JP3447410B2 - クレーン付きトラックの過負荷防止装置 - Google Patents

クレーン付きトラックの過負荷防止装置

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JP3447410B2
JP3447410B2 JP02835995A JP2835995A JP3447410B2 JP 3447410 B2 JP3447410 B2 JP 3447410B2 JP 02835995 A JP02835995 A JP 02835995A JP 2835995 A JP2835995 A JP 2835995A JP 3447410 B2 JP3447410 B2 JP 3447410B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラックにクレーン装
置とアウトリガジャッキとを備えて成るクレーン付きト
ラックの過負荷防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クレーン付きトラックは、アウトリガジ
ャッキによって車体を支持した状態で、これに搭載され
たクレーン装置によってそれ自身の荷台に積荷を積載す
るという荷役作業を行なうことができる。そして、この
ような荷役作業を安全に行なうため、一般に、クレーン
付きトラックには過負荷防止装置が設けられている。こ
の過負荷防止装置は、許容量以上の荷をクレーン装置に
よって吊り上げてしまうことを未然に回避して、車体が
バランスを崩して転倒してしまうことを防止するもので
ある。
【0003】ところで、クレーン装置は、一般に、数ト
ン吊りのものが多く、伸縮起伏及び旋回可能なブームを
備えており、このブームの先端から垂下されたフックに
荷を引掛けて吊り上げることができる。
【0004】このようなクレーン装置を用いた荷役作業
は、トラックの車体を4点で支持した状態で行なわれ
る。すなわち、運転室側である車体の前方をアウトリガ
ジャッキによって持ち上げて2点支持するとともに、車
体の後方を後輪によって2点支持する。
【0005】このように、4点支持によって車体を支持
する場合、アウトリガジャッキによる支持は固定支持で
あるが、後輪はスプリング支持されたニューマチックタ
イヤであるため、弾力支持でしかなく、したがって、こ
の種のクレーン付きトラックは、車体後方の安定性が悪
く、車体側方への転倒モーメントに非常に弱いという欠
点を有している。
【0006】しかも、この転倒特性は、荷台に荷物が積
まれている場合と積まれていない場合とで大きく異なっ
てくる。すなわち、荷台に重量がかかっている時には、
後輪のスプリングが撓められ、その弾発力が抑制されて
いるが、荷台に何ら荷物が積まれていない空車時には、
弾発力が非常に高くなる。したがって、積載時は安定性
が向上し、空車時は安定性が低下する。また、荷物の積
み降ろしをしている作業中にも安定性は頻繁に上下す
る。つまり、積載量によって車体の安定性は刻々と変化
する。
【0007】このように考えると、クレーン付きトラッ
クにおける過負荷防止装置は、以上のような転倒特性に
適応する能力を十分に有していることが必要となってく
る。従来、こうした転倒特性に適応する能力を持つこと
を前提として、様々な過負荷防止装置が開発されてきた
が、大体において共通するところは、最も安定性の悪い
ブーム旋回方向における空車時の吊り荷許容荷重を予め
記憶させておき、この記憶値と実際に吊り上げた実荷重
とを比較することにより、実荷重が記憶値(吊り荷許容
荷重)を上回った場合にはこれを警報により作業者に知
らせたり、或いは、クレーン動作を強制的に停止させる
といったものである。
【0008】しかし、このような構成の過負荷防止装置
は、最低基準となる定格記憶値と実荷重とを比較するも
のであり、荷台への積載量が増して安定が向上している
場合でも、最も安定の悪い空車時の能力でしかクレーン
作業をすることができない。
【0009】実際に、トラックが真の空車状態となるの
は、荷物を積み込む最初の段階と荷物を全て降ろした最
後の段階だけであり、残る殆どの荷役作業中は大なり小
なり荷台に積荷が積載されている。したがって、最も安
定の悪い空車時の能力でしかクレーン作業を行なえない
前述の過負荷防止装置は、大部分の作業時間でクレーン
