JP3446501B2 - リラクタンスモータのロータ、及びリラクタンスモータ - Google Patents

リラクタンスモータのロータ、及びリラクタンスモータ

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JP3446501B2
JP3446501B2 JP27916696A JP27916696A JP3446501B2 JP 3446501 B2 JP3446501 B2 JP 3446501B2 JP 27916696 A JP27916696 A JP 27916696A JP 27916696 A JP27916696 A JP 27916696A JP 3446501 B2 JP3446501 B2 JP 3446501B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転電機のリラクタ
ンスモータ及び、そロータに関する
【0002】
【従来の技術】従来のリラクタンスモータは、図13,
図14に示すように電磁鋼板等からなる円板状の高透磁
率材に、ロータ1のd軸インダクタンスとq軸インダク
タンスに差が生じるように、透磁率が低い材質で構成さ
れた溝2が多層に成形され、その外周は全周が接続環3
にて接続されている。この高透磁率材を、図14に示す
ように、ロータ軸方向に数十枚の電磁鋼板等からなる円
板を積層してロータ1が構成されていた。
【0003】このように構成されたリラクタンスモータ
においては、低透磁率材の溝2の積層方向(以下、q軸
と称する)のインダクタンスLqと、q軸と電気角が直
交する方向(以下、d軸と称する)のインダクタンスL
dを比較すると、インダクタンスLqは、前記溝の部分
で透磁率が小さくqパス方向には磁束が通りにくいため
に小さくなる一方、インダクタンスLdは、高透磁率材
が磁路を形成して磁束が通りやすいために大きくなる。
【0004】したがって、LqとLdには差ができ、磁
気的突極性を有して有効にリラクタンストルクを発生す
ることができる。このトルク式を(1)式に示す。この
場合のベクトル図を図15に示す。
【0005】 T=Pn(Ld−Lq)IdIq…………(1) (Pn:極対数、Id:d軸電流、Iq:q軸電流)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、高透磁率材1の外周部分が接続環3にて接
続されているために、図13に示すようにロータの外周
部において接続環部分を通る磁束の回り込み4が生じて
いた。この磁束は、トルクを発生させず損失となる。
【0007】この対策として、接続環3の幅wを細くす
ることが考えられる。しかし、図16に示すように接続
環を細くすると、漏れ磁束による損失の減少により発生
トルクは増加するが、高速回転に耐えることができない
という問題点が生じてしまう。
【0008】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、接続環3での磁束の回り込み4をできるだ
け少なくしたロータを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のロータは、磁束が通りにくいqパス方向と、
磁束が通りやすいdパス方向とを有するように溝を備
え、前記qパス方向の透磁率が高く、前記dパス方向の
透磁率が低い方向性高透磁率材料を用い、前記溝の端部
のみに永久磁石が設けられたので、接続環における過電
流損が小さく、高出力を得ることができる。
【0010】このように、本発明のロータは磁束が流れ
にくいqパス方向と、磁束が流れやすいdパス方向とを
有するように溝を備え、前記溝の端部のみに永久磁石を
設けることにより、接続環における過電流損が小さく、
高出力を得ることが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のロータは磁束が流れにく
いqパス方向と、磁束が流れやすいdパス方向とを有す
るように溝を備え、さらに前記溝の端部のみに永久磁石
が設けられ、前記qパス方向の透磁率が低く、前記dパ
ス方向の透磁率が高い方向性高透磁率材料を用いた構成
をしており、dパス方向にはインダクタンスが高く、q
パス方向にはインダクタンスが低くqパス電流に対して
は、接続環部分で磁束が回り込もうとしても、高透磁率
材の方向性により、磁束の回り込みが生じ難くなる。
