフェースに接続されている制御装置と通信する
    手段、 上記第2インターフェースを制御して、予め定められた
    共通プロトコルで通信する手段、 上記表示部を制御して、上記制御装置または制御対象機
    器の情報を表示する手段、 指示を受け取る入力部、 上記各制御装置が理解可能なコマンドのうち、互いに同
    一内容のコマンド間では、専用プロトコルでのコマンド
    コードに拘わらず統一された共通コードと、上記専用プ
    ロトコルでのコマンドコードとの対応が格納されたコマ
    ンド変換テーブル、 上記コマンド変換テーブルを参照しながら、一方のコー
    ドから他方のコードに変換して、上記専用プロトコルで
    の通信と共通プロトコルでの通信とを中継する手段、お
    よび、 上記共通プロトコルのネットワークを介してリモート接
    続された場合、上記参加機器情報記憶手段を参照して、
    リモート接続元が参加局情報に登録されているか否かを
    判定し、登録されていないときは、当該リモート接続元
    の機器を認証し、認証に成功した機器を参加機器情報に
    登録して記憶すると共に上記認証に失敗した機器からの
    リモート接続を拒否する手段として、上記コンピュータ
    を動作させ、当該コンピュータに、上記制御装置からの
    情報の表示、あるいは、上記制御装置への制御指示を行
    わせるプログラムが記録されている記録媒体。
  4. 【請求項4】上記制御用表示装置は、自らが送出可能な
    専用プロトコルを順次選択しながら、上記制御装置の専
    用プロトコルを特定可能なコマンドを上記制御装置へ送
    出し、当該制御装置からの応答コードによって専用プロ
    トコルを自動的に判別することによって、上記専用プロ
    トコルを選択することを特徴とする請求項1記載の制御
    用表示装置。
  5. 【請求項5】上記共通プロトコルのネットワークで互い
    に接続された請求項1記載の制御用表示装置を備えた制
    御システムであって、 上記各制御用表示装置に接続された制御装置が採用する
    専用プロトコルは、互いに異なっており、 上記各制御用表示装置の上記中継手段は、自らに接続さ
    れた制御装置と、上記他の制御用表示装置との間の通信
    を中継することを特徴とする制御システム。
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