能力を無駄に残すという欠点を有している。
【0010】これに対し、特公昭63−11279号公
報に示された過負荷防止装置は、トラック荷台への積載
状況に対応してクレーン装置のブームに作用する負荷の
定格値を変更し、積荷の増減によってトラック車体の安
定度が変動した場合でも、クレーン装置に最大限の能力
を発揮させるようにしている。
【0011】この過負荷防止装置は、アウトリガジャッ
キの2つの支点と後輪の2つの接地点とを結んだ台形型
の転倒ラインを基準にして、吊り荷許容荷重を決定して
いる。すなわち、クレーン装置のブーム先端のフックが
前記転倒ラインの内側に位置する場合には、ブーム作業
半径に対応して予め記憶されている満車時定格値(満車
時において許容される吊り荷定格荷重値…以下、空車時
定格値についても同じ。)を吊り荷許容荷重として決定
するとともに、この吊り荷許容荷重と実際に吊り上げら
れた実荷重とを比較し、実荷重が吊り荷許容荷重を上回
った場合に警報器を作動させている。
【0012】また、ブーム先端のフックが転倒ラインの
外側に位置する場合には、まず、ロードセルによって求
めた積荷の重量と転倒ラインに関する積荷の位置との関
係から等価積載量を求め、この等価積載量の満車時積載
荷重に対する割合として積載率を得る。そして、ブーム
作業半径に対応して予め記憶されていた空車時定格値と
満車時定格値との差に前記積載率を乗じ、この乗じて得
た値と空車時定格値との和を吊り荷許容荷重としてい
る。そして、この吊り荷許容荷重と実際に吊り上げられ
た実荷重とを比較して、実荷重が吊り荷許容荷重を上回
った場合に警報器を作動させている。つまり、吊り荷性
能が、積載状態に応じて、満車時における性能と空車時
における性能との間で変化するものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】車体の安定性が積載状
態によって変化することは前述した通りである。しか
し、車体の安定性を決定する要因はそれだけではない。
車体の安定性は、積載状態の他、車体の長さや車体重
量、クレーン装置の自重、クレーン装置のブームの長さ
や伏角、或いはブームの旋回方向によっても大きく変化
する。すなわち、車体の安定性は、クレーン装置が架装
される車体の種類によって、或いは、クレーン動作の進
行に伴って、刻々と変化する。
【0014】前述した特公昭63ー11279号公報に
開示された過負荷防止装置は、積載状態といった限られ
た要因によって積載率が変化し、これによって吊り荷許
容荷重が変化するが、その他の要因によって吊り荷許容
荷重が変化することはない。
【0015】過負荷防止装置は、クレーン自体の吊り上
げ能力の他に、トラックに特有のあらゆる転倒特性を考
慮して設計されなくてはならず、こうした意味におい
て、特公昭63−11279号公報に開示された過負荷
防止装置は、十分な転倒防止性能を備えているとは言い
難い。
【0016】また、特公昭63−11279号公報に開
示された過負荷防止装置では、クレーン装置のブーム先
端のフックの位置が転倒ラインの内側であれば満車時の
吊り荷性能を確保することができるが、フックが転倒ラ
インの外側に位置すると直ぐに、吊り荷性能が低下して
しまう。この場合、ブームの作業半径が変わらない限
り、一度低下した吊り荷性能は、フックの位置が転倒ラ
インの内側に戻るまで変化しない。しかし、実際の作業
においてフックの位置が転倒ラインの内側に位置するこ
とは少なく、吊り荷作業の殆どが転倒ラインの外側で行
なわれることを考えれば、転倒ラインの外側で吊り荷性
能(吊り荷許容荷重)が低下することは非常に好ましく
ない。車体の安定性が十分(例えば80%の積載状態の
場合)であるにもかかわらず、吊り荷作業の殆どを行な
う転倒ラインの外側の領域でクレーン能力を無駄に残す
といった事態が生じ、持っている車体安定性を十分に生
かすことができなくなってしまう。
【0017】さらに、特公昭63ー11279号公報に
開示された過負荷防止装置では、フックの位置を旋回角
センサによって検出し、また、積載量をロードセルによ
って検出する必要があり、旋回角センサやロードセルの
取付け作業が面倒であるという問題がある。特に、ロー
ドセルは車体を一度分解して取り付ける必要があり、そ
の取り付け作業は非常に面倒である。また、現に、クレ