【0012】また、磁束が流れにくいqパス方向と、磁
束が流れやすいdパス方向とを有するように溝を設け
さらに前記溝の端部のみに永久磁石が設けられ、前記ロ
ータ本体の材料として前記qパス方向の透磁率が低く、
前記dパス方向の透磁率が高い方向性高透磁率材料を用
いたロータ部材を張り合わせ形成してもよい。
【0013】また、qパス方向とdパス方向とがなす電
気角で90度であることが適している。
【0014】発明のロータは溝の端部に永久磁石を設
けることにより、磁束の回り込みをさらに抑えることが
できる。
【0015】また、磁束が流れにくいqパス方向と、磁
束が流れやすいdパス方向とを有するように溝を備え
【0016】の溝の端部に永久磁石を設けたことによ
り、永久磁石から発生する磁束により、接続環が磁気飽
和を生じる。
【0017】また、磁束が流れにくいqパス方向と、磁
束が流れやすいdパス方向とを有するように多層の溝を
備え、この溝の端部に永久磁石を設けたロータ部材を複
数張り合わせ形成することも可能である。
【0018】また、溝の端部に異なった方向に極性をも
つ複数の永久磁石を設けることにより、磁束量をより多
くし、磁気飽和をより強くする。
【0019】また、溝方向に対して垂直な方向に極性を
もち、溝の端部に備えた永久磁石Aと、この永久磁石A
に隣接する状態で前記溝の内側に溝方向に極性をもつ永
久磁石Bとを備えることにより、磁束量をより多く発生
することが可能である。
【0020】また、溝方向に極性をもつ第1の永久磁石
と、この第1の永久磁石の極性に対して垂直な方向に極
性をもち、且つそれぞれの極性が対向した第2の永久磁
石と第3の永久磁石を第1の永久磁石を溝の幅方向に挟
むように備えた永久磁石を溝に備えることにより同一の
磁石量で発生する磁石量をより多くすることができる。
【0021】また、溝に対して一つ置きに永久磁石を設
けてもよい。また、qパス方向に対して電気角20〜7
0度の位置にある溝の端部に永久磁石を設けたので、回
り込みによる磁束の損失が生じ易い位置に磁石を配置し
たことにより、磁束の回り込みによる損失を抑えること
ができる。
【0022】また、多層の溝を透磁率の低い材質で構成
することもできる。また、本発明のリラクタンスモータ
は上記記載のロータを備えることにより磁束の損失を抑
えることができる。
【0023】以下本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0024】(実施例1) 図1,図2において、11は電磁鋼板等からなる高透磁
率材の円板12を積層したロータであり、このロータ1
1に磁束の通りやすさに差を設けるために複数の直線状
の溝13を設ける。ロータ11の磁束が最も通りやすい
方向は、直線状である溝13と平行な方向であるdパス
方向とし、最も通りにくいqパス方向は溝13と垂直な
方向とする。この溝13によりd軸インダクタンスとq
軸インダクタンスに差が生じるようになる。このロータ
11の円板12の溝13はプレス加工もしくはレーザー
加工等に多層形成されロータの軸方向に数十枚積層して
構成される。ロータ11の外周端部は全周が接続環14
にて接続されており、溝13が開放しない構成とする。
この時、ロータ11を構成する円板は方向性高透磁材か
らなり、溝13の積層方向であるqパス方向に透磁率が
低く、それと電気角で直角な方向であるdパス方向に透
磁率が高い特性を有する方向性を有する。高透磁率材か
らなる円板12同士は必要に応じて接着材等で一体固着
される。
【0025】このように構成されたロータ11はd軸イ
ンダクタンスが高く、q軸インダクタンスが低くなり、
dパス方向とqパス方向との間にインダクタンスの差が
生じるようになる。なお、溝13は透磁率が低い材質で
多層に成形しているが、溝13自体が空であってもよ
い。qパス方向には磁束が流れにくく、qパス方向と電
気角で垂直の方向であるdパス方向には磁束が流れやす
いのでリラクタンスモータのロータとして用いるのに適
している。このような構成により、ロータ11の突極比
が大きくなり、リラクタンストルクをより有効に利用す
ることができる。さらに、q軸電流に対しては、接続環
14部分で磁束が回り込もうとしても、高透磁率材の方
向性と反する方向となるため、磁束の回り込み16が生
じにくくなり、図1に示すロータ外周部での磁束の回り
込み16による損失を低減することができる。