ーン装置の架装対象となる車両は種類が大変多く、車両
の種類毎に旋回角センサやロードセルといった装置を選
択して取付けることは作業面のみならずコスト面におい
ても大きな問題となる。
【0018】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、車体の安定性を十分
に生かしてクレーン能力を十分に発揮させることができ
るとともに、簡単且つ低コストで車体に取付けることが
可能なクレーン付きトラックの過負荷防止装置を提供す
ることにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、アウトリガによって車体を支持した状態
で、それ自身に搭載されたクレーン装置のブームによっ
て車体の荷台に積荷を積載可能なクレーン付きトラック
の過負荷防止装置において、前記クレーン装置のブーム
の長さ及び起伏角とアウトリガの張出幅に基づき積載状
態での定格荷重と空車時の定格荷重を算出する定格荷重
算出手段と、前記アウトリガの支持力を検出する支持力
検出手段と、前記支持力検出手段によって検出されたア
ウトリガの支持力の変化に基づいて前記定格荷重算出手
段によって算出された積載状態での定格荷重から吊り荷
許容荷重を決定するが、前記支持力検出手段によって検
出されたアウトリガの支持力が空車時の最小値近傍の値
を示したときは空車時に求められるべき定格荷重から検
出したアウトリガの支持力に応じた吊り荷許容荷重を決
定する許容荷重決定手段と、前記ブームに作用する負荷
を検出する負荷検出手段と、前記負荷検出手段によって
検出された負荷と前記許容荷重決定手段によって決定さ
れた吊り荷許容荷重とを比較し、ブームに作用する負荷
が吊り荷許容荷重よりも大きい場合に警報またはクレー
ン装置の作動停止を促す制御信号を出力する制御信号出
力手段と、を具備するものである。
【0020】
【作用】上記構成の過負荷防止装置は、積載状態という
変数要素のみしか考慮しない積載率なる概念を排除し、
トラック車体の安定性に関与する全ての要素によって変
化し或いは影響を受けるアウトリガの支持力を車体安定
性を測る基準として採用して、トラックに特有のあらゆ
る転倒特性を考慮するようにしているため、十分な転倒
防止性能を備えることができる。したがって、トラック
車体の転倒を確実に防止することができる。
【0021】さらに、この過負荷防止装置は、アウトリ
ガの支持力の変化によって吊り荷許容荷重を決定するこ
とができる。すなわち、アウトリガの支持力に対応して
変化する車体安定性を十分に考慮した状態で吊り荷許容
荷重を決定することができる。したがって、車体安定性
を十分に生かしてクレーン能力を十分に発揮させること
ができる。また、旋回角センサやロードセルを必要とし
ないため、これらの取り付け作業が不要となる。すなわ
ち、取付け作業が簡単でしかも低コストで済む。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例につ
いて説明する。図1ないし図8は本発明の第1の実施例
を示すものである。図1は、クレーン付きトラック1を
概略的に示したものである。クレーン付きトラック1
は、公知のトラック車体2にクレーン装置3と左右一対
のアウトリガジャッキ4,4とを備えて成る。車体2
は、スプリング支持のニューマチックタイヤ7,7で支
持され、荷台9に所定重量の荷物を積載することができ
るようになっている。
【0023】図示のように、クレーン装置3はキャブ5
の後側に取付けられている。クレーン装置3は、伸縮起
伏及び旋回可能なブーム6を備えており、このブーム6
の先端からはフック10が吊り下げられている。
【0024】このようなクレーン装置3を用いて荷役作
業を行なう場合は、図1に示すように、キャブ5側であ
る車体2の前方を油圧作動のアウトリガジャッキ4,4
によって持ち上げて支持するとともに、車体2の後方を
ニューマチックタイヤ7,7によって支持する。そし
て、このように4点支持した状態で、クレーン装置3に
よって荷台9に積荷を積載する。
【0025】図2は、ブーム6を起伏用シリンダ12に
よって起伏するとともに図示しない伸縮用シリンダによ
って3段階に伸長させて(ジブによって伸長させても良
い)、フック10に荷W(重量W)を吊り下げた状態を
示している。なお、アウトリガジャッキ4,4は所定の
幅Hだけ張り出されている。また、図2には、本実施例
の過負荷防止装置30(後述する)を構成する圧力スイ
ッチ22(22a,22b)と処理部20とが示されて
いる。
【0026】図3は、本実施例の過負荷防止装置30を
示している。この過負荷防止装置30は、左右のアウト
リガジャッキ4,4の支持力を検出するため、アウトリ
ガジャッキ4,4のシリンダ内圧によって作動する圧力
スイッチ22(22a,22b)を有している。これら
の圧力スイッチ22a,22bは、電源32と後述する
処理部20のモーメントリミッタ40との間で並列に接
続されており、アウトリガジャッキ4,4のシリンダ内
圧(保持圧)が所定の圧力以下になると、その電気接点
を閉じて電源32と前記モーメントリミッタ40とを電
気的に接続するようになっている。なお、第1の圧力ス
イッチ22aは図中右側のアウトリガジャッキ4のシリ
ンダ内圧によって作動し、第2の圧力スイッチ22bは
図中左側のアウトリガジャッキ4のシリンダ内圧によっ
て作動する。
【0027】また、過負荷防止装置30は、ブーム6の
長さLを検出するブーム長検出器34と、ブーム6の起
伏角度θを検出するブーム角検出器35と、アウトリガ
4の張出し幅Hを検出するアウトリガ張出幅検出器36
と、ブーム6によって吊り上げられた荷物の荷重Wを検
出する負荷検出器37とを備えている。これらの検出器
34,35,36,37はいずれも、クレーン装置3も
しくはアウトリガジャッキ4の所定部位に設けられてい
る。
【0028】さらに、本実施例の過負荷防止装置30
は、圧力スイッチ22a,22bと前述した各検出器3
4,35,36,37とからの情報に基づいて吊り荷許
容荷重Ws を決定し、この吊り荷許容荷重Ws と実際に
ブーム6によって吊り上げられた荷物の荷重W(実荷
重)とを比較して過負荷の危険性を知らせる処理部20
を備えている。
【0029】この処理部20は、各検出器34,35,
36によって検出されたアウトリガ4の張出し幅Hとブ
ーム6の長さL及び起伏角度θとに基づいて作業半径R
を算出する作業半径演算部38と、これによって得た作
業半径Rに基づいて満車時における吊り荷許容定格荷重
RF(以下、満車時定格荷重WRFという。)と空車時に
おける吊り荷許容定格荷重WRE(以下、空車時定格荷重
REという。)とを算出する定格荷重演算部39とを備
えている。
【0030】各定格荷重WRF,WREはそれぞれ、作業半
径Rに対応した値が予め記憶されており、定格荷重演算
部39は、こうした記憶値の中から作業半径演算部38
から得た情報に対応した定格荷重値を引き出してくるこ
とができる。したがって、アウトリガ4の張出し幅Hと
ブーム6の長さL及び起伏角度θとが変化すれば、定格
荷重値も異なってくる。
【0031】図5に作業半径Rと定格荷重WRF,WRE
の関係が示されている。図示のごとく、車体安定性が良
好な満車時における吊り荷許容定格荷重WRFは、車体安
定性が悪い空車時における吊り荷許容定格荷重WREより
も大きく、また、作業半径Rが大きくなるにつれて定格
荷重WRF,WREが小さくなっている。このグラフから分
かるように、作業半径Rが決まると、満車時定格荷重W
RFと空車時定格荷重WREとが決定する。すなわち、定格
荷重演算部39は、作業半径演算部38から得た1つの
作業半径Rに基づいて、図5の満車時性能曲線から1つ
の満車時定格荷重WRFを決定するとともに、空車時性能
曲線から1つの空車時定格荷重WREを決定する。
【0032】定格荷重演算部39によって演算された2
つの定格荷重WRF,WREは処理部20内のモーメントリ
ミッタ40に取り込まれる。モーメントリミッタ40
は、前述した圧力スイッチ22a,22bからの情報に
基づいて、定格荷重WRF,WREのいずれを吊り荷許容荷
重Ws として採用するかを決定する。以下、吊り荷許容
荷重Ws を決定する手段について説明する。
【0033】一般に、車体2が左右いずれかの方向にバ
ランスを崩すと、バランスを崩した方向と逆方向に位置
するアウトリガジャッキ4のシリンダ内圧が減少する。
こうしたシリンダ内圧の変化は、荷台9上における積載
状態に限らず、様々な要因によって生じる。すなわち、
シリンダ内圧は、車体の長さや車体重量、クレーン装置
の自重、アウトリガジャッキ4,4の張出し幅等といっ