【0026】向性高透磁率材とインダクタンスの関係
を図3(a),図3(b)に示すと、高透磁率材の磁束
が通りやすい方向をa、磁束が通りにくい方向をbとす
る。このグラフは、横軸に磁束の通りやすさの比a/b
を、縦軸にはインダクタンスの比Ld/Lqをとってい
る。この図から、磁束の通りやすさの比が大きい高透磁
率材を使用しても、a/bが2以上になるとd軸インダ
クタンスLdとq軸インダクタンスLqとの差はほとん
ど変化しないことがわかる
【0027】なお、実施例1ではロータ11を高透磁率
材からなる円板12を積層することによって構成してい
るが、円板を積層したロータでなくとも、ロータとして
一体となったものを用いてもよい。また、溝13の形状
は、直線と限らず曲線を描いていてもよく、2極以上の
ロータに適用することができる。
【0028】そして、溝の端部に磁石を設けて、接続環
が磁気飽和を生じるようにして、さらに回り込みを抑え
るようにする
【0029】なお、この時のqパス方向とdパス方向と
の電気角の差は85〜95度、好ましくは90度ずれて
いる。
【0030】(参考例1なお、 図4においては、極数が2を越えるロータ20が
示してある。ロータ部材21は磁束が通りやすい方向を
dパス方向、磁束が通りにくい方向をqパス方向となる
ように複数の溝22を積層するように設ける。この時、
ロータ部材21の材料としてdパス方向の透磁率が高
く、qパス方向の透磁率が低い方向性高透磁率材料を用
いる。
【0031】この時のロータ部材21は円弧を一部に備
えており、ロータ部材21を組み合わせることにより、
この円弧は円周となる。このように得られたロータ20
はロータ部材21ごとにqパス方向、dパス方向を備え
る。よって、このようなロータ部材21を用いて構成し
たロータは複数のq軸,d軸を有するので複数の極性を
有するリラクタンスモータに適している。
【0032】このように、qパス方向には透磁率が低
く、dパス方向には透磁率が高くなるように方向性高透
磁率材を配置して、複数の高透磁率材をロータの周方向
に張り合わせ複数の極性を有するロータ20を提供する
ことが可能である。なお、この時の溝22の端辺23は
ロータ部材の結合面24と平行であり、ロータ20の中
心に向かっていくに従い曲線を描き、結合面24と対向
する結合面25に平行になっている。この時のロータの
qパス方向は磁束が流れにくい方向である、ロータ部材
の中心角Aを半分に分割するような軸である。そしてd
パス方向は磁束が流れやすい方向であり、qパス方向に
垂直な方向である。
【0033】なお、溝22の形状として曲線が示してあ
るが、直線と組み合わせた形状であってもよい。
【0034】(実施例) 次に、実施例について図5,図6を参照して説明す
る。図5に示すように、31は電磁鋼板等からなる円板
を積層した円筒状のロータであり、磁束の通りやすさに
差を設けるために複数の直線状であり平行の溝32を設
ける。ロータ31の磁束が最も通りやすい方向である溝
32と平行な方向をdパス方向とし、最も通りにくい方
向である溝32と垂直な方向をqパス方向とする。溝3
2はd軸インダクタンスとq軸インダクタンスに差が生
じるように、プレス加工もしくはレーザー加工等により
溝32を多層形成する。このロータ31の外周部全周が
接続環33にて接続されている。溝32の端部には、接
続環33が磁気飽和する程度の永久磁石35を設けてい
る。この時の永久磁石の極性は溝の方向に対して垂直な
方向である。このように、低透磁率材からなる溝の端部
に、永久磁石35を埋設することにより、図6に示すよ
うに、フラックスパスに磁束が流れようとし、この時接
続環33に磁束が回り込もうとするが、永久磁石35が
発生する磁束により、接続環33が磁気飽和を生じる。
したがって、ステータに施された電機子巻線による磁束
の接続環33部分での回り込み36は減少される。すな
わち、磁束の回り込みによる渦電流損が低減できる。こ
こで、dパス方向の磁束が通るフラックスパスの端部で
は磁束が打ち消し合うので、磁束が通らなくなる心配は
ない。
【0035】このように本発明では、ロータ外周部での
磁束の回り込み36による損失を低減することができ
る。
【0036】(実施例) 次に、実施例について、図7(a),図7(b)を参
照して説明する。実施例に示す永久磁石は図5に示す
ような、溝32の端部に埋設する永久磁石35について