た荷役作業中に変動しない固定要素によって影響を受
け、また、ブームの長さ・伏角・旋回方向や積荷の積載
状態といった荷役作業中に絶えず変動する変数要素によ
って変化する。したがって、アウトリガジャッキ4,4
のシリンダ内圧の変化を利用することによって車体2の
転倒傾向を察知することが有益である。
【0034】車体2の転倒傾向をシリンダ内圧の変化に
よって察知するためには、前述した変数要素によってシ
リンダ内圧がどのように変化するかを知ることが必要で
ある。
【0035】図6は、変数要素を構成するブーム6の旋
回角度とシリンダ内圧との関係を、ある状況下におい
て、積載状態別に示したものである。この場合、他の変
数要素であるブームの長さ・伏角は所定の値に固定され
ている。車体安定性が最も悪い空車時におけるシリンダ
圧曲線が実線で示され、また、車体安定性が最も良好な
満車時におけるシリンダ圧曲線が点線で示されている。
【0036】空車時におけるシリンダ圧曲線では、旋回
角40度付近の変曲点Sを堺にシリンダ内圧が極端に減
少しているのが分かる。一般に、車体2が左側に転倒し
そうになると、転倒支点となる右側のアウトリガジャッ
キ4のシリンダ内圧が極端に減少する。同様に右側への
転倒傾向に関しては左側のアウトリガジャッキ4のシリ
ンダ内圧が極端に減少する。したがって、空車時及び満
車時におけるシリンダ圧曲線に限らず、空車時と満車時
との間の積載状態における各シリンダ圧曲線にも前述し
た変曲点Sが存在する。
【0037】そこで、本実施例の過負荷防止装置30
は、こうした変曲点Sにおけるシリンダ内圧を設定圧P
s とし、シリンダ内圧がこの設定圧Ps 以下になる領域
を空車時性能領域に設定する。すなわち、実荷重Wと比
較される吊り荷許容荷重Ws を図5の空車時性能曲線の
中から決定する。
【0038】具体的には、前述した変数要素の変化によ
って車体2が転倒傾向を生じて、左右いずれかのアウト
リガジャッキ4のシリンダ内圧が設定圧Ps 以下になる
と、これと対応する圧力スイッチ22(図3参照)の電
気接点が閉じる。電気接点が閉じると、電源32とモー
メントリミッタ40との間が電気的に接続され、それに
伴う電気信号によってモーメントリミッタ40が空車時
定格荷重WREを吊り荷許容荷重Ws として出力する。ま
た、左右のアウトリガジャッキ4のシリンダ内圧がいず
れも設定圧Ps 以上である場合には、圧力スイッチ22
の電気接点が開いているため、モーメントリミッタ40
は、電気信号を受信せず、満車時定格荷重WRFを吊り荷
許容荷重Ws として出力する。すなわち、モーメントリ
ミッタ40は、圧力スイッチ22からの電気信号の有無
によって、定格荷重演算部39から取り込んだ2つの定
格荷重WRF,WREのいずれかを吊り荷許容荷重Ws とし
て出力する。
【0039】なお、前記設定圧Ps を、例えば空車時シ
リンダ圧曲線の変曲点Sにおけるシリンダ内圧Ps ´と
しても良い。また、変曲点Sにおけるシリンダ内圧を設
定圧Ps とする必要はなく、変曲点S近傍におけるシリ
ンダ内圧を設定圧Ps とすることも考えられる。また、
前述した例では、ブーム6の旋回角度とシリンダ内圧と
の関係だけから設定圧Ps を求めたが、ブーム6の旋回
角度以外の変数要素も加味して得た実験データによって
設定圧Ps を求めても良い。
【0040】モーメントリミッタ40から出力された吊
り荷許容荷重Ws は、負荷検出器37により実荷重演算
部44を介して演算された実荷重Wと、比較部41にお
いて比較される。そして、実荷重Wが吊り荷許容荷重W
s より大きい場合には、制御信号出力部42が制御信号
を警報ブザー43に対して、もしくは、ブーム6の動作
を停止させる停止用ソレノイドに対して発信する。これ
によって、警報ブザー43が鳴って作業者に転倒の危険
性が知らされたり、あるいは、停止用ソレノイドが作動
されてブーム6の動作が強制的に停止される。無論、比
較部41において実荷重Wが吊り荷許容荷重Ws より小
さいと判断された場合には、クレーン動作が何ら制限さ
れることはない。
【0041】なお、図4は、以上説明した過負荷防止装
置30の作動の流れを示すフローチャートである。図
中、PL は車体左側のアウトリガのシリンダ内圧、PR
は車体右側のアウトリガのシリンダ内圧を示している。
【0042】以上説明したように、本実施例の過負荷防