であり、図7に示すようにロータ外周部に埋設する永久
磁石35は、溝32に垂直な方向であるqパス方向に極
性をもつ永久磁石36aを溝の端部に埋設し、その36
aの溝の内側に36aと接するように、溝に平行な方向
にdパス方向の極性をもつ永久磁石36bを埋設して、
永久磁石を構成する。溝32に対して垂直な方向に極性
をもつ永久磁石36aに、これと垂直な方向に極性をも
つ永久磁石36bを隣接させる。こうすることによって
n方向の磁束が弱めあうが、m方向の磁束は強めあう。
したがって、同一方向に磁化された単体の磁石を用いる
より多くの磁束を利用することができ、接続環に大きな
磁気飽和を生じることができる。
【0037】(実施例) 次に実施例について説明する。図8に示すように溝3
2のロータ端部に、溝32に対して垂直な方向に極性を
もつ永久磁石37a,37cと、溝32の方向であるd
パス方向に平行なqパス方向に極性をもつ永久磁石37
bを、溝32の幅方向に交互に埋設して、ロータ31の
溝に永久磁石を埋設する。ここでも磁石同士が磁石を強
めあい、単体の磁石を用いるより多くの磁束を利用する
ことができ、大きな磁気飽和を生じることができる。実
施例では、永久磁石が二つの例と永久磁石が三つ
の例を示すが、使用する永久磁石の数,永久磁石の極性
と配列は上記実施例に限定されるものではない。
【0038】(実施例) 次に実施例である図9に示すように、ロータ41に永
久磁石42は溝43に対して一つ置きに設けてもよい。
図10は設ける磁石の数と、d軸インダクタンスLdと
q軸インダクタンスLqの比Ld/Lqの関係を示して
いる。横軸は、すべての溝に永久磁石を設けた場合を1
としている。図10より、溝に設けた永久磁石が、溝の
数に対して半数であっても十分に磁気飽和を生じること
ができる。
【0039】(実施例) 次に実施例について説明する。図11に示すように、
ロータ51に永久磁石52は、直線状溝の積層方向(q
パス)に対して、電気角で20〜70度の位置にあると
ころに集中的に設置するとよい。なぜならば図12に示
すように磁石の配置とインダクタンス特性の関係は、q
パスからの角度が45度を中心として最大値となってお
り20〜70度の間に集中的に設置することにより磁石
を効率的に利用することができる。なお、20〜70度
の間のみに設置してもよい。
【0040】なお、上記実施例は、2極モータの構成と
なっているが本発明は2極に限るものではない。また、
ロータに突極性をもたらすための溝も、直線状である必
要もない。
【0041】
【発明の効果】このように請求項1から請求項12記載
の発明によれば、qパス方向とdパス方向のインダクタ
ンス差がさらに大きくなるので、磁束の回り込みによる
損失を少なくすることが可能である。さらには、インダ
クタンス差が大きくなることによりリラクタンスモータ
用のロータとしての諸特性としても優れている。
【0042】そして、磁石を設けることによりさらに磁
束の回り込みを抑えることができる。
【0043】なお、効率的に高透磁率材を利用すること
が可能となる。
【0044】また、請求項,請求項記載の発明によ
れば、溝に設置した磁石により接続環に磁気飽和が生
じ、磁束の回り込みによる損失を抑えることができる。
【0045】また、請求項記載の発明によれば磁束の
回り込みを効率的に抑えることができる。
【0046】また、請求項記載の発明によれば、2つ
の磁石を用いる場合に効率的に磁束量を出力することが
できる。
【0047】また請求項記載の発明によれば、3つの
磁石を用いる場合に効率的に磁束量を出力することがで
きる。
【0048】また、請求項,請求項1記載の発明に
よれば磁石の数を効率的に利用することが可能である。
【0049】また、請求項1記載の発明によれば磁石
の配置を集中的にすることにより、磁石の数を効率的に
利用することが可能である。
【0050】また、請求項1記載の発明によりインダ
ンクタンス差をより大きくすることが可能である。
【0051】また、請求項1記載の発明によれば、高
性能のリラクタンスモータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のリラクタンスモータの断面
【図2】同実施例1のロータの斜視図
【図3】(a)同実施例1の特性を示す図 (b)同実施例1の透磁率の比a/bを示す図
【図4】参考のロータの正面図
【図5】 実施例のロータの正面図