止装置30は、積載状態という変数要素のみしか考慮し
ない積載率なる概念を排除し、車体2の安定性に関与す
る前述した全ての要素によって変化し或いは影響を受け
るアウトリガジャッキ4,4のシリンダ内圧(アウトリ
ガジャッキ4,4の支持力)を車体2の安定性を測る基
準として採用して、トラックに特有のあらゆる転倒特性
を考慮したため、十分な転倒防止性能を備えることがで
きる。
【0043】さらに、本実施例の過負荷防止装置30
は、アウトリガ4,4のシリンダ内圧が設定圧Ps 以下
になる転倒危険状態に陥った場合にだけ、吊り荷許容荷
重Wsを最も安定性の悪い空車時における吊り荷許容定
格荷重WREに抑え、それ以外の場合には、吊り荷許容荷
重Ws をクレーン能力が最も発揮できる満車時定格荷重
RFに設定するようにしているため、広いブーム旋回領
域において十分なクレーン能力を確保することができ
る。
【0044】つまり、本実施例の過負荷防止装置30
は、車体2の安定性を十分に生かしてクレーン能力を十
分に発揮させることができ、なお且つ、車体2の転倒を
確実に防止することができるという実用上優れた効果を
奏するものである。
【0045】図7及び図8は、このような本実施例の過
負荷防止装置30の利点を明確に示したものである。図
7の(b)は、従来(特公昭63ー11279号公報)
の空車時における吊り荷許容荷重Ws とブーム旋回角と
の関係を示したものである。図から分かるように、積載
率が0であるため、どの旋回角度においても、吊り荷許
容荷重Ws が空車時定格荷重WREとなっている。なお、
ブーム6の長さを縮めれば、フック10の部位が前述し
た転倒ラインABCDの範囲内に入る旋回領域が生じる
が、殆どの作業を転倒ラインABCDの範囲外で行なう
ことを考えれば、このような過負荷防止機構は非常に不
都合である。
【0046】これに対して、図7の(a)に示す本実施
例の場合は、シリンダ内圧が設定圧Ps 以下となる転倒
危険領域(図では、旋回角35度〜80度の付近)のみ
において、吊り荷許容荷重Ws が空車時定格荷重WRE
なる空車時性能に設定され、それ以外の旋回領域では、
吊り荷許容荷重Ws が満車時定格荷重WRFとなる満車時
性能に設定されている。すなわち、転倒ラインABCD
の範囲内であると否とにかかわらず、所定の広い旋回領
域において十分なクレーン能力を確保することができ、
車体2の安定性を十分に生かすことができる。
【0047】一方、図8の(b)は、従来(特公昭63
ー11279号公報)の積載時における吊り荷許容荷重
s とブーム旋回角との関係を示したものである。ブー
ム6先端のフック10の位置が転倒ラインABCDの内
側であれば満車時の吊り荷性能を確保することができる
が、図のようにブーム6が長い場合には前述した等価積
載量に対応した吊り荷許容荷重Ws しか得られない。す
なわち、満車時性能と空車時性能との間の性能(吊り荷
許容荷重)しか得られず、しかも、積み荷が積載されて
いる側の旋回領域では全ての領域にわたって空車時性能
に近い吊り荷許容荷重で一定し、また、積み荷が積載さ
れていない側の旋回領域では全ての領域にわたって満車
時性能に近い吊り荷許容荷重で一定している。これで
は、積み荷が積載されている側の旋回領域で十分なクレ
ーン能力を発揮できない。
【0048】これに対して、図8の(a)に示す本実施
例の場合は、シリンダ内圧が設定圧Ps 以下となる僅か
な旋回領域(図では、旋回角−50度〜−80度の付
近)でのみ、吊り荷許容荷重Ws が空車時定格荷重WRE
となる空車時性能に設定され、それ以外の極めて広い旋
回領域では、吊り荷許容荷重Ws が満車時定格荷重WRF
となる満車時性能に設定されている。
【0049】また、本実施例の過負荷防止装置30は、
従来のように、旋回角センサやロードセルを必要としな
いため、これらの取り付け作業が不要となる。すなわ
ち、取付け作業が簡単でしかも低コストで済む。
【0050】図9ないし図11は本発明の第2の実施例
を示すものである。第1の実施例では、圧力スイッチ2
2における設定圧Ps を利用して吊り荷許容荷重Ws
して採用する性能曲線(図5参照)の切り換えを行な
い、空車時定格荷重WREと満車時定格荷重WRFのいずれ
か一方を吊り荷許容荷重Ws として選択した。すなわ
ち、WREとWRFとの間の値を吊り荷許容荷重Ws として
採用しなかった。これに対して、本実施例では、空車時
定格荷重WREと満車時定格荷重WRFとの間の値も吊り荷
許容荷重Ws として採用しようとするものである。
【0051】図9に示すように、本実施例の過負荷防止
装置50は、第1の実施例の圧力スイッチ22a,22
bに代わって、左右それぞれのアウトリガジャッキ4,
4のシリンダ内圧を測定する圧力計55a,55bを備
え、また、第1の実施例のモーメントリミッタ40に代
わって、荷重係数演算部52と吊り荷許容荷重演算部5
4とを備えているものであり、その他の構成は第1の実
施例と同一である。
【0052】圧力計55(55a,55b)によって測
定された各アウトリガジャッキ4,4のシリンダ内圧力
値PL ,PR は処理部20の荷重係数演算部52に入力
されるようになっている。そして、荷重係数演算部52
は、これらの圧力値PL ,PR に基づいて荷重係数Sを
算出するようになっている。
【0053】この荷重係数Sは、2つの圧力値PL ,P
R のうち値の小さい方の圧力値が、予め記憶されてある
空車時におけるシリンダ保持圧PE と満車時におけるシ
リンダ保持圧PF との間のどの辺りの値であるかを表わ
す係数であり、以下の式によって算出される。
【0054】 PL ≦PR の時; S=(PL −PE )/(PF −PE ) PL ≧PR の時; S=(PR −PE )/(PF −PE ) また、吊り荷許容荷重演算部54は、作業半径Rに対応
して定格荷重演算部39により算出された2つの定格荷
重WRE,WRFと、荷重係数演算部52によって算出され
た荷重係数Sとに基づいて、吊り荷許容荷重Ws を算出
する。なお、吊り荷許容荷重Ws は、以下の式によって
算出される。
【0055】Ws =WRE+(WRF−WRE)×S このようにして算出された吊り荷許容荷重Ws は、第1
の実施例と同様、比較部41において実荷重Wと比較さ
れ、実荷重Wが吊り荷許容荷重Ws より大きい場合に
は、制御信号出力部42が制御信号を警報ブザー43に
対して、もしくは、ブーム6の動作を停止させる停止用
ソレノイドに対して発信する。これによって、警報ブザ
ー43が鳴って作業者に転倒の危険性が知らされたり、
あるいは、停止用ソレノイドが作動されてブーム6の動
作が強制的に停止される。
【0056】なお、図10は、以上説明した過負荷防止
装置50の作動の流れを示すフローチャートである。以
上説明したように、本実施例の過負荷防止装置50は、
第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得ることができる
とともに、常に情報として左右のアウトリガジャッキ
4,4のシリンダ内圧を呼び込み、その内圧に応じて吊
り荷許容荷重Ws を満車時性能から空車時性能に至る間
で設定することができるため、第1の実施例に比べて吊
り上げ性能の落ち込みが小さく且つ緩やかであり、今持
っている車体2の安定性を十分に生かしてクレーン能力
を有効に活用することができる。
【0057】図11は、本実施例の過負荷防止装置50
の吊り荷許容荷重Ws とブーム旋回角との関係を示した
ものである。図11の(a)は空車時の性能特性を、ま
た、図11の(b)は積載時の性能特性をそれぞれ示し
ている。第1の実施例と比較して吊り上げ性能の落ち込
みが小さく且つ緩やかであることが分かる。
【0058】なお、以上説明した各実施例では、アウト
リガ4,4のシリンダ内圧を利用してアウトリガジャッ
キ4,4の支持力を検出し、シリンダ内圧の変化に基づ
いて吊り荷許容荷重Ws を決定したが、これに限らず、
例えば、アウトリガ4,4の歪み量を検出できる位置に
歪みゲージを設け、この歪みゲージから得られる抵抗値
の変化に基づいて吊り荷許容荷重Ws を決定しても良
い。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の過負荷防
止装置は、車体の安定性を十分に生かしてクレーン能力
を十分に発揮させることができる。また、簡単且つ低コ
ストで車体に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の過負荷防止装置が取り付けられるクレ
ーン付きトラックの側面図である。
【図2】荷を吊り上げた状態のクレーン付きトラックの