【図6】同実施例の部分拡大図
【図7】(a)施例を示す図 (b)同実施例の部分拡大図
【図8】(a)施例を示す図 (b)同実施例の部分拡大図
【図9】施例のモータの正面図
【図10】同磁石−インダクタンスの特性を示す図
【図11】施例のロータの正面図
【図12】同磁石の配置−インダクタンス特性を示す図
【図13】従来のリラクタンスモータの断面図
【図14】同ロータの斜視図
【図15】同ロータのベクトル図
【図16】同接続環の幅−トルク、回転数特性を示す図
【符号の説明】
11,31 ロータ 13,32 溝 14,33 接続環 35 永久磁石
フロントページの続き (72)発明者 角谷 直之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−274460(JP,A) 特開 平7−303357(JP,A) 特開 平8−115815(JP,A) 米国特許4924130(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 19/10

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁束が流れにくいqパス方向と、磁束が
    流れやすいdパス方向とを有するように溝を有し、前記
    dパス方向の透磁率が高い方向性高透磁率材料を用いて
    構成される回転電機のロータにおいて、前記溝の端部の
    みに永久磁石が設けられるリラクタンスモータのロー
    タ。
  2. 【請求項2】 磁束が流れにくいqパス方向と、磁束が
    流れやすいdパス方向とを有するように溝を有し、前記
    dパス方向の透磁率が高い方向性高透磁率材料を用いて
    構成されるロータ部材を複数張り合わせ形成される
    転電機のロータにおいて、前記溝の端部のみに永久磁石
    が設けられるリラクタンスモータのロータ。
  3. 【請求項3】 qパス方向とdパス方向とがなす電気角
    が90度である請求項1または請求項2記載のリラクタ
    ンスモータのロータ。
  4. 【請求項4】 磁束が流れにくいqパス方向と、磁束が
    流れやすいdパス方向とを有するように溝を備え、前記
    溝の端部のみに永久磁石を設けたリラクタンスモータ
    ロータ。
  5. 【請求項5】 磁束が流れにくいqパス方向と、磁束が
    流れやすいdパス方向とを有するように多層の溝を備
    え、この溝の端部のみに永久磁石を設けたロータ部材を
    複数張り合わせ形成した請求項記載のリラクタンスモ
    ータのロータ。
  6. 【請求項6】 溝の端部に異なった方向に極性をもつ複
    数の永久磁石を設けた請求項または請求項記載の
    ラクタンスモータのロータ。
  7. 【請求項7】 溝方向に対して垂直な方向に極性をも
    ち、溝の端部に備えた永久磁石Aと、この永久磁石Aに
    隣接する状態で前記溝の内側に溝方向に極性をもつ永久
    磁石Bとを備えた請求項記載のリラクタンスモータ
    ロータ。
  8. 【請求項8】 溝方向に極性をもつ第1の永久磁石と、
    この第1の永久磁石の極性に対して垂直な方向に極性を
    もち、且つそれぞれの極性が対向した第2の永久磁石と
    第3の永久磁石を第1の永久磁石を溝の幅方向に挟むよ
    うに備えた永久磁石を溝に設けた請求項記載のリラク
    タンスモータのロータ。
  9. 【請求項9】 溝の数に対して半数以上の溝に永久磁石
    を設けた請求項のいずれか1項に記載のリラクタ
    ンスモータのロータ。
  10. 【請求項10】 溝に対して一つ置きに永久磁石を設け
    た請求項記載のリラクタンスモータのロータ。
  11. 【請求項11】 qパス方向に対して電気角20〜70
    度の位置にある溝の端部に永久磁石を設けた請求項
    のいずれか1項に記載のリラクタンスモータのロー
    タ。
  12. 【請求項12】 多層の溝を透磁率の低い材質で構成し
    た請求項1〜1のいずれか1項に記載のリラクタンス
    モータのロータ。
  13. 【請求項13】 請求項1〜1のいずれか1項に記載
    リラクタンスモータのロータを備えたリラクタンスモ
    ータ。
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