正面図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る過負荷防止装置の
構成図である。
【図4】図3の過負荷防止装置の作動の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図5】作業半径と定格荷重との関係を示すグラフ図で
ある。
【図6】ある所定の条件下におけるブーム旋回角とシリ
ンダ内圧との関係を示すグラフ図である。
【図7】(a)は図3の過負荷防止装置の空車時におけ
る性能特性図、(b)は従来の過負荷防止装置の空車時
における性能特性図である。
【図8】(a)は図3の過負荷防止装置の満車時におけ
る性能特性図、(b)は従来の過負荷防止装置の満車時
における性能特性図である。
【図9】本発明の第2の実施例に係る過負荷防止装置の
構成図である。
【図10】図9の過負荷防止装置の作動の流れを示すフ
ローチャートである。
【図11】(a)は図9の過負荷防止装置の空車時にお
ける性能特性図、(b)は図9の過負荷防止装置の満車
時における性能特性図である。
【符号の説明】
1…クレーン付きトラック、2…車体、3…クレーン装
置、4…アウトリガジャッキ、6…ブーム、9…荷台、
22…圧力スイッチ(支持力検出手段)、30,50…
過負荷防止装置、39…定格荷重演算部(定格荷重算出
手段)、37…負荷検出器(負荷検出手段)、40…モ
ーメントリミッタ(許容荷重決定手段)、42…制御出
力信号部(制御信号出力手段)、54…吊り荷許容荷重
演算部(許容荷重決定手段)、55…圧力計(支持力検
出手段)。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウトリガによって車体を支持した状態
    で、それ自身に搭載されたクレーン装置のブームによっ
    て車体の荷台に積荷を積載可能なクレーン付きトラック
    の過負荷防止装置において、 前記クレーン装置のブームの長さ及び起伏角とアウトリ
    ガの張出幅に基づき積載状態での定格荷重と空車時の定
    格荷重を算出する定格荷重算出手段と、 前記アウトリガの支持力を検出する支持力検出手段と、 前記支持力検出手段によって検出されたアウトリガの支
    持力の変化に基づいて前記定格荷重算出手段によって算
    出された積載状態での定格荷重から吊り荷許容荷重を決
    定するが、前記支持力検出手段によって検出されたアウ
    トリガの支持力が空車時の最小値近傍の値を示したとき
    は空車時に求められるべき定格荷重から検出したアウト
    リガの支持力に応じた吊り荷許容荷重を決定する許容荷
    重決定手段と、 前記ブームに作用する負荷を検出する負荷検出手段と、 前記負荷検出手段によって検出された負荷と前記許容荷
    重決定手段によって決定された吊り荷許容荷重とを比較
    し、ブームに作用する負荷が吊り荷許容荷重よりも大き
    い場合に警報またはクレーン装置の作動停止を促す制御
    信号を出力する制御信号出力手段と、 を具備することを特徴とするクレーン付きトラックの過
    負荷防止装置。
  2. 【請求項2】 前記支持力検出手段は、左右のアウトリ
    ガに加わる左右それぞれの支持力を検出し、その小さい
    方の値を支持力検出値とすることを特徴とする請求項1
    に記載のクレーン付きトラックの過負荷防止装置。
  3. 【請求項3】 前記許容荷重決定手段は、前記支持力検
    出手段により検出した左右のアウトリガに加わるそれぞ
    れの支持力の値のうち値の小さい方の値が、予め記憶さ
    れている空車時の支持力と満車時の支持力との間のどの
    辺りの値であるかを表す係数により、前記定格荷重算出
    手段により算出した満車時の定格荷重と空車時の定格荷
    重の間で採用すべき定格荷重の値を変更し、前記支持力
    検出手段により検出した左右のアウトリガに加わるそれ
    ぞれの支持力の値のうち値の小さい方の値に応じて吊り
    荷許容荷重を選定することを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のクレーン付きトラックの過負荷防止装
    置。
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